JPH08198442A - 搬送品ガイド装置 - Google Patents

搬送品ガイド装置

Info

Publication number
JPH08198442A
JPH08198442A JP32311094A JP32311094A JPH08198442A JP H08198442 A JPH08198442 A JP H08198442A JP 32311094 A JP32311094 A JP 32311094A JP 32311094 A JP32311094 A JP 32311094A JP H08198442 A JPH08198442 A JP H08198442A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide
belt
path
guide belt
guide member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP32311094A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Saito
昌司 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Kanetsu KK
Original Assignee
Toyo Kanetsu KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Kanetsu KK filed Critical Toyo Kanetsu KK
Priority to JP32311094A priority Critical patent/JPH08198442A/ja
Publication of JPH08198442A publication Critical patent/JPH08198442A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガイドベルトを一定の高さ位置で長時間安定
走行させることができ、また、軽量で組立性が良く、し
かも応答性の良い動作制御が可能な搬送品ガイド装置を
提供する。 【構成】 ガイドベルト11を支持するガイドフレーム
9は、アルミニウム等の軽合金製とするとともに、往路
側及び復路側のいずれも、ガイドベルト11の裏面に面
接触することによりガイドベルト11の走行位置を規制
する凸湾曲面状のベルトガイド面94a,95a,96
a,97aを装備した構成とし、かつ、ガイドベルト1
1を駆動する駆動プーリ12の駆動軸と該駆動プーリ1
2を駆動するベルト駆動モータ6の出力軸とが、ベルト
やチェーン等の可撓性の動力伝達手段を介さずにほぼ直
結状に連結された構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、搬送路上の物品の方向
転換や走行位置の規制を行う搬送品ガイド装置に関する
もので、詳しくは、搬送路上を走行する物品の側面に当
接させるガイドベルトと、該ガイドベルトを駆動する駆
動プーリや前記ガイドベルトを所定の緊張状態に保持す
るためのベルト支持ローラ等を介して前記ガイドベルト
を所定の経路で走行可能に支持するガイドフレームと、
前記駆動プーリを回転駆動するベルト駆動モータとを備
えた構成をなす搬送品ガイド装置の改良に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図2及び図3は、従来の搬送品ガイド装
置を示したものである。ここに示した搬送品ガイド装置
1は、実開昭61−101526号公報に開示されたも
ので、物品2を搬送する搬送路3上に設置されて、該搬
送路3上の物品2の方向転換や走行位置の規制を行う。
なお、ここに示した例では、前記搬送路3は、物品2の
搬送方向に沿って並べられたローラ41をチェーン等の
動力伝達手段を介して回転駆動するローラコンベヤ4に
よって提供されている。また、前記搬送路3上の物品2
は、矢印(イ)方向に搬送される。
【0003】前記搬送品ガイド装置1は、図3に示すよ
うに、搬送路3上を走行する物品2の側面21に当接さ
せるガイドベルト11と、駆動プーリ12やベルト支持
ローラ13〜17を介して前記ガイドベルト11を所定
の経路で走行可能に支持するガイドフレーム5と、前記
駆動プーリ12を回転駆動するベルト駆動モータ6とを
