JPH08198219A - 汚物収納容器 - Google Patents

汚物収納容器

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JPH08198219A
JPH08198219A JP1392295A JP1392295A JPH08198219A JP H08198219 A JPH08198219 A JP H08198219A JP 1392295 A JP1392295 A JP 1392295A JP 1392295 A JP1392295 A JP 1392295A JP H08198219 A JPH08198219 A JP H08198219A
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JP
Japan
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bag
filth
mouth
waste
adhesive
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Pending
Application number
JP1392295A
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English (en)
Inventor
Tetsuji Soeda
哲司 添田
Takuma Sato
琢磨 佐藤
Shunichi Tanaka
俊一 田中
Toshiyuki Kubota
俊幸 久保田
Sae Sasao
さえ 笹尾
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/30Landfill technologies aiming to mitigate methane emissions

Abstract

(57)【要約】 【目的】 どのような種類の袋に対しても封止をするこ
とができ、臭気が漏れることがなく、安全で、小型の汚
物収納容器を提供することを目的とする。 【構成】 本発明の汚物収納容器は、汚物投入口22を
設けた箱体3と、汚物投入口22から投入される汚物を
収容する汚物袋1の口部2が装着される袋装着部24
と、汚物袋1の口部2近傍を絞る汚物袋口部絞り装置4
と、絞られた汚物袋1の口部近傍に接着剤を注入して汚
物袋1の口部2を封止する接着剤注入装置5を備えたこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、病院や家庭内から排出
される汚物を袋詰めにして封止し、廃棄できるようにす
る汚物収納容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】病院等から廃棄される包帯、被覆用品、
注射器や吸水パッド、あるいは家庭や公衆トイレ等で排
出される生理用品等の汚物は、衛生上も臭気や視覚上の
理由からも封止が必要で処理に手間のかかるごみであ
る。このような汚物を回収する従来の汚物収納容器とし
て、蓋を取り付けた汚物容器内にビニル等の汚物回収袋
を装着するものがあるが、これは使用する度毎に蓋を開
けては汚物を投入する必要があり、また、汚物を収集し
た後搬出する際においても、再び蓋を開けて汚物袋の口
を封止してから取り出すものであった。そしてこの封止
は人手によってテーピング等によって行う必要がある。
しかし人手による封止と汚物袋の交換、取り出しは、使
用済みの注射器等による怪我等の発生の危険をはらみ、
また汚物を投入する時や取り出す時に内部の汚物が与え
る臭気や視覚上の不快感は避け難いものであった。
【0003】そこでこのように人手によって汚物袋の封
止を行うのでなく、汚物袋の封止を自動的に行う従来技
術(特開平1−53902号公報)が提案されている。
これはごみ容器に光電センサ等の感知手段を設けて、投
入された汚物の量を感知して、満杯になるとこれを表示
し、さらに、容器内に取り付けたビニル袋内にたまった
汚物をセンサが感知すると、操作部を操作して真空ポン
プ、溶着、溶断機構を同時に作動させて、ビニル袋内の
空気を吸引するとともに封止し、袋詰めするものであ
る。
【0004】またこのほかにも、廃棄物を袋に投入して
自動的にシールすることでその臭気による不快感をなく
す従来技術(実開昭60−184807号公報)があ
る。
【0005】さらに、テーピングすることによって袋を
封止する従来技術として、特開平4−114089号公
報、特開昭56−4526号公報、特開平5−2787
