JPH08197736A - インクジェット記録ヘッド及びそのインク供給ユニットの形成方法 - Google Patents
インクジェット記録ヘッド及びそのインク供給ユニットの形成方法Info
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- JPH08197736A JPH08197736A JP2759095A JP2759095A JPH08197736A JP H08197736 A JPH08197736 A JP H08197736A JP 2759095 A JP2759095 A JP 2759095A JP 2759095 A JP2759095 A JP 2759095A JP H08197736 A JPH08197736 A JP H08197736A
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- Japan
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- ink
- ink supply
- recording head
- supply unit
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、超音波溶着によってインク供給ユニ
ットを形成しても、超音波溶着時に発生するゴミがイン
ク流路に混入することのない信頼性の高い記録ヘッドの
提供を目的とするものである。 【構成】本発明の記録ヘッドは、上記目的を達成するた
め、異物の混入を阻止するフィルタを有するインク供給
ユニットをインク供給系に配したインクジェット記録ヘ
ッドにおいて、前記インク供給ユニットが平面上にイン
ク流路を構成する溝が形成された第一の部材と、前記溝
に蓋をする第二の部材との間に、前記インク流路のシー
ルを行うシール部材を挟み込んで溶着することによって
構成されていることを特徴としている。また、本発明の
インク供給ユニットの形成方法法は、平面上にインク流
路を構成する溝が形成された第一の部材と前記溝に蓋を
する第二の部材とを、前記インク流路のシールを行うシ
ール部材を挟み込んで超音波溶着によって溶着してイン
ク供給ユニットを形成するようにしたことを特徴として
いる。
ットを形成しても、超音波溶着時に発生するゴミがイン
ク流路に混入することのない信頼性の高い記録ヘッドの
提供を目的とするものである。 【構成】本発明の記録ヘッドは、上記目的を達成するた
め、異物の混入を阻止するフィルタを有するインク供給
ユニットをインク供給系に配したインクジェット記録ヘ
ッドにおいて、前記インク供給ユニットが平面上にイン
ク流路を構成する溝が形成された第一の部材と、前記溝
に蓋をする第二の部材との間に、前記インク流路のシー
ルを行うシール部材を挟み込んで溶着することによって
構成されていることを特徴としている。また、本発明の
インク供給ユニットの形成方法法は、平面上にインク流
路を構成する溝が形成された第一の部材と前記溝に蓋を
する第二の部材とを、前記インク流路のシールを行うシ
ール部材を挟み込んで超音波溶着によって溶着してイン
ク供給ユニットを形成するようにしたことを特徴として
いる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、液滴をオリフィスから
吐出して記録を行うインクジェット記録ヘッドに関し、
詳しくは異物を除去するフィルタを有するインク供給ユ
ニットをインク供給系に配したインクジェット記録ヘッ
ド及びそのインク供給ユニットの形成方法に関する。
吐出して記録を行うインクジェット記録ヘッドに関し、
詳しくは異物を除去するフィルタを有するインク供給ユ
ニットをインク供給系に配したインクジェット記録ヘッ
ド及びそのインク供給ユニットの形成方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】インクジェット記録装置は、記録ヘッド
のノズルからインク液滴を噴射させ記録媒体に印字する
ものであり、そのインク供給系は、微細なインク吐出口
や液路等で形成されているため、インク中に混入した微
小なゴミ等の異物によってそれらの液路が塞がれインク
の流れが阻害される虞れがあり、このような装置におい
てはこれらのゴミを除去することが不可欠のものとなっ
ている。そのため、一般的にはインクタンクから記録ヘ
ッドへインクを供給する経路にフィルターを配してイン
クを濾過する手段が用いられている。
のノズルからインク液滴を噴射させ記録媒体に印字する
