JPH08201806A - 面状光源装置 - Google Patents

面状光源装置

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Publication number
JPH08201806A
JPH08201806A JP7135033A JP13503395A JPH08201806A JP H08201806 A JPH08201806 A JP H08201806A JP 7135033 A JP7135033 A JP 7135033A JP 13503395 A JP13503395 A JP 13503395A JP H08201806 A JPH08201806 A JP H08201806A
Authority
JP
Japan
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light
guide plate
source device
fluorescent tube
sheet
Prior art date
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Application number
JP7135033A
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English (en)
Inventor
Hideki Hayashi
秀樹 林
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 暗黒角を生じることなく、しかも、集光能力
が良好で、半値角を広く取れて斜め方向からも見やすい
面状光源装置を提供する。 【構成】 各集光シート13,13は、正弦波形状の断
面を有して、該正弦波の稜線方向と蛍光管軸1a方向と
の交差角度が、一枚は、10°〜20°を呈し、しかも
他の一枚は、−10°〜−20°を呈するように射出面
11に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、射出面から略均一な
光線を射出して、コンピュータやワードプロセッサ等の
液晶表示画面を裏面側から照明する面状光源装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の面状光源装置としては、
液晶表示装置の良好な視認性を確保するため、バックラ
イトと呼ばれる面状の発光体を液晶表示画面の裏面側に
配設したものが知られている。このバックライトとして
は、例えば、図4に示した特開昭63−75053号公
報や特開平3−5725号公報等に記載されている様な
エッジライト方式と呼ばれる冷陰極管1を光線射出面の
一側辺に沿って配設した形式が用いられて薄肉化、軽量
化、省電力化が図られている。
【0003】このようなエッジライト方式の面状光源装
置では、冷陰極管1によって発光された光線が、直接、
或は、ランプホルダ2によって反射されて間接的に導光
板端面3aから導光板3内へ侵入する。導光板3内で
は、前記光線がこの導光板3の裏面3b側に部分的に光
拡散塗料により印刷されたドット4…により乱反射され
て、導光板3表面3c側から出射される。
【0004】これらのドット4…の印刷パターンは、導
光板3表面3c側から出射される光線が略均一となるよ
うにパターン分布が調整されている。
【0005】また、この導光板3の裏面3b側には、裏
面反射板5が、前記冷陰極管1の反対側端面3dには、
端面反射板6が各々配設されて、裏面3b側及び、反対
側端面3dから漏れ出た光線を反射して、この導光板3
内へ再入射させることにより、表面3c側からの出射光
量を増大させるようにしている。
【0006】この表面3c側には、調光面部7が設けら
れている。この調光面部7には、主に拡散シート8と、
集光シート9とが積層されて設けられている。
【0007】このうち、前記拡散シート8は、前記冷陰
極管1軸に平行な直線を軸として、この冷陰極管1と反
対側に射出面法線から50°〜80°傾斜した方向へ前
記導光板3表面3c側から射出される強い光線を拡散さ
せることにより、射出面法線方向への光量を増大させて
正面輝度を向上させるように構成されている。
【0008】また、集光シート9は、断面形状を周期を
有する複数のプリズム形状とする特開昭62−1441
02号公報記載或は、断面形状を正弦波形状とする特開
平6−43310号公報記載のものから構成されてい
る。
【0009】そして、この集光シート9では、前記拡散
シート8によって拡散された光を射出面法線方向へ集め
て明るさを強め、この調光面部7表面側に配設される液
