JPH0819854A

JPH0819854A - 使用済ノズルの廃却ポット

Info

Publication number: JPH0819854A
Application number: JP17754794A
Authority: JP
Inventors: Shinichiro Iura; 慎一郎井浦; Shogo Mizutani; 省吾水谷; Yuichi Kanai; 裕一金井; Akira Sato; 章佐藤; Kenichi Tsujimoto; 健一辻本; Satashi Kawahigashi; 佐太志川東; Mitsunobu Sato; 光信佐藤
Original assignee: Toshiba Corp; Sumitomo Metal Industries Ltd; Toshiba Ceramics Co Ltd
Current assignee: Coorstek KK; Toshiba Corp; Nippon Steel Corp
Priority date: 1994-07-06
Filing date: 1994-07-06
Publication date: 1996-01-23
Anticipated expiration: 2014-07-28
Also published as: JP2927186B2

Abstract

(57)【要約】【目的】鋳造工程における全注湯作業が終了した後、
溶融金属容器の湯の出鋼口より取外した多数の使用済ノ
ズルを、整列させて一時保管することができる使用済ノ
ズルの廃却ポットを提供することを目的としている。【構成】使用済ノズルを受渡し装置を介して整列・保
管する廃却ポットにおいて、前記廃却ポットは、上面が
開口した細長い箱型本体と、箱形本体の上端面に固定さ
れたガイドレールと、後側の壁面中央部に設置された押
出しシリンダと、前側の壁面に取付けた開閉自在な扉ま
たは取外し可能なストッパーとにより構成されて、前記
押出しシリンダのピストンロッドが後側の壁面より箱形
本体の内部に突入し、箱形本体の内部に受渡しされた使
用済ノズルを前方に順次押出すようにした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、使用済ノズルの廃却ポ
ットに関し、さらに詳しくは、鋳造工程において、溶融
金属容器の湯の出鋼口に設置されたノズルを、全注湯終
了後に新しいノズルと交換する際に、廃却する使用済ノ
ズルを一時保管する使用済ノズルの廃却ポットに関す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来、製鋼法における連続鋳造工程にお
いて、溶融金属容器の底部には溶湯の出鋼口が設けられ
ており、この出鋼口には、溶融金属容器から流出する溶
鋼の量を一定に保つため、高耐熱・耐蝕性で口径が変化
しない材質により成形されたノズルが設置されている。

【０００３】また、上記溶融金属容器の溶湯の出鋼口に
設置されたノズルは、鋳造工程において、全注湯作業が
終了した後に直ちに新しいノズルと交換されるものであ
り、交換された使用済ノズルは、溶損のために再使用が
不可能であるから、全注湯作業の終了後に溶融金属容器
から取外された使用済ノズルは、作業者により廃却用の
箱または運搬車などにそのまま廃棄されていた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の鋳造工程において、全注湯作業の終了後に溶融金属
容器の出鋼口から取外された使用済ノズルは、使用直後
のために赤熱した高温状態であり、しかも大型のノズル
では重量が約３０ｋｇもあるので、高温かつ重作業のた
めに作業能率が低下し、危険度が高いなどの課題があっ
た。

【０００５】また、上記ノズルに着脱用のホルダーが設
置されているホルダー付ノズルの場合には、廃棄された
ノズルの冷却後にホルダーを取外して再使用するが、無
造作に捨てられているホルダー付ノズルを一本一本取り
出して、ノズルよりホルダーを取外す作業を行うので、
ノズルの取り出し作業に時間が掛るなど、大幅な作業工
数が必要になるなどの課題があった。

【０００６】本発明は、従来の鋳造工程における課題を
解決するためになされたもので、鋳造工程における全注
湯作業が終了した後、溶融金属容器の湯の出鋼口より取
外した多数の使用済ノズルを、整列させて一時保管する
ことができる使用済ノズルの廃却ポットを提供すること
を目的としている。

