JPH0819968A - 動力付レンチ - Google Patents
動力付レンチInfo
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- JPH0819968A JPH0819968A JP4211293A JP4211293A JPH0819968A JP H0819968 A JPH0819968 A JP H0819968A JP 4211293 A JP4211293 A JP 4211293A JP 4211293 A JP4211293 A JP 4211293A JP H0819968 A JPH0819968 A JP H0819968A
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- JP
- Japan
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- socket
- wrench
- pipe
- bolt
- insertion portion
- Prior art date
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- Pending
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- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 動力付レンチにおいて、コンパクトな構成
で、ソケット部を脱着交換することによりボルト・ナッ
トレンチ用にも、パイプレンチ用にも使用できることを
目的とする。 【構成】 実施例に係る動力付レンチは、ソケットを挿
着して回転させる溝形状のソケット挿着部１と、歯車回
転ガイド機構部と、駆動部３と、該駆動力を制御する制
御部４を筐体２内に内蔵する握持柄部５とから構成され
る本体と、脱着交換可能なボルト・ナットレンチ用ソケ
ット７、又はパイプレンチ用ソケット８とから形成され
ている。
で、ソケット部を脱着交換することによりボルト・ナッ
トレンチ用にも、パイプレンチ用にも使用できることを
目的とする。 【構成】 実施例に係る動力付レンチは、ソケットを挿
着して回転させる溝形状のソケット挿着部１と、歯車回
転ガイド機構部と、駆動部３と、該駆動力を制御する制
御部４を筐体２内に内蔵する握持柄部５とから構成され
る本体と、脱着交換可能なボルト・ナットレンチ用ソケ
ット７、又はパイプレンチ用ソケット８とから形成され
ている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、動力付レンチに係り、
コンパクトな構成で、ソケット部を脱着交換することに
よりボルト・ナットレンチ用にも、パイプレンチ用とし
ても使用でき、ソケットとソケット挿着部の一部を夫々
切欠くことにより、ボルトやパイプの長尺材に対しての
ナット止め作業等も可能にした動力付レンチに関するも
のである。
コンパクトな構成で、ソケット部を脱着交換することに
よりボルト・ナットレンチ用にも、パイプレンチ用とし
ても使用でき、ソケットとソケット挿着部の一部を夫々
切欠くことにより、ボルトやパイプの長尺材に対しての
ナット止め作業等も可能にした動力付レンチに関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】従来、手動レンチには、片口・両口レン
チ、ボックスレンチ、ソケットレンチ、モンキーレンチ
等が広く提供されている。
チ、ボックスレンチ、ソケットレンチ、モンキーレンチ
等が広く提供されている。
【０００３】又、動力付レンチも電動モーターを使用す
るものや、エアモーターを使用するもの、直接モーター
の回転を利用するものや、ギヤとヨークによる往復運動
又は摺動運動を利用するもの等、業種により夫々の用途
で様々な専用のものが提供されている。
るものや、エアモーターを使用するもの、直接モーター
の回転を利用するものや、ギヤとヨークによる往復運動
又は摺動運動を利用するもの等、業種により夫々の用途
