JP2002112081A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP2002112081A
JP2002112081A JP2000303261A JP2000303261A JP2002112081A JP 2002112081 A JP2002112081 A JP 2002112081A JP 2000303261 A JP2000303261 A JP 2000303261A JP 2000303261 A JP2000303261 A JP 2000303261A JP 2002112081 A JP2002112081 A JP 2002112081A
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imaging
body case
imaging device
image pickup
optical lens
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JP2000303261A
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Seiji Kishikawa
誠司 岸川
Eiji Niikura
栄二 新倉
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮像方向が可変できるように構成された撮像
装置において、小型化に適し、且つ使用者による操作時
の負荷や衝撃による破損を防止し、外部からの電気的な
妨害に強い撮像装置を提供する。 【解決手段】 撮像手段を電気遮蔽部材が施された保護
カバー19で覆った回動部9を、ボディーケース2に配
設された支持部材4で回動自在に支持し、保護カバー1
9の内部周面と撮像手段間に配設された環状部を有する
FPC17で撮像手段と回路基板20を電気的に接続
し、ボディーケース2外に操作部を有する操作つまみ3
を操作して、これに係合する回動部9の回転軸に回転力
を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像装置の構成に
関するもので、特に撮像方向が所望の方向に変えられる
ように構成した小型の撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、特開平8−223492号公報
に示された従来の撮像装置の外観を示す外部斜視図であ
り、図10は、その撮像装置の内部構造を部分的に開示
した内部斜視図である。
【0003】ボディーケース101の内部において、撮
像画面上に結像された画像を電気信号に変換する撮像素
子105と撮像画面上に画像を結像する光学レンズ10
6とからなる撮像手段102は一体的に形成され、回転
軸150を中心に回動可能に撮像装置本体に保持されて
いる。
【0004】この撮像素子105と本体108に配設さ
れた信号処理回路(図示せず)とは、フレキシブルプリ
ント配線板(以下FPCと称す)等で形成された電気的
接続手段107によって電気的に接続される。この電気
的接続手段107は、回転軸150の近傍でコイル状に
巻かれて、撮像手段102が回動しても、FPCに折れ
目が発生して捩じり切れないように配慮されている。
【0005】撮像手段102は、滑り止めとレンズ孔が
形成されたローレット104(図9)によって覆われ、
使用者が、このローレット104を矢印方向に手動によ
り回すことによって撮影方向が調整される。このときF
PCのコイル状部分は巻締まり或いは巻緩みによって捩
じれを吸収する。尚、本体全体はボディーケース101
によって覆われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のような構成の従
来の撮像装置では、使用者が撮影方向を変える場合、そ
の駆動力が直接撮像手段に作用するため、撮像手段の内
部の撮像素子や光学部材にも力学的な歪みが発生する危
険性が高く、画像に悪影響を与えるなどの問題があっ
た。
【0007】また、携帯用として使用する場合などに
は、落下衝撃が撮像手段に直接作用するため、撮像手段
