JPH082022Y2 - ステアリングホイール - Google Patents
ステアリングホイールInfo
- Publication number
- JPH082022Y2 JPH082022Y2 JP1990017272U JP1727290U JPH082022Y2 JP H082022 Y2 JPH082022 Y2 JP H082022Y2 JP 1990017272 U JP1990017272 U JP 1990017272U JP 1727290 U JP1727290 U JP 1727290U JP H082022 Y2 JPH082022 Y2 JP H082022Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- spoke
- boss
- core metal
- steering wheel
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Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、ボス部から左右に延びるスポーク部より
上方側の上部リング部を、衝撃力が作用した際に前方側
へ変形させ、その衝撃力のエネルギーを吸収することが
できるステアリングホイールに関する。
上方側の上部リング部を、衝撃力が作用した際に前方側
へ変形させ、その衝撃力のエネルギーを吸収することが
できるステアリングホイールに関する。
〈従来の技術とその課題〉 従来、この種のステアリングホイールでは、実開昭57
-65168号公報に記載されているものが知られている。こ
の公報記載のステアリングホイールでは、中実の上部リ
ング部が変形し易いよう、上部リング部におけるスポー
ク部の近傍部位に、応力集中部位としての切欠部が形成
されて構成されている。
-65168号公報に記載されているものが知られている。こ
の公報記載のステアリングホイールでは、中実の上部リ
ング部が変形し易いよう、上部リング部におけるスポー
ク部の近傍部位に、応力集中部位としての切欠部が形成
されて構成されている。
しかし、この種のステアリングホイールでは、上部リ
ング部の変形ストロークを大きくして衝撃力のエネルギ
ー吸収量を増加できるようにするためには、応力集中部
位をできるかぎりスポーク部に接近させることが望まし
い。
ング部の変形ストロークを大きくして衝撃力のエネルギ
ー吸収量を増加できるようにするためには、応力集中部
位をできるかぎりスポーク部に接近させることが望まし
い。
また、リング部の芯金として、ステアリングホイール
の軽量化のためにパイプ状の芯金を使用し、そのパイプ
状の芯金にスポーク部の芯金を溶接するように構成する
場合には、上部リング部の応力集中部位として、上部リ
ング部のパイプ状の芯金に、ボス部の軸方向に沿つて薄
くなるような押圧部位を設けることが考えられる。
の軽量化のためにパイプ状の芯金を使用し、そのパイプ
状の芯金にスポーク部の芯金を溶接するように構成する
場合には、上部リング部の応力集中部位として、上部リ
ング部のパイプ状の芯金に、ボス部の軸方向に沿つて薄
くなるような押圧部位を設けることが考えられる。
しかし、スポーク部の芯金の近傍において、リング部
の芯金にこのような押圧部位を形成する場合には、第6
・7図に示すように、リング部Rの芯金Rcにおける押圧
部位Aと非押圧部位Bとの境界付近にスポーク部Sの芯
金Scを溶接することとなる。この場合、押圧部位Aが、
上方から見て非押圧部位Bから部分的に膨らんだ形状と
なるため、膨らむ曲線の形状が、多数の製品を製造する
場合、常に一定に形成することが困難となつて、スポー
ク部分Sの芯金Scを溶接する作業が困難となつてしま
う。
の芯金にこのような押圧部位を形成する場合には、第6
・7図に示すように、リング部Rの芯金Rcにおける押圧
部位Aと非押圧部位Bとの境界付近にスポーク部Sの芯
金Scを溶接することとなる。この場合、押圧部位Aが、
上方から見て非押圧部位Bから部分的に膨らんだ形状と
なるため、膨らむ曲線の形状が、多数の製品を製造する
場合、常に一定に形成することが困難となつて、スポー
ク部分Sの芯金Scを溶接する作業が困難となつてしま
う。
この考案は、上記の課題を解決するものであつて、衝
撃力が作用した際に、パイプ状の芯金を備えたリング部
の上部側を前方側へ変形させてエネルギーを吸収させる
ステアリングホイールにおいて、上部リング部の変形ス