で様々な専用のものが提供されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
手動レンチでは、手作業によるものであり、作業者の負
担が重く効率が悪く、作業者によりボルトやナットの締
付けトルクが不均一であったりした。又、一方従来の動
力付レンチでは、構成が複雑で大型のものや、ソケット
形式のものが大半であり、従来のソケット形式の場合、
ボルトやパイプ材が長尺材であると使用できずに、一般
の手動レンチのようにコンパクトで手軽には使用できな
い等の問題点もあった。
手動レンチでは、手作業によるものであり、作業者の負
担が重く効率が悪く、作業者によりボルトやナットの締
付けトルクが不均一であったりした。又、一方従来の動
力付レンチでは、構成が複雑で大型のものや、ソケット
形式のものが大半であり、従来のソケット形式の場合、
ボルトやパイプ材が長尺材であると使用できずに、一般
の手動レンチのようにコンパクトで手軽には使用できな
い等の問題点もあった。
【０００５】そこでこの発明は上述した問題点等に鑑
み、構成をコンパクトにして、ソケット部を脱着交換す
ることによりボルト・ナットレンチ用にも、パイプレン
チ用にも使用でき、ソケットと本体のソケット挿着部の
一部が夫々連続して切欠かれていることにより、ボルト
やパイプの長尺材に対しても、ナット止め等の作業が可
能な動力付レンチの提供を課題として発明されたもので
ある。
み、構成をコンパクトにして、ソケット部を脱着交換す
ることによりボルト・ナットレンチ用にも、パイプレン
チ用にも使用でき、ソケットと本体のソケット挿着部の
一部が夫々連続して切欠かれていることにより、ボルト
やパイプの長尺材に対しても、ナット止め等の作業が可
能な動力付レンチの提供を課題として発明されたもので
ある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、動力付レンチにおいて、脱着交換可能なボルト・ナ
ット用ソケット、又はパイプレンチ用ソケットを挿着し
て回転させる溝形状のソケット挿着部と、該溝の内部筐
体内でソケット挿着部の歯車を駆動する歯車回転ガイド
機構部と、前記歯車回転ガイド機構部を駆動させるの駆
動部と、該駆動力を制御する制御部を筐体内に内蔵する
握持柄部とから構成される本体により形成されているこ
とを特徴とした。
め、動力付レンチにおいて、脱着交換可能なボルト・ナ
ット用ソケット、又はパイプレンチ用ソケットを挿着し
て回転させる溝形状のソケット挿着部と、該溝の内部筐
体内でソケット挿着部の歯車を駆動する歯車回転ガイド
機構部と、前記歯車回転ガイド機構部を駆動させるの駆
動部と、該駆動力を制御する制御部を筐体内に内蔵する
握持柄部とから構成される本体により形成されているこ
とを特徴とした。
【０００７】ボルト・ナットレンチ用ソケットは、ソケ
ット挿着部内で本体に固定する為の略円盤形状のフラン
ジ部を有し、該フランジ部は略筒体形状のボルト・ナッ
ト嵌挿部に貫設され、ボルト・ナット嵌挿部は断面の環
形状の一部を前記フランジ部ごと該筒形状部分の中心軸
方向に切欠かれ、ボルト・ナット嵌挿部内側には適数の
角部を有しており、パイプレンチ用ソケットは、ソケッ
ト挿着部内で本体に固定する為の略円盤形状のフランジ
部を有し、該フランジ部は略筒体形状のパイプ嵌挿部に
貫設され、パイプ嵌挿部は断面の環形状の一部を前記フ
ランジ部ごと該筒形状部分の中心軸方向に切欠かれ、パ
イプ嵌挿部内側にはパイプ掴持用コマと、パイプ掴持解
除用コマが内蔵されているようにした。
ット挿着部内で本体に固定する為の略円盤形状のフラン
ジ部を有し、該フランジ部は略筒体形状のボルト・ナッ
ト嵌挿部に貫設され、ボルト・ナット嵌挿部は断面の環
形状の一部を前記フランジ部ごと該筒形状部分の中心軸
方向に切欠かれ、ボルト・ナット嵌挿部内側には適数の
角部を有しており、パイプレンチ用ソケットは、ソケッ
ト挿着部内で本体に固定する為の略円盤形状のフランジ
部を有し、該フランジ部は略筒体形状のパイプ嵌挿部に
貫設され、パイプ嵌挿部は断面の環形状の一部を前記フ