が破損する危険性が高い問題があった。
【0008】また、使用者が撮影方向を変える場合に、
操作時の力が実際に駆動したい方向以外の方向(例えは
回転軸150の軸方向)にも作用するため、撮像手段を
回動自在に支持している支持部分の負荷が大きくなり、
構成部材の破損につながる恐れがあった。
【0009】また、電気的接続手段が撮像手段に入射す
る入射光を遮らないように撮像手段とは別の場所に配置
されており、その分のスペースを要するために機器の小
型化に不利になるなどの問題があった。
【0010】また、撮像素子及び電気的接続手段は、電
気的にはむき出しであるため外部からの電気的妨害によ
り画像劣化を招くなどの問題があった。
【0011】また、電気的接続手段は、撮像手段の回動
に伴う巻絞り或いは巻緩みによりボディーケース内で形
状変化するため、他の構造部材に引っかかって破断する
などの恐れがあった。
【0012】本発明の目的は、以上ような強度的問題点
や、性能的な問題点を解消した撮像装置を提供すること
にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の撮像装置は、
光学レンズによって撮像面上に結像した画像を画像情報
として電気信号に変換する撮像手段と、前記撮像手段の
撮像方向を示す方向ベクトルが所定の仮想平面上を放射
状に移動できるように前記撮像手段の回転軸を支持する
支持部材と、前記撮像手段と前記支持部材とを内部に収
納し、前記支持部材を固定配置したボディーケースと、
前記電気信号を伝達するため、前記ボディーケース内に
配置された回路基板と前記撮像手段とを電気的に接続す
る電気的接続手段と、操作部が前記ボディーケースの外
側にあって、前記回転軸に回転力を与える操作つまみと
を有し、前記ボディーケースの、前記方向ベクトルと交
差する所定個所に前記光学レンズによる採光を妨げない
ように開口を形成したことを特徴とする。
【0014】請求項2の撮像装置は、請求項1記載の撮
像装置において、前記操作つまみが、前記ボディーケー
スに回転自在に支持され、前記回転軸の一方の端部と係
合する係合部を有し、該係合部に、前記操作つまみの前
記回転軸方向の移動を許容するあそびを形成したことを
特徴とする。請求項3の撮像装置は、請求項1記載の撮
像装置において、前記撮像手段が、光学レンズを保持す
るレンズ鏡筒と、その撮像面上に結像した画像を画像情
報として電気信号に変換する撮像素子と、前記レンズ鏡
筒と前記撮像素子とを保持し、前記回転軸が形成された
ホルダとからなることを特徴とする。請求項4の撮像装
置は、請求項1又は3記載の撮像装置において、前記電
気的接続手段が、複数回巻かれた環状部を有するFPC
によって形成され、前記環状部内の空間に前記撮像手段
を配置したことを特徴とする。請求項5の撮像装置は、
請求項4記載の撮像装置において、前記環状部の、前記
方向ベクトルと交差する所定個所に前記光学レンズによ
る採光を妨げないように切欠部を形成したことを特徴と
する。請求項6の撮像装置は、請求項4記載の撮像装置
において、更に前記撮像手段を覆って外部からの電気的
妨害を遮断する保護カバーを設け、該保護カバーの内壁
と前記撮像手段との間に前記環状部を配設したことを特
徴とする。請求項7の撮像装置は、請求項1記載の撮像
装置において、前記開口を、前記ボディーケースの前記
方向ベクトルとの交点の軌跡に沿って形成した長孔とし
たことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、本発明に
よる実施の形態1の撮像装置の外観を示す外形斜視図で
あり、図2は、この撮像装置1の内部構成を示す部分分
解図である。
【0016】図中、ボディーケース2は、上シャーシ2
aと下シャーシ2bとからなり、これらが接合して外部
形状を形成している。このボディーケース2は、内部に
配設された後述する光学レンズ16がボディーケース外
の光を受入れるため、その上面部に形成された第1の開
口2cと、側面部に形成された第2の開口2dとを有す
る。操作つまみ3は、後述するように光学レンズ16の
光軸の向きを変えるためのもので、その操作部である円
柱状部3a及び指掛けレバー3bがボディーケース2の
外部に配設されている。