トロークを長くし、かつリング部の芯金とスポーク部の
芯金とを容易に溶接することができるステアリングホイ
ールを提供することを目的とする。
撃力が作用した際に、パイプ状の芯金を備えたリング部
の上部側を前方側へ変形させてエネルギーを吸収させる
ステアリングホイールにおいて、上部リング部の変形ス
トロークを長くし、かつリング部の芯金とスポーク部の
芯金とを容易に溶接することができるステアリングホイ
ールを提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 この考案に係るステアリングホイールは、パイプ状の
芯金を備えるリング部と、 該リング部の中心部に配置されるボス部と、 該ボス部から左右に延びるように配設されて、前記リ
ング部の芯金に溶接される芯金を備えたスポーク部と、 を備えて構成され、 前記ボス部から左右に延びるスポーク部より上方側の
上部リング部を、衝撃力が作用した際に前方側へ変形さ
せるステアリングホイールであつて、 前記リング部の芯金が、前記スポーク部の芯金との溶
接部位、及び、該溶接部位の周縁を含めた部位に、前記
ボス部の軸方向の直交方向の平板状とした断面長円環形
状の押圧部位を備え、 前記リング部の芯金における前記スポーク部の芯金と
の溶接部位を、前記押圧部位におけるリング部形成方向
の略中央位置としていることを特徴とする。
芯金を備えるリング部と、 該リング部の中心部に配置されるボス部と、 該ボス部から左右に延びるように配設されて、前記リ
ング部の芯金に溶接される芯金を備えたスポーク部と、 を備えて構成され、 前記ボス部から左右に延びるスポーク部より上方側の
上部リング部を、衝撃力が作用した際に前方側へ変形さ
せるステアリングホイールであつて、 前記リング部の芯金が、前記スポーク部の芯金との溶
接部位、及び、該溶接部位の周縁を含めた部位に、前記
ボス部の軸方向の直交方向の平板状とした断面長円環形
状の押圧部位を備え、 前記リング部の芯金における前記スポーク部の芯金と
の溶接部位を、前記押圧部位におけるリング部形成方向
の略中央位置としていることを特徴とする。
〈考案の作用・効果〉 この考案に係るステアリングホイールでは、リング部
の芯金における応力集中部位としての押圧部位が、スポ
ーク部の芯金との溶接部位を含めてその周縁にまで形成
されている。そして、この押圧部位におけるリング部形
成方向(リング部の円環形状に沿う方向)の略中央位置
にスポーク部の芯金が溶接されることとなる。
の芯金における応力集中部位としての押圧部位が、スポ
ーク部の芯金との溶接部位を含めてその周縁にまで形成
されている。そして、この押圧部位におけるリング部形
成方向(リング部の円環形状に沿う方向)の略中央位置
にスポーク部の芯金が溶接されることとなる。
すなわち、リング部の芯金におけるスポーク部の芯金
との溶接部位を、押圧部位と非押圧部位との境界付近を
除いた、外形形状を容易に一定に形成できる部位に配置
させることができ、リング部の芯金とスポーク部との芯
金との溶接作業を容易に行なうことができる。
との溶接部位を、押圧部位と非押圧部位との境界付近を
除いた、外形形状を容易に一定に形成できる部位に配置
させることができ、リング部の芯金とスポーク部との芯
金との溶接作業を容易に行なうことができる。
また、リング部の芯金における応力集中部位としての
押圧部位が、スポーク部の芯金との溶接部位と一致させ
て形成されていることから、上部リング部に衝撃力が作
用して上部リング部が前方側に変形するストロークを、
長くすることができ、上部リング部への衝撃力のエネル
ギーを効果的に吸収することができる。
押圧部位が、スポーク部の芯金との溶接部位と一致させ
て形成されていることから、上部リング部に衝撃力が作
用して上部リング部が前方側に変形するストロークを、
長くすることができ、上部リング部への衝撃力のエネル
ギーを効果的に吸収することができる。
さらに、押圧部位の断面形状が、ボス部軸方向と直交
方向の平板状とした長円環形状としている。そのため、
つぎの作用・効果を得ることができる。
方向の平板状とした長円環形状としている。そのため、
つぎの作用・効果を得ることができる。
すなわち、この種の車両に装着されるステアリングホ
イールでは、操作時に加わる操作力や車両からの振動等
によつて、ボス部の軸方向に沿う上下方向の繰返し荷重
が、リング部芯金におけるスポーク部芯金との溶接部位
周縁に作用することとなる。
イールでは、操作時に加わる操作力や車両からの振動等
