JPH08201870A - 多灯フラッシュのモニターシステム - Google Patents

多灯フラッシュのモニターシステム

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Publication number
JPH08201870A
JPH08201870A JP7008502A JP850295A JPH08201870A JP H08201870 A JPH08201870 A JP H08201870A JP 7008502 A JP7008502 A JP 7008502A JP 850295 A JP850295 A JP 850295A JP H08201870 A JPH08201870 A JP H08201870A
Authority
JP
Japan
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switch
exposure
flash
image
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7008502A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Otsuka
博司 大塚
Shigeto Omori
滋人 大森
Tsutomu Ichikawa
勉 市川
Kiyoshi Seigenji
潔 清玄寺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP7008502A priority Critical patent/JPH08201870A/ja
Publication of JPH08201870A publication Critical patent/JPH08201870A/ja
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  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Stroboscope Apparatuses (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 各閃光発光手段に対する露出補正を容易に行
わせるとともに、多灯フラッシュの下での好適な撮影を
可能にする。 【構成】 カメラ本体20に取り付けられたメインフラ
ッシュFL1と適所に配設された2個のフラッシュFL
2,FL3とを有する。各フラッシュFL1〜FL3に
はフラッシュナンバーを設定するFL番号設定ボタン6
1を備える。カメラ本体20はモニター47を内蔵する
ファインダ28を備える。カメラ本体20は定常光下
と、設定されたフラッシュの発光に伴って露出を行い、
各画像を内部メモリ123に取り込んでファインダ28
内のモニター47に選択的に表示させる。露出変更スイ
ッチ37が操作された状態で、前、後ダイヤル33,3
4を回転操作することでフラッシュにFL2,3それぞ
れに対する露出変更が行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被写体像を複数の閃光
発光手段を用いて、所要の配置位置から照明するように
した多灯フラッシュのモニターシステムに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、異なる制御値による複数の撮影結
果を本撮影前に確認することのできる予備画像表示装置
が提案されている。例えば特開平4−248532号公
報には、手動若しくは自動により異なる撮影情報の種類
及び露出制御値が設定可能で、複数の撮影情報及び露出
制御値が設定されると、同一撮影シーンに対して設定さ
れた各制御値による複数画像が予備的に取り込まれ、フ
ァインダー内の表示部に表示されるようにしたものが示
されている。上記予備画像表示装置は、電子ビューファ
インダーと撮像素子とを備えたカメラからなり、同一撮
影シーンに対して異なる制御値により上記撮像素子で予
備的に撮影された複数の画像が、2次元的に配列された
マルチ画像で上記電子ビューファインダーに表示される
ようになっている。そして、撮影者は、上記マルチ画像
で撮影結果を確認した後、本撮影時の制御値を決定する
ことができるようになっている。
【0003】また、特開平5−100288号公報に
は、フラッシュ撮影の事前表示を可能にするとともに、
この予備画像を見ながら定常光/フラッシュ光(光量
比)の変更設定による露出補正を行うようにしたものが
示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記特開昭4−248
532号公報記載の予備画像表示装置は、定常光の撮影
シーンにおいて、異なる露出制御値における予備撮影結
果を本撮影前にモニタするもので、フラッシュ撮影にお
いては、異なる露出制御値におけるフラッシュ撮影の予
備撮影結果を本撮影前にモニタすることはできないよう
になっている。特にフラッシュ発光量の変更に応じた撮
影シーンの予測画像を電子ビューファインダーでモニタ
ーすることはできない。
【0005】また、上記特開昭4−248532号及び
特開平5−100288号公報の装置は、いずれも1個
のフラッシュを備えるに過ぎないもので、多灯フラッシ
ュを採用する撮影に関しては記載されていない。
【0006】本発明は、上記課題及び背景に鑑みてなさ
れたもので、複数の閃光発光手段を配設し、モニター画
像を見ながら、各閃光発光手段に対して露出補正を施す
ことで、各閃光発光手段に対する露出補正を容易に行わ
せるとともに、多灯フラッシュの下での好適な撮影を可
能にする多灯フラッシュのモニターシステムを提供する
ことを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、被写体像をそ
れぞれ設定された露光条件の下で照明すべく配設される
複数の閃光発光手段と、上記複数の閃光発光手段を選択
的に発光させる発光制御手段と、上記選択的に選定され
た閃光発光手段を連続的に発光させた際の各露出及び定
常光での露出を指示する露出制御手段と、各露出時の被
写体像を光電変換して取り込む画像取込手段と、取り込
まれた各画像を記憶する記憶手段と、上記記憶手段に記
憶された各画像を選択的にモニター表示する表示手段
と、上記各閃光発光手段に対して露出補正を行う露出補
正手段とを備えたものである。
【0008】
【作用】本発明によれば、複数の閃光発光手段はそれぞ
れ連続的に発光が制御され、それぞれの発光時の被写体
像が画像取込手段で取り込まれ、記憶手段に記憶され
る。また、定常光の下での露出による被写体像も取り込
まれ、記憶される。得られた各画像は表示手段で、それ
ぞれモニター表示されて、露出条件がチェック可能にさ
れる。それぞれのモニター画面から、それぞれの配置に
ある各閃光発光手段に対し、必要に応じて露出量が補
正、例えば発光量が調整される。この後、本発光に移行
して、選択された閃光発光手段を同時に発光させての好
適なフラッシュ撮影が行われることになる。
【0009】なお、閃光発光手段の数が3個であれば正
面と左右であり、2個であれば左右一方のみであり、4
個であれば更に全体照明用を加えたものとなる。
【0010】
【実施例】図1は、本発明に係る多灯フラッシュのモニ
ターシステムに用いられるマルチフラッシュ撮影の一例
を示す図である。マルチフラッシュ撮影とは、被写体に
対して互いに異なる照明方向となる位置に複数個のフラ
ッシュを配置し、各フラッシュを同時発光若しくは遅延
発光させて被写体を撮影するものである。
【0011】図1は、人物Pの廻りに3個のフラッシュ
FL1〜FL3を配置し、互いに異なる3方向から人物
Pを照明するようにしたものである。フラッシュFL1
は、マルチフラッシュ撮影において、各フラッシュの発
光を制御するメインフラッシュで、カメラ本体20の上
面に設けられたアクセサリーシュー20b(後述の図2
参照)に取り付けられている。また、フラッシュFL
2,FL3は、所定の照明位置に三脚や固定台(不図
示)で配置されている。
【0012】メインフラッシュFL1(閃光発光手段)
とフラッシュFL2,FL3間はそれぞれ赤外光により
通信可能になっている。メインフラッシュFL1及びフ
ラッシュFL2,FL3は、本体上部に閃光が発光され
る発光窓63を有している。この閃光は、照明光として
発光されると共にフラッシュ間の通信信号として発光さ
れ、通信時には所定のパルス列信号で変調されたパルス
光が発光されるようになっている。
【0013】メインフラッシュFL1及びフラッシュF
L2,FL3は、上記発光窓63の下部に赤外光を受光
する受光部64を有し、相手のフラッシュから通信信号
として発光されたパルス光に含まれる赤外光を受光する
ようになっている。
【0014】また、メインフラッシュFL1及びフラッ
シュFL2,FL3の背面には、各フラッシュを識別す
るためのフラッシュナンバー(NFL)を設定するFL番
号設定ボタン61と、このFL番号設定ボタン61によ
り設定されたフラッシュナンバーNFLを表示する表示部
62が設けられている。
【0015】図2〜図4は、本発明に係る多灯フラッシ
ュのモニターシステムが適用されるビデオ一体型カメラ
の外部構成の一例を示し、図2は前方斜視図、図3は後
方斜視図、図4はグリップ部22の拡大図である。本カ
メラは、カメラ本体20と、このカメラ本体20と一体
乃至は着脱可能な電子情報記録部50とからなる主構成
を有し、カメラ本体20には、一体式或いは交換可能な
撮影レンズ部21が設けられているとともに、左右一方
側で撮影者が把持する位置にグリップ部22が形成され
ている。また、カメラ本体20の頭部にはアクセサリー
シュー20bが設けられ、このアクセサリーシュー20
bにメインフラッシュFL1が外部接続されるようにな
っている。更に、本カメラは、リモートコントロール撮
影機能を有している。
【0016】カメラ本体20側の上面部には各種の操作
部材やその他の部材が配設されている。23はレリーズ
ボタンで、1段目の押し込みで後述の撮影準備のための
スイッチS1がオンして測光、露出演算及び自動焦点調
節(AF)などの各動作が開始され、2段目の押し込み
で後述のレリーズのためのスイッチS2がオンして露出
制御動作が開始される。
【0017】24は液晶パネル等から成るボディ表示部
で、シャッタスピードや絞り値等を表示するものであ
る。25はカメラ本体20内の内部メモリ129(図1
8参照)に記憶された表示データを、後述するカラー液
晶パネル等からなるモニター47(カラー画像表示手
段、図18参照)に表示させるための指示信号を出力す
る表示操作部材である。26はカメラ本体20内のフレ
ームメモリ121,122,123等(図18参照)に
記憶されている画像を変更するときに操作されるメモリ
変更スイッチである。
【0018】32,35〜41で示される各スイッチ
は、カメラ本体20の上面に設けられている。32は銀
塩スチル撮影モード、電子スチル撮影モード及び動画撮
影モードを選択設定する撮影モード設定スイッチ、35
はモニター47に表示された画像の色(具体的には色温
度分布)を変更するために操作される色温度変更スイッ
チ、36は定常光の下での撮影において露出補正のため
に操作される露出変更スイッチ(色温度変更手段)、3
7はフラッシュ撮影におけるフラッシュ光量の露出補正
のために操作される露出変更スイッチである。
【0019】撮影モード設定スイッチ32を操作した状
態で、前ダイヤル33又は後ダイヤル34を回転操作す
ると、表1に示す各撮影モードに対応するモードナンバ
ーNM(=1〜7)が変化し、所望の撮影モードが設定
できるようになっている。
【0020】
【表1】
【0021】また、色温度変更スイッチ35又は露出変
更スイッチ36,37が操作された状態で、前ダイヤル
33或いは後ダイヤル34が回転操作されると、それぞ
れ色温度又は露出を変更するためのパラメータの数値が
変更される。
【0022】38は、カメラの露出モードの変更を指示
するときに操作される露出モード変更スイッチである。
本カメラは、プログラムモード(P)、絞り優先モード
(A)、シャッター優先モード(S)及びマニュアルモ
ード(M)の4種類の露出モードを有し、上記露出モー
ド変更スイッチ38が操作された状態で、前ダイヤル3
3或いは後ダイヤル34が回転操作されると、露出モー
ドがサイクリックに変更される。
【0023】39は、メインフラッシュFL1の発光色
の色温度を変更するために操作されるFL色温度変更ス
イッチ、40は、マルチフラッシュ撮影のモード(以
下、MFL撮影モードという)を選択設定するために操
作されるMFL撮影モード設定スイッチ、41は、マル
チフラッシュ撮影時における各フラッシュFL1,FL
2,FL3の発光回数を設定するために操作される発光
回数設定スイッチである。発光回数設定スイッチ41
は、操作する毎に発光回数がサイクリックに変化し、1
回から8回までの任意の回数を設定することができるよ
うになっている。
【0024】撮影レンズ部21の外部適所にはプレビュ
ースイッチ27が設けられている。このプレビュースイ
ッチ27は制御絞り値に設定されている絞りを通過して
撮像された被写体像を上記モニター47に表示させるた
めの操作部材である。なお、モニター47は、後述する
ように、カメラ本体20の裏面部の上部に設けられたフ
ァインダ28の内部に設けられている。このファインダ
28に近接する位置にはLED等の発光素子291とS
PC(シリコンフォトセル)等の受光素子292とが隣
接配置されてなる接眼検知センサ29が設けられてい
る。この接眼検知センサ29は、撮影者がファインダを
覗いているか否かを検知するもので、発光素子291か
らの投光光がファインダを覗いた撮影者の顔面で反射し
て受光素子292で受光されることにより接眼検知が行
われる。
【0025】また、後ダイヤル34の左側に、後述する
視線検出回路2(図17参照)で検知された撮影者の視
線、すなわち画角内の視線エリアを設定(セット)又は
リセットするために操作される視線操作部材30と、動
画撮影モードにおいて動画の記録を指示する録画スイッ
チ31とが設けられている。
【0026】グリップ部22の外部は、弾力性を有する
ラバーからなるカバー220で覆われ、図4に示すよう
にグリップ部22の内部には互いに絶縁された導電パタ
ーン221と222とが対向配設されている。上記カバ
ー220と導電パターン221,222との間には、導
電ゴム(不図示)が配置されている。そして、グリップ
部22のカバー220をカメラを把持すべく手で押さえ
ることによって導電パターン221と導電パターン22
2とが導電ゴムを介して導通するように構成されてい
る。この構成により、グリップ部22はグリップスイッ
チSGRとして機能するようになっている。
【0027】電子情報記録部50は、カメラ本体20の
下部等のカメラ操作上支障の少ない箇所に配置され、カ
メラ本体20内のフレームメモリに記憶された静止画を
電気的に記録する、電気的メモリとしてのICカード5
1が装填可能な装着部50a、動画の記録を可能にする
磁気テープや光磁気ディスク等の磁気記録媒体52が装
填可能な図略の装着部を有し、かつテープ送り駆動部が
内設されている。
【0028】33はグリップ部22の前面適所に設けら
れ、撮影情報の数値を変更するときに回転操作される前
ダイヤルである。34はカメラ本体20の裏側適所に設
けられ、前ダイヤル33と同一の働きをする後ダイヤル
である。
【0029】図5及び図6は、リモートコントロール撮
影を行うための送受信機TX,RXを示す外観図で、図
5はカメラ本体20側の送受信機TXを、図6はリモー
ト制御用の送受信機RXを示している。この送受信機T
X,RXは携帯性等を考慮してカメラ本体20に装着可
能になされている。図7、図8は、それぞれ送受信機T
X,RXが装着された状態のカメラ本体20の前方斜視
図と後方斜視図である。送受信機TXはカメラ本体20
の前方から見て、右側面の形状に合致する側面形状を有
しており、両側面が、例えば係止部材20aなどを利用
して着脱可能に取り付けられている。送受信機RXはカ
メラ本体20の裏面に横向けにされて、不図示の係止部
材によって着脱自在に取り付けられている。
【0030】送受信機TXには、送受信機RXによるリ
モート制御を行うか否かを切り換える制御切換スイッチ
T1と、アンテナT2が設けられている。一方、送受信
機RXには、カメラ本体20側で操作可能なスイッチ類
に対応するスイッチ等が設けられている。
【0031】すなわち、R1は電源スイッチ、R2は上
記レリーズボタン23に対応するレリーズ指示スイッ
チ、R3は上記露出モード変更スイッチ38に対応する
露出モード変更スイッチである。また、R4の2個のス
イッチは上記前ダイヤル33に対応するアップ/ダウン
スイッチ、R5の2個のスイッチは上記後ダイヤル34
に対応するアップ/ダウンスイッチ、R6は上記プレビ
ュースイッチ27に対応するプレビュー指示スイッチ、
R7は上記露出変更スイッチ36に対応する定常光撮影
における露出変更スイッチ、R8は上記モニター47と
同一機能を有する、2次元のカラー液晶表示部である。
【0032】送受信機RXがカメラ本体20に装着され
た状態では、ファインダを覗かなくても送受信機RXの
カラー液晶表示部R8により被写体像のモニターが可能
となっている。
【0033】また、R9は送受信機TXとの間で信号伝
送を行うためのアンテナ、R10は上記露出変更スイッ
チ37に対応するフラッシュ撮影における露出変更スイ
ッチ、R11は上記録画スイッチ31に対応する録画指
示スイッチ、R12は上記撮影モード変更スイッチ32
に対応する撮影モード変更スイッチである。
【0034】更に、R13は上記FL色温度変更スイッ
チ39に対応するFL色温度変更スイッチ、R14は、
上記色温度変更スイッチ35に対応する色温度変更スイ
ッチ、R15は、上記MFL撮影モード設定スイッチ4
0に対応するMFL撮影モード設定スイッチ、R16は
上記発光回数設定スイッチ41に対応する発光回数設定
スイッチである。なお、送受信機TX,RXの制御につ
いては、後述する。
【0035】図9は、撮影レンズ211及びカメラ本体
20内の光学系に関連する内部構造を示す図である。カ
メラ本体20内には、撮影レンズ211の光軸Lに対し
て固定された光束の一部を分離するためのミラー42が
配置されている。このミラー42はハーフミラーで極薄
のペリクルミラーからなり、撮影レンズ211を通過し
た光束の一部を縮小光学系44を経てエリアセンサとし
てのCCD43に導くとともに、残りの光像を後方の銀
塩フィルム等の感光フィルム45に導くものである。
【0036】このCCD43は、後述するようにAF、
測光兼調光を行うための受光素子である。また、感光フ
ィルム45の前面にはフォーカルプレーンシャッタ46
が配設されている。
【0037】CCD43はマトリクス状に配列された固
体撮像素子から成り、前面にR,G,Bの色フィルタが
各画素位置に対応して配設され、ハーフミラー42を介
して導かれた光像をカラー撮像するものである。
【0038】図10〜図12は、CCD43の一例を示
す構造図で、図10及び図11において、431は格子
状の感光層(図10の斜線で示す部分)で、マトリクス
状に配置された感光画素432の間で該感光画素432
と同様に絶縁膜433上に取り付けられており、かつ感
光画素432に対し電気的に絶縁されている。また、図
12に示すように、感光層431は複数の区画、例えば
中央区画431aと周辺区画431bとに2区分されて
測光用パターンを形成している。そして、この両区画4
31a,431bからの測光信号に基づき、例えば中央
重点測光、平均測光等の切換使用が可能になっている。
【0039】また、CCD43は、後述するように、そ
れぞれ電気的に接続されている15個のエリアに分割さ
れていて、更に、測光と調光とを兼用して行うようにし
ている。CCD43をこのように構成することで、CC
D43に入射する光のうち、感光画素432に入射する
光は、各感光画素432で光電変換、蓄積され、更にこ
の蓄積電荷が転送されて、画像データとして取り出さ
れ、他方、格子状の感光層431に入射する光は、画像
全体の明るさに対応した各エリアでの測光信号に変換さ
れ、出力される。
【0040】図9に戻って、モニター47は二次元のカ
ラーLCD等からなり、CCD43で撮像された画像、
或いは後述のフレームメモリ123等の記憶画像を表示
するものである。このモニター47は、上記画像表示の
他に、所要のマークやシャッタスピードTV,絞り値A
V等の撮影条件等をスーパーインポーズで表示可能にし
ている。471はモニター47の光源用としてのバック
ライトである。49は接眼レンズで、上記モニター47
に表示された画像をファインダ28から観察可能にする
ものである。
【0041】また、光学部材48は視線検出のための測
定用スポット光を反射するとともにモニター47からの
画像光を透過する面481を有している。
【0042】視線検出回路2はファインダ28を覗いた
撮影者の視線位置を検知するためのもので、内部に赤外
LED、往復路での光路切換用ハーフミラー及び後述の
視線エリアAR1〜AR16に分割形成(図13参照)
されてなる赤外エリアセンサから構成されている。赤外
線を用いるのは、太陽光の影響を排除するためである。
視線検出は、上記赤外LEDから照射された光がファイ
ンダ28を覗いている撮影者眼で反射して帰来し、赤外
エリアセンサのどの視線エリアで受光されたかによって
判断するようにしたものである。例えば第1プルキンエ
像を用いて、或いは第1プルキンエ像と第4プルキンエ
像とを用いて行う公知の視線検出方法、また公知の他の
方法を採用したものでもよい。
【0043】図13は、視線エリア及び視線エリアに対
するAF、測光、調光の各エリアの対応位置関係を示す
もので、18は撮影画面を示す枠、19は視線検出エリ
ア枠である。
【0044】同図に示すように、視線検出エリア枠19
は視線の検出が可能な範囲を示すためのものである。視
線検出エリア枠19は、撮影画面枠18内の略中央の面
積比で1/2の領域に相当し、更にその枠内には3行5
