JPH08205010A - 電子機器回動機構 - Google Patents

電子機器回動機構

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JPH08205010A
JPH08205010A JP7012595A JP1259595A JPH08205010A JP H08205010 A JPH08205010 A JP H08205010A JP 7012595 A JP7012595 A JP 7012595A JP 1259595 A JP1259595 A JP 1259595A JP H08205010 A JPH08205010 A JP H08205010A
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fpc
camera
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electronic circuit
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JP7012595A
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Hiroki Amano
浩己 天野
Takahiro Motobe
隆弘 本部
Masanori Morishita
征紀 森下
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2軸の回動部を有し、かつ被覆線材とFPC
にて1対の電子回路ユニットを電気的に接続させる、小
型な電子回路回動機構を提供することを目的とする。 【構成】 保持した一対の電子回路ユニットを2軸につ
いて回動可能とした回動部に、被覆線材を芯として螺旋
状に取り巻いたFPCを配設した構成を有したことによ
り、FPCの螺旋部において一部が重なるので、必要な
寸法が小さくなるばかりでなく、被覆線材がガイド部材
を兼ねるので、小型かつ低コストな電子機器回動機構を
構成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラ一体型ビデオテ
ープレコーダなどに使用する、電子機器回動機構に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、カメラ一体型ビデオテープレコー
ダにおいては、様々な新しい使用形態が提案されてきて
いるが、このなかで撮影者が自らを撮影するニーズも増
加している。このニーズに応えるためには、カメラユニ
ットを手前に回動させた場合、映像を上下反転させるた
めの電子回路が新たに必要となり、コストが大幅に増大
してしまう。そこでこの対策として高価な電子回路を廃
止し、代わりにカメラユニットを手前に向けたときカメ
ラの光軸まわりに回動させる安価な機構を追加すること
により、上下反転させる方法が必要となる。カメラユニ
ットと本体ユニットの間の電気的接続には、通常フレキ
シブルプリント基板(以下FPCと記す)が使用される
が、互いに回動する2つの電子回路ユニットの間には、
回動によってこのFPCが切れないように、従来から特
別な回動機構が設けられている。
【0003】従来の電子機器回動機構について説明す
る。図3は従来の電子機器回動機構であって、1軸のみ
を有する場合、図4は従来の電子機器回動機構であっ
て、2軸を有する場合の側断面図をそれぞれ示したもの
である。
【0004】1軸のみの場合、図3に示すように可撓性
電子基板であるFPC101は、一端をカメラケース1
05にタッピングビス122で固定した電子回路ユニッ
トであるカメラ基板103に接続し、他端を本体ケース
117にタッピングビス122で固定した電子回路ユニ
ットであるメイン基板104に接続している。FPC1
01は一方をカメラFPC溝110aにおいて回転ホル
ダー110に保持され、他方をFPC取付部材106に
設けた本体FPC溝106aにおいてFPC取付部材1
06に保持されている。さらに、FPC101は巻回部
101aをFPC取付部材106に構成した本体FPC
巻回部106cに巻きつけて配設している。
【0005】カメラケース105はカメラフレーム11
6にビス111で固定されている。補強フレーム112
の円孔部周辺かつ両面には摺動性に優れた樹脂材料で構
成した円環状の摩擦板113が固着されている。回動ホ
ルダー110のボス部には弾性体で構成した円環状の波
ワッシャ115と前記補強フレーム112の前記円孔部
と円環状の本体固定板114を挿入し、一方回動ホルダ
ー110のボス部と相反する面にはカメラフレーム11
6を固定し、このカメラフレーム116と本体固定板1
14をビス111で固定することにより補強フレーム1
12は回動ホルダー110のボス部における回動軸につ
いて回動可能に保持されている。また、波ワッシャ11
5は回動ホルダー110に対して回動を規制されてい
る。補強フレーム112にはFPC取付部材106が固
定されている。
【0006】補強フレーム112には本体ケース117
がビス111にて固定されている。なお、補強フレーム
112には回動ホルダー110がその回動軸について回
動角度を規制するストッパー部(図示せず)を設けてい
る。
【0007】以上のように構成された電子機器回動機構
について、以下その動作を説明する。
【0008】カメラケース105を本体ケース117に
対して回動させるとき、FPC101の巻回部101a