ものであり、そのインク供給系は、微細なインク吐出口
や液路等で形成されているため、インク中に混入した微
小なゴミ等の異物によってそれらの液路が塞がれインク
の流れが阻害される虞れがあり、このような装置におい
てはこれらのゴミを除去することが不可欠のものとなっ
ている。そのため、一般的にはインクタンクから記録ヘ
ッドへインクを供給する経路にフィルターを配してイン
クを濾過する手段が用いられている。
【０００３】そのための手段として従来から種々の形態
のものがあるが、インクタンクから記録ヘッドへインク
を供給する経路にゴミ除去用のフィルタを備えたインク
供給ユニットを配した形態のものとしては、例えば図５
に示すような手段が用いられている。すなわち、図５に
おいて、１はベースプレート、２はヘッドチップであ
り、７は溝部材、８は蓋部材、１０はフィルタ、１５は
インクタンクである。ヘッドチップ２は、ベースプレー
ト１に接着されており、フィルタ１０は蓋部材８に熱溶
着によって結合されている。蓋部材８と溝部材７は、蓋
部材８に設けられた位置決め穴１４に溝部材７に設けら
れた位置決めピン１３をはめて位置決めし、超音波溶着
によって結合されて、インク供給ユニットを形成する。
ヘッドチップ２とインク供給ユニットは、インク供給ユ
ニットに設けられた熱かしめピン１６をベースプレート
１に設けられた位置決め穴１７に挿入し熱かしめによっ
て結合されて、記録ヘッドを構成している。インクタン
ク１５は、インク供給ユニットに設けられたインク供給
口２０によって記録ヘッドに接続されている。図６は、
他の従来例を示す分解斜視図である。この例では記録ヘ
ッドのノズル数が多いために液室の両側からインクを供
給するようにしてあるため、フィルタ１０はインク流路
の液室の近傍の２カ所に配置されている。
のものがあるが、インクタンクから記録ヘッドへインク
を供給する経路にゴミ除去用のフィルタを備えたインク
供給ユニットを配した形態のものとしては、例えば図５
に示すような手段が用いられている。すなわち、図５に
おいて、１はベースプレート、２はヘッドチップであ
り、７は溝部材、８は蓋部材、１０はフィルタ、１５は
インクタンクである。ヘッドチップ２は、ベースプレー
ト１に接着されており、フィルタ１０は蓋部材８に熱溶
着によって結合されている。蓋部材８と溝部材７は、蓋
部材８に設けられた位置決め穴１４に溝部材７に設けら
れた位置決めピン１３をはめて位置決めし、超音波溶着
によって結合されて、インク供給ユニットを形成する。
ヘッドチップ２とインク供給ユニットは、インク供給ユ
ニットに設けられた熱かしめピン１６をベースプレート
１に設けられた位置決め穴１７に挿入し熱かしめによっ
て結合されて、記録ヘッドを構成している。インクタン
ク１５は、インク供給ユニットに設けられたインク供給
口２０によって記録ヘッドに接続されている。図６は、
他の従来例を示す分解斜視図である。この例では記録ヘ
ッドのノズル数が多いために液室の両側からインクを供
給するようにしてあるため、フィルタ１０はインク流路
の液室の近傍の２カ所に配置されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では次のような問題があった。すなわち、上記した
従来例においてフィルタ１０を蓋部材８に熱溶着後、こ
の蓋部材８と溝部材７とを結合するに当たり、それを超
音波溶着で行うと溶着時にゴミが発生し、それがインク
に混入するという不都合が生じるという問題があった。
また、ノズル数が多い記録ヘッドを用いる場合、液室へ
のインク供給口が１カ所だけではインクの供給が追いつ
かなくなり不吐出などを起こすので、インク流路を途中
で分岐させて複数のインク供給口から液室へインクを供
給しなければならないが、このとき前記した図６のよう
にフィルタを液室との接続部の近傍２カ所にそれぞれ配
置すると、インクに混入した気泡が片側のフィルタに付
着して、インクの供給が追いつかなくなり不吐出を起こ
した場合、回復操作をしても反対側のインク流路からイ
ンクが流出してしまい、付着した気泡に圧力がかから
ず、その気泡を排出することはきわめて困難となる。こ
のため、フィルタはインク流路が分岐する手前に配置す
るのが望ましいが、この場合においても、フィルタより
先の流路は、溶着時にゴミが発生する超音波溶着によっ
て形成することはできないので、インク供給ユニットの
結合は接着で行うか、フィルタより先のインク流路をチ
ューブなどの別部材で構成しなければならないため、コ
ストが上がってしまうという問題があった。
