JPH08201192A - ピン型荷重変換器 - Google Patents

ピン型荷重変換器

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JPH08201192A
JPH08201192A JP2771495A JP2771495A JPH08201192A JP H08201192 A JPH08201192 A JP H08201192A JP 2771495 A JP2771495 A JP 2771495A JP 2771495 A JP2771495 A JP 2771495A JP H08201192 A JPH08201192 A JP H08201192A
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JP
Japan
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strain
load
connecting pin
pin
fitting
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Application number
JP2771495A
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English (en)
Inventor
Zenzaburo Tofuji
善三郎 東藤
Kiyohiko Nishikawa
清彦 西川
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Kyowa Electronic Instruments Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Electronic Instruments Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 荷重検出精度を犠牲にすることなく、予測を
超えた過大な荷重が負荷されても破壊されることなく且
つ荷重検出機能も確実に保持でき、しかも機械加工が容
易な荷重変換器を提供する。 【構成】 連結ピン11の第1の嵌合部11b,11c
は、第1の連結部材12の第1の嵌合孔12aに嵌合さ
れ、第2の嵌合部11aは、第2の連結部材13の第2
の嵌合孔13aに嵌合されている。起歪部11f,11
gがそれぞれ形成された小径部11d,11eとこの小
径部11d,11eより大径で両嵌合部11a,11b
より小径の中径部11sは、第1の嵌合孔12a内の一
部に臨んだ位置に配設されている。第1、第2の連結部
材12,13間に、予測を超えた過大な引張力が負荷さ
れると、小径部11d,11eよりもはるかに大きな強
度を有する中径部11sが、第1の嵌合孔12aの内周
面に係合し、小径部11d,11eが故障ないし破壊す
るのを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ピン型荷重変換器に関
しより詳細には、1本の連結ピンにより連結された荷重
伝達系をなす第1の連結部材と第2の連結部材の間に付
与される逆方向の相対荷重に起因して前記連結ピンに生
じる剪断力を検出することによって前記相対荷重の大き
さを検出するピン型荷重変換器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば実公昭60−42108号公報に
開示された船舶用の係船装置や各種のクレーン装置のよ
うに、荷重(力)伝達系を構成する2つの連結部材(剛
体部)の間を実質的に1本の連結ピンで連結するように
構成された装置では、大きな荷重が係船ワイヤや吊下げ
ワイヤ等を介して1本の結合軸に加えられる。
【0003】そのため、実際にワイヤに掛る引張力を常
に計測して、過荷重によるワイヤ切断という事故が発生
しないように監視するという必要性が生じる。そして、
ワイヤに掛る荷重を計測する方法としては、付与された
荷重に起因して連結ピン軸に発生する剪断力を、剪断ひ
ずみ検出ゲージを用いて計測するという技術が従来から
知られている。この剪断ひずみ検出ゲージを用いた計測
方法を、例えば図9に示すピン型荷重変換器を例にして
説明する。
【0004】図9は、従来のピン型荷重変換器の構成を
一部破断して示す平面図、図10は、図9のX−X線矢
視方向断面図である。図9において、1は連結ピンであ
り、本来の機能は、例えばクレーンや係船装置等の荷重
(力)伝達系をなす一方の連結部材(以下「第1の連結
部材」という)と他方の連結部材(以下「第2の連結部
材」という)との間に相対的に回動可能に介挿され両連
結部材間に作用する荷重(力)を伝達するものである
が、後述するように、起歪部に添着されたひずみゲージ