晶表示部10を裏面側から照明することにより、充分な
明るさを確保するように構成されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の面状光源装置のうち、前記集光シート9の断
面形状が、周期を有する複数のプリズム形状によって構
成されているものでは、前記ドット4で拡散された光線
が、一義的に同一傾斜角度を有するプリズム内を透過さ
せられて射出されるので、ある範囲の斜め方向から前記
液晶表示部10を見ると、非常に輝度の小さいいわゆる
暗黒角と呼ばれる部分が存在して、この液晶表示部10
の表示が見にくいといった問題があった。
【0011】また、前記ドット4のパターンは、装置の
仕様毎に異なり、製造コストを増大させていた。
【0012】更に、前記集光シート9の断面形状が正弦
波形状に形成されて構成されているものでは、前記プリ
ズム形状の断面を有する集光シート9と同一周期で断面
形状を構成すると、このプリズム形状の断面を有する集
光シート9に比較して集光能力が劣る。
【0013】このため、一般的には、この断面形状が正
弦波形状に形成されている集光シート9を用いる場合に
は、二枚の集光シート9,9を互いの稜線が略直交する
よううに重ね合わせて用いている。
【0014】しかしながら、このように二枚の集光シー
ト9,9を重ね合わせて用いると、その分、光量が減少
する。例えば、正面輝度の半分の輝度となる見込み角で
ある半値角は、前記プリズム形状の断面を有する集光シ
ート9が、約100°であるのに対して、この断面正弦
波形状の二枚の集光シート9,9を重ね合わせたもので
は、約80°となり、約20°も狭い。このように半値
角が狭い場合、光量の絶対値は十分必要とされ、光量が
確保されないと前記液晶表示部10の表示が、斜め方向
から見えにくくなってしまうといった問題があった。
【0015】そこで、この発明は、暗黒角を生じること
なく、しかも、集光能力が良好で、半値角を広く取れて
斜め方向からも見やすい面状光源装置を提供することを
課題としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本願発明の請求項1に記載されたものでは、射出面の側
辺に沿って配設される蛍光管と、蛍光管軸に平行な直線
を軸として該蛍光管と反対側に射出面法線から50°〜
80°傾斜した方向へ最大輝度射出方向を有する導光板
と、二枚の集光シートとを有する面状光源装置であっ
て、前記各集光シートは、正弦波形状の凹凸を出光面側
に有して、該正弦波の稜線方向と前記蛍光管軸方向との
交差角度が、一枚は、10°〜20°を呈し、しかも他
の一枚は、−10°〜−20°を呈するように前記射出
面に設けられている面状光源装置を特徴としている。
【0017】また、請求項2に記載されたものでは、射
出面の側辺に沿って配設される蛍光管と、該蛍光管から
照射される光線を射出面方向へ射出する導光板と、該導
光板から射出される光線を集光して正面輝度を向上させ
る集光シートとを有する面状光源装置であって、前記導
光板の出射面には、前記蛍光管軸と略直交する方向の稜
線を有する凹凸条を形成する面状光源装置を特徴として
いる。
【0018】そして、請求項3に記載されたものでは、
前記集光シートの出射面には、前記蛍光管軸と略平行す
る方向の稜線を有する凹凸条を形成する請求項2記載の
面状光源装置を特徴としている。
【0019】
【作 用】かかる構成の請求項1記載のものによれば、
蛍光管から発せられた光は、前記導光板によって、蛍光
管軸に平行な直線を軸として該蛍光管と反対側に射出面
法線から50°〜80°傾斜した方向へ最大輝度射出方
向をもって導かれる。
【0020】これらの導かれた光は、前記二枚の集光シ
ートによって集光される際に、正弦波形状の凹凸によ
り、拡散される。このため、従来のプリズム形状の断面
を有する集光シートを設けた面状光源装置のように暗黒
角を発生させることがない。
【0021】また、前記二枚の集光シートによって光が
拡散されるので、従来のように調光シートとして光拡散
シートを配設する必要がなく、この光拡散シートを配設
しない分、部品点数を減少させて、製造工程を削減して
組立てを容易とする事が出来る。
【0022】しかも、導光板は、蛍光管軸に平行な直線
を軸として該蛍光管と反対側に射出面法線から50°〜
80°傾斜した方向へ最大輝度射出方向を有していれば
よいので、安価な反射鏡のみで構成することが出来る。
しかも、装置の仕様の相違に対して導光板が一定の許容
範囲を持っているので、共用範囲が広く、製造コストを
抑制する事が出来る。
【0023】次に、前記集光シートを透過して前記射出
面から射出される光は、液晶表示画面等を裏面側から照
