JPH08198580A - 型鋼のクランプ装置 - Google Patents
型鋼のクランプ装置Info
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- JPH08198580A JPH08198580A JP1207395A JP1207395A JPH08198580A JP H08198580 A JPH08198580 A JP H08198580A JP 1207395 A JP1207395 A JP 1207395A JP 1207395 A JP1207395 A JP 1207395A JP H08198580 A JPH08198580 A JP H08198580A
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- Japan
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- hanging piece
- housing
- cam
- flange
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- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 型鋼のフランジ厚みや幅寸法が異なっていて
も調整を要することなく、揚重時に安定してクランプで
きるようにし、またワイヤが緩んでもクランプ状態に保
持し、遠隔操作によりアンクランプできるようにする。 【構成】 クランプ装置1はハウジング2内にあって上
部中央に突出するアイボルト3を上端に一体化した吊ピ
ース4と、ハウジング2の下部に配置されたチャック用
の左右一対のフック5と、前記吊ピース4の下部に上端
を連結され、かつ枢支軸6を介して前記ハウジング2に
揺動可能に軸支された押圧用の一対のカム7と、ハウジ
ング2内にあって、フック5の送り機構を構成する水平
軸8と、水平軸8を正逆回転駆動するモータ9およびモ
ータ9のラジオコントロール用受信機10とを備えてい
る。吊ピース4はハウジング2の中央に昇降可能に連結
し、その下部にはリンクレバー16の上端が連結され、
このリンクレバー16の下端を前記各カム7の上端に連
結することにより、前記吊ピース4の昇降に伴い各カム
7を枢支軸6を介して揺動させ、型鋼の押圧およびその
解除を行なう。
も調整を要することなく、揚重時に安定してクランプで
きるようにし、またワイヤが緩んでもクランプ状態に保
持し、遠隔操作によりアンクランプできるようにする。 【構成】 クランプ装置1はハウジング2内にあって上
部中央に突出するアイボルト3を上端に一体化した吊ピ
ース4と、ハウジング2の下部に配置されたチャック用
の左右一対のフック5と、前記吊ピース4の下部に上端
を連結され、かつ枢支軸6を介して前記ハウジング2に
揺動可能に軸支された押圧用の一対のカム7と、ハウジ
ング2内にあって、フック5の送り機構を構成する水平
軸8と、水平軸8を正逆回転駆動するモータ9およびモ
ータ9のラジオコントロール用受信機10とを備えてい
る。吊ピース4はハウジング2の中央に昇降可能に連結
し、その下部にはリンクレバー16の上端が連結され、
このリンクレバー16の下端を前記各カム7の上端に連
結することにより、前記吊ピース4の昇降に伴い各カム
7を枢支軸6を介して揺動させ、型鋼の押圧およびその
解除を行なう。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば鋼製の梁など
に用いられるH型鋼,I型鋼、T型鋼などの各種型鋼を
安定的に把持し、揚重位置で自動的に取外すことができ
るようにした型鋼のクランプ装置に関する。
に用いられるH型鋼,I型鋼、T型鋼などの各種型鋼を
安定的に把持し、揚重位置で自動的に取外すことができ
るようにした型鋼のクランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】型鋼に吊ピースを溶接することなく、揚
重位置に設置した状態で自動取り外し可能な型鋼の吊具
として、例えば実公平6−32935号公報に示す構造
が開示されている。このものはフレームの下部左右に一
対の平行リンクを介して軸結されたフランジ挾持用の一
対のフックと、フレームに沿って昇降可能に支持され、
かつ前記平行リンクにレバーを介して連結したフランジ
上面押さえ部材を備えたものである。
重位置に設置した状態で自動取り外し可能な型鋼の吊具
として、例えば実公平6−32935号公報に示す構造
が開示されている。このものはフレームの下部左右に一
対の平行リンクを介して軸結されたフランジ挾持用の一