備えた構成であり、前記ガイドベルト11は図中の矢印
(ロ)方向に走行駆動される。
【0004】ここで、前記駆動プーリ12は、該ガイド
ベルト11を駆動するプーリである。そして、前記ベル
ト支持ローラ13〜17は、前記ガイドベルト11を所
定の緊張状態に保持するためのもので、ベルト支持ロー
ラ13,14はガイドベルト11の復路側におけるベル
ト位置決め用として、ガイドフレーム5に取り付けられ
ている。また、ベルト支持ローラ16は、ガイドベルト
11の復路から往路への折り返し用として、ガイドフレ
ーム5に取り付けられている。また、ベルト支持ローラ
17は、ガイドベルト11の往路側での走行位置規制用
として、ガイドフレーム5に取り付けられている。一
方、ベルト支持ローラ15は、前記ガイドベルト11が
前述した各駆動プーリ12やベルト支持ローラ13,1
4,16,17に当接した緊張状態になるように、ガイ
ドベルト11に張力をかけるためのもので、ガイドベル
ト11にかける張力を調整し得るように、進退可能にガ
イドフレーム5に取り付けられている。
【0005】前記ガイドフレーム5は、鋼材を用いた構
造物で、ガイドベルト11の往路側に適宜間隔で配置さ
れる支持板部51と、これらの支持板部51を支持する
適宜数の本体枠板52とを備えた構造である。ここで、
前記支持板部51は、物品2の圧接によって往路側を走
行しているガイドベルト11に弛みが生じないように、
該ガイドベルト11をその裏面側から支持する部材で、
往路側にのみ、適宜間隔で配置されている。また、隣接
する本体枠板52どうしは、ねじ部材等によって互いに
連結固定されて、一体化したフレームを構成する。
【0006】前記ベルト駆動モータ6は、前記本体枠板
52に取り付けられている。そして、該ベルト駆動モー
タ6の出力軸には出力伝達用のプーリ61が装備され、
該プーリ61と前記駆動プーリ12の駆動軸に固設され
たプーリとの間に巻き付けられたベルト等の可撓性の動
力伝達手段62を介して、前記ベルト駆動モータ6の出
力が駆動プーリ12に伝達される構成となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述した搬
送品ガイド装置1の場合、ガイドベルト11は復路側で
は、ベルト支持ローラ13,14,15等によって、部
分的に、また、離間的に支持されているだけなので、ガ
イドベルト11の復路の走行中にベルト支持ローラ1
3,14,15間において自重によって下方への弛みが
生じ易く、また、ガイドベルト11全体が下降する恐れ
があり、この弛みや下降現象が原因となって、ガイドベ
ルト11を一定の高さ位置で長時間安定走行させること
が困難になったり、ガイドベルト11の下側縁がベルト
支持ローラに強く擦り付けられてガイドベルト11の寿
命が低下するなどの問題がある。
【0008】また、図3にも示したように、ガイドベル
ト11を一定の緊張状態に保つためには、多数のベルト
支持ローラ13〜17が必要となり、これらのベルト支
持ローラ13〜17のガイドフレーム5への取り付けの
ために、組立に多大な手間がかかると同時に、ガイドベ
ルト11の張力を適正に維持・管理することが困難にな
るという問題がある。
【0009】また、ガイドフレーム5が鋼材を用いた構
造物であるため、装置が重量化するという問題もある。
【0010】更に、前記搬送品ガイド装置1の場合は、
ベルト等の可撓性の動力伝達手段62を介してベルト駆
動モータ6の出力を駆動プーリ12に伝達する構成であ
るため、ベルト駆動モータ6の動作のオン・オフに対し
てガイドベルト11の走行開始・停止動作がずれて、応
答性の良い動作制御を行うことができないという問題も
ある。
【0011】そこで、本発明の目的は上記課題を解消す
ることにあり、ガイドベルトを一定の高さ位置で長時間
安定走行させることができると同時に、ガイドベルトの
寿命を延ばすことができ、また、組み立てが簡単にでき
るとともに、ガイドベルトの張力を適正に維持・管理す
ることが容易にでき、更に、軽量で、応答性の良い動作
制御を行うことのできる搬送品ガイド装置を提供するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、搬
送路(3)上を走行する物品(2)の側面(21)に当
接させるガイドベルト(11)と、駆動プーリ(12)
やベルト支持ローラ(81,82,83,84)等を介
