JP2004309639A - 液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】採光条件に係わらず視認性に優れた表示が得られる両面表示型の液晶表示装置を実現する。
【解決手段】液晶を挟んで互いに対向する透明基板からなる液晶セル2と、この液晶セル2の互いに反対の面に領域を分けて貼付された2対の偏光板5、6、7、8と、からなる1つの液晶表示素子1と、この液晶表示素子1の一方の基板3側に配置された半透過反射板9とさらにその外側に配置された面光源19と、他方の基板4側に配置された半透過反射板10とさらにその外側に配置された面光源20とを備える。
【選択図】 図2
【解決手段】液晶を挟んで互いに対向する透明基板からなる液晶セル2と、この液晶セル2の互いに反対の面に領域を分けて貼付された2対の偏光板5、6、7、8と、からなる1つの液晶表示素子1と、この液晶表示素子1の一方の基板3側に配置された半透過反射板9とさらにその外側に配置された面光源19と、他方の基板4側に配置された半透過反射板10とさらにその外側に配置された面光源20とを備える。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、両面表示の液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯電話等の携帯情報機器の表示装置として液晶表示装置の両面に文字や画像等を表示可能な液晶表示装置が提案されている(例えば特許文献1)。
【0003】
この液晶表示装置は、一対の透明基板間に挟まれた液晶層からなる液晶表示素子と、前記液晶表示素子の一方の面側に配置された第1の反射板と、前記液晶表示素子の他方の面側に配置された第2の反射板とを備え、前記液晶表示素子の前記第1、第2の反射板に対して反対側から観察することにより、それぞれの面で太陽光などの外部光による反射表示が視認できるようにしたものである。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−198291号公報 (第6頁、5図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、反射表示の表示装置においては、表示内容を外部光により視認するため、多様な採光条件下で用いられる携帯機器などの表示装置として用いた場合は、安定した外部光が得られず視認性が著しく低下する。また、表示装置を透過表示にするために照明装置を設けることも考えられるが、前記照明装置の消費電力が大きく電池寿命が大幅に短くなり、この電池寿命を延ばすにはバッテリー容量を大型化する必要があり、この大型化による重量増加のために落下衝撃などの信頼性にも影響を及ぼす欠点がある。
【0006】
本発明は、上述した従来技術の問題点を解決するために、反射表示と透過表示の双方の利点を備え、採光条件に係わらず視認性に優れた表示が得られる半透過反射表示の表示方式を用いることにより、携帯機器などに用いる低消費電力と省スペースを兼ね備えた両面表示装置を提供することを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、請求項1記載のように、電極が形成された一対の透明基板間に液晶層が設けられ、印加する電圧に応じて光の透過を制御する液晶表示素子と、一方の基板の外側の一部の領域に設けられた第1の半透過反射層と、他方の基板の外側の、前記一方の基板側の前記第1の半透過反射層に対応する領域を除いた領域に設けられた第2の半透過反射層と、前記第1の半透過反射層と前記第2の半透過反射層とにそれぞれ対応させ設けられ、それぞれの半透過反射層を介して前記液晶表示素子を照明する照明装置とを備えることを特徴とする。
【0008】
そして本発明によれば、前記液晶表示装置を用いることで太陽光などの外部光による反射表示の視認性と、照明装置による透過表示の視認性の双方の機能を兼ね備えた半透過反射層により、採光条件に拘わらず用途に合せた照明による表示が可能となる。
【0009】
前記照明装置として2つの面光源を前記液晶表示装置の両面の予め定めた領域毎に配置したから、前記第1の半透過反射層と前記第2の半透過反射層とにより外部環境の明暗に左右されず、より均一で明るい両面表示が可能な透過及び反射の表示を実現できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の液晶表示装置の実施例を説明する。図1及び図2は、この発明の実施例の液晶表示装置を示しており、図1はこの液晶表示装置の構成図、図2は前記液晶表示装置の側面図である。