列に均等分割された視線エリアが形成されている。従っ
て、視線検出は第1〜第15(AR1〜AR15)の合
計15個の視線エリアのいずれのエリアで撮影者眼から
の反射光が受光されたかを判断することにより行われ
る。また、エリアAR16は視線検出エリア枠19外の
エリアである。
【0045】焦点検出のエリアAF1〜AF15(不図
示)は上記視線エリアのAR1〜AR15に対応する位
置になるように設定されている。また、測光エリアAE
1〜AE15(不図示)も上記エリアAR1〜AR15
に対応する位置になるように設定されている。
【0046】図14は、モニター47が表示可能なマー
ク等を示す図である。視線検出エリア枠19及び各視線
エリアAR1〜AR15の枠が表示し得るようになって
いる。また、視線検出エリア枠19外の下部にはシャッ
タスピードTVを表示するための4桁分の表示領域A1
と、絞り値AVを表示するための2桁分の表示領域A2
とが設けられている。視線検出エリア枠19の左上に
は、設定された撮影モード及び事後確認表示モードを確
認するための表示部M1〜M4が設けられている。図に
示すように、M1は銀塩スチル撮影モード(以下、銀塩
スチルと略称する)、M2は電子スチル撮影モード(以
下、電子スチルと略称する)、M3は動画撮影モード
(以下、動画モードと略称する)を表示する表示部であ
る。各表示部M1〜M2は、上記撮影モードをシンボル
マークで表示する。
【0047】モード表示は、選択設定されているモード
のみの表示が行われる。例えば動画撮影モードのみが選
択されているときは、表示部M3に磁気記憶媒体を表わ
すマークのみが表示される。一方、例えば全ての撮影モ
ードが選択されているときは、フィルムを表すマーク、
磁気記憶媒体を表わすマーク、磁気テープを表すマーク
がそれぞれ表示部M1〜M3に表示される。また、事後
確認表示モードを表わすマークは静止画表示モードが選
択されたときに、表示部M4に表示される。特定の撮影
モードが選択されていないとき、例えば銀塩スチル及び
電子スチルの両撮影モードが選択されていないときに、
それを指示すべく、例えばスイッチS1をオン操作する
と、選択されない銀塩スチル及び電子スチルの各表示モ
ードを表わすマークが点滅するようになっている。
【0048】また、シャッタスピードTV及び絞り値A
Vの表示は、銀塩スチル、電子スチルの各撮影モードが
選択されているときは、撮影の有無を問わず、シャッタ
スピードTVと絞り値AVとが表示される。一方、銀塩
スチル、電子スチルの両撮影モードがいずれも選択され
ていないとき、すなわち動画撮影モードのみが選択され
ているときは、シャッタスピードTVも絞り値AVも共
に表示されない。これによって、必要のない表示が消灯
されるので、画面内の煩わしさがなくなるとともに省電
となる。
【0049】図15は、視線検出エリア枠19がモニタ
ー47で表示された状態を示す図、図16は視線エリア
がモニター47に表示された状態を示す図である。すな
わち、視線検出結果に基づいて図15の如く視線検出エ
リア枠19が表示されたり、図16の如く検出されたエ
リアARを示す枠が表示されたりする。なお、図16に
おいて、視線検出回路2で現に検出されているエリアA
Rは破線枠191で点滅表示され、検出されたエリアA
Rの内から視線操作部材30で手動設定されたエリアA
Rは実線枠192で点灯表示される。両エリアARが重
なった状態では、例えば点滅表示される。そして、AF
処理や、フラッシュの調光を含めたAE処理は、この実
線枠192のエリアARに対して行われる。
【0050】図17は、本発明が適用されるカメラ本体
内の回路ブロック図である。図において、1はマイクロ
コンピュータ(以下、マイコン(μC1)という)で、
各種のスイッチ、操作部材からの信号及びCCD43で
撮像された画像信号を取り込む内部RAM(図18、フ
レームメモリ121〜123参照)を有するとともに、
内部のROM(不図示)に予め書き込まれたプログラム
に基づいて各種演算及びカメラ全体のシーケンス制御を
行うものである。
【0051】電源17は電池等からなり、電圧Voで所
要の回路部に電源供給するものである。電源17とマイ
コン(μC1)1間には、整流用ダイオードD1及びバ
ックアップ用のコンデンサC1が介設されている。ま
た、スイッチQ1は、例えばCMOSトランジスタで、
後述するようにマイコン(μC1)1からの制御信号に
基づいてオン・オフされ、このオン・オフにより電圧V
1で所要の回路部に電源供給する。
【0052】接眼検知回路3は上述した接眼検知センサ
29を有する。4は露出駆動部で、絞りの制御をサーボ
タイプで行う絞り制御部4aとシャッタ制御を行うシャ
ッタ制御部4bとからなる。巻上回路5はレリーズに同
期してフィルム45の巻上げ及び撮影のための機構のチ
ャージ(初期位置へのリセット)を行う。フィルム感度
読取回路6(図中、DXで示す)はフィルム容器に付さ
れたコードデータを光学的手段、磁気的手段等を用いて
読み取る。このコードデータに含まれるデータとして
は、フィルム感度(ISO)とフィルムタイプ(デイラ
イト/タングステン/白黒,ラティチュード情報,ネガ
/ポジ)とがある。
【0053】I7は焦点検出用のレンズ駆動回路(図
中、LEM Iで示す)、18は像振れ補正用のレンズ駆
動回路(図中、LEM IIで示す)で、これらはカメラ
本体20と撮影レンズ211のマウント部を通してレン
ズ駆動を行う。測光兼調光回路9は、定常光を測定する
ときは、CCD43からの検出信号に基づいて各AEエ
リアについての測光データを求め、この測光データをマ
イコン(μC1)1に出力するとともに、フラッシュ撮
影時におけるメインフラッシュFL1の調光制御を行
う。
【0054】すなわち、メインフラッシュFL1から発
光され、被写体で反射されたフラッシュ光をCCD43
でTTLダイレクト測光し、このCCD43からの測光
データに基づいてフラッシュ発光回路60へ発光停止信
号を出力してメインフラッシュFL1の発光量の制御を
行う。フラッシュ発光回路60(図中、FLで示す)
は、カメラ本体20に着脱可能なメインフラッシュFL
1内の回路であって、カメラ本体20からの信号によっ
て発光の制御を行うものである。フラッシュ発光回路6
0の詳細は、後述する。
【0055】CCD/モニター/記録部10はCCD4
3、このCCD43で撮像された画像信号に処理を施す
マイコン(μC2)100(図18参照)、処理画像を
記憶するフレームメモリ等及び画像をカラー表示するモ
ニター47(図9参照)、電子スチル画像の記録動作を
制御する記録部14(図中、REC1で示す)及び動画
の記録動作を制御する記録部15(図中、REC2で示
す)を備えてなるもので、詳細は後述する。
【0056】インバータ11(図中、INVで示す)は
モニター47がLCDである場合に、バックライト47
1に交流電圧を供給すべく、直流電圧V1を所要レベル
の交流電圧に変換するるDC−ACインバータである。
エンコーダ12(図中、DVで示す)は撮影レンズ部2
1の静止側と回転側に対面配置された、例えば位置をコ
ード化したビットマーク部材とこのビットマーク部材の
各ビットの情報を読み取る読み取り部材とから構成さ
れ、レンズ繰出量に応じた距離情報をコードデータとし
て出力するものである。エンコーダ13(図中、fで示
す)は撮影レンズ部21の静止側と焦点調整レンズ側に
対面配置された、上記同様のビットマーク部材と読み取
り部材とから構成され、焦点距離に応じた情報をコード
データとして出力するものである。AND回路16は両
入力端子にスイッチS1とグリップスイッチSGRとが接
続され、出力側はマイコン(μC1)1の割込み端子I
NTに接続されている。
【0057】なお、送受信部142は撮像した画像デー
タ及び各種制御データをリモート制御用の送受信機RX
に送信するとともに、送受信機RXからの各種の操作ス
イッチの信号を受信するもので、マイコン(μC1)1
は受信した信号及び送信する信号の授受動作を制御す
る。
【0058】次に、各種スイッチ類について説明する。
スイッチS1は、レリーズボタン23の1段目の押し込
みで撮影準備のためのAE演算及びAF演算等の各動作
を開始させるスイッチである。スイッチS2は、レリー
ズボタン23の2段目の押し込みでレリーズのための露
出制御動作を開始させるスイッチである。スイッチS
DPIは、撮影時にフレームメモリに記憶した画像を静止
画表示させるためのスイッチで、図2の表示操作部材2
5に対応するものである。スイッチSPVは、制御絞り値
に設定されている絞りを通過して撮像された画像をモニ
ター表示させるスイッチで、図2のプレビュースイッチ
27に対応するものである。スイッチSSDIは、視線検
出回路2で検知された視線エリアを設定(セット)又は
リセットするスイッチで、図3の視線操作部材30に対
応するものである。スイッチSDPUPは、内部メモリの記
憶画像の指定を順次変更するスイッチで、図2のメモリ
変更スイッチ26に対応するものである。スイッチSWB
は、図2の色温度変更スイッチ35に対応するものであ
る。このスイッチSWBの操作と前ダイヤル33とで青色
系、後ダイヤル34とで赤色系を補正する。スイッチS
Xは、X接点を示すX接点信号(スイッチSXにより生成
された信号)を出力するスイッチで、フォーカルプレー
ンシャッタの1幕が走行完了したときにオンするように
なっている。スイッチSXにより生成されれたX接点信
号は、フラッシュ発光回路60に入力される。スイッチ
(+/-)AMBは、図2の露出変更スイッチ36に対応し、
露出補正値を設定するためのものである。スイッチS
(+/-)FLは、図2の露出変更スイッチ37に対応し、フ
ラッシュ光量のみの露出補正値を設定するためのもので
ある。スイッチSMDは、図2の露出モード変更スイッチ
38に対応し、(P,S,A,M)の4種類の露出モー
ドの変更を行うものである。スイッチSREMは、送受信
機RXでの制御とカメラ本体20での制御とを切り換え
る制御切換スイッチで、送受信機TXに設けられた切換
スイッチT1に対応するものである(図19参照)。送
受信機TXがカメラ本体20に装着されて切換スイッチ
T1が操作されると、この制御切換スイッチREMのオ
ン,オフ信号が送受信機RXのマイコン(μC3)14
0に入力され、更にこのスイッチ情報が該マイコン(μ
C3)140からカメラ本体20側のマイコン(μC
1)1に送信される。スイッチSRECは、動画を記録す
るときに操作される、図2の録画スイッチ31に対応す
るスイッチで、このスイッチのオンで割込みが行われる
とともに録画が開始される。
【0059】スイッチSMDTは、撮影モードを切り換え
る、図2の撮影モード変更スイッチ32に対応するスイ
ッチで、表1に示す7種の撮影モードが設定できる。
【0060】スイッチSLCは、図2のFL色温度変更ス
イッチ39に対応するスイッチで、フラッシュの発光色
の色温度を変更設定するものである。
【0061】スイッチSMFLは、図2のMFL撮影モー
ド設定スイッチ40に対応するスイッチで、マルチフラ
ッシュ撮影のモードを設定するものである。
【0062】スイッチSMFNは、図2の発光回数設定ス
イッチ41に対応するスイッチで、マルチフラッシュ撮
影における各フラッシュFL1〜FL3の発光回数を設
定するものである。
【0063】次に、図18は、図17に示すCCD/モ
ニター/記録部10の詳細な回路構成図である。CCD
/モニター/記録部10は機能的には撮像乃至信号処理
部分、画像処理部分、記録部分及び表示部分に大別さ
れ、記録部分は動画と静止画とを記録可能にする各構成
を備えている。マイコン(μC2)100はCCD/モ
ニター/記録部10の各回路部へ指令信号や制御信号を
出力するとともに、本体側のマイコン(μC1)1から
の指令を受けて適宜データ交信を行うものである。マイ
コン(μC21)120は画像データの処理を行う画像
処理用である。
【0064】タイミング信号発生回路(図中、TG1で
示す)101はマイコン(μC2)100からの制御を
受けて各種タイミング信号を、主に上述した撮像乃至信
号処理部分の所要の回路部に出力するもので、タイミン
グ信号発生回路(図中、TG2で示す)102は上記タ
イミング信号発生回路101からのタイミング信号を受
けて所定のタイミング信号を、主に上述した画像処理部
分の所要の回路部に出力するものである。
【0065】CDS回路103はCCD43から読み出
されたR(赤),G(緑),B(青)の各色の画像信号
に対して相関ダブルサンプリング処理を施してノイズ除
去を行うものである。ホワイトバランス(WB)104
はマイコン(μC2)100からのデータに基づいてホ
ワイトバランス処理を施すものである。AGC回路10
5はマイコン(μC2)100からの信号に基づいてゲ
イン調整を行うものである。A/D変換回路106は入
力されたアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換す
るものである。γ回路107は画像信号にγ変換を施す
ものである。
【0066】マトリクス回路108はγ変換されたR,
G,Bの各画像信号を表示用としての輝度(Y)信号及
び色差(R−Y,B−Y)信号に変換する回路である。
AGC回路109はマイコン(μC2)100からの信
号に基づいてゲイン調整を行うものである。画像圧縮回
路110は入力される動画画像信号に、例えばMPEG
(Moving Picture Coding Experts Group)規格に基づ
く画像圧縮処理を施すものである。フレームメモリ11
1はデータ入出力が同時可能なデュアルポートRAM
で、画像圧縮回路110でのデータ圧縮時に一時的な、
データ退避用として用いられるものである。
【0067】オーディオマイク112(図中、MICで
示す)は周囲の音を効率良く集音するもので、受信部が
カメラ本体の前面適所に設けられ、音声信号に対してミ
キシングを行うようになされている。オーディオマイク
112から入力されたオーディオ信号は増幅回路11
3、A/D変換回路114を経た後、ADPCM回路1
15でパルス変調された後、デジタル変調回路116及
び変調回路130に出力される。
【0068】デジタル変調回路116は上記画像圧縮回
路110からの画像信号及びADPCM回路115から
のオーディオ信号をそれぞれ記録するための所要のフォ
ーマットに変換するものである。記録ヘッド117はフ
ォーマット変換された信号を磁気記録媒体52に記録す
るためのものである。磁気記録媒体52への記録に対し
ては、マイコン(μC1)1からの制御信号によりその
録画動作が制御される。なお、記録ヘッド117の周辺
の記録のための各駆動機構に関しては、例えば磁気テー
プへの記録を行う場合のような公知のものが採用可能で
ある。
【0069】フレームメモリ121,122はデータ入
出力が同時可能なデュアルポートRAMであり、画像の
書き込みと読み出しを行うものである。フレームメモリ
121は原画像を記憶するものであり、フレームメモリ
122はマイコン(μC21)120によって原画像に
対し画像処理された後の画像を記憶するものである。ま
た、画像メモリ123は、複数枚(3枚以上)のフレー
ムメモリからなる、画像の入出力が同時に行えるデュア
ルポートRAMで、必要に応じて原画像及び画像処理さ
れた画像を記憶するものである。
【0070】アダー回路124はフレームメモリ121
の原画像とマトリクス回路108からの画像信号とを加
算する加算回路である。スイッチ回路125はマトリク
ス回路108からの画像信号をフレームメモリ121側
とアダー回路124側とに導くのを切換制御するスイッ
チである。画像圧縮・伸長回路126はフレームメモリ
121,122からの画像信号にJPEG(Joint PHot
ographic Coding Experts Group)規格に基づく所定の
画像圧縮処理を施すものである。
【0071】映像再生回路127は、フレームメモリ1
21,122に記録された画像信号をモニター47に再
生すべく、表示可能な形式に変換するものである。映像
再生回路127から出力された信号は、モニター47の
ドライバ回路133に入力され、ドライバ回路133
は、この入力信号に基づいてモニター47を駆動するこ
とにより上記画像信号を再生表示する。
【0072】切換回路128はマイコン(μC21)1
20からの信号に基づいて、フレームメモリ121,1
22からの画像信号を上記画像圧縮・伸長回路126と
映像再生回路127と送受信機RXのメモリ141とに
選択的に出力させるものである。メモリ129は内部に
設けられた画像メモリで、所要コマ数の画像が記録可能
な容量を有しているものである。
【0073】また、オーディオマイク112で集音され
たオーディオ信号は、変調回路130で所定の変調処理
が施された後、メモリカード51に出力される。また、
メモリカード51に記録されているオーディオ信号は、
画像メモリ129に再記録される一方、音声再生回路1
31で所定の復調再生処理が施された後、スピーカ13
2から出力される。
【0074】図19は、送受信機TXのブロック図であ
る。この送受信機TXは、カメラ本体20との装着時に
不図示の電源供給端子が接続されることで、カメラ本体
20側から電源供給可能にされている。制御切換スイッ
チSREMは、切換スイッチT1に相当するものである。
マイコン(μC3)140は各部の制御を行うととも
に、マイコン(μC1)1との信号の授受を行う。
【0075】メモリ141はデータ入出力が同時に可能
なデュアルポートRAMで、切換回路128から出力さ
れる画像信号を入力し、記憶するものである。このメモ
リ141は、マイコン(μC3)140の制御信号に基
づいて画像データの書込みと読出みとを行う。
【0076】送受信部142は、リモート制御用の送受
信機RXの送受信部151(図20参照)への画像デー
タ及び制御データの送信及び送受信機RXからのスイッ
チ操作のデータの受信を行うものである。
【0077】図20は、送受信機RXのブロック図であ
る。マイコン(μC4)150は各部の制御を行うもの
である。送受信部151はカメラ本体20の送受信機T
Xから画像データ及び制御データの受信、また、マイコ
ン(μC4)150からのスイッチ操作のデータの送信
を行う。メモリ152は受信した画像データを書き込
み、また繰返し表示制御回路153へ読み出すものであ
る。読み出された画像データはカメラ本体20の場合と
同様に、表示制御回路153を通して、液晶表示部R8
を構成するカラーLCD154へ読み出されて静止画表
示される。タイミング制御回路156は各回路部を動作
させる信号間のタイミングをとるものである。なお、バ
ックライト155(図中、B・Lで示す)はカラーLC
D154の照射用の光源である。
【0078】次に、各種スイッチ類について説明する。
スイッチSRHは電源スイッチR1に対応するものであ
り、電源ERMの供給と遮断とを切り換えるものである。
スイッチSMDは露出モード変更スイッチR3に対応する
ものである。S1,S2はレリーズ指示ボタンR2に対応
するもので、半押しで露出準備動作、全押しでレリーズ
を行わすものである。スイッチSPVはプレビュースイッ
チR6に相当するものである。スイッチS(+/-)FLはフ
ラッシュ光量の露出変更スイッチR10に対応するもの
である。スイッチS(+/-)AMBは定常光での露出変更スイ
ッチR7に対応するものである。スイッチ(UP/D
N)1はアップ/ダウンスイッチR4に対応し、スイッ
チ(UP/DN)2はアップ/ダウンスイッチR5に対
応するものである。スイッチSRECは録画スイッチで、
録画スイッチR11に対応するものである。スイッチS
MDTは撮影モード変更スイッチで、送受信機RXの撮影
モード変更スイッチR12に対応するものである。スイ
ッチSLCはFL色温度変更スイッチで、送受信機RXの
FL色温度変更スイッチR13に対応するものである。
スイッチSWBは色温度変更スイッチで、送受信機RXの
色温度変更スイッチR14に対応するものである。スイ
ッチSMFLはMFL撮影モード設定スイッチで、送受信
機RXのMFL撮影モード設定スイッチR15に対応す
るものである。スイッチSFLNは発光回数設定スイッチ
で、送受信機RXの発光回数設定スイッチR16に対応
するものである。
【0079】図21は、測光兼調光回路9の内部回路図
である。AR1C〜AR15Cは各エリアAR1〜AR
15に対する測光回路であり、それぞれ同一の回路構成
を有するので、以下、AR1Cについて説明する。SP
C1は測光(調光)素子で、CCD43の15に分割さ
れたエリアの1つを回路的に表したものであり、オペア
ンプAMP1の両入力端子間に接続されている。ダイオ
ードD10は対数圧縮を行うためのもので、オペアンプ
AMP1の出力端子と一方の入力端子間に介設されてい
る。
【0080】BUF1は、バッファアンプで、オペアン
プAMP1から出力される測光信号を伸長用とトランジ
スタTr10のベースに入力するためのものである。伸
長用トランジスタTr10のコレクタは出力端a1に、
オペアンプAMP1の出力端子は出力端b1に接続され
ている。
【0081】出力端子a1は、発光停止信号出力回路9
1の調光用トランジスタTr20のベースに接続され、
出力端子b1は、マイコン(μC1)1に接続されてい
る。なお、AR2C〜AR15Cに対応する各測光回路
の出力端a2〜a15もトランジスタTr20のベース
に接続され、出力端b2〜b15もマイコン(μC1)
1に接続されている。
【0082】発光停止信号出力回路91は、調光用トラ
ンジスタTr20、ダイオードD20、調光レベル検出
用コンデンサC10、可変電圧源VR1、スイッチ回路
ST及びコンパレータCOMP1から構成されている。
トランジスタTr20はnpn型トランジスタからな
り、そのエミッタは定電圧源に接続され、そのコレクタ
はコンパレータCOMP1の反転入力端子に接続されて
いる。ダイオードD2は、トランジスタTr20のベー
スにバイアス電圧を与えるためのもので、定電圧源とベ
ース間に順方向接続されている。
【0083】また、コンパレータCOPM1の反転入力
端子とアース間に上記コンデンサC10とスイッチ回路