【０００７】

【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明による使用済ノズルの廃却ポットは、溶融金
属容器の底部にスライドゲ−トを介して装着されるホル
ダー付ノズルを新しいノズルと交換する際、前記溶融金
属容器から取外された使用済ノズルを受渡し装置を介し
て整列・保管する廃却ポットにおいて、前記廃却ポット
は、上面が開口した細長い箱型本体と、箱形本体の上端
面に固定されたガイドレールと、前側の壁面に取付けた
開閉自在な扉または取外し可能なストッパーとにより構
成されて、後側の壁面中央部に設置された押出しシリン
ダのピストンロッドが後側の壁面より箱形本体の内部に
突入し、箱形本体の内部に受渡しされた使用済のノズル
を前方に順次押出すようにした。また、前記廃却ポット
は、使用済みノズルを前方へ挿出すためのピストンロッ
ドにかえて、ノズルが自重で移動するように、上面が開
口した細長い箱型本体の両側壁の上端面が前方に向かっ
て低くなるように傾斜させ、前記傾斜した両側壁の上端
面にガイドレールを固定し、ガイドレールの前端部にス
トッパーを設けたもの、両側壁の上端面の外側に装着し
た一対のコンベア装置と、前方側の解放部に取外し可能
に取付けたストッパとを設けたもの、箱型本体底部が前
方に向かって低くなるように傾斜して設置されたもの、
あるいは本体の後端部側にノズルの受渡し装置を一体ま
たは取外し可能に装着したものであってもよい。さら
に、前記溶融金属容器から取外された使用済ノズルを廃
却ポットに受渡しする受渡し装置は、基台と、基台の上
面の両端部に下端部を固定して立設した上下伸縮自在な
支柱と、基台の上面中央部に下端部を固定して立設した
シリンダと、前記支柱およびシリンダの上端部に基端部
が固定され先端部が開口したコの字形の受台とにより構
成し、前記受台の開口部の両側に、使用済のノズルのホ
ルダーより左右方向に突設したアームを保持するアーム
受部を設けたものである。

【０００８】

【作用】このような構成に基づいて、本発明によれば、
鋳造工程において溶融金属容器から全注湯作業が終了す
ると、直ちにロボットまたは専用交換装置によりノズル
の交換作業が自動的に行われ、使用済ノズルは受渡し装
置を介して廃却ポットへ順次整列して保管される。

【０００９】したがって、従来のように、高温雰囲気内
での重作業や危険度の高い作業がなくなり作業能率が向
上する。また、使用済ノズルよりホルダーを取外して再
使用する場合、使用済ノズルが廃却ポット内に整列して
保管されているので、廃却ポットより冷却後の使用済ノ
ズルの取出し時間が短縮されるとともに取り出し作業を
簡単、かつ容易に行うことができる。

【００１０】

【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。

【００１１】図１は本発明による使用済ノズルの廃却ポ
ットを示す斜視図、図２は溶融金属容器の底部を示す断
面図、図３は取外した使用済ノズルを廃却ポットへ移載
する受渡し装置の第１の実施例を示す斜視図である。

【００１２】まず、製鋼法における連続鋳造工程におい
て、溶融金属容器１の底部に設けられた溶湯の出鋼口１
ａには、出鋼する溶鋼の量を一定に制御するため、高耐
熱・耐蝕性で口径が変化しない材質により成形されたノ
ズル２がスライディングゲ−ト１ｂを介して着脱可能に
設置されている。尚、スライディングゲ−ト１ｂは摺動
板を矢印方向に移動させることにより、出鋼する溶鋼量
を制御するものである。

【００１３】また、溶融金属容器１の出鋼口１ａにノズ
ル２を着脱するための図示しないロボットや専用交換装
置の着脱金具が把持し易いように、ノズル２の基端部に
は、左右方向にロッドまたはアーム３ａを突設したホル
ダー３が設置されているホルダー付ノズル２が主流であ
り、使用済ノズル２からホルダー３を取外して再使用で
きるようになっている。

【００１４】ノズル２は、溶融金属容器１からの全注湯
作業が終了した後に、直ちに新しいノズルと交換される
ものであり、溶融金属容器１からロボットまたは専用交
換装置を介して取外された使用済ノズル２は、図３に示
した受渡し装置４を介して廃却ポット５に多数整列して
保管される。