明する。この射出面から射出される光は、従来のように
前記ドットパターンや光拡散シートを通過しない分、吸
収されないので、光量の減少が少ない。
【0024】また、射出面には前記集光シートが二枚設
けられているので、射出面法線方向の輝度ピーク値を大
きくすることが出来、集光能力が良好である。
【0025】そして、これらの各集光シートが正弦波の
稜線方向と前記蛍光管軸方向との交差角度を一枚は、1
0°〜20°を呈し、しかも他の一枚は、−10°〜−
20°を呈するように前記射出面に設けられているの
で、該交差角度は十分に小さく、前記蛍光管軸に垂直な
直線を軸として左右方向の半値角が広くなる。このた
め、射出面から射出される光によって照明される液晶表
示画面等が、斜め方向からも明るく見えて見やすい。
【0026】また、請求項2に記載されたものでは、蛍
光管から発せられた光が、前記導光板によって、射出面
方向へ導かれる。
【0027】これらの導かれた光は、前記導光板の出射
面に形成された凹凸条により、拡散される。このため、
射出面方向に集光シートを設けても、暗黒角を発生させ
ることがない。
【0028】そして、請求項3に記載されたものでは、
前記集光シートの出射面には、前記蛍光管軸と略平行す
る方向の稜線を有する凹凸条が形成されているので、集
光シートを通過する光線は集光されて正面輝度が増大す
る。このため、視認性の良好な面状光源装置を提供する
事ができる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例について、図
面を参照しつつ説明する。
【0030】図1及び図2は、この発明の第1実施例を
示すものである。従来例と同一乃至均等な部分について
は同一符号を付す。
【0031】まず構成を説明すると、この第1実施例の
面状光源装置では、射出面11の側辺11aに沿って蛍
光管としての冷陰極管1が配設されている。この冷陰極
管1は、外径2.6mm、長さ120mmを呈してい
る。
【0032】この冷陰極管1の周囲には、ランプホルダ
2が配設されている。このランプホルダ2のランプ側面
には、銀蒸着されたポリエチレンテレタートフィルムが
貼設されている。
【0033】このランプホルダ2には、図2に示す様に
このランプホルダ2によって反射された光を間接的に前
記射出面11へ導く導光板12が設けられている。この
導光板12は、縦85mm、横115mmの寸法を呈
し、主成分としてポリメチルメタクリレート樹脂(屈折
率1.49)を用い、第2成分としてポリスチレン樹脂
を0.02重量%加えたものをガラスセルに注いで注型
重合して構成されている。
【0034】そして、この導光板12は、前記冷陰極管
1の軸1aに平行な直線を軸としてこの冷陰極管1と反
対側に射出面法線から60°の最大輝度射出方向を設定
し、50°〜80°の範囲内の傾斜した方向へ最大輝度
射出方向を有するように構成されている。
【0035】この導光板12の裏面側には、裏面反射板
5が、側端面には端面反射板6が各々配設されている。
これらの裏面反射板5及び端面反射板6には、不透明ポ
リエチレンフタレートフィルムが前記導光板12側に貼
設されて光を反射するようにしている。
【0036】また、この導光板12の表面側には、二枚
の集光シート13,13が配設されている。
【0037】前記各集光シート13は、正弦波形状の凹
凸を出光面側に有して、この正弦波の稜線方向と前記蛍
光管軸1a方向との交差角度α1,α2が、表面側の一
枚は、15°で10°〜20°の範囲内の角度を呈し、
しかも他の一枚である二枚目は、−15°で−10°〜
−20°の範囲内の角度を呈するように前記射出面11
に設けられている。
【0038】この集光シート13は、厚さ180μmの
無色透明のポリカーボネート材料から構成されて、押し
出し−ロール転写成型法により一面に山谷の振幅40μ
m、ピッチ100μmの正弦波形状の周期表面構造が刻
印されている。
【0039】この集光シート13,13の表面側には、
液晶表示画面10が設けられている。
【0040】次に、この第1実施例の作用について説明
する。
【0041】この第1実施例では、前記冷陰極管1から
発せられた光が、前記導光板12によって、冷陰極管軸
1aに平行な直線を軸としてこの冷陰極管1と反対側に
射出面法線から50°〜80°傾斜した方向へ最大輝度
射出方向をもって導かれる。
【0042】これらの導かれた光は、前記二枚の集光シ
ート13,13によって集光される際に、正弦波形状の
凹凸により、拡散される。このため、従来のプリズム形
状の断面を有する集光シートを設けた面状光源装置のよ
うに暗黒角を発生させることがない。