して前記ガイドベルトを所定の経路で走行可能に支持す
るガイドフレーム(9)と、前記駆動プーリを回転駆動
するベルト駆動モータ(6)とを備え、搬送路上の物品
の方向転換や走行位置の規制を行う搬送品ガイド装置
(7)において、前記ガイドフレーム(9)は、前記ガ
イドベルトの往路側において該ガイドベルトの走行経路
に沿って延在する凸湾曲面状のベルトガイド面(94
a,95a)を有する往路側案内部材(94,95)
と、前記ガイドベルトの復路側において該ガイドベルト
の走行経路に沿って延在する凸湾曲面状のベルトガイド
面(96a,97a)を有する復路側案内部材(96,
97)と、前記往路側案内部材及び復路側案内部材を所
定の位置関係に連結固定する案内部材連結部(98)と
を備えるとともに、前記往路側案内部材(94,95)
及び復路側案内部材(96,97)及び案内部材連結部
(98)がいずれもアルミニウムあるいはアルミニウム
合金により形成された構成であり、かつ、前記駆動プー
リ(12)の駆動軸とベルト駆動モータ(6)の出力軸
とがほぼ直結状に連結されたことを特徴とする搬送品ガ
イド装置により達成される。
【0013】
【作用】本発明の上記構成によれば、物品の側面に当接
して物品の方向転換や走行位置の規制を行うガイドベル
トはガイドフレームによって所定の経路を走行可能に支
持されるが、前記ガイドフレームは往路側でガイドベル
トの走行位置を規制する往路側案内部材と復路側でガイ
ドベルトの走行位置を規制する復路側案内部材とを備え
ている。そして、これらの往路側案内部材及び復路側案
内部材は、いずれも、ガイドベルトの裏面に面接触する
凸湾曲面状のベルトガイド面を有するとともに、それぞ
れのベルトガイド面はガイドベルトの走行経路に沿って
延在する構成であるため、前記ベルトガイド面との面接
触によって生じる摩擦力等で、ガイドベルトの走行経路
上の広範囲に渡って、ガイドベルトの下方への弛みやず
り落ちを防止することができ、ガイドベルトの下方への
弛みやずり落ち現象に起因した不都合の発生を防止する
ことができる。
【0014】しかも、前記往路側案内部材及び復路側案
内部材のベルトガイド面のガイドベルトの走行経路に沿
って延在する長さを適宜に設定しておけば、ガイドベル
トを所定の緊張状態に保つためのベルト支持ローラは、
例えば、所定の張力を付与するべくガイドベルトを押圧
するローラと、往路及び復路の折り返し地点となる端部
のローラのみに低減させることが可能になり、必要とす
るベルト支持ローラの数を著しく低減させることができ
る。
【0015】また、ガイドフレームの往路側案内部材や
復路側案内部材や案内部材連結部がいずれもアルミニウ
ムまたはアルミニウム合金によって形成されているた
め、装置全体として、大幅な軽量化を図ることができ
る。
【0016】また、前記駆動プーリの駆動軸とベルト駆
動モータの出力軸とが、ベルトやチェーン等の可撓性の
動力伝達手段を介さずにほぼ直結状に連結されているた
め、ベルト駆動モータの動作のオン・オフに対するガイ
ドベルトの走行開始・停止動作の時間的なずれを低減す
ることができる。
【0017】
【実施例】図1は、本発明に係る搬送品ガイド装置の一
実施例を示したものである。この一実施例の搬送品ガイ
ド装置7は、物品2を搬送する搬送路3上に設置され
て、該搬送路3上の物品2の方向転換や走行位置の規制
を行う。なお、この一実施例では、前記搬送路3は、物
品2の搬送方向に沿って移動するベルトコンベヤ40に
よって提供されている。また、前記搬送路3上の物品2
は、矢印(イ)方向に搬送される。
【0018】前記搬送品ガイド装置7は、図示のよう
に、搬送路3上を走行する物品2の側面21に当接させ
るガイドベルト11(図では、斜線を引いて示してい
る)と、駆動プーリ12やベルト支持ローラ81〜84
を介して前記ガイドベルト11を所定の経路で走行可能
に支持するガイドフレーム9と、前記駆動プーリ12を
回転駆動するベルト駆動モータ6とを備えた構成であ
り、前記ガイドベルト11は図中の矢印(ロ)方向に走
行駆動される。
【0019】ここで、前記駆動プーリ12は、該ガイド
ベルト11を駆動するプーリである。そして、前記ベル
ト支持ローラ81〜84は、前記ガイドベルト11を所
定の緊張状態に保持するためのもので、ベルト支持ロー
ラ81はガイドベルト11の復路側におけるベルト位置
決め用として、ねじ止め等の締結手段によりガイドフレ