04号公報、実開昭59−62420号公報等に記載さ
れたものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、単に蓋を取り
付けた汚物容器内にビニル等の汚物回収袋を装着する汚
物容器は、人手による封止を行わざるをえず、注射器等
による事故の危険と汚物の臭気が与える不快感、視覚上
の不快感、衛生上の問題は未解決である。
【0007】また従来の汚物袋の封止を自動化する従来
技術は、溶着、溶断に電熱ヒータを用い、また真空ポン
プを用いているため大電流を流す必要があるし、比較的
大型の汚物である注射器等を収容するような場合には袋
の口にしわがよって十分な封止を行うことができないと
いう問題点がある。またこれら装置のため装置全体が大
型化するものでもある。さらに電熱ヒータを備えている
ことから引火性の材料を扱う場合には過熱事故の危険が
あり、この対策として安全性を十分に図るとコストが嵩
むものであった。加えて汚物袋を溶着、溶断するために
ビニル等の袋の使用のみが可能で、紙製や布製の袋等は
使用することができず、汚物袋の種類が限られるという
問題点があった。
【0008】さらにテーピングによって封止する従来技
術は、封止のための機構が非常に複雑であり、装置全体
が大型化し、公衆トイレ等のような小さな個室内にこの
ような汚物容器を設置することは非常に難しいものであ
った。
【0009】そこで本発明はこのような従来の問題点を
解決するものであって、どのような種類の汚物袋に対し
ても封止をすることができ、臭気が漏れることがなく、
衛生的且つ安全で、小型の汚物収納容器を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の汚物収納容器は、汚物投入口を設けた箱体
と、汚物投入口の下方に設けられ汚物袋の口部が装着さ
れる袋装着部と、汚物袋の口部近傍を絞る汚物袋口部絞
り装置と、絞られた汚物袋の口部近傍に接着剤を注入し
て汚物袋の口部を封止する接着剤注入装置を備えたこと
を特徴とする。
【0011】また接着剤注入装置が、接着剤を充填した
シリンダとシリンダ内の接着剤を押し出すピストンと接
着剤を注入する注入針とからなる注入部と、注入部を前
進させて注入針を汚物袋の口部近傍に刺入させるととも
に接着剤注入後には注入部を所定の位置に復帰させる押
し出し復帰手段を備えているのが望ましい。
【0012】さらに汚物袋口部絞り装置が、汚物袋の口
部近傍の周囲を周回するベルトと、ベルトの2つの端部
がそれぞれ挿通されるスリットが形成されたガイド板
と、2つの端部が取り付けられた牽引装置を備えている
のが望ましい。
【0013】また汚物投入口に設けられ汚物等の接近を
検知する第1のセンサと、箱体内部に設けられ汚物袋が
所定の大きさになるのを検知する第2のセンサを備え、
第1のセンサからの第1の検知信号によってベルトを緩
めるとともに所定の時間が経過するとベルトを絞り、第
2のセンサからの第2の検知信号によってベルトを絞る
とともに押し出し復帰手段を駆動して注入部を前進させ
て注入針を汚物袋の口部近傍に刺入させ、さらに押し出
し復帰手段を駆動して注入部を所定の位置に復帰させる
制御手段を備えるのが適当である。
【0014】
【作用】本発明は汚物袋の口を絞る汚物袋口部絞り装置
を備えているから、どのような汚物袋であっても、汚物
の種類によらず汚物袋の口部近傍を閉じることができ、
さらに接着剤を注入して汚物袋の口部近傍を封止する接
着剤注入装置を備えているから、汚物袋の種類によらず
安全に且つ確実に封止できる。
【0015】接着剤注入装置が、接着剤を充填したシリ
ンダとピストンと注入針を有する注入部を備えているか
ら、接着剤をシリンダに充填しておいて汚物袋の口部近
傍に接着剤を注入できるし、押し出し復帰手段を備えて
いるから、注入部を汚物袋に接近させるとともに接着後
に所定の位置に復帰させることができる。
【0016】汚物袋口部絞り装置が、汚物袋の口部近傍
の周囲を周回するベルトと、ベルトの2つの端部がそれ
ぞれ挿通されるスリットが形成されたガイド板と、2つ
の端部が取り付けられた牽引装置を備えているから、ど
のような汚物袋であっても口部近傍を絞ることができ
る。
【0017】さらに第1のセンサと第2のセンサを備
え、第1のセンサからの第1の検知信号によってベルト
を緩めるとともに所定の時間経過するとベルトを絞り、
第2のセンサからの第2の検知信号によってベルトを絞
るとともに押し出し復帰手段を駆動して注入部を前進さ
せて注入部を押し出して注入針を汚物袋の口部近傍に刺
入させ、さらに押し出し復帰手段を駆動して注入部を所
