JPH08205015A - 監視用カメラの遠隔制御システム - Google Patents

監視用カメラの遠隔制御システム

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JPH08205015A
JPH08205015A JP7009733A JP973395A JPH08205015A JP H08205015 A JPH08205015 A JP H08205015A JP 7009733 A JP7009733 A JP 7009733A JP 973395 A JP973395 A JP 973395A JP H08205015 A JPH08205015 A JP H08205015A
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JP
Japan
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control
time
control mode
mode
switch
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JP7009733A
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Shunichi Akita
俊一 秋田
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Ikegami Tsushinki Co Ltd
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Ikegami Tsushinki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 伝送回線による遅延の影響を受けずに、操作
性よく監視用カメラを遠隔制御できる監視用カメラの遠
隔制御装置を提供する。 【構成】 操作テーブル12に、動作制御スイッチ21〜33
が押されている間は発生される制御信号による制御が行
われる通常制御モードと、スイッチ操作されることによ
って所定の時間だけ発生される制御信号による制御が行
われる時間制御モードとを切換えるモード切換えスイッ
チ34を設け、時間制御モードが選択されたときは監視用
カメラが微少量制御されるようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遠隔地点に配置された
監視用カメラへ伝送回線を介して制御信号を伝送して、
監視用カメラを載置している雲台やカメラレンズなどを
制御する監視用カメラの遠隔制御システムに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】監視用カメラを用いた監視システムは種
々の用途に使用されている。例えば、プラントの運転状
況の監視、港湾の監視、道路状況の監視等に広く用いら
れている。これらの目的により、監視カメラに要求され
る機能や性能も異なっている。その一つに、ビルの駐車
場を監視する駐車場監視システムがある。このビル駐車
場監視システムにおいては、複数のテレビカメラを駐車
場に配置し、各テレビカメラから出力されるテレビジョ
ン信号をテレビカメラから離れた地点にある監視センタ
へ伝送回線を使用して伝送し、監視センタにあるモニタ
上に映し出される駐車場の画像を見ながら駐車場の混雑
状況を監視するようにしている。
【0003】この場合、各テレビカメラを固定して配置
してしまうと、監視できる範囲が狭くなり、必要な範囲
を監視するにはさらに多くのテレビカメラを配置しなけ
ればならない必要性がある。したがって、テレビカメラ
を雲台の上に設置し、この雲台を上下左右に移動させる
ことによってより広い範囲を監視できるようにしてい
る。また、テレビカメラのレンズも固定焦点とすると監
視しずらい場合もあるので、必要に応じて望遠側または
広角側に駆動できるようにしている。すなわち、ズーム
レンズを用いてモニタ上に映出される画像の拡大縮小を
行うようにしている。また、レンズの焦点を所望の被写
体に合わせるために、遠距離側および近距離側へ調整で
きるようにしている。
【0004】監視用システムにおいては、監視用カメラ
が配置されている場所と、モニタが設置されている監視
センタとは一般に離れているので、上述した調整は遠隔
制御とする必要がある。すなわち、監視センタより伝送
回線を経由して複数の駐車場を監視する場合である。こ
のために、監視センタには、遠隔制御装置が設けられて
いる。この遠隔制御装置の操作テーブルには、上述した
雲台の上下左右の移動を行う為の操作スイッチや、ズー
ムレンズの望遠、拡大を行う為の操作スイッチや、焦点
合わせを行う為の操作スイッチや、絞りの開閉を行う為
の操作スイッチなどが設けられており、監視員はモニタ
上の画面を見ながらこれらのスイッチを操作して所望の
被写体を、所望の大きさ、解像度および明るさの映像と