【００１５】図３に示した使用済ノズル２の受渡し装置
４は、基台６と、基台６の上面の両端部に下端部を固定
して立設した上下伸縮自在な支柱７、７と、基台６の上
面中央部に下端部を固定して立設したシリンダ８と、上
記支柱７、７およびシリンダ８の上端部に基端部が固定
され先端部が開口したコの字形の受台９とにより構成さ
れており、この受台９の開口部の両側には、使用済ノズ
ル２のホルダー３より左右方向に突設したアーム３ａの
受溝１０ａを上端部に形成したアーム受部１０が設けら
れている。

【００１６】受渡し装置４は、溶融金属容器１の出鋼口
１ａにノズル２を着脱するロボットまたは専用交換装置
の近傍に配置され、溶融金属容器１より取外された使用
済ノズル２が、ロボットまたは専用交換装置のハンド１
１により受取られた後、ロボットまたは専用交換装置を
移動させるか、またはハンド１１を反転して所定位置に
停止させ、ハンド１１より受渡し装置４のアーム受部１
０に使用済ノズル２を移載するようになっている。

【００１７】廃却ポット５は、図１に示されるように、
上面が開口した細長い箱型本体１２と、箱形本体１２の
細長い両側壁部の上端面に固定されたガイドレール１３
と、後側の壁面中央部に設置された押出しシリンダ１４
と、前側の壁面に取付けた開閉自在な扉１５または取外
し可能なストッパーとにより構成されており、押出しシ
リンダ１４のピストンロッド１４ａは、後側の壁面中央
部より箱形本体１２の内部に突入しており、箱形本体１
２の内部に受渡しされた使用済ノズル２を前側の扉１５
側に順次押し出すようになっている。

【００１８】以上の構成において、作動の際には、ま
ず、鋳造工程において溶融金属容器１から全注湯作業が
終了すると、直ちに溶融金属容器１の近傍にノズル２を
交換するロボットまたは専用交換装置が配置されるとと
もに、その近傍に受渡し装置４および廃却ポット５が配
置される。

【００１９】溶融金属容器１より取外された使用済ノズ
ル２は、ロボットまたは専用交換装置のハンド１１によ
り受取られ、ロボットまたは専用交換装置を移動させる
か、またはハンド１１を反転させて所定の位置に停止さ
せる。次に受渡し装置４のシリンダ８が上昇してアーム
受部１０の受溝１０ａに、ハンド１１より使用済のノズ
ル２を受取る。そして、ロボットまたは専用交換装置の
ハンド１１が受渡し装置４から移動して離れるととも
に、受渡し装置４のシリンダ８が下降してアーム受部１
０に保持した使用済ノズル２を廃却ポット５の箱形本体
１２内に収納し、受渡し装置４のシリンダ８がさらに下
降することにより、使用済ノズル２が廃却ポット５のガ
イドレール１３の上に移載される。

【００２０】廃却ポット５に移載された使用済ノズル２
が一本の場合は、上述した動作で終了するが、使用済ノ
ズル２が複数本の場合は、廃却ポット５内に収容された
使用済ノズル２が、押出しシリンダ１４のピストンロッ
ド１４ａにより扉１５側に押出されて保管されるととも
に、ロボットまたは専用交換装置のハンド１１および受
渡し装置４のシリンダ８の作動を繰り返して、順次使用
済ノズル２を廃却ポット５内に多数整列して保管する。

【００２１】なお、上記ロボットまたは専用交換装置の
ハンド１１および受渡し装置４のアーム受部１０による
使用済ノズル２の保持は、ノズル２のホルダー３の左右
に突設したアーム３ａを介して行われるものであり、廃
却ポット５内に収納された使用済ノズル２のアーム３ａ
が箱形本体１２の側壁上面に固定されたガイドレール１
３の上面に支持され、押出しシリンダ１４のピストンロ
ッド１４ａにより押出されると、使用済ノズル２のアー
ム３ａが廃却ポット５のガイドレール１３の上を滑りな
がら順次整列して保管される。

【００２２】また、廃却ポット５の一時保管された使用
済ノズル２は、冷却された後にホルダー３を取外して再
使用するが、廃却ポット５より使用済ノズル２を一本一
本取り出してホルダー３を取外す場合、使用済ノズル２
が整列して保管されているのでホルダー３の取外し作業
が容易である。