【0043】また、前記二枚の集光シート13,13に
よって光が拡散されるので、従来のように調光シートと
して光拡散シートを配設する必要がなく、この光拡散シ
ートを配設しない分、部品点数を減少させて、製造工程
を削減して組立てを容易とする事が出来る。
【0044】しかも、前記導光板12は、冷陰極管軸1
aに平行な直線を軸として冷陰極管1と反対側に射出面
法線から50°〜80°傾斜した方向へ最大輝度射出方
向を有していればよいので、安価な裏面反射板5及び端
面反射板6のみで構成することが出来る。しかも、装置
の仕様の相違に対して導光板12が一定の許容範囲を持
っているので、共用範囲が広く、製造コストを抑制する
事が出来る。
【0045】次に、前記集光シート13,13を透過し
て前記射出面11から射出される光は、液晶表示画面等
を裏面側から照明する。この射出面11から射出される
光は、従来のように前記ドットパターンや光拡散シート
を通過しない分、吸収されないので、光量の減少が少な
い。
【0046】また、射出面11には前記集光シート1
3,13が二枚設けられているので、射出面法線方向の
輝度ピーク値を大きくすることが出来、集光能力が良好
である。
【0047】そして、これらの各集光シート13,13
が正弦波の稜線方向と前記蛍光管軸1a方向との交差角
度を一枚は、15°を呈し、しかも他の一枚は、−15
°を呈するように前記射出面11に設けられているの
で、この交差角度は十分に小さく、前記蛍光管軸1aに
垂直な直線を軸として左右方向の半値角が広くなる。こ
のため、射出面11から射出される光によって照明され
る液晶表示画面10が、斜め方向からも明るく見えて見
やすい。
【0048】また、この第1実施例では、各集光シート
13,13の各正弦波の稜線方向の交差角度が、15°
+15°で30°を有しているので、干渉によるいわゆ
るモアレ模様が生じる虞がない。
【0049】表1は、この第1実施例の面状光源装置と
他の比較例との比較を示したものである。
【0050】この表1中、比較例1は、前記集光シート
13,13の配置角度α1,α2を各々15°及び−7
5°としている。
【0051】比較例2では、前記第1実施例の集光シー
ト13,13と、導光板12との間に、光拡散シートを
介在させている。この光拡散シートは、厚さ150μm
のビーズコーティング型光集光シートを用いている。そ
して、この光集光シートの配置角度を15°としてい
る。
【0052】比較例3では、光拡散シートとして、厚さ
180μmのランダム凹凸型光拡散シートを用いると共
に、集光シートとして、無色透明なポリカーボネート樹
脂材料で構成され、プレス成形法により一面に頂角90
°、ピッチ50μmのプリズム形状の周期表面構造を刻
印した厚さ200μmのシートを用いている。そして、
この集光シートの配置角度を0°としている。
【0053】また、統一条件として、エッジライト方式
のバックライトを白色のプラスチック樹脂製のフレーム
に組み込み、前記冷陰極管1のインバータを直流6Vで
駆動して点灯している。
【0054】そして、輝度の測定は、射出面11の中央
において1m離れた地点で、視野角0.3°の輝度計に
より行なった。
【0055】評価項目は、下記の3点である。
【0056】1…正面輝度:射出面11の法線方向の輝
度であり、本バックライトの場合、1500cd/m2
以上であれば、前記液晶表示画面10を通しても充分な
明るさが得られる。
【0057】2…半値角:正面輝度の半分の輝度となる
射出面中央を見込む角度のことであり、前記冷陰極管軸
1aから前記射出面11に降ろされる垂線の左右側を左
右方向、上下側を上下方向として定義して測定してい
る。左右方向90°以上、上下方向60°以上あれば、
実用上の問題はない。
【0058】3…暗黒領域の視認性:輝度の測定角度に
対する減少率が4%/°以上になると暗黒領域として視
認される。
【0059】
【表1】 図3はこの発明の第2実施例を示すものである。なお、
前記第1実施例と同一乃至均等な部分については、同一
符号を付して説明する。
【0060】この第2実施例の面状光源装置では、導光
板22の裏面22aを前記冷陰極管1から遠ざかるにつ
れて順次肉薄となるように形成している。更に、この前
記冷陰極管1から遠い肉薄となる部分の曲面は、金型を
サンドブラストで荒すことにより粗面としている。この
粗面の凹凸は前記冷陰極管1から遠ざかるにつれて密度
が大きくなるように構成されている。厚みは、入射端面
22bで4mm、反対側端面22cで1mmである。
【0061】また、裏面反射板15も、この導光板22
の裏面22a側の前記冷陰極管1から遠ざかるにつれて
順次肉薄となる形状に沿って、曲面を呈するように形成