ランジ部ごと該筒形状部分の中心軸方向に切欠かれ、パ
イプ嵌挿部内側にはパイプ掴持用コマと、パイプ掴持解
除用コマが内蔵されているようにした。
【０００８】又、前記歯車回転ガイド機構部の駆動力伝
達手段には、ローラーチェーンを利用するようにした。
達手段には、ローラーチェーンを利用するようにした。
【０００９】
【作用】上記のようにしたので、作業者の負担を軽減し
て、締付け箇所により適宜締付けトルクでの作業が可能
であり、作業者や締付け箇所によるボルトやナットの締
付けトルクの不均一が無くなり、安全確実に効率良く作
業が進めることが可能である。
て、締付け箇所により適宜締付けトルクでの作業が可能
であり、作業者や締付け箇所によるボルトやナットの締
付けトルクの不均一が無くなり、安全確実に効率良く作
業が進めることが可能である。
【００１０】例えば、電動モーター又は、エアモーター
駆動部の回転は制御部で適宜制御され、ソケット挿着部
の歯車を駆動する歯車回転ガイド機構部に伝達されて、
直接ソケットの駆動力としたので、作業スピードが速
く、構成をコンパクトにでき、ソケット部を脱着交換す
ることによりボルト・ナットレンチ用にも、パイプレン
チ用にも使用でき、ソケットとソケット挿着部の一部を
夫々連続して切欠かれていることにより、ボルトやパイ
プの長尺材に対して、そのナット止め位置のすぐ近接位
置からレンチを嵌挿できるので、これまでソケットレン
チは使用できなかった箇所での作業も可能となる。
駆動部の回転は制御部で適宜制御され、ソケット挿着部
の歯車を駆動する歯車回転ガイド機構部に伝達されて、
直接ソケットの駆動力としたので、作業スピードが速
く、構成をコンパクトにでき、ソケット部を脱着交換す
ることによりボルト・ナットレンチ用にも、パイプレン
チ用にも使用でき、ソケットとソケット挿着部の一部を
夫々連続して切欠かれていることにより、ボルトやパイ
プの長尺材に対して、そのナット止め位置のすぐ近接位
置からレンチを嵌挿できるので、これまでソケットレン
チは使用できなかった箇所での作業も可能となる。
【００１１】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
する。
【００１２】図１はこの発明の一実施例である本装置の
全体構造図、図２はソケット挿着部要部斜視図、図３は
図はケット挿着部断面、図４はパイプレンチ用ソケット
に、パイプ材を掴持させた時のソケット挿着部要部正面
図、図５はパイプレンチ用ソケットに内蔵されるコマの
斜視図である。
全体構造図、図２はソケット挿着部要部斜視図、図３は
図はケット挿着部断面、図４はパイプレンチ用ソケット
に、パイプ材を掴持させた時のソケット挿着部要部正面
図、図５はパイプレンチ用ソケットに内蔵されるコマの
斜視図である。
【００１３】図１に示すように、この実施例に係る動力
付レンチは、大略的には手動の片口レンチの形状を呈
し、ソケットを挿着して回転させる溝形状のソケット挿
着部１と、該溝の内部筐体内でソケット挿着部の歯車を
駆動する歯車回転ガイド機構部と、駆動部３と、該駆動
力を制御する制御部４を筐体２内に内蔵する握持柄部５
とから構成される本体と、脱着交換可能なボルト・ナッ
トレンチ用ソケット７、又はパイプレンチ用ソケット８
とから形成されている。
付レンチは、大略的には手動の片口レンチの形状を呈
し、ソケットを挿着して回転させる溝形状のソケット挿
着部１と、該溝の内部筐体内でソケット挿着部の歯車を
駆動する歯車回転ガイド機構部と、駆動部３と、該駆動
力を制御する制御部４を筐体２内に内蔵する握持柄部５
とから構成される本体と、脱着交換可能なボルト・ナッ
トレンチ用ソケット７、又はパイプレンチ用ソケット８
とから形成されている。
【００１４】ソケット挿着部１の六角形状穴部には、図
２・図３に示されるように、ボルト・ナットレンチ用ソ
ケット７、又はパイプレンチ用ソケット８がソケット嵌
挿座６に挿着されて、ソケット嵌挿座６に設けられたソ
ケット固定穴２２にソケット固定ピン（図示せず）で固
定され、ソケットの嵌挿部１０穴に作業目的の材料が貫
通される。
２・図３に示されるように、ボルト・ナットレンチ用ソ