が締まったり緩んだりすることにより、FPC101が
ねじれて切れることなく回動させることができる。ま
た、ストッパー部により、所定の回動角度以上に回動し
てFPCが切れてしまうことを防止している。
【0009】2軸の場合は、図4に示すように補強フレ
ーム212に第1および第2の円孔部を有し、一方にカ
メラユニット、他方に本体ユニットがそれぞれ回動可能
に保持されており、図3に示した1軸のみの電子機器回
動機構を1対組合わせた構成を成している。補強フレー
ム212には回動ケース219を取り付けている。
【0010】その他の構成は1軸のみの場合(図3)と
同様である。また、以上のように構成された電子機器回
動機構についても、その動作は1軸のみの場合と同様で
ある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のよう
に2軸に対してそれぞれFPCの巻回部を構成した場
合、縦横共にFPCの幅の2倍以上の寸法が必要となる
ため、回動機構の小型化が困難であった。また、2箇所
のFPC巻回部について、FPCの位置規制をおこなう
FPC取付部材が必要となるが、組み付け方向の違いに
よる組立性の悪化や部品点数の増加によるコストアップ
を余儀なくされるという課題を有していた。
【0012】本発明は前記課題を解決するもので、電子
回路ユニットを電気的に接続させる被覆線材とFPCに
ついて、被覆線材を芯としてFPCを螺旋状に取り巻い
て配設することにより、回動機構を小型化することがで
きる電子回路回動機構を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の電子機器回動機構は、一対の電子回路ユニッ
トと、一対の電子回路ユニットを電気的に接続させる被
覆線材と、被覆線材を芯として螺旋状に取り巻いて配設
し、かつ一対の電子回路ユニットを電気的に接続させる
可撓性電子基板と、それぞれの軸について回動し得る複
数の回動部を有し、かつ一対の電子回路ユニットを保持
する回動部材とからなる構成を有している。
【0014】
【作用】本発明は上記した構成により、FPCの螺旋部
において一部が重なるので、FPCの幅の2倍もの寸法
は不要となるばかりでなく、被覆線材がガイド部材を兼
ねるので、従来のような複雑な形状、構成のガイド部材
は不要となり小型かつ低コストな電子機器回動機構を構
成することができる。
【0015】
【実施例】以下第1の発明の実施例について、図面を参
照しながら説明する。
【0016】図1は本発明の電子機器回動機構の分解斜
視図を示したものである。図2は本発明の電子機器回動
機構の側断面図を示したものである。
【0017】図2に示すように、可撓性電子基板である
FPC1および被覆線材2は、いずれも一端をきょう体
であるカメラケース5にタッピングビス22で固定した
電子回路ユニットであるカメラ基板3に接続し、他端を
もう一方のきょう体である本体ケース16にタッピング
ビス22で固定した電子回路ユニットであるメイン基板
4に接続している。被覆線材2は、一方をカメラ線材孔
5bにおいてカメラケース5に保持され、他方をFPC
取付部材6に設けた本体線材孔6bにおいてFPC取付
部材6に保持されている。FPC1は一方をカメラFP
C溝5aにおいてカメラケース5に保持され、他方をF
PC取付部材6に設けた本体FPC溝6aにおいてFP
C取付部材6に保持されている。さらに、FPC1はカ
メラケース5に構成したカメラFPC巻回部5cからF
PC取付部材6に構成した本体FPC巻回部6cの間
に、被覆線材2を芯として螺旋状に取り巻いた螺旋巻回
部1aを成して配設している。
【0018】中空の回動部材である回動ホルダー10の
側面ボス部に円環状のケース取付部材8と円環状のケー
ス固定板9を挿嵌し、回動ホルダー10とケース固定板
9とをビス11で固定することにより、ケース取付部材
8は回動ホルダー10の側面ボス部における、カメラの
光軸と同軸上の第1の回動軸について回動可能に保持さ
れている。カメラケース5はカメラ基板3をシールドす
るシールド部材であるカメラシールド板21と共にケー
ス取付部材8にタッピングビス22で固定されている。
カメラ基板3にはレンズユニット7が固定されている。
なお、ケース取付部材8には回動ホルダー10の第1の
回動軸について最大180度まで回動可能なカメラスト
ッパー部(図示せず)を設けている。
【0019】補強フレーム12の円孔部周辺かつ両面に
は摺動性に優れた樹脂材料で構成した円環状の摩擦板1
3が固着されている。回動ホルダー10の底面ボス部に
は弾性体で構成した円環状の波ワッシャ15と前記補強
フレーム12の前記円孔部と円環状の本体固定板14を
挿入し、一方回動ホルダー10の底面であってボス部と
相反する面にはアングル17を固定し、このアングル1
7と本体固定板14をビス11で固定することにより補
強フレーム12は回動ホルダー10の底面ボス部におけ
る第2の回動軸について回動可能に保持されている。ま
た、波ワッシャ15は回動ホルダー10に対して回動を
規制されており、アングル17には回転ケース19がビ
ス11により固定されている。補強フレーム12にはF
PC取付部材6が固定されている。補強フレーム12に
は本体ケース16がビス11にて固定されている。
【0020】なお、補強フレーム12には回動ホルダー
10の第2の回動軸について最大270度まで回動可能
な本体ストッパー部(図示せず)を設けている。
【0021】以下第2の発明の実施例について説明す
る。図1および図2に示すように、カメラシールド板2