STとが並列接続され、コンパレータCOPM1の非反
転入力端子とアース間に上記可変電圧源VRがされてい
る。上記スイッチ回路SSTは、コンデンサC10の蓄積
電荷を放電するための放電回路を構成するもので、マイ
コン(μC1)1から入力される調光開始信号により開
閉が制御されるようになっている。スイッチ回路S
STは、調光開始信号が入力されると、オフになり、コン
デンサC10の蓄積電荷を放電させる(調光初期リセッ
ト)。上記可変電圧源VRは、コンパレータCOPM1
の基準電圧を与えるもので、フィルム感度に応じて基準
電圧が変更設定可能になっている。可変電圧源VR1
は、マイコン(μC1)1からの制御信号に基づいて電
圧値が設定される。
【0084】この回路の動作について説明すると、調光
を制御するときは、先ず、マイコン(μC1)1からス
イッチ回路SSTに調光開始信号が出力され、これにより
スイッチ回路SSTが一瞬オンになってコンデンサC10
の蓄積電荷が放電される(初期リセットが行われる)。
測光(調光)素子SPC1は入射した光に応じて電流が
出力され、この出力電流がダイオードD10により圧縮
され、測光出力として出力端b1を経てマイコン(μC
1)1へ導かれる。同様に、測光回路AR2C〜AR1
5Cで得られた測光出力が出力端b2〜b15を経てマ
イコン(μC1)1へ導かれる。
【0085】一方、測光信号はバッファBUF1を通し
て伸長用トランジスタTr10で伸長され、出力端a1
を経てトランジスタTr20のベースに入力される。同
様に、測光回路AR2C〜AR15Cで得られた測光信
号が出力端a2〜a15を経てトランジスタTr20の
ベースに入力される。従って、トランジスタTr20の
ベースには、測光回路AR1C〜AR15Cから出力さ
れる全出力電流が入力される。
【0086】トランジスタTr20にベース電流が入力
されると、このベース電流に応じたコレクタ電流がコン
デンサC10に流入され、これによりコンデンサC10
が充電される。そして、コンデンサC10の充電電圧が
可変電圧源VR1の基準電圧を越えると、コンパレータ
COMP1の出力レベルがハイレベルからローレベルに
反転し、この反転信号が発光停止信号STP0として出
力される。
【0087】従って、フラッシュ撮影において、フラッ
シュを発光して露出が開始されると、トランジスタTr
20のコレクタ電流によりコンデンサC10が充電さ
れ、その充電電圧が基準電圧を越えると、適正露出に達
したとして、発光停止信号STP0が出力され、これに
よりフラッシュFL1の発光が停止される。なお、上記
発光停止信号STPは、測光回路AR1C〜AR15C
の全測光信号の合計値を用いて生成されるので、全測光
エリアAR1〜AR15の平均露出が適正となるように
調光制御が行われる。
【0088】図22は、カメラ本体に装着されるメイン
フラッシュの発光部の概略構成図である。
【0089】メインフラッシュFL1の発光部は、発光
窓63の後方に設けられ、閃光を発生するキセノン管6
5とこのキセノン管65で発生した閃光を発光窓63側
に反射する反射傘66とを備えている。発光窓63には
集光用のフレネルレンズ631が取り付けられ、上記キ
セノン管65で発光された閃光を被写体に集中照射する
ようになっている。
【0090】また、キセノン管65の前面には、反射傘
66の開口部661を覆うように透過型カラーLCD6
7が装着脱可能に設けられている。この透過型カラーL
CD67は、メインフラッシュFL1の発光色を変化さ
せるためのものである。
【0091】透過型カラーLCD67は、両側面の中央
に裏面側に突出した一対のアーム68を有し、これらア
ーム68の先端はそれぞれフラッシュ本体の両側面の内
側適所に回動可能に取り付けられている。一方のアーム
68には駆動ギヤ69が固着され、この駆動ギヤ69
は、伝達機構70を介して駆動部71に連結されてい
る。駆動部71は、駆動モータM(図24、参照)を有
し、この駆動モータMの回転力を上記伝達機構70を介
して駆動ギヤ69に伝達して透過型カラーLCD67が
装着位置(反射傘66の開口部661を覆う位置)と退
避位置(図22の点線で示す反射傘66の上方位置)と
に切換設定されるようになっている。
【0092】上記反射傘66の開口部661の近傍位置
適所に検出スイッチ72が設けられ、上記反射傘66の
後端側の上部適所に検出スイッチ73が設けられてい
る。上記検出スイッチ72は透過型カラーLCD67が
装着位置にセットされたことを検出するものであり、上
記検出スイッチ73は透過型カラーLCD67が退避位
置にリセットされたことを検出するものである。
【0093】また、透過型カラーLCD67は、図23
に示すように、長方形板状のLCD671の表面に補色
系のカラーフィルタ672を設けてなるものである。補
色系のカラーフィルタを用いているのは、キセノン管6
5で発光された光の透過率を良好にするためである。カ
ラーフィルタ672は、Cy(シアン)、Mg(マゼン
タ)及びY(イエロー)のフィルタパッチがモザイク状
に2次元配置されたもので、各色のフィルタパッチを各
画素位置に対応させてLCD672の表面に設けられて
いる。
【0094】透過型カラーLCD67は、ドライバ60
1(図24参照)により駆動制御され、カラーフィルタ
672の各色に対応する画素の透過率を変更することに
より透過型カラーLCD67を透過した光の色(色温度
分布)を変化させるようなっている。すなわち、メイン
フラッシュFL1は、透過型カラーLCD67の各色フ
ィルタの透過光を制御することにより発光色が制御され
る。
【0095】なお、キセノン管65の発光量が同一であ
ってもフラッシュ光の発光色が変化すると、これに応じ
て透過型カラーLCD67の透過率が変化し、被写体に
到達する透過光量が変化する。このため、本実施例で
は、カメラ側でTTL(through the taking lens)調
光を行い、フィルム面における被写体からの反射光量を
適正にしている。
【0096】図24は、メインフラッシュの回路ブロッ
ク図である。図24において、マイクロコンピュータ6
00(以下、マイコン(μCFL)600という)は、メ
インフラッシュFL1の発光制御を行うとともに、マル
チフラッシュ撮影においてフラッシュFL2,FL3の
発光制御を行う制御部である。マイコン(μCFL)60
0は、上記発光制御に関するシーケンス制御及び各種の
演算を行う。また、カメラ本体20のマイコン(μC
1)1からの発光信号を受信すると、発光回路605に
発光信号を送出し、キセノン管65を発光させる。
【0097】ドライバ601は、上記透過型カラーLC
D6の駆動を制御する駆動制御回路である。LCD60
2は、表示部62に相当し、設定された自己のフラッシ
ュナンバーを表示するものである。
【0098】投光回路603は、フラッシュFL2,F
L3に通信用の赤外光を投光する回路である。本実施例
では、キセノン管65を発光させて赤外光による通信信
号を送信しているが、投光用のLEDを設け、該LED
により所定のパルス光を発光させるようにしてもよい。
受光回路604は、他のフラッシュFL2,FL3から
投光された赤外光を受光するものである。受光回路60
4で受光された赤外光による情報は、マイコン(μ
FL)600に入力され、このマイコン(μCFL)60
0で解読される。
【0099】図25は、赤外光による通信信号の一例を
示す波形図である。赤外光による通信信号(以下、ワイ
ヤレス信号という)は、3種類あり、第1のワイヤレス
信号は、メインフラッシュFL1により他のフラッシュ
FL2,FL3の発光量を制御するための信号で、各フ
ラッシュFL2,FL3にそれぞれ発光タイミング及び
発光停止タイミングの信号を送信するものである。
【0100】また、第2のワイヤレス信号は、露出補正
値に応じてフラッシュFL2,FL3の発光量の補正を
指示するための信号で、各フラッシュFL2,FL3に
それぞれ露出補正値の情報を送信するものであり、第3
のワイヤレス信号は、フラッシュFL2,FL3の発光
のみを指示するための信号で、発光タイミングの信号を
送信するものである。
【0101】第1のワイヤレス信号は、ワイヤレス信号
の開始を示すA信号部、ワイヤレス信号の種類(ワイヤ
レス信号の番号NFNS)を示すB信号部、フラッシュの
番号を示すC信号部、発光タイミングを示すD信号部及
び発光停止タイミングを示すE信号部から構成されてい
る。
【0102】また、第2のワイヤレス信号は、上記A信
号〜C信号部と露出補正値を示すF信号部とから構成さ
れ、第3のワイヤレス信号は、上記A信号部、B信号部
及びD信号部で構成されている。
【0103】A信号部及びE信号部は、所定のパルス幅
τ0を有する1ショットのパルス信号で構成され、B信
号部〜F信号部は、それぞれ2ビット、3ビット、1ビ
ット、5ビットのパルス列信号で構成されている。パル
ス列信号のパルス幅τ1及びパルス間隔τ2は、予め設
定された一定値となっている。
【0104】上記ワイヤレス信号は、A信号部(例えば
パルス信号の立下りタイミング)からの時間t1,t
2,t3,t4でB信号部〜F信号部のパルス列信号を
構成する各パルス信号が検出がされるようになってい
る。そして、B信号部のビット情報から受信したワイヤ
レス信号が第1〜第3のワイヤレス信号のいずれである
かが判別され、C信号部のビット情報から送信先のフラ
ッシュナンバーが判別され、D信号部のビット情報から
発光の有無が判別され、F信号部のビット情報から露出
補正値(−5EV〜+5EVの値)が判別される。
【0105】図24に戻り、発光回路605は、閃光を
発生させるもので、上記キセノン管65及び反射傘66
を備えると共に、このキセノン管65の発光を制御する
駆動回路を備えている。発光量モニター回路606は、
発光回路605で発光されたフラッシュ光の光量をモニ
ターするとともに、必要に応じて発光を強制的に停止さ
せて発光回路605の発光量を制御するものである。
【0106】発光停止回路607は、上記発光回路60
5の発光を停止させる発光停止信号を生成する回路であ
る。発光停止回路607は、測光兼調光回路9からの発
光停止信号STP2、マイコン(μCFL)600からの
発光停止信号STP1及び上記発光量モニター回路60
6からの発光停止信号STP2を受信すると、発光回路
605に発光停止信号STPを送出してキセノン管65
の発光を停止させる。
【0107】また、スイッチSFLNはFL番号設定ボタ
ン61に対応するもので、フラッシュナンバーを設定す
るためのスイッチである。FL番号設定ボタン61を操
作する毎にスイッチSFLNがオンになり、予め設定され
た範囲のナンバーがサイクリックに変化してフラッシュ
ナンバーを設定することができる。
【0108】スイッチSD1は検出スイッチ72に対応
するもので、透過型カラーLCD67が装着位置にセッ
トされたことを示すスイッチである。
【0109】スイッチSD2は検出スイッチ73に対応
するもので、透過型カラーLCD67が退避位置にリセ
ットされたことを示すスイッチである。
【0110】図26は、発光量モニター回路の回路構成
の一例を示す図である。
【0111】発光量モニター回路606は、後述するプ
レビューモードにおいて、メインフラッシュFL1をプ
レ発光させたときの発光量をモニターするとともに、本
発光時において、メインフラッシュFL1の発光停止を
制御して調光制御を行う回路である。
【0112】発光量モニター回路606は、モニター回
路606A、リセット回路606B、発光量ホールド回
路606C及び発光停止信号発生回路606Dから構成
されている。
【0113】モニター回路606Aは、受光素子SPC
2、オペアンプAMP2、ダイオードD20、トランジ
スタTr30及びコンデンサC20からなる。受光素子
SPC2は、オペアンプAMP2の両入力端子間に接続
され、ダイオードD20は、オペアンプAMP2の出力
端子と反転入力端子間に接続されている。オペアンプA
MP2及びダイオードD20は電流対数増幅回路を構成
し、入力される受光素子SPC2の検出電流を対数増幅
して出力する。また、トランジスタTr30とコンデン
サC20とは直列接続され、トランジスタTr30のベ
ースはオペアンプAMP2の出力端子に接続され、トラ
ンジスタTr30のエミッタは接地され、コンデンサC
20の一方電極には電源電圧Vccが印加されている。
【0114】プレビューモードにおいて、発光回路60
5のキセノン管65がプレ発光されると、発光された閃
光は上記受光素子SPC2で受光される。受光素子SP
C2で受光された光エネルギーは、輝度に比例した大き
さの電流に変換されてオペアンプAMP2及びダイオー
ドD20からなる対数増幅回路に入力され、この対数増
幅回路で対数増幅されてトランジスタTr30のベース
に入力される。トランジスタTr30にベース電流が流
入すると、このベース電流に応じたコレクタ電流が流
れ、これによりコンデンサC20が閃光の輝度に応じた
所定の電荷蓄積速度で充電されてフラッシュの発光量が
モニターされる。
【0115】リセット回路606Bは、上記モニター回
路606Aの動作開始時にコンデンサC20の蓄積電荷
を放電させて回路のリセットを行うもので、OR回路O
R1、パルス発生回路PG及びスイッチ回路SW1から
構成されている。スイッチ回路SW1は、コンデンサC
20の放電回路を形成するもので、コンデンサC20に
並列接続されている。また、スイッチ回路SW1は、パ
ルス発生回路PGから開閉制御信号として外部入力され
るパルス信号により開閉が制御され、ローレベルの開閉
制御信号で開成し、ハイレベルの開閉制御信号で閉成す
るようになっている。
【0116】OR回路OR1は、マイコン(μCFL)6
00から出力される発光信号STT又はカメラ本体20
から入力されるX接点信号により上記パルス信号を発生
させるための論理回路で、この出力信号は上記パルス発
生回路PGに入力されている。なお、上記X接点信号
は、シャッターの全開タイミングに同期して出力され、
フラッシュの発光タイミングを示すローレベルの状態信
号である。なお、本実施例では、X接点信号をローレベ
ルの状態信号としているが、ハイレベルの状態信号とし
てもよい。
【0117】発光信号STT又はX接点信号が入力され
ると、パルス発生回路PGから所定幅のパルス信号が1
個だけスイッチ回路SW1に入力され、これによりスイ
ッチ回路SW1がパルス信号のオン期間だけ一瞬閉成
し、前回のモニター動作によってコンデンサC20に蓄
積された電荷がスイッチ回路SW1を介して放電され
る。
【0118】発光量ホールド回路606Cは、バッファ
アンプAMP3、コンデンサC30及びスイッチ回路S
W2からなる。スイッチ回路SW2はトランジスタTr
30のコレクタとバッファアンプAMP3間に介設さ
れ、コンデンサC30はバッファアンプAMP3の出力
端子とアース間に介設されている。また、バッファアン
プAMP3の出力電圧は、マイコン(μCFL)600に
入力されている。
【0119】スイッチ回路SW2は、マイコン(μ
FL)600から開閉制御信号として入力されるホール
ド信号により開閉が制御され、スイッチ回路SW1と同
様にローレベルの開閉制御信号で開成し、ハイレベルの
開閉制御信号で閉成するようになっている。マイコン
(μCFL)600は、プレビューモードにおいて、測光
兼調光回路9から発光停止信号STP0が入力される
と、ローレベルのホールド信号を出力してスイッチ回路
SW2を開成させる。
【0120】プレビューモードにおいて、キセノン管6
5がプレ発光されると、上記モニター回路606Aが動
作してコンデンサC20が充電される。このとき、トラ
ンジスタTr30のコレクタ電圧Vcがスイッチ回路S
W2及びバッファアンプAMP3を介してコンデンサC
30に印加され、コンデンサC30は充電される。
【0121】なお、コンデンサC20が充電されるのに
応じてコンデンサC20の両端電圧VC20は単調に増加
するから、コレクタ電圧Vc(=Vcc−VC20)は受光
素子SPC2の受光量に応じて減少する電圧特性を有
し、コンデンサC30は、この電圧特性で充電される。
【0122】そして、マイコン(μCFL)600からホ
ールド信号が出力されてスイッチ回路SW2が開成され
ると、コンデンサC30の充電が停止され、このときの
充電電圧VC30がフラッシュFL1の調光データとして
マイコン(μCFL)600に取り込まれる。
【0123】発光停止信号発生回路606Dは、コンパ
レータCOMP2、基準電圧Vrefを発生する可変電圧
源VR2及びAND回路AN1からなる。AND回路A
N1は、発光回路605のフラッシュ発光を停止させる
発光停止信号STP2を発生する回路で、上記X接点信
号、コンパレータCOMP2からの出力信号及びマイコ
ン(μCFL)600からのMFL信号が入力されてい
る。なお、本実施例では、上記X接点信号はハイレベル
信号であるから、インバータINVによりレベル反転さ
せてAND回路AN1に入力されている。
【0124】上記MFL信号は、MFL撮影モードが設
定されていることを示す信号である。コンパレータCO
MP2からの出力信号は、発光回路605で発光された
フラッシュ光の発光量が所定の発光量に達したことを示
す信号である。
【0125】従って、MFL撮影モードが設定され、し
かもフラッシュ発光を行う条件が設定されている場合に
おいて、発光回路605で発光されたフラッシュ光の発
光量が所定の発光量に達すると、発光停止信号STP2
が出力される。なお、プレビューモードにおいては、カ
メラ本体20から上記X接点信号が入力されないので、
本発光においてのみ発光停止信号SPT2が出力され、
発光回路605でフラッシュ光が発光されても発光停止
信号SPT2は出力されない。
【0126】可変電圧源VR2は、マイコン(μCFL
600からのVref信号により所定の基準電圧Vrefを設
定する。マイコン(μCFL)600は、プレビューモー
ドにおいてモニターしたフラッシュFL1の発光量に基
づいて本発光におけるフラッシュFL1の調光量を演算
するとともに、この調光量に対応する所定のVref信号
を生成し、このVref信号を発光量モニター回路606
に出力して可変電圧源VR2を所定の基準電圧値Vref
に設定する。
【0127】本発光において、発光回路605のキセノ
ン管65が発光されると、モニター回路606Aにより
発光量がモニターされ、この発光量に応じてトランジス
タTr30のコレクタ電圧Vcが低下する。そして、こ
のコレクタ電圧Vcが上記基準電圧値Vref以下に低下
すると、コンパレータCOMP2からフラッシュ光の発
光量が所定の発光量に達したことを示す信号、すなわ
ち、発光停止信号STP2が出力される。
【0128】次に、動作について説明する。最初にマイ
コン(μC1)1による制御動作について図27〜図6
2を用いて説明する。先ず、各種フラグについて説明す
る。表2は各フラグ名、そのセット状態、リセット状態
の内容及びフラグが適用されるマイコンを示している。
【0129】同表において、「○」印は「適用有り」を
示し、「−」印は「適用無し」を示している。なお、フ
ラグPVF及びフラグDPIFは2種類のマイコンに適
用されているが、それぞれのマイコンの処理は相互に独
立しており、これらのフラグの状態が他方のマイコンの
処理に影響を与えることはない。
【0130】
【表2】
【0131】また、表3は、マイコン相互間で伝達され
る情報内容及び情報伝達方向を示すものである。同表に
おいて、「○」印は送信側を示し、「●」印は受信側を
示している。情報内容の詳細は、後述の動作説明で行
う。
【0132】
【表3】
【0133】図27は、スイッチS1、記録開始スイッ
チSREC或いはグリップスイッチSGRがオンされた時に
実行される割込ルーチンである。割込みがかかると、マ
イコン(μC1)1は全フラグをリセットし、かつ、こ
のフローチャートへの他の割込みを禁止する(#2,#
4)。続いて、各種スイッチの操作状態を示すデータを
入力して(#6)、それらのスイッチ操作に応じた制御
を行うためにサブルーチン「スイッチデータ入力」(図
28参照)を実行する。
【0134】図28は、上記「スイッチデータ入力」の
サブルーチンを示す。先ず、前記送受信機TXがカメラ
本体20に装着されて、スイッチSREMがオンされたか
どうかが判別される(#30)。スイッチSREMがオン
であれば、リモート制御であるので、送受信機RXから
送られてくるスイッチデータをマイコン(μC1)1の
内部RAMに記憶し(#32)、スイッチSREMがオフ
であれば、カメラ本体20側のスイッチを全て監視し、
その監視結果を上記内部RAMに記憶して(#34)、
リターンする。これ以後におけるスイッチの状態の検出
は、全てこの内部RAMの記憶内容により判定される。
【0135】図27に戻り、次に、この内部RAMに記
憶されたスイッチデータにより、この割込みがスイッチ
1のオンにより生じたのかどうかが判別される(#
8)。スイッチS1がオンであれば、「S1 ON」のサ
ブルーチン(図51参照)へ移行する(#10)。オン
でなければ、送受信機TXのスイッチSREMがオンされ
ているか否かが判別され(#12)、オンされていると
きは、この制御を行うべく「SREM」のサブルーチン
(図29参照)が実行され(#14)、スイッチSREM
がオンされていないときは、動画撮影用スイッチSREC
がオンされているかどうかが判別される(#16)。動
画撮影用スイッチSRECがオンされていれば、動画のサ
ブルーチン「REC」(図60参照)が実行され(#1
8)、オンされていないときは、「接眼」のサブルーチ
ン(図30参照)が実行され(#20)、この後、#2
2に進む。#22では、CCD/モニター/記録部10
等への電源供給を停止すべく、トランジスタQ1がオフ
にされ、更にこのフローチャートへの他の割込みが許可
状態に戻された後、停止される(#24,#26)。
【0136】図29は、上記「SREM」のサブルーチン
を示す。先ず、後述する「S1 ON」のサブルーチン
が実行され(#40)、送受信機TXのスイッチSREM
がオンされているかどうかが判別される(#42)。オ
ンされていれば、これを示すフラグSREMFをセット
して(#44)、リターンし、オンされていなければ、