【００２３】図４は本発明による廃却ポットの第２の実
施例を示す斜視図であり、この実施例による廃却ポット
１６は、上面が開口した細長い箱型本体１７の両側壁の
上端面が前端に向かって低くなるように傾斜しており、
この傾斜した両側壁の上端面にガイドレール１８が固定
されている。そして、ガイドレール１８の前端部にはス
トッパー１９が設けられている。

【００２４】したがって、ロボットまたは専用交換装置
のハンド１１より使用済ノズル２が箱形本体１７の内部
に受渡しされると、ノズル２のアーム３ａが傾斜したガ
イドレール１８の上面に保持され、ノズル２の自重のよ
り前端部に向かって滑り下り、ストッパー１９で停止す
るようになっている。

【００２５】図５は本発明による廃却ポットの第３の実
施例を示す斜視図であり、この実施例による廃却ポット
２０は、前後方向が解放されて細長い両側壁を有する本
体２１と、この両側壁の上端面の外側に装着した一対の
コンベア装置２２と、前方側の解放部に取外し可能に取
付けたストッパ２３とにより構成されており、この廃却
ポット２０の後端部側にノズル２の受渡し装置４が一体
または取外し可能に装着された構造になっている。

【００２６】上記廃却ポット２０のコンベア装置２２に
は、歯付チェーンまたはスチールベルトなどを使用する
のが好ましく、前側に設置されたストッパ２３の近傍が
側壁の上端面より低くなるように設置されている。

【００２７】したがって、ロボットまたは専用交換装置
のハンド１１より使用済ノズル２が受渡し装置４に受渡
しされると、受渡し装置４のシリンダ８が下降してアー
ム受部１０に保持したノズル２のアーム３ａが、廃却ポ
ット２０のコンベア装置２２の上に移載され、コンベア
装置２２を介して廃却ポット２０の前側より順次整列し
て保管される。

【００２８】なお、廃却ポット２０の本体２１を構成す
る両側壁およびコンベア装置の長さを変更することによ
り、整列・保管されるノズル２の数を適宜設定すること
が可能である。

【００２９】また、上記各実施例において、廃却ポット
２０の底板２４は、前方に向かって低くなるように傾斜
して設置されており、廃却ポット２０内に収納した使用
済ノズル２が冷却の途中で折損したり、あるいは溶融金
属の残滓の洩れなどがある場合に、これらの掻き出しや
清掃作業が容易に行うことができるようになっている。

【００３０】一方、図６は取外した使用済のノズルを廃
却ポットへ移載する受渡し装置の第２の実施例を示す斜
視図であり、この実施例に示した使用済ノズル２の受渡
し装置２５は、基台２６と、基台２６の上面に上下に伸
縮自在に装着したテーブルリフタ２７と、テーブルリフ
タ２７の上面の左右に立設されアーム３ａの受溝２８ａ
を上端部に形成したアーム受部２８とにより構成されて
いる。

【００３１】受渡し装置２５により使用済ノズル２を受
渡しする動作は、前述した実施例と同様なので説明を省
略する。

【００３２】なお、本発明による廃却ポットは、説明し
た実施例に限定するものではなく、発明の主旨に適する
ものであれば他の変形例でも同等の作用効果を奏する。
また、廃却ポットにキャスターなどを装着することによ
り移動自在に構成することができるので、多数の使用済
ノズルを整列し保管した後に、所定の場所への移動が容
易になる。

【００３３】

【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、鋳造工程において溶融金属容器から全注湯作業が
終了すると、直ちにロボットまたは専用交換装置により
ノズルの交換作業が自動的に行われ、使用済のノズルは
受渡し装置を介して廃却ポットへ順次整列して保管され
るので、従来のように、高温雰囲気内での重作業や危険
度の高い作業がなくなり、作業能率が向上する。

【００３４】また、使用済のノズルのホルダーを取外し
て再使用する場合、冷却された使用済のノズルが廃却ポ
ット内に整列して保管されているので、廃却ポットより
ノズルを取り出す時間が短縮されるとともに取り出し作
業が簡単であり、ホルダーの取外し作業を容易に行うこ
とができる。

【００３５】さらに、廃却ポットの底板を前方に向かっ
て低くなるように傾斜させたものでは、使用済のノズル
の折損や、溶融金属の残滓の洩れなどが廃却ポットの底
部にあっても、掻き出しや清掃が容易である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による使用済ノズルの廃却ポットの第１
の実施例を示す斜視図である。