定の位置に復帰させる制御手段を備えているから、臭気
を外に逃がすことなく、自動的に封止処理できる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例における汚物収納容
器について図1〜3を参照しながら説明する。図1は本
発明の一実施例における汚物収納容器の概略斜視図、図
2は本発明の一実施例における汚物収納容器の汚物袋口
部絞り装置を緩めたときの要部概略図、図3は本発明の
一実施例における汚物収納容器の汚物袋口部絞り装置を
絞ったときの要部概略図である。
【0019】図1〜3において、1は汚物袋、2は汚物
袋1の口部、3は汚物収納容器の本体ケースを構成する
箱体、4は汚物袋口部絞り装置、5は接着剤注入装置、
6は押し出し復帰手段である。汚物袋口部絞り装置4に
は、汚物袋1を絞るためのベルト7が汚物袋1の口部2
近傍を周回するように設けられている。すなわちベルト
7のリング状の周回部分が汚物袋1の口部2近傍の周囲
を取り囲んだ状態となるように汚物投入口22の下方に
ベルト7が配置され、汚物袋1がこのベルト7の周回部
分に挿通されて口部2を汚物投入口22の延長部23に
装着されるものである。ベルト7は弾力のある、もしく
は可撓性の金属製の板材から構成され、ガイド板8に設
けられた2つのスリットにそれぞれ2つの端部が挿通さ
れて、牽引装置のインターフェースである第1ラック部
材9に取り付けられている。第1ラック部材9は支持台
27上をスライド自在でガイド板8に接近したり離れた
りできるようになっている。ガイド板8は支持台27か
らL字状に垂直に立設されている。第1ラック部材9に
はピニオン11が噛み合っており、ピニオン11は可逆
モータ10によって回転される。第1ラック部材9がガ
イド板8から離れるように可逆モータ10が駆動される
と、ベルト7が牽引されてベルト7のリング状の周回部
分が絞られることになる。逆にガイド板8に接近するよ
うに可逆モータ10が駆動されると、ベルト7が緩めら
れることになる。この実施例では第1ラック部材9とピ
ニオン11を用いているが、このほか牽引装置をベルト
7を巻取る巻取り部材で構成するのもよい。
【0020】次に接着剤注入装置5は、シリンダ12と
ピストン13と注入針14からなる注入部を備えてい
る。シリンダ12の開放側にはピストン13が挿入さ
れ、閉止側には細管からなる注入針14がシリンダ12
の長手方向に向かって設けられている。そしてシリンダ
12内部には接着剤が充填されている。さらにシリンダ
12側面には接着剤の充填用等の充填口が設けられてい
る。注入針14の先端は汚物袋1に刺入自在となるよう
に鋭利な針状となっており、注入針14の内部に微小な
逆止弁が設けられている(図示せず)。押し出し復帰手
段6は、支持台19上をベルト7側にスライド自在に動
くことのできる第2ラック部材16と、第2ラック部材
16と噛み合うピニオン20と、ピニオン20を駆動す
る可逆モータ21、シリンダ12を支持するとともに支
持台19上でスライド自在なシリンダ支持台15等から
構成される。ところで第2ラック部材16が支持台19
と接触してスライドする面には、シリンダ12の長手方
向に沿ってシリンダ支持台15のスライド部分を受け入
れるガイド溝17が形成されており、このガイド溝17
の中にシリンダ支持台15のスライド部分が出入り自在
の入れ子状に挿入されている。支持台19の先端にはス
トッパ18がL字状に立設されている。可逆モータ21
を駆動するとピニオン20が回転して第2ラック部材1
6が前後進させられる。ピストン13はシリンダ12内
に端部が挿入されており、反対側の端部を第2ラック部
材16に取り付けられているが、シリンダ12には非圧
縮性の液体である接着剤が充填されているため、第2ラ
ック部材16のピストン13を押す力はシリンダ12を
押すことになり、これによってさらにシリンダ12に取
り付けられているシリンダ支持台15も第2ラック部材
16と一緒になって同時に前進する。すなわち注入部を
前進させる。しかし支持台19にはストッパ18が設け
られているので、第2ラック部材16とシリンダ支持台
15が前進していくと、シリンダ支持台15だけがスト
ッパ18に当接してその位置で停止する。この停止位置
はシリンダ12の先端に設けられた注入針14が汚物袋
1の口部に刺入可能となる位置である。さらに引き続い
て可逆モータ21を駆動すると、シリンダ12内の接着
剤の圧力増加によって注入針14内の逆止弁が開き、シ
リンダ12は停止状態となっているため、第2ラック部
材16はさらに前進してシリンダ12内に充填された接
