JPH08203452A - 偏向ヨーク装置 - Google Patents

偏向ヨーク装置

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Publication number
JPH08203452A
JPH08203452A JP1306795A JP1306795A JPH08203452A JP H08203452 A JPH08203452 A JP H08203452A JP 1306795 A JP1306795 A JP 1306795A JP 1306795 A JP1306795 A JP 1306795A JP H08203452 A JPH08203452 A JP H08203452A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
yoke
convergence
deflection yoke
convergence yoke
Prior art date
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Pending
Application number
JP1306795A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Suzuki
孝洋 鈴木
Keiichi Ando
恵一 安藤
Kimio Kageyama
公夫 影山
Tokuhiro Yoshida
徳浩 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP1306795A priority Critical patent/JPH08203452A/ja
Publication of JPH08203452A publication Critical patent/JPH08203452A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】コンバージェンスヨークへの帯電を防止する。 【構成】陰極線管16のネック部側に取り付けられるコ
ンバージェンスヨーク用コア24と、一対の偏向ヨーク
コア24を連結するコアクリップ30との間に接地線4
0が接続される。この接地線40でコンバージェンスヨ
ーク22と偏向ヨークコア12とをほぼ同電位にして、
コンバージェンスヨーク22への帯電を防止する。その
結果、コンバージェンスヨーク22からの放電時に発生
するノイズの混入がなくなり画質が改善される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、各種陰極線管に適用
して好適な偏向ヨーク装置、特に偏向ヨーク装置に取り
付けられるコンバージェンスヨークコアへの帯電を防止
した偏向ヨーク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン受像機など陰極線管(CR
T)を使用した装置では、CRTの外面に電子ビームを
偏向するための偏向ヨーク装置が取り付けられる。この
偏向ヨーク装置10は図5に示すように漏斗状をなす偏
向ヨークコア12と、その内部に装着された水平偏向コ
イル(図示はしない)および垂直偏向コイル14とで構
成されている。30はコアクリップを示す。
【0003】偏向ヨークコア12の前面(CRT16の
ファンネル側)には鞍型状に巻き付けられた水平偏向コ
イルなどを保護するリング状をなす前カバー体18が取
り付けられ、ネック部側には後カバー体20が取り付け
られる。この後カバー体20の内部には図6に示すよう
なコンバージェンスの補正を行なうためのコンバージェ
ンスヨーク22などが収納されている。25は金属製の
ネックバンドである。
【0004】コンバージェンスヨーク22は図7にも示
すように、珪素鋼板やフェライトで焼結されたこの例で
はE字状コア24(24a,24b)を有し、これらが
CRTネック部16を挟んで左右対称に取り付けられる
と共に、それぞれのE字状コア24a,24bには動コ
ンバージェンス補正のための補正コイル26(26a,
26b)がそれぞれE字状脚に巻き付けられて構成され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図5に示す
ような偏向ヨーク装置10ではCRT16のアノード
(図示しない)には所定の高圧電圧(数10kv)が印
加されるほか、コンバージェンスヨーク22にも高圧電
圧が印加される。CRTネック部のグリッド電極などに
も高圧電圧が印加される。高圧電圧供給用の配電ケーブ
ル線はコンバージェンスヨーク22近くに配線される場
合が多い。
【0006】その結果、CRT動作中にこれら高圧電圧
によってE字状コア24が帯電し、所定の帯電電荷量に
なるとコンバージェンス補正コイル26などを介して放
電を起こす。この放電によって画面上には横筋状のノイ
ズが現れ、画質劣化の原因となっている。
【0007】そこで、この発明はこのような従来の課題
を解決したものであって、コンバージェンスヨークへの
帯電を防止して画質を改善した偏向ヨーク装置を提案す
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、請求項1に記載したこの発明では、陰極線管のネッ
ク部側に取り付けられるコンバージェンスヨーク用コア
と一対の偏向ヨークコアを連結するコアクリップとの間
に接地線が接続され、上記コンバージェンスヨークコア
の帯電を防止するようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0009】
【作用】図1に示すようにコンバージェンスヨークコア
であるE字状24とコアクリップ30(30a,30
b)との間に接続された接地線40によって、E字状コ
ア24と偏向ヨークコア12との間が同電位となるた
め、E字状コア24への帯電が防止され、ノイズの発生
を抑えることができる。
【0010】
【実施例】続いて、この発明に係る偏向ヨーク装置の一
例を、図面を参照して詳細に説明する。
【0011】この発明に係る偏向ヨーク装置10も図1
に示すように漏斗状をなす偏向ヨークコア12を有す
る。この偏向ヨークコア12は分割形であって分割され
た一対の偏向ヨークコア12a,12bは、一対のコア
クリップ30(30a,30b)を使用して連結後の形
状が漏斗状となるようにクリップされる。
【0012】コアクリップ30は断面「ワ」字状をなす
弾性を有する金属板である。32a,32bはコアクリ
ップ30を係止するための凹部である。偏向ヨークコア
12としては焼結フェライトを使用できる。
【0013】偏向ヨークコア12の内部には何れも図示
はしないが、漏斗状のボビンを使用して鞍型状に巻き付
けられた水平偏向コイルを有する。垂直偏向コイル14
もこの例では漏斗状のボビンを使用して鞍型状に巻き付
けられているが、その構成は従来から知られているため
その詳細説明は割愛する。この発明ではコイルの巻き方
には特に限定されない。
【0014】偏向ヨークコア12の前面には従来と同じ