そのままリターンする。
【0137】図30は、上記「接眼」のサブルーチンを
示す。先ず、接眼フラグSGRFより、接眼検出が行な
われたかどうかが判断される(#50)。接眼検出が行
なわれていないときは、計時のためのカウント値Nを
“0”に戻し、更に接眼検出のためのこのフローチャー
トを実行したことを示す接眼フラグSGRFがセットさ
れる(#52,#54)。次いで、マイコン(μC1)
1は接眼検知センサ29の発光素子291を10msecだ
けオンさせ、その間、受光素子292からのデータを入
力する(#56,#58)。
【0138】そして、受光データ有りかどうかが判別さ
れ(#60)、受光データ無しであれば、#62〜#6
6に移行し、接眼無しの状態が2秒以上継続しているか
否が判別される。すなわち、カウント値Nがインクリメ
ントされ、次いで、N=KNかどうかが判別される(#
62,#64)。N=KNであれば、接眼無しの状態が
2秒間継続しているとして、接眼フラグSGRFをリセ
ットして(#66)、リターンする。一方、N=KN
なければ、#56に戻る。
【0139】#60で受光データ有りのときは、撮影者
がファインダ28を覗いていると判断して、トランジス
タQ1がオンされ、各種回路に電源供給が行なわれる
(#68)。そして、測光兼調光回路9の安定待ちのた
めに10msecだけ待機した後、測光データが取り込まれ
る(#70,#72)。そして、#72における測光デ
ータから露出演算が行なわれ(#74)、次いでサブル
ーチン「AF−1」(図33参照)を実行して自動焦点
調節が行われた後(#76)、100msecだけ待機が行
われる(#78)。
【0140】図31は、上記「露出演算」のサブルーチ
ンを示す。露出演算では、先ず、撮影モード設定の結果
から、撮影モードが銀塩スチルか電子スチルの一方のモ
ードであるかどうかが判別され(#100,#10
2)、両モードでなければ絞り値(AV)/シャッタス
ピード(TV)の表示を行わないデータをセットして
(#104)、露出演算をすることなくリターンする。
【0141】一方、撮影モードが銀塩スチル或いは電子
スチルのいずれか一方のモードであれば(#100又は
#102でYES)、フィルム感度読取装置6により装
填フィルムの感度SVが読み取られ(#106)、これ
に測光値BVを加えて露出値EV(=BV+SV)が求
められ(#108)、更に、この露出値EVに定常光に
対する露出補正量ΔEVAMBを加えて露出値EVの補正
が行われる(#110)。
【0142】続いて、MFL撮影モードが設定されてい
るか否かが判別され(#112)、MFL撮影モードで
なければ(フラグMFLF=0)、露出補正時に露出補
正されたフラッシュ光量の露出量(ΔEVFL)の補正が
行われ、このフラッシュ光量の補正で、すなわち調光量
の補正として前記可変電圧源VRを変更すべくフィード
バックさせている(#114)。なお、この補正量で発
光量自体を調整するようにしてもよい。
【0143】#112でMFL撮影モードであれば(フ
ラグMFLF=0)、フラッシュの発光量そのものを補
正するので、露出補正を行わず、#114はスキップさ
れる。
【0144】続いて、露出モードの判別が行われ(#1
16)、Pモードであれば、メインフラッシュFL1が
装着されているか否かが判別され(#118)、メイン
フラッシュFL1が装着されていれば、露出値に基づい
てFL用露出演算が施されて(#120)、AV/TV
(絞り値/シャッタスピード)が求められる。メインフ
ラッシュFL1が装着されていなければ、撮影モード設
定の結果に基づいて判別される録画モードの有無に基づ
いて(#122)、定常光に基づく定常光用露出演算I
又は定常光用露出演算IIが施されて(#124,#12
6)、AV/TVが求められる。
【0145】図32は、AV/TVプログラム線図を示
すもので、この図の内、定常光用露出演算Iは線図で
表され、定常光用露出演算IIは線図で表されている。
【0146】図32において、線図は絞りが最小値A
Vmin〜最大値AVmax間ではシャッタスピードを1/6
0秒に固定し、絞りが最小値AVmin以下及び最大値A
Vmax以上では絞りを最小値AVmin又は最大値AVmax
に固定し、明るさに応じてシャッタスピードTVを変化
させるようにしたものである。
【0147】この線図はテレビスキャンのフィールド
(画面走査)周期に合わせたもので、動画のみの撮影或
いは撮影準備中における絞りとシャッタスピードとの制
御に使用される。絞りが最大値AVmaxになると、1/
250秒のシャッタスピードまで絞りの最大値AVmax
のまま制御される。この値1/250秒は動画としてテ
レビジョンで見れる範囲の限界として設定されている。
【0148】線図は動画の録画がないときのスチル撮
影用であり、明るさに対して絞りとシャッタスピードと
が同じ割合で変化するようにしている。なお、この線図
に代えて高速用のプログラム線図、ポートレート用等
の絞り開放効果を優先させるプログラム線図、また被写
界深度を大きく設定するプログラム線図などを採用する
ようにしてもよい。
【0149】線図は録画中でのスチル撮影のときのプ
ログラム線図で、1/250秒のa点と絞り最大値AV
maxのb点とを結んだものである。これは、動画撮影モ
ードからスチル撮影への移行時の絞り変化を少なくする
ことと、シャッタスピードを速くして手振れや像振れを
少なくすること、また動画の連続性を満たすことを目的
としたもので、このためシャッタスピードは1/250
秒までに押えられている。
【0150】また、露出モードがAモード、Sモード或
いはMモードであれば、それぞれ周知の露出演算が行わ
れ、AV/TVが求められて(#128,#130,#
132)、リターンする。
【0151】図33は、上記「AF−1」のサブルーチ
ンを示す。AF−1の処理は、視線検出によるエリアが
設定されていないときに、自動的に主被写体が選択さ
れ、15個のエリアから選択されたエリアのデフォーカ
ス量に応じてレンズ駆動を行うようにするものである。
先ず、CCD/モニター/記録部10側に記憶されてい
る画像データがマイコン(μC1)1からの読み出し指
示に応じてマイコン(μC1)1に入力され(#14
0)、この入力画像データに基づき15個のエリアの各
デフォーカス量が算出される(#142)。そして、カ
メラ本体20からの最近接距離にある被写体を主被写体
として、そのエリアが選択され(#144)、このデフ
ォーカス量に基づいてレンズ駆動が行われて(#14
6)、リターンする。
【0152】図30に戻って、次に、#80で撮影準備
が行なわれる。この「撮影準備」のサブルーチンは図3
4に示している。ここでは、先ず、視線検出が行なわ
れ、測光、測距処理を行うためのエリアが検出される
(#150)。次いで、各種制御を選択するためのスイ
ッチデータが入力される(#152)。このスイッチデ
ータ入力に基づき、色温度変更モードの設定(#15
4)及びMFL撮影モードの設定(#156)、撮影モ
ードの設定(#158)、露出モードの設定(#16
0)及びAV/TV設定(#162)の各処理が行われ
る。
【0153】そして、設定されたエリア、スイッチデー
タ及び設定された制御値に基づいて、AF、AE(露出
演算を含む)処理が行われ(#164)、これらのデー
タがメインフラッシュFL1と他のフラッシュFL2,
FL3間で交信された後(#166)、マイコン(マイ
クC2)に出力されて(#168)、リターンする。
【0154】ここで、#150の「視線検出」のサブル
ーチンを図35を用いて説明する。視線検出では、先
ず、送受信機TXのスイッチSREMがオンされているか
否かが判断され(#170)、スイッチSREMがオンさ
れていてリモート制御状態にあれば、液晶表示部R8に
その旨が表示され、ファインダを覗く必要もないので視
線検出の機能は不要であるとしてリターンする。逆に、
スイッチSREMがオフであれば、ファインダを覗いてモ
ニター47への表示画像を確認するので、視線検出の制
御を行うべく、#172へ進む。
【0155】#172では、視線検出回路2内の発光部
(赤外LED)が10msecだけオンされ、この発光光が
ファインダ28を覗いている撮影者眼で反射して赤外エ
リアセンサで受光されたとみなして、その受光データが
取り込まれる(#174)。取り込まれたデータから撮
影者眼が見ている視線エリアが検出され、検出された視
線エリアがエリアAR(N)(N=1〜16)として取
り込まれる(#176)。
【0156】次に、エリアAR(N)がエリアAR16
かどうかが判別される(#178)。エリアAR16で
あれば、検出エリア内ではないのでエリアが検出できな
かったとして、その間の時間を計時するためのタイマフ
ラグTMFが「0」にリセットされているかどうかが判
別され(#180)、タイマフラグTMFがリセットさ
れていれば、タイマTARがリセットスタートされた後、
タイマフラグTMFがセットされる(#182,#18
4)。
【0157】#180で、タイマフラグTMFがセット
されているときは、タイマTARによる計時動作中である
から、#182,#184をスキップして#186に移
行する。#186では、タイマTARが5秒を計時したか
どうかが判別され、タイマTARが5秒経過前であればリ
ターンし、5秒経過していれば、視線検出エリア枠19
を表示するためのデータがセットされてリターンする
(#188)。一方、#178で、検出されたエリアが
エリアAR16でなければ、タイマフラグTMFがリセ
ットされ(#190)、次いで視線検出エリア枠19を
表示するためのデータがリセットされる(#192)。
【0158】続いて、視線検出されたエリアAR(N)
を設定、或いはリセットするためのスイッチSSDIがオ
フからオンにされたかどうかが判別される(#19
4)。スイッチSSDIがオフからオンにされていなけれ
ば、そのままリターンする。スイッチSSDIがオフから
オンにされていれば、エリアリセットフラグRSTFが
「1」にセットされているかどうかが判別される(#1
96)。エリアリセットフラグRSTFが「1」にセッ
トされていれば、このフラグが「0」にリセットされ、
次いで現検出エリアAR(N)が設定エリアLARNと
してセットされ(#208)、エリア指定を示すエリア
フラグARFがセットされた後(#210)、リターン
する。
【0159】一方、#196で、エリアリセットフラグ
RSTFが「1」にセットされていなければ、設定エリ
アLARNと現検出エリアAR(N)とが等しいかどう
かが判別される(#198)。両エリアが等しければ、
スイッチSSDIが、指定しているエリアLARNをキャ
ンセルすべく操作されたと判断して、エリアリセットフ
ラグRSTFが「1」にセットされ(#200)、次い
で電源オン時に表示される視線検出エリア枠19の表示
のためのデータがセットされ(#202)、更に視線エ
リアがリセットされたとしてエリアフラグARFがリセ
ットされた後(#204)、リターンする。#198
で、設定エリアLARNと現検出エリアAR(N)とが
等しくなければ、スイッチSSDIがエリア設定のために
操作されたとして、#208に移行し、現検出エリアA
R(N)が設定エリアLARNとしてセットされるとと
もに、エリア指定を示すエリアフラグARFがセットさ
れた後(#208,#210)、リターンする。
【0160】続いて、#154の「色温度変更モード設
定」のサブルーチンを図36を用いて説明する。先ず、
MFL撮影モードが設定されているか否かが判別され
(#220)、MFL撮影モードが設定されていれば
(#220でYES)、メインフラッシュFL1の色温
度の変更は行われないので、直ちにリターンする。MF
L撮影モード設定時に色温度変更が行われないのは、前
述したように、色温度変更機能はメインフラッシュFL
1のみが有し、フラッシュFL2,FL3は有していな
いので、MFL撮影モードにおいて、メインフラッシュ
FL1の色温度を変更すると、被写体に照射されるフラ
ッシュ光の色温度が複雑になるので、これを回避するた
めMFL撮影モードと色温度変更モードとは重複設定で
きないようにしているからである(図37のMFL撮影
モード設定の#234,#236の処理参照)。
【0161】#220でMFL撮影モードが設定されて
いなければ(#220でNO)、続いて、色温度変更ス
イッチSLCがオフからオンにされたかどうかが判別され
る(#222)。色温度変更スイッチSSDIの操作がな
ければ(#222でNO)、メインフラッシュFL1の
色温度変更に関する指示が入力されていないので、その
ままリターンする。
【0162】色温度変更スイッチSSDIがオフからオン
にされていれば(#222でYES)、更に色温度変更
モードを示すフラグLCFが「1」にセットされている
か否かが判別され(#224)、フラグLCFが「1」
にセットされていれば(#224でYES)、上記色温
度変更スイッチSSDIの操作は、色温度変更モードの解
除と判断してフラグLCFを「0」にリセットして(#
226)、リターンする。一方、フラグLCFが「0」
にリセットされていれば(#224でNO)、上記色温
度変更スイッチSSDIの操作は、色温度変更モードの設
定と判断してフラグLCFを「1」にセットして(#2
28)、リターンする。
【0163】続いて、#156の「MFL撮影モード設
定」のサブルーチンを図37を用いて説明する。先ず、
MFL撮影モードを示すフラグMFLFが「1」にセッ
トされているか否かが判別され(#230)、フラグM
FLFが「1」にセットされていなければ(#230で
NO)、更にMFL撮影モードを設定すべくMFL撮影
モード設定スイッチSMFLがオフからオンにされたかど
うかが判別される(#232)。
【0164】MFL撮影モード設定スイッチSMFLの操
作がなければ(#232でNO)、リターンし、MFL
撮影モード設定スイッチSMFLがオフからオンにされて
いると(#232でYES)、更に色変更モードを示す
フラグLCFが「1」にセットされているか否かが判別
され(#234)、フラグLCFが「1」に設定されて
いれば(色温度変更モードが設定されていれば)、MF
L撮影モードの重複設定を防止すべくリターンする。
【0165】一方、#234でフラグLCFが「1」に
設定されていなければ(色温度変更モードが設定されて
いなければ)、上記MFL撮影モード設定スイッチS
MFLの操作は、MFL撮影モードの設定と判断して、フ
ラグMFLFが「1」にセットされて(#236)、リ
ターンする。
【0166】また、#230でフラグMFLFが「1」
にセットされていれば、MFLF撮影モードが既に設定
されているので、MFL撮影モードを解除すべくMFL
撮影モード設定スイッチSMFLがオフからオンにされた
かどうかが判別され(#238)、MFL撮影モード設
定スイッチSMFLが操作されていなければ、リターン
し、MFL撮影モード設定スイッチSMFLが操作されて
いれば、MFL撮影モードか解除されたと判断してフラ
グMFLFを「0」にリセットして(#240)、リタ
ーンする。
【0167】続いて、#158の「撮影モード設定」の
サブルーチンを図38を用いて説明する。先ず、撮影モ
ード設定中を示すフラグMDTFが「1」にセットされ
ているかどうかが判別され(#250)、フラグMDT
Fが「1」にセットされていなければ、撮影モードを設
定すべく撮影モード変更スイッチSMDTがオフからオン
になったかどうかが判別される(#252)。
【0168】撮影モード変更スイッチSMDTがオフから
オンになっていれば、撮影モードが設定されたと判断し
てフラグMDTFを「1」にセットして(#254)、
リターンし、撮影モード変更スイッチSMDTがオフから
オンになっていなければ、そのままリターンする。
【0169】#250で、フラグMDTFが「1」にセ
ットされていれば、撮影モードが既に設定されているか
ら、前ダイヤル33や後ダイヤル34の操作に応じて撮
影モードナンバーNM(表1参照)が1〜7にサイクリ
ックに変更される(#256)。
【0170】そして、撮影モード変更スイッチSMDT
オフからオンになると(#258でYES)、撮影モー
ドの設定が終了したとしてフラグMDTFが「0」にリ
セットされて(#260)、リターンし、撮影モード変
更スイッチSMDTの操作がなければ(#258でN
O)、撮影モードの設定中であるからそのままリターン
する。
【0171】次に、上記「露出モード設定」のサブルー
チンを図39を用いて、上記「AV/TV設定」のサブ
ルーチンを図40を用いて、それぞれ説明する。
【0172】「露出モード設定」のサブルーチンにおい
ては、先ず、露出モード設定中を示すフラグMDFがセ
ットされているかどうかが判別され(#270)、フラ
グMDFがセットされていなければ、次に、露出モード
変更スイッチSMDがオフからオンにされたかどうかが判
別される(#272)。
【0173】露出モード変更スイッチSMDがオフからオ
ンになったのであれば(#272でYES)、露出モー
ドが設定されたとしてフラグMDFが「1」にセットさ
れ、一方、露出モード変更スイッチSMDがオフからオン
になっていなければ(#272でNO)、そのままリタ
ーンする。
【0174】#270で、フラグMDFが「1」にセッ
トされていれば、前ダイヤル33や後ダイヤル34の操
作に応じて露出モードA、M、S、Pがこの順でサイク
リックに変更される(#276)。次に、露出モード変
更スイッチSMDがオフからオンになったかどうかが判別
され(#278)、露出モード変更スイッチSMDがオフ
からオンになっていれば(#278でYES)、露出モ
ードの設定が終了したとしてフラグMDFを「0」にリ
セットして(#280)、リターンし、露出モード変更
スイッチSMDのオフからオンへの操作が行われていなけ
れば(#278でNO)、そのままリターンする。
【0175】「AV/TV設定」のサブルーチンにおい
ては、先ず、露出モード設定を示すフラグMDF、定常
光による露出補正を示すフラグECRF、フラッシュ光
による露出補正を示すフラグECRFLF及びホワイトバ
ランス補正を示すフラグWBFがそれぞれ「1」にセッ
トされているかどうかが判別され(#290〜#29
6)、いずれかが「1」にセットされていれば、そのモ
ードに設定されているものとして、そのままリターンす
る。いずれも「1」にセットされていなければ(#29
6でNO)、現在設定されている露出モードが判定され
て(#298)、設定された露出モードに応じた以下の
処理が行われる。
【0176】すなわち、露出モードがPモードであれ
ば、絞り値AVの増減に対応してシャッタスピードTV
が反対方向の増減を行う、いわゆるPシフト処理が施さ
れる(#300)。露出モードがAモードであれば、絞
り値AVが変更される(#302)。露出モードがSモ
ードであれば、シャッタスピードTVが変更される(#
304)。露出モードがMモードであれば、前ダイヤル
33の操作で絞り値AVが変更され(#306)、後ダ
イヤル34の操作でシャッタスピードTVが変更される
(#308)。そして、これらの処理の後、リターンす
る。
【0177】続いて、「AF/AE」のサブルーチンを
図41を用いて説明する。このサブルーチンでは、先
ず、測光データが入力され(#310)、次にマイコン
(μC2)100からR,G,Bの画像データ中のG
(グリーン)データが入力される(#312)。次い
で、送受信機TXの制御切換スイッチSREMがオンされ
ているかどうかが判別され(#314)、制御切換スイ
ッチSREMがオンされていれば、前述したように視線検
出は必要ないので、前述のサブルーチン「AF−1」を
実行して仮焦点検出が行われた後(#320)、測光値
BVが取り込まれ(#322)、この測光値BVに基づ
いて露出演算が行われる(#324)。
【0178】制御切換スイッチSREMがオンされていな
ければ(#314でNO)、視線エリア設定スイッチS
SDI(操作部材30)の操作に基づいてエリアフラグA
RFが「0」にリセットされているかどうかが判別され
る(#316)。
【0179】エリアフラグARFが「0」にリセットさ
れていれば(#316でYES)、エリアリセットフラ
グRSTFが「1」にセットされているかどうかが判別
される(#318)。エリアリセットフラグRSTFが
セットされているときは、AF処理及びAE処理をどの
エリアAR(N)に対して行なえばよいかが分からない
ので、次回にエリアAR(N)が設定されるまでAF/
AEをロックすべく#320〜#324をスキップし、
合焦を示す合焦フラグAFEFを「0」にリセットして
(#326)、リターンする。
【0180】エリアリセットフラグRSTFが「0」に
リセットされていれば(#318でNO)、電源オンか
ら一度もエリアAR(N)が設定されていない状態であ
り、この場合にはいつでも様々な被写体に対してAF処
理及びAE処理が行なえるようにAF/AEをロックを
しない方が良いと考え、前記したサブルーチン「AF−
1」を実行して仮焦点検出を繰返し行ない(コンティニ
ュアスAF)、その都度、測光値BVを取り込み、更に
この測光値BVに基づいて露出演算を行なった後、合焦
を示す合焦フラグAFEFを「0」にリセットして(#
320〜#326)、リターンする。
【0181】一方、#316で、制御切換スイッチS
SDI(操作部材30)によりエリアフラグARFが
「1」にセットされていると(#316でNO)、スイ
ッチS1がオンされているかどうかが判別される(#3
28)。スイッチS1がオンでなければ、接眼或いは録
画撮影モードによる撮影として、AFモードをコンティ
ニュアスとすべく合焦フラグAFEFが「0」にリセッ
トされる(#330)。スイッチS1がオンであれば、
#330をスキップして#332に進む。
【0182】#332では、一度合焦したことを示す合
焦フラグAFEFが「1」にセットされているかどうか
が判別され、合焦フラグAFEFがセットされていれば
(#322でYES)、すなわち一旦合焦すれば、再度
焦点検出を行なうことなく(ワンショットAF)、リタ
ーンする。
【0183】合焦フラグAFEFがセットされていなけ
れば(#332でNO)、焦点検出が行なわれ、その結
