JPH0820130A - 光学装置 - Google Patents

光学装置

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JPH0820130A
JPH0820130A JP15627594A JP15627594A JPH0820130A JP H0820130 A JPH0820130 A JP H0820130A JP 15627594 A JP15627594 A JP 15627594A JP 15627594 A JP15627594 A JP 15627594A JP H0820130 A JPH0820130 A JP H0820130A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スキャナユニットにおけるハウジングケース
30内で光ビームの進路を変更するための折り返し鏡2
3を簡単に取付けられるようにし、且つ位置ずれ、脱落
を防止する。 【構成】 下面解放箱型のハウジングケース30の天板
30aに設けた第1基準支持部54と第2基準支持部5
5とに当接するように折り返し鏡23を載置する一方、
天板30aに穿設した左右一対の取付け孔65,65
に、それぞれ取付け金具56の基板57を挿入し、抜け
止め係止爪57aを段部65aに係止し、基板57から
突出する弾性係止片58の押圧部58aにて折り返し鏡
23の背面を第1基準支持部54と第2基準支持部55
とに押圧する。他方、弾性係止片58の位置規制部58
bにより折り返し鏡23の横ずれを防止する。また、基
板57から突出する脱落防止片59にて折り返し鏡23
を抱持して、衝撃力を受けた場合にも脱落を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学装置に関し、より
詳しくは、光学装置における光ビームの進路を変更する
ためのミラーの取付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、レーザプリンタ、複写機、フ
ァクシミリ装置等の電子写真式画像形成装置等に適用す
る走査光学装置は、実開平2−64959号公報に開示
されているように、上面解放箱型のハウジングケース内
に、その底面に取付けられたモータにて回転する偏向器
としての平面視六角形状等の回転多面鏡と、fθレンズ
等の走査光学系としてのレンズ群が固定されて設けら
れ、光源としての半導体レーザ素子とコリメートレンズ
からなるレーザユニットが、ハウジングケースの一側壁
面に取付けられており、レーザユニットから発射された
光ビームは、画像データに応じて変調されて回転多面鏡
に照射され、ここで反射された光ビームはfθレンズ等
のレンズ群を介してハウジングケース内に設けたミラー
により進路を変更させ、該ミラーからハウジングケース
の一側に穿設された窓孔を通り、回転する感光体ドラム
の表面に集光(結像)するように構成することが知られ
ている。
【0003】この場合、上記公報には、前記ハウジング
ケースの内面に設けた支持基準面に表面を当接させたミ
ラーの背面を、ハウジングケース内面に基部をねじで締
着したばね板にて固定することが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このば
ね板はハウジングケースに対して一つずつねじ止めしな
ければならず、取付け作業に手間が掛かると共に、ミラ
ーが左右等にずれたり、運搬中にミラーがハウジングケ
ースの支持箇所から脱落するのを防止することができな
いという問題があった。
【0005】本発明は、これらの技術的課題を解決すべ
くなされたものであって、ミラーの取付け作業が簡単で
あり、且つ、ミラーの脱落やずれ移動を防止できる光学
装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明の光学装置は、光ビームの進路
を変更するためのミラーをばね板製の取付け金具を介し
てハウジングケースに取付けてなる光学装置において、