ーム9に固定された支持基板91上に回転自在に支持さ
れている。また、別のベルト支持ローラ83は、ガイド
ベルト11の復路から往路への折り返し用として、ガイ
ドフレーム9に支持されている。また、別のベルト支持
ローラ84は、ガイドベルト11の往路側での走行位置
規制用として、ねじ止め等の締結手段によりガイドフレ
ーム9に固定された支持基板92に取り付けられてい
る。
【0020】一方、ベルト支持ローラ82は、前記ガイ
ドベルト11が前述した各駆動プーリ12やベルト支持
ローラ81,83,84に当接した緊張状態になるよう
に、ガイドベルト11に張力をかけるためのもので、ガ
イドベルト11にかける張力を調整し得るように、前記
支持基板92上の進退機構93によって図中の矢印
(ハ)方向に進退可能に前記支持基板92に取り付けら
れている。以上の支持基板91,92は、いずれも、ア
ルミニウムあるいはアルミニウム合金によって形成され
ている。
【0021】前記ガイドフレーム9は、前記ガイドベル
ト11の往路側において該ガイドベルト11の走行経路
に沿って延在する一対の往路側案内部材94,95と、
前記ガイドベルト11の復路側において該ガイドベルト
11の走行経路に沿って延在する一対の復路側案内部材
96,97と、前記往路側案内部材94,95及び復路
側案内部材96,97を所定の位置関係に連結固定して
一体化したフレームとする案内部材連結部98とを備え
た構成である。そして、前記往路側案内部材94,95
及び復路側案内部材96,97及び案内部材連結部98
は、いずれもアルミニウムあるいはアルミニウム合金に
より形成されている。
【0022】ガイドベルト11の往路側に位置する一対
の往路側案内部材94,95は、いずれも、ガイドベル
ト11の走行経路に沿って長尺の板状体で、これらの一
対の往路側案内部材94,95の端部どうしが、前記ベ
ルト支持ローラ84を挟んで対向するように、ガイドベ
ルト11の走行経路に沿って配備される。そして、これ
らの一対の往路側案内部材94,95の外表面は、前記
ガイドベルト11の裏面に面接触することにより前記ガ
イドベルト11の往路側での走行位置を規制するベルト
ガイド面94a,95aであり、これらのベルトガイド
面94a,95aは協働して搬送路3の中央に向って凸
の一連の凸湾曲面状をなすように、湾曲成形されてい
る。
【0023】一方、ガイドベルト11の復路側に位置し
た一対の復路側案内部材96,97は、ガイドベルト1
1の走行経路に沿って長尺の板状体で、これらの一対の
復路側案内部材96,97の端部どうしが、前記ベルト
支持ローラ82を挟んで対向するように、ガイドベルト
11の走行経路に沿って配備される。そして、これらの
一対の復路側案内部材96,97の外表面は、前記ガイ
ドベルト11の裏面に面接触することにより前記ガイド
ベルト11の復路側での走行位置を規制するベルトガイ
ド面96a,97aである。ただし、前述の往路側案内
部材94,95の場合とは異なり、これらのベルトガイ
ド面96a,97aはそれぞれ単独に、往路側案内部材
94,95とは逆側に凸の凸湾曲面状をなすように、湾
曲成形されている。すなわち、一対の復路側案内部材9
6,97の端部どうしが対向する部分は、前記ベルト支
持ローラ82によってガイドベルト11を押圧し易いよ
うに、窪んだ構造を提供している。
【0024】前記案内部材連結部98も、板状体であ
る。前記往路側案内部材94,95及び復路側案内部材
96,97と、該案内部材連結部98との連結は、溶
接、あるいはねじ止め、あるいはリベット止め等、公知
の種々の連結・固定手段を利用することができる。ま
た、ガイドフレーム9があまり大きくならない場合に
は、押し出し成形やダイキャスト成形を利用した一体成
形で、上記構成のガイドフレーム9を形成することも考
えられる。
【0025】また、この一実施例の場合、前記駆動プー
リ12の駆動軸とベルト駆動モータ6の出力軸とは、ベ
ルトやチェーン等の可撓性の動力伝達手段を介さずにほ
ぼ直結状に連結された構成となっている。なお、ここで
言う「ほぼ直結状の連結」とは、駆動プーリ12の駆動
軸とベルト駆動モータ6の出力軸とが真に直結された場
合だけでなく、互いに連結すべき駆動軸と出力軸の軸線
方向の相違を許容するためのギヤ機構を介在しての連結
構造も含むことを意味する。
【0026】以上の一実施例の搬送品ガイド装置7で
は、物品2の側面21に当接して該物品2の方向転換や