対のフックと、フレームに沿って昇降可能に支持され、
かつ前記平行リンクにレバーを介して連結したフランジ
上面押さえ部材を備えたものである。
【0003】そして、前記押さえ部材をH型鋼などの上
部フランジ面に設置した状態で吊下げ用ワイヤが緩むと
フレームが下降し、この下降動作に連繋してフックを両
側に開いてH型鋼を自動的にアンクランプし、荷解きが
なされる。また、クランプ時にはワイヤを引き上げて緊
張させるとフレームが上昇し、この上昇動作に連繋して
フックが閉じてフレームの両側をクランプすると同時
に、前記押さえ部材が下降し、フランジ面を押圧するこ
とによりクランプ状態にロックするため、より安全な揚
重作業が可能であり、また高所での自動取り外しが行な
える利点がある。
部フランジ面に設置した状態で吊下げ用ワイヤが緩むと
フレームが下降し、この下降動作に連繋してフックを両
側に開いてH型鋼を自動的にアンクランプし、荷解きが
なされる。また、クランプ時にはワイヤを引き上げて緊
張させるとフレームが上昇し、この上昇動作に連繋して
フックが閉じてフレームの両側をクランプすると同時
に、前記押さえ部材が下降し、フランジ面を押圧するこ
とによりクランプ状態にロックするため、より安全な揚
重作業が可能であり、また高所での自動取り外しが行な
える利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しながら、前記構造に
あっては、平行リンクおよびレバーのレバー比によって
フックの回動量と押さえ部材の上下量の比率が定まって
しまうため、フランジの厚みや長さが一定の型鋼には適
合するが、寸法が異なる型鋼を一つの吊り具でクランプ
するためにはレバー比の調整が必要となり、またレバー
比の調整を現場で行なうのは困難であり、実用的ではな
かった。
あっては、平行リンクおよびレバーのレバー比によって
フックの回動量と押さえ部材の上下量の比率が定まって
しまうため、フランジの厚みや長さが一定の型鋼には適
合するが、寸法が異なる型鋼を一つの吊り具でクランプ
するためにはレバー比の調整が必要となり、またレバー
比の調整を現場で行なうのは困難であり、実用的ではな
かった。
【0005】さらにはこの構造においては、ワイヤが緩
むとリンク機構が連動して自動的にアンクランプされて
しまうため設置位置の安全確認上に問題があった。
むとリンク機構が連動して自動的にアンクランプされて
しまうため設置位置の安全確認上に問題があった。
【0006】この発明は以上の問題を解決するものであ
って、その目的は、型鋼のフランジ厚みや幅寸法が異な
っていても調整を要することなく、揚重時に安定してク
ランプできるようにし、またワイヤが緩んでもクランプ
状態に保持し、遠隔操作によりアンクランプできるよう
にした型鋼のクランプ装置を提供するものである。
って、その目的は、型鋼のフランジ厚みや幅寸法が異な
っていても調整を要することなく、揚重時に安定してク
ランプできるようにし、またワイヤが緩んでもクランプ
状態に保持し、遠隔操作によりアンクランプできるよう
にした型鋼のクランプ装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、この発明は、吊ワイヤに懸架される吊ピースを昇降
可能に貫通支持したハウジングと、該ハウジングの下部
にあって、遠隔操作により駆動される送り機構に連繋し
て互いに離接可能に水平移動するチャック用の一対のフ
ックと、前記吊ピースの下部にリンクレバーを介して上
端を連結され、かつ前記ハウジングに揺動可能に軸支さ
れた押圧用の一対のカムとを備えたことを特徴とするも
のである。
め、この発明は、吊ワイヤに懸架される吊ピースを昇降
可能に貫通支持したハウジングと、該ハウジングの下部
にあって、遠隔操作により駆動される送り機構に連繋し
て互いに離接可能に水平移動するチャック用の一対のフ
ックと、前記吊ピースの下部にリンクレバーを介して上
端を連結され、かつ前記ハウジングに揺動可能に軸支さ
れた押圧用の一対のカムとを備えたことを特徴とするも
のである。
【0008】
【作用】以上の構成において、型鋼をアンクランプする
には、設置場所に設置することによって吊ワイヤが緩む
と吊ピースがハウジング内を下降し、リンクレバーが下
降することで、各カムは枢支軸を中心に回動して互いに
開き、その下端をフランジ上面の押圧状態から解放し、
遠隔操作により送り機構をアンクランプ方向に駆動する
ことを容易にし、両フックは互いに離間方向に移動して
アンクランプし、荷解きされる。
には、設置場所に設置することによって吊ワイヤが緩む
と吊ピースがハウジング内を下降し、リンクレバーが下
降することで、各カムは枢支軸を中心に回動して互いに
開き、その下端をフランジ上面の押圧状態から解放し、