来例では次のような問題があった。すなわち、上記した
従来例においてフィルタ１０を蓋部材８に熱溶着後、こ
の蓋部材８と溝部材７とを結合するに当たり、それを超
音波溶着で行うと溶着時にゴミが発生し、それがインク
に混入するという不都合が生じるという問題があった。
また、ノズル数が多い記録ヘッドを用いる場合、液室へ
のインク供給口が１カ所だけではインクの供給が追いつ
かなくなり不吐出などを起こすので、インク流路を途中
で分岐させて複数のインク供給口から液室へインクを供
給しなければならないが、このとき前記した図６のよう
にフィルタを液室との接続部の近傍２カ所にそれぞれ配
置すると、インクに混入した気泡が片側のフィルタに付
着して、インクの供給が追いつかなくなり不吐出を起こ
した場合、回復操作をしても反対側のインク流路からイ
ンクが流出してしまい、付着した気泡に圧力がかから
ず、その気泡を排出することはきわめて困難となる。こ
のため、フィルタはインク流路が分岐する手前に配置す
るのが望ましいが、この場合においても、フィルタより
先の流路は、溶着時にゴミが発生する超音波溶着によっ
て形成することはできないので、インク供給ユニットの
結合は接着で行うか、フィルタより先のインク流路をチ
ューブなどの別部材で構成しなければならないため、コ
ストが上がってしまうという問題があった。
【０００５】そこで、本発明は、上記の問題を解決し、
超音波溶着によってインク供給ユニットを形成しても、
超音波溶着時に発生したゴミがインク流路に混入するこ
とのない信頼性の高い記録ヘッドを提供することを目的
としている。
超音波溶着によってインク供給ユニットを形成しても、
超音波溶着時に発生したゴミがインク流路に混入するこ
とのない信頼性の高い記録ヘッドを提供することを目的
としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の記録ヘッドは、
上記目的を達成するため、異物の混入を阻止するフィル
タを有するインク供給ユニットをインク供給系に配した
インクジェット記録ヘッドにおいて、前記インク供給ユ
ニットが平面上にインク流路形成用溝を有する第一の部
材と、前記溝に蓋をする第二の部材との間に、前記ンク
流路形成用溝によって形成されるインク流路のシールを
行うシール部材を挟み込んで溶着することによって構成
されていることを特徴としている。
上記目的を達成するため、異物の混入を阻止するフィル
タを有するインク供給ユニットをインク供給系に配した
インクジェット記録ヘッドにおいて、前記インク供給ユ
ニットが平面上にインク流路形成用溝を有する第一の部
材と、前記溝に蓋をする第二の部材との間に、前記ンク
流路形成用溝によって形成されるインク流路のシールを
行うシール部材を挟み込んで溶着することによって構成
されていることを特徴としている。
【０００７】本発明において、前記インク供給ユニット
は、インク供給系に複数配することができ、またそれ
を、４色一体構造に構成することができる。
は、インク供給系に複数配することができ、またそれ
を、４色一体構造に構成することができる。
【０００８】そして、本発明のインク供給ユニットの形
成方法法は、平面上にインク流路形成用溝を有する第一
の部材と前記溝に蓋をする第二の部材との間に、前記イ
ンク流路形成用溝によって形成されるインク流路のシー
ルを行うシール部材を挟み込んで、前記第一の部材と第
二の部材とを超音波溶着によって溶着し、インク供給ユ
ニットを形成するようにしたことを特徴としている。
成方法法は、平面上にインク流路形成用溝を有する第一
の部材と前記溝に蓋をする第二の部材との間に、前記イ
ンク流路形成用溝によって形成されるインク流路のシー
ルを行うシール部材を挟み込んで、前記第一の部材と第
二の部材とを超音波溶着によって溶着し、インク供給ユ
ニットを形成するようにしたことを特徴としている。
【０００９】
【作用】本発明は上記のように、平面上に溝が形成され
た第１の部材と、前記溝に蓋をする第２の部材とによっ
て構成されるインク供給ユニットの間に、シール部材が
挟み込まれ、インク流路が完全にシールされるから、超
音波溶着を利用してインク供給ユニットを形成しても、
超音波溶着時に発生したゴミがインクに混入するのを防
ぐことができ、また、溶着部の一部に溶着不良等があっ
たとしても、このシール部材によってインク漏れを防止
することができる。
た第１の部材と、前記溝に蓋をする第２の部材とによっ
て構成されるインク供給ユニットの間に、シール部材が
挟み込まれ、インク流路が完全にシールされるから、超
音波溶着を利用してインク供給ユニットを形成しても、
