JPH08198174A - 自転車用変速装置 - Google Patents

自転車用変速装置

Info

Publication number
JPH08198174A
JPH08198174A JP1187595A JP1187595A JPH08198174A JP H08198174 A JPH08198174 A JP H08198174A JP 1187595 A JP1187595 A JP 1187595A JP 1187595 A JP1187595 A JP 1187595A JP H08198174 A JPH08198174 A JP H08198174A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
transmission
bicycle
rotating body
manual
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1187595A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirokazu Seki
洋和 関
Eiji Shindo
英二 進藤
Hitoshi Furukawa
仁 古川
Toshifumi Maehara
利史 前原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Akebono Brake Industry Co Ltd
Original Assignee
Akebono Brake Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Akebono Brake Industry Co Ltd filed Critical Akebono Brake Industry Co Ltd
Priority to JP1187595A priority Critical patent/JPH08198174A/ja
Publication of JPH08198174A publication Critical patent/JPH08198174A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】手動変速と自動変速との双方を円滑に行える自
転車用変速装置を提供する。 【構成】車輪のハブ体内に変速機構32を内装し、変速
機構32は回転操作されることにより変速を行う回転体
50を有する変速装置において、一端を手動操作手段9
に接続するとともに他端を回転体50側に接続する手動
変速用ケーブル4と、一端を制御部5からの指令により
駆動する駆動部10に接続するとともに他端を回転体5
0側に接続する自動変速用ケーブル14とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自転車用の変速装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自転車の変速装置としては、複数
段の変速ギヤと、この複数段の変速ギヤにチェーンを掛
け替えるディレーラと、このディレーラに接続する変速
用ワイヤとを備えたものがある。この装置は、前記変速
用ワイヤの先端部に取り付けられたギヤレバーを手動操
作することにより、変速用ワイヤを長さ方向に作動さ
せ、ギヤの位置を選定している。
【0003】しかし、このような変速装置では、減速時
にはブレーキレバーを握るため減速と変速を同時に行え
ないという欠点があった。そこで、変速操作を自動的に
行う装置も考案されている。例えば実開平2ー1339
91号に記載されたものがある。この自転車の自動変速
装置は、自転車のタイヤの回転数に応じて生じるソレノ
イドの推力によって変速ワイヤをその長さ方向に引張り
変速するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような自
動変速装置は、自動変速専用の変速装置が必要であり、
従来の自転車とは機器が大幅に異なるため、コスト高と
ならざるを得ない。また、既存の自転車を改造して自動
変速装置を取り付けようとしても、上記のように大幅な
改造をしなければならないので、多大な労力と費用がか
かってしまう。
【0005】本発明は前記事項に鑑みなされたものであ
り、簡易な構成の自転車用変速装置を提供することを技
術的課題とする。また、手動変速と自動変速との双方を
円滑に行える自転車用変速装置を提供することを技術的
課題とする。
【0006】また、既存の自転車の構成部品を変更せず
に自動変速装置を装着することのできる自転車用変速装