されている。
【0062】更に、端面反射板16は、前記第1実施例
の端面反射板6に比して、高さが低く形成されている。
【0063】この導光板22は、前記冷陰極管1の軸1
aに平行な直線を軸としてこの冷陰極管1と反対側に射
出面法線から50°の最大輝度射出方向を設定し、50
°〜80°の範囲内の傾斜した方向へ最大輝度射出方向
を有するように構成されている。
【0064】他の構成及び作用については、前記第1実
施例の面状光源装置と略同一なので記載を省略する。
【0065】表2は、この第2実施例の面状光源装置と
他の比較例との比較を示したものである。
【0066】この表2中、比較例4は、前記集光シート
13,13の配置角度α1,α2を各々15°及び−7
5°としている。
【0067】比較例5では、前記第1実施例の集光シー
ト13,13と、導光板12との間に、光拡散シートを
介在させている。この光拡散シートは、厚さ150μm
のビーズコーティング型光拡散シートを用いている。そ
して、この光拡散シートの配置角度を15°としてい
る。
【0068】比較例6では、光拡散シートとして、厚さ
180μmのランダム凹凸型光拡散シートを用いると共
に、集光シートとして、無色透明なポリカーボネート樹
脂材料で構成され、プレス成形法により一面に頂角95
°、ピッチ50μmのプリズム形状の周期表面構造を刻
印した厚さ200μmのシートを用いている。そして、
この集光シートの配置角度を0°としている。
【0069】また、統一条件として、エッジライト方式
のバックライトを白色のプラスチック樹脂製のフレーム
に組み込み、前記冷陰極管1のインバータを直流5Vで
駆動して点灯している。
【0070】そして、輝度の測定は、射出面11の中央
において1m離れた地点で、視野角0.3°の輝度計に
より行なった。
【0071】評価項目は、下記の3点である。
【0072】1…正面輝度:射出面11の法線方向の輝
度であり、本バックライトの場合、3900cd/m2
以上であれば、前記液晶表示画面10を通しても充分な
明るさが得られる。
【0073】2…半値角:正面輝度の半分の輝度となる
射出面中央を見込む角度のことであり、前記冷陰極管軸
1aから前記射出面11に降ろされる垂線の左右側を左
右方向、上下側を上下方向として定義して測定してい
る。左右方向90°以上、上下方向60°以上あれば、
実用上の問題はない。
【0074】3…暗黒領域の視認性:輝度の測定角度に
対する減少率が4%/°以上になると暗黒領域として視
認される。
【0075】
【表2】 図4乃至図6は、この発明の第3実施例を示すものであ
る。なお、前記第1実施例と同一乃至均等な部分につい
ては、同一符号を付して説明する。
【0076】この第3実施例の面状光源装置では、射出
面11の側辺11aに沿って蛍光管としての冷陰極管1
が配設されている。この冷陰極管1から照射される光線
は、導光板112によって、射出面方向へ導かれて射出
される。
【0077】この導光板112の出射面には、前記冷陰
極管1の軸1aと略直交する方向の稜線を有する凹凸条
としての導光板プリズム112a…が、周期表面構造と
して形成されている。
【0078】この導光板プリズム112a…の各頂角
は、70°〜110°に設定することが好適である。
【0079】特に、導光板112に用いる樹脂材料の屈
折率をnとすると、次の
【式1】を満たすθ±10°の頂角を有するものが集光
能力において優れている。
【0080】
【式1】tan(θ/2)=√4n2−1−2 この第3実施例では、導光板プリズム112a…の各頂
角が60°に設定されている。また、この導光板プリズ
ム12aのピッチは、10〜100μmが用いて好適で
ある。この第3実施例では、導光板プリズム112a…
のピッチが50μmに設定されている。
【0081】この導孔板112の射出面側には、この導
光板112から射出される光線を集光して正面輝度を向
上させる集光シート113が設けられている。
【0082】この集光シート113は、透明なポリカー
ボネート樹脂を材料として、プレス成形方法により、出
射面に前記冷陰極管1の軸1aと略平行する方向の稜線
を有する凹凸条としてのシートプリズム113a…が、
周期表面構造として形成されている。
【0083】この第3実施例では、シートプリズム11
3a…の各頂角が90°に設定されている。また、この
シートプリズム113a…のピッチが50μmに設定さ
れている。
【0084】このように構成された第3実施例の面状光
源装置では、冷陰極管1から発せられた光が、前記端面
3aから導光板122内に入射して、射出面方向へ導か
れる。
【0085】これらの導かれた光は、前記導光板122