超音波溶着時に発生したゴミがインクに混入するのを防
ぐことができ、また、溶着部の一部に溶着不良等があっ
たとしても、このシール部材によってインク漏れを防止
することができる。
【００１０】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。 ［実施例１］図１は実施例１のインクジェット記録ヘッ
ドを示す模式図、図２はそのインク供給ユニットの構成
を示す模式図である。図において、１はベースプレー
ト、２は記録ヘツドであり、記録ヘッド２のうち３はイ
ンクを吐出するインク吐出部であり、オリフィスおよび
液滴を吐出させるためのエネルギを発生するエネルギ発
生手段を有する。４は液室であり、インク吐出部３に連
通している。５は液室４にインクを供給するエルボ、６
はインク供給ユニットであり、７は平面にインク流路形
成用溝１１が形成された第一の部材、８は前記インク流
路構成用溝１１対応する溝が形成され、第一の部材の溝
に蓋をしてインク流路を形成する第二の部材、９はイン
ク流路の接合部のシールを行うシールゴム、１０は細か
いメッシュで形成されたフィルタであり、インクに混入
した気泡やごみ等を取り除く。２０はインクタンクと接
続してインクタンクよりインクを第二の部材における前
記第一の部材の溝に対応する溝に供給するインク供給口
である。インク供給ユニット６は、フィルタ１０を部材
８に熱溶着によって溶着し、次に部材８上に設けられた
シールゴムはめ込み用溝１２にシールゴム９をはめ込
み、部材８に設けられた位置決めピン１３を部材７に設
けられた位置決め穴１４にはめて位置決めを行い、超音
波溶着で結合することによって形成される。このとき部
材７と部材８との間に挟んだシールゴムが圧縮されて部
材７のインク流路形成用溝１１と部材８とで形成された
インク流路は完全にシールされる。これによって、超音
波溶着時に発生するゴミがインクに混入することが防が
れる。また、インク流路はシールゴムによって完全に密
閉されているので、一部に超音波溶着の不良があっても
そこからインクが漏れることはない。
る。 ［実施例１］図１は実施例１のインクジェット記録ヘッ
ドを示す模式図、図２はそのインク供給ユニットの構成
を示す模式図である。図において、１はベースプレー
ト、２は記録ヘツドであり、記録ヘッド２のうち３はイ
ンクを吐出するインク吐出部であり、オリフィスおよび
液滴を吐出させるためのエネルギを発生するエネルギ発
生手段を有する。４は液室であり、インク吐出部３に連
通している。５は液室４にインクを供給するエルボ、６
はインク供給ユニットであり、７は平面にインク流路形
成用溝１１が形成された第一の部材、８は前記インク流
路構成用溝１１対応する溝が形成され、第一の部材の溝
に蓋をしてインク流路を形成する第二の部材、９はイン
ク流路の接合部のシールを行うシールゴム、１０は細か
いメッシュで形成されたフィルタであり、インクに混入
した気泡やごみ等を取り除く。２０はインクタンクと接
続してインクタンクよりインクを第二の部材における前
記第一の部材の溝に対応する溝に供給するインク供給口
である。インク供給ユニット６は、フィルタ１０を部材
８に熱溶着によって溶着し、次に部材８上に設けられた
シールゴムはめ込み用溝１２にシールゴム９をはめ込
み、部材８に設けられた位置決めピン１３を部材７に設
けられた位置決め穴１４にはめて位置決めを行い、超音
波溶着で結合することによって形成される。このとき部
材７と部材８との間に挟んだシールゴムが圧縮されて部
材７のインク流路形成用溝１１と部材８とで形成された
インク流路は完全にシールされる。これによって、超音
波溶着時に発生するゴミがインクに混入することが防が
れる。また、インク流路はシールゴムによって完全に密
閉されているので、一部に超音波溶着の不良があっても
そこからインクが漏れることはない。
【００１１】［実施例２］図３は本発明の実施例２を示
す４色一体の記録ヘッドの模式図である。この４色一体
構造のインク供給ユニット６はインクタンク１５と記録
ヘッドとの間に配される。この場合、インク供給ユニッ
トも４色一体構造とすることで、溝部材が隣の蓋部材を
兼ねることができる。これによって、さらに部品点数を
減らすことができ、コストダウンが可能である。また、
記録ヘツドを小型化できるので、この記録ヘッドを利用
した装置の小型化および低コスト化につながる。
す４色一体の記録ヘッドの模式図である。この４色一体
構造のインク供給ユニット６はインクタンク１５と記録
ヘッドとの間に配される。この場合、インク供給ユニッ
