JPH08201547A - 液晶表示装置を備えた電子機器 - Google Patents
液晶表示装置を備えた電子機器Info
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- JPH08201547A JPH08201547A JP7012932A JP1293295A JPH08201547A JP H08201547 A JPH08201547 A JP H08201547A JP 7012932 A JP7012932 A JP 7012932A JP 1293295 A JP1293295 A JP 1293295A JP H08201547 A JPH08201547 A JP H08201547A
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- G02F1/00—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
- G02F1/01—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour
- G02F1/13—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
- G02F1/133—Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
- G02F1/1333—Constructional arrangements; Manufacturing methods
- G02F1/1335—Structural association of cells with optical devices, e.g. polarisers or reflectors
- G02F1/133528—Polarisers
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 液晶表示装置の画像及び液晶表示装置下方の
文字板の時刻を良好に視認できる構造とする。 【構成】 文字板９及び指針１５、１６を有する時計モ
ジュール３の上方に液晶表示装置４を配置する。液晶表
示装置４が透過状態のとき、文字板９の時刻を読み取
り、液晶表示装置が画像を表示するとき、その画像を読
み取る。液晶表示装置４の偏光板を高透過率として、文
字板９の視認を容易とする。一方、偏光率の高い偏光板
として、液晶表示装置４の画像を明確に表示し、その視
認を容易とする。
文字板の時刻を良好に視認できる構造とする。 【構成】 文字板９及び指針１５、１６を有する時計モ
ジュール３の上方に液晶表示装置４を配置する。液晶表
示装置４が透過状態のとき、文字板９の時刻を読み取
り、液晶表示装置が画像を表示するとき、その画像を読
み取る。液晶表示装置４の偏光板を高透過率として、文
字板９の視認を容易とする。一方、偏光率の高い偏光板
として、液晶表示装置４の画像を明確に表示し、その視
認を容易とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は情報を表示するための液
晶表示装置を有した電子機器に関する。
晶表示装置を有した電子機器に関する。
【０００２】
【従来の技術】電子機器の一つとして、アナログ表示部
材と液晶表示装置とを組み合わせたアナログ時計が知ら
れている。このアナログ時計のアナログ表示部材は文字
板に対して指針が回転駆動して時刻を示すものである。
液晶表示装置はこのアナログ表示部材の文字板の部分あ
るいは指針の上方に配置される。この液晶表示装置は時
刻以外の情報を表示するものであり、これにより、この
アナログ時計は時刻と、他の情報とを表示することがで
きる。液晶表示装置が文字板および指針の上方に配置さ
れた場合、同装置の表示中においては文字板および指針
を読み取ることになるので表示部分を除いた部分から文
字板および指針が見えにくくなる欠点がある。このた
め、文字板の時刻を正確に視認する必要があるときは、
モード切り換えを行って液晶表示装置を透視可能状態と
している。従って、上述したアナログ時計の液晶表示装
置は情報の表示モードと、時刻視認のための透視モード
とに切り換えられるようになっている。
材と液晶表示装置とを組み合わせたアナログ時計が知ら
れている。このアナログ時計のアナログ表示部材は文字
板に対して指針が回転駆動して時刻を示すものである。