【0011】
この実施例の液晶表示装置は図1及び図2に示したように、1つの液晶表示素子1と、この液晶表示素子1を2つの領域に分けて、その領域毎に一方の側或いは他方の側に配置された2つ半透過反射板9、10と、この2つの半透過反射板9、10のそれぞれ背面(外側)に配置された面光源19、20とを備えている。
【0012】
前記液晶表示素子1は、対向配置された一対の基板から構成される液晶セル2と、この液晶セル2の一方の基板3側の予め定められた第1の領域に配置された偏光板5と、前記液晶セル2の他方の基板4側の前記予め定められた第1の領域と対向する領域を除く第2の領域に配置された偏光板7と、前記第1、第2の領域毎に前記偏光板5、7にそれぞれ対向させて前記液晶セル2の反対側の面に配置された偏光板6、8と、この偏光板6、8の外側にそれぞれ配置された前記半透過反射板9、10とから構成されている。そして前記偏光板5、6、7、8と前記半透過反射板9、10は透明な粘着層によって貼付されている。また、前記半透過反射板9、10それぞれの外側には前記面光源19、20が配置されている。
【0013】
前記半透過反射板9、10は、それぞれ前記偏光板6、8と対向する面が粗面化処理された光散乱面が形成され、光を予め決められた割合によって反射/透過させる。この半透過反射板9は、液晶セル2の前記一方の基板3側から入射する外部光を反射すると共に、この半透過反射板9の外側に配置された前記面光源19からの照明光を透過する。また、半透過反射板10は、液晶セル2の前記他方の基板4側から入射する外部光を反射すると共に、この半透過反射板10の外側に配置された前記面光源20からの照明光を透過する。
【0014】
上述のように構成された液晶表示装置においては、前記一方の基板3側の前記偏光板5の外側から入射した光は、前記液晶セル2を透過して前記半透過反射板9に到達し、この半透過反射板9の予め定められた反射特性に従って反射されて前記偏光板5から外部へ出射されることにより前記一方の基板3側からの外部光による反射表示を行い、また、前記他方の基板4側の前記偏光板7の外側から入射した光は、前記液晶セル2を透過して前記半透過半反射板10に到達し、この半透過反射板10の予め定められた反射特性に従って反射されて前記偏光板7から外部へ出射されることにより前記他方の基板4側からの外部光による反射表示が行われる。
【0015】
そして前記他方の基板4側の前記偏光板6の外側に配置された前記面光源19から前記液晶セル2へ照射された光は、前記半透過反射板9の予め定められた透過特性に応じて透過し、前記液晶セル2を透過して前記偏光板5から外側へ出射することにより前記一方の基板3側からの照明光による透過表示を行い、また、前記一方の基板3側の前記偏光板8の外側に配置された前記面光源20から前記液晶セル2へ照射された光は、前記半透過反射板10の予め定められた透過特性に応じて透過し、前記液晶セル2を透過して前記偏光板7から外側へ出射することにより前記他方の基板4側からの照明光による透過表示が行われる。
【0016】
これにより、前記液晶セル2の基板3側から観察するための前記偏光板5が配置された前記第1の領域では、第1の観察方向11から入射した外部光が前記半透過反射板9により反射された光により反射表示を観察することができ、或いは前記面光源19の照明光による透過表示を観察することができる。前記液晶セル2の基板4側から観察するための前記偏光板7が配置された前記第2の領域では、第2の観察方向12から入射した外部光が前記半透過反射板10により反射された光により反射表示を観察することができ、或いは前記面光源20の照明光による透過表示を観察することができる。このように、この実施例のように、1つの液晶表示素子とその液晶表示素子1の両側に領域を分けて配置した2つの半透過反射板と、その外側にそれぞれ配置した2つの照明装置により、互いに逆方向の前記第1及び前記第2の観察方向から1つの液晶表示素子を、その領域に分けて反射表示及び透過表示を可能とした両面表示装置を実現することができるものである。
【0017】