ケット７、又はパイプレンチ用ソケット８がソケット嵌
挿座６に挿着されて、ソケット嵌挿座６に設けられたソ
ケット固定穴２２にソケット固定ピン（図示せず）で固
定され、ソケットの嵌挿部１０穴に作業目的の材料が貫
通される。
【００１５】歯車回転ガイド機構部は、ソケット挿着部
１のレンチ嵌挿口２４及び略六角形状穴部の内部筐体２
内に、ボルト・ナットレンチ用ソケット７、又はパイプ
レンチ用ソケット２０が挿着されるソケット挿着座６と
一体に形成されているメインスプロケット１５と、これ
に連設される補助スプロケット１６と、これらを駆動さ
せるダブルローラーチェーン１７と、チェーンをガイド
する側面ローラー１８、ガイドリング１９、チェーン調
整部２３とから構成されている。
１のレンチ嵌挿口２４及び略六角形状穴部の内部筐体２
内に、ボルト・ナットレンチ用ソケット７、又はパイプ
レンチ用ソケット２０が挿着されるソケット挿着座６と
一体に形成されているメインスプロケット１５と、これ
に連設される補助スプロケット１６と、これらを駆動さ
せるダブルローラーチェーン１７と、チェーンをガイド
する側面ローラー１８、ガイドリング１９、チェーン調
整部２３とから構成されている。
【００１６】メインスプロケット１５、ガイドリング１
９にはソケットと同様に、ボルトやパイプ材に作業位置
のすぐ近接部からレンチを嵌挿できるように、一部が切
欠かれている。駆動力を伝達するチェーンにはダブルロ
ーラーチェーン１７を採用し、メインスプロケット１
５、補助スプロケット１６も夫々ダブルスプロケットと
なっている。更に、ダブルローラーチェーン１７の両側
面には、チェーンの夫々のローラー軸が延長されて側面
ローラー１８が回転自在に並設されており、メインスプ
ロケット１５の両側で筐体２に固定されたガイドリング
１９の外側円周上を当接して走行する。そして、ダブル
に形成されたメインスプロケット１５の両外側面に夫々
小突出した回転ガイド２０は、両側のガイドリング１９
の内側円周上に当接して、メインスプロケット１５の回
転をガイドするように構成されている。ダブルローラー
チェーン１７は連環して、メインスプロケット１５と４
個の補助スプロケット１６は駆動され、チェーン調整部
２３により適宜張力に保たれている。駆動力の伝達手段
はダブルローラーチェーン１７に限定されるものではな
く、シングルであっても、それ以上であっても、又、歯
車の組合わせによるものであってもよい。
９にはソケットと同様に、ボルトやパイプ材に作業位置
のすぐ近接部からレンチを嵌挿できるように、一部が切
欠かれている。駆動力を伝達するチェーンにはダブルロ
ーラーチェーン１７を採用し、メインスプロケット１
５、補助スプロケット１６も夫々ダブルスプロケットと
なっている。更に、ダブルローラーチェーン１７の両側
面には、チェーンの夫々のローラー軸が延長されて側面
ローラー１８が回転自在に並設されており、メインスプ
ロケット１５の両側で筐体２に固定されたガイドリング
１９の外側円周上を当接して走行する。そして、ダブル
に形成されたメインスプロケット１５の両外側面に夫々
小突出した回転ガイド２０は、両側のガイドリング１９
の内側円周上に当接して、メインスプロケット１５の回
転をガイドするように構成されている。ダブルローラー
チェーン１７は連環して、メインスプロケット１５と４
個の補助スプロケット１６は駆動され、チェーン調整部
２３により適宜張力に保たれている。駆動力の伝達手段
はダブルローラーチェーン１７に限定されるものではな
く、シングルであっても、それ以上であっても、又、歯
車の組合わせによるものであってもよい。
【００１７】駆動部３及び制御部４は、駆動源の電動モ
ーター又はエアモーターの回転数をモーター軸部で4000
〜8000r.p.m.とし、ソケット回転部で回転数30〜60r.p.
m.、回転トルクで約20Kgm の出力が可能なように、制御
部４にて１段目の減速器とを経て、前記歯車回転ガイド
機構部へと伝達される。
ーター又はエアモーターの回転数をモーター軸部で4000
〜8000r.p.m.とし、ソケット回転部で回転数30〜60r.p.