置を提供することを技術的課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、以下の手段を採用した。 <本発明の要旨>本発明は、車輪のハブ体内に変速機構
を内装し、この変速機構は回転操作されることにより変
速を行う回転体を有する変速装置において、前記回転体
側に接続する手動変速用ケーブル及び自動変速用ケーブ
ルを備える。
【0008】〔構成要素〕前記変速機構は、車軸にハブ
体と駆動体とを回転自在に設け、前記駆動体からハブ体
に複数の動力伝達系を介して動力を伝達するとともに、
前記複数の動力伝達系をクラッチにより選択して変速が
行えるように構成されている。また、前記変速機構は、
大きさの異なる複数の太陽歯車と、この複数の太陽歯車
を車軸にロック及びロック解除する制御機構とを備えて
いる。そして、前記回転体を回転することにより前記ク
ラッチ及び制御機構が作動し、前記動力伝達系の選択
と、車軸に対してロックする太陽歯車の選択とを行い、
変速するようになっている。例えば、前記回転体が基点
位置にて1速となり、回転体が30度回転する毎に変速
ポジションが上昇し、復帰すれば変速ポジションが下降
するように構成する。
【0009】前記手動変速用ケーブルは、一端に手動操
作手段を接続するとともに他端に前記回転体側を接続す
る。また、前記自動変速用ケーブルは、一端に制御部か
らの指令により駆動する駆動部を接続するとともに他端
に前記回転体側を接続する。
【0010】前記回転体は、車軸の回転中心と同心にて
回転するようになっており、この回転体には回転体操作
部が一体に設けられている。前記回転体操作部には手動
変速用ケーブルを接続するとともに、この回転体操作部
には前記自動変速用ケーブルが接続するガイドプーリを
固定する。このガイドプーリは前記回転体操作部の外方
に設けるとよい。また、前記ガイドプーリと前記手動変
速用ケーブルは、同一の固定部材によって前記回転体操
作部に取付けることができる。
【0011】さらに、前記自動変速用ケーブルの他端を
弾性体の一端に接続し、この弾性体の他端は車体フレー
ム側に固定するように構成することが望ましい。前記弾
性体としては、スプリングやゴムを例示でき、好ましく
はコイルスプリングがよい。
【0012】また、前記手動変速用ケーブル及び自動変
速用ケーブルは、前記回転体操作部及びガイドプーリと
の当接部においては、回転体の回転中心と同心円上に位
置するよう支持するとよい。
【0013】前記駆動部は、制御部からの指示信号によ
り駆動するモータと、このモータの駆動により前記自動
変速用ケーブルを巻き上げあるいは巻戻す巻取ドラムと
を備えるようにするとよい。
【0014】前記制御部は、例えば、中央処理装置(C
PU),読み出し/書き込みメモリ(RAM)、読み出
し専用メモリ(ROM)、入出力装置(I/O)と、こ
れらを接続するバスを備える構成とすることができる。
【0015】なお、前記制御部と接続する速度検出手段
を設け、この速度検出手段からの信号に基づき制御部が
前記モータを制御するように構成することができる。こ
の場合、速度検出手段としては、単位時間あたりの車輪
やペダルの回転数を検出するセンサを例示することがで
きる。このような回転数を検出するセンサとしては、電
磁ピックアップ方式の回転センサを例示することができ
る。
【0016】
【作用】手動変速時において、運転者が手動操作手段を
操作することにより、手動変速用ケーブルが引張りまた
は弛緩され、回転体を回転させる。また、自動変速時に
おいては、制御部が指示信号を駆動部に出力することに
より、駆動部は自動変速用ケーブルを引張りまたは弛緩
し、前記回転体を回転させる。そして、この回転体の回
転に伴い変速が行われる。
【0017】前記回転体に連接する回転体操作部と、こ
の回転体に連接するガイドプーリとを設けた場合、手動
変速用ケーブルが作動するとガイドプーリとともに回転
体操作部を回転させ、回転体を回転させる。この際、自
動変速用ケーブルは停止した状態を保つ。また、自動変
速用ケーブルが作動すると、ガイドプーリを回転させる
ことによって回転体操作部及び回転体が回転する。
【0018】なお、前記ガイドプーリが回転体操作部の
外方に位置すれば、径が大きい分回転体を回転操作する
ための必要トルクが小さくて済む。また、前記ガイドプ
ーリと前記手動変速用ケーブルとを、同一の固定部材に
よって前記回転体操作部に取り付ければ、部品点数を少
量に抑えることができる。
【0019】さらに、前記自動変速用ケーブルの他端を
弾性体の一端に接続し、この弾性体の他端を車体フレー
ム側に固定すれば、手動変速手段にて変速を行った際に