ばね板製の取付け金具の基板をハウジングケースに穿設
した取付け孔に嵌挿するように構成し、前記基板には前
記取付け孔内に形成した段部に係止するための抜け止め
係止爪を設ける一方、前記ミラーをその背面側からハウ
ジングケースに設けた基準支持部に向かって押圧する押
圧部とミラーの横ずれを防止するための位置規制部とを
備えた弾性係止片と、前記ミラーがハウジングケースか
ら脱落するのを防止するための脱落防止片とを、前記基
板に一体的に設けたものである。
【0007】請求項2記載の光学装置は、請求項1記載
の発明において、前記ハウジングケースにおける前記取
付け孔の近傍には、前記基準支持部と反対側に、取付け
金具の基板の背面を案内支持するためのガイド片を立設
し、且つ該ガイド片には前記抜け止め係止爪を前記段部
に導くためのガイド溝を形成したものである。
【0008】
【実施例】次に、本発明を具体化した実施例について説
明する。図1は画像形成装置としてのレーザビーム式プ
リンタ1の概略側断面図、図2は走査光学装置の側断面
図である。本実施例のプリンタ1における本体ケース2
の一側上側に給紙部としての給紙カセット3を着脱自在
に装着し、給紙ローラ4と分離パッド5とにより、給紙
カセット3内に積層された被記録媒体としての用紙Pが
一枚ずつに分離されて給送ローラ対6を介して画像形成
ユニット9に送られる。
【0009】画像形成ユニット9は、感光体としての回
転する感光体ドラム7と転写手段としての転写ローラ8
と、前記給紙カセット3側に近い位置のトナーカートリ
ッジ10や現像ローラ11等からなる現像装置ユニット
12と、感光体ドラム7下面側の帯電装置13、クリー
ニング装置14等を1つのキットとしてケース内に収納
して単一ユニットを構成している。
【0010】画像形成ユニット9の排出側には、加熱ロ
ーラ16と押圧ローラ15とからなる定着装置17が配
置されている。画像形成ユニット9の下方には、前記感
光体ドラム7の下面に向かってレーザ光を走査するため
の走査光学装置としてのスキャナユニット18は、その
下向き解放状のハウジングケース30の天板30aを上
側にして本体ケース2におけるメインフレーム2aの平
板部2bの上面に着脱自在に装着されている。
【0011】そして、帯電装置13にて予め帯電させた
感光体ドラム7の表面に、図示しないホストコンピュー
タ等の外部機器から伝送された画像データに応じて、後
述するスキャナユニット18から出射されたレーザ光を
照射して、感光体ドラム7の表面に静電潜像を形成し、
次いで、現像ローラ11を回転して帯電させた粉体状の
トナーの供給により前記潜像を可視像化するという現像
を実行した後、この感光体ドラム7と転写ローラ8との
間の転写部位に供給された用紙Pに前記トナー像を転写
し、次に、定着装置17における加熱ローラ16と押圧
ローラ15との間を通過して、前記転写されたトナー像
に熱及び圧力を付加して用紙Pにトナー像を定着させ
る。その後、排紙ローラ対62を介して排紙トレイ63
に排紙されるものである。
【0012】なお、前記メインフレーム2aの下方側に
は、制御基板60と、帯電装置13や転写ローラ8に高
電圧を印加するための高電圧基板61とが配置されてい
る。次に、スキャナユニット18の構成について、図2
〜図7を参照しながら説明する。図3は図2の III−II
I 線矢視図であって、下向き解放箱型であって、短ガラ
ス繊維を混入させたガラス強化プラスチック製のハウジ
ングケース30の内部を観察した下面図である。
【0013】スキャナユニット18における、レーザ発
光部ユニット20、偏向器としての回転多面鏡27、f
θレンズ21、シリンドリカルレンズ22、折り返し鏡
23、書き出し信号(BD)用鏡25、書き出し信号
(BD)検出センサ26等からなる構成部品が、下向き
解放箱型のハウジングケース30内にてその天板30a
の内面(下面)に固定されて構成されている。
【0014】光源としての半導体レーザとコリーメート
レンズ(共に図示せず)をブロック体28に内蔵したレ
ーザ発光部ユニット20は、感光体ドラム7から遠い側