【0017】図2に示す様に、下シャーシ2bの内部側
の所定位置には、後述する撮像手段11(図3)を含む
回動部9を回動自在に支持するための支持部材4が配設
されている。この支持部材4には、圧入される撮像手段
11の一方の回転軸部12dを回動自在に保持する軸受
孔4aが形成されている。この軸受孔4aは、その左右
位置に形成された支持アーム4bによって形成され、更
にその外側には、回転軸部12dが圧入される際に、一
対の支持アーム4bが多少撓むのを許容するための切欠
溝4cが形成されている。
【0018】また支持部材4には、軸受孔4aの対向す
る位置に、撮像手段11の他方の回転軸部12e(図5
参照)を支持するための円弧状の軸受凹部4dが形成さ
れ、更にボディーケース1の第2の開口2dに対向する
位置に同径の円弧溝4eが形成されている。
【0019】図3は、保護カバー19で保護された撮像
手段11を含む回動部9の内部構成を示す分解斜視図で
ある。ホルダ12は、連結部12aを介して一対の対向
板12b,12cが対向する断面略コ字状の部材で、各
対向板の外側には各々同軸上に形成された回転軸部12
dと回転軸部12e(図5)が形成されている。
【0020】ホルダ12は、連結部12aと平行に位置
してその面上に撮像素子14を固設した基板部12hを
有する。レンズ鏡筒15は、光学レンズ16を保持し、
撮像素子14を覆うように基板部12hに固定され、こ
のとき、撮像素子14に対して光学レンズ16の位置が
所定距離離間した位置を維持し、光学レンズ16を介し
て入力した撮像が撮像素子14の撮像面に結像されるよ
うに形成されている。これらのホルダ12、撮像素子1
4及びレンズ鏡筒15によって撮像手段11が形成され
る。
【0021】電気的接続手段としてのフレキシブルプリ
ント配線板(FPC)17は、複数回巻かれた一対の環
状部17aと、それらの外側端部に連続して形成されて
各端部が合体して湾曲した形状を有する外部接続端子1
7bと、それらの内側端部に連続して形成されて各端部
が合体して中心方向に突出した形状を有する内部接続端
子17cとからなる。
【0022】撮像手段11とFPC17とは、FPC1
7の内部接続端子17cが撮像素子14に形成された接
続端子14aに電気的に接続された状態で、一対のカバ
ー半部19a,19bが一体となって形成される保護カ
バー19内に収納される。このとき、FPC17の環状
部17aの外側端部は、カバー半部19aに形成された
切欠部19c,19dから保護カバー19の外部に導か
れる。
【0023】こうして保護カバー19の外部にある外部
接続端子17bは、下シャーシ2b(図2)の内部側に
固定される電気回路基板20に形成された接続端子20
aに電気的に接続される。また、カバー半部19aに
は、光学レンズ16に対応する部分に開口窓19eが形
成され、光学レンズ16の採光を妨げないように構成さ
れている。
【0024】更に、保護カバー19には、外部からの電
気的妨害を遮断するための電気遮蔽部材(図示せず)が
施され、外部からの電気的妨害から収納するFPC17
及び撮像素子14を保護するように構成されている。
【0025】図4は、以上のようにして撮像手段11と
FPC17が保護カバー19内に収納されて構成された
回動部9が支持部材4によって回動自在に支持され、且
つ操作つまみ3と電気回路基板20とがそれぞれ所定の
配設位置に配設された状態における回動部9近傍の構成
を示す上面図である。尚、この上面図は、図3の紙面奥
側、即ち矢印E方向からみた上面図である。
【0026】図5は、図4に示す回動部9の回動軸線と
なるZ軸を含む断面を矢印A−A方向からみた断面図で
あり、図6は、回動部9の中心部を通り、Z軸と直交し
且つボディーケース2(図1)の接合面に略平行なY軸
を含む断面を矢印B−B方向からみた断面図である。
【0027】尚、回動部9に形成された撮像素子14の
撮像面がY−Z平面と平行になるとき、光学レンズ16
の光軸が、Y,Zの各軸と直交するX軸(図5)上に位
置するように構成されている。従って、この光軸は、撮
像手段11(図3)の撮像方向を示す方向ベクトルと重
なる。
【0028】前記したボディーケース2の第1の開口2