によりクレーンや係船装置のワイヤに作用する引張力を
検出するワイヤ張力を検出する機能を有する。
【0005】図9において二点鎖線で表わす上側に伸び
ている部分が、剛性大なる第1の連結部材2の先端部分
であり、下側に伸びている部分が第2の連結部材3の先
端部分である。連結ピン1は、全体が断面円形の円柱状
をなしており、中間部分に第2の連結部材3に穿設され
た第2の嵌合孔3aと適度なクリアランスをもって嵌合
し得る外径を有する第2の嵌合部1aが形成されてい
る。
【0006】この第2の嵌合部1aの左右両側には、所
定の間隔を設けて同じ外径の第1の嵌合部1b,1cが
形成されている。そして、この第2の嵌合部1aと第1
の嵌合部1bおよび1cとの間は、小径にされた小径部
1d,1eが設けられ、この小径部1dおよび1eに
は、薄肉に形成された起歪部1f,1gが設けられてい
る。この連結ピン1における起歪部1f,1gは、次の
ように形成される。
【0007】即ち、本来、円柱状の連結ピン1に、一定
間隔の小径部1d,1eを旋盤により削成する。この小
径部1dの互いに180°隔てた外周から中心軸方向に
向かう2つの座繰り穴H1,H2をフライス盤、エンド
ミルなどにより所定の深さに達するまで穿削する(図2
参照)。また、同様に小径部1eの互いに180°隔て
た外周から所定の深さの座繰り穴H3,H4を所定の深
さに達するまで穿削する。
【0008】このようにして穿削された各2つの座繰り
穴H1,H2およびH3,H4の互いに対向する底面間
に残された薄肉部分が起歪部1fおよび1gとされるの
である。この起歪部1fおよび1g、すなわち、座繰り
穴H1〜H4の各底部には、連結ピン1の中心軸に対
し、45°および135°の角度間隔をもって、各2枚
のひずみゲージG1とG2、G3とG4およびG5とG
6,G7とG8が、それぞれ接着、スパッタリング、そ
の他の手段により添着されている。
【0009】このように添着されたひずみゲージG1〜
G4のうち、一方の起歪部1fに添着されたひずみゲー
ジG1〜G4は、図4に示すようにしてホイートストン
ブリッジ回路(以下、単に「ブリッジ回路」と略称す
る)が形成され、他方の起歪部1gに添着されたひずみ
ゲージG5〜G8は、図4に示すようにしてブリッジ回
路が形成されている。
【0010】連結ピン1の一端(図9において右端)側
外周には、図9に示すように、中心軸Oに平行な所定幅
のスリット(摺り割り)1hが中心軸に直交するように
形成されており、このスリット1hには、第1の連結部
材2にボルト5で固定された回転止め板4が嵌入され、
連結ピン1と第1の連結部材2とが相対的に回転しない
ように結合されている。
【0011】この回転止め板4は、スリット1hと係合
することで、連結ピン1が第1の連結部材2から脱落し
ないように抜け止め防止の機能をも果たすようになって
いる。また、連結ピン1の右端部には、端部から一定の
深さに達する中心軸Oを共通にする円形穴1iが穿設さ
れており、この円形穴1iの開口端は、盲蓋6によって
閉塞されるようになっており、盲蓋6と円形穴1iとの
間にはOリング7が介挿され気密性を保持するようにな
っている。
【0012】ひずみゲージG1〜G8からのひずみ出力
を外部に取出すために、ひずみゲージG1〜G8は、そ
れぞれゲージリード等を用いて基板8に植設された導電
ピン9に一旦接続され、さらにこの導電ピン9からケー
ブル10の芯線へと順次接続されている。
【0013】このような構成よりなる従来のピン型荷重
変換器は、例えば、クレーンのワイヤ張力検出機構とし
て適用された場合、ワイヤに張力が作用すると、第1の
連結部材2と第2の連結部材3との間に逆方向の相対荷
重(力)が働らき、第1の連結部材2は、図9において
上方向(矢印方向)へ移動しようとし、第2の連結部材
3は下方向(矢印方向)へ移動しようとするから、起歪
部1fおよび1gには、剪断力が加わり、ひずみゲージ
G1,G3およびG5,G7は圧縮され、G2,G4お
よびG6,G8は伸長される。
【0014】従って、図4に示すブリッジ回路におい
て、その入力端にブリッジ電源電圧Eiを印加すると、
その出力端からは、ワイヤに作用する引張力に対応した
ひずみ出力電圧Eoが出力される。このひずみ出力電圧
Eoは、別途設けられるひずみ測定器により適宜増幅、
A/D変換、演算等の処理が施こされてワイヤ張力が計
測される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成をし且つ作用するピン型荷重変換器において
は、測定荷重(または被測定力)に対し荷重検出精度の
観点から、発生する剪断力に合わせて連結ピン1の外径
および剪断面積を設定し、剪断力を検出する起歪部を設
けているため、測定荷重より過大な荷重(力)が負荷さ
れると、連結ピン1は破壊され、クレーン等においては