によつて、ボス部の軸方向に沿う上下方向の繰返し荷重
が、リング部芯金におけるスポーク部芯金との溶接部位
周縁に作用することとなる。
しかし、その際、本願考案に係るステアリングホイー
ルでは、押圧部位の断面の上下の周壁部位に対して、長
期間にわたつて、繰返し荷重による圧縮力と引張力とが
順次繰返して作用することとなつても、その押圧部位の
断面の上下の周壁部位を、平板状としているため、繰返
し荷重による圧縮力や引張力を上下周壁部位の広い面積
で分散させる態様となつて、繰返し荷重による圧縮応力
や引張応力を低くすることができ、リング部芯金おける
スポーク部芯金との溶接部位周縁に、クラツクが生ずる
ことを抑えることができる。
ルでは、押圧部位の断面の上下の周壁部位に対して、長
期間にわたつて、繰返し荷重による圧縮力と引張力とが
順次繰返して作用することとなつても、その押圧部位の
断面の上下の周壁部位を、平板状としているため、繰返
し荷重による圧縮力や引張力を上下周壁部位の広い面積
で分散させる態様となつて、繰返し荷重による圧縮応力
や引張応力を低くすることができ、リング部芯金おける
スポーク部芯金との溶接部位周縁に、クラツクが生ずる
ことを抑えることができる。
〈実施例〉 以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
実施例のステアリングホイールWは、第5図に示すよ
うに、パイプ状の鋼管等からなる芯金2を備えたリング
部1と、リング部1の中心部に配置されるボス部6と、
ボス部6から放射状に左右に2本ずつ延びて、リング部
芯金2に溶接される平板状の鋼板等からなる芯金12・13
を備えた4本のスポーク部11と、を備えて構成されてい
る。
うに、パイプ状の鋼管等からなる芯金2を備えたリング
部1と、リング部1の中心部に配置されるボス部6と、
ボス部6から放射状に左右に2本ずつ延びて、リング部
芯金2に溶接される平板状の鋼板等からなる芯金12・13
を備えた4本のスポーク部11と、を備えて構成されてい
る。
そして、リング部1の芯金2と、スポーク部11の芯金
12・13におけるリング部1の近傍側と、のそれぞれ外周
には、ウレタン等の軟質合成樹脂製の被覆層5が形成さ
れている。
12・13におけるリング部1の近傍側と、のそれぞれ外周
には、ウレタン等の軟質合成樹脂製の被覆層5が形成さ
れている。
ボス部6には、ステアリングシヤフト21(第4図参
照)に組み付けられるボス7と、ボス7と溶接されてス
ポーク部芯金12・13と接続されるボスプレート8と、が
配設されている。なお、実施例のボスプレート8は、ス
テアリングホイールWの前方側のスポーク部芯金12と一
体物から形成されている。
照)に組み付けられるボス7と、ボス7と溶接されてス
ポーク部芯金12・13と接続されるボスプレート8と、が
配設されている。なお、実施例のボスプレート8は、ス
テアリングホイールWの前方側のスポーク部芯金12と一
体物から形成されている。
また、ボスプレート8の上方には、衝撃エネルギー吸
収体9(第4図参照)を介在させてパツド10が配設され
ている。この衝撃エネルギー吸収体9は、バツド10に衝
撃力を作用した際に変形し、その衝撃力のエネルギーを
吸収するものである。なお、第4図に示す20は、ボス部
6下方を覆うロアカバーである。
収体9(第4図参照)を介在させてパツド10が配設され
ている。この衝撃エネルギー吸収体9は、バツド10に衝
撃力を作用した際に変形し、その衝撃力のエネルギーを
吸収するものである。なお、第4図に示す20は、ボス部
6下方を覆うロアカバーである。
そして、実施例のステアリングホイールWでは、第1
〜3・5図に示すように、リング部1の芯金2における
前方側のスポーク部芯金12と溶接される部位に、その溶
接部位4の周縁を含めて、ボス部6のボス7の軸方向に
沿つて薄くなるように、平板状に押圧された押圧部位3
が形成されている。この押圧部位3の断面形状は、ボス
部6のボス7の軸方向と直交方向の平板状とした長円環
形状として、押圧部位3におけるボス7の軸方向に沿う
上下の周壁部位3a・3bが、ボス7の軸方向と直交させた
平板状としている。(第3図参照)。
〜3・5図に示すように、リング部1の芯金2における
前方側のスポーク部芯金12と溶接される部位に、その溶
接部位4の周縁を含めて、ボス部6のボス7の軸方向に
沿つて薄くなるように、平板状に押圧された押圧部位3
が形成されている。この押圧部位3の断面形状は、ボス
部6のボス7の軸方向と直交方向の平板状とした長円環