トも４色一体構造とすることで、溝部材が隣の蓋部材を
兼ねることができる。これによって、さらに部品点数を
減らすことができ、コストダウンが可能である。また、
記録ヘツドを小型化できるので、この記録ヘッドを利用
した装置の小型化および低コスト化につながる。
【００１２】［実施例３］図４は本発明の実施例３を示
すインクジェット記録ヘッドの分解斜視図であり、記録
ヘッドの回復系を加圧循環方式で構成したものである。
図において、１８はインクを加圧循環させるポンプであ
り、インクに悪影響を及ぼさないものならその方式はど
んなものでもよい。１９は、インクタンク１５、インク
供給ユニット６、ポンプ１８をそれぞれ接続するチュー
ブである。インク供給ユニット６は左右２つに分割され
ているのでエルボを介さず液室４に直接接続される。こ
のような構成においてもインク供給ユニット６を、２つ
の部材７、８の間にシールゴム９を挟み込む構成とする
ことで、インク流路へのゴミの混入を防ぎ、超音波溶着
の利用が可能となる。
すインクジェット記録ヘッドの分解斜視図であり、記録
ヘッドの回復系を加圧循環方式で構成したものである。
図において、１８はインクを加圧循環させるポンプであ
り、インクに悪影響を及ぼさないものならその方式はど
んなものでもよい。１９は、インクタンク１５、インク
供給ユニット６、ポンプ１８をそれぞれ接続するチュー
ブである。インク供給ユニット６は左右２つに分割され
ているのでエルボを介さず液室４に直接接続される。こ
のような構成においてもインク供給ユニット６を、２つ
の部材７、８の間にシールゴム９を挟み込む構成とする
ことで、インク流路へのゴミの混入を防ぎ、超音波溶着
の利用が可能となる。
【００１３】
【発明の効果】本発明は、以上のように、平面上に溝が
形成された第一の部材と、前記溝に蓋をする第二の部材
との間にシール部材を挟み込むように構成したことによ
り、インク流路を完全にシールしてゴミがインクに混入
することが防げ、インク供給ユニットの形成に超音波溶
着を利用することができる。また、インク供給ユニット
の構成も簡素化でき、安価で信頼性の高い記録ヘッドを
供給することができる。さらに、一部に溶着不良等の欠
陥があっても、インク流路はシール部材によって完全に
密閉されているのでインクが漏れることはなく、歩留ま
りが上がりコストの低減が図れる。
形成された第一の部材と、前記溝に蓋をする第二の部材
との間にシール部材を挟み込むように構成したことによ
り、インク流路を完全にシールしてゴミがインクに混入
することが防げ、インク供給ユニットの形成に超音波溶
着を利用することができる。また、インク供給ユニット
の構成も簡素化でき、安価で信頼性の高い記録ヘッドを
供給することができる。さらに、一部に溶着不良等の欠
陥があっても、インク流路はシール部材によって完全に
密閉されているのでインクが漏れることはなく、歩留ま
りが上がりコストの低減が図れる。
【図１】本発明の実施例１を示す模式である。
【図２】インク供給ユニットの構成を示す模式図であ
る。
る。
【図３】本発明の実施例２の構成を示す模式図である。
【図４】本発明の実施例３を示す分解斜視図である。
【図５】従来のインクジェット記録ヘッドを示す分解斜
視図である。
視図である。
【図６】従来のインクジェット記録ヘッドを示す分解斜
視図である。
視図である。
１ ベースプレート ２ 記録ヘッド ３ インク吐出部 ４ 液室 ５ エルボ ６ インク供給ユニット ７ 第一の部材 ８ 第二の部材 ９ シールゴム １０ フィルタ １１ インク流路形成用溝 １２ シールゴムはめ込み用溝 １３ ピン １４ 位置決め穴 １５ インクタンク １６ ピン １７ 位置決め穴 １８ ポンプ １９ 接続チューブ ２０ インク供給口
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ４１Ｊ 3/04 １０３ Ｈ
Claims (4)
- 【請求項１】異物の混入を阻止するフィルタを有するイ
ンク供給ユニットをインク供給系に配したインクジェッ
ト記録ヘッドにおいて、前記インク供給ユニットが平面
上にインク流路形成用溝を有する第一の部材と、前記溝
に蓋をする第二の部材との間に、前記インク流路形成用
溝によって形成されるインク流路のシールを行うシール
部材を挟み込んで溶着することにより構成されているこ
とを特徴とするインクジェット記録ヘッド。 - 【請求項２】前記インク供給ユニットが、インク供給系
に複数配されていることを特徴とする請求項１に記載の
インクジェット記録ヘッド。 - 【請求項３】前記インク供給ユニットが、４色一体構造