走行位置の規制を行うガイドベルト11はガイドフレー
ム9によって所定の経路を走行可能に支持されるが、前
記ガイドフレーム9は往路側でガイドベルト11の走行
位置を規制する一対の往路側案内部材94,95と復路
側でガイドベルト11の走行位置を規制する一対の復路
側案内部材96,97とを備えている。
【0027】そして、これらの往路側案内部材94,9
5及び復路側案内部材96,97は、いずれも、ガイド
ベルト11の裏面に面接触する凸湾曲面状のベルトガイ
ド面94a,95a,96a,97aを有するととも
に、それぞれのベルトガイド面94a,95a,96
a,97aはガイドベルト11の走行経路に沿って延在
する構成であるため、前記ベルトガイド面94a,95
a,96a,97aとの面接触によって生じる摩擦力等
で、ガイドベルト11の走行経路上の広範囲に渡って、
ガイドベルト11の下方への弛みやずり落ちを防止する
ことができ、ガイドベルト11を一定の高さ位置で長時
間安定走行させることができると同時に、ガイドベルト
11の下方への弛みやずり落ち現象に起因したガイドベ
ルト11の下側縁に偏って摩耗が発生することを防ぎ、
ガイドベルト11の寿命を延ばすことができる。
【0028】しかも、上記の各ベルトガイド面94a,
95a,96a,97aのガイドベルト11の走行経路
に沿って延在する長さを適宜に設定しておけば、ガイド
ベルト11を所定の緊張状態に保つためのベルト支持ロ
ーラは、図示のように、所定の張力を付与するべくガイ
ドベルト11を押圧するローラ82と、往路及び復路の
折り返し地点となる端部のローラ83と、往路の中央で
ガイドベルト11に当接するローラ84のみに低減させ
ることが可能になり、必要とするベルト支持ローラの数
を著しく低減させることができ、その分、組み立てを簡
単にできるとともに、ガイドベルト11の張力を適正に
維持・管理することが容易にできるようになる。
【0029】また、ガイドフレーム9の往路側案内部材
94,95や復路側案内部材96,97や案内部材連結
部98がいずれもアルミニウムまたはアルミニウム合金
によって形成されているため、装置全体として、大幅な
軽量化を図ることができる。
【0030】また、前記駆動プーリ12の駆動軸とベル
ト駆動モータ6の出力軸とが、ベルトやチェーン等の可
撓性の動力伝達手段を介さずにほぼ直結状に連結されて
いるため、ベルト駆動モータ6の動作のオン・オフに対
するガイドベルト11の走行開始・停止動作の時間的な
ずれを低減することができ、応答性の良い動作制御を行
うことが可能になる。
【0031】なお、前述の一実施例では、搬送路3上の
片側に搬送品ガイド装置7を装備した場合を示したが、
搬送品ガイド装置7の装備位置は、上記一実施例に限定
するものではない。例えば、搬送路3の中央に物品2を
位置決めするような場合には、物品2の走行する搬送路
3の幅を次第に狭めるように、搬送路3の両側に搬送品
ガイド装置7を配置するようにしても良い。
【0032】
【発明の効果】本発明の搬送品ガイド装置によれば、ガ
イドベルトを支持するガイドフレームは、往路側でガイ
ドベルトの走行位置を規制する往路側案内部材と、復路
側でガイドベルトの走行位置を規制する復路側案内部材
とを備えている。そして、これらの往路側案内部材及び
復路側案内部材は、いずれも、ガイドベルトの裏面に面
接触する凸湾曲面状のベルトガイド面を有するととも
に、それぞれのベルトガイド面はガイドベルトの走行経
路に沿って延在する構成であるため、前記ベルトガイド
面との面接触によって生じる摩擦力等で、ガイドベルト
の走行経路上の広範囲に渡って、ガイドベルトの下方へ
の弛みやずり落ちを防止することができ、ガイドベルト
を一定の高さ位置で長時間安定走行させることができる
と同時に、ガイドベルトの下方への弛みやずり落ち現象
に起因したガイドベルトの下側縁に偏って摩耗が発生す
ることを防ぎ、ガイドベルトの寿命を延ばすことができ
る。
【0033】しかも、前記往路側案内部材及び復路側案
内部材のベルトガイド面のガイドベルトの走行経路に沿
って延在する長さを適宜に設定しておけば、ガイドベル
トを所定の緊張状態に保つためのベルト支持ローラは、
例えば、所定の張力を付与するべくガイドベルトを押圧
するローラと、往路及び復路の折り返し地点となる端部
のローラのみに低減させることが可能になり、必要とす
るベルト支持ローラの数を著しく低減させることがで