の一側に配置されて前記天板30aの下面にねじ止め固
定されている。ブロック体28の背面には印刷配線板2
9が取付けられている。前記天板30aの内面に固定さ
れた駆動モータ31にて略水平方向に回転する6面鏡等
の回転多面鏡27は、この鏡面に向かって前記レーザ発
光部ユニット20から入射される光ビームの光軸が感光
体ドラム7の回転軸線と略平行状になるように配置され
ている。前記回転多面鏡27の鏡面にて反射された光ビ
ームは、両端部を各々板ばね製の取付け金具32a,3
2b、33a,33bを介して天板30aの取付けスリ
ット孔(図示せず)に固定されたfθレンズ21及びシ
リンドリカルレンズ22を経て、折り返し鏡23で感光
体ドラム7の下面方向に反射される。ハウジングケース
30の天板30aには、前記感光体ドラム7の下面に近
い部分に感光体ドラム7の軸線と平行状に長い窓孔34
が穿設されており、その窓孔34を覆う前記カバー板2
4を通して、前記偏向された光ビームが感光体ドラム7
の下側表面に当該感光体ドラム7の軸線方向に沿って走
査されるものである。
【0015】なお、前記fθレンズ21は、このレンズ
21の光軸から感光体ドラム7表面の結像スポットまで
の距離が、偏向器である回転多面鏡27の反射面で反射
された主光線とfθレンズ21の光軸とのなす偏向角θ
に比例するという特性を有するものである。そして、後
述する折り返し鏡23の長手方向一側端近傍には、同じ
く板ばね(図示せず)にて固定されたBD(Beam Detec
tor)ミラー25が配置されており、前記レーザ発光部ユ
ニット20から発射された光ビームのうちの感光体ドラ
ム7の水平方向への書き出し位置を検出するための書き
出し位置信号(BD信号)を、前記回転多面鏡27、f
θレンズ21、シリンドリカルレンズ22、BDミラー
25、スリット体35、集光レンズ36の経路を経てB
D検出センサ26に入力されるようにするものである。
なお、BD検出センサ26に入力された信号を処理して
レーザ発光部ユニット20を駆動するためのレーザ駆動
基板(印刷配線板)37は天板30aの内面から下向き
に突出するリブの端面に当接させて、ねじ38にて固定
されている。
【0016】前記レンズ群及び折り返し鏡23を介して
感光体ドラム7に向かって照射される光ビームが通過す
る窓孔34は、ハウジングケース30の天板30aにお
ける前部側(感光体ドラム7に近い側)の傾斜部50に
おいて、ハウジングケース30の周囲側壁30bよりも
外側にはみ出さない範囲で感光体ドラム7の軸線に沿う
ような左右長手に穿設されている。
【0017】そして、前記傾斜部50から上向きに突出
する左右長手リブ51から、左右一対の係止爪ブロック
52,52を、その係止面(下面)が傾斜部50の表面
に対して略60度等の角度θ1の鋭角状にして一体的に
突設させ(図5参照)、該各係止爪ブロック52の係止
面にて、前記傾斜部50の表面に添設させたガラス板あ
るいは、透明合成樹脂板等の材料でなる光透過性のカバ
ー板24の長手方向一側縁における外側角部(傾斜部5
0の表面から離れた側の角部)に当接させる。
【0018】また、前記左右両係止爪ブロック52,5
2と各々相対峙(相対向)する位置には、周囲側壁30
bの外面に、側面視略U字状の弾性係止片53,53の
基端53a側を固定して設ける(図3及び図5参照)。
このとき、各弾性係止片53の自由端53b側の外面が
前記カバー板24の前記長手一側縁と平行な長手方向他
側縁における外側角部を傾斜部50の表面に向かって弾
性的に押圧するように、自由端53bを傾斜部50の表
面に対して略60度等の角度θ2の鋭角状に延びている
ように形成するものである。
【0019】次に、ハウジングケース30に対する折り
返し鏡23の取付け構造について、図4〜図6を参照し
ながら説明する。折り返し鏡23は前記カバー板24及
びシリンドリカルレンズ22の長手方向と平行状に長
く、且つ断面はほぼ矩形状に形成されており、図4及び
図5に示すように、ハウジングケース30の天板30a