形状として、押圧部位3におけるボス7の軸方向に沿う
上下の周壁部位3a・3bが、ボス7の軸方向と直交させた
平板状としている。(第3図参照)。
そして、これらの押圧部位3におけるリング部1の形
成方向の略中央位置における内周側の円弧状の端面付近
を溶接部位4として、これらの溶接部位4にスポーク部
芯金12がそれぞれ溶接されている。
成方向の略中央位置における内周側の円弧状の端面付近
を溶接部位4として、これらの溶接部位4にスポーク部
芯金12がそれぞれ溶接されている。
また、スポーク部芯金12には、それぞれ、ステアリン
グホイールWの前方側におけるリング部芯金2の近傍
で、凹部15を備えて前方側へ突出する突出部14が形成さ
れている(第1・3図参照)。
グホイールWの前方側におけるリング部芯金2の近傍
で、凹部15を備えて前方側へ突出する突出部14が形成さ
れている(第1・3図参照)。
この突出部14は、つぎのような作用を奏する。すなわ
ち、実施例のステアリングホイールWでは、上部リング
部1上の後述する変形時のストロークS(第4図参照)
を長くして、衝撃力Fのエネルギー吸収量を大きくする
ため、スポーク部芯金12のリング部芯金2に接続される
部位をステアリングホイールWの後方側へ配置してい
る。このような構成に対して、デザイン上の要請から、
見かけ上のスポーク部11を通常のデザインで構成しよう
とする場合には、スポーク部芯金12周囲の前方側におけ
る軟質の被覆層5がその形状を維持できなくなる虞れが
生ずる。しかし、実施例のようにスポーク部12に前方側
へ突出する突出部14を形成しておけば、その部位の軟質
の被覆層5の形状を維持できるからである。
ち、実施例のステアリングホイールWでは、上部リング
部1上の後述する変形時のストロークS(第4図参照)
を長くして、衝撃力Fのエネルギー吸収量を大きくする
ため、スポーク部芯金12のリング部芯金2に接続される
部位をステアリングホイールWの後方側へ配置してい
る。このような構成に対して、デザイン上の要請から、
見かけ上のスポーク部11を通常のデザインで構成しよう
とする場合には、スポーク部芯金12周囲の前方側におけ
る軟質の被覆層5がその形状を維持できなくなる虞れが
生ずる。しかし、実施例のようにスポーク部12に前方側
へ突出する突出部14を形成しておけば、その部位の軟質
の被覆層5の形状を維持できるからである。
また、凹部15は、上部リング部1aへ衝撃力Fが作用し
た際に、上部リング部1aが円滑に変形できるように形成
されている。すなわち、実施例のステアリングホイール
Wでは、上部リング部1aに第4図に示すように衝撃力F
が作用した際、リング部芯金2の溶接部位4の前方側近
傍を屈曲点O(第5図参照)として上部リング部1aが前
方側に屈曲するように変形する。そして、この変形時、
リング部芯金2の屈曲点Oでは、ボス7の軸方向に沿う
方向で薄くなるとともに、上方から見て左右両側へ膨ら
むように変形する。その際、その左右両側へ膨らむ変形
の内、ボス7側へ膨らむ変形は、凹部15が形成されてい
ることにより、スポーク部芯金12と干渉することが無
く、円滑に行なわれることとなる。その結果、上部リン
グ部1aの前方側への変形が円滑に行なわれるからであ
る。
た際に、上部リング部1aが円滑に変形できるように形成
されている。すなわち、実施例のステアリングホイール
Wでは、上部リング部1aに第4図に示すように衝撃力F
が作用した際、リング部芯金2の溶接部位4の前方側近
傍を屈曲点O(第5図参照)として上部リング部1aが前
方側に屈曲するように変形する。そして、この変形時、
リング部芯金2の屈曲点Oでは、ボス7の軸方向に沿う
方向で薄くなるとともに、上方から見て左右両側へ膨ら
むように変形する。その際、その左右両側へ膨らむ変形
の内、ボス7側へ膨らむ変形は、凹部15が形成されてい
ることにより、スポーク部芯金12と干渉することが無
く、円滑に行なわれることとなる。その結果、上部リン
グ部1aの前方側への変形が円滑に行なわれるからであ
る。
そして、実施例のステアリングホイールWでは、既述
のように、リング部芯金2の押圧部位3におけるリング
部1の形成方向の略中央位置における内周側の円弧状の
端面付近を溶接部位4として、これらの溶接部位4にス
ポーク部芯金12をそれぞれ溶接させる構造である。その
ため、リング部芯金1におけるスポーク部芯金12との溶
接部位4を、押圧部位3と非押圧部位23との境界付近を
除いた、外形形状を容易に一定に形成できる部位に配置