き、その分、組み立てを簡単にできるとともに、ガイド
ベルトの張力を適正に維持・管理することが容易にでき
るようになる。また、ガイドフレームの往路側案内部材
や復路側案内部材や案内部材連結部がいずれもアルミニ
ウムまたはアルミニウム合金によって形成されているた
め、装置全体として、大幅な軽量化を図ることができ
る。また、前記駆動プーリの駆動軸とベルト駆動モータ
の出力軸とが、ベルトやチェーン等の可撓性の動力伝達
手段を介さずにほぼ直結状に連結されているため、ベル
ト駆動モータの動作のオン・オフに対するガイドベルト
の走行開始・停止動作のずれを低減することができ、応
答性の良い動作制御を行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る搬送品ガイド装置の平面図であ
る。
【図2】従来の搬送品ガイド装置の側面図である。
【図3】図2のA矢視図である。
【符号の説明】
2 物品 3 搬送路 6 ベルト駆動モータ 7 搬送品ガイド装置 12 駆動プーリ 21 側面 81〜84 ベルト支持ローラ 94,95 往路側案内部材 94a,95a,96a,97a ベルトガイド面 96,97 復路側案内部材 98 案内部材連結部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送路(3)上を走行する物品(2)の
    側面(21)に当接させるガイドベルト(11)と、駆
    動プーリ(12)やベルト支持ローラ(81,82,8
    3,84)等を介して前記ガイドベルトを所定の経路で
    走行可能に支持するガイドフレーム(9)と、前記駆動
    プーリを回転駆動するベルト駆動モータ(6)とを備
    え、搬送路上の物品の方向転換や走行位置の規制を行う
    搬送品ガイド装置(7)において、 前記ガイドフレーム(9)は、前記ガイドベルトの往路
    側において該ガイドベルトの走行経路に沿って延在する
    凸湾曲面状のベルトガイド面(94a,95a)を有す
    る往路側案内部材(94,95)と、 前記ガイドベルトの復路側において該ガイドベルトの走
    行経路に沿って延在する凸湾曲面状のベルトガイド面
    (96a,97a)を有する復路側案内部材(96,9
    7)と、 前記往路側案内部材及び復路側案内部材を所定の位置関
    係に連結固定する案内部材連結部(98)とを備えると
    ともに、 前記往路側案内部材(94,95)及び復路側案内部材
    (96,97)及び案内部材連結部(98)がいずれも
    アルミニウムあるいはアルミニウム合金により形成され
    た構成であり、 かつ、前記駆動プーリ(12)の駆動軸とベルト駆動モ
    ータ(6)の出力軸とがほぼ直結状に連結されたことを
    特徴とする搬送品ガイド装置。
JP32311094A 1994-11-25 1994-12-26 搬送品ガイド装置 Withdrawn JPH08198442A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32311094A JPH08198442A (ja) 1994-11-25 1994-12-26 搬送品ガイド装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6-291668 1994-11-25
JP29166894 1994-11-25
JP32311094A JPH08198442A (ja) 1994-11-25 1994-12-26 搬送品ガイド装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08198442A true JPH08198442A (ja) 1996-08-06

Family

ID=26558646

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32311094A Withdrawn JPH08198442A (ja) 1994-11-25 1994-12-26 搬送品ガイド装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08198442A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106241214A (zh) * 2016-09-28 2016-12-21 广州凯耀资产管理有限公司 用于物料搬运的输送机