して監視できるようにしている。一般にこのようなシス
テムに使用する伝送回線は、例を挙げると日本電信電話
株式会社(通称NTT)の第1種映像伝送回線であり、
テレビカメラからの映像信号をNTT端局を通じて伝送
することができる回線である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した監視用カメラ
システムにおいては、駐車場の大きさにもよるが広範囲
に亘って監視するために複数台のテレビカメラを設置し
なければならない。しかし、複数台設置すると、コスト
的にシステムが高価になり、テレビカメラの設置台数が
増えることにより制御が複雑になる欠点がある。しがた
って、テレビカメラの設置台数を少なくするとともに1
台当たりの監視領域を広くする監視用カメラシステムが
要求されてきた。広い監視領域を効率良く監視するため
にはテレビカメラの雲台制御の速度を従来より速くする
ことが求められ、また狭い範囲を細部に亘って効率良く
監視するためには、雲台の移動速度を遅くすることが求
められていた。
【0006】監視用カメラシステムにおいては、監視セ
ンタに設置された遠隔制御装置から出力される制御信号
を伝送回線を介して各監視用カメラへ伝送するようにし
ている場合がある。このような伝送回線を使用する場合
には、通常遅延があるので、リアルタイムの制御を行う
ことができない。すなわち、遠隔制御装置の操作テーブ
ルに設けられたスイッチを操作しても監視用カメラが直
ちに応答して動作しない。また、一般には、伝送回線の
遅れだけでなく、監視用カメラにおいて必要な制御を行
うためのリレー等の応答遅れや、監視センタおよび操作
テーブルが複数ある場合の信号処理の遅れをも考慮する
と、遅延の問題が一層顕著となる。
【0007】また、雲台の制御速度を従来の速度より速
くしたりすると、伝送の遅れによって制御の行き過ぎが
生じて目標とする位置でテレビカメラが停止しないとい
う問題が発生していた。このことを図5を用いてさらに
詳細に説明すると、対象物が図5aの位置にあるとき、
この位置で2倍にズームアップすると、図5bのように
対象物の一部分しかテレビモニタに表示されず、図5a
の+の位置に対象物を持って来るために、再び制御しな
ければならない。また、制御速度を速くすると、合わせ
るのに微調整が必要となるが、このようなシステムでは
それが困難となり、同じような操作を繰り返すことにな
って、操作性がきわめて悪い結果となってしまう欠点が
あった。また、このような欠点を解消するために特公昭
61-25144号公報で開示されている技術があるが、ズーム
制御の状態よりパン/ チルト速度が決められているの
で、監視場の移動を素早く行う点において難点があっ
た。また、端末のカメラ制御部や雲台を改良したりする
ためコストアップにつながり好ましくない。
【0008】本発明の目的は上述した種々の要求を一応
満足しつつ、伝送回線などによる遅れ時間の影響を軽減
して、既存のシステムを大幅に変更することなく安価に
実施することができ、しかも運用性が良好な監視用カメ
ラの遠隔制御システムを提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、遠隔地点に配
置された監視用カメラ装置へシリアル伝送回線を介して
制御信号を伝送して、監視用カメラを載置している雲台
やカメラレンズなどを制御する監視用カメラの遠隔制御
システムにおいて、前記雲台やカメラレンズなどの動作
を制御する為の操作スイッチを操作して得られる制御信
号をシリアル伝送回線を介して伝送して監視用カメラを
制御するモードとして、所定のスイッチがオンされてい
る間、所定の制御をオンする通常の制御モードと、所定
の操作スイッチがオンされることにより予め決められた
時間に亘って監視用カメラの所定の制御量を微少量変化
させる時間制御モードとを設けたことを特徴とするもの
である。本発明による監視用カメラの遠隔制御システム
の好適な実施例においては、前記通常制御モードおよび
時間制御モードのいずれかを選択する選択手段を設け
る。
【0010】
【作用】上述した本発明による監視用カメラの遠隔制御
システムによれば、通常制御モードを選択したときに
は、例えばパンスイッチを操作する場合、スイッチを操
作している間は通常のように連続してパンが行われる
が、時間制御モードを選択したときには、スイッチを押
し続けても予め決められた時間しかパンが行われない。
この時間を適当に選ぶことによって、その際の移動量を
決定することがきる。このことは、パン速度を速くして
も、設定時間を短くすれば小さな移動量が得られること
を意味している。このような方法を採ることにより、通
常制御モードにおける場合の伝送回線などによる遅れ時
間による行き過ぎをそのままとし、時間制御モードで
は、遅れを無視した操作、すなわち微少制御操作を行う
ことができる。また、伝送回線の遅れを無視しての考案
で、パン速度を速くしても微少量制御をさせることがで
きる。この方法は、特公昭61-25144号公報で開示されて