果に基づいて合焦か否かが判断される(#334,#3
36)。合焦していなければ、焦点検出の結果に基づい
て撮影レンズ211が駆動され(#338)、#334
に戻り、再度、焦点検出が行われる。
【0184】そして、合焦と判断されると(#336で
YES)、合焦したことを示す合焦フラグAFEFが
「1」にセットされ(#338)、測光が行われて(#
342)、リターンする。
【0185】ここで、上記「焦点検出」のサブルーチン
を図42により、また、上記「測光」のサブルーチンを
図43により、それぞれ説明する。
【0186】焦点検出では、設定されたエリアAR
(N)に対応するエリアARにおけるデフォーカス量D
Nが算出されてリターンする(#350)。
【0187】次に、「測光」について説明する。表4は
検出された視線エリアと測光データとの関係を示す表で
ある。
【0188】
【表4】
【0189】測光では、先ず、レンズ繰出量に基づいて
被写体距離DVが算出され、更に焦点距離fが取り込ま
れ、これら上記被写体距離DVと焦点距離fとから像倍
率βが算出される(#360〜#364)。そして、得
られた像倍率βが所定値KB以上かどうかが判別される
(#366)。
【0190】像倍率βが所定値KB以上であれば、上記
表4の「測光A」に基づいてエリアAR(N)の測光デ
ータがCCD/モニター/記録部10から出力され、そ
れらの平均値が算出される(#368,#372)。逆
に、像倍率βが所定値KB未満であれば、表4の「測光
B」に基づいて、前記と同様にエリアAR(N)に対す
る測光データが出力され、この測光データから露出演算
が実行される(#370,#372)。なお、上記にお
いて、像倍率βが小さいときには、複数のエリアの測光
データを平均することで、風景等の全体を好適に撮影し
得るようにしている。
【0191】図30に戻り、撮影準備の処理が実行され
た後、スイッチS1がオンされているかどうかが判別さ
れる(#82)。スイッチS1がオンされていれば、
「S1ON」のサブルーチンが実行され(#84)、更
にグリップスイッチSGRがオンかどうかが判別され(#
86)、グリップスイッチSGRがオンであれば、#80
に戻る。一方、グリップスイッチSGRがオフであれば
(#86でNO)、#66に移行し、フラグSGRFを
「0」にリセットした後、リターンする。
【0192】#82で、スイッチS1がオンされていな
ければ、動画の記録開始用の記録開始スイッチSREC
オンされているかどうかが判別され(#88)、記録開
始スイッチSRECがオンであれば、後述する録画のため
の「REC」のサブルーチンが実行される(#90)。
一方、記録開始スイッチSRECがオンでなければ、「再
生」のサブルーチンが実行される(#92)。
【0193】ここで、上記「再生」のサブルーチンにつ
いて、図44及び図45を用いて説明する。先ず、撮影
モードが銀塩スチル又は電子スチルのいずれに設定され
ているかが判別され(#380,#382)、いずれの
撮影モードでもないときは(#382でNO)、プレビ
ュー(事前)及び事後確認の制御を禁止してリターンす
る。撮影モードが銀塩スチル又は電子スチルのいずれか
であれば、プレビュー及び事後確認の制御をするべく#
384に移行する。#384では、録画中を示すフラグ
RECFが「1」にセットされているか否かが判別さ
れ、フラグRECFが「1」にセットされていれば(録
画中であれば)、モニター47によるプレビュー動作及
び事後確認表示動作を禁止するべくリターンする。
【0194】フラグRECFが「1」にセットされてい
なければ(録画中でなければ)、モニター表示指示スイ
ッチSPVがオフからオンになっているかどうかが判別さ
れ(#386)、モニター表示指示スイッチSPVがオフ
からオンになっていれば、「プレビュー」のサブルーチ
ン(図57,図58)が実行されて(#388)、リタ
ーンする。
【0195】モニター表示指示スイッチSPVがオフから
オンになっていなければ(#386でNO)、更に静止
画表示指示スイッチSDPIがオフからオンになっている
かどうかが判別され(#390)、静止画表示指示スイ
ッチSDPIがオフからオンになっていれば、記憶済みの
静止画を再生してモニター47に表示すべく#392に
移行する。
【0196】#392では、静止画表示モードが設定さ
れていることを示すフラグDPIFが「1」にセットさ
れているか否かが判別され、フラグDPIFがセットさ
れていれば(#392でYES)、上記モニター表示指
示スイッチSPVの操作が静止画表示モードの解除である
としてフラグDPIFが「0」にリセットされ(#39
4)、このフラグDPIFのリセットデータがCCD/
モニター/記録部10のマイコン(μC2)100に出
力される(#396)。
【0197】続いて、青の露出補正量及び赤の露出補正
量ΔBC,ΔRCがそれぞれ補正データΔBCR,ΔRCR
して記憶され(#398,#400)、更に定常光撮影
ににおける露出補正モードを示すフラグECRF、フラ
ッシュ撮影における露出補正モードを示すフラグECR
FLF及び色補正モードを示すフラグWBFをそれぞれ
「0」にリセットされる(#402〜#406)。そし
て、赤及び青の露出補正量ΔRC,ΔBCが「0」にリセ
ットされた後(#408)、リターンする。
【0198】なお、上記補正データΔRCR,ΔBCRは、
マイコン(μCFL)600に出力され、メインフラッシ
ュFL1の発光色の色温度変更制御に利用される。ま
た、上記露出補正量ΔRC,ΔBCは、CCD/モニター
/記録部10のマイコン(μC2)100に出力され、
モニター47における表示画像の色補正制御に利用され
る。
【0199】#394で、フラグDPIFが「0」にリ
セットされていれば(#394でNO)、上記モニター
表示指示スイッチSPVの操作が静止画表示モードの設定
であるとしてフラグDPIFが「1」にセットされる
(#410)。続いて、後述する「露出補正」のサブル
ーチン(図46,図47)を実行して露出制御値の補正
処理が行われ(#412)、更に後述する「色補正」の
サブルーチン(図50)を実行してモニター47におけ
る表示画像の色補正処理が行われ(#414)、この
後、算出された露出補正量及び色補正量のデータがマイ
コン(μC2)100に出力されて(#416)、#3
90に戻る。
【0200】また、#390で、モニター表示指示スイ
ッチSPVが操作されていなければ、フラグDPIFが
「1」にセットされているか否かが判別され(#41
8)、フラグDPIFが「0」のリセットされていれば
(#418でNO)、リターンする。
【0201】一方、フラグDPIFがセットされていれ
ば(#418でYES)、#412に移行し、露出補正
処理及び色補正処理が行われた後(#412,#41
4)、算出された露出補正量及び色補正量のデータがマ
イコン(μC2)100に出力されて(#416)、#
390に戻る。
【0202】ここで、上記「露出補正」のサブルーチン
を図46及び図47を用いて説明する。先ず、定常光撮
影における露出補正モードを示すフラグECRFが
「1」にセットされているかどうかが判別され(#42
0)、フラグECRFがセットされていないときは、露
出補正スイッチS(+/-)AMBがオフからオンになったかど
うかどうかが判別され(#422)、露出補正スイッチ
(+/-)AMBがオフからオンになったのでなければ、#4
32に移行する。一方、露出補正スイッチS(+/-)AMB
オフからオンになったのであれば(#422でNO)、
定常光撮影における露出補正モードが設定されたとして
フラグECRFを「1」にセットして(#424)、#
420に戻る。
【0203】#420で、フラグECRFがセットされ
ていると、前ダイヤル33や後ダイヤル34の操作量に
応じて定常光での露出補正量ΔEVAMBが設定され、次
いで、露出補正スイッチS(+/-)AMBがオフからオンにな
ったかどうかが判別される(#428)。露出補正スイ
ッチS(+/-)AMBがオフからオンになっていなければ、そ
のままリターンし、オフからオンになっていれば、露出
補正モードが解除されたとしてフラグECRFを「0」
にリセットして(#430)、リターンする。
【0204】#432では、フラッシュ光撮影における
露出補正モードを示すフラグECRFLFが「1」にセッ
トされているかどうかが判別され、フラグECRFLFが
セットされていなければ、更に露出補正スイッチS
(+/-)FLがオフからオンになったかどうかが判別され
(#434)、露出補正スイッチS(+/-)FLがオフから
オンになっていなければ、リターンし、オフからオンに
なっていれば、フラッシ光撮影における露出補正モード
が設定されたとしてフラグECRFLFを「1」にセット
して(#436)、#432に戻る。
【0205】#423でフラグECRFLFが「1」にセ
ットされていれば、更にMFL撮影モードを示すフラグ
MFLFが「1」にセットされているか否かが判別され
る(#438)。フラグMFLFがセットされていれ
ば、発光回数設定スイッチSMFNの操作に応じて発光回
数NMFが設定され(#440)、更に前ダイヤル33の
操作に応じて発光ナンバーNILが設定され、後ダイヤル
34の操作に応じて上記発光ナンバーNILの撮影画像に
対するフラッシュ光の露出補正量ΔEVFLが設定される
(#442,#444)。なお、上記発光ナンバーNIL
は露出補正を行う撮影画像を示すもので、例えば3回目
のフラッシュ発光時の撮影画像のように、フラッシュ発
光順の番号で指定される。
【0206】一方、フラグMFLFがセットされていな
ければ、発光ナンバーNILが「1」に設定され(#44
6)、更に後ダイヤル34の操作に応じてフラッシュ光
の露出補正量ΔEVFLが設定される(#448)。
【0207】続いて、露出補正スイッチS(+/-)FLがオ
フからオンになったかどうかが判別され(#450)、
露出補正スイッチS(+/-)FLがオフからオンになってい
なければ、リターンし、オフからオンになっていれば、
フラッシ光撮影における露出補正モードが解除されたと
してフラグECRFLFを「0」にリセットして(#45
2)、リターンする。
【0208】続いて、色補正処理について説明する。写
真撮影の際の光源には種々のものが存在する。図48
(a)〜(d)は、その一部の分光特性を示したもの
で、日中の自然光は分光的にはあまり偏りは見られない
が、タングステン光では赤色領域に偏った特性が見られ
る。
【0209】一方、カラーフィルムは、R(赤),G
(緑),B(青)の3色の内、各1色ずつに感度を持つ
3つの感光層を有しており、このB/G/Rの比で全て
の色を作り出している。この3層が持つ光りに対する分
光感度は、2種類に大別でき、1つは、日中の自然光や
フラッシュ光で撮影したときに正常な色が再現し得るよ
うにバランスされたデイライトタイプであり、他の1つ
は、タングステン光で撮影したときに正常な色が再現し
得るようにバランスされたタングステンタイプである。
【0210】図49(a)(b)は、両タイプの分光感
度の例を示すものであるが、同図から分かるように、デ
イライトタイプのフィルムはタングステンタイプのフィ
ルムに比してRの光に対する感度が高いため、R成分の
多いタングステン光で撮影した場合は赤味掛かった写真
になってしまう。これは、人間の視覚が色に対する順応
性を有し、タングステン光で照明された物体の色を正確
に認識できるのに対し、カラーフィルムには人間のよう
な色に対する順応性がないからである。
【0211】上記のように光源によりフィルムに撮影さ
れる写真の色温度が相違するから、撮影前に撮影後の写
真の色温度をモニターしながら不適切な色温度を適正な
色温度に補正できることは、写真撮影において極めて有
益である。色補正処理は、撮影前に撮影しようとする画
像の色温度を適正に補正するため、モニター47に撮影
しようとする画像を表示し、操作者のスイッチ操作の操
作量に応じてこの表示画像の色温度を補正するものであ
る。
【0212】次に、「色補正」のサブルーチンを図50
を用いて説明する。先ず、色補正モードを示すフラグW
BFが「1」にセットされているかどうかが判別され
(#460)、フラグWBFがセットされていなけれ
ば、色補正スイッチSWBがオフからオンになったかどう
かが判別される(#462)。
【0213】色補正スイッチSWBがオフからオンになっ
ていれば、色補正モードを設定すべく上記フラグWBF
を「1」にセットして(#464)、リターンする。一
方、色補正スイッチSWBがオフからオンになっていなけ
れば、#464をスキップしてリターンする。
【0214】#460で、フラグWBFがセットされて
いれば、色補正モードであるとして、前ダイヤル33及
び後ダイヤル34の操作に応じて青、赤の補正量Δ
C,ΔRCがセットされる(#466,#468)。そ
して、色補正スイッチSWBがオフからオンになったかど
うかが判別され(#470)、色補正スイッチSWBがオ
フからオンになっていれば(#470でYES)、色補
正モードを解除すべくフラグWBFを「0」にリセット
して(#472)、リターンし、色補正スイッチSWB
操作がなければ(#470でNO)、補正中なので、#
472をスキップしてリターンする。
【0215】「再生」のサブルーチンが終了すると、図
30に戻って、グリップスイッチSGRがオンされている
かどうかが判別される(#86)。グリップスイッチS
GRがオフであれば、#66に戻り、フラグSGRFを
「0」にリセットし、接眼のルーチンを抜ける。一方、
グリップスイッチSGRがオンであれば(#86でYE
S)、#80に戻る。
【0216】次に、「S1 ON」のサブルーチンにつ
いて、図51〜図53を用いて説明する。スイッチS1
がオンされたときに、先ず、銀塩スチルか電子スチルの
撮影モードのいずれかであるか否かが判別され(#49
0,#492)、いずれの撮影モードでもなければ、警
告データがセットされ(#494)、この警告データが
出力されて警告表示が行われる(#496)。そして、
垂直同期信号Vsyncを待ち(#498)、この垂直同期
信号Vsyncが入力されると、スイッチS1がオフである
かどうかが判別される(#500)。スイッチS1がオ
フであれば、リターンし、オンであれば、#496に戻
り、警告表示を継続する。
【0217】一方、撮影モードが銀塩スチル又は電子ス
チルのいずれかであれば、接眼検出を示す接眼フラグS
GRFが「1」にセットされているかどうかが判別され
る(#502)。
【0218】接眼フラグSGRFが「0」にリセットさ
れていれば、接眼フラグSGRFを「1」にセットして
(#504)、#68(図30)に移行する。接眼フラ
グSGRFがセットされていれば、上述の撮影準備動作
が行われ(#506)、続いてスイッチS2がオンされ
ているかどうかが判別される(#508)。スイッチS
2がオンになっていれば、「撮影」のサブルーチン(図
54)を実行して撮影動作が行われる(#510)。
【0219】ここで、「撮影」のサブルーチンについて
図54を用いて説明する。先ず、動画撮影中を示す録画
フラグRECFの状態から録画中であるか否かが判別さ
れ(#550)、録画中であれば(フラグRECF=
1)、銀塩スチルと電子スチルの撮影モードでの撮影中
ではAF用のレンズ駆動が停止されて(#552)、撮
影に必要な制御(撮影I)が行われ(#554)、この
後、フィルムの巻上処理が行われ(#556)、合焦を
示すフラグAFEFが「0」にリセットされて(#55
8)、リターンする。一方、録画中でなければ(フラグ
RECF=0)、#552をスキップして#554に移
行し、撮影Iの制御(#554)、フィルムの巻上処理
(#556)及びフラグAFEFのリセット(#55
8)が行われて、リターンする。
【0220】ここで、「撮影I」のサブルーチンについ
て図55を用いて説明する。スイッチS2がオン状態の
データがCCD/モニター/記録部10に出力(データ
出力)され(#560)、このデータに応答してCCD
/モニター/記録部10から露出OKの信号と垂直同期
信号Vsyncが入力されると(#562,#564でYE
S)、求められている絞り値に応じた絞り制御が行われ
る(#566)。続いて、露出スタート信号が出力され
(#568)、絞りが安定するまで10msec待機した後
(#570)、撮影モードが銀塩スチルであるか否かが
判別される(#572)。撮影モードが銀塩スチルであ
れば、露出制御(銀塩用のフォーカルプレーンシャッタ
46のシャッタ制御)が行われる(#574)。撮影モ
ードが銀塩スチルでなければ、シャッタ制御は必要でな
く、絞りのチャージ動作等がCCD43の露光動作中に
行われないように待機される(#576)。
【0221】続いて、露出終了後の「巻上げ」のサブル
ーチンについて図56を用いて説明する。先ず、撮影モ
ードが銀塩スチルかどうかが判別され(#580)、撮
影モードが銀塩スチルであれば、フィルム45の1コマ
分の巻上げ及びシャッタチャージが行われて(#58
2)、リターンし、撮影モードが銀塩スチルでなけれ
ば、フィルム巻上げが不要なので、#582をスキップ
してリターンする。
【0222】図51に戻り、撮影処理が終了すると、連
写撮影かどうかが判別され(#512)、連写撮影であ
れば、#506に戻る。このように、連写撮影時にCC
D43での積分(電荷蓄積)及びAF処理やAE処理の
ための新データを得ることで、動画像を撮影者に見せる
ことが可能となる。一方、連写撮影でなければ(#51
2でNO)、スイッチS1がオフになるまで待ち(#5
14)、スイッチS1がオフになると、#506に戻
る。
【0223】#508で、スイッチS2がオンでなけれ
ば、撮影モードが動画撮影モードであるかどうかが判別
され(#516)、撮影モードが動画撮影モードであれ
ば、録画用の録画スイッチSRECがオフからオンになっ
たかどうかが判別される(#518)。録画スイッチS
RECがオフからオンになれば、動画撮影に関して操作が
行われたとして、動画撮影モード中を示すフラグREC
Fが「1」にセットされているかどうかが判別される
(#520)。
【0224】そして、フラグRECFがセットされてい
なければ、録画開始を行うべく録画スイッチSRECが操
作されたものとしてフラグRECFがセットされ(#5
22)、録画開始を指示するデータがCCD/モニター
/記憶部10に出力されて(#524)、#506に移
行する。一方、フラグRECFがセットされているとき
は、録画中に録画を停止するために録画スイッチSREC
が操作されたとしてフラグRECFが「0」のリセット
されて(#526)、録画停止を指示するデータがCC
D/モニター/記憶部10に出力されて(#528)、
#506に移行する。
【0225】一方、#516で撮影モードが動画撮影モ
ードでないとき、或いは#518で録画スイッチSREC
がオフからオンになったのでなければ、#530に移行
し、「再生」のサブルーチン(図44)が実行され、次
いで、フラグRECFの状態から録画中かどうかが判別
される(#532)。
【0226】録画中であれば(#532でYES)、#
506に移行して録画動作が継続される。録画中でなけ
れば(#532でNO)、スイッチS1がオフにされた
かどうかが判別され(#534)、スイッチS1がオフ
にされていなければ、タイマTHがリセットスタートさ
れて(#538)、#506に移行する。一方、スイッ
チS1がオフされていれば、上記タイマTHが5秒計時し
たかどうかの判別が行われ(#536)、5秒間経過す
るまでは(#536でNOになるまでは)、#506に
移行し、5秒間経過すれば(#536でYES)、リタ
ーンする。
【0227】次に、「プレビュー」のサブルーチンにつ
いて図57,図58を用いて説明する。先ず、露出回数
を示す変数NEXPが「1」に初期設定され(#59
0)、露出済回数NPVが「0」に初期設定される(#5
92)。続いて、MFL撮影モードが設定されているか
否かが判別され(#594)、MFL撮影モードが設定
されていれば(MFLF=1)、露出回数NEXPが「N
MF(発光回数)+1」に設定され(#596)、MFL
撮影モードが設定されていなければ(MFLF=0)、
更にフラッシュ撮影モードが設定されているか否かが判
別され(#598)、フラッシュ撮影モードが設定され
ていれば(#598でYES)、露出回数NEXT
「2」に設定されて(#600)、#602に移行す
る。一方、,MFL撮影モードもフラッシュ撮影モード
も設定されていなければ(#598でNO)、#600
をスキップして#602に移行する。
【0228】#602では、色温度変更モードを示すフ
ラグLCFが「1」に設定されているか否かが判別さ
れ、色温度変更モードが設定されていれば(LCF=
1)、更にスイッチSD1がオン状態にあるか否か(透
過型カラーLCD67が装着位置にセットされているか
否か)が判別され(#604)、スイッチSD1がオン
状態であれば、#608に移行し、スイッチSD1がオ
フ状態であれば、プレビュー撮影を禁止してリターンす
る。
【0229】一方、#602で色温度変更モードが設定
されていなければ(LCF=0)、更にスイッチSD2
がオン状態にあるか否か(透過型カラーLCD67が退
避位置にリセットされているか否か)が判別され(#6
06)、スイッチSD2がオン状態であれば、#608
に移行し、スイッチSD2がオフ状態であれば、プレビ
ュー撮影を禁止してリターンする。
【0230】#608では調光開始信号を出力してスイ
ッチ回路SSTがオンにされる(充電用コンデンサC10
(図21)の蓄積電荷の放電)。続いて、カメラ本体側
の状態を示す各種データがCCD/モニター/記録部1
0のマイコン(μC2)100に出力され(#61
0)、マイコン(μC2)100から露出OKの信号が
入力され(#612でYES)、更に垂直同期信号V
syncが入力されると(#614でYES)、制御絞り値
で絞りが制御され(#616)、露出スタート信号が上
記マイコン(μC2)に出力される(#618)。
【0231】続いて、10msec間絞りの安定待ちが行わ
れ(#620)、調光開始信号を出力してスイッチ回路
STがオフにされる(#622)。そして、露出時間に
相当する時間だけ待って(#624)、露出済回数NPV