m.、回転トルクで約20Kgm の出力が可能なように、制御
部４にて１段目の減速器とを経て、前記歯車回転ガイド
機構部へと伝達される。
【００１８】制御部４は、減速機構部（図示せず）、ラ
チェット機構部（図示せず）、トルクリミッター機構部
（図示せず）にて構成されている。制御部４から前記歯
車回転ガイド機構部への駆動力の直角伝達には、２段目
の減速機構を兼ねたベベルギヤ（カサ歯車）機構、又は
ウォームギヤ機構が適当である。前記２段目のギヤ機構
から歯車回転ガイド機構部チェーンのメインスプロッケ
ットへの駆動力伝達により、３段目の減速と成り、本体
ソケット挿着部１へと駆動力は伝達される。トルクリミ
ッター機構部は制御部の１段目の減速器の後に配設さ
れ、ここで回転トルクは0.5 〜2.0Kgmに抑制される。
チェット機構部（図示せず）、トルクリミッター機構部
（図示せず）にて構成されている。制御部４から前記歯
車回転ガイド機構部への駆動力の直角伝達には、２段目
の減速機構を兼ねたベベルギヤ（カサ歯車）機構、又は
ウォームギヤ機構が適当である。前記２段目のギヤ機構
から歯車回転ガイド機構部チェーンのメインスプロッケ
ットへの駆動力伝達により、３段目の減速と成り、本体
ソケット挿着部１へと駆動力は伝達される。トルクリミ
ッター機構部は制御部の１段目の減速器の後に配設さ
れ、ここで回転トルクは0.5 〜2.0Kgmに抑制される。
【００１９】握持柄部５の端部には正・逆転切替スイッ
チ２１が付設されており、ボルト・ナットの締め・緩め
の回転方向を選択する。
チ２１が付設されており、ボルト・ナットの締め・緩め
の回転方向を選択する。
【００２０】ボルト・ナットレンチ用ソケット７、又は
パイプレンチ用ソケット８は、本体のレンチ嵌挿口２４
に連接する略六角形状穴部に、ソケットの略六角形状筒
体部が嵌挿され、略円盤形状のフランジ部９で本体ソケ
ット挿着部１に固定される。ソケットの六角形状筒体部
は該六角形断面の一辺を、前記フランジ部９ごと該筒体
の中心軸方向に切欠かれているので、本体に挿着した時
に本体のレンチ嵌挿口２４と、前記ソケットの切欠部を
合致させることにより、ボルトやパイプの長尺材に対し
て、該ナット止め位置の近接位置からレンチのソケット
を嵌挿できるので、これまでソケットレンチは使用でき
なかった箇所での作業も可能でとなる。又、従来の手動
の片口・両口レンチのボルト・ナット嵌挿部が、略六角
形状穴部のうち二辺を切欠かれているものに比べて、よ
り確実にボルトやナットを掴持でき、動力付レンチであ
りがちなボルトやナット頂部の掴持部を舐めてしまう心
配が無くなる。切欠かれる一辺は作業対象のボルトのネ
ジ部又は、パイプの径以上の幅だけ確保されればよい。
パイプレンチ用ソケット８は、本体のレンチ嵌挿口２４
に連接する略六角形状穴部に、ソケットの略六角形状筒
体部が嵌挿され、略円盤形状のフランジ部９で本体ソケ
ット挿着部１に固定される。ソケットの六角形状筒体部
は該六角形断面の一辺を、前記フランジ部９ごと該筒体
の中心軸方向に切欠かれているので、本体に挿着した時
に本体のレンチ嵌挿口２４と、前記ソケットの切欠部を
合致させることにより、ボルトやパイプの長尺材に対し
て、該ナット止め位置の近接位置からレンチのソケット
を嵌挿できるので、これまでソケットレンチは使用でき
なかった箇所での作業も可能でとなる。又、従来の手動
の片口・両口レンチのボルト・ナット嵌挿部が、略六角
形状穴部のうち二辺を切欠かれているものに比べて、よ
り確実にボルトやナットを掴持でき、動力付レンチであ
りがちなボルトやナット頂部の掴持部を舐めてしまう心
配が無くなる。切欠かれる一辺は作業対象のボルトのネ
ジ部又は、パイプの径以上の幅だけ確保されればよい。
【００２１】例えば締め方向への使用時には、本体のレ
ンチ嵌挿口２４と、挿着されたソケットの切欠部を合致
させ、ボルトのネジ部又はパイプの長尺材の作業箇所の
近接部からレンチのソケットを嵌挿して作動させ、締め
作業終了後、握持柄部５はラチェット機構により緩めの
方向にはソケット部は空回りするので、再度本体のレン
チ嵌挿口２４と、挿着されたソケットの切欠部を合致す
る角度まで握持柄部５を持って回転させ、ソケットから
ボルト又はナットを外してからボルトのネジ部又は、パ
イプ材の部分からレンチ本体を外すようにする。
ンチ嵌挿口２４と、挿着されたソケットの切欠部を合致