液晶表示装置はこのアナログ表示部材の文字板の部分あ
るいは指針の上方に配置される。この液晶表示装置は時
刻以外の情報を表示するものであり、これにより、この
アナログ時計は時刻と、他の情報とを表示することがで
きる。液晶表示装置が文字板および指針の上方に配置さ
れた場合、同装置の表示中においては文字板および指針
を読み取ることになるので表示部分を除いた部分から文
字板および指針が見えにくくなる欠点がある。このた
め、文字板の時刻を正確に視認する必要があるときは、
モード切り換えを行って液晶表示装置を透視可能状態と
している。従って、上述したアナログ時計の液晶表示装
置は情報の表示モードと、時刻視認のための透視モード
とに切り換えられるようになっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述した構造では、液
晶表示装置を通じて文字板および指針を視認するところ
から、明るさが低下して、文字板および指針が見にくい
という問題を有している。一方、液晶表示装置の透明性
を高めて文字板および指針を見やすくした場合は、表示
コントラストが低下し、液晶表示装置がデータを表示す
る際に、その表示内容が見にくく、読み取りがしにくい
問題がある。このような問題は液晶表示部材を介して、
その他の部材を視認するようにしたその他の電子機器に
共通のことであり、そのための解決が臨まれていた。
晶表示装置を通じて文字板および指針を視認するところ
から、明るさが低下して、文字板および指針が見にくい
という問題を有している。一方、液晶表示装置の透明性
を高めて文字板および指針を見やすくした場合は、表示
コントラストが低下し、液晶表示装置がデータを表示す
る際に、その表示内容が見にくく、読み取りがしにくい
問題がある。このような問題は液晶表示部材を介して、
その他の部材を視認するようにしたその他の電子機器に
共通のことであり、そのための解決が臨まれていた。
【０００４】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、液晶表示装置を有する場合においても、
液晶表示装置を介して視認される各種部材を良好に視認
することが可能で、しかも液晶表示装置が表示するデー
タも良好に読み取ることができる構造の液晶表示装置を
備えた電子機器を提供することを目的とする。
たものであり、液晶表示装置を有する場合においても、
液晶表示装置を介して視認される各種部材を良好に視認
することが可能で、しかも液晶表示装置が表示するデー
タも良好に読み取ることができる構造の液晶表示装置を
備えた電子機器を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段および作用】本発明の電子
機器は、開口部が形成された機器ケースと、この機器ケ
ースの前記開口部に配置され機器ケース内部の部材を目
視可能な透明な液晶表示装置と、この液晶表示装置に表
示信号を供給する回路部と、を有する電子機器におい
て、前記液晶表示装置は相対向する内面に電極が形成さ
れた透明な一対の電極基板と、この一対の電極基板間に
封止された液晶材と、前記一対の電極基板のそれぞれの
外面に配置される偏光板とを備え、前記液晶表示装置に
おける前記機器ケースの開口部側に配置された偏光板は
高透過率且つ高偏光率の偏光板であり、前記機器ケース
内部の部材側に配置された偏光板は高透過率で且つ前記
機器ケースの開口部側の偏光板より低い偏光率の偏光板
であることを特徴とする。
機器は、開口部が形成された機器ケースと、この機器ケ
ースの前記開口部に配置され機器ケース内部の部材を目
視可能な透明な液晶表示装置と、この液晶表示装置に表
示信号を供給する回路部と、を有する電子機器におい
て、前記液晶表示装置は相対向する内面に電極が形成さ
れた透明な一対の電極基板と、この一対の電極基板間に
封止された液晶材と、前記一対の電極基板のそれぞれの
外面に配置される偏光板とを備え、前記液晶表示装置に
おける前記機器ケースの開口部側に配置された偏光板は
高透過率且つ高偏光率の偏光板であり、前記機器ケース
内部の部材側に配置された偏光板は高透過率で且つ前記
機器ケースの開口部側の偏光板より低い偏光率の偏光板
であることを特徴とする。
【０００６】この構成において、液晶表示装置の偏光板
はいずれも、高透過率となっているため、光線が透過し
易く、液晶表示装置を透明とした状態で機器ケース内部
の部材を見た場合、その部材が明るく、視認し易くな