が1だけインクリメントされた後(#626)、露出済
回数NPVが露出回数NEXPに等しくなったか否かが判別
される(#628)。
【0232】NEXP≠NPVであれば(#628でN
O)、プレビュー撮影を再度、行うべくプレビュースイ
ッチSPVがオフからオンにされ(#630)、更にフラ
ッシュFL1のマイコン(μCFL)600とデータ交信
が行われて(#632)、#610に戻る。NEXP=N
PVであれば(#628でYES)、合焦フラグAFEF
が「0」にリセットされ(#634)、プレビュースイ
ッチSPVがオフからオンに変更される(#636)。そ
して、このプレビュースイッチSPVの変更データとプレ
ビュー終了を示すデータとがセットされ(#638)、
マイコン(μC2)100に出力されるとともに、この
データ出力のための電源保持用のタイマTHがリセット
・スタートされて(#640,#642)、リターンす
る。
【0233】次に、フラッシュとのデータ交信について
図59に示す「データ交信FL」のサブルーチンを用い
て説明する。
【0234】先ず、マイコン(μC1)1からマイコン
(μCFL)600に、プレビューモード、色温度変更モ
ード、色温度変更量ΔBCR,ΔRCR、フラッシュ光の補
正量ΔEVFL、露出済回数NPV、プレビュー終了信号及
びフラッシュ発光ナンバーNIL等の各種データが送信さ
れ(#650)、続いて、マイコン(μCFL)600か
らマイコン(μC1)1に色温度変更用の透過型カラー
LCD67のセット位置のデータが送信されて(#65
2)、リターンする。
【0235】次に、図27の#18及び図30の#90
の録画処理について図60,図61に示す「REC」の
サブルーチンを用いて説明する。
【0236】先ず、RECモード、すなわち録画(動
画)中かどうかがフラグRECFの状態から判別され
(#660)、録画中でなければ(RECF=0)、警
告データをセットし(#662)、この警告データを出
力して警告表示を行う(#664)。そして、垂直同期
信号Vsyncを待ち(#666)、この垂直同期信号V
syncが入力されると、録画スイッチSRECがオフである
かどうかが判別される(#668)。録画スイッチS
RECがオフであれば、リターンし、オンであれば、#6
64に戻る。
【0237】一方、#660で録画中であれば、接眼フ
ラグSGRFが「1」にセットされているかどうかが判
別され(#670)、接眼フラグSGRFがセットされ
ていなければ、この接眼フラグSGRFをセットして
(#672)、#68(図30)に移行する。接眼フラ
グSGRFがセットされていると、タイマがリセットス
タートされ(#674)、次いで、露出モードがPモー
ドに設定される(#676)。続いて、撮影準備のため
の動作が行われ(#678)、撮影モードが銀塩スチル
又は電子スチルのいずれかであるか否かが判別される
(#680,#682)。
【0238】撮影モードが銀塩スチル又は電子スチルの
いずれかであれば(#680又は#682でYES)、
次に、スイッチS2がオンかどうかが判別され(#68
4)、スイッチS2がオンであれば、設定されている撮
影モードに応じた撮影が行われて(#686)、#67
8に戻る。撮影モードが銀塩スチルでも電子スチルでも
なければ、或いはスイッチS2がオフであれば(#68
2又は#684でNO)、録画スイッチSRECがオフか
らオンになったかどうかが判別される(#688)。
【0239】録画スイッチSRECがオフからオンになっ
たのであれば、録画中か否かがフラグRECFの状態か
ら判別される(#690)。録画中であれば、上記録画
スイッチSRECの操作は録画停止であるとしてフラグR
ECFが「0」にリセットされ(#696)、マイコン
(μC2)100に録画停止信号が出力され(#69
8)、更に、タイマがリセットスタートされて(#70
0)、#678に戻る。録画中でなければ、上記録画ス
イッチSRECの操作は録画開始であるとしてフラグRE
CFが「1」にセットされ(#692)、マイコン(μ
C2)100に録画開始信号が出力され(#694)、
更に、タイマがリセットスタートされて(#700)、
#678に戻る。
【0240】#688で、録画スイッチSRECがオフか
らオンになっていれば、録画中か否かがフラグRECF
の状態から判別され(#702)、録画中でなければ
(RECF=0)、再生処理、すなわち静止画のプレビ
ュー(事前)か事後確認表示が行われ(#704)、録
画することなく、いずれの操作も行われていないときは
5分が経過したかどうかが判別され(#706)、5分
が経過するまでは(#706でNOであれば)、#67
8に戻り、5分が経過すれば(#706でYES)、リ
ターンする。また、#702で録画中であれば(REC
F=1)、タイマがリセットスタートされて(#70
0)、#678に戻る。
【0241】次に、リモート制御時に、送受信機TXの
マイコン(μC3)140からデータが送られてくると
きのデータ割込みの制御について説明する。
【0242】図62は、データ割込制御を行うための
「データ割込」のサブルーチンである。このサブルーチ
ンでは、データ割込を示す信号がマイコン(μC3)1
40から入力されると、続いて、リモート制御時に送受
信機RXからマイコン(μC3)140に送られてく
る、あるいは送られてきているデータがマイコン(μC
1)1に入力される(#710)。次いで、リモート制
御モードを示すフラグSREMFが「1」にセットされ
ているかどうかが判別される(#712)。
【0243】フラグSREMFがセットされていないと
きは(SREM=0)、制御切換スイッチSREMがオン
されておらず、リモート制御モードではないとしてリタ
ーンする。一方、フラグSREMFがセットされている
ときは、フラグSREMFを「0」にリセットして(#
714)、#40(図29)に移行する。
【0244】次に、図63〜図75は、CCD/モニタ
ー/記録部10側のシーケンスを示すもので、マイコン
(μC2)100により実行されるフローチャートに基
づいて説明する。
【0245】図63は、電源オン等による割込とマイコ
ン(μC1)1からのデータ入力による割込を示すフロ
ーチャートである。すなわち、電源がマイコン(μC
2)100に供給されると、先ず、フラグ、レジスタ等
の全てに対する初期リセットが行われる(S2)。表示
はフレームメモリ121からのデータが出力されて行わ
れるが、電源をオンにした時点ではフレームメモリ12
1内には動画像がないので、像の表示はなされない。し
かし、CCD43への露出が行われ、電源供給開始後数
フレーム分の時間が経過した後にCCD43で撮像され
た画像が表示される。
【0246】続いて、CCD43のシャッタスピードT
Vが1/60秒にセットされ、この設定データに応じて
タイミング信号発生回路101からタイミング信号が生
成されて、CCD43の制御が開始され(S4)、この
後、スイッチS2がオンされたか否かが判別される(S
6)。なお、マイコン(μC1)1からデータ入力によ
る割込みの場合、S2,S4をスキップしてS6から制
御が開始される。
【0247】スイッチS2がオンされていると(S6で
YES)、「露出制御I」のサブルーチン(図64)を
実行して露出制御が行われた後(S8)、S26に移行
する。一方、スイッチS2がオンされていなければ、プ
レビュースイッチSPVがオフからオンになっているか否
かが判別され(S10)、プレビュースイッチSPVがオ
フからオンになっていれば、後述する「PV制御」のサ
ブルーチン(図70)を実行してPV制御が行われた後
(S12)、S26に移行する。
【0248】プレビュースイッチSPVがオフからオンに
なっていなければ、更に静止画表示指示スイッチSDPI
がオフからオンになっているか否かが判別される(S1
4)。静止画表示指示スイッチSDPIがオフからオンに
なっていれば、静止画を表示する表示制御Iが実行され
た後(S16)、S26に移行し、静止画表示指示スイ
ッチSPDIがオフからオンになっていなければ、更に静
止画表示モードであることを示すフラグDPIFが
「1」にセットされているか否かが判別され(S1
8)、フラグDPIFが「0」にリセットされていれば
(S18でNO)、S26に移行する。
【0249】一方、フラグDPIFが「1」にリセット
されていれば(S18でYES)、表示を変更するため
の表示制御IIが実行され(S20)、更に前述した「色
補正」のサブルーチンを実行して色補正処理が行われ
(S22)、「露出補正」のサブルーチンを実行して露
出補正処理が行われた後(S24)、S26に移行す
る。
【0250】S26では、色補正が行われ、次いで、上
述したマークや撮影モードを示すキャラクタ表示が行わ
れる(S28)。そして、シャッタスピードや撮影モー
ドの表示を行うべくマイコン(μC1)1からの表示デ
ータが画像処理を行うマイコン(μC21)120に出
力され、更に入力された画像データ(R,G,B)に基
づいて動画での絞り値が算出され、これに基づいて露出
制御IIが行われる(S30)。また、入力された画像デ
ータ(R,G,B)に基づいて得られるWB制御用のデ
ータによりWB制御が行われて(S32)、S6に戻
る。
【0251】次に、「露出制御I」のサブルーチンを図
64を用いて説明する。先ず、変数NE,NTがリセット
される(S40,S42)。変数NEは1回の撮影中に
おける1/60秒毎の露出動作の回数を示し、一方、変
数NTは1回の撮影中における1/60秒毎の露出動作
の必要回数を示すものである。
【0252】続いて、マイコン(μC1)1から入力さ
れたシャッタスピードTVが実時間TCCDに変換され
(S44)、シャッタスピードTVがアペックス値6以
上(1/60秒以下のシャッタスピードに相当)かどう
かが判別される(S46)。
【0253】シャッタスピードTVがアペックス値6以
上であれば、S56に移行し(S46でYES)、シャ
ッタスピードTVがアペックス値6未満であれば(S4
6でNO)、変数NTにTCCD/(1/60)なる演算値がセ
ットされ(S48)、更にこの変数NTが変数NAGCにセ
ットされる(S50)。続いて、露出時間TCCDがフィ
ールド時間と一致する1/60秒に設定され(S5
2)、この1/60秒で露出動作をNT回だけ繰り返す
ことを示すフラグMEXPFが「1」にセットされる
(S54)。
【0254】なお、本実施例では、動画撮影とスチル撮
影(銀塩スチル撮影と電子スチル撮影の双方を含む)と
が可能になっている。動画撮影では、CCD43で1/
60秒毎に1フィールド分の撮像が行われて、この撮像
画像が記録されるようになっており、スチル撮影では、
特に露出モードがPモードとAモードのときは、明るさ
に応じて任意のシャッタスピード(露出時間)TVが決
定されるようになっている。
【0255】また、シャッタスピードTVが1/60秒
以上のときには、動画撮影では、1/60秒毎に撮像を
繰り返し、かつAGC109で、上記NAGCに基づいて
ゲイン調整を施すようにして1/60秒より長い露出時
間に対処し、一方、スチル撮影では、後述するように1
/60秒毎の露出で得られる複数分の画像を加算するこ
とによって、1/60秒より長い露出時間に対処してい
る。
【0256】S56では、マイコン(μC1)1に露出
OK信号が出力される。マイコン(μC1)1は、上記
のようにして設定された撮影方法に基づいて露出制御を
開始する。続いて、マイコン(μC1)1から露出スタ
ート信号が入力されるのを待ち(S58)、この信号が
入力されると、露出が行われていることを示すフラグE
XPFが「1」にセットされる(S60)。続いて、露
出が終了して、このフラグEXPFが「0」にリセット
されるまで待機した後(S62)、リターンする。
【0257】上記動画撮影モードでの露出、WB及び後
述の振れ検出における検出範囲は、図15の視線検出表
示枠19の範囲の全てであり、これはスチル撮影での視
線検出の範囲とは異なる。この理由は、露出、WBにお
ける検出範囲が変化することによって明るさ、色が変化
すると、これに追随して像の露出、色が頻繁に変化する
こととなるため、動画では却って画面が見づらくなり兼
ねず、また、振れ検出の範囲が狭いと、カメラ自体の振
れと被写体の移動(動体)によるものとが区別しにくく
なるためである。
【0258】図65は、CCD/モニター/記録部10
の動作を説明するためのタイミングチャートで、以下、
この図を用いて動作の概略を説明する。
【0259】先ず、定常光撮影の場合について説明す
る。図中、最上段の「操作」において、レリーズスイッ
チS2がオンされると、マイコン(μC1)1からマイ
コン(μC2)100へ撮影を示すデータが出力される
「データ出力」。マイコン(μC1)1は撮影のための
所定の制御を行い、マイコン(μC2)100は上記デ
ータの入力を受けて所定の制御を行った後、「露出O
K」の信号をマイコン(μC1)1へ返送する。
【0260】マイコン(μC1)1は露出OK信号を受
け取ると、次周期の垂直同期信号Vsyncが入力されるの
を待って、「露出スタート」信号をマイコン(μC2)
100に送信するとともに、絞りを制御し「絞り制
御」、この後、シャッタ46を駆動する「シャッタ露出
制御」。マイコン(μC2)100は次周期の垂直同期
信号Vsyncの周期でCCD43の露光を制御する「CC
D露光制御」。
【0261】今、垂直同期信号Vsync毎の露光制御にお
ける1回目で撮像される像をA1とし、順次、2回目以
降をA2,A3,…,Anとする。最初(第1周期)の
像A1の信号は露光終了後、マイコン(μC2)100
からの信号に基づきマイコン(μC21)120によっ
て、第2周期の間に所定の画像処理が施されてフレーム
メモリ121,122に記憶される。この第2周期内
に、次の像A2に対する露光制御が行われる。
【0262】ここで、適正露光のための露出時間が1/
60秒以上であるとすると、第3周期目ではマイコン
(μC2)100はマイコン(μC21)120に制御
信号を出力して「アダーON」、アダー回路124をオ
ンさせるとともに、フレームメモリ121に記憶中の像
A1に像A2を加算してフレームメモリ122に記憶さ
せる。以後、露出制御が終了する(第N周期)まで、こ
の処理が繰り返され、フレームメモリ121にはCCD
43で撮像された画像が記憶され、フレームメモリ12
2には上記のようにして順次加算された、ΣAi(i=
1,2,…n)の像が記憶される。
【0263】このときは、フレームメモリ121に記憶
されている像が、順次、次周期でモニター47に表示さ
れることによって動画像が得られる。このときの動画像
は露出が不足気味に表示されることとなるが、静止画表
示指示スイッチSDPIが操作されると、マイコン(μC
2)100からマイコン(μC21)120に「表示切
換」を指示する信号が出力され、これにより上記ΣAi
処理された静止画が適正な露出状態で表示される。一
方、露出時間が1/60秒以下のときは、フレームメモ
リ122には1周期遅れで像Aiが記憶される。次の露
出制御における像Bi(i=1,2,…n)についても
同様に処理される。
【0264】次に、フラッシュ撮影のときのメモリ制御
について説明する。なお、このときの露出時間は1/6
0秒以下である。
【0265】撮像された像A1はフレームメモリ122
に記憶される。このときフレームメモリ121には直前
に記憶された像ONがそのまま保存されており、この像
が表示される。これは、1周期分のフラッシュ撮影によ
る像だけを定常光撮影の中に含めるとノイズが混入して
いるように見えてしまうことを防止するためである。
【0266】続いて、図66〜図68を用いて「Vsync
割込」について説明する。垂直同期信号Vsyncが入力さ
れると、露出終了を示すフラグEXENFが「1」にセ
ットされているかどうかが判別される(S70)。フラ
グEXENFがセットされていると、露出制御が終了し
たとして、フラグEXENFが「0」にリセットされ
(S72)、続いて、アダー回路124をオフにするデ
ータがセットされて(S74)、入力される画像データ
がそのままフレームメモリ121に記憶されるようにす
る。
【0267】続いて、露出中の最後の露光を示すフラグ
1stF、露出中を示すフラグEXPF、複数回の露光
動作が必要な制御であることを示すフラグMEXPFが
それぞれ「0」にリセットされ(S76〜S80)、動
画に対する連続記録を可能な状態にし、更に、フレーム
メモリ121へのデータ入力の再開を指示するデータが
セットされる(S82、S84)。これらS82,S8
4の処理によって、FL撮影時における夫々のデータ入
力の禁止状態が解除される。
【0268】続いて、銀塩スチル又は電子スチルの撮影
モードにおける露出中でなければ、シャッタスピードT
Vを1/60秒に設定する信号がタイミング信号発生回
路(TG1)101に出力される(S86)。また、A
GC回路(AGC(I))105を自動(オート)に設定
する信号が出力されるとともに、AGC回路(AGC(I
I))109のゲインを「1」にセットする信号がそれぞ
れ出力され(S88,S90)、更に、WBの制御信号
が出力されて(S92)、S124に移行する。 一
方、S70でフラグEXENFがセットされていなけれ
ば、フラグ1stFが「1」にセットされているかどう
かが判別される(S94)。フラグ1stFがセットさ
れていれば(S94でYES)、最後の露光動作が終了
して、次のフィールドであるから、「メモリ制御」のサ
ブルーチン(図69)を実行してメモリ制御処理が行わ
れる(S96)。そして、メモリ制御処理が終了する
と、プレビューモードを示すフラグPVFの状態からプ
レビューモードが設定されているか否かが判別され(S
98)、プレビューモードが設定されていれば(PVF
=1)、S104に移行し、プレビューモードが設定さ
れていなければ(PVF=0)、フラグEXENFが
「1」にセットされて(#100)、S86に移行す
る。
【0269】S94でフラグ1stFが「0」にリセッ
トされていれば(S96でNO)、フラグEXPFが
「1」にセットされているかどうかが判別され(S10
2)、フラグEXPFがセットされていれば(露出中で
あれば)、S104に移行し、フラグEXPFがリセッ
トされていれば(露出中でなければ)、S86に移行す
る。
【0270】ここで、「メモリ制御」のサブルーチン
を、図69を用いて説明する。先ず、マイコン(μC
1)1からの入力データに基づいてフラッシュ撮影かど
うかが判別される(S150)。フラッシュ撮影であれ
ば(S150でYES)、動画記録の際に用いられるフ
レームメモリ111及びフレームメモリ(I)121の
記憶内容の更新を禁止すべく、画像データの入力を禁止
する制御信号が出力され(S152,S154)、続い
て、アダー回路124に画像データをそのまま通過させ
るためのデータがセットされる(S156)。このよう
に、データ更新を禁止し、前画面の画像を記憶、保持す
るようにすることで(図66に示した像ONに相当す
る)、連続する定常光撮影の画像中に1フィールドから
数フィールドのフラッシュ撮影の画像を含めることに起
因するノイズ的な表示が阻止できる。
【0271】一方、フラッシュ撮影でなければ(S15
0でNO)、S152,S154をスキップしてS15
6に移行する。
【0272】続いて、フラグPVFの設定状態からプレ
ビューモードが設定されているか否かが判別され(S1
58)、プレビューモードが設定されていれば(PVF
=1)、更にマイコン(μC1)1から入力されるプレ
ビュー撮影の回数NPVが2以上であるか否かが判別され
る(160)。NPV≧2であれば(S160でYE
S)、入力画像データからフレームメモリ(III)12
3に記憶されている画像データを引いて新たな画像デー
タを作成するデータがセットされて(S162)、S1
66に移行する。NPV<2であれば(S160でN
O)、S162をスキップしてS166に移行する。な
お、S162は、入力画像データがフラッシュ光と定常
光とを光源として撮影されたものであるから、フレーム
メモリ(III)123に記憶された、定常光のみを光源
として撮影された画像データを入力画像データから差し
引くことによりフラッシュ光のみを光源として撮影され
た画像データを得るものである。
【0273】また、S158でプレビューモードが設定
されていなければ(PVF=0)、フレームメモリ(I
I)122へ画像データを記憶させるためのデータがセ
ットされて(S164)、S166に移行する。これに
より事後確認を行うことができる。
【0274】S166では、連写かどうかが判別され、
連写であれば(S166でYES)、内部メモリ129
への記憶を指示するデータがセットされて(S16
8)、S170に移行し、連写でなければ(S166で
NO)、S168をスキップしてS170に移行する。
【0275】S170では、撮影モードが電子スチルで
あるか否かが判別され、電子スチル撮影モードであれば
(S170でYES)、ICカード51へのデータ記憶
を指示するデータがセットされて(S172)、リター
ンし、電子スチル撮影モードでなければ(S170でN
O)、S170をスキップしてリターンする。
【0276】図66〜図68に戻り、S104に移行す
ると、タイミング信号発生回路(TG1)101に露出
時間TCCDのデータが出力され、続いて、AGC(I)1
05に制御信号が出力されて、そのゲインが1(増幅せ
ず)にセットされる(S106)。次いで、WBは非制
御とされ、更に、フラグ1stFが「1」にセットされ
る(S108,S110)。
【0277】続いて、複数回の露光動作が必要な制御か
どうかがフラグMEXPFの状態から判別され(S11
2)、複数回の露光動作が必要なのであれば(MEXP
F=1)、変数NTが1か否かが判別される(S11
4)。変数NTが1であれば、最後の露光であるから、
S120に移行する。一方、変数NTが1でなければ、
変数NTを1だけデクリメントし(S116)、このと
きは少なくとも最後の露光ではないので、フラグ1st
Fがリセットされて(S118)、S120に移行す
る。
【0278】S120では、変数NEを1だけインクリ
メントし、露出の適正化を図るべくAGC回路(II)1