させ、ボルトのネジ部又はパイプの長尺材の作業箇所の
近接部からレンチのソケットを嵌挿して作動させ、締め
作業終了後、握持柄部５はラチェット機構により緩めの
方向にはソケット部は空回りするので、再度本体のレン
チ嵌挿口２４と、挿着されたソケットの切欠部を合致す
る角度まで握持柄部５を持って回転させ、ソケットから
ボルト又はナットを外してからボルトのネジ部又は、パ
イプ材の部分からレンチ本体を外すようにする。
【００２２】パイプレンチ用ソケット８では、図４・５
が示すように、六角形状筒体部内側のパイプ嵌挿部１０
にパイプ掴持用コマ１１が２個と、パイプ掴持解除用コ
マ１２が１個が内蔵されている。パイプ掴持解除用コマ
１２は内蔵される圧縮バネ１３により、通常パイプ材に
対して食込み方向で加圧されているが、パイプ材の掴持
解除時には連続するレバー部１４によりネジを支点に自
在に揺動できるように形成されており、パイプ掴持の解
除ができるように成っている。又、パイプ掴持用・解除
用のどちらのコマにも、パイプ材との掴持部にはより強
固にパイプ材を掴持するように、パイプとの当接部断面
の周囲を渦巻ライン形状の食込み溝加工が適数施されて
いる。
が示すように、六角形状筒体部内側のパイプ嵌挿部１０
にパイプ掴持用コマ１１が２個と、パイプ掴持解除用コ
マ１２が１個が内蔵されている。パイプ掴持解除用コマ
１２は内蔵される圧縮バネ１３により、通常パイプ材に
対して食込み方向で加圧されているが、パイプ材の掴持
解除時には連続するレバー部１４によりネジを支点に自
在に揺動できるように形成されており、パイプ掴持の解
除ができるように成っている。又、パイプ掴持用・解除
用のどちらのコマにも、パイプ材との掴持部にはより強
固にパイプ材を掴持するように、パイプとの当接部断面
の周囲を渦巻ライン形状の食込み溝加工が適数施されて
いる。
【００２３】この場合に、パイプ掴持用コマ・掴持解除
用コマは、前記３個に限定されることは無く、２個又は
３個以上であってもさしつかえない。
用コマは、前記３個に限定されることは無く、２個又は
３個以上であってもさしつかえない。
【００２４】尚、本発明は、前述した実施例に限定され
ることが無いことは言うまでも無い。
ることが無いことは言うまでも無い。
【００２５】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、動力付レンチにおいて、脱着交換可能なボル
ト・ナット用ソケット、又はパイプレンチ用ソケットを
挿着して回転させる溝形状のソケット挿着部と、該溝の
内部筐体内でソケット挿着部の歯車を駆動する歯車回転
ガイド機構部と、前記歯車回転ガイド機構部を駆動させ
るの駆動部と、該駆動力を制御する制御部を筐体内に内
蔵する握持柄部とから構成される本体により形成され、
歯車回転ガイド機構部の駆動力伝達手段には、ローラー
チェーンを利用していることにより、一般の手動レンチ
のようにコンパクトで手軽に使用できる。
いるので、動力付レンチにおいて、脱着交換可能なボル
ト・ナット用ソケット、又はパイプレンチ用ソケットを
挿着して回転させる溝形状のソケット挿着部と、該溝の
内部筐体内でソケット挿着部の歯車を駆動する歯車回転
ガイド機構部と、前記歯車回転ガイド機構部を駆動させ
るの駆動部と、該駆動力を制御する制御部を筐体内に内
蔵する握持柄部とから構成される本体により形成され、
歯車回転ガイド機構部の駆動力伝達手段には、ローラー
チェーンを利用していることにより、一般の手動レンチ
のようにコンパクトで手軽に使用できる。
【００２６】ボルト・ナットレンチ用、又はパイプレン
チ用ソケットは、ソケット挿着部内で本体に固定する為
の略円盤形状のフランジ部を有し、該フランジ部は略筒
体形状のボルト・ナット嵌挿部に貫設され、ボルト・ナ
ット嵌挿部は断面の環形状の一部を前記フランジ部ごと
該筒形状部分の中心軸方向に切欠かれ、ボルト・ナット
嵌挿部内側には適数の角部を有しているので、本体に挿
着した時に本体のレンチ嵌挿口と、前記ソケットの切欠
部を合致させることにより、ボルトやパイプの長尺材に
対して、その作業位置の近接部からレンチを嵌挿できる
ので、これまでソケットレンチでは使用できなかった箇
所での作業も可能となる。
チ用ソケットは、ソケット挿着部内で本体に固定する為
の略円盤形状のフランジ部を有し、該フランジ部は略筒
体形状のボルト・ナット嵌挿部に貫設され、ボルト・ナ
