JPH08205275A - 密封型音響変換装置 - Google Patents
密封型音響変換装置Info
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- JPH08205275A JPH08205275A JP4122795A JP4122795A JPH08205275A JP H08205275 A JPH08205275 A JP H08205275A JP 4122795 A JP4122795 A JP 4122795A JP 4122795 A JP4122795 A JP 4122795A JP H08205275 A JPH08205275 A JP H08205275A
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Abstract
波数特性も良好に保たれる密封型スピーカ装置を提供す
ることにある。 【構成】 振動板に取り付けられたボイスコイル部に
対向して、永久磁石部を振動板に弾性的に取り付ける。
Description
水の浴槽、海中等の水中で用いるための密封型音響変換
装置に関するものである。
3にスピーカがある。これは容器1の一部に振動板2が
形成されている。これは、カップ状の器に振動板を接着
して密封して構成される。振動板2の中央にはボイスコ
イル部3を構成する合成樹脂製のボイスコイル用円筒3
0が接着剤によって取り付けられている。このボイスコ
イル用円筒30にはボイスコイル31が巻装されてい
る。4は永久磁石部であって、中心磁極40と、リング
状の永久磁石41と、リング状の磁極42とからなる。
中心磁極40は容器1の底部に取付部10によって取付
けられると共に、円筒30内に挿入されている。永久磁
石41は円筒30の外側で中心磁極40上に取付けられ
ている。磁極42は永久磁石41から発生する磁束は中
心磁極40、磁極42を介してボイスコイル31と交差
するように閉磁路が形成されている。従って、ボイスコ
イル31に信号電流を供給するとボイスコイル部3は信
号電流の大きさに応じて変位し、振動板2を振動させ
る。
4によって示すように例えば、水中で用いると水圧によ
って内方にたわむ。そのため、円筒30がゆがみ永久磁
石部4に対して異常に接近したり離れたりして永久磁石
部4との間のギャップが大きく変化してしまう。これに
より特に低域の変換効率が劣化し、所望の周波数特性の
スピーカ装置を得ることができなかった。また変換効率
の劣化によって熱が発生し、円筒30等を歪めてますま
す変換効率を劣化させるだけでなく接着剤を劣化させて
しまう等の問題が発生した。この水圧は水深、波等によ
って変化してしまうために予め予想して設計することは
不可能である。
変換効率が影響されず、周波数特性も良好に保たれる密
封型音響変換装置を提供することにある。
めの本発明は、一部に振動板を形成した密封型の容器
と、振動板に取り付けたボイスコイル部に対向して配さ
れ振動板に弾性的に取り付けられた永久磁石部とからな
ることを特徴とする密封型音響変換装置に係わるもので
ある。
石部が振動板に取り付けられているため、振動板が外圧
によってたわんでも、ボイスコイル部との相対位置に変
化を生じない。
封型音響変換装置のスピーカについて説明する。従来装
置と同一部分は同一符号を付してその説明を省略する。
の外側でリング状の弾性部材5によって振動板2に取り
付けられる。6は永久磁石部4、振動板2、弾性部材5
及び円筒30によって形成された第1の空間である。7
は中心磁極40、振動板2、及び円筒30によって形成
された第2の空間である。43は第2の空間7が容器1
全体の第3の空間8と連通するために中心磁極40に形
成した貫通孔である。32は第1の空間6と第2の空間
7とを連通するために円筒30の根元の方に複数個形成
した通気孔である。
取り付け支持するものであって、振動板2の音声信号周
波数に対して永久磁石部4を共振させるものでなく、振
動板2が水圧によって内方にたわんだときには同時に永
久磁石部4を内方に変位させるような弾性力を有するも
のである。この弾性力は弾性部材5に形成されスリット
51によって所定の値が得られるようになっている。
動作を説明する。ボイスコイル31に音声電流を供給す
ると、ボイスコイル部3と永久磁石部4との間では相対
的に変位する力が発生する。永久磁石部4は重量が大き
いため、実質的に変位せず、ボイスコイル部3の方が振
動板2を振動させるように変位する。一方、振動板2の
振動によっては永久磁石部4は振動しない。これは、所
定の弾性部材5の支持により、永久磁石部4が音声周波
