JPH0820007B2 - 自動変速機における円盤形ロ−タリバルブ - Google Patents

自動変速機における円盤形ロ−タリバルブ

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JPH0820007B2
JPH0820007B2 JP11843987A JP11843987A JPH0820007B2 JP H0820007 B2 JPH0820007 B2 JP H0820007B2 JP 11843987 A JP11843987 A JP 11843987A JP 11843987 A JP11843987 A JP 11843987A JP H0820007 B2 JPH0820007 B2 JP H0820007B2
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/02Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing characterised by the signals used
    • F16H61/0262Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing characterised by the signals used the signals being hydraulic
    • F16H61/0276Elements specially adapted for hydraulic control units, e.g. valves

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動変速機においてシフトレンジに応じて
油路を切換えるための円盤形ロータリバルブに関する。
〔従来の技術〕
自動変速機は、流体式トルクコンバータと、いくつか
の変速段を得るための複数の摩擦係合装置を備えた遊星
歯車機構を有し、車両の運転状態に応じて前記摩擦係合
装置の作動を種々に切換え、前記遊星歯車機構をその時
の車両の運転状態に対して最も適した変速状態に制御す
ることが自動的に行われるように構成され、かかる摩擦
係合装置の切換制御は、油圧制御装置により行われてい
る。
従来、上記油圧制御装置には、車室内の手動のシフト
レバーにリンクされ変速域の切換えを行うマニュアルバ
ルブと、スロットル開度および車速に応じて変化するラ
イン圧との平衡関係により切換作動されるシフトバルブ
とが組み込まれており、各変速域に対応したスロットル
開度と車速に基づいて、前記摩擦係合装置を切換えて遊
星歯車機構の変速段を選定するようになっている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来の自動変速機においては、シ
フトレバーに連動して変速域の切換えを行うマニュアル
バルブと、スロットル開度および車速に応じて切換作動
されるシフトバルブとが組み込まれているために、変速
段を多くする場合にはシフトバルブの必要個数が多くな
ると共に、バルブボディが大型化し、また、油圧回路が
複雑になるという問題を有している。
また、近年、車室内には路面状態の判別或いは交通情
報、ナビゲーションシステム等の各種情報機器を設置す
る必要性が生じており、マニュアルバルブを作動させる
ためのシフトレバーは、車室内で大きな占有面積を占め
るという問題を有している。
本発明は上記問題を解決するものであって、従来のマ
ニュアルバルブおよびシフトバルブを一本化し、バルブ
ボディをコンパクト化すると共に、車室空間を増大させ
ることができる自動変速機における円盤形ロータリバル
ブを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
そのために本発明の自動変速機における円盤形ロータ
リバルブは、自動変速機における摩擦係合装置の油圧サ
ーボへの油路を備えるバルブボディと、変速指令に対応
して制御される電動モータと、前記バルブボディに対向
して配置されると共に前記電動モータにより回転駆動さ
れる円盤とを備え、該円盤の平面上には周方向にライン
圧油路とドレーン油路が形成されることを特徴とする。
〔作用および発明の効果〕
本発明においては例えば第3図に示すように、円盤27
にライン圧油路Aとドレーン油路Bとが形成され、ライ
ン圧油路Aは、中心の円形部から略渦巻状に連続して形