着剤を押し出す。これによって汚物袋口部絞り装置4に
よって絞られた汚物袋1の口部2に接着剤が注入され、
接着剤が固化することにより汚物袋1の口部2が封止さ
れる。なお支持台19と支持台27は別々に作るのでは
なく、一枚板からガイド板8とストッパ18の間を切り
欠いた形状としてもよい。この切り欠き部に汚物袋1の
口部2が挿通される。
【0021】ところで汚物投入口22の下方には延長部
23が設けられている。延長部23の先端には汚物袋1
の口部2が装着される袋装着部24が形成されている。
本実施例においては袋装着部24として延長部23の周
囲に粘着力の弱い取り付け用の粘着材が塗布されてい
る。従って汚物袋1の口部2をベルト7のリング部分を
挿通させた後、袋装着部24の周囲を口部2で覆ってか
るく押圧して装着することができる。袋装着部24の粘
着材は、延長部23の側ではなく、汚物袋1の口部2の
側に塗布してもよいし、汚物袋1の口部2を突き刺して
保持する取り付け用ピンを複数個等間隔に設けたもので
あってもよい。また汚物袋1の口部2に取り付け用のテ
ープを予め設けておいて、このテープを延長部23上に
貼り付けるものでもよい。
【0022】延長部23の汚物投入口22内の表面に
は、汚物や汚物を運ぶ人間の手等の接近を検知する第1
のセンサ26が設けられている。第1のセンサ26には
光センサや、焦電センサ、赤外線センサ、超音波センサ
等のセンサを用いることができる。また汚物袋1は柔軟
な材料であるビニルや紙で作られているので、汚物によ
って膨らんで満杯近くなると、汚物袋1の口部2付近ま
で汚物を収容した肩の部分が持ち上がってくる。本実施
例ではこの汚物袋1の肩が持ち上げられたのを検知する
ため第2のセンサ28が支持台19、27の下面上に設
けられている。これは箱体3に直接設けてもよい。第2
のセンサ28は光センサ等が適当である。なお、重量で
満杯検知する場合には重量センサを設ければよい。
【0023】25は汚物収納容器の箱体3の前面に設け
られた回動扉である。回動扉25は下端を回動自在に軸
支されており、取っ手を引っ張ると箱体3内部の汚物袋
1が露出するようになっている。この状態で汚物袋1の
交換をすることができる。29は、第1のセンサ26や
第2のセンサ28で検知した信号が送られてきたとき、
汚物袋口部絞り装置4や接着剤注入装置5、押し出し復
帰手段6の駆動を制御する制御手段である。30はタイ
マである。第1のセンサ26から汚物投入を示す第1の
検知信号が送られてくると、制御手段29は汚物袋口部
絞り装置4のベルト7を広げて緩めるように可逆モータ
10を駆動させる。所定の位置まで第1ラック部材9が
移動させられると、可逆モータ10は停止され、タイマ
30のカウントが開始される。所定時間経過してタイマ
30がタイムアップすると、再び制御手段29がベルト
7を絞って口部2を絞り臭気を外に出さないようにす
る。また第2のセンサ28が汚物袋1が満杯になったの
を検知すると、第2の検知信号が制御手段29に送ら
れ、制御手段29は第2ラック部材16が前進する方向
に可逆モータ21を駆動させる。注入部が前進されシリ
ンダ支持台15がストッパ18に当接すると、ストッパ
端面に設けられた圧電素子等の第3のセンサ32によっ
て当接状態が発生したことを示す当接信号が制御手段2
9に送られ、可逆モータ21を所定回転角度だけ駆動す
る。これによって所定量の接着剤が注入されることにな
る。さらに接着剤の注入がすむと制御手段29は可逆モ
ータ21を反対方向に駆動して第2ラック部材16を所
定の位置に復帰させ注入部を所定の位置に戻らせる。
【0024】汚物収納容器の箱体3の上面には操作表示
盤31が設けられている。ここには汚物が満杯になった
とき点灯する汚物袋交換時を示す第1ランプと、接着剤
の補給が必要になったとき点灯する接着剤補給用の第2
ランプが設けられている。第1ランプは第2のセンサ2
8が満杯検知したときに制御手段29によって点灯ある
いは点滅され、第2ランプは可逆モータ21の総回転角
度が所定の限界回転角度を超えると制御手段29によっ
て点灯あるいは点滅されるものである。また操作表示盤
31にはこのほか手動用のスイッチが設けられている。
第1手動スイッチを押すと汚物袋口部絞り装置4がベル
ト7を広げるように制御される。第2手動スイッチを押
すとベルト7を絞るように制御される。また第3手動ス
イッチを押すと第2ラック部材16を前進させ接着材を
注入した後、再び所定の位置に復帰させることができ
る。
【0025】そこで本実施例の汚物収納容器の動作につ
いて説明する。汚物か汚物を投入する人間の手等が接近