遠隔操作により送り機構をアンクランプ方向に駆動する
ことを容易にし、両フックは互いに離間方向に移動して
アンクランプし、荷解きされる。
【0009】クランプする場合には、ハウジングを型鋼
の上部フランジ上に設置し、送り機構をクランプ方向に
駆動することで、両フックは互いに接近方向に移動して
型鋼のフランジを挾持する。次いでワイヤを引上げるこ
とによって吊ピースおよびリンクレバーが上昇し、カム
は枢支軸を中心に前記とは逆の閉じ方向に回動しその下
端をフランジ表面に当接してこれを押圧し、クランプ状
態にロックする。
の上部フランジ上に設置し、送り機構をクランプ方向に
駆動することで、両フックは互いに接近方向に移動して
型鋼のフランジを挾持する。次いでワイヤを引上げるこ
とによって吊ピースおよびリンクレバーが上昇し、カム
は枢支軸を中心に前記とは逆の閉じ方向に回動しその下
端をフランジ表面に当接してこれを押圧し、クランプ状
態にロックする。
【0010】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を用いて詳
細に説明する。
細に説明する。
【0011】図1はこの発明にかかるクランプ装置の正
断面図、図2は図1のA−A線断面図、図3は同クラン
プ装置を用いたH型鋼の吊り上げ状態の姿図である。
断面図、図2は図1のA−A線断面図、図3は同クラン
プ装置を用いたH型鋼の吊り上げ状態の姿図である。
【0012】図におけるクランプ装置1は、二台一組と
して使用されるものであって、各クランプ装置1は図
1,2に示すように、ハウジング2と、ハウジング2内
にあって上部中央に突出するアイボルト3を上端に一体
化した吊ピース4と、ハウジング2の下部に配置された
チャック用の左右一対のフック5と、前記吊ピース4の
下部に上端を連結され、かつ枢支軸6を介して前記ハウ
ジング2に揺動可能に軸支された押圧用の一対のカム7
と、ハウジング2内にあって、フック5の送り機構を構
成する水平軸8と、水平軸8を正逆回転駆動するモータ
9およびモータ9の遠隔操作のためのラジオコントロー
ル用受信機10とを備えている。
して使用されるものであって、各クランプ装置1は図
1,2に示すように、ハウジング2と、ハウジング2内
にあって上部中央に突出するアイボルト3を上端に一体
化した吊ピース4と、ハウジング2の下部に配置された
チャック用の左右一対のフック5と、前記吊ピース4の
下部に上端を連結され、かつ枢支軸6を介して前記ハウ
ジング2に揺動可能に軸支された押圧用の一対のカム7
と、ハウジング2内にあって、フック5の送り機構を構
成する水平軸8と、水平軸8を正逆回転駆動するモータ
9およびモータ9の遠隔操作のためのラジオコントロー
ル用受信機10とを備えている。
【0013】前記ハウジング2は複数のスペーサー11
を介して所定の離間距離離して一体に組み立てられた前
後一対のフレーム12と、フレーム12間の外側を覆う
カバー13とからなっている。各フレーム12の下部中
央にはクランプ対象であるH型鋼14の上部フランジ1
4aに直交して跨設される凹部12aが切欠き形成され
ているとともに、その上部左右には前記フック5を水平
ガイドするための長孔12bを形成し、さらに上部側中
央には吊ピース4を昇降ガイドするための長孔12cを
形成している。
を介して所定の離間距離離して一体に組み立てられた前
後一対のフレーム12と、フレーム12間の外側を覆う
カバー13とからなっている。各フレーム12の下部中
央にはクランプ対象であるH型鋼14の上部フランジ1
4aに直交して跨設される凹部12aが切欠き形成され
ているとともに、その上部左右には前記フック5を水平
ガイドするための長孔12bを形成し、さらに上部側中
央には吊ピース4を昇降ガイドするための長孔12cを
形成している。
【0014】吊ピース4の下部はこれと直交するガイド
ピン15に連結され、このガイドピン15を前記ガイド
用長孔12cに挿通することで、吊ピース4をハウジン
グ2の中央に昇降可能に連結している。またガイドピン
15には一対の連結板15aを介してリンクレバー16
の上端が連結され、このリンクレバー16の下端を前記
各カム7の上端に連結することにより、前記吊ピース4
の昇降に伴い各カム7を前記枢支軸6を介して揺動さ
せ、カム7の下端を上部フランジ14aに向けて押圧ま
たはその解除を行なう。
ピン15に連結され、このガイドピン15を前記ガイド
用長孔12cに挿通することで、吊ピース4をハウジン
グ2の中央に昇降可能に連結している。またガイドピン
15には一対の連結板15aを介してリンクレバー16
の上端が連結され、このリンクレバー16の下端を前記
各カム7の上端に連結することにより、前記吊ピース4