させることができ、リング部芯金1とスポーク部芯金12
との溶接作業を容易に行なうことができる。なお、リン
グ部芯金1と後方側のスポーク部芯金13との溶接態様
は、従来と同様である。
のように、リング部芯金2の押圧部位3におけるリング
部1の形成方向の略中央位置における内周側の円弧状の
端面付近を溶接部位4として、これらの溶接部位4にス
ポーク部芯金12をそれぞれ溶接させる構造である。その
ため、リング部芯金1におけるスポーク部芯金12との溶
接部位4を、押圧部位3と非押圧部位23との境界付近を
除いた、外形形状を容易に一定に形成できる部位に配置
させることができ、リング部芯金1とスポーク部芯金12
との溶接作業を容易に行なうことができる。なお、リン
グ部芯金1と後方側のスポーク部芯金13との溶接態様
は、従来と同様である。
また、実施例のステアリングホイールWでは、リング
部芯金1における応力集中部位としての押圧部位3が、
スポーク部芯金12との溶接部位4と一致させて形成され
ていることから、衝撃力Fが作用して上部リング部1aが
前方側へ変形するストロークSを、長くすることがで
き、衝撃力Fのエネルギーを効果的に吸収することがで
きる。
部芯金1における応力集中部位としての押圧部位3が、
スポーク部芯金12との溶接部位4と一致させて形成され
ていることから、衝撃力Fが作用して上部リング部1aが
前方側へ変形するストロークSを、長くすることがで
き、衝撃力Fのエネルギーを効果的に吸収することがで
きる。
さらに、実施例のステアリングホイールWでは、押圧
部位3断面形状が、ボス7の軸方向と直交方向の平板状
とした長円環形状としている。
部位3断面形状が、ボス7の軸方向と直交方向の平板状
とした長円環形状としている。
そのため、押圧部位3の断面の上下の周壁部位3a・3b
に対して、長期間にわたつて、ステアリングホイールW
の操作時の操作力や車両の振動等に基く繰返し荷重によ
る圧縮力と引張力とが順次繰返して作用することとなつ
ても、その押圧部位3の断面の上下の周壁部位3a・3b
を、平板状としていることから、繰返し荷重による圧縮
力や引張力を上下周壁部位3a・3bの広い面積で分散させ
る態様となつて、繰返し荷重による圧縮応力や引張応力
を低くすることができ、リング部芯金2におけるスポー
ク部芯金12との溶接部位周縁に、クラツクが生ずること
を抑えることができる。
に対して、長期間にわたつて、ステアリングホイールW
の操作時の操作力や車両の振動等に基く繰返し荷重によ
る圧縮力と引張力とが順次繰返して作用することとなつ
ても、その押圧部位3の断面の上下の周壁部位3a・3b
を、平板状としていることから、繰返し荷重による圧縮
力や引張力を上下周壁部位3a・3bの広い面積で分散させ
る態様となつて、繰返し荷重による圧縮応力や引張応力
を低くすることができ、リング部芯金2におけるスポー
ク部芯金12との溶接部位周縁に、クラツクが生ずること
を抑えることができる。
なお、実施例のステアリングホイールでは、リング部
芯金1におけるスポーク部芯金との溶接部位4を、押圧
部位3の内周側の端面付近に配置されたものを示した
が、押圧部位3と非押圧部位23との境界付近でなく、か
つ、押圧部位3の略中央位置であれば、押圧部位3の上
周壁部位3aの上面や下周壁部位3bの下面を溶接部位4と
しても良い。
芯金1におけるスポーク部芯金との溶接部位4を、押圧
部位3の内周側の端面付近に配置されたものを示した
が、押圧部位3と非押圧部位23との境界付近でなく、か
つ、押圧部位3の略中央位置であれば、押圧部位3の上
周壁部位3aの上面や下周壁部位3bの下面を溶接部位4と
しても良い。
また、実施例のステアリングホイールWでは、スポー
ク部11が4本配設されるものを示したが、他に、スポー
ク部がボス部から左右に2本だけ延びるステアリングホ
イールや、上方から見てT字形にスポーク部が配設され
るタイプのステアリングホイール等に本考案を応用する
ことができる。
ク部11が4本配設されるものを示したが、他に、スポー
ク部がボス部から左右に2本だけ延びるステアリングホ
イールや、上方から見てT字形にスポーク部が配設され
るタイプのステアリングホイール等に本考案を応用する
ことができる。
第1図は、この考案の一実施例を示すステアリングホイ
ールにおけるリング部芯金とスポーク部芯金との溶接部
位付近を示す平面図、 第2図は、第1図のII-II断面図、 第3図は、第5図のIII-III部位におけるリング部芯金