すると、第1のセンサ26によってそれが検知され、制
御手段29によって汚物袋口部絞り装置4が操作されて
ベルト7が広げられ、汚物袋1内に汚物を収納可能にす
ることができる。すなわち第1のセンサ26から汚物投
入の第1の検知信号が送られてくると、制御手段29は
汚物袋口部絞り装置4のベルト7を広げるように可逆モ
ータ10を駆動させる。これによって、汚物投入がない
ときに臭気を外に出さないようにするため絞られていた
ベルト7が緩められ、投入された汚物が口部2を通過可
能になる。所定の位置まで第1ラック部材9が前進する
と、可逆モータ10が停止されるとともにタイマ30の
カウントが開始される。タイマ30がタイムアップする
と、制御手段29は再び汚物袋口部絞り装置4を駆動し
てベルト7を絞るように制御する。なお、この時点で汚
物が汚物袋1の口部2で留まっていたり、第1のセンサ
26がうまく作動しない場合には、操作表示盤31の第
1手動スイッチを押すと再びベルト7を広げることがで
き、汚物を通過させることができる。
【0026】汚物の投入が繰り返され第2のセンサ28
が汚物袋1の肩がせり上がってきて満杯であるのを検知
すると、その信号である第2の検知信号を制御手段29
に送る。この第2の検知信号を受けると制御手段29は
ピストン13を前進する方向に可逆モータ21を駆動さ
せる。注入部が前進してシリンダ支持台15がストッパ
18に当接すると第3のセンサ32から当接信号が制御
手段29に送られ、この位置から所定の距離だけ第2ラ
ック部材16を前進させるように可逆モータ21を回転
させる。第2ラック部材16が前進するとピストン13
も同時に前進し、シリンダ12内の接着剤は逆止弁を押
し開き注入針14を通して汚物袋1の口部2の絞られた
部分に注入される。可逆モータ21が所定の回転角度回
転して接着剤の注入が終了すると、引き続いて制御手段
29は可逆モータ21を反対方向に駆動させて第2ラッ
ク部材16を当初の位置に戻らせる。ピストン13が引
かれると逆止弁が閉鎖しシリンダ12内が負圧化するた
め、ピストン13と一緒にシリンダ支持台15もガイド
溝17内を摺動して注入部が所定の位置に戻り、全体が
当初状態に復帰する。そしてこれと同時にタイマ30が
カウントを開始し、所定時間が経過すると、制御手段2
9は汚物袋口部絞り装置4を制御してベルト7を緩め
る。この所定時間は接着剤が固化するために必要な時間
である。汚物収納容器の使用者はこのベルト7が緩んだ
状態で汚物袋1を取り出し、新しい汚物袋1を装着すれ
ばよい。汚物袋1を装着後使用者が第2スイッチを押す
とベルト7が絞られ汚物収納容器は再び待機状態とな
る。第2スイッチを押さないでタイマ30で自動的に待
機状態とすることも可能である。なお、満杯検知した場
合に限らず汚物袋1を封止したければ、操作表示盤31
の第3手動スイッチを押すと汚物袋1の口部2を封止す
ることができる。
【0027】ところで本実施例の汚物収納容器において
は汚物投入口22に蓋が設けられていない。汚物袋絞り
装置4のベルト7を絞ることによって臭いの遮断と封止
を行っている。しかし臭気を完全に遮断しようと思えば
次のようにするのがよい。すなわち汚物投入口22に開
閉自在な上蓋を設けるとともに、延長部23の下端にも
開閉自在な中蓋を設けるのである。上蓋、中蓋いずれも
スライドが可能な蓋であって、これによって汚物投入口
22を2重に閉止するものである。さらに第4のセンサ
を箱体3の上面で汚物投入口22の近傍に設ける必要が
ある。汚物や人体が接近すると、この第4のセンサで汚
物や人体等の接近を検出し、制御手段29によってまず
上蓋を開く。このとき中蓋は閉じたままである。次に第
1のセンサ26によって汚物投入口22から投入された
汚物が検出されると、制御手段29は上蓋を閉じる。続
いて制御手段29は中蓋を開くとともに、あわせて汚物
袋口部絞り装置4を緩める。タイマ30がカウントされ
てタイムアップすると、中蓋と汚物袋口部絞り装置4は
再び閉じられる。汚物袋1内の汚物は上蓋、中蓋、汚物
口部絞り装置4のいずれかで常に遮断されるものであ
る。しかしこの中蓋は省略しても汚物袋口部絞り装置4
で十分遮断できるものであるから、上蓋と汚物袋口部絞
り装置4のみで臭気の遮断を行うのも適当である。この
ように上蓋、中蓋、もしくは上蓋だけをさらに設けるこ
とによって封止のほかに臭気を完全に遮断することがで
きる。
【0028】
【発明の効果】本発明の汚物収納容器は汚物袋の口部近
傍を絞る汚物袋口部絞り装置を備えているから、汚物の
種類によらず汚物袋の口部近傍を絞ることによって汚物