の昇降に伴い各カム7を前記枢支軸6を介して揺動さ
せ、カム7の下端を上部フランジ14aに向けて押圧ま
たはその解除を行なう。
【0015】前記各フック5は、これと直交する一対の
ガイドピン17に連結され、このガイドピン17を前記
ガイド用長孔12bに挿通することで長孔12bに沿っ
て挿通ガイドされる。また各フック5の上部には前記水
平軸8の外周に形成された送りネジ部8a,8bに螺合
する雌ネジブロック5aが一体化されている。なお、前
記ネジ部8a,8bは逆ネジであって、軸8の正逆転に
より両フック5は互いに接近または離間する方向に移動
する。
ガイドピン17に連結され、このガイドピン17を前記
ガイド用長孔12bに挿通することで長孔12bに沿っ
て挿通ガイドされる。また各フック5の上部には前記水
平軸8の外周に形成された送りネジ部8a,8bに螺合
する雌ネジブロック5aが一体化されている。なお、前
記ネジ部8a,8bは逆ネジであって、軸8の正逆転に
より両フック5は互いに接近または離間する方向に移動
する。
【0016】前記水平軸8は、両側を軸受部18に回転
可能に軸受され、一方の軸端に設けたギア19を前記モ
ータ9の出力軸に設けたピニオン20に噛合し、モータ
9の正逆駆動により正逆回転する。また一方の軸端の延
長部にはハウジング2の側面に覗かせた手動操作用ハン
ドル21が設けられ、このハンドル21を引き出すこと
によってギア19が掛外され、電池切れなどの非常時な
どにあってはハンドル操作によって直接水平軸8を正逆
回転できる。
可能に軸受され、一方の軸端に設けたギア19を前記モ
ータ9の出力軸に設けたピニオン20に噛合し、モータ
9の正逆駆動により正逆回転する。また一方の軸端の延
長部にはハウジング2の側面に覗かせた手動操作用ハン
ドル21が設けられ、このハンドル21を引き出すこと
によってギア19が掛外され、電池切れなどの非常時な
どにあってはハンドル操作によって直接水平軸8を正逆
回転できる。
【0017】前記ラジオコントロール用受信機10は、
図3に示すように玉掛け作業員が手にする無線操縦装置
22からの電波をハウジング2の頂部に突設したアンテ
ナ23を介して受信し、その操作に応じてモータ9を正
逆回転駆動するものであり、駆動用電源などを内蔵して
いる。またハウジング2の頂部にはモータ9の正逆回転
駆動用の押しボタンスイッチ24が配置され、この押し
ボタン操作によってもモータ9を正逆回転駆動できるよ
うになっている。
図3に示すように玉掛け作業員が手にする無線操縦装置
22からの電波をハウジング2の頂部に突設したアンテ
ナ23を介して受信し、その操作に応じてモータ9を正
逆回転駆動するものであり、駆動用電源などを内蔵して
いる。またハウジング2の頂部にはモータ9の正逆回転
駆動用の押しボタンスイッチ24が配置され、この押し
ボタン操作によってもモータ9を正逆回転駆動できるよ
うになっている。
【0018】無線操縦装置22は各クランプ装置1の各
フック5のアンクランプ用(解放用)押しボタンスイッ
チ22a、クランプ用(閉鎖用)押しボタンスイッチ2
2bおよび電源の入切用スイッチ22c,22dが備え
られ、それぞれのスイッチの操作によってクランプ動
作,アンクランプ動作がなされる。
フック5のアンクランプ用(解放用)押しボタンスイッ
チ22a、クランプ用(閉鎖用)押しボタンスイッチ2
2bおよび電源の入切用スイッチ22c,22dが備え
られ、それぞれのスイッチの操作によってクランプ動
作,アンクランプ動作がなされる。
【0019】以上の各クランプ装置1は、クレーンフッ
ク25にワイヤW1 を介して吊下されるいわゆる天秤と
称する吊治具26の下部両側に前記アイボルト3に連結
する吊ワイヤW2 を介して吊り下げ支持され、各クラン
プ装置1に前記H型鋼14をクランプした状態で揚重位
置に揚重し、その後アンクランプすることで自動的に荷
解きする。
ク25にワイヤW1 を介して吊下されるいわゆる天秤と
称する吊治具26の下部両側に前記アイボルト3に連結
する吊ワイヤW2 を介して吊り下げ支持され、各クラン
プ装置1に前記H型鋼14をクランプした状態で揚重位
置に揚重し、その後アンクランプすることで自動的に荷
解きする。
【0020】アンクランプ時には、目的とする設置位置
に設置し、吊ワイヤWが緩むと吊ピース4がハウジング
2内を下降し、リンクレバー16が下降することで、各
カム7は枢支軸6を中心に回動して互いに開き、その下
端をフランジ14aの押圧状態から解放する。この状態
で押しボタン操作或いは無線操縦装置22による遠隔押
しボタン操作により、水平軸8を逆転駆動することでフ
ック5は互いに離間方向に移動してH型鋼14をアンク
ランプし、荷解きされる。
に設置し、吊ワイヤWが緩むと吊ピース4がハウジング