る。また、機器ケースの開口部側の偏光板の偏光率が機
器ケースの部材側のそれよりも高くなっているため、液
晶表示装置によって情報を表示するとき、明確な画像と
なって視認でき、その情報を確実に読み取ることができ
る。
はいずれも、高透過率となっているため、光線が透過し
易く、液晶表示装置を透明とした状態で機器ケース内部
の部材を見た場合、その部材が明るく、視認し易くな
る。また、機器ケースの開口部側の偏光板の偏光率が機
器ケースの部材側のそれよりも高くなっているため、液
晶表示装置によって情報を表示するとき、明確な画像と
なって視認でき、その情報を確実に読み取ることができ
る。
【０００７】この本発明をアナログ時計に適用した場合
は、時計ケースの内部に配置された文字板及び指針を有
し、時刻をアナログ表示するアナログ表示部材と、接合
された電極基板の両面に偏光板が接合され、前記アナロ
グ表示部材の上方に位置するように前記時計ケースに取
り付けられた液晶表示装置と、この液晶表示装置に表示
信号を出力する回路基板とを備え、前記液晶表示装置に
おけるアナログ表示部材と反対側の偏光板が高透過率及
び高偏光率を有する材質からなり、アナログ表示部材側
の偏光板が高透過率で且つアナログ表示部材側の偏光板
よりも低い偏光率を有した材質からなることを特徴とす
る。
は、時計ケースの内部に配置された文字板及び指針を有
し、時刻をアナログ表示するアナログ表示部材と、接合
された電極基板の両面に偏光板が接合され、前記アナロ
グ表示部材の上方に位置するように前記時計ケースに取
り付けられた液晶表示装置と、この液晶表示装置に表示
信号を出力する回路基板とを備え、前記液晶表示装置に
おけるアナログ表示部材と反対側の偏光板が高透過率及
び高偏光率を有する材質からなり、アナログ表示部材側
の偏光板が高透過率で且つアナログ表示部材側の偏光板
よりも低い偏光率を有した材質からなることを特徴とす
る。
【０００８】このアナログ時計においても、液晶表示装
置が上述と同様の構造となっているため、透視性が向上
して下方のアナログ表示部材を明るく、視認できる。一
方、液晶表示装置におけるアナログ表示部材と反対側の
偏光板が高い偏光率を有しているため、液晶表示装置に
よって表示される情報が明確な画像となって視認でき、
その読み取りを容易に行うことができる。
置が上述と同様の構造となっているため、透視性が向上
して下方のアナログ表示部材を明るく、視認できる。一
方、液晶表示装置におけるアナログ表示部材と反対側の
偏光板が高い偏光率を有しているため、液晶表示装置に
よって表示される情報が明確な画像となって視認でき、
その読み取りを容易に行うことができる。
【０００９】
【実施例】図１は本発明をアナログ時計に適用した一実
施例を示す。このアナログ時計は機器ケースである時計
ケース１の上部に開口部２が形成され、この開口部２内
にアナログ表示部材としての時計モジュール３及び液晶
表示装置４が配置されている。この時計ケース１の上面
には時計ガラス５が取り付けられると共に、下面には裏
蓋６が取り付けられることにより、時計ケース１の密閉
がなされている。
施例を示す。このアナログ時計は機器ケースである時計
ケース１の上部に開口部２が形成され、この開口部２内
にアナログ表示部材としての時計モジュール３及び液晶
表示装置４が配置されている。この時計ケース１の上面
には時計ガラス５が取り付けられると共に、下面には裏
蓋６が取り付けられることにより、時計ケース１の密閉
がなされている。
【００１０】アナログ表示部材としての時計モジュール
３は、アッパーハウジング７と、ロアハウジング８とを
備え、アッパーハウジング７の上面に文字板９が配置さ
れ、この文字板９上にエレクトロルミネッセンス１０、
半透過反射板１１が順に積層されることによって構成さ
れている。文字板９、エレクトロルミネッセンス１０、
半透過反射板１１からなる積層体はアッパーハウジング
７から起立する押さえ部材１２によって周囲がアッパー
ハウジング７に押さえ付けられて、固定されている。ま
た、これらの部材は後述する液晶表示装置４の下方の位
置で同装置に臨んでいる。さらに、アッパーハウジング
７及びロアハウジング８には、回路部としての回路基板
が挟まれて固定されている。
３は、アッパーハウジング７と、ロアハウジング８とを
備え、アッパーハウジング７の上面に文字板９が配置さ
れ、この文字板９上にエレクトロルミネッセンス１０、
半透過反射板１１が順に積層されることによって構成さ