そしてこの構成によれば、前記1つの液晶表示素子の両面に配置された2つの前記面光源19、20をそれぞれ別々に照明することにより、前記第1の観察方向11或いは前記第2の観察方向12の双方で、反射表示或いは透過表示を任意に選択することができるものであり、外部環境の明暗に影響されず、均一で明るい反射表示或いは透過表示を視認できる両面表示装置を提供することができる。
【0018】
次にこの発明の液晶表示装置を携帯機器の表示装置に適用した場合について図3乃至図5を参照して説明する。図4は本実施例による携帯機器の正面図、図5は本実施例による携帯機器の斜視図であり、図4は、この折りたたみ型携帯電話機30の蓋部33を開いた状態であり、この蓋部33の内面(蓋部33を閉じたときに入力部32と対向する面)の主表示部34aに主情報を表示する。また、図5は、前記蓋部33を閉じた状態でのこの蓋部33の外面の副表示部34bに、時刻などの副情報を表示するものである。この折りたたみ型携帯電話機30は、上面に入力部32を有する本体部31と、前記主表示部34aと前記副表示部34bとを有し前記本体部31に対して回動開閉される蓋部33とからなっている。
【0019】
上述の携帯機器用の液晶表示装置は、図1及び図2に示したように、1つの液晶表示素子1と、2つの半透過反射板9、10と2つの面光源19、20とを備えており、前記第1の観察方向11から観察される前記第1の領域と、前記第2の観察方向12から観察される前記第2の領域を形成しており、前記液晶表示装置の前記第1の領域を前記折りたたみ型携帯電話機30の前記蓋部33に設けられた主表示窓35aに向かい合せることにより前記主表示部34aを形成し、前記第2の領域を副表示窓35bに向かい合せて配置することにより前記副表示部34bを形成する。この液晶セル2には、前記液晶表示素子1を駆動するための図示しない駆動回路が、補助回路基板36を介して接続されている。
【0020】
そしてこの液晶表示装置によれば、前記蓋部33を開いた状態では、前記主表示部34a(第1の観察方向11)と前記副表示部34b(第2の観察方向12)の両方向から、それぞれ別々の表示を外部光、或いは照明光により同時に表示することができる。また、この液晶表示装置を前記折りたたみ型携帯電話機30の表示装置に用いるときは、同時に2人が別々の表示内容を、外部環境に影響されずに観察するようにすることも可能である。
【0021】
【発明の効果】
この発明の液晶表示装置は、1つ液晶表示素子の両面に領域を分けて配置した2つの半透過反射板と、その外側に配置された2つの前記面光源19、20をそれぞれ設けることにより、前記第1の観察方向11或いは前記第2の観察方向12の双方から、反射表示及び透過表示として観察することができ、外部環境の明暗に影響されず、均一で明るい表示が可能な両面表示装置を得ることができる。また、この発明の液晶表示装置を携帯機器に適用することにより、液晶表示装置の占有体積が小さくなり、携帯機器を小型化し、また、軽量化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態例としての液晶表示装置の構成図
【図2】図1の側面図
【図3】この発明の実施例の携帯電話機の断面図と液晶表示装置の側面図
【図4】この発明の実施例の携帯電話機の正面図
【図5】この発明の実施例の携帯電話機の斜視図
【符号の説明】
1・・・液晶表示素子
2・・・液晶セル
3・・・一方の基板
4・・・他方の基板
5、6、7、8・・・偏光板
9、10・・・半透過反射板
11・・・第1の観察方向
12・・・第2の観察方向
19、20・・・面光源
30・・・折たたみ型携帯電話機
31・・・本体部
32・・・入力部
33・・・蓋部
34a、34b・・・表示部
35a、35b・・・表示窓
36・・・補助回路基板
【発明の属する技術分野】
この発明は、両面表示の液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯電話等の携帯情報機器の表示装置として液晶表示装置の両面に文字や画像等を表示可能な液晶表示装置が提案されている(例えば特許文献1)。
【0003】