09のゲインがNAGCにセットされる(S122)。次
いで、変数NEが3かどうかが判別される(S12
4)。変数NEが3であれば、アダー回路124をオン
させるデータがセットされ(S126)、次いで、フレ
ームメモリ(II)122に記憶されている画像データと
マイコン(μC21)120から入力されてくる最新の
画像データとを加算してフレームメモリ(II)122に
記憶させる動作を指示するデータがセットされる(S1
28)。変数NEが3でなければ、S126,S128
をスキップしてS130に移行する。
【0279】S130では、マイコン(μC2)100
がセットしているデータがマイコン(μC21)120
に出力され、続いて、マイコン(μC1)1からのデー
タに基づいてプレビュー撮影でのフラッシュ撮影か電子
スチル撮影でのフラッシュ撮影のいずれかであるかどう
かが判別される(S132,S134)。いずれのフラ
ッシュ撮影でもなければ、1フィールド毎に入力される
G(グリーン)成分のデータに基づいて振れ検出が行わ
れるとともに、この結果に基づいて振れ補正の制御が行
われて(S140)、リターンする。一方、プレビュー
撮影か電子スチル撮影でのフラッシュ撮影であれば、所
定時間、例えば8msecだけ計測が行われち後、フラッシ
ュ発光信号が出力されて(S136,S138)、S1
40に移行する。
【0280】次に、「PV制御」、プレビューモードで
の「露出補正」及び「色補正」を、図70〜図72を用
いて説明する。
【0281】図70は、「PV制御」のサブルーチンで
ある。先ず、プレビューモードでの撮影終了を示す信号
が入力されたか否かが判別され(S180)、プレビュ
ーモードでの撮影が終了していなければ(S180でN
O)、プレビューモードであることを示すフラグPVF
が「1」にセットされ(S182)、前述した「露出制
御I」の露出制御が行われた後(S184)、リターン
する。プレビューモード出の撮影が終了していれば(S
180でYES)、フラグPVFが「0」にリセットさ
れて(S186)、リターンする。
【0282】図71は、「露出補正」を示すサブルーチ
ンである。先ず、マイコン(μC1)1から入力された
フラッシュ光での露出補正量が前回入力された露出補正
値に対して変化しているかどうかが判別される(S19
0)。
【0283】露出補正値が変化していれば(S190で
YES)、マルチフラッシュ撮影における発光ナンバー
ILに対してメモリの(NIL+3)のアドレスの画像
を、その発光ナンバーに対する露出補正の変化量ΔEV
FLだけ補正するデータがセットされる(S192)。露
出補正値が変化していなければ(S190でNO)、上
記S192はスキップされる。
【0284】続いて、マイコン(μC1)1から入力さ
れた定常光での露出補正量が前回入力された露出補正値
に対して変化しているかどうかが判別される(S19
4)。露出補正値が変化していれば(S194でYE
S)、フレームメモリ(III)123の画像データをそ
の変化量ΔEVAMBだけ補正するデータがセットされて
(S196)、リターンする。露出補正値が変化してい
なければ(S194でNO)、上記S196をスキップ
してリターンする。
【0285】図72は、「色補正」のサブルーチンであ
る。先ず、青色及び赤色の補正データΔB,ΔRが
「0」に初期設定され、カメラ本体20側から入力され
た色補正データΔBC,ΔRCに基づき補正すべき補正量
ΔB2,ΔR2が求められる(S200)。
【0286】続いて、撮影モードが銀塩スチルであるか
否かが判別され(S202)、撮影モードが銀塩スチル
でなければ(S202でNO)、色補正データΔB1
ΔR1が「0」にセットされて(S204)、S206
に移行する。これは、銀塩フィルムに撮影しないのであ
れば、フィルムの色温度補正をする必要がないからであ
る。一方、撮影モードが銀塩スチルであれば(S202
でYES)、S204をスキップしてS206に移行す
る。
【0287】S206では、装填されたフィルムのタイ
プがデイライトかタングステンか、或いは白黒かが判別
され、装填されたフィルムが白黒タイプであれば(S2
06でW.B)、色に関する情報を削除するための制御
データが作成されて(S208)、リターンする。
【0288】一方、装填されたフィルムがタングステン
タイプであれば(S206でタングステン)、色補正量
ΔB1,ΔR1がタングステンタイプに応じた補正量ΔB
t,ΔRtに設定され(S210,S212)、デイライ
トタイプであれば(S206でデイライト)、色補正量
ΔB1,ΔR1がデイライトタイプに応じた補正量Δ
d,ΔRdに設定される(S214,S216)。
【0289】続いて、補正量ΔB1,B2から青色につい
ての全体の補正量ΔB(=ΔB1+ΔB2)が設定され
(S218)、更に補正量ΔR1,R2から赤色について
の全体の補正量ΔR(=ΔR1+ΔR2)が設定される
(S220)。そして、設定された補正量ΔB,ΔRに
応じて制御信号iが作成されて(S222)、リターン
する。
【0290】次に、「表示制御I」について、図73の
サブルーチンを用いて説明する。先ず、マイコン(μC
1)1から入力されたデータに基づき録画中かどうかが
判別され(S230)、録画中であれば、そのままリタ
ーンし、録画中でなければ、静止画表示モードが設定さ
れていることを示すフラグDPIFが「1」にセットさ
れているかどうかが判別される(S232)。
【0291】静止画表示モードが設定されていれば(D
PIF=1)、フラグDPIFが「0」にリセットされ
(S234)、続いて、表示を指示するデータの入力先
をフレームメモリ(II)122からフレームメモリ
(I)121へ切り換えるためのデータがセットされて
(S236)、リターンする。
【0292】一方、静止画表示モードが設定されていな
ければ(DPIF=0)、フラグDPIFが「1」にセ
ットされ(S238)、続いて、表示を指示するデータ
の入力先をフレームメモリ(I)121からフレームメ
モリ(II)122へ切り換えるためのデータがセットさ
れ(S240)、更に表示に必要なデータの作成処理が
行われた後(#242)、リターンする。
【0293】ここで、データ作成処理について図74の
サブルーチンを用いて説明する。先ず、マイコン(μC
1)1から入力されるデータに基づいてMFL撮影モー
ドであるか否かが判別される(S250)。
【0294】MFL撮影モードであれば(S250でY
ES)、フレームメモリ(III)以降でマルチフラッシ
ュの発光回数NMF(撮影回数)に応じて記憶された画像
データを加算してフレームメモリ(II)122に出力す
る画像データがセットされて(S252)、リターンす
る。例えば発光回数NMFが2であれば、定常光のみを光
源として撮影された画像データ(フレームメモリ(II
I)の画像データ)、フラッシュの発光毎に撮影された
フラッシュ光のみを光源とする画像データ(フレームメ
モリ(IV),(v))の3枚の画像データを加算して出
力すべき画像データがセットされる。
【0295】MFL撮影モードでなければ(S250で
NO)、更に通常のフラッシュ撮影であるか否かが判別
され(S254)、通常のフラッシュ撮影であれば(S
254でYES)、フレームメモリ(III)の画像デー
タとフレームメモリ(IV)の画像データとを加算してフ
レームメモリ(II)122に出力される画像データがセ
ットされて(S256)、リターンする。通常のフラッ
シュ撮影でなければ(S254でNO)、フレームメモ
リ(III)の画像データがフレームメモリ(II)122
に出力される画像データとしてセットされて(S25
8)、リターンする。
【0296】なお、上記セットされた画像データは、画
像処理用のマイコン(μC21)120に出力され、マ
イコン(μC21)120は、この画像データに基づい
て所定の画像処理を行う。
【0297】次に、「表示制御II」について、図75の
サブルーチンを用いて説明する。先ず、連写モードであ
るか否かが判別され(S260)、連写モードでなけれ
ば、リターンする。連写モードであれば、更に変更の操
作、すなわちスイッチSDPUPがオフからオンされたかど
うかが判別される(S262)。
【0298】スイッチSDPUPがオフからオンされていな
ければ(S262でNO)、リターンし、スイッチS
DPUPがオフからオンされていれば(S262でYE
S)、現在表示されている内部メモリ129の読出アド
レスがアップされ、アドレス指定が行われる(S26
4)。そして、内部メモリ129の指定アドレスに記憶
されている画像をフレームメモリ(II)122に転送す
るための表示切換のためのデータがセットされて(S2
66)、リターンする。なお、フレームメモリ(II)1
22は内部メモリ129からの画像データを入力しなが
ら、この画像データをモニター47に出力し、表示す
る。
【0299】なお、マイコン(μC21)120の制御
動作については、マイコン(μC2)100で関連して
説明しているので、その説明は省略する。マイコン(μ
C21)120では、マイコン(μC2)100からの
入力データに基づいて、上述したキャラクタのモニター
47への挿入、画像データの加算、減算、色変換、フレ
ームメモリ121,122の制御、表示切換制御、アダ
ー回路124の制御、スイッチ125の制御、ICカー
ド51の記憶制御及び内部メモリ129の制御等が行わ
れる。
【0300】また、メモリIII以降の画像データ間での
演算及び入力データとフレームメモリ(III)の画像デ
ータとの演算等は、常に演算結果がフレームメモリ(I
I)に入力され、画像演算処理終了後に自動的にフレー
ムメモリ(II)からモニター47に出力されて表示され
る。
【0301】ここで、MFL撮影モードの露出補正処理
におけるモニタ表示について図76〜図80を用いて説
明する。
【0302】図76は、MFL撮影モードにおいて、モ
ニター47に表示されるモニター画像の一例を示す図で
ある。
【0303】同図に示すモニター画像は、MFL撮影モ
ードにおいて、プレビュー処理の終了時に静止画表示指
示スイッチSDPIがオンにされて、モニター47に表示
されたもので、定常光とフラッシ光とを加味した画像で
ある。同図において、斜線で覆われた領域〜は、そ
れぞれフラッシュFL1〜FL3で照明された部分を示
している。なお、実際には斜線部以外の部分にもフラッ
シュ光は廻り込んでいるが、ここでは、説明の便宜上、
各フラッシュFL1〜FL3が主に照明している部分を
示している。
【0304】図77〜図79は、それぞれ図76の領域
〜のみを抽出した画像で、フラッシュFL1〜FL
3によりそれぞれ照明される部分を示したものである。
【0305】上述した図71に示す露出補正処理におい
て、例えばフラッシュNo.1(メインフラッシュFL
1)に対して露出補正が行われると、図77に示す領域
の部分について露出補正が行われる。例えば露出補正
値が+1EVであるとすると、モニター画像は、図80
に示すようになり、領域に示す部分(個々では、人物
の顔の部分)の露出量が2倍になるように補正され、画
面内の右端部にフラッシュNo.(NIL)と露出補正値
ΔEVFLとを示す表示(1(NIL),+1.0(ΔEV
FL))が表示される。なお、図77〜図79に示す各フ
ラッシュの露出補正領域の表示は行われない。
【0306】次に、メインフラッシュFL1のマイコン
(μCFL)600の制御について説明する。メインフラ
ッシュFL1の電源スイッチ(不図示)が投入される
と、図81に示すメインフローチャートが実行され、先
ず、発光No.の設定が行われる(#F2)。
【0307】発光No.の設定は、図82に示すサブル
ーチン「発光No.設定」を実行して行われる。すなわ
ち、フラッシュNo設定スイッチSFLNがオフからオン
に変化したか否かが判別され(#F20)、フラッシュ
No設定スイッチSFLNがオフ状態であれば(#F20
でNO)、リターンし、オフからオンに変化していれば
(#F20でYES)、フラッシュNo設定スイッチS
FLNの操作に応じて「1」〜「8」の数字が変化されて
発光No.(NFN)が設定された後(#F22)、リタ
ーンする。
【0308】続いて、MFL撮影モードが設定されてい
るか否かが判別され(#F4)、MFL撮影モードが設
定されていれば、フラグ信号MFLがハイレベルに設定
され(#F6)、更にカメラ本体20側のマイコン(μ
C1)1から発光信号が送信されているか否かが判別さ
れる(#F8)。
【0309】発光信号が送信されていれば、同時発光す
べくメインフラッシュFL1から他のフラッシュFL
2,FL3に第3のワイヤレス信号(本発光時の発光信
号)が出力されて(#F10)、#F2に戻り、発光信
号が送信されていなければ、#F2に戻る。また、#F
4でMFL撮影モードが設定されていなければ、フラグ
信号MFLがローレベルに設定されて(#F12)、#
F2に戻る。
【0310】上記メインフローチャートの実行中に、カ
メラ本体側からメインフラッシュFL1にデータが出力
されると、CPU(μCFL)600は、図83に示す
「データ割込み」のフローチャートを実行してデータの
入力処理を行う。
【0311】先ず、カメラ本体20側から送信されるデ
ータが取り込まれ(#F30)、次いでモニタ側からも
所要のデータが出力される(#F32)。続いて、取り
込まれたデータから色温度変更モードが設定されている
か否かが判別され(#F34)、色温度変更モードが設
定されていれば、更に透過型カラーLCD67が装着位
置にセットされているか(スイッチSD1がオンである
か)否かが判別される(#F36)。
【0312】透過型カラーLCD67が装着位置にセッ
トされていなければ(#F36でNO)、透過型カラー
LCD67を装着位置にセットすべく駆動モータMが正
転駆動されるとともに、駆動モータMが動作中であるこ
とを示すフラグMOTFが「1」にセットされて(#F
38,#F40)、#F34に戻る。
【0313】一方、透過型カラーLCD67が装着位置
にセットされると(#F36でYES)、図84の示す
「モータ停止」のサブルーチンを実行して駆動モータM
の駆動が停止される(#F42)。
【0314】すなわち、図84において、先ず、フラグ
MOTFが「0」にリセットされているか否かが判別さ
れ(#F70)、フラグMOTFが「0」にリセットさ
れていれば、直ちにリターンし、フラグMOTFが
「1」にセットされていれば、駆動モータMが停止され
(#F72)、フラグMOTFが「0」にリセットされ
て(#F74)、リターンする。
【0315】図83に戻って、駆動モータの停止後、カ
メラ本体20から入力された色温度データに基づいて透
過型カラーLCD67の色調整が行われて(#F4
4)、#F34に戻る。
【0316】#F34で色温度変更モードが設定されて
いなければ、透過型カラーLCD67が装着位置にセッ
トされているか(スイッチSD1がオンであるか)否か
が判別される(#F46)。透過型カラーLCD67が
装着位置にセットされていれば(#F46でYES)、
透過型カラーLCD67を退避位置にリセットすべく駆
動モータMが逆転駆動されるとともに、透過型カラーL
CDの駆動が停止されて(#F48,#F50)、更に
フラグMOTFが「1」にセットされて(#F52)、
#F34に戻る。
【0317】一方、透過型カラーLCD67が装着位置
にセットされていなければ(#F46でNO)、更に透
過型カラーLCD67が退避位置にリセットされている
か(スイッチSD21がオンであるか)否かが判別され
る(#F54)。透過型カラーLCD67が退避位置に
リセットされていれば(#F54でYES)、駆動モー
タMの駆動が停止されて(#F56)、#F58に移行
し、退避位置にリセットされていなければ(#F54で
NO)、#F56をスキップして#F58に行する。
【0318】#F58では、カメラ本体20側から送信
されたデータに基づいてMFL撮影モードが設定されて
いるか否かが判別され、MFL撮影モードが設定されて
いなければ(#F58でNO)、#F34に戻り、MF
L撮影モードが設定されていれば(#F58でYE
S)、「マルチフラッシュ」のサブルーチンを実行して
マルチフラッシュ発光処理が行われた後、#F34に戻
る。
【0319】図85、図86は、「マルチフラッシュ」
のサブルーチンである。「マルチフラッシュ」のサブル
ーチンがコールされると、先ず、カメラ本体20側から
送信されたデータに基づいてプレビュー撮影が指示され
ているか否かが判別され(#F80)、プレビュー撮影
が指示されていれば(#F80でYES)、プレビュー
撮影であることを示すフラグPVFが「1」にセットさ
れる(#F82)。続いて、カメラ本体20側から発光
信号が送信されるまで待機し、この発光信号を受信する
と(#F84でYES)、マイコン(μCFL)600に
内蔵されたタイマーがリセットされた後、スタートされ
る(#F86)。
【0320】続いて、カメラ本体20側から送信された
データに基づいてプレビューの撮影回数NPVが1回であ
るか否かが判別され(#F88)、NPV≠1であれば
(#F88でNO)、撮影回数NPV(≧2)に応じた第
1のワイヤレス信号が生成された後、この第1のワイヤ
レス信号がフラッシュFL2,FL3に出力される(#
F90,#F92)。一方、NPV=1であれば(#F8
8でYES)、発光信号が発光回路605に出力される
(#F94)。
【0321】続いて、#F96でカメラ本体20側から
の発光停止信号を受信しているか否かが判別され、発光
停止信号を受信していなければ(#F96でNO)、5
ミリ秒間だけカメラ本体20側から発光停止信号が送信
されるのを待ち(#F96,#F98のループ)、発光
停止信号が送信されるか(#F96でYES)、若しく
は5ミリ秒経過しても発光停止信号が送信されないと
(#F98でYES)、再度、撮影回数NPVが1回であ
るか否かが判別される(#F100)。
【0322】撮影回数NPVが1回であれば、カメラ本体
20側からの発光停止信号によりメインフラッシュFL
1の発光が停止されているので、マイコン(μCFL)6
00からは発光停止信号を出力することなく、その時、
発光モニタ回路606でモニタされた発光量がホールド
されて(#F102)、#F106に移行する。一方、
撮影回数NPVが1回でなければ、撮影回数NPVに応じて
マイコン(μCFL)600から発光停止信号が発光回路
605に出力されて(#F104)、#F106に移行
する。
【0323】そして、#F106でフラッシュの発光済
回数NMFが撮影回数NPVと一致したか否かが判別され、
MF≠NPVであれば(#F106でNO)、#F84に
戻って上述のフラッシュ発光処理が継続され、NMF=N
PVであれば(#F106でYES)、リターンする。
【0324】#F80でプレビュー撮影が指示されてい
なければ、フラグPVFが「1」にセットされているか
否かが判別される(#F108)。フラグPVFが
「0」にリセットされていれば(#F108でNO)、
#F114に移行し、フラグPVFが「1」にセットさ
れていれば(#F108でYES)、更にカメラ本体2
0側からプレビューモードの解除信号が送信されたか否
が判別され(#F110)、プレビューモードの解除信
号が送信されていなければ(#F110NO)、#F1
14に移行し、送信されていれば(#F110でYE
S)、フラグPVFが「0」にリセットされて(#F1
12)、リターンする。
【0325】#F114では、カメラ本体20側から送
信されたデータに基づいて露出補正モードが設定されて
いるか否かが判別され、露出補正モードが設定されてい
れば(#F114でYES)、露出補正モードが設定さ
れていることを示すフラグEVCFが「1」にセットさ
れて(#F116)、リターンする。
【0326】一方、露出補正モードが設定されていなけ
れば(#F114でNO)、更にフラグEVCFが
「1」にセットされているか否かが判別され(#F11
8)、フラグEVCFが「0」にリセットされていれば
(#F118でNO)、リターンし、フラグEVCFが
「1」にセットされていれば(#F118でYES)、
露出補正モードを抜けた直後の処理として数値NILF
「2」にセットされる(#F120)。
【0327】続いて、上記数値NILFをフラッシュの発
光Noとして、当該発光Noに対応するフラッシュの露
出補正量(ΔEVFL)のデータが第2のワイヤレス信号
として出力される(#F122)。続いて、数値NILF
が発光済回数NMFに一致したか否かが判別され(#F1
24)、NILF≠NMFであれば(#F124でNO)、
数値NILFが1だけインクリメントされて(#F12
6)、#F122に戻り、次の発光Noのフラッシュに
対して露出補正量のデータが出力される。
【0328】そして、#F124でNILF=NMFであれ
ば、「発光量演算」のサブルーチンを実行して補正され
た発光量(本発光時の発光量)が演算され(#F12
8)、フラグEVCFが「0」にリセットされた後(#
F130)、リターンする。
【0329】図87は、「発光量演算」のサブルーチン
である。「発光量演算」のサブルーチンがコールされる
と、先ず、発光量モニター回路606でモニタリングさ
れたデータ(コンデンサC30の蓄積電荷)がマイコン
(μCFL)600に取り込まれ(#F140)、このデ
ータからメインフラッシュFL1の発光量が演算される
(#F142)。
【0330】続いて、上記露出補正量(ΔEVFL)のデ
ータに基づいて上記演算結果を補正して本発光時の発光
制御値が演算される(#F144)。そして、この演算
結果は、本発光時の発光停止信号の出力タイミングを決
定する可変基準電圧Vrefを設定するため、Vref信号と
して出力され(#F146)、リターンする。
【0331】次に、図25に示すワイヤレス信号を参照
しつつワイヤレス信号を受信したときのフラッシュFL
2,FL3の割込処理について説明する。
【0332】図88は、ワイヤレス信号受信時の割込処
理のフローチャートで、ワイヤレス信号の開始信号(図
25のA信号部)が検出されると、実行されるものであ
る。
【0333】ワイヤレス信号のA信号部が検出される
と、F信号部を受信し得る時間まで受信動作が行われ、