c(図1)は、この方向ベクトルがX軸上にあるとき、
光学レンズ16の採光を妨げないように形成された開口
であり、同じくボディーケース2の第2の開口2c(図
1)は、この方向ベクトルがY軸上にあるとき、光学レ
ンズ16の採光を妨げないように形成された開口であ
る。
【0029】図5と図6の各断面図に示すように、FP
C17の一対の環状部17aは、保護カバー19の内壁
の内周面に沿うように、また一対の環状部17aの間の
切欠部17dにレンズ鏡筒15に保持された光学レンズ
16が位置するように配設されている。
【0030】図5の断面図に示すように、ホルダ12の
各回転軸部12d及び12eは、各々支持部材4の軸受
孔4a及び軸受凹部4dによって回動自在に軸支され、
回転軸部12d側の端部には、軸方向の外れ防止のため
のフランジ12fが形成されている。一方回転軸部12
e側の端部には、回転軸線(Z軸)と直交する向きに長
辺を配した板状突起12gが形成されている。
【0031】操作つまみ3は、図1、図3、図5の各図
に示すように、球面状の凸部を有する偏平な円柱状部3
a、この円柱状部3aから径方向に延在する指掛けレバ
ー3b、この円柱状部3aから軸方向に形成されたフラ
ンジ部3c、円柱状部3aとこのフランジ部3c間に形
成された円周溝部3d、そしてフランジ部3cから更に
軸方向に延在し、ホルダ12の板状突起12gが嵌入し
て係合する係合凹部3eが形成された係合部3fを有す
る。
【0032】この操作つまみ3は、図5に示す様に、そ
の円周溝部3dに下シャーシ2bの側面部が嵌入し、そ
の当接部に形成された円弧状の軸受凹部2e(図2参
照)によって回転自在に支持される。尚、上シャーシ2
aにも同様の軸受凹部(図示せず)が形成され、上下の
シャーシが合体された段階で、この操作つまみ3は、ボ
ディーケース2に回転自在に保持される。
【0033】また、操作つまみ3は、以上のように装着
される際に、その係合凹部3eにホルダ12の板状突起
12gが嵌入して係合状態となるように組み立てられ
る。このとき、図5に示すように、操作つまみ3の係合
部3eの先端部とホルダ12の回転軸部12eの間、及
びホルダ12の板状突起12gの先端部と係合凹部3e
の底部の間には、それぞれ所定の隙間が形成され、操作
つまみ3の軸方向移動を許容する所定のあそびを設ける
ように各部材の寸法が考慮されている。
【0034】以上の構成において、操作つまみ3を回し
て回動部9を回動したときの動作について説明する。
【0035】先ず、回動部9が図2に示す回動位置にあ
るものとする。前記した図3乃至図6の各図はこのとき
の状態を示し、各部材の状態は前記した通りである。
尚、このとき、撮像手段11(図3)は、その撮像方向
を示す方向ベクトルがボディーケース2の第1の開口2
c(図1)に向き、同方向の画像を電気信号に変換す
る。
【0036】この状態から、操作つまみ3を1/4回転
だけ図2に示す矢印F方向に回す。このとき、FPC1
7の一対の環状部17a(図3参照)は、巻径をやや縮
小するごとく巻絞る方向に変位し、損傷することなくこ
の回転を許容する。図7は、この回動後の各部の状態を
示す分解斜視図である。同図に示すように、回動部9の
この回動により、矢印F方向に周方向移動した保護カバ
ー19の切欠部19c,19dからは、FPC17の外
部接続端子17bにつながる一対の環状部17aの外周
部分が、約1/4周分だけ外部に導出される。
【0037】またこのとき、レンズ鏡筒15に保持され
た光学レンズ16は、ボディーケース2に形成された第
2の開口2dに対向する位置まで、FPC17の一対の
環状部17aで形成された切欠部17dに沿って移動す
る。従って、移動が終了した段階で、撮像手段11(図
3)は、その撮像方向を示す方向ベクトルがボディーケ
ース2の第2の開口2d(図1)に向き、同方向の画像
を電気信号に変換する。
【0038】また、この状態から、再び光学レンズ16
を第1の開口2cに向ける際には、図7に示す操作つま
み3を矢印G方向に1/4回転回す。これにより、FP
C17の一対の環状部17aは、巻径をやや拡大するご
とく巻緩める方向に変位し、損傷することなくこの回転
を許容して光学レンズ16が第1の開口2cに向いた前