内面の左右両側に一体的に形成された第1基準支持部5
4に折り返し鏡23の表面側(反射面側)が支持され、
折り返し鏡23の厚みの端面が第2基準支持部55に支
持され、図5に示すように、シリンドリカルレンズ22
から照射される光ビームがカバー板24に向かうように
天板30a面に対して傾斜状に配置されている。
【0020】折り返し鏡23の左右両側部分を支持する
ための左右一対のばね板製の取付け金具56は、図4〜
図6に示すように、それぞれ垂直状の基板57と、該基
板57から折曲げにて形成される弾性係止片58と、脱
落防止片59とからなり、図4に示すごとく、左右一対
の取付け金具56,56は、各々基板57に対して弾性
係止片58と、脱落防止片59とが左右対称状に形成さ
れている。そして、前記各基板57の中途部には、後述
する取付け孔65内に形成された段部65aに抜け不能
に係止できる抜け止め係止爪57aが切り起こし形成さ
れている。
【0021】また、各弾性係止片58には、折り返し鏡
23の背面を前記第1基準支持部54及び第1基準支持
部55に押圧する突起状の押圧部58aと、折り返し鏡
23の長手方向端面に当接する横ずれ防止用の位置規制
部58bとを一体的に備える。さらに、前記各脱落防止
片59は、基板57の側面から略90度屈曲されて形成
され、ハウジングケース30をその天板30aが上に位
置するように本体フレーム2aに装着した状態(図5を
上下逆した状態)で、下向きの衝撃力が作用しても、折
り返し鏡23が天板30aから離れる方向に脱落しない
ように、側面視L字状の切欠きした抱持部59aが形成
されている。
【0022】なお、基板57の下端は、前記脱落防止片
59側で短くなるように面取り部57bを形成し、基板
57の上端には摘み片57cを屈曲形成する。他方、ハ
ウジングケース30の天板30aに穿設された横長スリ
ット状の左右一対の取付け孔65の近傍には、それぞれ
前記第1基準支持部54と反対側に、取付け金具56の
基板57の背面を案内支持するためのガイド片66を立
設し、且つ該ガイド片66には前記抜け止め係止爪57
aを前記段部65aに導くための縦長のガイド溝66a
が形成されている。
【0023】この構成により、ハウジングケース30を
その天板30aが下になるように配置した状態で、左右
に長い折り返し鏡23を装着するにおいて、まず、第1
基準支持部54に折り返し鏡23の反射面が当接し、第
2基準支持部55に折り返し鏡23の厚み側端面が当接
するように載置し、次いで、前記摘み片57cを指で摘
んで、取付け金具56を抜け止め係止爪57aがガイド
溝66aに嵌まり、且つ基板57の長い足側を先にし
て、当該基板57を斜め状の姿勢のまま前記取付け孔6
5に差し込む。
【0024】次いで、弾性係止片58における位置規制
部58bが折り返し鏡23の長手方向端面に当接するよ
うに摘み片57cを指で摘んで基板57の姿勢を変更し
つつ、取付け孔65に押し込むと、抜け止め係止爪57
aが段部65aに係止して抜け不能となると共に、弾性
係止片58における押圧部58aが折り返し鏡23の背
面を弾性的に押圧して、当該折り返し鏡23を第1基準
支持部54と第2基準支持部55とにガタつきなく密接
させることができるのである。
【0025】このようにして、折り返し鏡23を取付け
金具56を介してハウジングケース30に装着する場合
に、ねじ止め等の手間の掛かる作業をなくし、ワンタッ
チで装着できるという効果を奏するのである。そして、
この走査光学装置としてのスキャナユニット18をプリ
ンタ1に対して組み立てるには、予め前後一対のタイバ
ー40,41をハウジングケース30の天板30aの上
面(外面)にねじ42,43,44,45にて仮止め
し、このハウジングケース30を裏返して、その天板3
0aの内面が上向くように配置して(図3参照)、この
天板30aの内面に前記各構成部品や、印刷配線板37
を固定する。
【0026】次いで、前記一対のタイバー40,41を
所定の性能検査用治具上に設置し、レーザ発光部ユニッ
ト20から発射される光ビームの強さを設定し、次い