成され、また、ドレーン油路Bは、円周上の所定箇所に
半円状に形成され、これらライン圧油路Aとドレーン油
路Bは、第7図で示した10通りの作動状態が得られるよ
うに、円盤27を10分割して各ステップ毎にライン圧油路
Aとドレーン油路Bを形成している。そして、円盤27は
電動モータ24により36度ステップ毎に回転するように構
成され、各ステップ毎に油圧サーボC−0〜C−3およ
びB−1〜B−4のいずれかにライン圧が供給される
か、または、ドレーンされるように切換えられ、第7図
で示したRレンジ、P・Nレンジ、Dレンジの1速〜5
速、エンジンブレーキ1速〜3速の10通りの作動状態を
得るものである。
従って、本発明によれば、従来のマニュアルバルブお
よびシフトバルブ等の油路切換バルブの機能を一体化
し、バルブボディをコンパクト化でき、また、シフトレ
バーの動きをバルブに電気的に伝えるために、シフトレ
バーを小型化或いはボタン式のようなスイッチに置き換
えることができ、車室空間を増大させることができる。
〔実施例〕
以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。第
1図は本発明の自動変速機における円盤形ロータリバル
ブの1実施例を示す縦断面図、第2図はその底面図、第
3図は第1図のロータリバルブの油路構成を示す上面
図、第4図は本発明の自動変速機における円盤形ロータ
リバルブの他の実施例を示す上面図、第5図は本発明が
適用される自動変速機の1例を示す概略図、第6図はそ
の油圧制御回路を示す概略図、第7図は第5図の自動変
速機の作動を説明するための図、第8図は本発明が適用
される自動変速機の他例を示す概略図、第9図は第8図
の自動変速機の作動を説明するための図、第10図は本発
明の自動変速機における円盤形ロータリバルブの他の実
施例を示す上面図、第11図は本発明の自動変速機におけ
る円盤形ロータリバルブの他の実施例を示す上面図であ
る。
第5図は本発明が適用される自動変速機の駆動系の概
略図を示しており、自動変速機1はトルクコンバータ部
2と、主変速機構を構成する4速自動変速機構部3と、
副変速機構を構成するアンダードライブ機構4と、ディ
ファレンシャル機構部5とからなる。
トルクコンバータ部2は、トルクコンバータ6および
ロックアップクラッチ7を有し、該ロックアップクラッ
チ7の係合または解放により、エンジンクランク軸8の
回転を直接またはトルクコンバータ6を介して第1の入
力軸9に伝達させるようにしている。
4速自動変速機構部3はデュアルプラネタリギヤユニ
ット10を備え、第1の入力軸9が第1のクラッチC1を介
してリングギヤR1に連結されると共に、第2のクラッチ
C2を介してサンギヤSに連結されている。さらに、サン
ギヤSが第1のブレーキB1にて直接制動されると共に、
第1のワンウェイクラッチF1を介して第2のブレーキB2
により一方向の回転が規制され、また、デュアルプラネ
タリギヤユニット10のリングギヤR2が、第3のブレーキ
B3により直接制動されると共に、第2のワンウェイクラ
ッチF2により一方向の回転が規制されている。さらに、
第1の入力軸9が第3のクラッチC0を介してリングギヤ
R2に連結され、そして、ピニオンPとリングギヤR2を支
持するキャリヤCRがカウンタドライブギヤ11に連結され
ている。
一方、アンダードライブ機構部4は、出力軸12に配設
されるシングルプラネタリユニット13からなり、そのリ
ングギヤR3が、前記カウンタドライブギヤ11に噛合って
いるカウンタドリブンギヤ14に連結され、また、サンギ
ヤSが第3のワンウェイクラッチF3により一方向の回転
が規制されると共に、第4のブレーキB4にて制動され、
かつ、第4のクラッチC3を介してキャリヤCRに連結さ
れ、該キャリヤCRが出力ギヤ15に連結されている。
上記5速自動変速機は、第6図に示す油圧制御回路に
て制御される。すなわち、オイルポンプ20により昇圧さ
れた油は、レギュレータバルブ21でライン圧に調圧さ
れ、本発明の特徴であるロータリバルブ22に送られる。
該ロータリバルブ22は、コントローラ23にて制御される
電動モータ24により回転駆動され、前記クラッチC0
C3、およびブレーキB1〜B4の油圧サーボC−0〜C−3
およびB−1〜B−4にライン圧を供給またはドレーン
させることにより、クラッチC0〜C3、およびブレーキB1
〜B4の係合または解放を行い、各変速域に対応したスロ