人命に係わる重大な事故を惹起する虞れがある。
【0016】また、連結ピン1が破壊しないまでも、予
定された測定荷重を所定範囲オーバーする程度の荷重が
印加されることによって荷重変換器の荷重検出機能ある
いは検出精度を低下させる虞れもある。この場合には、
事故は重大に至らないにしても、高価な荷重変換器を無
益に失うばかりでなく、連結ピン1の交替のために、荷
重変換器が適用された装置の稼働を中断させ補修作業を
行わねばならないこととなり、その経済的損失は大なる
ものがある。
【0017】本発明は、上述した従来のピン型荷重変換
器の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とすると
ころは、測定精度を犠牲にすることなく、測定荷重より
も予測を著しく超えた過大な荷重が負荷されても破壊さ
れることがなく重大な事故を未然に防止できるだけでな
く、荷重検出機能および精度を確実に保持することがで
き、しかも機械加工が容易で、補修作業の必要性を少な
くし得るピン型荷重変換器を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、1本の連結ピンにより連結された荷重
伝達系をなす第1の連結部材と第2の連結部材の間に付
与される逆方向の相対荷重に起因して前記連結ピンに生
じる剪断力を検出することによって前記相対荷重の大き
さを検出するピン型荷重変換器において、前記連結ピン
には、前記第1の連結部材に嵌合する1つまたは複数の
第1の嵌合部と前記第2の連結部材に嵌合する1つまた
は複数の第2の嵌合部とが前記連結ピンの軸心方向にお
いて交互に位置するような状態で形成され、前記第1の
嵌合部と前記第2の嵌合部との間に、前記第1および第
2の嵌合部の直径よりも小直径に設定された小径部が設
けられると共に前記小径部よりも大直径であって前記両
嵌合部よりも小直径に設定された中径部が隣接して設け
られ、前記小径部には薄肉に形成された起歪部が設けら
れ、この起歪部にはひずみゲージが前記荷重伝達系に作
用する荷重に伴って前記連結ピンに作用する剪断力を検
出し得るように添着され、上記連結ピンの中径部は、前
記連結ピンに予定された範囲の剪断力が付与されたとき
には前記第1または第2の連結部材に穿設された第1ま
たは第2の嵌合孔とは接触せず、予定された範囲を超え
る過大な剪断力が付与されたときには前記第1または第
2の嵌合孔と係合してストッパ機能を果たし、前記連結
ピンの破壊を防止し得るように構成したことを特徴とす
るものである。
【0019】より具体的には、前記連結ピンの小径部の
互いに180°隔てた外周から中心軸方向に向う2つの
座繰り穴がそれぞれ一定の深さまで形成されてその2つ
の座繰り穴の底面間が所定の厚さを有する起歪部とさ
れ、その座繰り穴の底面に剪断ひずみを検出し得るよう
にひずみゲージが添着され、前記連結ピンは上記座繰り
穴の底面が前記荷重印加方向に沿うようにして前記第1
の連結部材に取り付けられていることを特徴とするもの
である。
【0020】また、このように構成する代りに、前記連
結ピンの小径部における荷重印加方向と直交する方向で
あって前記連結ピンの軸心と直交する方向に曲げひずみ
検出孔が貫通的に穿設されることによって薄肉の起歪部
が設けられ、前記2つの連結部材間に荷重が印加された
ときに、この印加荷重に起因して前記起歪部に発生する
曲げひずみを検出し得る複数のひずみゲージが、前記曲
げひずみ検出孔の内周面にそれぞれ添着され、この曲げ
ひずみ検出用のひずみゲージからの検出出力に基づいて
前記連結ピンに作用する剪断力を検出し得るように構成
してもよい。
【0021】さらにまた、上記のように構成する代り
に、前記連結ピンの両端面側から、軸心に沿って前記小
径部が設けられた部位を若干通り過ぎる深さに達する中
空穴が穿設されることによって前記小径部に薄肉の起歪
部が設けられ、前記2つの連結部材間に荷重が印加され
たときに、この印加荷重に起因して前記起歪部に発生す
る剪断ひずみを検出し得る複数のひずみゲージが、前記
中空穴の内周面にそれぞれ添着され、前記剪断ひずみ検
出用のひずみゲージからの検出出力に基づいて前記連結
ピンに作用する剪断力を検出し得るように構成してもよ
い。
【0022】
【作用】上記のように構成されたピン型荷重変換器にお
ける連結ピンのうち、第1の嵌合部には第1の連結部材
が嵌合され、第2の嵌合部には第2の連結部材が嵌合さ
れ、第1の連結部材と第2の連結部材との間に互いに逆
方向に、例えば引張力が作用すると、第2の嵌合部と第
1の嵌合部との間に挟まれた小径部に形成された起歪部
は、剪断力を受けて剪断ひずみを生じる。
【0023】連結ピンは、第1の連結部材と一体的に回
動するように固定されており、第1の連結部材が引張力
の作用する方向に方向を変えても起歪部も同一方向に向