【図２】溶融金属容器の底部を示す断面図である。

【図３】取外した使用済ノズルを廃却ポットへ移載する
受渡し装置の第１の実施例を示す斜視図である。

【図４】本発明による使用済ノズルの廃却ポットの第２
の実施例を示す斜視図である。

【図５】本発明による使用済ノズルの廃却ポットの第３
の実施例を示す斜視図である。

【図６】取外した使用済ノズルを廃却ポットへ移載する
受渡し装置の第２の実施例を示す斜視図である。

【符号の説明】

１溶融金属容器２ノズル３ホルダー４、２５受渡し装置５、１６、２０廃却ポット６基台７支柱８シリンダ９受台１０アーム受部１１ハンド１２箱形本体１３、１８ガイドレール１４押出しシリンダ１５開閉自在な扉２２コンベア装置２４底板

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者水谷省吾愛知県刈谷市小垣江町南藤１番地東芝セラミックス株式会社刈谷製造所内 (72)発明者金井裕一愛知県刈谷市小垣江町南藤１番地東芝セラミックス株式会社刈谷製造所内 (72)発明者佐藤章愛知県刈谷市小垣江町南藤１番地東芝セラミックス株式会社刈谷製造所内 (72)発明者辻本健一愛知県刈谷市小垣江町南藤１番地東芝セラミックス株式会社刈谷製造所内 (72)発明者川東佐太志和歌山県和歌山市湊1850番地住友金属工業株式会社和歌山製鉄所内 (72)発明者佐藤光信大阪府大阪市中央区北浜４丁目５番33号住友金属工業株式会社内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】溶融金属容器の底部にスライドゲ−トを
介して装着されるホルダー付ノズルを新しいノズルと交
換する際、前記溶融金属容器から取外された使用済ノズ
ルを受渡し装置を介して整列・保管する廃却ポットにお
いて、前記廃却ポットは、上面が開口した細長い箱型本
体と、箱形本体の上端面に固定されたガイドレールと、
前側の壁面に取付けた開閉自在な扉または取外し可能な
ストッパーとにより構成されて、後側の壁面中央部に設
置された押出しシリンダのピストンロッドが後側の壁面
より箱形本体の内部に突入し、箱形本体の内部に受渡し
された使用済のノズルを前方に順次押出すようにしたこ
とを特徴とする使用済ノズルの廃却ポット。
【請求項２】使用済みノズルを前方へ挿出すためのピ
ストンロッドにかえて、ノズルが自重で移動するよう
に、上面が開口した細長い箱型本体の両側壁の上端面が
前方に向かって低くなるように傾斜させ、前記傾斜した
両側壁の上端面にガイドレールを固定し、ガイドレール
の前端部にストッパーを設けたことを特徴とする請求項
１記載の使用済ノズルの廃却ポット。
【請求項３】使用済みノズルを前方へ挿出すためのピ
ストンロッドにかえて、両側壁の上端面の外側に装着し
た一対のコンベア装置と、前方側の解放部に取外し可能
に取付けたストッパとを設けたことを特徴とする請求項
１記載の使用済ノズルの廃却ポット。
【請求項４】前記溶融金属容器から取外された使用済
ノズルを廃却ポットに受渡しする受渡し装置は、基台
と、基台の上面の両端部に下端部を固定して立設した上
下伸縮自在な支柱と、基台の上面中央部に下端部を固定
して立設したシリンダと、前記支柱およびシリンダの上
端部に基端部が固定され先端部が開口したコの字形の受
台とにより構成され、前記受台の開口部の両側に、使用
済ノズルのホルダーを保持するアーム受部を設けたこと
を特徴とする請求項１乃至請求項３記載の使用済ノズル
の廃却ポット。
【請求項５】箱型本体底部が前方に向って低くなるよ
うに傾斜して設置されていることを特徴とする請求項１
乃至請求項３記載の使用済ノズルの廃却ポット。
【請求項６】本体の後端部側にノズル受渡し装置を一
体または取外し可能に設置したことを特徴とする請求項
１乃至請求項３記載の使用済ノズルの廃却ポット。