この液晶表示装置は、一対の透明基板間に挟まれた液晶層からなる液晶表示素子と、前記液晶表示素子の一方の面側に配置された第1の反射板と、前記液晶表示素子の他方の面側に配置された第2の反射板とを備え、前記液晶表示素子の前記第1、第2の反射板に対して反対側から観察することにより、それぞれの面で太陽光などの外部光による反射表示が視認できるようにしたものである。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−198291号公報 (第6頁、5図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、反射表示の表示装置においては、表示内容を外部光により視認するため、多様な採光条件下で用いられる携帯機器などの表示装置として用いた場合は、安定した外部光が得られず視認性が著しく低下する。また、表示装置を透過表示にするために照明装置を設けることも考えられるが、前記照明装置の消費電力が大きく電池寿命が大幅に短くなり、この電池寿命を延ばすにはバッテリー容量を大型化する必要があり、この大型化による重量増加のために落下衝撃などの信頼性にも影響を及ぼす欠点がある。
【0006】
本発明は、上述した従来技術の問題点を解決するために、反射表示と透過表示の双方の利点を備え、採光条件に係わらず視認性に優れた表示が得られる半透過反射表示の表示方式を用いることにより、携帯機器などに用いる低消費電力と省スペースを兼ね備えた両面表示装置を提供することを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、請求項1記載のように、電極が形成された一対の透明基板間に液晶層が設けられ、印加する電圧に応じて光の透過を制御する液晶表示素子と、一方の基板の外側の一部の領域に設けられた第1の半透過反射層と、他方の基板の外側の、前記一方の基板側の前記第1の半透過反射層に対応する領域を除いた領域に設けられた第2の半透過反射層と、前記第1の半透過反射層と前記第2の半透過反射層とにそれぞれ対応させ設けられ、それぞれの半透過反射層を介して前記液晶表示素子を照明する照明装置とを備えることを特徴とする。
【0008】
そして本発明によれば、前記液晶表示装置を用いることで太陽光などの外部光による反射表示の視認性と、照明装置による透過表示の視認性の双方の機能を兼ね備えた半透過反射層により、採光条件に拘わらず用途に合せた照明による表示が可能となる。
【0009】
前記照明装置として2つの面光源を前記液晶表示装置の両面の予め定めた領域毎に配置したから、前記第1の半透過反射層と前記第2の半透過反射層とにより外部環境の明暗に左右されず、より均一で明るい両面表示が可能な透過及び反射の表示を実現できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の液晶表示装置の実施例を説明する。図1及び図2は、この発明の実施例の液晶表示装置を示しており、図1はこの液晶表示装置の構成図、図2は前記液晶表示装置の側面図である。
【0011】
この実施例の液晶表示装置は図1及び図2に示したように、1つの液晶表示素子1と、この液晶表示素子1を2つの領域に分けて、その領域毎に一方の側或いは他方の側に配置された2つ半透過反射板9、10と、この2つの半透過反射板9、10のそれぞれ背面(外側)に配置された面光源19、20とを備えている。
【0012】
前記液晶表示素子1は、対向配置された一対の基板から構成される液晶セル2と、この液晶セル2の一方の基板3側の予め定められた第1の領域に配置された偏光板5と、前記液晶セル2の他方の基板4側の前記予め定められた第1の領域と対向する領域を除く第2の領域に配置された偏光板7と、前記第1、第2の領域毎に前記偏光板5、7にそれぞれ対向させて前記液晶セル2の反対側の面に配置された偏光板6、8と、この偏光板6、8の外側にそれぞれ配置された前記半透過反射板9、10とから構成されている。そして前記偏光板5、6、7、8と前記半透過反射板9、10は透明な粘着層によって貼付されている。また、前記半透過反射板9、10それぞれの外側には前記面光源19、20が配置されている。
【0013】
前記半透過反射板9、10は、それぞれ前記偏光板6、8と対向する面が粗面化処理された光散乱面が形成され、光を予め決められた割合によって反射/透過させる。この半透過反射板9は、液晶セル2の前記一方の基板3側から入射する外部光を反射すると共に、この半透過反射板9の外側に配置された前記面光源19からの照明光を透過する。また、半透過反射板10は、液晶セル2の前記他方の基板4側から入射する外部光を反射すると共に、この半透過反射板10の外側に配置された前記面光源20からの照明光を透過する。
【0014】