ットル開度と車速に基づいてコントローラ23が指令を発
し、摩擦係合装置を切換えて遊星歯車機構の変速段を選
定するようになっている。
第7図は各レンジの変速段を得るための上記クラッチ
C0〜C3、およびブレーキB1〜B4の係合または解放状態を
示しており、Rレンジ、P・Nレンジ、Dレンジの1速
〜5速、エンジンブレーキ1速〜3速の10通りの作動状
態を示している。図中、○は係合を×は解放を示す。
次に、第1図および第2図により本発明の円盤形ロー
タリバルブ22の1実施例について説明する。第1図は上
記ロータリバルブ22の縦断面図を示し、第2図はその底
面図を示している。
4速自動変速機構部3およびアンダードライブ機構4
の下部に、バルブボディ26が固定されその下部に電動モ
ータ24により回転駆動される円盤27が取付部材25により
固定されている。バルブボディ26には、その中心にレギ
ュレータバルブ21からのライン圧用の油路28が形成され
ると共に、径方向に図示の如く、油圧サーボC−0〜C
−3およびB−1〜B−4に連通させる8つの孔29、2
9、…が形成されている。なお、電動モータ24としては
周知のステッピングモータ或いは超音波モータ等を採用
する。
一方、第3図に示すように、円盤27の平面上には周方
向にライン圧油路Aとドレーン油路Bが形成され、円盤
27の中心および8つの同心円には、ライン圧油路Aとド
レーン油路Bとが形成され、ライン圧油路Aは、中心の
円形部から略渦巻状に連続して形成され、また、ドレー
ン油路Bは、円周上の所定箇所に同心円状に形成され、
これらライン圧油路Aとドレーン油路Bは、第7図で示
した10通りの作動状態が得られるように、円盤27を10分
割して各ステップ毎にライン圧油路Aとドレーン油路B
を形成している。円盤27は電動モータ24により36度ステ
ップ毎に回転駆動され、それぞれの停止位置Cで円盤27
の油路がバルブボディ26の油路に連絡され、各ステップ
毎に上記した油圧サーボC−0〜C−3およびB−1〜
B−4のいずれかにライン圧が供給されるか、または、
ドレーンされるように切換えられ、第7図で示したRレ
ンジ、P・Nレンジ、Dレンジの1速〜5速、エンジン
ブレーキ1速〜3速の10通りの作動状態を得るものであ
る。
第4図は本発明の円盤形ロータリバルブの他の実施例
を示している。本実施例においては、第7図で示した10
通りの作動状態が、円盤27の半円部で得られるようにし
たもので、円盤27の中心および4つの同心円には、ライ
ン圧油路Aとドレーン油路Bとが形成され、円盤27を20
分割して各ステップ毎にライン圧油路Aとドレーン油路
Bを形成すると共に、バルブボディ26側の油圧サーボC
−0〜C−3およびB−1〜B−4に連通する8本の油
路は、円盤27の中心を境にして対称的に4本づつ両側に
開口される。但し、各々4本の油路は直線状である必要
はない。そして、円盤27は18度ステップ毎に回転するよ
うに構成され、各ステップ毎に上記した油圧サーボC−
0〜C−3およびB−1〜B−4のいずれかにライン圧
が供給されるか、または、ドレーンされるように切換え
られ、第7図で示したRレンジ、P・Nレンジ、Dレン
ジの1速〜5速、エンジンブレーキ1速〜3速の10通り
の作動状態を得るものである。
本実施例においては、第3図の実施例と比較して、変
速段を得るための必要回転角度が半分となるため制御性
が向上すると共に、ロータリバルブの径も半分で良く、
バルブボディの小型化がさらに図れ、バルブを駆動させ
るトルクも小さいためモータも小型、軽量化できる。
次に、本発明の円盤形ロータリバルブのさらに他の実
施例について説明する。
先ず、本実施例が適用される自動変速機を第8図によ
り説明すると、トルクコンバータ部Aは、トルクコンバ
ータ30およびロックアップクラッチ31からなり、エンジ
ンの回転をクランクシャフト32からトルクコンバータ30
内の油流またはロックアップクラッチ31による機械的接
続を介して自動変速機構部B内の入力軸33に伝達する。
4速自動変速機構部Bは、入力軸33の外周にエンジン
出力側から順に、第2のクラッチC2および第1のブレー
キB1、プラネタリギヤユニット34、第1のクラッチC1
よび第3のクラッチC0が配置されており、さらに、入力
軸33の外周には中空軸35が回転自在に嵌挿されている。
そして、プラネタリギヤユニット34はデュアルタイプの
もので、中空軸35に形成されたサンギヤS、リングギア
R1およびこれらギヤに噛合う第1のピニオンP1を支持し