自動変速用ケーブルが弛むことはない。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。本実施例の自転車用変速装置は、後輪の軸部に
位置する回転体50、を有する内装式変速機構32と、
前記回転体50を作動させる手動変速用ケーブル4及び
自動変速用ケーブル14とを備えている。
【0021】前記内装式変速機構32は、後輪軸にハブ
体と駆動体とを回転自在に設け、前記駆動体からハブ体
に複数の動力伝達系を介して動力を伝達するとともに、
前記複数の動力伝達系をクラッチにより選択して変速が
行えるように構成されている。また、前記内装式変速機
構32は、大きさの異なる複数の太陽歯車と、この複数
の太陽歯車を後輪軸にロック及びロック解除する制御機
構とを備えている。そして、前記回転体50を回転する
ことにより前記クラッチ及び制御機構が作動し、前記動
力伝達系の選択と、車軸に対してロックする太陽歯車の
選択とを行い、変速するようになっている。なお、本実
施例では、前記回転体50が基点位置にて1速となり、
回転体50が30度回転する毎に変速ポジションが1段
階ずつ上昇し、復帰すれば変速ポジションが下降するよ
うに構成されている。
【0022】前記手動変速用ケーブル4は、一端に手動
操作手段であるギヤレバー9を接続するとともに他端に
前記回転体50と一体に設けられた回転体操作部70を
接続している。前記回転体操作部70は、図2に示すよ
うに円盤状であり、回転体操作部70の外周部における
車体後側に手動変速用ケーブル4が支持されるようにな
っている。そして、前記手動変速用ケーブル4は、その
他端付近において、取付けボルト(固定部材)82によ
って回転体操作部70に固定されている。
【0023】また、このの回転体操作部70の外方に
は、前記取付けボルト82によって、略半環状のガイド
プーリ85が回転体操作部70に連結されている。前記
ガイドプーリ85は中空体となっており、内部に前記自
動変速用ケーブル14を支承している。なお、前記自動
変速用ケーブル14の他端は、たるみ防止用のコイルス
プリング87を介して車体フレーム75に固定されたス
プリング用アンカー88に接続している。
【0024】そして、前記手動変速用ケーブル4の作動
により回転体操作部70が回転するか、あるいは自動変
速用ケーブル14の作動によりガイドプーリ85が回転
することによって、回転体50が回転するようになって
いる。
【0025】なお、前記手動変速用ケーブル4及び自動
変速用ケーブル14は、前記回転体操作部70及びガイ
ドプーリ85との当接部においては、回転体50の回転
中心と同心円上に位置するようになっており、回転体5
0を中心として各部品が円滑に回転できるように構成さ
れている。
【0026】ここで、回転体50の回転態様を図2〜図
4により説明する。すなわち、基点位置である図2の状
態で手動変速用ケーブル4が作動した場合は、図3に示
すように回転体操作部70が直接回転するので、この回
転操作部70の回転に伴って回転体50も回転する。な
お、このとき自動変速用ケーブル14は作動しないが、
コイルスプリング87の付勢力があるため、ケーブルが
弛むことはない。
【0027】また、図2の状態で自動変速用ケーブル1
4が作動した場合は、図4に示すように、ガイドプーリ
85が回転することにより回転体操作部70も回転し、
回転体50を回転させる。この際の手動変速用ケーブル
4の弛みは、回転体操作部70の径が比較的小さいため
少量の弛みで済み、装置に支障をきたすことはない。な
お、手動変速用ケーブル4を、自動変速用ケーブル14
と同様にスプリング等によって弛まないようにしてもよ
い。
【0028】また、前記手動変速用ケーブル4及び自動
変速用ケーブル14の途中部分は、車体のチューブ28
に固定されたケーブルアンカー43に支承されており、
両ケーブルの張設方向を規制するとともに、ケーブル同
士が接触しないようになっている。なお、前記手動変速
用ケーブル4と自動変速用ケーブル14は、それぞれア
ウターケーブルによりケーブルの途中部分を被覆するよ
うにしてもよい。
【0029】このように本装置によれば手動変速と自動
変速との双方を行うことができる。また、自動変速制御
中に手動用変速ケーブル4を作動させて変速を行った場
合は、手動変速にて選択されたギヤ位置が最下段のギヤ
位置となる。
【0030】前記自動変速用ケーブル14の一端は駆動
部10と接続している。前記駆動部10は、後述する制
御部5からの指示信号により駆動するモータ13と、こ
のモータ13の駆動力により前記自動変速用ケーブル1
4を巻き上げまたは巻戻す巻取ドラムとを備えている。
そして、前記モータ13が駆動することにより、回転体
操作部70が回転体50を作動させることとなる。