上述のように構成された液晶表示装置においては、前記一方の基板3側の前記偏光板5の外側から入射した光は、前記液晶セル2を透過して前記半透過反射板9に到達し、この半透過反射板9の予め定められた反射特性に従って反射されて前記偏光板5から外部へ出射されることにより前記一方の基板3側からの外部光による反射表示を行い、また、前記他方の基板4側の前記偏光板7の外側から入射した光は、前記液晶セル2を透過して前記半透過半反射板10に到達し、この半透過反射板10の予め定められた反射特性に従って反射されて前記偏光板7から外部へ出射されることにより前記他方の基板4側からの外部光による反射表示が行われる。
【0015】
そして前記他方の基板4側の前記偏光板6の外側に配置された前記面光源19から前記液晶セル2へ照射された光は、前記半透過反射板9の予め定められた透過特性に応じて透過し、前記液晶セル2を透過して前記偏光板5から外側へ出射することにより前記一方の基板3側からの照明光による透過表示を行い、また、前記一方の基板3側の前記偏光板8の外側に配置された前記面光源20から前記液晶セル2へ照射された光は、前記半透過反射板10の予め定められた透過特性に応じて透過し、前記液晶セル2を透過して前記偏光板7から外側へ出射することにより前記他方の基板4側からの照明光による透過表示が行われる。
【0016】
これにより、前記液晶セル2の基板3側から観察するための前記偏光板5が配置された前記第1の領域では、第1の観察方向11から入射した外部光が前記半透過反射板9により反射された光により反射表示を観察することができ、或いは前記面光源19の照明光による透過表示を観察することができる。前記液晶セル2の基板4側から観察するための前記偏光板7が配置された前記第2の領域では、第2の観察方向12から入射した外部光が前記半透過反射板10により反射された光により反射表示を観察することができ、或いは前記面光源20の照明光による透過表示を観察することができる。このように、この実施例のように、1つの液晶表示素子とその液晶表示素子1の両側に領域を分けて配置した2つの半透過反射板と、その外側にそれぞれ配置した2つの照明装置により、互いに逆方向の前記第1及び前記第2の観察方向から1つの液晶表示素子を、その領域に分けて反射表示及び透過表示を可能とした両面表示装置を実現することができるものである。
【0017】
そしてこの構成によれば、前記1つの液晶表示素子の両面に配置された2つの前記面光源19、20をそれぞれ別々に照明することにより、前記第1の観察方向11或いは前記第2の観察方向12の双方で、反射表示或いは透過表示を任意に選択することができるものであり、外部環境の明暗に影響されず、均一で明るい反射表示或いは透過表示を視認できる両面表示装置を提供することができる。
【0018】
次にこの発明の液晶表示装置を携帯機器の表示装置に適用した場合について図3乃至図5を参照して説明する。図4は本実施例による携帯機器の正面図、図5は本実施例による携帯機器の斜視図であり、図4は、この折りたたみ型携帯電話機30の蓋部33を開いた状態であり、この蓋部33の内面(蓋部33を閉じたときに入力部32と対向する面)の主表示部34aに主情報を表示する。また、図5は、前記蓋部33を閉じた状態でのこの蓋部33の外面の副表示部34bに、時刻などの副情報を表示するものである。この折りたたみ型携帯電話機30は、上面に入力部32を有する本体部31と、前記主表示部34aと前記副表示部34bとを有し前記本体部31に対して回動開閉される蓋部33とからなっている。
【0019】
上述の携帯機器用の液晶表示装置は、図1及び図2に示したように、1つの液晶表示素子1と、2つの半透過反射板9、10と2つの面光源19、20とを備えており、前記第1の観察方向11から観察される前記第1の領域と、前記第2の観察方向12から観察される前記第2の領域を形成しており、前記液晶表示装置の前記第1の領域を前記折りたたみ型携帯電話機30の前記蓋部33に設けられた主表示窓35aに向かい合せることにより前記主表示部34aを形成し、前記第2の領域を副表示窓35bに向かい合せて配置することにより前記副表示部34bを形成する。この液晶セル2には、前記液晶表示素子1を駆動するための図示しない駆動回路が、補助回路基板36を介して接続されている。
【0020】
そしてこの液晶表示装置によれば、前記蓋部33を開いた状態では、前記主表示部34a(第1の観察方向11)と前記副表示部34b(第2の観察方向12)の両方向から、それぞれ別々の表示を外部光、或いは照明光により同時に表示することができる。また、この液晶表示装置を前記折りたたみ型携帯電話機30の表示装置に用いるときは、同時に2人が別々の表示内容を、外部環境に影響されずに観察するようにすることも可能である。