くため、起歪部に添着されたひずみゲージによって常に
第1の連結部材の長手方向に作用する引張力(および圧
縮力)を検出することとなる。
【0024】連結ピンに形成された中径部は、起歪部が
設けられた小径部よりも大直径であって両嵌合部よりも
小直径に設定されている関係上、両連結部材間に、予測
された範囲の荷重(または「力」。以下同じ)が負荷さ
れたときには、第1または第2の連結部材に穿設された
第1または第2の嵌合孔とは接触せず、予測を超えた過
大な荷重が負荷されたときには第1または第2の嵌合孔
と係合してストッパ機能を果たし、連結ピンの小径部で
の破壊を防止する。
【0025】
【実施例】次に、本発明に係るピン型荷重変換器の実施
例を添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発
明に係るピン型荷重変換器の第1の実施例の構成を一部
破断して示す平面図、図2は、図1のA−A′線矢視方
向断面図、図3は、同実施例に係る荷重変換器に予測を
超えた過大な荷重が負荷されたときの連結ピンの変形の
様子をややオーバーに分り易く表現した説明図である。
【0026】この第1実施例のピン型荷重変換器は、上
述した図9および図10に示した従来例に対し、連結ピ
ンを除いては基本的な構成は、ほぼ共通しているので、
その構成についての説明は、一部省略することがある。
図1、図2において、11は連結ピンであり、例えば、
クレーン、係船装置、鉄道車両の前後力検出装置等の荷
重伝達系をなす第1の連結部材12と第2の連結部材1
3との間に相対的に回動可能に介挿され、両連結部材1
2,13間に作用する力を伝達するものであるが、起歪
部に添着されたひずみゲージにより、上記したクレーン
や係船装置のワイヤに作用する引張力を検出したり、鉄
道車両の連結器の部分に作用する前後力(引張力および
圧縮力)を検出する機能をも有する。
【0027】図1において、二点鎖線で表わす上側に伸
びている部分が、剛性大なる第1の連結部材12の先端
部分であり、下側に伸びている部分が第2の連結部材1
3の先端部分である。連結ピン11は、全体が断面略円
形の円柱状を呈しており、その中間部分に第2の連結部
材13に穿設された第2の嵌合孔13aと適度なクリア
ランスをもって嵌合し得る外径を有する第2の嵌合部1
1aが形成されている。
【0028】この第2の嵌合部11aの左右両側には、
所定の間隔を設けて、同じ外径の第1の嵌合部11b,
11cがそれぞれ形成されている。そして、この第2の
嵌合部11aと第1の嵌合部11bおよび11cとの間
には、2段に中径部11sと小径部11d,11eが形
成されている。即ち、第2の嵌合部11aの両端側に連
設するように中径部11s,11sがそれぞれ形成さ
れ、さらにこの2つの中径部11s,11sの両端側に
連設するように小径部11d,11eがそれぞれ形成さ
れている。
【0029】このうち、小径部11d,11eは、上述
した図9に示す従来例と同様である。2つの中径部11
sは、第1および第2の嵌合部11b,11cおよび1
1aの直径よりも小直径に形成され、小径部11d,1
1eよりも大直径に形成され、さらには、連結ピン11
に、予定された範囲の剪断力が付与されたときには第1
の連結部材12に穿設された第1の嵌合孔12aとは接
触せず、予定された範囲を超えた過大な剪断力が付与さ
れたときには、第1の嵌合孔12aと係合してストッパ
機能を果たし、しかも連結ピン11が破壊しないよう
に、充分な強度(剛性)が付与されている。
【0030】そして、この中径部11sは、第1の嵌合
孔12aの一部に侵入するような軸方向位置に配設され
る。上記小径部11d,11eには、薄肉に形成された
起歪部11f,11gが設けられている。この連結ピン
11における起歪部11f,11gの形成方法は、図2
に示す従来例において起歪部1f,1gの形成方法につ
いて説明したところと同じである。即ち、上記連結ピン
11に対し、中径部11sが上記の寸法関係に旋盤によ
り削成され、且つ小径部11d,11eも同様に旋盤に
より削成された状態において、上記小径部11dの互い
に180°隔てた外周から、図2に示すように、中心軸
方向に向かう2つの座繰り穴H1,H2をフライス盤、
エンドミルなどにより所定の深さに達するまで穿削す
る。
【0031】図2は、図1のA−A′線矢視方向断面図
を示すものであるが図1のB−B′線矢視方向断面図と
して共通であるので、後者を示す部分には、符号( )
を付して示してある。このような図2からも分るよう
に、同様に小径部11eの互いに180°隔てた外周か
ら所定の深さの座繰り穴H3,H4を所定の深さに達す
るまで穿削する。
【0032】このようにして穿削された各2つの座繰り
穴H1,H2およびH3,H4の互いに対向する底面間