いるようなズーム状態の検出が不要であり、伝送回線を
使用したシステムへそのままの構成で適用可能である。
また、決められた時間しかパン動作が行われないことに
より、微少動作を確実に行うことができる。さらに、伝
送回線を高速回線に変更する必要はないので、安価に実
施することができる。
【0011】
【実施例】図1は本発明による監視用カメラの遠隔制御
システムを用いる監視システムの全体の構成を示すブロ
ック図である。監視センタに設置される遠隔制御装置11
は、操作テーブル12、モニタ13、信号処理装置14、モデ
ム15およびNTT端局9を具えており、監視員はモニタ
13上に映出される画像を監視しながら操作テーブル12に
設けられたスイッチを操作することによって信号処理装
置14から制御信号を発生させる。このようにして発生さ
せた制御信号を、モデム15を介し、NTT端局9を通じ
てNTT第1種映像伝送回線16へ伝送する。NTT第1
種映像伝送回線16を介して伝送された制御信号は、遠隔
地に設けられた、NTT端局10を通じて端末装置17のモ
デム18を介して端末処理装置19へ伝送され、ここで作成
された駆動信号を監視用カメラ2 へ供給し、監視用カメ
ラを所望のように動作させることができる。
【0012】上述したモデム18、端末処理装置19および
監視用カメラ20を含む端末装置17で監視用カメラ装置を
構成している。ここで、監視カメラ20で被写体を撮像し
て得られる画像信号は、NTT端局10を介してNTT第
1種映像伝送回線16を通して遠隔制御装置11へ伝送さ
れ、NTT端局9を介してモニタ13へ供給され、モニタ
上で監視用カメラ20で撮像した画像を映出するようにし
ている。
【0013】図2は遠隔制御装置11の操作テーブル12の
一例の構成を示すものである。本例では、2台の監視用
カメラ20の動作を一台の遠隔制御装置11によって制御す
るものであるので、操作テーブル12にはカメラ切換えス
イッチ21を設ける。このスイッチ21を押す度に2台の監
視用カメラのいずれかが交互に選択される。また、操作
スイッチの個数を少なくするために、幾つかのスイッチ
を2つの機能の間で切換えて使用するように構成されて
おり、この機能の切換えを行うスイッチ22が設けられて
おり、このスイッチには、「上下旋回/F, I 」の表示が
あり、ランプが点灯した方の機能が選択されることを表
示するようになっている。すなわち、「上下旋回」のラ
ンプが点灯するときは、テレビジョンカメラを載置した
雲台の上下左右の旋回動作が行われ、「F,I 」 のラン
プが点灯するときには、焦点調整および絞り調整が行わ
れるものであり、以後前者を上下旋回モード、後者をレ
ンズモードと呼ぶことにする。
【0014】操作テーブル12には、さらにズームレンズ
を望遠側および広角側に調整するためのズームアップス
イッチ23と、ズームダウンスイッチ24とが設けられてい
る。これらのスイッチ23および24は頻繁に使用される可
能性があるので、上述した機能切換えスイッチ22の切換
えとは無関係とし、常時ズームアップ、ズームダウン機
能を果たすものである。操作テーブル12には、さらに、
スイッチ25〜33が3列×3行で配列されており、四隅の
スイッチ25, 27, 31, 33は2つの機能を有しているが、
それ以外のスイッチ26, 28, 29, 30, 32は単一の機能し
か持っていない。これらのスイッチの機能自体は周知で
あるので、以下簡単に説明する。 スイッチ25: 上下旋回モードでは左上旋回 レンズモードでは絞り開 スイッチ27: 上下旋回モードでは右上旋回 レンズモードでは絞り閉 スイッチ31: 上下旋回モードでは左下旋回 レンズモードでは遠距離側に焦点調整 スイッチ33: 上下旋回モードでは右下旋回 レンズモードでは近距離側に焦点調整 スイッチ26: 上旋回 スイッチ28: 左旋回 スイッチ30: 右旋回 スイッチ32: 下旋回 中央の「連続」と表示されたスイッチ29は、連続動作モ
ードの入り/切りを設定するスイッチであり、連続モー
ドが選択されたときには、上述したカメラ制御スイッチ
を一回押すことにより、以後は当該スイッチを押し続け
なくてもこのスイッチに関連した動作が連続して行われ
るものとなる。この連続動作を停止させるには、連続ス
イッチ29を再度押すかまたは当該カメラ制御スイッチを
押せば良い。一方、連続モードを選択しない場合には、
カメラ制御スイッチを押している間だけ制御が行われる
ことになる。このような連続スイッチ29を設けることに
よってカメラを大きな範囲に亘ってパンしたりする場合
の操作性を向上することができる。
【0015】操作テーブル12にはさらに、モード切換え
スイッチ34が設けられている。このモード切換えスイッ
チ34は、制御モードを通常制御モードと時間制御モード
とで切換えるものである。通常制御モードでは、上述し
た連続スイッチ29によって連続モードが選択されていな
い場合には、カメラ制御スイッチを押している間だけ操
作されたスイッチに関連する動作の制御が行われるが、