【0021】
【発明の効果】
この発明の液晶表示装置は、1つ液晶表示素子の両面に領域を分けて配置した2つの半透過反射板と、その外側に配置された2つの前記面光源19、20をそれぞれ設けることにより、前記第1の観察方向11或いは前記第2の観察方向12の双方から、反射表示及び透過表示として観察することができ、外部環境の明暗に影響されず、均一で明るい表示が可能な両面表示装置を得ることができる。また、この発明の液晶表示装置を携帯機器に適用することにより、液晶表示装置の占有体積が小さくなり、携帯機器を小型化し、また、軽量化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態例としての液晶表示装置の構成図
【図2】図1の側面図
【図3】この発明の実施例の携帯電話機の断面図と液晶表示装置の側面図
【図4】この発明の実施例の携帯電話機の正面図
【図5】この発明の実施例の携帯電話機の斜視図
【符号の説明】
1・・・液晶表示素子
2・・・液晶セル
3・・・一方の基板
4・・・他方の基板
5、6、7、8・・・偏光板
9、10・・・半透過反射板
11・・・第1の観察方向
12・・・第2の観察方向
19、20・・・面光源
30・・・折たたみ型携帯電話機
31・・・本体部
32・・・入力部
33・・・蓋部
34a、34b・・・表示部
35a、35b・・・表示窓
36・・・補助回路基板
Claims (1)
- 電極が形成された一対の透明基板間に液晶層が設けられ、印加する電圧に応じて光の透過を制御する液晶表示素子と、一方の基板の外側の一部の領域に設けられた第1の半透過反射層と、他方の基板の外側の、前記一方の基板側の前記第1の半透過反射層に対応する領域を除いた領域に設けられた第2の半透過反射層と、前記第1の半透過反射層と前記第2の半透過反射層とにそれぞれ対応させ設けられ、それぞれの半透過反射層を介して前記液晶表示素子を照明する照明装置とを備えることを特徴とする液晶表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003100370A JP2004309639A (ja) | 2003-04-03 | 2003-04-03 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003100370A JP2004309639A (ja) | 2003-04-03 | 2003-04-03 | 液晶表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004309639A true JP2004309639A (ja) | 2004-11-04 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2003100370A Pending JP2004309639A (ja) | 2003-04-03 | 2003-04-03 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2004309639A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7755597B2 (en) | 2005-02-21 | 2010-07-13 | Nec Lcd Technologies, Ltd. | Liquid crystal display device and driving method used in same |
-
2003
- 2003-04-03 JP JP2003100370A patent/JP2004309639A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7755597B2 (en) | 2005-02-21 | 2010-07-13 | Nec Lcd Technologies, Ltd. | Liquid crystal display device and driving method used in same |
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