に残された薄肉部分が起歪部11fおよび11gとされ
るのである。この起歪部11f,11g、すなわち、座
繰り穴H1〜H4の各底部には、連結ピン11の中心軸
に対し、45°および135°の角度間隔をもって、各
2枚のひずみゲージG1およびG2、G3およびG4,
G5およびG6,G7およびG8が、それぞれ接着、蒸
着、スパッタリング、その他の手段により添着されてい
る。
【0033】このように添着されたひずみゲージG1〜
G8のうち、一方の起歪部11fに添着されたひずみゲ
ージG1〜G4は、図4に示すようにしてホイートスト
ンブリッジ回路(以下、単に「ブリッジ回路」と略称す
る)が形成され、他方の起歪部11gに添着されたひず
みゲージG5〜G8は上記ひずみゲージG1〜G4が挿
入された各辺にそれぞれ直列に接続されて、図4に示す
ようなブリッジ回路が形成される。
【0034】ひずみゲージG1〜G8が添着された後、
各座繰り穴H1〜H4には、コーティング剤を充填した
り、盲蓋を冠着するなどして防湿処理を施す。連結ピン
11の一端(図1において右端)側には、上述した図1
0に示すと同様に、中心軸Oに平行な所定幅のスリット
(摺り割り)11hが形成されており、このスリット1
1hには、第1の連結部材12に2本のボルト5で固定
された回転止め板4が嵌入され、連結ピン11と第1の
連結部材12とが相対的に回転しないように結合されて
いる。
【0035】この回転止め板4は、スリット11hと係
合することで、連結ピン11が第1の連結部材12から
脱落しないように抜け止め防止の機能をも果たすように
なっている。また、連結ピン11の右端部には、端部か
ら一定の深さに達する中心軸Oを共通にする円形穴11
iが穿設されており、この円形穴11iの開口端は、盲
蓋6によって閉塞されるようになっており、盲蓋6と円
形穴11iとの間には、Oリング7が介挿され水密性を
保持するようになっている。
【0036】ひずみゲージG1〜G8からのひずみ出力
を外部に取出すために、ひずみゲージG1〜G8は、そ
れぞれゲージリード等を用いて基板8に植設された導電
ピン9に一旦接続され、さらにこの導電ピン9を介して
ケーブル10へと順次接続されている。ケーブル10
は、連結ピン11に対しケーブルグランド金具10bに
より水密的に挿通保持されており、円形孔11iへケー
ブル10を介して水分が侵入しにくいように構成されて
いる。
【0037】このような構成よりなる第1の実施例のピ
ン型荷重変換器は、例えば、クレーンのワイヤ張力検出
機構として適用された場合、ワイヤに張力が作用する
と、第1の連結部材12と第2の連結部材13との間に
逆方向の相対荷重(力)が働らき、第1の連結部材12
は、図1において上方向(矢印方向)へ移動しようと
し、第2の連結部材13は下方向(矢印方向)へ移動し
ようとするから、起歪部11fおよび11gには、剪断
力が加わり、ひずみゲージG1,G3およびG5,G7
は縮小し、G2,G4およびG6,G8は伸長する。
【0038】従って、図4に示すブリッジ回路におい
て、その入力端にブリッジ電源電圧Eiを印加すると、
その出力端からは、ワイヤに作用する引張力に対応した
ひずみ出力電圧Eoが出力される。このひずみ出力電圧
Eoは、別途設けられるひずみ測定器により適宜増幅、
A/D変換、演算等の処理が施こされてワイヤ張力が計
測される。
【0039】また、第1および第2の連結部材12およ
び13の間に圧縮力が作用した場合には、起歪部11f
および11gには、上述とは逆方向の剪断力が加わるか
ら、ひずみゲージG1,G3およびG5,G7は圧縮さ
れ、ひずみゲージG2,G4およびG6,G8は伸長さ
れるから、図4に示すブリッジ回路において、その出力
端からは、引張力が負荷された場合とは極性が反対で且
つ上記圧縮力に対応したひずみ出力電圧Eoが出力され
る。図5に示すブリッジ回路は、図4に示すブリッジ回
路が各辺に2つのひずみゲージを直列に接続してあるの
に対し、並列に接続したものである。
【0040】ところで、上記のように構成されたピン型
荷重変換器の連結ピン11に形成された中径部11s
(11s)は、上述したように、起歪部11f,11g
が設けられた小径部11d,11eよりも大直径であっ
て、第1および第2の嵌合部11b,11cおよび11
aよりも所定量小直径に設定されているので、両連結部
材12,13間に、予定された(あるいは予測された)
範囲の荷重が負荷されたときには、上述したように、第
1の連結部材12に穿設された第1の嵌合孔12aとは
接触しない範囲で撓み、所定の荷重検出を行うことがで
きる。
【0041】一方、2つの中径部11s(11s)は、
両連結部材12,13間に予定された範囲を超える過大
な荷重(引張力、圧縮力)が掛かり、連結ピン11に予
測を超えた過大な剪断力が負荷されたときには、図3に