ット嵌挿部は断面の環形状の一部を前記フランジ部ごと
該筒形状部分の中心軸方向に切欠かれ、ボルト・ナット
嵌挿部内側には適数の角部を有しているので、本体に挿
着した時に本体のレンチ嵌挿口と、前記ソケットの切欠
部を合致させることにより、ボルトやパイプの長尺材に
対して、その作業位置の近接部からレンチを嵌挿できる
ので、これまでソケットレンチでは使用できなかった箇
所での作業も可能となる。
【００２７】又、パイプレンチ用ソケットは、ソケット
挿着部内で本体に固定する為の略円盤形状のフランジ部
を有し、該フランジ部は略筒体形状のパイプ嵌挿部に貫
設され、パイプ嵌挿部は断面の環形状の一部を前記フラ
ンジ部ごと該筒形状部分の中心軸方向に切欠かれ、パイ
プ嵌挿部内側にはパイプ掴持用コマと、パイプ掴持解除
用コマが内蔵されているのでボルト・ナットレンチとし
ての他、パイプ材等を掴持する為のパイプレンチとして
も使用できること等、優れた効果を奏する。
挿着部内で本体に固定する為の略円盤形状のフランジ部
を有し、該フランジ部は略筒体形状のパイプ嵌挿部に貫
設され、パイプ嵌挿部は断面の環形状の一部を前記フラ
ンジ部ごと該筒形状部分の中心軸方向に切欠かれ、パイ
プ嵌挿部内側にはパイプ掴持用コマと、パイプ掴持解除
用コマが内蔵されているのでボルト・ナットレンチとし
ての他、パイプ材等を掴持する為のパイプレンチとして
も使用できること等、優れた効果を奏する。
【図１】この発明の一実施例の全体構造図である。
【図２】この発明の一実施例におけるソケット挿着部要
部斜視図である。
部斜視図である。
【図３】この発明の一実施例におけるソケット挿着部断
面図である。
面図である。
【図４】この発明の一実施例におけるパイプレンチ用ソ
ケットに、パイプ材を掴持させた時のソケット挿着部要
部正面図である。
ケットに、パイプ材を掴持させた時のソケット挿着部要
部正面図である。
【図５】この発明の一実施例におけるパイプレンチ用ソ
ケットに内蔵されたコマの斜視図である。
ケットに内蔵されたコマの斜視図である。
１ ソケット挿着部 ２ 筐体 ３ 駆動部 ４ 制御部 ５ 握持柄部 ６ ソケット嵌
挿座 ７ ボルト・ナットレンチ用ソケット ８ パイプレン
チ用ソケット ９ フランジ部 １０ 嵌挿部 １１ パイプ掴持用コマ １２ パイプ掴
持解除用コマ １３ 圧縮バネ １４ レバー部 １５ メインスプロケット １６ 補助スプ
ロケット １７ ローラーチェーン １８ 側面ロー
ラー １９ ガイドリング ２０ 回転ガイ
ド ２１ 正・逆転切替スイッチ ２２ ソケット
固定穴 ２３ チェーン調整部 ２４ レンチ嵌
挿口
挿座 ７ ボルト・ナットレンチ用ソケット ８ パイプレン
チ用ソケット ９ フランジ部 １０ 嵌挿部 １１ パイプ掴持用コマ １２ パイプ掴
持解除用コマ １３ 圧縮バネ １４ レバー部 １５ メインスプロケット １６ 補助スプ
ロケット １７ ローラーチェーン １８ 側面ロー
ラー １９ ガイドリング ２０ 回転ガイ
ド ２１ 正・逆転切替スイッチ ２２ ソケット
固定穴 ２３ チェーン調整部 ２４ レンチ嵌
挿口
Claims (4)
- 【請求項１】 動力付レンチにおいて、脱着交換可能な
ボルト・ナット用ソケット、又はパイプレンチ用ソケッ
トを挿着して回転させる溝形状のソケット挿着部と、該
溝の内部筐体内でソケット挿着部の歯車を駆動する歯車
回転ガイド機構部と、前記歯車回転ガイド機構部を駆動
させる駆動部と、該駆動力を制御する制御部を筐体内に
内蔵する握持柄部とから構成される本体により形成され
ていることを特徴とする動力付レンチ。 - 【請求項２】 ボルト・ナットレンチ用ソケットは、ソ
ケット挿着部内で本体に固定する為の略円盤形状のフラ
ンジ部を有し、該フランジ部は略筒体形状のボルト・ナ
ット嵌挿部に貫設され、ボルト・ナット嵌挿部は断面の
環形状の一部を前記フランジ部ごと該筒形状部分の中心
軸方向に切欠かれ、ボルト・ナット嵌挿部内側には適数
の角部を有する請求項１記載の動力付レンチ。 - 【請求項３】 パイプレンチ用ソケットは、ソケット挿
着部内で本体に固定する為の略円盤形状のフランジ部を
有し、該フランジ部は略筒体形状のパイプ嵌挿部に貫設
され、パイプ嵌挿部は断面の環形状の一部を前記フラン
ジ部ごと該筒形状部分の中心軸方向に切欠かれ、パイプ
嵌挿部内側にはパイプ掴持用コマと、パイプ掴持解除用