ワイヤレス信号が入力される(#F150)。続いて、
受信したワイヤレス信号のパルス波形から信号の種類が
判別される(#F152,#F164)。
【0334】ワイヤレス信号が第1のワイヤレス信号で
あれば(#F152でYES)、発光設定ナンバーNFN
が当該第1のワイヤレス信号のC信号部で送信されたフ
ラッシュの設定NナンバーNFNSと一致しているか否か
が判別され(#F154)、NFN≠NFNSであれば(#
F152でNO)、直ちにリターンし、NFN=NFNS
あれば(#F154でYES)、発光回路605に発光
信号を出力してキセノン管65が発光される(#F15
6)。
【0335】キセノン管65の発光は、発光停止信号
(第1のワイヤレス信号のE信号部)を受信するまで継
続され(#F158)、発光停止信号が受信されると
(#F158でYES)、発光停止回路607を介して
発光回路605に発光停止信号が出力される(#F16
0)。そして、このとき、発光量モニター回路でモニタ
リングされたフラッシュの発光量(コンデンサC30の
蓄積電荷)がホールドされて(#F162)、リターン
する。
【0336】ワイヤレス信号が第2のワイヤレス信号で
あれば(#F164でYES)、第1のワイヤレス信号
の場合と同様に、発光設定ナンバーNFNが当該第2のワ
イヤレス信号のC信号部で送信されたフラッシュの設定
NナンバーNFNSと一致しているか否かが判別され(#
F166)、NFN≠NFNSであれば(#F166でN
O)、直ちにリターンし、NFN=NFNSであれば(#F
166でYES)、上述した発光量演算処理が行われた
後(#F168)、リターンする。
【0337】ワイヤレス信号が第3のワイヤレス信号で
あれば(#F164でNO)、発光回路606に発光信
号を出力してキセノン管65が発光されて(#F17
0)、リターンする。なお、このときの発光は、本発光
であるから、発光量モニター回路606でモニタリング
された発光量により設定された発光制御値(Vref信号
により設定された可変基準電圧Vref)に基づいて発光
量モニター回路606から出力される発光停止信号ST
P2により制御される。
【0338】次に、図89(a)(b)を用いて、送受
信機TXのマイコン(μC3)140及び送受信機RX
のマイコン(μC4)150の通信制御について説明す
る。同図(a)はカメラ本体20側の送受信機TXのマ
イコン(μC3)140の制御フローを示し、同図
(b)はリモート制御用の送受信機RXのマイコン(μ
C4)150の制御フローを示している。
【0339】マイコン(μC3)140は、制御切換ス
イッチSREMのオフからオンになると、「SREMINT」
のサブルーチンを実行する。
【0340】タイミング制御からの垂直同期信号Vsync
が入力されると(#R2)、マイコン(μC3)140
から送受信部142に制御データ及び一画面分の画像デ
ータが送出され、該送信部142からこの制御データと
画像データとが順次、無線で送受信機RXに送信される
(#R4,#R6)。
【0341】続いて、送受信機RXから無線で送信され
たスイッチデータが送受信部142で受信され、このス
イッチデータは、マイコン(μC3)140に入力され
るとともに、マイコン(μC1)1に出力されて(#R
8,#R10)、#R2に戻る。
【0342】送受信機RXのマイコン(μC4)150
は、送受信機TXから送信された制御データを受信する
と、図(b)の割込処理を実行する。すなわち、送受信
部151で受信された制御データ及び画像データが順
次、マイコン(μC4)150に入力される(#R2
0,#R22)。続いて、各種のスイッチR1〜R16
の状態が検知され、この検知結果は、内蔵RAMに記憶
された後、送受信部151に送出され、該送受信部15
1からこれらスイッチデータが無線で送受信機TXに出
力される(#R26)。そして、スイッチデータの送信
処理が終了すると、割込み待機状態に移行する(#R2
8)。
【0343】このように、送受信機RXではスイッチの
操作による演算等は行われず、スイッチデータのみが送
受信機TXに出力され、スイッチの状態に応じた制御は
送受信機TX側で行われるようになっている。
【0344】上記の実施例では、撮像センサとしてCC
D(個体撮像素子)タイプのものを採用したことから、
スチル撮影モードで露出時間が1/60秒より長くなる
ときは、1/60秒毎に得られる像を読み出して前回の
像と加算して適正な露出とし、また、1/60秒毎に得
られる像をデジタル的にゲイン調整して適正な露出とす
るようにしたが、これに代えて、図90及び図91に示
す非破壊方式の撮像センサを採用してもよい。この種の
センサは、光による蓄積電荷を蓄えたまま1/60秒毎
にデータの読出しが可能なので、この読み出されたデー
タを画像として扱うとともに、露出を継続させるように
すれば適正露出の静止画が得られる。
【0345】図90はこの非破壊方式の撮像センサ30
0の構造を示す概略断面図、図91はその等価回路であ
る。なお、説明の便宜上、以下、数1の定義に基づいて
説明を行う。
【0346】
【数1】
【0347】撮像センサ300はマトリクス状の光電変
換セルからなり、この光電変換セルはn+シリコン基板
301上に配列形成されている。各セルはSiO2、S
34またはポリシリコン等より成る素子分離領域30
2によって互いに隣接するセルに対し電気的に絶縁され
ている。
【0348】各セルは以下のような構造を有する。エピ
タキシャル技術等で不純物濃度の低いn-領域303が
+シリコン基板301上に形成され、この上にpタイ
プの不純物をドーピングすることでp領域304が形成
され、このp領域304には不純物拡散技術又はイオン
注入技術等によってn+領域305が形成されている。
p領域304及びn+領域305は、それぞれバイポー
ラトランジスタのベース及びエミッタである。
【0349】このように各領域が形成されたn-領域3
03上には酸化膜306が形成され、酸化膜306上に
所定の面積を有するキャパシタ電極307が形成されて
いる。キャパシタ電極307は酸化膜306を挾んでp
領域304と対向し、キャパシタ電極307にパルス電
圧を印加することで浮遊状態にされたp領域304の電
位を制御する。また、n+領域305に接続されたエミ
ッタ電極308、基板301の裏面に不純物濃度の高い
+領域311及びバイポーラトランジスタのコレクタ
に電位を与えるためのコレクタ電極312がそれぞれ形
成されている。
【0350】次に、基本的な動作を説明する。先ず、バ
イポーラトランジスタのベースであるp領域304は負
電位の初期状態にあるとする。このp領域304側から
光313が入射し、入射光によって発生した電子・正孔
対のうちの正孔がp領域304に蓄積され、この蓄積さ
れた正孔によってp領域304の電位が正方向に上昇す
る(蓄積動作)。
【0351】続いて、キャパシタ電極307に読出用の
正電圧パルスが印加され、蓄積動作時のベース電位の変
化分に対応した読出信号が浮遊状態にしたエミッタ電極
308から出力される(読出動作)。但し、ベースであ
るp領域304の蓄積電荷量はほとんど減少しないため
に、読出動作の繰り返しが可能である。また、p領域3
04に蓄積された正孔を除去するには、エミッタ電極3
08を接地し、キャパシタ電極307に正電圧のリフレ
ッシュパルスを印加する。このパルスを印加すること
で、p領域304はn+領域305に対して順方向にバ
イアスされ、蓄積された正孔が除去される。
【0352】そして、リフレッシュパルスが立ち下がっ
た時点で、p領域304は負電位の初期状態に復帰する
(リフレッシュ動作)。以後、同様に蓄積、読出及びリ
フレッシュという各動作が繰り返される。
【0353】更に、露光動作の別の方法として、露出を
1/60秒で打ち切り、また、通常の動画と同様にAG
C回路105にゲイン1をセットし(AGC回路109
は不要)、このゲインで露出適正となる範囲かどうかを
判断するようにしてもよい。
【0354】適正露出の範囲であれば、露出に関しては
動画、静止画共に適正となる。一方、この場合に、銀塩
フィルムに撮影される静止画に対してはシャッタスピー
ドの違いによる像の振れ度合が異なってくるので、像振
れが問題となる程度にシャッタスピードが遅くなるとき
は、その旨を撮影者に報知すべく警報表示を行うように
してもよい。
【0355】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
定常光下での露出と各閃光発光手段をそれぞれ発光させ
た際の露出による被写体の画像をモニター表示しながら
各閃光発光手段の露出補正を可能にしたので、各閃光発
光手段の露出補正が容易に行えるとともに、多灯フラッ
シュを用いた好適な撮影が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多灯フラッシュのモニターシステ
ムにおけるマルチフラッシュ撮影の一例を示す図であ
る。
【図2】本発明に係る多灯フラッシュのモニターシステ
ムが適用されるカメラの外部構成で、前方斜視図であ
る。
【図3】本発明に係る多灯フラッシュのモニターシステ
ムが適用されるカメラの外部構成で、後方斜視図であ
る。
【図4】本発明に係る多灯フラッシュのモニターシステ
ムが適用されるカメラのクリップ部の拡大図である。
【図5】カメラ本体側の送受信機の外観図である。
【図6】リモート制御用の送受信機の外観図である。
【図7】送受信機が装着された状態のカメラの前方斜視
図である。
【図8】送受信機が装着された状態のカメラの後方斜視
図である。
【図9】撮影レンズ及びカメラ本体内の光学系に関する
内部構造を示す図である。
【図10】CCDの一例を示す一部破断した平面図であ
る。
【図11】CCDの一例を示す一部破断した側断面図で
ある。
【図12】CCDの受光エリアの関係を示す平面図であ
る。
【図13】視線エリア及び視線エリアに対するAFセン
サ、AEセンサのエリアの対応位置関係を示す図であ
る。
【図14】モニターが表示可能なマーク等のキャラクタ
を示す図である。
【図15】視線検出エリア枠がモニターで表示された状
態を示す図である。
【図16】視線エリアがモニターに表示された状態を示
す図である。
【図17】本発明に係る多灯フラッシュのモニターシス
テムが適用されるビデオ一体型カメラの回路ブロックで
ある。
【図18】CCD/モニター/記録部の回路構成図であ
る。
【図19】カメラ本体側の送受信機の回路ブロック図で
ある。
【図20】リモート制御用の送受信機の回路ブロック図
である。
【図21】測光兼調光回路の内部回路図である。
【図22】本発明に係るメインフラッシュ(閃光発光装
置)の発光部の概略構成図である。
【図23】透過型カラーLCDの構造を示す斜視図であ
る。
【図24】本発明に係るメインフラッシュの回路ブロッ
ク図である。
【図25】通信信号の一例を示す波形図である。
【図26】発光量モニター回路の回路構成の一例を示す
図である。
【図27】スイッチS1、録画スイッチ或いはグリップ
スイッチがオンされた時に実行される割込ルーチンであ
る。
【図28】「スイッチデータ入力」のサブルーチンを示
す図である。
【図29】「SREM」のサブルーチンを示す図である。
【図30】「接眼」のサブルーチンを示す図である。
【図31】「露出演算」のサブルーチンを示す図であ
る。
【図32】プログラム線図を示す図である。
【図33】「AF−1」のサブルーチンを示す図であ
る。
【図34】「撮影準備」のサブルーチンを示す図であ
る。
【図35】「視線検出」のサブルーチンを示す図であ
る。
【図36】「色温度変更モード設定」のサブルーチンを
示す図である。
【図37】「MFL撮影モード設定」のサブルーチンを
示す図である。
【図38】「撮影モード設定」のサブルーチンを示す図
である。
【図39】「露出モード設定」のサブルーチンを示す図
である。
【図40】「AV/TV設定」のサブルーチンを示す図
である。
【図41】「AF/AE」のサブルーチンを示す図であ
る。
【図42】「焦点検出」のサブルーチンを示す図であ
る。
【図43】「測光」のサブルーチンを示す図である。
【図44】「再生」のサブルーチンを示す図である。
【図45】「再生」のサブルーチンを示す図である。
【図46】「露出補正モード設定」のサブルーチンを示
す図である。
【図47】「露出補正モード設定」のサブルーチンを示
す図である。
【図48】光源の分光特性を示す図で、(a)は日中の
自然光の分光特性、(b)は朝夕の自然光の分光特性、
(c)は曇りの自然光の分光特性、(d)はタングステ
ン電球光の分光特性を示す図である。
【図49】フィルムの分光感度を示す図で、(a)はデ
イライトタイプの分光感度、(b)はタングステンタイ
プの分光感度を示す図である。
【図50】「色補正モード設定」のサブルーチンを示す
図である。
【図51】「S1 ON」のサブルーチンを示す図であ
る。
【図52】「S1 ON」のサブルーチンを示す図であ
る。
【図53】「S1 ON」のサブルーチンを示す図であ
る。
【図54】「撮影」のサブルーチンを示す図である。
【図55】「撮影I」のサブルーチンを示す図である。
【図56】「巻上げ」のサブルーチンを示す図である。
【図57】「プレビュー」のサブルーチンを示す図であ
る。
【図58】「プレビュー」のサブルーチンを示す図であ
る。
【図59】「データ交信FL」のサブルーチンを示す図
である。
【図60】「REC」のサブルーチンを示す図である。
【図61】「REC」のサブルーチンを示す図である。
【図62】「データ割込」のサブルーチンを示す図であ
る。
【図63】「割込(電源)」のサブルーチンを示す図で
ある。
【図64】「露出制御I」のサブルーチンを示す図であ
る。
【図65】CCD/モニター/記録部の動作の概要を説
明するタイミングチャートを示す図である。
【図66】「Vsync割込」のサブルーチンを示す図であ
る。
【図67】「Vsync割込」のサブルーチンを示す図であ
る。
【図68】「Vsync割込」のサブルーチンを示す図であ
る。
【図69】「メモリ制御」のサブルーチンを示す図であ
る。
【図70】「PV制御」のサブルーチンを示す図であ
る。
【図71】「露出補正」のサブルーチンを示す図であ
る。
【図72】「色補正」のサブルーチンを示す図である。
【図73】「表示制御II」のサブルーチンを示す図であ
る。
【図74】「データ作成」のサブルーチンを示す図であ
る。
【図75】「表示制御II」のサブルーチンを示す図であ
る。
【図76】MFL撮影モードにおける各フラッシュの被
写体の照明範囲の一例を示す図である。
【図77】図76の領域を抽出した画像を示す図であ
る。
【図78】図76の領域を抽出した画像を示す図であ
る。
【図79】図76の領域を抽出した画像を示す図であ
る。
【図80】MFL撮影モードにおけるモニターに表示さ
れる画像の一例を示す図である。
【図81】各フラッシュにおける制御動作のメインフロ
ーチャートを示す図である。
【図82】「発光No.設定」のサブルーチンを示す図
である。
【図83】各フラッシュのおいて、ワイヤレス信号によ
る割込みが入ったときに実行される「データ割込」のフ
ローチャートを示す図である。
【図84】「モータ停止」のサブルーチンを示す図であ
る。
【図85】「マルチフラッシュ」のサブルーチンを示す
図である。
【図86】「マルチフラッシュ」のサブルーチンを示す
図である。
【図87】「発光量演算」のサブルーチンを示す図であ
る。
【図88】「データ割込(ワイヤレス)」のサブルーチ
ンを示す図である。
【図89】送受信機の通信制御を示すフローチャート
で、(a)はカメラ側の送受信機のフローチャート、
(b)はリモート制御用の送受信機のフローチャートで
ある。
【図90】本発明に用いられる撮像部材の他の実施例で
ある被破壊方式の撮像センサの構造を示す概略断面図で
ある。
【図91】非破壊方式の撮像センサの等価回路図であ
る。
【符号の説明】
1 マイコン(μC1) 2 視線検出回路 3 接眼検知回路 4 露出駆動部 5 巻上回路 6 フィルム感度読取回路 7 レンズ駆動回路(LEM I) 8 像振れ補正用レンズ駆動回路(LEM II) 9 測光兼調光回路 10 CCD/モニター/記録部 11 インバータ 12,13 エンコーダ 14,15 記録部 16 AND回路 17 電源 18 撮影画面枠 19 視線検出エリア枠 20 カメラ本体 21 撮影レンズ部 211 撮影レンズ 22 グリップ部 23 レリーズボタン 24 ボディ表示部 25 表示操作部材 26 メモリ変更スイッチ 27 プレビュースイッチ 28 ファインダ 29 接眼検知センサ 30 視線操作部材 31 録画スイッチ 32 撮影モード設定スイッチ 33 前ダイヤル 34 後ダイヤル 35 色温度変更スイッチ 36 露出変更スイッチ(定常光撮影用) 37 露出変更スイッチ(フラッシュ撮影用) 38 露出モード変更スイッチ 39 FL色温度変更スイッチ 40 MFL撮影モード設定スイッチ 41 発光回数設定スイッチ 42 (ハーフ)ミラー 43 CCD(エリアセンサ) 44 縮小光学系 45 感光フィルム 46 フォーカルプレーンシャッタ 47 モニター 48 光学部材 49 接眼レンズ 50 電子情報記録部 51 ICカード 52 磁気記録媒体 60 フラッシュ発光回路 61 FL番号設定スイッチ 62 表示部 63 発光窓 64 受光部 65 投光部 66 反射傘 67 透過型カラーLCD 68 アーム 69 駆動ギヤ 70 伝達機構 71 駆動部 72,73 検出スイッチ 100 マイコン(μC2) 101,102 タイミング信号発生回路 103 CDS回路 104 WB回路 105,109 AGC回路 106,114 A/D変換回路 107 γ回路 108 マトリクス回路 110 画像圧縮回路 111,121,122,123, フレームメモリ 112 オーディオマイク 113 増幅回路 115 ADPCM回路 116 デジタル変調回路 117 記録ヘッド 120 マイコン(μC21) 124;アダー回路 125 スイッチ回路 126 画像圧縮・伸長回路 127 映像再生回路 128 切換回路 129 内部メモリ 141,152 メモリ 130 変調回路 131 音声再生回路 132 スピーカ 133 ドライバ 140 マイコン(μC3) 141 メモリ 142,151 送受信部 150 マイコン(μC4) 151 送受信部 153 表示制御回路 154 カラーLCD 155 バックライト(BL) 156 タイミング制御回路 600 マイコン(μCFL) 601 ドライバ 602 LCD 603 投光回路 604 受光回路 605 発光回路 606 発光量モニター回路 606A モニター回路 606B リセット回路 606C 発光量ホールド回路 606D;発光停止信号生成回路 607 発光停止回路 AN1 AND回路 AR1C〜AR15C 測光回路 AMP1,AMP2 オペアンプ AMP3 バッファアンプ BUF1 バッファ C1,C10,C20,C30 コンデンサ COMP1,COMP2 コンパレータ D1,D10,D20,D30 ダイオード FL1〜FL3 フラッシュ L 光軸 OR1 OR回路 PG パルス発生器 Q1,Tr10,Tr20,Tr30 トランジスタ R1 電源スイッチ R2 レリーズ指示スイッチ R3 露出モード変更スイッチ R4,R5 アップ/ダウンスイッチ R6 プレビュー指示スイッチ R7 露出変更スイッチ(定常光撮影用) R8 カラー液晶表示部 R9,T2 アンテナ R10 露出変更スイッチ(フラッシュ撮影用) R11 録画指示スイッチ R12 撮影モード変更スイッチ R13 FL色温度変更スイッチ R14 色温度変更スイッチ R15 MFL撮影モード設定スイッチ R16 マルチ発光回数設定スイッチ RX,TX 送受信機 S1,S2 スイッチ SDPI 静止画表示指示スイッチ SDPUP メモリ変更スイッチ SGR グリップスイッチ SFLN FL番号設定スイッチ SLC FL色温度変更スイッチ SMD 露出モード変更スイッチ SMDT 撮影モード変更スイッチ SMFL マルチフラッシュモード設定スイッチ SMFN マルチ発光回数設定スイッチ SPV 被写体像のモニター表示指示スイッチ SREC 録画スイッチ SREM 制御切換スイッチ SRH 電源スイッチ SSDI 視線エリア設定スイッチ SST 調光開始スイッチ SWB 色温度変更スイッチ SX X接点スイッチ S(+/-)AMB 露出変更スイッチ S(+/-)FL 露出変更スイッチ SD1 LCDセット検知スイッチ SD2 LCDリセット検知スイッチ SW1,SW2 スイッチ回路 SPC1,SPC2 測光素子 T1 制御切換スイッチ VR1,VR2 可変電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03B 15/05 17/20 (72)発明者 市川 勉 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 清玄寺 潔 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体像をそれぞれ設定された露光条件
    の下で照明すべく配設される複数の閃光発光手段と、上
    記複数の閃光発光手段を選択的に発光させる発光制御手
    段と、上記選択的に選定された閃光発光手段を連続的に
    発光させた際の各露出及び定常光での露出を指示する露
    出制御手段と、各露出時の被写体像を光電変換して取り
    込む画像取込手段と、取り込まれた各画像を記憶する記
    憶手段と、上記記憶手段に記憶された各画像を選択的に
    モニター表示する表示手段と、上記各閃光発光手段に対
    して露出補正を行う露出補正手段とを備えたことを特徴
    とする多灯フラッシュのモニターシステム。
JP7008502A 1995-01-23 1995-01-23 多灯フラッシュのモニターシステム Pending JPH08201870A (ja)

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