誇張して示すように、第1の嵌合孔12aと衝接(係
合)して、いわゆるストッパーの機能を果たす。この中
径部11sは、小径部11d,11eに比べ、その直径
が太く且つ座繰り穴H1〜H4のようなものが穿設され
ていないので、剪断力に対する強度が大きいため、上記
のような予測を超えた過大な剪断に対し充分対抗するこ
とができるように設定されている。
【0042】また、中径部11sは、その外周部と第1
の嵌合孔12aの内周面との隙間が、上述するように連
結ピン11に予定された範囲の剪断力が付与されたとき
には第1の嵌合孔12aとは接触しない隙間を有し、し
かも予定された範囲を超える過大な剪断力が付与された
ときには、起歪部11f,11gに弾性比例限界を超え
ない程度の変位量(撓み)の範囲内で第1の嵌合孔12
aの内周面と衝接(係合)するように設定してあるた
め、上記過大な剪断力を連結ピン11が受けても、荷重
変換器としての機能・性能は何ら阻害されることなく、
当然に再使用が可能となり得るのである。
【0043】従って、連結ピン11の破壊に伴う補修作
業の必要がなく、本荷重変換器が適用されたクレーン装
置等の補修作業のために、稼働を止める必要がないか
ら、不測の損害の発生を未然に防止することができる。
また、第1の実施例によれば、測定精度を犠牲にするこ
となく、予定の測定荷重を著しく超える過大な荷重が負
荷されても破壊したり、荷重検出機能を確実に保持し得
るようにするために、専ら、連結ピン11に上述した関
係の中径部11sを旋盤により削成するだけでよいの
で、機械加工が容易であり、加工コストが上昇するよう
にしても僅かであり、むしろ、連結ピン11の破壊ある
いは荷重検出機能の喪失により発生する補修費用を抑制
する経済的効果の方がはるかに大きい。
【0044】尚、本発明は、上述した第1の実施例のも
のに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で種々の変形実施が可能である。例えば、連結ピン1
1に形成される起歪部は、剪断ひずみ検出タイプでなく
図6に示す第2の実施例のように、曲げひずみ検出タイ
プに変更してもよい。この場合、起歪部11j,11k
を設けるに当っては、小径部11dおよび11eにおけ
る荷重印加方向と直交する方向であって連結ピン11の
軸心と直交する方向に円形の貫通孔である曲げひずみ検
出孔H5およびH6を穿孔することにより行う。
【0045】そして、2つの連結部材12,13間に荷
重が印加されたときに、この印加荷重に起因して起歪部
11j,11kに発生する曲げひずみを検出し得るよう
に、上記曲げひずみ検出孔H5,H6の内周面の、中心
軸Oに対し45°,135°,225°および315°
の近傍角度位置(略等配角度位置)に、ひずみゲージG
2,G1,G4およびG3,並びにひずみゲージG5,
G6,G7およびG8を、受感軸(グリッドの長手方
向)が荷重印加方向に沿うようにして各々添着する。
【0046】尚、図6に示す第2の実施例の場合、起歪
部11j,11kの曲げひずみ検出断面積を小さくする
ために、連結ピン11の小径部11d,11eの周面
を、荷重印加方向に沿って(曲げひずみ検出孔H5,H
6の中心軸に直交する平面と平行に)両側から削り落と
して、平行平面部f1〜f4(但し、f2,f4は図6
の裏面側となるので図には現われていない)を形成して
ある。尚、上記第1、第2の実施例共に、小径部11
d,11eおよび中径部11sを、第1の嵌合孔12a
内に臨ませるように配設したが、第2の嵌合孔13a内
に臨ませるように配設することもできる。
【0047】また、上記第1、第2の実施例共に中径部
11s(11s)を連結ピン11側に設けたが、この中
径部11sの部分を削成せず、第2の嵌合部11aと同
じ外径(直径)としたままで、中径部11sに対応する
第1の嵌合孔12aの内周面を、所定量(第2の嵌合部
11aの半径と中径部11sの半径との差分)大径に削
成するようにしてもよい。しかしながら、このように構
成する場合、二股状をなす第1の連結部材12の内側
(第2の連結部材13の位置する側)から円形状の穴を
旋削することとなり、その旋削加工がしにくいという難
点があるので、第1、第2の実施例のように構成する方
が有利である。
【0048】また、本発明は、第1、第2の実施例に示
すように、第1の連結部材12を二股状とし、第2の連
結部材13を、その中間に位置させるように構成した
が、第1の連結部材12を三つ股あるいはそれ以上の多
数股状(櫛歯状)とし、その各股間に同様に形成された
多数股状(櫛歯状)の第2の連結部材13を位置させ、
第1の嵌合部11b、小径部11d、中径部11s、第
2の嵌合部11a、中径部11s、小径部11e、第1
の嵌合部11c……というように、順次、繰返し形成さ
れてなる連結ピン11を、上記第1、第2の連結部材1