数に対して共振しないことによる。
は実質的に変位せずに振動板2のみが振動する。そし
て、水圧が大きい場合は、振動板2は内方にたわもうと
するが、リング状の弾性部材5がそのたわみを阻止する
ように作用する。そのため、大きくはたわまない。しか
し、若干のたわみを生ずる。そのときは、永久磁石部4
も同様に内方に変位しボイスコイル部3との相対位置に
変化を生ぜしめない。もちろん、外圧あ内圧より低い環
境にあるときも、永久磁石部3は同様に変位する。
っていないため、これから発生す熱の放熱が難しい。特
に、ボイスコイル部3に接した第1の空間は温度上昇が
著しくなるが、これは、円筒30の孔32、第2の空間
7、貫通孔43によって容積の大きな容器1全体の第3
の空間8と連なっているため、この空間との空気の対流
が円滑になされる。また、貫通孔43は第3の空間8と
連通することにより、バスレス効果をもたらす。
声信号に対する共振防止のためと、振動板2の水圧によ
るたわみに対する円滑な追従のためとの兼合いで、永久
磁石部4の背面側の空間に適当な弾性を有するシリコン
ゴム等を充填することも可能である。また、本発明の密
着型音響変換装置は、雨、湿度に耐えるための屋外用と
しても用いることができる。更に、本発明の密封型音響
装置はスピーカのみならずマイクロフォンにも適用でき
る。
取り付けられているため、振動板が外圧によってたわん
でも、ボイスコイル部との相対位置が変化せず、常時所
定のギャップが維持されることから、大きな外圧が加わ
る状態、使用中に外圧が変動する状態でも音質に劣化や
変動を生じない密封型音響変換装置を提供することがで
きる。
めの弾性部材によって、ボイスコイル部の周辺が容器全
体の空間と隔てられるが、ボイスコイル用円筒に形成し
た孔によってボイスコイル部から発生する熱の対流が円
滑になされ、放熱効果が向上する効果がある。
カの断面図である。
断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 一部に振動板を形成した密封型の容器
と、前記振動板に取り付けたボイスコイル部に対向して
配され該振動板に弾性的に取り付けられた永久磁石部と
からなることを特徴とする防水型音響変換装置。 - 【請求項2】 一部に振動板を形成した密封型の容器
と、前記振動板の中央に取り付けたボイスコイル用円筒
と、前記ボイスコイル用円筒に巻装されたボイスコイル
に対して閉磁路を形成して前記ボイスコイル部を覆うよ
うに配された永久磁石部と、前記永久磁石部を前記振動
板に前記ボイスコイル部の取り付け位置の外周で取り付
けるためのリング状の弾性部材と、前記永久磁石部の前
記ボイスコイル用円筒内に相当する位置に形成された貫
通孔と、前記ボイスコイル用円筒に形成された通気孔と
からなることを特徴とする密封型音響変換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7041227A JP2972108B2 (ja) | 1995-01-20 | 1995-01-20 | 密封型音響変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7041227A JP2972108B2 (ja) | 1995-01-20 | 1995-01-20 | 密封型音響変換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08205275A true JPH08205275A (ja) | 1996-08-09 |
JP2972108B2 JP2972108B2 (ja) | 1999-11-08 |
Family
ID=12602533
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7041227A Expired - Lifetime JP2972108B2 (ja) | 1995-01-20 | 1995-01-20 | 密封型音響変換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2972108B2 (ja) |
-
1995
- 1995-01-20 JP JP7041227A patent/JP2972108B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2972108B2 (ja) | 1999-11-08 |
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