たキャリヤCRを有し、さらにキャリヤCRは、サンギヤ
S、リングギヤR2およびこれらギヤに噛合う第2のピニ
オンP2をも支持している。
一方、第2のクラッチC2は、中空軸35と入力軸33との
間に介在されており、第2のクラッチC2の外周には、バ
ンドブレーキからなる第1のブレーキB1が接離可能にな
っている。
また、自動変速機構部Bの略中央部には、カウンタド
ライブギヤ36が配設され、該ドライブギヤ36の内周はキ
ャリヤCRとスプライン結合され、さらに、プラネタリギ
ヤユニット34のリングギヤR2との間には、ワンウェイク
ラッチF1がスプライン結合され、また、リングギヤR2
外周とアクスルハウジングとの間にはクラッチ式の第2
のブレーキB2が介在されている。また、第1のクラッチ
C1は、入力軸33とプラネタリギヤユニット34のリングギ
ヤR1の外周との間に介在されており、また、第3のクラ
ッチC0が、入力軸33とプラネタリギヤユニット34のリン
グギヤR2の外周との間に介在されている。
次いで、上記構成からなる4速自動変速機構部Bの作
動を第9図に示す作動表に沿って説明する。
すなわち、1速状態では第1のクラッチC1を係合す
る。すると、入力軸33の回転は、第1のクラッチC1を介
してリングギヤR1に伝達され、このときリングギヤR2
ワンウェイクラッチF1により回転が阻止されているた
め、サンギヤSを逆方向に空転させながら共通キャリヤ
CRが正方向に大幅減速回転され、該回転がカウンタドラ
イブギヤ36から取出される。
第2速状態では、第1のクラッチC1の係合に加えて第
1のブレーキB1が作動し、サンギヤSが第1のブレーキ
B1により回転が停止され、従って入力軸33からのリング
ギヤR1の回転は、リングギヤR2を正方向に空転させなが
らキャリヤCRを正方向に減速回転し、該回転がカウンタ
ドライブギヤ36から2速として取出される。
3速状態では、第1のクラッチC1の係合に加えて第3
のクラッチC0と第2のクラッチC2が係合され、入力軸33
の回転がクラッチC1を介してリングギヤR1に伝達される
と同時にクラッチC0を介してリングギヤR2に伝達され、
プラネタリギヤユニット34の各要素は一体となって回転
し、従って、キャリヤCRも一体に回転してカウンタドラ
イブギヤ36から入力軸33と同速回転が取出される。な
お、第9図の3速状態では、ブレーキB1に油圧が供給さ
れていることを示しているが、図示しないブレーキB1
放機構にクラッチC2の圧力が連絡しているため、ブレー
キB1は係合していないため、一体回転が可能となってい
る。
また、4速状態では、第1のクラッチC1を解放すると
共に、第3のクラッチC0、第1のブレーキB1を作動する
と、入力軸33の回転がクラッチC0を介してリングギヤR2
に伝達され、このときサンギヤSがブレーキB1により停
止されているため、リングギヤR1を増速空転させながら
キャリヤCRは高速回転し、該高速回転がオーバードライ
ブとしてカウンタドライブギヤ36から取出される。
リバースレンジでは、第2のクラッチC2および第2の
ブレーキB2が係合し、入力軸33の回転は第2のクラッチ
C2を介してサンギヤSに伝達され、このときリングギヤ
R2が第2のブレーキB2の制動により固定されているた
め、リングギヤR1を逆転させながらキャリヤCRも逆転
し、該キャリヤCRの逆転がカウンタドライブギヤ36から
取出される。
また、コースト時における1速状態では、ワンウェイ
クラッチF1がフリー状態になるが、第1のクラッチC1
係合に加えて第2のブレーキB2が係合し、該ブレーキB2
によりリングギヤR2が固定状態となり、1速状態が維持
されてエンジンブレーキが有効に作動する。
なお、第9図において、2.5速、3.5速はそれぞれ2速
から3速、3速から4速の変速準備を行うレンジであ
り、シフトフィーリングを向上させている。
上記構成の自動変速機は、プラネタリギヤユニット34
が、そのキャリヤCRおよびサンギヤSを一体に構成して
いるので小型化が図られ、また、カウンタドライブギヤ
36が自動変速機構部の略中央部に配置されているため、
伝動系路が往復的となって、軸方向のコンパクト化を図
ることができるものである。
第10図は上記自動変速機に適用される円盤形ロータリ
バルブを示している。本実施例の考え方は、第9図の作
動図で○(ライン圧の供給)、×(ドレーン)が規則的
に連続する油圧サーボC−1、C−0、B−1、B−2