ように前カバー体18が取り付けられ、後面には後カバ
ー体20が取り付けられており、この後カバー体20に
上述したコンバージェンスヨーク22が取り付けられて
いる。その構成は図7と同様であるからその説明は省略
する。
【0015】この発明ではコンバージェンスヨークコア
であるE字状コア24とコアクリップ30との間に接地
線40が接続され、E字状コア24とコアプリップ3
0、したがって、偏向ヨークコア12との間をほぼ同電
位に保つようにしている。
【0016】具体的には一対のE字状コア24a,24
bの何れか一方若しくはその双方、実施例では双方のE
字状コア24a,24bに接地線40a,40bが接続
される。この場合、E字状コア24a,24bの接続面
に導電シート42a,42bなどを貼着し、この導電シ
ート42a,42bに接地線40a,40bを接触させ
てE字状コア24a,24bとの電気的なコンタクトが
採られる。接地線40a,40bは図2に示すように後
カバー体20の窓孔28a,28bを介して外部に導出
される。接地線40a,40bはコアクリップ30a,
30bに接触されて電気的に連結される。
【0017】このようにコンバージェンスヨーク22と
偏向ヨークコア12との間に接地線40を接続すれば両
者はほぼ同電位となるため、コンバージェンスヨーク2
2の近辺に高圧ケーブル線が配線されたとしても、コン
バージェンスヨーク22が帯電することはない。その結
果、コンバージェンスヨーク22と接地間で起こる放電
に起因する横筋状のノイズの発生を効果的に抑えること
ができ、画質劣化を防止できる。
【0018】図3および図4はこの発明の他の例であっ
て、この例では前カバー体18に取り付けられた垂直回
路基板50のクール端子50a側とコンバージェンスヨ
ーク22との間に接地線40を接続するようにしたもの
である。こうすることによってもコンバージェンスヨー
ク22と垂直回路基板50のクール端子50a側をほぼ
同電位にできるため、コンバージェンスヨーク22への
帯電を効果的に防止できる。
【0019】なお、コンバージェンスヨーク22に接続
された接地線40を例えばネックバンド25を介してセ
ット基板やシャーシ(何れも図示しない)に接続するこ
とも考えれれる。しかし、そうするとセット基板やシャ
ーシに接地線を接続するためのコネクタが必要になり、
セット組立時の配線が煩わしくなり、またセットが相違
するとコネクタの構成が違ったりするのでセットごとに
コネクタを揃える必要があるなどの問題が発生する。
【0020】さらに、このように構成するとコンバージ
ェンスヨークとセット基板やシャーシとの間での放電
時、この放電電流によって偏向ヨークコア12の電位が
上昇する。このときセットに接地されたコンバージェン
スヨーク22と偏向ヨークコア12との間に電位差が発
生して、二次的な破壊の原因となるおそれもある。
【0021】図1あるいは図3のように構成すれば、放
電時でも接地と偏向ヨークコア12との電位差を小さく
抑えることができるため二次破壊を確実に防止できると
いう効果も有する。
【0022】この発明が適用できる偏向ヨーク装置10
は、CRTを使用したものでコンバージェンスヨークな
どのビーム補正手段をネック部側に装着するタイプのも
のであれば、どのような陰極線管装置にも適用できる。
したがって、陰極線管装置の用途は制限されない。
【0023】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る偏向ヨー
ク装置ではコンバージェンスヨークと偏向ヨークとの間
を接地線で結び、両者をほぼ同電位にするようにしたも
のである。
【0024】これによれば、コンバージェンスヨークの
近辺を高圧電圧のケーブル線が配線されたとしてもこの
ケーブル線に流れる高圧電流によるコンバージェンスヨ
ークへの帯電を効果的に防止できる。そのため、コンバ
ージェンスヨークからの放電によって発生する横筋状の
ノイズの混入を効果的に防止できるから従来よりも画質
を改善できる特徴を有する。接地と偏向ヨークとの間の
電位差も小さくできるから、放電による二次的破壊を未
然に防止できる。さらに接地線は直接偏向ヨークや垂直
回路基板に接続できるので、接地線用のコネクタなどが
不要になり、部品点数の削減を図れる他、どのようなセ
ットにも部品を増やさないで適用できるなどの効果があ
る。したがって、この発明はテレビジョン受像機や各種
OA機器の陰極線管装置などに適用して極めて好適であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る偏向ヨーク装置の側面図であ
る。
【図2】その背面図である。
【図3】この発明に係る偏向ヨーク装置の他の例の側面
図である。
【図4】その背面図である。
【図5】従来の偏向ヨーク装置の側面図である。
【図6】その背面図である。
【図7】コンバージェンスヨークの構成図である。
【符号の説明】
10 偏向ヨーク装置 12 偏向ヨークコア 22 コンバージェンスヨーク 24 E字状コア 26 補正コイル 30 コアクリッフ゜ 40 接地線 50 垂直回路基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 徳浩 福島県安達郡本宮町字樋ノ口2番地 ソニ ー本宮株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陰極線管のネック部側に取り付けられる
    コンバージェンスヨーク用コアと一対の偏向ヨークコア
    を連結するコアクリップとの間に接地線が接続され、 上記コンバージェンスヨークコアの帯電を防止するよう
    にしたことを特徴とする偏向ヨーク装置。
JP1306795A 1995-01-30 1995-01-30 偏向ヨーク装置 Pending JPH08203452A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1306795A JPH08203452A (ja) 1995-01-30 1995-01-30 偏向ヨーク装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1306795A JPH08203452A (ja) 1995-01-30 1995-01-30 偏向ヨーク装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08203452A true JPH08203452A (ja) 1996-08-09

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ID=11822803

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1306795A Pending JPH08203452A (ja) 1995-01-30 1995-01-30 偏向ヨーク装置

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