れている。文字板９、エレクトロルミネッセンス１０、
半透過反射板１１からなる積層体はアッパーハウジング
７から起立する押さえ部材１２によって周囲がアッパー
ハウジング７に押さえ付けられて、固定されている。ま
た、これらの部材は後述する液晶表示装置４の下方の位
置で同装置に臨んでいる。さらに、アッパーハウジング
７及びロアハウジング８には、回路部としての回路基板
が挟まれて固定されている。
【００１１】このような上部の各種部材に対して、ロア
ハウジング８には指針機構１４が取り付けられている。
指針機構１４は時針１４及び分針１６を回転駆動するも
のであり、時針軸１７及び分針軸１８を備えている。時
針軸１７及び分針軸１８は回路基板１３、アッパーハウ
ジング７、文字板９、エレクトロルミネッセンス１０、
半透過反射板１１を貫通しており、貫通した端部には時
針１５及び分針１６がそれぞれ取り付けられている。以
上の部材からなる時計モジュール３は地板１９によって
組み付けられた状態で、ねじ２０により時計ケース１に
装着される。
ハウジング８には指針機構１４が取り付けられている。
指針機構１４は時針１４及び分針１６を回転駆動するも
のであり、時針軸１７及び分針軸１８を備えている。時
針軸１７及び分針軸１８は回路基板１３、アッパーハウ
ジング７、文字板９、エレクトロルミネッセンス１０、
半透過反射板１１を貫通しており、貫通した端部には時
針１５及び分針１６がそれぞれ取り付けられている。以
上の部材からなる時計モジュール３は地板１９によって
組み付けられた状態で、ねじ２０により時計ケース１に
装着される。
【００１２】上述したエレクトロルミネッセンス１０は
電気信号の入力によって発光する平板状の照明部材を構
成するものであり、その発光によって下側の文字板９及
び上方の液晶表示装置４を照明する。このエレクトロル
ミネッセンス１０の上面に配置された半透過反射板１１
はエレクトロルミネッセンス１０からの光を拡散しなが
ら透過及び反射させるものであり、この半透過反射板１
１の配置によって上方の液晶表示装置４の全体及び下方
の文字板９の全面を均一に照明することができ、これに
より文字板９の全面が明るくなる。
電気信号の入力によって発光する平板状の照明部材を構
成するものであり、その発光によって下側の文字板９及
び上方の液晶表示装置４を照明する。このエレクトロル
ミネッセンス１０の上面に配置された半透過反射板１１
はエレクトロルミネッセンス１０からの光を拡散しなが
ら透過及び反射させるものであり、この半透過反射板１
１の配置によって上方の液晶表示装置４の全体及び下方
の文字板９の全面を均一に照明することができ、これに
より文字板９の全面が明るくなる。
【００１３】前記液晶表示装置４は時計ケース１におけ
る開口部２内の上部に配置されている。図２はこの液晶
表示装置４の構造を示す。ガラス板からなり上部に位置
する第１の電極基板４１と、同様の材質からなり下部に
位置する第２の電極基板４２とが封止材４３によって接
合され、これらの内部に液晶材４４が封入されている。
この第１及び第２の電極基板４１、４２の相対向する内
面には電極４５、４６がそれぞれ形成されている。ま
た、第１及び第２の電極基板４１、４２の外面には第１
の偏光板４７、第２の偏光板４８がそれぞれ積層状態で
接合されている。ここで、第１の電極基板４１は第２の
電極基板４２よりも幅広となって、その周辺部が第２の
電極基板４２よりも外方に延びており、この延出した周
辺部の下面に端子部４９が形成されている。端子部４９
は図１に示すように、時計ケース１内に配置されたイン
タコネクタ２１が接触することにより、回路基板１３か
ら表示信号が入力される。
る開口部２内の上部に配置されている。図２はこの液晶
表示装置４の構造を示す。ガラス板からなり上部に位置
する第１の電極基板４１と、同様の材質からなり下部に
位置する第２の電極基板４２とが封止材４３によって接
合され、これらの内部に液晶材４４が封入されている。
この第１及び第２の電極基板４１、４２の相対向する内
面には電極４５、４６がそれぞれ形成されている。ま
た、第１及び第２の電極基板４１、４２の外面には第１
の偏光板４７、第２の偏光板４８がそれぞれ積層状態で
接合されている。ここで、第１の電極基板４１は第２の
電極基板４２よりも幅広となって、その周辺部が第２の
電極基板４２よりも外方に延びており、この延出した周
辺部の下面に端子部４９が形成されている。端子部４９
は図１に示すように、時計ケース１内に配置されたイン