の出射面に形成された導光板プリズム112aにより、
拡散される。このため、射出面方向に集光シート113
を設けても、暗黒角を発生させることがない。
【0086】そして、前記集光シート113の出射面に
は、前記冷陰極管1の軸1aと略平行する方向の稜線を
有するシートプリズム113aが形成されているので、
集光シート113を通過する光線は集光されて正面輝度
が増大する。このため、視認性の良好な面状光源装置を
提供する事ができる。
【0087】また、前記第1実施例の面状光源装置に比
べて、集光シート113を一枚用いるだけで集光できる
ので、部品点数を減少させて、製造コストを抑制するこ
とができる。
【0088】しかも、集光シート113を一枚用いれば
よいので、復数の集光シート113,113間等に形成
される界面の数量が増大せず、出射光量のロスを減少さ
せて、更に正面輝度を向上させることができる。
【0089】他の構成及び作用については、前記第1実
施例の面状光源装置と略同一なので記載を省略する。
【0090】表3は、この第3実施例の面状光源装置と
他の比較例との比較を示したものである。
【0091】この表3中、比較例7は、前記集光シート
113を二枚用いて、導孔板112から数えて一枚目の
集光シート113の配設角度を、前記冷陰極管軸1aに
対して90°、二枚目の集光シート113の配設角度
を、前記冷陰極管軸1aに対しての0°となるように配
設している。
【0092】そして、前記導光板として、出射面に導光
板プリズム112a…が形成されていないものを用いて
いる。
【0093】比較例8では、導光板として、透明なポリ
メチルメタクリレート樹脂を材料とし、出射面の反対側
の面に光拡散性塗料によるドット印刷を施したものを用
い、光拡散シートとして厚さ180μmのランダム凹凸
型光拡散シートを用いている。
【0094】また、集光シートとして前記集光シート1
13を二枚用いて、導孔板112から数えて一枚目の集
光シート113の配設角度を、前記冷陰極管軸1aに対
して90°、二枚目の集光シート113の配設角度を、
前記冷陰極管軸1aに対しての0°となるように配設し
ている。
【0095】また、統一条件として、エッジライト方式
のバックライトを白色のプラスチック樹脂製のフレーム
に組み込み、前記冷陰極管1のインバータを直流6Vで
駆動して点灯している。
【0096】そして、輝度の測定は、射出面の中央にお
いて法線方向に1m離れた地点で、視野角0.3°の輝
度計により行なった。
【0097】評価項目は、下記の1点である。
【0098】1…正面輝度:射出面の法線方向の輝度で
あり、本バックライトの場合、2000cd/m2以上
であれば、前記液晶表示画面10を通しても充分な明る
さが得られる。
【0099】
【表3】 前記の様に、この第3実施例の面状光源装置では、低消
費電力で、高正面輝度を得ることができるので、例え
ば、カラー液晶表示装置のバックライトとして用いれ
ば、液晶表示画面10等の視認性が良好で、しかも、乾
電池等による高輝度長時間駆動が可能となり、携帯用と
して用いて好適である。図7は、この発明の第4実施例
を示すものである。なお、前記第2実施例及び第3実施
例と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して
説明する。
【0100】この第4実施例の面状光源装置では、導光
板122として透明なポリカーボネート樹脂(屈折率
1.586)を材料として射出成形により成形された縦
70mm,横85mmの板材を用いている。この導光板
122は、前記第2実施例の導光板22の出射面に相当
する部分に、頂角90°、ピッチ50μmを有し前記冷
陰極管1の軸1aと略直交する方向の稜線を有する凹凸
条としての導光板プリズム112a…が、周期表面構造
を呈して形成されている。
【0101】この導光板122は、第2実施例の面状光
源装置の導光板22の形状と略同様に裏面122aを前
記冷陰極管1から遠ざかるにつれて順次肉薄となるよう
に形成している。更に、この前記冷陰極管1から遠い肉
薄となる部分の曲面は、金型をサンドブラストで荒すこ
とにより粗面としている。この粗面の凹凸は前記冷陰極
管1から遠ざかるにつれて密度が大きくなるように構成
されている。厚みは、入射端面122bで4mm、反対
側端面122cで1mmである。
【0102】また、裏面反射板15も、この導光板12
2の裏面122a側の前記冷陰極管1から遠ざかるにつ
れて順次肉薄となる形状に沿って、曲面を呈するように
形成されている。
【0103】更に、端面反射板16は、前記第1実施例
の端面反射板6に比して、高さが低く形成されている。
【0104】他の構成及び作用については、前記第2実