時間制御モードが選択されている場合には、カメラ制御
スイッチを押し続けても予め決められた時間だけしか動
作制御が行われないように構成されている。
【0016】以下、このモード切換えスイッチ34の機能
について図3および図4に示す波形図を参照して説明す
る。図3a〜3cは通常制御モードが選択されているとき
に、右方向パンスイッチ30が操作された場合の動作を示
すものである。図3aに示すようにモード切換えスイッチ
34が通常制御モードに設定されている状態で、図3bに示
すようにスイッチ30が時刻t1 において押されると、こ
れから約0.5 秒の遅延時間τが経過した時刻t2 におい
て監視用カメラにおいて雲台が右方向への回転を開始す
る。ここで、パン速度は、例えば6度/秒に設定されて
いるものとする。したがって、スイッチ30を3秒間押し
続けた後、時刻t3 において放すと、監視用カメラは遅
延時間τだけ回動を続け、時刻t4 において停止するこ
とになる。このようにして、監視用カメラは18度右方向
へパンしたことになる。
【0017】図4a〜4cは時間制御モードが選択されてい
るときに、同じく右方向パンスイッチ30が操作された場
合の動作を示すものである。図4aに示すようにモード切
換えスイッチ34が時間制御モードに設定されている状態
で、図4bに示すようにスイッチ30が時刻t1 において押
され、3秒間経過した時刻t4 において放されたとする
と、時刻t1 から約0.5 秒の遅延時間τが経過した時刻
t2 において監視用カメラにおける雲台が右方向への回
転を開始する点は上述した通常制御モードの動作と同じ
である。だたし、本例では時間制御モード時のパン速度
は、通常制御モードにおけるパン速度よりも低い値に設
定されており、例えば3度/秒に設定されているものと
する。また、時間制御モードにおける制御時間は一定の
時間、例えば1秒間に設定されている。したがって、時
刻t2 おいて右方向の回動が開始された後、1秒の時間
が経過した時刻t3 においてそのときのスイッチ30の状
態にかかわりなく監視用カメラの回動は停止することに
なる。このようにして、監視用カメラは3度右方向へパ
ンしたことになる。ここで、再度右方向へパンしたい場
合には、スイッチ30を再度押せば良い。
【0018】本発明は上述した実施例に限定されるもの
ではなく、幾多の変更や変形が可能である。例えば、端
末装置の仕様として、設定時間のデータを複数個設けて
おき、その何れを選択するかを遠隔装置側に委ねること
も考えられる。遠隔装置側では、一つの操作テーブルで
複数の端末を択一選択して操作するので、予め端末毎に
最適な設定値をセットしておき、端末を選択する毎にそ
の選択情報を端末側に伝送し、端末側で伝送された選択
情報に基づいて制御することも容易である。このような
場合、選択情報ではなく直接時間情報を受けることも考
えられる。
【0019】また、上述した実施例では、二つの制御モ
ードの切換えを遠隔装置側で行い、制御情報として通常
制御モードと時間制御モードとを区分したデータを端末
に伝送し、端末側では受けた制御情報を解読し、それが
時間制御のデータであれば、予め決められた時間だけ制
御するようにしている。本発明では、このようは方式の
代わりに、通常制御のための信号と制御モードの選択信
号とを端末側まで伝送し、端末側で制御モードの選択信
号が時間制御を選択していると判断した場合、端末側
で、通常制御信号の解読を時間制御に変更し、その結果
で監視カメラを制御するような方式も考えられる。この
ような方式において、同一の監視用カメラを複数箇所か
ら制御することが可能なシステムの場合、端末装置とし
ての制御モードの設定に、2か所から異なる設定をする
場合に衝突が起こり得ることになり、不都合を生じる。
したがって、このような方式は、複数箇所から同一テレ
ビカメラを制御しないシステムにのみ使用可能である。
【0020】また、単一の制御項目について単一のカメ
ラ操作スイッチと、これらの操作スイッチの制御モード
を切換える操作モード切換えスイッチを設ける方式では
なく、例えば雲台の左旋回の場合、通常制御モードのた
めの操作スイッチと、時間制御のための操作スイッチと
を独立に設けるようなことも考えられる。この場合、操
作スイッチが増加するが、必要とされる監視のための機
能によっては、この方が運用性に優れる場合も考えられ
る。また、監視目的や監視対象によっては、監視用カメ
ラの制御項目全てに時間制御を必要としない場合も考え
られる。雲台制御のみに時間制御が必要になる場合もあ
り、また焦点合わせの場合に必要となることも予想され
る。さらに、操作テーブルに設ける動作制御スイッチの
構成および配置は上述した実施例に限定されず、種々の
変形が可能であり、例えば監視用カメラの雲台を上下左
右に駆動するのにジョイスティックを用いることもでき
る。
【0021】上述したように、本発明においては、通常
制御モードに時間制御モードを追加したので、通常制御
モードとは独立な微少制御を確実に行えることができる
ようになった。また、この時間制御モードを追加するに