2内を下降し、リンクレバー16が下降することで、各
カム7は枢支軸6を中心に回動して互いに開き、その下
端をフランジ14aの押圧状態から解放する。この状態
で押しボタン操作或いは無線操縦装置22による遠隔押
しボタン操作により、水平軸8を逆転駆動することでフ
ック5は互いに離間方向に移動してH型鋼14をアンク
ランプし、荷解きされる。
【0021】クランプする場合には、凹部12aをH型
鋼14の上部フランジ上に設置し、押しボタン操作或い
は無線操縦装置22による遠隔押しボタン操作により、
水平軸8を正転駆動することで、両フック5は互いに接
近方向に移動してH型鋼14のフランジ14aを挾持す
る。次いで吊ワイヤWを引上げることによって吊ピース
4およびリンクレバー16が上昇し、カム7は枢支軸6
を中心に前記とは逆の閉じ方向に回動しその下端をフラ
ンジ表面に当接してこれを押圧し、クランプ状態にロッ
クする。
鋼14の上部フランジ上に設置し、押しボタン操作或い
は無線操縦装置22による遠隔押しボタン操作により、
水平軸8を正転駆動することで、両フック5は互いに接
近方向に移動してH型鋼14のフランジ14aを挾持す
る。次いで吊ワイヤWを引上げることによって吊ピース
4およびリンクレバー16が上昇し、カム7は枢支軸6
を中心に前記とは逆の閉じ方向に回動しその下端をフラ
ンジ表面に当接してこれを押圧し、クランプ状態にロッ
クする。
【0022】なお揚重作業中誤操作や電波攪乱によりモ
ータ9が逆転駆動しようとしても、H型鋼の自重および
カム7のクランプ力がモータ9の駆動力を上回るように
すれば、脱落などの事故もなく、安全性を保つことがで
きる。
ータ9が逆転駆動しようとしても、H型鋼の自重および
カム7のクランプ力がモータ9の駆動力を上回るように
すれば、脱落などの事故もなく、安全性を保つことがで
きる。
【0023】また、H型鋼14の寸法やフランジ厚みが
異なっていていてもフレーム12の凹部12aの寸法
や、フック5の寸法や移動量、カム7の揺動量をその変
更範囲を許容する値に予め設定しておけば、いずれにも
対応してクランプすることができることは言うまでもな
く、前記H型鋼14のほかI型鋼、またはT型鋼などの
揚重作業にも用いることができる。
異なっていていてもフレーム12の凹部12aの寸法
や、フック5の寸法や移動量、カム7の揺動量をその変
更範囲を許容する値に予め設定しておけば、いずれにも
対応してクランプすることができることは言うまでもな
く、前記H型鋼14のほかI型鋼、またはT型鋼などの
揚重作業にも用いることができる。
【0024】
【発明の効果】以上実施例によって詳細に説明したよう
に、この発明にかかる型鋼のクランプ装置にあっては、
アンクランプ時において、設置場所に設置することによ
って吊ワイヤが緩むと吊ピースがハウジング内を下降
し、リンクレバーが下降することで、各カムは枢支軸を
中心に回動して互いに開き、その下端をフランジ上面の
押圧状態から解放し、遠隔操作により送り機構をアンク
ランプ方向に駆動することが可能となり、両フックは互
いに離間方向に移動してアンクランプするため、設置場
所の安全性を確認した上で遠隔操作による自動的な荷解
きができ、作業の安全性を向上できる。
に、この発明にかかる型鋼のクランプ装置にあっては、
アンクランプ時において、設置場所に設置することによ
って吊ワイヤが緩むと吊ピースがハウジング内を下降
し、リンクレバーが下降することで、各カムは枢支軸を
中心に回動して互いに開き、その下端をフランジ上面の
押圧状態から解放し、遠隔操作により送り機構をアンク
ランプ方向に駆動することが可能となり、両フックは互
いに離間方向に移動してアンクランプするため、設置場
所の安全性を確認した上で遠隔操作による自動的な荷解
きができ、作業の安全性を向上できる。
【0025】またクランプ時にはハウジングを型鋼の上
部フランジ上に設置し、送り機構をクランプ方向に駆動
することで、両フックは互いに接近方向に移動して型鋼
のフランジを挾持し、その後ワイヤを引上げることによ
って吊ピースおよびリンクレバーが上昇し、カムは枢支
軸を中心に前記とは逆の閉じ方向に回動しその下端をフ
ランジ表面に当接してこれを押圧し、クランプ状態にロ
ックするため、揚重途中での脱落事故なども未然に防止
できる。さらには寸法形状が異なる型鋼を一つの吊り具
でクランプできるため汎用性に富むなどの利点がある。
部フランジ上に設置し、送り機構をクランプ方向に駆動
することで、両フックは互いに接近方向に移動して型鋼
のフランジを挾持し、その後ワイヤを引上げることによ
って吊ピースおよびリンクレバーが上昇し、カムは枢支
軸を中心に前記とは逆の閉じ方向に回動しその下端をフ