に構成されていることを特徴とする請求項１に記載のイ
ンクジェット記録ヘッド。 - 【請求項４】インクジェット記録ヘッドのインク供給系
に配され、異物の混入を阻止するフィルタを有するイン
ク供給ユニットの形成方法において、平面上にインク流
路形成用溝を有する第一の部材と前記溝に蓋をする第二
の部材との間に前記インク流路形成用溝によって形成さ
れるインク流路のシールを行うシール部材を挟み込ん
で、前記第一の部材と第二の部材とを超音波溶着によっ
て溶着し、インク供給ユニットを形成するようにしたこ
とを特徴とするインク供給ユニットの形成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2759095A JPH08197736A (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | インクジェット記録ヘッド及びそのインク供給ユニットの形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2759095A JPH08197736A (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | インクジェット記録ヘッド及びそのインク供給ユニットの形成方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08197736A true JPH08197736A (ja) | 1996-08-06 |
Family
ID=12225173
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2759095A Pending JPH08197736A (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | インクジェット記録ヘッド及びそのインク供給ユニットの形成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08197736A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7044591B2 (en) | 2002-09-25 | 2006-05-16 | Brother Kogya Kabushiki Kaisha | Ink-jet head, filter assembly used for manufacturing the ink-jet head, and method for manufacturing the ink-jet head using the filter assembly |
| CN100413689C (zh) * | 2002-09-25 | 2008-08-27 | 兄弟工业株式会社 | 过滤器组件以及喷墨头的制造方法 |
-
1995
- 1995-01-24 JP JP2759095A patent/JPH08197736A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7044591B2 (en) | 2002-09-25 | 2006-05-16 | Brother Kogya Kabushiki Kaisha | Ink-jet head, filter assembly used for manufacturing the ink-jet head, and method for manufacturing the ink-jet head using the filter assembly |
| CN100413689C (zh) * | 2002-09-25 | 2008-08-27 | 兄弟工业株式会社 | 过滤器组件以及喷墨头的制造方法 |
| US7753513B2 (en) | 2002-09-25 | 2010-07-13 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Ink-jet head, filter assembly used for manufacturing the ink-jet head, and method for manufacturing the ink-jet head using the filter assembly |
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