で、fθレンズ21、シリンドリカルレンズ22等の固
定姿勢等を検査し、さらに、前記BD信号がBD検出セ
ンサ26にて受光されるように、スリット体35の位置
を調節したのち接着剤にてスリット体35を固定する。
【0027】しかる後、このハウジングケース30の周
囲側壁30bの自由端縁にわたって合成樹脂製のスポン
ジ材等のシール材46を置き、このハウジングケース3
0を下向きにして(天板30aを上にして)(図4及び
図5参照)、合成樹脂製の本体ケース2におけるメイン
フレーム2aの平板部2bの上面に載置し、前記一対の
タイバー40,41の両端をメインフレーム2aの段部
2c等の所定箇所にねじ47,48にて固定するもので
ある。
【0028】このように構成すれば、走査光学装置の各
構成部品である、レーザ発光部ユニット20、回転多面
鏡27、fθレンズ21等の光学系は全て下面解放箱型
のハウジングケース30で上から覆われ、光ビームが通
過する窓孔34は、前記係止爪ブロック52や基板57
と弾性係止片53とにより傾斜部50の表面に密接させ
られたカバー板24にて覆われ、しかも、ハウジングケ
ース30の周囲側壁30bの下端縁とメインフレーム2
aの平板部2b上面との間にシール材46を介挿して固
定したものであるから、従来のような上向き解放箱型の
ハウジングケースの上面に別体の蓋を装着する手間を省
くことができるものでありながら、ハウジングケース3
0の上方から漏れ出したトナーがハウジングケース30
の内部に侵入することを完全に防止でき、ハウジングケ
ース30内の走査光学装置の各構成部品を汚すことがな
い。
【0029】なお、半導体レーザや各レンズ、ミラーな
どの光学部品が経年に伴って位置ズレなどを起こして走
査光学装置としての動作に支障をきたすことがある。こ
のような場合は、不良の光学部品のみ交換することも可
能であるが、その交換時には光学部品の取付精度が要求
されるため、通常は走査光学装置のユニットごと交換し
ている。このとき、予めハウジングケース30の天板3
0a上面に複数のタイバー40,41を取付けしておけ
ば、これらのタイバー40,41をメインフレーム2a
の適宜箇所に少ない数のねじにて固定するだけでハウジ
ングケース30を取付けすることができ、取付け作業を
簡単化することができるという顕著な効果を奏するので
ある。
【0030】他の実施例として、ハウジングケース30
の周囲側壁の一側外側にレーザ発光部ユニット20を固
定するようにしても良いことはいうまでもない。また、
本発明は、ファクシミリや複写機等の電子写真式画像形
成装置における走査光学装置、その他の画像処理等に使
用される光学装置にも適用できることはいうまでもな
い。この場合、前記折り返し鏡が平面視矩形または正方
形など長さが短いものを使用するときには、一つの取付
け金具56の基板57の左右両側に、弾性係止片58,
58を設け、その間に脱落防止片59を設け、一対の弾
性係止片58,58には押圧部58aと位置規制部5b
とを左右対称状に形成するように構成しても良いのであ
る。
【0031】
【発明の作用・効果】以上に説明したように、請求項1
記載の発明の光学装置は、光ビームの進路を変更するた
めのミラーをばね板製の取付け金具を介してハウジング
ケースに取付けてなる光学装置であって、ばね板製の取
付け金具の基板をハウジングケースに穿設した取付け孔
に嵌挿するように構成し、前記基板には前記取付け孔内
に形成した段部に係止するための抜け止め係止爪を設け
る一方、前記ミラーをその背面側からハウジングケース
に設けた基準支持部に向かって押圧する押圧部とミラー
の横ずれを防止するための位置規制部とを備えた弾性係
止片と、前記ミラーがハウジングケースから脱落するの
を防止するための脱落防止片とを、前記基板に一体的に
設けたものである。
【0032】従って、ハウジングケースの取付け孔に対
して取付け金具における基板を差し込むだけで、この基
板における抜け止め係止爪が、前記取付け孔内の段部に
係止て抜け不能とすることができる。そして、前記基板
の弾性係止片における押圧部がミラーの背面をハウジン