1は被覆線材2とFPC1をカメラケース5との間に挟
んで固定した状態で、ケース取付部材8にタッピングビ
ス22で固定している。その他の構成は第1の発明の実
施例と同じである。
【0022】以上のように構成された電子機器回動機構
について、以下その動作を説明する。
【0023】第1の発明、第2の発明いずれについて
も、自分撮りを行う場合、先ずカメラ部を手前に向ける
ために前記第2の回動軸について270度の範囲内で回
動させ、次に映像を上下反転させるために前記第1の回
動軸について180度回動させる。FPC1の螺旋巻回
部1aが締まったり緩んだりすることにより、FPC1
がねじれて切れることなく回動させることができる。こ
こで、第1の回動軸と第2の回動軸の回動の順序はいず
れが先でも、あるいは同時であっても、得られる効果は
同じである。また、今回は回動角度を270度と180
度に設定したが、この角度が異なってもよい。なお、本
実施例では電子回路ユニットを電気的に接続する被服線
材を芯とし、可撓性電子基板をFPCで構成したが、被
服線材は可撓性の線材であれば、必ずしも電気的に接続
するための線材でなくてもよく、また可撓性電子基板も
かならずしもFPCでなくとも可撓性の導電材であれば
同様の効果が得られる。
【0024】また、第2の発明については、カメラシー
ルド板21にて被覆線材2やFPC1を固定しているの
で、被覆線材2のカメラ線材孔5b出口近傍や、FPC
1のカメラFPC溝5a出口近傍の湾曲部はカメラ基板
3やレンズユニット7に当たらない。
【0025】
【発明の効果】以上のように第1の発明の本実施例によ
れば、一対の電子回路ユニットと、この一対の電子回路
ユニットを電気的に接続させる被覆線材と、この被覆線
材を芯として螺旋状に取り巻いて配設し、かつ前記一対
の電子回路ユニットを電気的に接続させる可撓性電子基
板と、それぞれの軸について回動し得る複数の回動部を
有し、かつ前記一対の電子回路ユニットを保持する回動
部材とからなる構成を有したことにより、FPCの幅の
2倍もの寸法が不必要となるばかりでなく、被覆線材が
ガイド部材を兼ねるので、小型かつ低コストな電子機器
回動機構を構成することができ、その実用的効果は大き
い。
【0026】また第2の発明の本実施例によれば、請求
項1の電子機器回動機構において、電子回路ユニットを
電磁的にシールドするシールド部材で被覆線材と可撓性
電子基板とを固定したことにより、被覆線材のカメラ線
材孔出口近傍や、FPCのカメラFPC溝出口近傍の湾
曲部がカメラ基板やレンズユニットに当たることを防止
できるので、被覆線材やFPCの傷つきやレンズユニッ
トへの負荷による光軸の曲がりなど、性能の劣化を防ぐ
ことができ、その実用的効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1および第2の発明の一実施例における電子
機器回動機構の分解斜視図
【図2】第1および第2の発明の一実施例における電子
機器回動機構の側断面図
【図3】従来の1軸の電子機器回動機構の側断面図
【図4】従来の2軸の電子機器回動機構の側断面図
【符号の説明】
1 FPC 2 被覆線材 3 カメラ基板 4 メイン基板 5 カメラケース 5a カメラFPC溝 5b カメラ線材孔 5c カメラFPC巻回部 6 FPC取付部材 6a 本体FPC溝 6b 本体線材孔 6c 本体FPC巻回部 7 レンズユニット 8 ケース取付部材 9 ケース固定板 10 回動ホルダー 11 ビス 12 補強フレーム 13 摩擦板 14 本体固定板 15 波ワッシャ 16 本体ケース 17 アングル 19 回転ケース 21 カメラシールド板 22 タッピングビス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれに電子回路ユニットを納めた一
    対のきょう体と、 この一対のきょう体をそれぞれ独立した回動部を介して
    連結した中空の回動部材と、 この回動部材に納めた、前記電子回路ユニットを電気的
    に接続させる被覆線材と、 この被覆線材を芯として螺旋状に取り巻いて前記回動部
    材に納めた、前記電子回路ユニットを電気的に接続させ
    る可撓性電子基板とからなる電子機器回動機構。
  2. 【請求項2】 電子回路ユニットを電磁的にシールドす
    るシールド部材で被覆線材と可撓性電子基板とを固定し
    たことを特徴とする請求項1記載の電子機器回動機構。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040017390A (ko) * 2002-08-21 2004-02-27 주식회사 씨티앤컴 감시카메라
US7619682B2 (en) 2004-01-23 2009-11-17 Sony Corporation Turning hinge mechanism and image pick up device
TWI687651B (zh) * 2019-04-15 2020-03-11 晶睿通訊股份有限公司 以螺旋狀軟性電路板進行訊號傳輸的監控攝影設備

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TWI687651B (zh) * 2019-04-15 2020-03-11 晶睿通訊股份有限公司 以螺旋狀軟性電路板進行訊號傳輸的監控攝影設備

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