記した図2に示す状態となる。
【0039】以上のように、本発明による実施の形態1
の撮像装置1によれば、FPC17の環状部17aが撮
像手段11を覆うように、且つ光学レンズ16の採光を
妨げないように配置されているため、環状部の配置場所
を別に設ける必要がなく、装置の小型化に貢献できる。
【0040】操作つまみ3の軸方向の力が、回動部9に
直接伝わることがないため、外部からの衝撃に対して回
動部9を構成する各部材を保護することができる。また
回動部9の保護カバー19により、内包するFPC17
及び撮像手段11を外部からの電気的な妨害から保護す
ることができる。
【0041】実施の形態2.図8は、本発明による実施
の形態2の撮像装置の外観を示す外形斜視図である。こ
の実施の形態2の撮像装置31が前記した実施の形態1
の撮像装置1と異なる点は、そのボディーケース32に
形成された開口32aの形状であり、その他の部材はす
べて共通するものであるため、同符号を付してその説明
を省略し、異なる部分のみ以下に説明する。
【0042】ボディーケース32に形成された開口32
aは、実施の形態1のボディーケース2(図1)に形成
された第1の開口2cと第2の開口2dとを両端とした
長孔であり、撮像手段11の方向ベクトルとボディーケ
ース32との交差軌跡に沿って形成されている。この開
口32aの幅は、X軸とY軸との間で、X−Y平面上を
放射状に移動する方向ベクトルのすべての方向で、光学
レンズ16の採光を妨げないように設定されている。
【0043】以上のように形成された実施の形態2の撮
像装置31によれば、実施の形態1の効果に加え、X軸
からY軸までの略90°間のすべての方向を撮像可能な
領域とすることができる。
【0044】尚、前記した実施の形態では、撮像装置を
撮像機能のみを有する機器として開示したが、これに限
定されるものではなく、例えば電話機能を有する機器と
一体的に形成されてもよいなど種々の態様を取り得るも
のである。
【0045】また、前記した実施の形態の説明におい
て、「上」、「下」といった言葉を使用したが、これら
は便宜上であって、撮像装置を配置する状態における絶
対的な位置関係を限定するものではない。
【0046】
【発明の効果】請求項1及び3に記載の撮像装置によれ
ば、使用者が撮像方向を変える場合、使用者の力が直接
撮像手段に作用することがないため、撮像手段を構成す
る撮像素子や光学部材に力学的な歪みが発生する危険性
を防ぐことができる。
【0047】請求項2に記載の撮像装置によれば、操作
つまみの軸方向の力が、撮像手段に直接伝わることがな
いため、外部からの衝撃に対して撮像手段や支持部材を
構成する各部材を保護することができる。
【0048】請求項4及び5に記載の撮像装置によれ
ば、FPCの環状部が撮像手段を覆うように、且つ光学
レンズ16の採光を妨げないように配置されているた
め、環状部の配置場所を別に設ける必要がなく、装置の
小型化に貢献できる。
【0049】請求項6に記載の撮像装置によれば、保護
カバーにより、内包するFPC及び撮像素子を、外部か
らの電気的な妨害から保護することができる。
【0050】請求項7に記載の撮像装置によれば、所定
の角度範囲にわたって、連続的に撮像方向を設定するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による実施の形態1の撮像装置の外観
を示す外形斜視図である。
【図2】 撮像装置1の内部構成を示す部分分解図であ
る。
【図3】 保護カバー19で保護された撮像手段11を
含む回動部9の内部構成を示す分解斜視図である。
【図4】 回動部9が支持部材4によって回動自在に支
持され、且つ操作つまみ3と電気回路基板20とがそれ
ぞれ所定の配設位置に配設された状態における回動部9
近傍の構成を示す上面図である。
【図5】 図4に示す回動部9の回動軸線となるZ軸を
含む断面を矢印A−A方向からみた断面図である。
【図6】 回動部9の中心部を通り、Z軸と直交するY
軸を含む断面を矢印B−B方向からみた断面図である。
【図7】 回動部9を1/4回転だけ回動したときの各
部の状態を示す分解斜視図である。
【図8】 本発明による実施の形態2の撮像装置の外観