2,13に穿設された複数個の第1の嵌合孔12a、第
2の嵌合13aに順次挿通せしめ、上記した回転止め板
4をスリット11hに係合した状態で第1の連結部材1
2と連結ピン11とをボルト5をもって固定するように
構成することもできる。
【0049】また、本発明は、上述した第1の実施例お
よび第2の実施例に示すものの他、図7および図8に示
す第3の実施例のような剪断ひずみ検出タイプのものに
変形することもできる。この図7に示す第3の実施例
は、図1に示す第1の実施例と連結ピン11の外観形状
は略共通するが、第1の実施例のように座繰り穴を穿設
して起歪部を設けるのではなく、連結ピン11の両端面
側から内方に向けて中空穴を旋削することによって薄肉
の起歪部を設け、その起歪部に対応する中空穴の内周壁
面に剪断ひずみ検出用のひずみゲージを添着するように
した点で異なっている。
【0050】この第3の実施例のピン型荷重変換器は、
連結ピン11の両端面側から軸心Oに沿って前記小径部
11dおよび11eが設けられた部位をそれぞれ若干通
り過ぎる深さに達する中空穴11mおよび11nが穿設
されることによって前記小径部11dおよび11eに薄
肉の起歪部11fおよび11gが設けられ、前記2つの
連結部材12および13間に荷重が印加されたときに、
この印加荷重に起因して前記起歪部11fおよび11g
に発生する剪断ひずみを検出し得る複数のひずみゲージ
G1〜G4およびG5〜G8が、前記中空穴11mおよ
び11nの内周面にそれぞれ添着され、前記剪断ひずみ
検出用のひずみゲージG1〜G4およびG5〜G8から
の検出出力に基づいて前記連結ピン11に作用する剪断
力を検出し得るように構成したものである。
【0051】そして、起歪部11f、即ち小径部11d
に対応する中空穴11mの内周壁面(円弧面)の180
°対向した部位には、図1に用いられていると同様のひ
ずみゲージG1,G2およびG3,G4が、接着、スパ
ッタリング等の手段により添着されており、これらひず
みゲージG1〜G4は、図4あるいは図5に示すような
ブリッジ回路を形成するように結線される。
【0052】また、起歪部11g、即ち、小径部11e
に対応する中空穴11nの内周壁面(円弧面)の180
°対向した部位には、図1に用いられていると同様のひ
ずみゲージG5,G6およびG7,G8が、接着、スパ
ッタリング等の手段により添着されており、これらひず
みゲージG5〜G8は、図4あるいは図5に示すような
ブリッジ回路を形成するように結線される。このように
して添着されたひずみゲージG1〜G4のゲージタブに
接続されたケーブル(図示せず)は、一対の中空穴11
mと11nを連通するようにして軸Oの中心に沿って穿
設された連通孔11oを介して導電ピン9に接続され
る。
【0053】尚、一方の中空穴11mの開口端は、図示
省略の盲蓋により閉塞されるが、他方の中空穴11n
は、第1の実施例と同様、盲蓋6により開閉可能に閉塞
される。このようにして閉塞された中空穴11mおよび
11n内には、適宜、充填剤を充填させることにより、
ひずみゲージの防湿を図ることが望ましい。
【0054】
【発明の効果】以上詳述したところより明らかなよう
に、本発明によれば、起歪部の強度を大きくして過大な
負荷に耐え得るようにすることを避け、換言すれば、測
定精度(感度)を犠牲にすることなく、予定された測定
荷重をはるかに超える過大な荷重が連結ピンに負荷され
ても破壊して重大な事故を惹起するような事態を確実に
防止し得るだけでなく、上記過大荷重を受けても、所期
の荷重検出機能および検出精度を保持することでがき、
加えて、荷重変換器自体の機械加工が容易で、製作コス
トも廉価で済み、しかも、連結ピンの故障による交換を
必要としないために、荷重変換器が適用された装置の稼
働を中断させることがない、という副次的な経済効果を
期待し得るピン型荷重変換器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るピン型荷重変換器
の構成を一部破断して示す平面図である。
【図2】図1の連結ピンのA−A′線矢視方向およびB
−B′線矢視方向の断面構成を共通に示す断面図であ
る。
【図3】図1に示す第1の実施例の荷重変換器に予定の
測定荷重範囲を大きく超えた荷重が負荷された場合の起
歪部の変形の模様を誇張して示す拡大断面図である。
【図4】図1に示す4つの座繰り穴の底面にそれぞれ添
着された各二対のひずみゲージを結線して構成してなる
ブリッジ回路と、図6に示す2つの曲げひずみ検出孔に
それぞれ添着された各4枚のひずみゲージを結線して構
成してなるブリッジ回路とを共通に示した回路図であ
る。
【図5】図4のブリッジ回路の変形例を示す変形回路で
ある。
【図6】本発明の第2の実施例に係るピン型荷重変換器
の構成を一部破断して示す平面図である。