【0031】前記駆動部10と制御部5は、ダウンチュ
ーブ25に取り付けられたシステムケース80内に収容
されている。また、このシステムケース80内にはモー
タ13が備えられている。さらに、シートチューブ26
には、前記制御部5及びモータ13に電力を供給するバ
ッテリ27が備えられている。
【0032】前記制御部5は、中央処理装置(CP
U),読み出し/書き込みメモリ(RAM)、読み出し
専用メモリ(ROM)、入出力装置(I/O)を備え、
これらはバスにより接続している。そして、制御部5の
I/Oは、車両に取り付けられたスピードセンサ20
と、前記モータ13とに接続している。
【0033】RAMには、図6に示す各ギヤ位置ごとの
設定値を格納する。なお、この設定値は、使用する自転
車の仕様や運転者の希望する変速速度域によって変更・
調整が行えるようになっている。または、基準となる設
定値の他に、新たな設定値をRAMに読み込むようにし
てもよい。なお、図7は、ギヤの位置と車輪速度との関
係を表す図である。
【0034】また、ROMには、後述する実行プラグラ
ムが格納してある。前記スピードセンサ20は、チュー
ブ28に取り付けられた磁気検知部21と、後輪側のス
ポークに取り付けられた強磁性体22とにより構成され
ている。そして、後輪3の回転に伴って強磁性体22が
磁気検知部21に近接する度(すなわち車輪が一回転す
る度に)、磁気検知部21がパルス信号を発信するよう
になっている。
【0035】次に、自動変速制御である、制御部5にお
ける動作過程を説明する。図5は制御部5における実行
プログラムのフローである。運転者の操作により電源が
入れられると、ステップ101にて初期設定がなされた
後、ステップ102に移行してモータ13を逆回転させ
てギヤ位置を降下させる。そして、ステップ103では
モータ13の逆回転が2秒に満たないか否かが判断され
る。モータ13の逆転が2秒に至らない場合は、ステッ
プ102の循環ルーチンとなり、モータ13が2秒以上
逆転した場合はステップ104に移行してギヤ位置(P
G )が1速であることが記憶される。なお、本実施例で
は、モータ13が2秒逆転すれば、ギヤ位置がトップの
状態から1速の状態まで降下するようになっている。
【0036】次に、ステップ105にてギヤ位置(この
場合は1速)に対応する各設定値が呼び出される。すな
わち、ギヤ位置(PG )が1速の場合は、ギヤアップ用
しきい値(VUP)は5km/hであり、ギヤダウン用しきい
値(VDOWN)は0km/hである。また、ギヤアップ用モー
タ駆動時間設定値(TUP)は0.3secであり、ギヤダウ
ン用モータ駆動時間設定値(TDOWN)は0secである
(図6参照)。
【0037】そして、ステップ106にて、スピードセ
ンサ20からの情報に基づき、自転車の速度(V)が1
速のギヤアップ用しきい値である5km/hよりも速いか否
かが判断される。自転車の速度が5km/hよりも速い場合
はステップ107に移行し、5km/hよりも遅い場合はス
テップ110に移行する。ステップ107では、モータ
13を正転させてガイドプーリ85を作動させ、回転体
50を回転させてギヤ位置をアップさせる。そして、ス
テップ108にてモータ13の駆動時間(TM)がギヤ
アップ用モータ駆動時間設定値である0.3secよりも少
ないか否かが判断される。前記モータ13の駆動時間
(TM )が0.3secよりも少ない場合はステップ107
の循環ルーチンとなり、0.3secに至った場合はモータ
13の駆動が停止され、ステップ109で元のギヤ位置
である1速に1を加えた新たなギヤ位置の2速であるこ
とが記憶される。
【0038】また、前記ステップ110では、自転車の
速度(V)が1速のギヤダウン用しきい値である0km/h
よりも遅いか否かが判断される。0km/hよりも遅いこと
はありえないので、1速の場合はステップ110からは
すべてステップ114へ移行する。ステップ114で
は、速度(V)が0km/hであるか否かが判断され、速度
が0で自転車が停止している場合はステップ115に移
行し、3分より長く停止し続けた場合は自動的に装置全
体がパワーオフとなる。また、ステップ114及びステ
ップ115の否定枝はステップ106の循環ルーチンと
なる。
【0039】前記ステップ109からはステップ105
の循環ルーチンとなり、ステップ105にて2速に対応
する各設定値が呼び出され、以下前述と同様に各ステッ
プの動作がなされる。
【0040】なお、2速以上のギヤ位置においてステッ
プ110に至った場合、自転車の速度(V)がギヤダウ
ン用しきい値(VDOWN)よりも遅い際は、ステップ11
1にてモータ13を逆転させた後、モータ駆動時間(T