を示す外形斜視図である。
【図9】 従来の撮像装置の外観を示す斜視図である。
【図10】 従来の撮像装置の撮像装置の内部構造を示
す内部斜視図である。
【符号の説明】
1 撮像装置、 2 ボディーケース、 2a 上シャ
ーシ、 2b 下シャーシ、2c 第1の開口、 2d
第2の開口、 3 操作つまみ、 3a 円柱状部、
3b 指掛けレバー、 3c フランジ部、 3d
円周溝部、 3e 係合凹部、 3f 係合部、 4
支持部材、 4a 軸受孔、 4b 支持アーム、 4
c 切欠溝、 4d 軸受凹部、 9 回動部、 11
撮像手段、 12 ホルダ、 12a 連結部、 1
2b,12c 対向板、 12d,12e 回転軸部、
12f フランジ、 12g 板状突起、 12h
基板部、 14 撮像素子、 14a 接続端子、 1
5 レンズ鏡筒、 16光学レンズ、 17 フレキシ
ブルプリント配線板(FPC)、 17a 環状部、
17b 外部接続端子、17c 内部接続端子、 17
d 切欠部、 19 保護カバー、 19a,19b
カバー半部、 19c,19d 切欠部、19e 開口
窓、 20 電気回路基板、 20a 接続端子、 3
1 撮像装置、 32 ボディーケース、 32a 開
口。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学レンズによって撮像面上に結像した
    画像を画像情報として電気信号に変換する撮像手段と、 前記撮像手段の撮像方向を示す方向ベクトルが所定の仮
    想平面上を放射状に移動できるように前記撮像手段の回
    転軸を支持する支持部材と、 前記撮像手段と前記支持部材とを内部に収納し、前記支
    持部材を固定配置したボディーケースと、 前記電気信号を伝達するため、前記ボディーケース内に
    配置された回路基板と前記撮像手段とを電気的に接続す
    る電気的接続手段と、 操作部が前記ボディーケースの外側にあって、前記回転
    軸に回転力を与える操作つまみとを有し、 前記ボディーケースの、前記方向ベクトルと交差する所
    定個所に前記光学レンズによる採光を妨げないように開
    口を形成したことを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記操作つまみは、前記ボディーケース
    に回転自在に支持され、前記回転軸の一方の端部と係合
    する係合部を有し、該係合部に、前記操作つまみの前記
    回転軸方向の移動を許容するあそびを形成したことを特
    徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記撮像手段は、光学レンズを保持する
    レンズ鏡筒と、その撮像面上に結像した画像を画像情報
    として電気信号に変換する撮像素子と、前記レンズ鏡筒
    と前記撮像素子とを保持し、前記回転軸が形成されたホ
    ルダとからなることを特徴とする請求項1記載の撮像装
    置。
  4. 【請求項4】 前記電気的接続手段は、複数回巻かれた
    環状部を有するFPCによって形成され、前記環状部内
    の空間に前記撮像手段を配置したことを特徴とする請求
    項1又は3記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記環状部の、前記方向ベクトルと交差
    する所定個所に前記光学レンズによる採光を妨げないよ
    うに切欠部を形成したことを特徴とする請求項4記載の
    撮像装置。
  6. 【請求項6】 更に前記撮像手段を覆って外部からの電
    気的妨害を遮断する保護カバーを設け、該保護カバーの
    内壁と前記撮像手段との間に前記環状部を配設したこと
    を特徴とする請求項4記載の撮像装置。
  7. 【請求項7】 前記開口を、前記ボディーケースの前記
    方向ベクトルとの交点の軌跡に沿って形成した長孔とし
    たことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
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