ランジ表面に当接してこれを押圧し、クランプ状態にロ
ックするため、揚重途中での脱落事故なども未然に防止
できる。さらには寸法形状が異なる型鋼を一つの吊り具
でクランプできるため汎用性に富むなどの利点がある。
【図1】図1はこの発明にかかるクランプ装置の正断面
図である。
図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】同クランプ装置を用いたH型鋼の吊り上げ状態
の姿図である。
の姿図である。
1 クランプ装置 2 ハウジング 4 吊ピース 5 フック 7 押圧用カム 8 水平軸(送り機構) 9 水平軸駆動用のモータ 10 ラジオコントロール装置 16 リンクレバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石丸 光夫 大阪府枚方市招提大谷1−1−1 株式会 社大林組大阪機械工場内 (72)発明者 鎌田 国男 大阪府枚方市招提大谷1−1−1 株式会 社大林組大阪機械工場内
Claims (1)
- 【請求項1】 吊ワイヤに懸架される吊ピースを昇降可
能に貫通支持したハウジングと、該ハウジングの下部に
あって、遠隔操作により駆動される送り機構に連繋して
互いに離接可能に水平移動するチャック用の一対のフッ
クと、前記吊ピースの下部にリンクレバーを介して上端
を連結され、かつ前記ハウジングに揺動可能に軸支され
た押圧用の一対のカムとを備えたことを特徴とする型鋼
のクランプ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1207395A JP2863454B2 (ja) | 1995-01-27 | 1995-01-27 | 型鋼のクランプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1207395A JP2863454B2 (ja) | 1995-01-27 | 1995-01-27 | 型鋼のクランプ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08198580A true JPH08198580A (ja) | 1996-08-06 |
JP2863454B2 JP2863454B2 (ja) | 1999-03-03 |
Family
ID=11795424
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1207395A Expired - Fee Related JP2863454B2 (ja) | 1995-01-27 | 1995-01-27 | 型鋼のクランプ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2863454B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103204429A (zh) * | 2013-04-12 | 2013-07-17 | 国鼎(南通)管桩有限公司 | 混凝土管桩模具吊装用机械挂钩 |
CN105270993A (zh) * | 2015-10-27 | 2016-01-27 | 芜湖市泰能电热器具有限公司 | 一种吊挂装置 |
KR102265056B1 (ko) * | 2020-11-27 | 2021-06-15 | 스털링테크놀로지(주) | 사이드그립을 갖는 바이브로 해머 |
US11725359B2 (en) | 2020-11-27 | 2023-08-15 | Sterling Technology Inc. | Vibro-hammer having side grip |
-
1995
- 1995-01-27 JP JP1207395A patent/JP2863454B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN103204429A (zh) * | 2013-04-12 | 2013-07-17 | 国鼎(南通)管桩有限公司 | 混凝土管桩模具吊装用机械挂钩 |
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KR102265056B1 (ko) * | 2020-11-27 | 2021-06-15 | 스털링테크놀로지(주) | 사이드그립을 갖는 바이브로 해머 |
WO2022114312A1 (ko) * | 2020-11-27 | 2022-06-02 | 스털링테크놀로지(주) | 사이드그립을 갖는 바이브로 해머 |
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