JPH08197296A - プレス機械のスライドガイド調整装置 - Google Patents

プレス機械のスライドガイド調整装置

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JPH08197296A
JPH08197296A JP719795A JP719795A JPH08197296A JP H08197296 A JPH08197296 A JP H08197296A JP 719795 A JP719795 A JP 719795A JP 719795 A JP719795 A JP 719795A JP H08197296 A JPH08197296 A JP H08197296A
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JP
Japan
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slide
liner
give
gib
upright
Prior art date
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Pending
Application number
JP719795A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahide Sunada
正英 砂田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Komatsu Industries Corp
Original Assignee
Komatsu Ltd
Komatsu Industries Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd, Komatsu Industries Corp filed Critical Komatsu Ltd
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Publication of JPH08197296A publication Critical patent/JPH08197296A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/04Frames; Guides
    • B30B15/041Guides

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 調整が容易で、かつアプライトの伸縮にも影
響されることのないスライドガイド装置を提供する。 【構成】 スライド3の上下動を、アプライト2に布設
されたギブ5とスライド3に取付けられたライナ6を互
に摺接させることによりガイドするようにしたプレス機
械において、上記ギブ5及びライナ6の少なくとも一方
に、スライド3の移動方向に移動自在な複数個の移動駒
10aを設け、かつこれら移動駒10aに、偏心スリー
ブ11の偏心部11aを回転自在に嵌合すると共に、上
記偏心スリーブ11に嵌挿した固定手段12により、偏
心スリーブ11を介してギブ5及びライナ6の少なくと
も一方を、アプライト2及びスライド3の少なくとも一
方に固定したもので、偏心スリーブ11を回転させるこ
とにより、ギブ5とライナ6間のクリアランスが容易に
調整できると共に、プレス荷重によりアプライト2が伸
縮しても、移動駒10aが移動してこれを吸収するた
め、アプライト2の伸縮によりギブ5が変形することも
ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、調整が容易なプレス
機械のスライドガイド調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種のスライドガイド調整装置と
して、例えば実開昭57−200397号公報や、実開
昭63−56995号(実公平3−27758号)公
報、実開平1−38199号公報などに記載されたもの
が知られている。実開昭57−200397号公報に記
載されたものは、コラム及びスライドにそれぞれ縦溝を
設けて、これら縦溝に嵌合した角板に偏心スリーブの一
端を回転自在に嵌合すると共に、上記偏心スリーブ内に
挿通したボルトによりコラム及びスライドにギブを取付
けたもので、上記ボルトを緩めて偏心スリーブを回転す
ることにより、各ギブ間のクリアランスが調整できるよ
うに構成されている。
【0003】また実開昭63−56995号公報に記載
のものは、スライド及びコラムにそれぞれ設けられたギ
ブを、偏心ピンに挿通されたボルトにより取付けるよう
にしたもので、ボルトを緩めて上記偏心ピンを回転する
ことにより、スライド側ギブとコラム側ギブのクリアラ
ンスが調整できるように構成されている。
【0004】一方実開平1−38199号公報に記載の
ものは、コラムに形成された溝穴にガイド穴を有するス
ライダを嵌合し、このスライダのガイド穴に偏心ピンの
一端を嵌合すると共に、偏心ピンに緩く嵌挿したボルト
によりコラム及びスライドにギブを取付けるようにした
もので、ボルトを緩めて偏心ピンを回転させることによ
りコラム側ギブとスライド側ギブのクリアランスが調整
できると共に、稼動中コラムが上下方向へ若干伸縮して
も、偏心ピンの中心穴とボルト外周の隙間によりこれを
吸収するため、ギブが変形しない構造となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし実開昭57−2
00397号公報や実開昭63−56995号公報のも
のでは、コラム側のギブがボルトによりコラムに強固に
固定された構造のため、プレス荷重によりコラムが伸縮
した場合、ギブが変形して精度の高いスライドのガイド
ができなくなり、その結果成形精度の低下を招くなどの
不具合がある。また実開昭63−56995号公報のも
のでは、摺動面の平行度を上げるためには、偏心ピンを
挿入するコラム側の穴に高精度の加工が必要となるた
め、加工に多くの手間を必要とすると共に、ギブを平行
移動させてクリアランスを調整するため、ギブの上下で
クリアランスのバラツキがあった場合、調整が難しいな
どの不具合もある。
【0006】さらに実開平1−38199号公報では、
