JPH0819777B2 - 破砕孔への破砕剤充填方法および充填装置 - Google Patents

破砕孔への破砕剤充填方法および充填装置

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JPH0819777B2
JPH0819777B2 JP6879290A JP6879290A JPH0819777B2 JP H0819777 B2 JPH0819777 B2 JP H0819777B2 JP 6879290 A JP6879290 A JP 6879290A JP 6879290 A JP6879290 A JP 6879290A JP H0819777 B2 JPH0819777 B2 JP H0819777B2
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JP
Japan
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crushing
hole
agent
filling
crushing agent
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JP6879290A
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一孝 渡部
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Kawai Lime Industry Co Ltd
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Kawai Lime Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は岩もしくはコンクリート等の被破砕物を破
砕剤を用い破砕するために、被破砕物に穿設した破砕孔
に破砕剤を充填する方法および充填装置に関する。
〔発明が解決しようとする課題〕
被破砕物に破砕孔を穿設し、この破砕孔内に生石灰等
を主材とする破砕剤および水を装填し、破砕剤の水和エ
ネルギーを利用して被破砕物を破砕する方法が実用化さ
れている。この方法で破砕孔が横方向の場合は、あるい
は長い場合は、破砕剤を密に装填しがたく、通常は、例
えば特開昭64−83770号公報に記載のように、破砕孔内
に、その底に達する長いホースを挿入し、破砕剤粒を圧
縮空気を用い孔奥から順次充填していた。
しかし、多数の3〜5m程度の長い破砕孔に、長いホー
スを用い破砕剤を充填するには少なからず手間がかか
り、その改善が要望されていた。
この発明は上記事情に鑑みなされたものである。その
目的は作業能率よく、横方向あるいは長い破砕孔に破砕
剤を充填できる方法および充填装置を提案するにある。
〔課題を解決するための手段〕
この破砕孔への破砕剤充填方法は、破砕すべき岩もし
くはコンクリート等の被破砕物に穿設した破砕孔に破砕
剤を充填するに当たり、粒度0.1〜20mmの破砕剤を加圧
空気と共に破砕孔内に開口端部位置から噴射し、同時に
破砕孔内の加圧空気を吸引排出し、破砕剤を破砕孔奥か
ら順次充填することを特徴とする。他の一つの発明にな
る充填装置は破砕すべき岩もしくはコンクリート等の被
破砕物に穿設した破砕孔に破砕剤を充填する装置であっ
て、破砕剤粒を加圧空気と共に破砕孔内に噴射する手
段、破砕孔内の加圧空気を吸引排出する手段およびノズ
ル部を備え、ノズル部は中心部先端に破砕剤の噴射口、
外周部に加圧空気の吸引口、および外周面に破砕孔開口
端部に嵌合する太径部を有することを特徴とする。
〔実施例〕
以下図示する実施例により説明する。第1図は破砕剤
の充填装置を示すものであり、ポッパー1内の破砕剤粒
をコンプレッサー2の加圧空気を用い噴射する破砕剤粒
の噴射手段A、真空ポンプ3、真空タンク4を有する破
砕孔内の加圧空気の吸引排出手段B、および噴射口5、
吸引口6を有するノズル部Cを備えている。
なお、第1図で7は台車の車輪、8はドレントラッ
プ、9は圧力計、19は連結するホース類である。
ノズル部Cは第2図のごとく、ステンレス鋼パイプ11
からなり、突出した先端に噴射口部5が開口し、噴射口
から後方にさがった外周部は二重管12をなし、多数の吸
引口6が開口している。ステンレス鋼パイプ11はホース
10で噴射手段Aに連結してあり、二重管12内は分岐した
継手管13、ホース10を経由して加圧空気の吸引排出手段
Bに連結してある。また、吸引口6位置から後方にさが
った二重管12の外周面には破砕孔開口端部に嵌合する、
先端方向が下り勾配の回転体曲面をなした太径部14が設
けてある。
第3図はコンクリート造の被破砕物15に穿設したφ40
mmの横方向の破砕孔16に前記した充填装置を用いて破砕
剤を充填する状態を示す。充填装置のノズル部Cの先端
を破砕孔16開口端部に挿入し、太径部14の回転体曲面部
分を破砕孔16の開口端に当接、嵌合させる。この状態で
ホッパー1内に入れてある、例えば粒径2〜7mmの破砕
剤粒17をコンプレッサー2で発生させた加圧空気(1.5k
g/cm2)を用い噴射口5から破砕孔16内に噴射する。同
時に真空ポンプ3を作動して、破砕孔16内の加圧空気を
吸引口6から吸引し(35m3/min)、真空タンク4内に導
き、空気に同伴する膨張剤粉塵を補集、分離し加圧空気
を排出した。
ノズル部C先端の噴射口5から噴射された破砕剤粒17
は破砕孔16の先端底から順次所望の深さにわたり充填さ
れ、未充填部分を残すことはなかった。また、短いノズ
ル部を、破砕口開口端部に挿入、当接したままで充填で
きるので従来の長いホースを用い、破砕孔底から順次、
引抜きながら充填する方法に比べ、作業能率が向上し、
充填時間を短縮できた。
この実施例では粒径2〜7mmの破砕剤を用いたが、こ
れに限るものではない。粒径0.1〜20mmのものを用いる
ことができる。粒径0.1mm未満では飛散し易く、20mm以
上では噴射しがたくなり、いずれも密な充填がむずかし
くなり好ましくない。より好ましくは1〜10mmである。
〔発明の効果〕
この発明は以上の通りであり、この破砕剤充填方法お
よび充填装置は、作業能率の向上、工期の短縮に効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の実施例を示すものであり、第1図は破
砕剤充填装置の全体図、第2図はノズル部の拡大図、第
3図は破砕孔へ破砕剤を充填する状態の断面図である。 1……ホッパー、2……コンプレッサー、3……真空ポ
ンプ、4……真空タンク、5……噴射口、6……吸引
口、7……台車の車輪、8……ドレントラップ、9……
圧力計、10……ホース類、11……ステンレス鋼パイプ、
12……二重管、13……継手管、14……太径部、15……被
破砕物、16……破砕孔、17……破砕剤粒、A……破砕剤
噴射手段、B……破砕孔内の加圧空気の吸引排出手段、
C……ノズル部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】破砕すべき岩もしくはコンクリート等の被
    破砕物に穿設した破砕孔に破砕剤を充填するに当たり、
    粒度0.1〜20mmの破砕剤を加圧空気と共に破砕孔内に開
    口端部位置から噴射し、同時に破砕孔内の加圧空気を吸
    引排出し、破砕剤を破砕孔奥から順次充填することを特
    徴とする破砕孔への破砕剤充填方法。
  2. 【請求項2】破砕すべき岩もしくはコンクリート等の被
    破砕物に穿設した破砕孔に破砕剤を充填する装置であっ
    て、破砕剤粒を加圧空気と共に破砕孔内に噴射する手
    段、破砕孔内の加圧空気を吸引排出する手段、およびノ
    ズル部を備え、ノズル部は中心部先端に破砕剤粒の噴射
    口、外周部に加圧空気の吸引口、および外周面に破砕孔
    開口端部に嵌合する太径部を有することを特徴とする破
    砕孔への破砕剤充填装置。
JP6879290A 1990-03-19 1990-03-19 破砕孔への破砕剤充填方法および充填装置 Expired - Lifetime JPH0819777B2 (ja)

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JP4820156B2 (ja) * 2005-11-29 2011-11-24 住友大阪セメント株式会社 セメント硬化体の破砕方法および静的破砕剤注入用容器

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