タコネクタ２１が接触することにより、回路基板１３か
ら表示信号が入力される。
【００１４】このような液晶表示装置４は第１の偏光板
４７が上方、すなわち時計ガラス５側に位置し、第２の
偏光板４８が下方、すなわち文字板９側に位置するよう
に、時計ケース１の開口部２内に配置される。この液晶
表示装置４は時計モジュール３の上方に配置されること
により、時刻以外の情報を画像により可視表示するもの
であり、文字板９の時刻を視認するときは、モード切り
換えによって透視可能状態となって、同装置４を通した
文字板９上の時刻の視認がおこなわれる。
４７が上方、すなわち時計ガラス５側に位置し、第２の
偏光板４８が下方、すなわち文字板９側に位置するよう
に、時計ケース１の開口部２内に配置される。この液晶
表示装置４は時計モジュール３の上方に配置されること
により、時刻以外の情報を画像により可視表示するもの
であり、文字板９の時刻を視認するときは、モード切り
換えによって透視可能状態となって、同装置４を通した
文字板９上の時刻の視認がおこなわれる。
【００１５】このような構成の液晶表示装置４におい
て、時計ガラス５側の第１の偏光板４７は高透過率で、
且つ高偏光率の偏光板が使用される一方、文字板９側の
第２の偏光板４８は高透過率で、第１の偏光板４７の偏
光率よりも低い偏光率の偏光板が使用されている。すな
わち、第１及び第２の偏光板４７、４８はいずれも高透
過率となっているため、光線を透過させる場合、液晶表
示装置４によって吸収、散乱される光線の量が少なく、
光線の透過量が多くなる。このため液晶表示装置４を透
明とした状態で下方の文字板９の時刻を視認するとき、
文字板９が液晶表示装置４を通して明るく見え、その視
認が容易となる。一方、時計ガラス側の第１の偏光板４
７が下側の第２の偏光板４８よりも高い偏光率となって
いることから、液晶表示装置４によって情報を表示する
際、明確な画像となって視認でき、その情報の読み取り
を確実に、しかも容易に行うことができる。
て、時計ガラス５側の第１の偏光板４７は高透過率で、
且つ高偏光率の偏光板が使用される一方、文字板９側の
第２の偏光板４８は高透過率で、第１の偏光板４７の偏
光率よりも低い偏光率の偏光板が使用されている。すな
わち、第１及び第２の偏光板４７、４８はいずれも高透
過率となっているため、光線を透過させる場合、液晶表
示装置４によって吸収、散乱される光線の量が少なく、
光線の透過量が多くなる。このため液晶表示装置４を透
明とした状態で下方の文字板９の時刻を視認するとき、
文字板９が液晶表示装置４を通して明るく見え、その視
認が容易となる。一方、時計ガラス側の第１の偏光板４
７が下側の第２の偏光板４８よりも高い偏光率となって
いることから、液晶表示装置４によって情報を表示する
際、明確な画像となって視認でき、その情報の読み取り
を確実に、しかも容易に行うことができる。
【００１６】上述した特性を有する第１の偏光板４７と
して、単体透過率が４６〜４７％、平行透過率が３９〜
４０％、偏光度が９５％前後の材質の偏光板を用い、第
２の偏光板４８としては、単体透過率が４８〜４９％、
平行透過率が３９〜４０％、偏光度が８３〜８４％の偏
光板を用いたところ良好な結果を得た。
して、単体透過率が４６〜４７％、平行透過率が３９〜
４０％、偏光度が９５％前後の材質の偏光板を用い、第
２の偏光板４８としては、単体透過率が４８〜４９％、
平行透過率が３９〜４０％、偏光度が８３〜８４％の偏
光板を用いたところ良好な結果を得た。
【００１７】尚、上述した特性を有する第１の偏光板４
７としては、単体透過率が４５％以上、平行透過率が３
８％以上、偏光度が９３％前後の材質の偏光板を用いれ
ば良好な結果が得られる。また、第２の偏光板４８とし
ては、単体透過率が４５％以上、平行透過率が３８％以
上、偏光度が８０〜９０％の偏光板を用いればよい。な
お、本実施例では文字板９側に半透過反射板１１が設け
られているところから、文字板９がさらに明るくなって
視認できるメリットを有している。
７としては、単体透過率が４５％以上、平行透過率が３
８％以上、偏光度が９３％前後の材質の偏光板を用いれ
ば良好な結果が得られる。また、第２の偏光板４８とし
ては、単体透過率が４５％以上、平行透過率が３８％以
上、偏光度が８０〜９０％の偏光板を用いればよい。な
お、本実施例では文字板９側に半透過反射板１１が設け
られているところから、文字板９がさらに明るくなって
視認できるメリットを有している。
【００１８】本発明は上記実施例に限定されることな