M )がギヤダウン用モータ駆動時間設定値である0.5s
ecよりも少ないか否かが判断される(ステップ11
2)。そして、ステップ112の肯定枝はステップ11
1の循環ルーチンとなり、否定枝はステップ113に移
行して元のギヤ位置から1を減じた新たなギヤ位置(P
G )を記憶し、ステップ105の循環ルーチンとなる。
【0041】以上の制御中に、手動変速用ケーブル4の
作動により回転体操作部70が回転した場合は、ギヤレ
バー9の操作にて選択されたギヤ位置が強制的に最下段
のギヤ位置となる。すなわち、例え自動変速装置が、ギ
ヤレバー9にて選択されたギヤ位置よりも下段のギヤ位
置に制御しようとしても、ギヤ位置が降下することはな
い。
【0042】以上のように本実施例によれば、既存の自
転車の構成部品を変更することなく、自動変速装置を取
り付けられる構成としたので、低コストにて容易に自動
変速装置付自転車を提供することができる。
【0043】また、手動変速が行われた場合に自動変速
用ケーブルが弛むことがないので、自動変速と手動変速
との双方を円滑に作動することができる。また、ガイド
プーリを回転体操作部の外方に設けたので、ガイドプー
リの径を比較的大きく形成することとなり、必要トルク
が小さくなるため、装置の消費電力を抑制することがで
き、ひいては装置の小型化をも図ることが可能となっ
た。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、簡易な構成の自動変速
装置付自転車を提供することが可能となる。
【0045】また、手動変速と自動変速との双方を円滑
に行える自転車用変速装置を提供することができる。ま
た、既存の自転車の構成部品を変更せずに自動変速装置
を装着することのできる自転車用変速装を提供すること
ができる。
【0046】また、自動変速用ケーブルと接続するガイ
ドプーリの径を大きめに形成したので、作動エネルギー
を抑制することができ、装置の小型化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における自転車用変速装置を
取り付けた自転車の図
【図2】実施例の変速機構付近の拡大図であり、回転体
が基点位置(1速)の状態を表す図
【図3】実施例の変速機構付近の拡大図であり、手動変
速にてギヤ位置を上昇させた状態を表す図
【図4】実施例の変速機構付近の拡大図であり、自動変
速にてギヤ位置を上昇させた状態を表す図
【図5】実施例における制御部の実行プログラムのフロ
ー図
【図6】実施例の制御部における各変速ギヤにおける設
定値を示す図
【図7】実施例の制御部における各変速ギヤの上昇・降
下の関係を示す図
【符号の説明】
3・・後輪 4・・手動変速用ケーブル 5・・制御部(ECU) 9・・手動操作手段(ギヤレバー) 10・・駆動部 13・・モータ 14・・自動変速用ケーブル 20・・スピードセンサ 21・・磁気検知部 22・・強磁性体 25・・ダウンチューブ 26・・シートチューブ 27・・バッテリ 28・・チューブ 32・・内装式変速機構 43・・ケーブルアンカー 50・・回転体 70・・回転体操作部 75・・車体フレーム 80・・システムケース 82・・取付けボルト(固定部材) 85・・ガイドプーリ 87・・コイルスプリング(弾性体) 88・・スプリング用アンカー 90・・クランク回転検出センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前原 利史 東京都中央区日本橋小網町19番5号曙ブレ ーキ工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪のハブ体内に変速機構を内装し、こ
    の変速機構は回転操作されることにより変速を行う回転
    体を有する変速装置において、 一端を手動操作手段に接続するとともに他端を前記回転
    体側に接続する手動変速用ケーブルと、 一端を制御部からの指令により駆動する駆動部に接続す
    るとともに他端を前記回転体側に接続する自動変速用ケ
    ーブルとを備えることを特徴とする自転車用変速装置。
  2. 【請求項2】 前記回転体に連接するとともに前記手動
    変速用ケーブルと接続する回転体操作部と、 この回転体操作部に連接するとともに前記自動変速用ケ
    ーブルと接続するガイドプーリとを備えることを特徴と
    する請求項1記載の自転車用変速装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイドプーリは前記回転体操作部の
    外方に位置することを特徴とする請求項2記載の自転車
    用変速装置。