グケースの基準支持部に向かって押圧することと前記抜
け止め係止爪が段部に係止することにより、ミラーがガ
タつきなくハウジングケースに固定できる。しかも、前
記弾性係止片における位置規制部により、ミラーを横方
向にずれ移動するのを防止することができる。
【0033】さらに、前記取付け金具には、脱落防止片
が設けられているから、ハウジングケース等に衝撃力が
作用してもミラーが取付け金具から外れることがない。
このように、本発明に従えば、一つの取付け金具をワン
タッチでハウジングケースに取付けられるものありなが
ら、ミラーを基準支持部に向かって押圧するだけでな
く、横ずれや脱落も防止するという複数の機能(作用)
を果たすことができるという効果を奏する。
【0034】請求項2記載の発明は、請求項1記載の光
学装置において、前記ハウジングケースにおける前記取
付け孔の近傍には、前記基準支持部と反対側に、取付け
金具の基板の背面を案内支持するためのガイド片を立設
し、且つ該ガイド片には前記抜け止め係止爪を前記段部
に導くためのガイド溝を形成したものである。この構成
によれば、ハウジングケースのおける取付け孔に基板を
挿入するに際して、抜け止め係止爪をガイド片のガイド
溝に沿わせて基板を挿入するとい簡単な動作で誤りな
く、確実に装着できる。そして、ミラーの固定時には基
板の背面がガイド片に当接して、当該ガイド片方向への
基板の曲げ変形が規制されるから、基板及び弾性係止片
の板厚さが薄いものであっても、強固にミラーを押圧固
定させることができるという効果を奏するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザプリンタの概略側断面図である。
【図2】走査光学装置の側断面図である。
【図3】図2の III−III 線矢視図である。
【図4】要部平面図である。
【図5】図4のV−V線矢視断面図である。
【図6】取付け金具及びハウジングケースの取付け箇所
の斜視図である。
【図7】本体フレームへのハウジングケース装着部を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 プリンタ 18 スキャナユニット 20 レーザ発光部ユニット 21 fθレンズ 23 折り返し鏡 24 カバー板 25 書き出し信号用鏡 26 BD検出センサ 27 回転多面鏡 30 ハウジングケース 30a 天板 54 第1基準支持部 55 第2基準支持部 56 取付け金具 57 基板 57a 抜け止め係止爪 58 弾性係止片 58a 押圧部 58b 位置規制部 59 脱落防止片 65 取付け孔 65a 段部 66 ガイド片 66a ガイド溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ビームの進路を変更するためのミラー
    をばね板製の取付け金具を介してハウジングケースに取
    付けてなる光学装置において、ばね板製の取付け金具の
    基板をハウジングケースに穿設した取付け孔に嵌挿する
    ように構成し、前記基板には前記取付け孔内に形成した
    段部に係止するための抜け止め係止爪を設ける一方、前
    記ミラーをその背面側からハウジングケースに設けた基
    準支持部に向かって押圧する押圧部とミラーの横ずれを
    防止するための位置規制部とを備えた弾性係止片と、前
    記ミラーがハウジングケースから脱落するのを防止する
    ための脱落防止片とを、前記基板に一体的に設けたこと
    を特徴とする光学装置。
  2. 【請求項2】 前記ハウジングケースにおける前記取付
    け孔の近傍には、前記基準支持部と反対側に、取付け金
    具の基板の背面を案内支持するためのガイド片を立設
    し、且つ該ガイド片には前記抜け止め係止爪を前記段部
    に導くためのガイド溝を形成したことを特徴とする請求
    項1記載の光学装置。
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