【図7】本発明の第3の実施例に係るピン型荷重変換器
の構成を一部破断して示す平面図である。
【図8】図7の連結ピンのC−C′線矢視方向およびD
−D′線矢視方向の断面構成を共通に示す断面図であ
る。
【図9】従来のピン型荷重変換器の構成を一部破断して
示す平面図である。
【図10】連結ピンを、第1の連結部材に固定する手段
を示す本発明および従来例に共通の断面図である。
【符号の説明】
6 盲蓋 7 Oリング 8 基板 9 導電ピン 10 ケーブル 10a ケーブルの芯線 10b グランド金具 11 連結ピン 11a 第2の嵌合部 11b,11c 第1の嵌合部 11d,11e 小径部 11f,11g,11j,11k 起歪部 11h スリット 11i 円形穴 11s 中径部 11m,11n 中空穴 11o 連通孔 12 第1の連結部材 12a 第1の嵌合孔 13 第2の連結部材 13a 第2の嵌合孔 G1〜G8 ひずみゲージ H1〜H4 座繰り穴 H5,H6 曲げひずみ検出孔 f1〜f4 平行平面部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1本の連結ピンにより連結された荷重伝
    達系をなす第1の連結部材と第2の連結部材の間に付与
    される逆方向の相対荷重に起因して前記連結ピンに生じ
    る剪断力を検出することによって前記相対荷重の大きさ
    を検出するピン型荷重変換器において、 前記連結ピンには、前記第1の連結部材に嵌合する1つ
    または複数の第1の嵌合部と前記第2の連結部材に嵌合
    する1つまたは複数の第2の嵌合部とが前記連結ピンの
    軸心方向において交互に位置するような状態で形成さ
    れ、 前記第1の嵌合部と前記第2の嵌合部との間に、前記第
    1および第2の嵌合部の直径よりも小直径に設定された
    小径部が設けられると共に前記小径部よりも大直径であ
    って前記両嵌合部よりも小直径に設定された中径部が隣
    接して設けられ、 前記小径部には薄肉に形成された起歪部が設けられ、 前記起歪部にはひずみゲージが前記荷重伝達系に作用す
    る荷重に伴って前記連結ピンに作用する剪断力を検出し
    得るように添着され、 上記連結ピンの中径部は、前記連結ピンに予定された範
    囲の剪断力が付与されたときには前記第1または第2の
    連結部材に穿設された第1または第2の嵌合孔とは接触
    せず、予定された範囲を超える過大な剪断力が付与され
    たときには前記第1または第2の嵌合孔と係合してスト
    ッパ機能を果たし、前記連結ピンの破壊を防止し得るよ
    うに構成したことを特徴とするピン型荷重変換器。
  2. 【請求項2】 前記連結ピンの小径部の互いに180°
    隔てた外周から中心軸方向に向う2つの座繰り穴がそれ
    ぞれ一定の深さまで形成されてその2つの座繰り穴の底
    面間が所定の厚さを有する起歪部とされ、その座繰り穴
    の底面に剪断ひずみを検出し得るようにひずみゲージが
    添着され、前記連結ピンは上記座繰り穴の底面が前記荷
    重印加方向に沿うようにして前記第1の連結部材に取り
    付けられていることを特徴とする請求項1に記載のピン
    型荷重変換器。
  3. 【請求項3】 前記連結ピンの小径部における荷重印加
    方向と直交する方向であって前記連結ピンの軸心と直交
    する方向に曲げひずみ検出孔が貫通的に穿設されること
    によって薄肉の起歪部が設けられ、前記2つの連結部材
    間に荷重が印加されたときに、この印加荷重に起因して
    前記起歪部に発生する曲げひずみを検出し得る複数のひ
    ずみゲージが、前記曲げひずみ検出孔の内周面にそれぞ
    れ添着され、この曲げひずみ検出用のひずみゲージから
    の検出出力に基づいて前記連結ピンに作用する剪断力を
    検出し得るように構成したことを特徴とする請求項1に
    記載のピン型荷重変換器。
  4. 【請求項4】 前記連結ピンの両端面側から、軸心に沿
    って前記小径部が設けられた部位を若干通り過ぎる深さ
    に達する中空穴が穿設されることによって前記小径部に
    薄肉の起歪部が設けられ、前記2つの連結部材間に荷重
    が印加されたときに、この印加荷重に起因して前記起歪
    部に発生する剪断ひずみを検出し得る複数のひずみゲー
    ジが、前記中空穴の内周面にそれぞれ添着され、前記剪
    断ひずみ検出用のひずみゲージからの検出出力に基づい
    て前記連結ピンに作用する剪断力を検出し得るように構
    成したことを特徴とする請求項1に記載のピン型荷重変
    換器。
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