を選出し、これらへのライン圧の供給孔を外側の同一円
周上に配置してライン圧油路を共通化している。一方、
○(ライン圧の供給)、×(ドレーン)が不規則な油圧
サーボC−2へのライン圧の供給孔を内側の円周上に配
置している。本実施例においては油路が同一円周上に配
置されるため、各シフトに対応して360/11度毎に回転
し、第9図で示した9通りの変速が可能になると共に、
バルブ径がさらに小型となり、自動変速機構の小型化と
あいまって全体のコンパクト化に寄与できるものであ
る。
また、本実施例の考え方を、前記した5速自動変速機
の油路切り換えに応用した場合には、第11図に示すよう
な円盤型ロータリバルブとして構成することができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく
種々の変更が可能である。
例えば、上記実施例の自動変速機構に限定されるもの
ではなく、油圧サーボの増減によりロータリバルブの油
路を構成することにより、あらゆる機種の自動変速機に
適用できる。
以上説明したように本発明によれば、従来のマニュア
ルバルブおよびシフトバルブ等の油路切換バルブの機能
をロータリバルブにより一本化し、バルブボディをコン
パクト化できる。また、シフトレバーの動きをバルブに
電気的に伝えるために、シフトレバーを小型化或いはボ
タン式のようなスイッチに置き換えることができ、車室
空間を増大させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の自動変速機における円盤形ロータリバ
ルブの1実施例を示す縦断面図、第2図はその底面図、
第3図は第1図のロータリバルブの油路構成を示す上面
図、第4図は本発明の自動変速機における円盤形ロータ
リバルブの他の実施例を示す上面図、第5図は本発明が
適用される自動変速機の1例を示す概略図、第6図はそ
の油圧制御回路を示す概略図、第7図は第5図の自動変
速機の作動を説明するための図、第8図は本発明が適用
される自動変速機の他例を示す概略図、第9図は第8図
の自動変速機の作動を説明するための図、第10図は本発
明の自動変速機における円盤形ロータリバルブの他の実
施例を示す上面図、第11図は本発明の自動変速機におけ
る円盤形ロータリバルブのさらに他の実施例を示す上面
図である。 22……円盤形ロータリバルブ、24……電動モータ、26…
…バルブボディ、27……円盤、28……ライン圧油路、29
……油路、C−0〜C−3およびB−1〜B−4……油
圧サーボ、A……ライン圧油路、B……ドレーン油路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動変速機における摩擦係合装置の油圧サ
    ーボへの油路を備えるバルブボディと、変速指令に対応
    して制御される電動モータと、前記バルブボディに対向
    して配置されると共に前記電動モータにより回転駆動さ
    れる円盤とを備え、該円盤の平面上には周方向にライン
    圧油路とドレーン油路が形成されることを特徴とする自
    動変速機における円盤型ロータリバルブ。
  2. 【請求項2】上記バルブボディの油路は、上記円盤の半
    円側に径方向に配置され、該油路に対応して円盤の平面
    上には周方向にライン圧油路とドレーン油路が形成され
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の自動変
    速機における円盤型ロータリバルブ。
  3. 【請求項3】上記バルブボディの油路は、上記円盤の中
    心に対して対称的に径方向に配置され、該油路に対応し
    て円盤の平面上には周方向にライン圧油路とドレーン油
    路が形成されることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の自動変速機における円盤型ロータリバルブ。
  4. 【請求項4】上記バルブボディの油路は、上記円盤の同
    一円周上に1つ以上配置され、該油路に対応して円盤の
    平面上には周方向にライン圧油路とドレーン油路が形成
    されることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の自
    動変速機における円盤型ロータリバルブ。
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