く、種々変更が可能であり、例えば、エレクトロルミネ
ッセンス及び半透過反射板を配置しなくても良く、半透
過反射板を単なる反射板としても良い。また本発明は電
子手帳や電子時計その他のアナログ時計以外の電子機器
に対しても同様に適用できる。
く、種々変更が可能であり、例えば、エレクトロルミネ
ッセンス及び半透過反射板を配置しなくても良く、半透
過反射板を単なる反射板としても良い。また本発明は電
子手帳や電子時計その他のアナログ時計以外の電子機器
に対しても同様に適用できる。
【００１９】
【発明の効果】本発明の液晶表示装置を有する電子機器
は、液晶表示装置の偏光板が高透過率を有しているた
め、光の透過量が多く、液晶表示装置下方の各種部材を
良好に視認できる。また、偏光板の偏光率が高いため、
液晶表示装置が表示する画像も良好に読み取ることがで
きる。従って、本発明を電子時計に適用した場合、文字
板の時刻及び液晶表示装置の情報の双方を明確に視認す
ることができる。
は、液晶表示装置の偏光板が高透過率を有しているた
め、光の透過量が多く、液晶表示装置下方の各種部材を
良好に視認できる。また、偏光板の偏光率が高いため、
液晶表示装置が表示する画像も良好に読み取ることがで
きる。従って、本発明を電子時計に適用した場合、文字
板の時刻及び液晶表示装置の情報の双方を明確に視認す
ることができる。
【図１】本発明をアナログ時計に適用した実施例の断面
図である。
図である。
【図２】液晶表示装置の断面図である。
１ 時計ケース ２ 開口部 ４ 液晶表示装置 ３ 時計モジュール ９ 文字板 １０ エレクトロルミネッセンス １１ 半透過反射板 １３ 回路基板 ４１ 第１の電極基板 ４２ 第２の電極基板 ４４ 液晶材 ４７ 第１の偏光板 ４８ 第２の偏光板
Claims (5)
- 【請求項１】 開口部が形成された機器ケースと、この
機器ケースの前記開口部に配置され機器ケース内部の部
材を目視可能な透明な液晶表示装置と、この液晶表示装
置に表示信号を供給する回路部と、を有する電子機器に
おいて、 前記液晶表示装置は相対向する内面に電極が形成された
透明な一対の電極基板と、この一対の電極基板間に封止
された液晶材と、前記一対の電極基板のそれぞれの外面
に配置される偏光板とを備え、 前記液晶表示装置における前記機器ケースの開口部側に
配置された偏光板は高透過率且つ高偏光率の偏光板であ
り、前記機器ケース内部の部材側に配置された偏光板は
高透過率で且つ前記機器ケースの開口部側の偏光板より
低い偏光率の偏光板であることを特徴とする液晶表示装
置を備えた電子機器。 - 【請求項２】 前記機器ケースの内部における前記部材
側に反射板が配置されていることを特徴とする請求項１
記載の液晶表示装置を備えた電子機器。 - 【請求項３】 時計ケースの内部に配置された文字板及
び指針を有し、時刻をアナログ表示するアナログ表示部
材と、 接合された電極基板の両面に偏光板が接合され、前記ア
ナログ表示部材の上方に位置するように前記時計ケース
に取り付けられた液晶表示装置と、 この液晶表示装置に表示信号を出力する回路基板とを備
え、 前記液晶表示装置におけるアナログ表示部材と反対側の
偏光板が高透過率及び高偏光率を有する材質からなり、
アナログ表示部材側の偏光板が高透過率で、且つアナロ
グ表示部材と反対側の偏光板よりも低い偏光率を有した
材質からなることを特徴とする液晶表示装置を備えた電
子機器。 - 【請求項４】 前記アナログ表示部材の文字板と前記液
晶表示装置との間に平板状の照明部材が配置されている
ことを特徴とする請求項３記載の液晶表示装置を備えた
電子機器。 - 【請求項５】 前記照明部材における前記液晶表示装置
側の面に半透過反射板が設けられていることを特徴とす
る請求項４記載の液晶表示装置を備えた電子機器。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7012932A JPH08201547A (ja) | 1995-01-30 | 1995-01-30 | 液晶表示装置を備えた電子機器 |
| EP96101225A EP0724180A3 (en) | 1995-01-30 | 1996-01-29 | Liquid crystal display and electronic device including the same |