を投入する場合以外は臭気を遮断することができ、さら
に接着剤を注入して汚物袋の口部を封止する接着剤注入
装置を備えているから、汚物袋の種類によらず簡単に且
つ安全に、また確実に封止できる。
【0029】接着剤注入装置が、接着剤を充填したシリ
ンダとピストンと注入針を有する注入部と押し出し復帰
手段を備えているから、簡単で小型の構成にすることが
できる。汚物袋口部絞り装置が、汚物袋の口部近傍の周
囲を周回するベルトと、ベルトの2つの端部がそれぞれ
挿通されるスリットが形成されたガイド板と、2つの端
部が取り付けられた牽引装置を備えているから、どのよ
うな種類の汚物袋であっても口部を絞ることができ、臭
気を遮断でき、口部を封止することができる。
【0030】さらに第1のセンサと第2のセンサを備
え、第1のセンサからの第1の検知信号によってベルト
を緩めるとともに所定の時間が経過するとベルトを絞
り、第2のセンサからの第2の検知信号によってベルト
を絞るとともに押し出し復帰手段を駆動して注入部を前
進させて注入針を汚物袋の口部近傍に刺入させ、さらに
押し出し復帰手段を駆動して注入部を所定の位置に復帰
させる制御手段を備えているから、臭気を外に逃がすこ
となく、自動的に封止処理できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における汚物収納容器の概略
斜視図
【図2】本発明の一実施例における汚物収納容器の汚物
袋口部絞り装置を緩めたときの要部概略図
【図3】本発明の一実施例における汚物収納容器の汚物
袋口部絞り装置を絞ったときの要部概略図
【符号の説明】
1 汚物袋 2 口部 3 箱体 4 汚物袋口部絞り装置 5 接着剤注入装置 6 押し出し復帰手段 7 ベルト 8 ガイド板 9 第1ラック部材 10、21 可逆モータ 11、20 ピニオン 12 シリンダ 13 ピストン 14 注入針 15 シリンダ支持台 16 第2ラック部材 17 ガイド溝 18 ストッパ 19、27 支持台 22 汚物投入口 23 延長部 24 袋装着部 25 回動扉 26 第1のセンサ 28 第2のセンサ 29 制御手段 30 タイマ 31 操作表示盤 32 第3のセンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保田 俊幸 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 笹尾 さえ 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】汚物投入口を設けた箱体と、前記汚物投入
    口の下方に設けられ汚物袋の口部が装着される袋装着部
    と、汚物袋の口部近傍を絞る汚物袋口部絞り装置と、絞
    られた汚物袋の口部近傍に接着剤を注入して汚物袋の口
    部を封止する接着剤注入装置を備えたことを特徴とする
    汚物収納容器。
  2. 【請求項2】前記接着剤注入装置が、接着剤を充填した
    シリンダと前記シリンダ内の接着剤を押し出すピストン
    と接着剤を注入する注入針とからなる注入部と、前記注
    入部を前進させて前記注入針を汚物袋の口部近傍に刺入
    させるとともに接着剤注入後には前記注入部を所定の位
    置に復帰させる押し出し復帰手段を備えたことを特徴と
    する請求項1記載の汚物収納容器。
  3. 【請求項3】前記汚物袋口部絞り装置が、汚物袋の口部
    近傍の周囲を周回するベルトと、前記ベルトの2つの端
    部がそれぞれ挿通されるスリットが形成されたガイド板
    と、前記2つの端部が取り付けられた牽引装置を備えた
    ことを特徴とする請求項2記載の汚物収納容器。
  4. 【請求項4】前記汚物投入口に設けられ汚物等の接近を
    検知する第1のセンサと、箱体内部に設けられ汚物袋が
    所定の大きさになるのを検知する第2のセンサを備え、
    前記第1のセンサからの第1の検知信号によって前記ベ
    ルトを緩めるとともに所定の時間が経過すると前記ベル
    トを絞り、前記第2のセンサからの第2の検知信号によ
    って前記ベルトを絞るとともに前記押し出し復帰手段を
    駆動して前記注入部を前進させて前記注入針を汚物袋の
    口部近傍に刺入させ、さらに前記押し出し復帰手段を駆
    動して前記注入部を所定の位置に復帰させる制御手段を
    備えたことを特徴とする請求項3記載の汚物収納容器。
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