とスポーク部芯金との溶接部位付近を示す断面図、 第4図は、同実施例における車両への装着状態を示す中
央縦断面図、 第5図は、同実施例の部分省略断面図、 第6図は従来例から改良したリング部芯金とスポーク部
芯金との溶接態様を示す平面図、 第7図は、第6図のVII-VII断面図である。 1……リング部、1a……上部リング部、2……リング部
芯金、3……押圧部位、4……溶接部位、11……スポー
ク部、12……スポーク部芯金、W……ステアリングホイ
ール。
ールにおけるリング部芯金とスポーク部芯金との溶接部
位付近を示す平面図、 第2図は、第1図のII-II断面図、 第3図は、第5図のIII-III部位におけるリング部芯金
とスポーク部芯金との溶接部位付近を示す断面図、 第4図は、同実施例における車両への装着状態を示す中
央縦断面図、 第5図は、同実施例の部分省略断面図、 第6図は従来例から改良したリング部芯金とスポーク部
芯金との溶接態様を示す平面図、 第7図は、第6図のVII-VII断面図である。 1……リング部、1a……上部リング部、2……リング部
芯金、3……押圧部位、4……溶接部位、11……スポー
ク部、12……スポーク部芯金、W……ステアリングホイ
ール。
Claims (1)
- 【請求項1】パイプ状の芯金を備えるリング部と、 該リング部の中心部に配置されるボス部と、 該ボス部から左右に延びるように配設されて、前記リン
グ部の芯金に溶接される芯金を備えたスポーク部と、 を備えて構成され、 前記ボス部から左右に延びるスポーク部より上方側の上
部リング部を、衝撃力が作用した際に前方側へ変形させ
てエネルギーを吸収するステアリングホイールであつ
て、 前記リング部の芯金が、前記スポーク部の芯金との溶接
部位、及び、該溶接部位の周縁を含めた部位に、前記ボ
ス部の軸方向と直交方向の平板状とした断面長円環形状
の押圧部位を備え、 前記リング部の芯金における前記スポーク部の芯金との
溶接部位を、前記押圧部位におけるリング部形成方向の
略中央位置としていることを特徴とするステアリングホ
イール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990017272U JPH082022Y2 (ja) | 1990-02-22 | 1990-02-22 | ステアリングホイール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990017272U JPH082022Y2 (ja) | 1990-02-22 | 1990-02-22 | ステアリングホイール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03108581U JPH03108581U (ja) | 1991-11-07 |
JPH082022Y2 true JPH082022Y2 (ja) | 1996-01-24 |
Family
ID=31520497
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990017272U Expired - Lifetime JPH082022Y2 (ja) | 1990-02-22 | 1990-02-22 | ステアリングホイール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH082022Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200454032Y1 (ko) * | 2010-11-23 | 2011-06-20 | 시선플러스(주) | 어린이 보호 기능을 가진 엘이디-광섬유 연동형 발광 우산 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5765168U (ja) * | 1980-10-06 | 1982-04-19 | ||
JPS61172863U (ja) * | 1985-04-17 | 1986-10-27 |
-
1990
- 1990-02-22 JP JP1990017272U patent/JPH082022Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03108581U (ja) | 1991-11-07 |
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