| KR1019960002162A KR960029930A (ko) | 1995-01-30 | 1996-01-30 | 액정표시장치 및 액정표시장치를 구비한 전자기기 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7012932A JPH08201547A (ja) | 1995-01-30 | 1995-01-30 | 液晶表示装置を備えた電子機器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08201547A true JPH08201547A (ja) | 1996-08-09 |
Family
ID=11819074
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7012932A Pending JPH08201547A (ja) | 1995-01-30 | 1995-01-30 | 液晶表示装置を備えた電子機器 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0724180A3 (ja) |
| JP (1) | JPH08201547A (ja) |
| KR (1) | KR960029930A (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6292243B1 (en) | 1996-09-02 | 2001-09-18 | Seiko Epson Corporation | Two-layer liquid crystal panel having a polymer liquid crystal layer and equipment using the same |
| US6515942B2 (en) | 1998-02-27 | 2003-02-04 | Asulab S.A. | Display assembly including two superposed display devices |
| EP0939331B1 (fr) * | 1998-02-27 | 2010-04-14 | Asulab S.A. | Ensemble d'affichage comprenant deux dispositifs d'affichage superposés |
| US8031296B2 (en) * | 2006-04-05 | 2011-10-04 | Nitto Denko Corporation | Liquid crystal panel and liquid crystal display apparatus |
| JP4050778B2 (ja) * | 2006-07-07 | 2008-02-20 | 日東電工株式会社 | 液晶パネルおよび液晶表示装置 |
| KR20080047761A (ko) * | 2006-11-27 | 2008-05-30 | 삼성전자주식회사 | 액정 표시 장치 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JPS604924A (ja) * | 1983-06-24 | 1985-01-11 | Alps Electric Co Ltd | 液晶表示装置 |
| JPH04218025A (ja) * | 1990-11-15 | 1992-08-07 | Seiko Epson Corp | 液晶電気光学素子 |
-
1995
- 1995-01-30 JP JP7012932A patent/JPH08201547A/ja active Pending
-
1996
- 1996-01-29 EP EP96101225A patent/EP0724180A3/en not_active Withdrawn
- 1996-01-30 KR KR1019960002162A patent/KR960029930A/ko not_active Application Discontinuation
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0724180A2 (en) | 1996-07-31 |
| KR960029930A (ko) | 1996-08-17 |
| EP0724180A3 (en) | 1997-08-13 |
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