  4. 【請求項4】 前記ガイドプーリと前記手動変速用ケー
    ブルは、同一の固定部材によって前記回転体操作部に取
    付けられていることを特徴とする請求項2または3に記
    載の自転車用変速装置。
  5. 【請求項5】 前記自動変速用ケーブルの他端を弾性体
    の一端に接続し、この弾性体の他端は車体フレーム側に
    固定されていることを特徴とする請求項2〜4のいずれ
    かに記載の自転車用変速装置。
JP1187595A 1995-01-27 1995-01-27 自転車用変速装置 Pending JPH08198174A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1187595A JPH08198174A (ja) 1995-01-27 1995-01-27 自転車用変速装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1187595A JPH08198174A (ja) 1995-01-27 1995-01-27 自転車用変速装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08198174A true JPH08198174A (ja) 1996-08-06

Family

ID=11789908

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1187595A Pending JPH08198174A (ja) 1995-01-27 1995-01-27 自転車用変速装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08198174A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1400440A2 (en) 2002-09-19 2004-03-24 Shimano Inc. Shift control apparatus for bicycle transmission
JP2009215852A (ja) * 2008-03-13 2009-09-24 Mitsui Home Co Ltd 基盤構造体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1400440A2 (en) 2002-09-19 2004-03-24 Shimano Inc. Shift control apparatus for bicycle transmission
JP2009215852A (ja) * 2008-03-13 2009-09-24 Mitsui Home Co Ltd 基盤構造体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3752482B2 (ja) 自転車用電動アクチュエータアセンブリ
JP5207769B2 (ja) 電動自転車の自動変速方法
JPH07251784A (ja) 自転車用の変速装置
EP0988218A1 (en) Apparatus for changing rotation of pedal shaft for bicycle
JPH05270475A (ja) 自転車用変速操作装置
JP2001219889A (ja) 自転車変速機シフト装置
JPH08198174A (ja) 自転車用変速装置
JP3981041B2 (ja) 車両用ドア開扉装置および車両用ドア開扉制御方法
JPH07257473A (ja) 自転車用変速装置
JPH08113181A (ja) 自動変速装置付自転車
JPH08127383A (ja) 自動変速装置付自転車
JPH08104282A (ja) 自転車用変速装置
JP2001106047A (ja) 電動駐車ブレーキ装置
JPH0826170A (ja) 自動変速装置付自転車
JPH08113182A (ja) 自動変速装置付自転車
JP2006027415A (ja) 電動パーキングブレーキ
JPH08119179A (ja) 自転車用変速装置
JPH07205872A (ja) 自転車用変速装置
JPH07257474A (ja) 自転車用変速装置
JPH08113183A (ja) 自動変速装置付自転車
JPH09315375A (ja) 自転車用変速装置
JP2000050418A (ja) 自走式電動自転車
CN215097531U (zh) 一种智能汽车线控制动装置
JP2000266171A (ja) 自転車用自動変速装置
JPH08175460A (ja) 自転車用変速装置