施例及び第3実施例の面状光源装置と略同一なので記載
を省略する。
【0105】表4は、この第4実施例の面状光源装置と
他の比較例との比較を示したものである。
【0106】この表4中、比較例9は、前記集光シート
113を二枚用いて、導孔板112から数えて一枚目の
集光シート113の配設角度を、前記冷陰極管軸1aに
対して90°、二枚目の集光シート113の配設角度
を、前記冷陰極管軸1aに対しての0°となるように配
設している。
【0107】そして、前記導光板として、出射面に導光
板プリズム112a…が形成されていないものを用いて
いる。
【0108】また、統一条件として、エッジライト方式
のバックライトを白色のプラスチック樹脂製のフレーム
に組み込み、前記冷陰極管1のインバータを直流5Vで
駆動して点灯している。
【0109】そして、輝度の測定は、射出面の中央にお
いて法線方向に1m離れた地点で、視野角0.3°の輝
度計により行なった。
【0110】評価項目は、下記の1点である。
【0111】1…正面輝度:射出面の法線方向の輝度で
あり、本バックライトの場合、4000cd/m2以上
であれば、前記液晶表示画面10を通しても充分な明る
さが得られる。
【0112】
【表4】 以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、
具体的な構成はこの実施例に限らず、この発明の要旨を
逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含
まれる。
【0113】例えば、前記第1実施例,第2実施例で
は、各集光シート13,13の正弦波の稜線方向と前記
蛍光管軸1a方向との交差角度α1,α2が、表面側の
一枚は、15°でしかも他の一枚である二枚目は、−1
5°を呈して両集光シート13,13の正弦波の稜線の
交差角度を30°としているが、特にこれに限らず、例
えば交差角度α1,α2を14°,−16°或は、16
°,−14°等、一方が10°〜20°で他方が−10
°〜−20°の範囲内の角度を呈するものであるならば
どの様な角度で前記射出面11に設けられるようにして
もよい。
【0114】また、前記第3実施例,第4実施例では、
導光板プリズム112aの稜線方向及びシートプリズム
113aの稜線方向を、前記蛍光管軸1a方向に対して
90°及び0°となるように構成しているが、特にこれ
に限らず、直交,平行方向から5°〜10°傾けるよう
に構成してもよい。このように直交,平行方向から5°
〜10°傾けると、干渉模様、いわゆるモアレ模様の発
生を回避することができる。この場合、導光板プリズム
112aの稜線方向と、シートプリズム113aの稜線
方向とは、直交関係にあることが望ましい。
【0115】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の請
求項1記載のものによれば、蛍光管から発せられた光
は、前記導光板によって、蛍光管軸に平行な直線を軸と
して該蛍光管と反対側に射出面法線から50°〜80°
傾斜した方向へ最大輝度射出方向をもって導かれる。
【0116】これらの導かれた光は、前記二枚の集光シ
ートによって集光される際に、正弦波形状の凹凸によ
り、拡散される。このため、従来のプリズム形状の断面
を有する集光シートを設けた面状光源装置のように暗黒
角を発生させることがない。
【0117】また、前記二枚の集光シートによって光が
拡散されるので、従来のように調光シートとして光拡散
シートを配設する必要がなく、この光拡散シートを配設
しない分、部品点数を減少させて、製造工程を削減して
組立てを容易とする事が出来る。
【0118】しかも、導光板は、蛍光管軸に平行な直線
を軸として該蛍光管と反対側に射出面法線から50°〜
80°傾斜した方向へ最大輝度射出方向を有していれば
よいので、安価な反射鏡のみで構成することが出来る。
しかも、装置の仕様の相違に対して導光板が一定の許容
範囲を持っているので、共用範囲が広く、製造コストを
抑制する事が出来る。
【0119】次に、前記集光シートを透過して前記射出
面から射出される光は、液晶表示画面等を裏面側から照
明する。この射出面から射出される光は、従来のように
前記ドットパターンや光拡散シートを通過しない分、吸
収されないので、光量の減少が少ない。
【0120】また、射出面には前記集光シートが二枚設
けられているので、射出面法線方向の輝度ピーク値を大
きくすることが出来、集光能力が良好である。
【0121】そして、これらの各集光シートが正弦波の
稜線方向と前記蛍光管軸方向との交差角度を一枚は、1
0°〜20°を呈し、しかも他の一枚は、−10°〜−