当たって、制御モードの着替えスイッチを設けて、操作
時に任意に切換えるようにしたので、追加に当たっての
操作テーブルの変更も僅かで済んでいる。時間制御モー
ドでは動作制御スイッチを押している時間とは無関係に
予め決められた時間だけ制御が行われるようにしたた
め、通常制御における動作速度とを高速にした場合、通
常制御では伝送遅れによる行き過ぎが顕著に現れるが、
時間制御モードにすることにより、旋回速度に影響され
ず、また伝送遅れによる行き過ぎを気にすることなく、
微少動作を確実に行うことができる。特に、上述した実
施例のように、時間制御モードにおける動作速度を通常
制御モードにおける制御速度よりも遅くする場合には、
所望の状態に近付いた時点で時間制御モードに切換える
ことによって微少な制御が行われているので、より正確
かつ容易に最適な状態に制御することができる。また、
通常制御モードにおける制御速度を比較的高速とするこ
とができるので、所望の状態の近傍まで迅速に駆動する
ことができ、運用性が向上することになる。
【0022】
【発明の効果】上述した本発明による監視用カメラの遠
隔制御システムによれば、監視用カメラの動作制御スイ
ッチを押している間だけ動作制御が行われる通常制御モ
ードの他に、動作制御スイッチが一度操作されることに
よって予め決められた一定の時間だけ動作制御が行われ
る時間制御モードを設けるとともにこれらの制御モード
を切換えるように構成したので、以下のような効果が得
られる。広範囲の監視領域をカバーする際の運用性を向
上させながら、且つ狭い範囲の細部の監視の操作性を向
上できる。制御の伝送ラインの時間的な遅れや、制御信
号の処理遅れに拘らず、微少な制御が確実に行える。従
来の一般的な制御方法に対して、追加等が少なく、従来
システムにも追加可能である。時間制御モードを追加す
るに当たって、主に制御のプログラムを変更するのみで
可能である。通常制御での監視用カメラの状態を所望の
状態の近傍に迅速に設定し、次に時間制御モードで監視
用カメラの状態を所望の状態付近を微細に設定できるの
で、監視領域の変更やレンズ操作の自由度を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による遠隔制御システムを適用
した遠隔監視システムの全体の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】図2は、本発明による遠隔制御システムの一実
施例における操作テーブルの構成を示す平面図である。
【図3】図3a〜3cは、通常制御モードでの動作を示
す波形図である。
【図4】図4a〜4cは、時間制御モードにおける動作
を示す波形図である。
【図5】図5a〜5bは、従来の遠隔制御システムの動
作を示す線図である。
【符号の説明】
9, 10 NTT端局 11 遠隔制御装置 12 操作テーブル 13 モニタ 14 信号処理装置 15 モデム 16 NTT第1種映像伝送回線 17 端末装置 18 モデム 19 信号処理装置 20 監視用カメラ 21〜33 動作制御スイッチ 34 モード切換えスイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遠隔地点に配置された監視用カメラ装置
    へシリアル伝送回線を介して制御信号を伝送して、監視
    用カメラを載置している雲台やカメラレンズなどを制御
    する監視用カメラの遠隔制御システムにおいて、前記雲
    台やカメラレンズなどの動作を制御する為の操作スイッ
    チを操作して得られる制御信号をシリアル伝送回線を介
    して伝送して監視用カメラを制御するモードとして、所
    定のスイッチがオンされている間、所定の制御をオンす
    る通常の制御モードと、所定の操作スイッチがオンされ
    ることにより予め決められた時間に亘って監視用カメラ
    の所定の制御量を微少量変化させる時間制御モードとを
    設けたことを特徴とする監視用カメラの遠隔制御システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記通常制御モードおよび時間制御モ
    ードのいずれかを選択するモード切換え手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の監視用カメラの遠隔制
    御システム。
  3. 【請求項3】 前記時間制御モードにおいて、操作スイ
    ッチに対応する設定時間についてのデータを複数設け、
    遠隔制御する操作部でこの複数のデータから択一選択し
    て制御するようにしたことを特徴とする請求項1に記載
    の監視用カメラの遠隔制御システム。
JP7009733A 1995-01-25 1995-01-25 監視用カメラの遠隔制御システム Pending JPH08205015A (ja)

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