コマが内蔵されている請求項１記載の動力付レンチ。 - 【請求項４】 歯車回転ガイド機構部の駆動力伝達手段
には、ローラーチェーンを利用した請求項１記載の動力
付レンチ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4211293A JPH0819968A (ja) | 1993-02-05 | 1993-02-05 | 動力付レンチ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4211293A JPH0819968A (ja) | 1993-02-05 | 1993-02-05 | 動力付レンチ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0819968A true JPH0819968A (ja) | 1996-01-23 |
Family
ID=12626877
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4211293A Pending JPH0819968A (ja) | 1993-02-05 | 1993-02-05 | 動力付レンチ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0819968A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008012176A1 (de) * | 2006-07-26 | 2008-01-31 | Continental Teves Ag & Co. Ohg | Aggregat mit wenigstens zwei daran befestigter hydraulikanschlüsse |
| JP2011140086A (ja) * | 2010-01-06 | 2011-07-21 | Uryu Seisaku Ltd | オープンエンドレンチ |
| CN102259326A (zh) * | 2010-05-28 | 2011-11-30 | 株式会社大宇建设 | 自动耦合器连接设备和使用该设备机械地连接部件的方法 |
| CN105710592A (zh) * | 2016-04-28 | 2016-06-29 | 俞雪清 | 无爪夹管卡盘 |
| JP2021098263A (ja) * | 2019-12-19 | 2021-07-01 | 洋二 遠藤 | オープンエンドレンチ |
| US11097402B2 (en) | 2018-10-29 | 2021-08-24 | Ford Motor Company | Notched line runner socket |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JPS5222715A (en) * | 1975-08-14 | 1977-02-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Protection device for motor and control semiconductor element |
| JPS5525030A (en) * | 1978-08-09 | 1980-02-22 | Canon Inc | Electrophotographic photoreceptor |
| JPS64288U (ja) * | 1987-06-18 | 1989-01-05 | ||
| JPS6429011U (ja) * | 1987-08-14 | 1989-02-21 |
-
1993
- 1993-02-05 JP JP4211293A patent/JPH0819968A/ja active Pending
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| US8091931B2 (en) | 2006-07-26 | 2012-01-10 | Continental Teves Ag & Co., Ohg | Unit with at least two hydraulic connections fastened to it |
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