20°を呈するように前記射出面に設けられているの
で、該交差角度は十分に小さく、前記蛍光管軸に垂直な
直線を軸として左右方向の半値角が広くなる。このた
め、射出面から射出される光によって照明される液晶表
示画面等が、斜め方向からも明るく見えて見やすい。
【0122】また、請求項2に記載されたものでは、蛍
光管から発せられた光が、前記導光板によって、射出面
方向へ導かれる。
【0123】これらの導かれた光は、前記導光板の出射
面に形成された凹凸条により、拡散される。このため、
射出面方向に集光シートを設けても、暗黒角を発生させ
ることがない。
【0124】そして、請求項3に記載されたものでは、
前記集光シートの出射面には、前記蛍光管軸と略平行す
る方向の稜線を有する凹凸条が形成されているので、集
光シートを通過する光線は集光されて正面輝度が増大す
る。このため、視認性の良好な面状光源装置を提供する
事ができる、という実用上有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の面状光源装置を示す平面
図である。
【図2】第1実施例の面状光源装置を示す断面図であ
る。
【図3】第2実施例の面状光源装置を示す断面図であ
る。
【図4】第3実施例の面状光源装置を示す一部断面平面
図である。
【図5】第3実施例の面状光源装置を示し、導光板の図
4中のB−B線に沿う位置の断面図である。
【図6】第3実施例の面状光源装置を示し、図4中のA
−A線に沿う位置の断面図である。
【図7】第4実施例の面状光源装置を示し、図4中のA
−A線に沿う位置に相当する位置の断面図である。
【図8】従来例の面状光源装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1 冷陰極管(蛍光管) 11 射出面 11a 側辺 12,22,112,122導光板 13,113 集光シート 112a 導光板プリズム(導光板の凹凸条) 113a シートプリズム(集光シートの凹凸
条)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出面の側辺に沿って配設される蛍光管
    と、蛍光管軸に平行な直線を軸として該蛍光管と反対側
    に射出面法線から50°〜80°傾斜した方向へ最大輝
    度射出方向を有する導光板と、二枚の集光シートとを有
    する面状光源装置であって、 前記各集光シートは、正弦波形状の凹凸を出光面側に有
    して、該正弦波の稜線方向と前記蛍光管軸方向との交差
    角度が、一枚は、10°〜20°を呈し、しかも他の一
    枚は、−10°〜−20°を呈するように前記射出面に
    設けられていることを特徴とする面状光源装置。
  2. 【請求項2】 射出面の側辺に沿って配設される蛍光管
    と、該蛍光管から照射される光線を射出面方向へ射出す
    る導光板と、該導光板から射出される光線を集光して正
    面輝度を向上させる集光シートとを有する面状光源装置
    であって、 前記導光板の出射面には、前記蛍光管軸と略直交する方
    向の稜線を有する凹凸条を形成することを特徴とする面
    状光源装置。
  3. 【請求項3】 前記集光シートの出射面には、前記蛍光
    管軸と略平行する方向の稜線を有する凹凸条を形成する
    ことを特徴とする請求項2記載の面状光源装置。
JP7135033A 1994-11-24 1995-06-01 面状光源装置 Pending JPH08201806A (ja)

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JP7135033A JPH08201806A (ja) 1994-11-24 1995-06-01 面状光源装置

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JP6-289684 1994-11-24
JP28968494 1994-11-24
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011053469A (ja) * 2009-09-02 2011-03-17 Hitachi Displays Ltd 液晶表示装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011053469A (ja) * 2009-09-02 2011-03-17 Hitachi Displays Ltd 液晶表示装置

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