CN106335787A (zh) * 2016-11-18 2017-01-18 山东爱而生智能科技有限公司 一种瓷砖在线分拣装置及其工作流程
CN111717603A (zh) * 2019-11-25 2020-09-29 泰富重工制造有限公司 一种带式输送机张紧装置控制方法
CN116553088A (zh) * 2023-07-07 2023-08-08 冀中能源股份有限公司邢台矿 一种下运带式输送机顶带驱动防飞车装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106241214A (zh) * 2016-09-28 2016-12-21 广州凯耀资产管理有限公司 用于物料搬运的输送机
CN106241214B (zh) * 2016-09-28 2019-05-24 广州凯耀资产管理有限公司 用于物料搬运的输送机
CN106335787A (zh) * 2016-11-18 2017-01-18 山东爱而生智能科技有限公司 一种瓷砖在线分拣装置及其工作流程
CN106335787B (zh) * 2016-11-18 2023-10-13 山东爱而生智能科技有限公司 一种瓷砖在线分拣装置及其工作流程
CN111717603A (zh) * 2019-11-25 2020-09-29 泰富重工制造有限公司 一种带式输送机张紧装置控制方法
CN116553088A (zh) * 2023-07-07 2023-08-08 冀中能源股份有限公司邢台矿 一种下运带式输送机顶带驱动防飞车装置
CN116553088B (zh) * 2023-07-07 2023-09-29 冀中能源股份有限公司邢台矿 一种下运带式输送机顶带驱动防飞车装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8322519B2 (en) Belt conveyor
US8196737B2 (en) Belt conveyor and method
HUT73447A (en) Chain propelled belt conveyor
DE69413772D1 (de) Antriebsvorrichtung für einen Handlauf
US5692597A (en) Conveyor belt assembly
JP2005525276A (ja) 湾曲したベルトコンベヤ
JPH08198442A (ja) 搬送品ガイド装置
RU95109437A (ru) Конвейерная ленточная система
US3306430A (en) Belt-chain combination drive
US8016097B2 (en) Escalator linear belt handrail drive
JP2004510664A (ja) 自動調整式エスカレータ手すりシステム
JPH07285636A (ja) ベルトコンベアのテークアップ装置
EP2123937A3 (de) Gelenkkettenantrieb
CA1121299A (en) Handrail apparatus
JP2002167153A (ja) マンコンベア
US4820245A (en) Power transmitting apparatus having chain retaining member
JP2004002007A (ja) コンベア装置
US4961527A (en) Paper transporting tractor for printers
JP2002002934A (ja) ベルトコンベヤ
JP2004155558A (ja) 乗客コンベアの移動手摺り駆動装置および移動手摺り駆動装置の調整方法
JP2008261455A (ja) チェーンテンショナ
RU2613947C1 (ru) Промежуточный привод ленточного конвейера
US20230249916A1 (en) Belt Curve
JPH06135525A (ja) コンベア装置
JPS6322421A (ja) チェンコンベヤ等の長さを調節するための方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020305