偏心ピンの中心穴とボルト外周の間の隙間によりコラム
の上下方向の伸縮を吸収しようとしているが、偏心ピン
はボルトにより強固にコラムに固定されているため、コ
ラムの伸縮を十分に吸収できず、ギブが変形する不具合
がある。この発明はかかる従来の不具合を改善するため
になされたもので、調整が容易で、かつアプライトの伸
縮にも影響されることの少ないプレス機械のスライドガ
イド調整装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するために、スライドの上下動を、アプライトに布設
されたギブとスライドに取付けられたライナを互に摺接
させることによりガイドするようにしたプレス機械にお
いて、上記ギブ及びライナの少なくとも一方に、スライ
ドの移動方向に移動自在な複数個の移動駒を設け、かつ
これら移動駒に、偏心スリーブの偏心部を回転自在に嵌
合すると共に、上記偏心スリーブに嵌挿した固定手段に
より、偏心スリーブを介してギブ及びライナの少なくと
も一方を、アプライト及びスライドの少なくとも一方に
固定したものである。
【0008】
【作 用】上記構成により固定手段を緩めて偏心スリ
ーブを回転することにより、ギブとライナ間のクリアラ
ンスを容易に調整することができる。またギブ及びライ
ナの少なくとも一方に複数個所設けた調整装置を個々に
調整することにより、ギブやライナに残留応力が発生す
ることがないため、精度の高い調整が可能になると共
に、稼動中アプライトが伸縮しても、移動駒が移動して
これを吸収するため、ギブやライナが変形したり、湾曲
することもない。
【0009】
【実 施 例】この発明の一実施例を図面を参照して詳
述する。図1はプレス機械の横断面図、図2は図1のA
円内の拡大断面図、図3は図2のB−B線に沿う断面
図、図4は図3のC−C線に沿う断面図である。図1に
おいては1はプレス本体で、ベッド(図示せず)の四隅
にアプライト2が立設されており、これらアプライト2
の間に図示しないスライド駆動機構により上下動自在な
スライド3が設けられている。4は上記スライド3の隅
角部とアプライト2の間に設けられたスライドガイド
で、アプライト2側に固定されたギブ5と、スライド3
側に固定されたライナ6よりなる。上記ギブ5とライナ
6の摺動面5a,6aは円柱を軸線方向に4分割した際
形成される外周面とほぼ同じ形状に形成されていると共
に、各摺動面5a,6a間のクリアランスを調整する際
シム(図示せず)を挿入するため、円弧状部の両端は平
坦面5b,6bとなっている。
【0010】上記ギブ5及びライナ6のうちライナ6は
互に直交する方向に設けられた複数の取付けボルト8に
よりスライド3に固定されていると共に、ギブ5はスラ
イドガイド調整装置10を介してアプライト2に取付け
られている。上記スライドガイド調整装置10は、図2
以下に示すように、ギブ5の長手方向に長く形成された
長孔5c内に摺動自在に形成された長方体状の移動駒1
0aを有している。上記移動駒10aの中心には円孔1
0bが穿設されていて、この円孔10b内に偏心スリー
ブ11の偏心部11aが嵌合されている。上記偏心スリ
ーブ11は一端側がアプライト2に形成された凹部2a
に回転自在に嵌合されていると共に、中心部にはボルト
などの固定手段12が挿通されていて、このボルト12
の先端はアプライト2に螺挿されている。
【0011】上記偏心スリーブ11の他端側は、ギブ5
の円孔5dに緩く嵌挿されており、他端部に形成された
鉤部11bがギブ5の上面に係合されていて、ボルト1
2を締付けることによりアプライト2に対してギブ5が
取付けられている。なお、図4中13は回り止めねじで
ある。また上記スライドガイド調整装置9は、ギブ5の
上部と下部の2個所に設ければよいが、荷重条件により
3個所以上設けても勿論よい。また上部と下部に2個所
設けた場合、一方は移動駒10aのない単なる偏心ピン
とし、他方にスライドガイド調整装置10を設けても同
様な効果が得られる。
【0012】次に上記構成されたスライドガイド調整装
置10の作用を説明する。調整に当っては、まず偏心ス
リーブ11内に挿通されたボルト12を緩めて偏心スリ
ーブ11の回転を自由にし、この状態でギブ5とライナ
6の平坦部5b,6b間に所定の厚さのシムを挿入す
る。そしてこの状態で偏心スリーブ11を回転させて、
駆動駒10aを介してギブ5を移動し、ギブ5とライナ
6の摺動面5a,6aが所望のクリアランスとなるよう
に調整する。上記調整はギブ5の上下に設けられたスラ
イドガイド調整装置10毎に行うと共に、各アプライト
2毎に設けられた4本のギブ5についても同様に実施す
る。以上のようにしてギブ5とライナ6間のクリアラン
スを調整したら、ギブ5とライナ6の間よりシムを取除
いてボルト12を締付け、ギブ5を調整位置へ固定する
もので、各ギブ5に複数個所設けられた調整装置10を
個々に調整しても、偏心スリーブ11の回転に伴い移動
駒10aがギブ5の長手方向へ移動自在となっているた
め、ギブ5に無理な残留応力が発生することもない。ま
た調整後は回り止めねじ13を締付けて偏心スリーブ1
1の回転を係止することにより、稼動中の振動や衝撃な
どによって調整位置がずれることがないと共に、プレス
荷重によりアプライト2が伸縮しても、移動駒10aが
ギブ5の長孔5c内を移動してこれを吸収するため、ギ
ブ5が変形して、スライド3のガイドに支障をきたすな
どの心配もない。
【0014】なお上記実施例のギブ5及びライナ6は円
筒を4分割(中心の角度90°)した場合であるが、6
分割(中心の角度60°)や8分割(中心の角度45
°)の場合も実施することができる。また従来公知の直
角(90°)ギブに設けてもよい。また上記実施例はギ
ブ5側にスライドガイド装置10を設けた場合である
が、ライナ6側に設けてもよく、ギブ5とライナ6の両
方に設けても勿論よい。
【0015】
【発明の効果】この発明は以上詳述したように、アプラ
イト及びスライドに設けられたギブ及びライナの少なく
とも一方に、スライド移動方向に移動自在に移動駒を設
け、かつこの移動駒を回転自在に嵌合した偏心スリーブ
を固定手段によりアプライト及びスライドの少くとも一
方に固定するようにしたことから、固定手段を緩めて偏
心スリーブを回転することにより、ギブとライナの摺動
面のクリアランスが容易かつ高精度で調整できるように
なる。またギブ及びライナに対して複数個所設けた調整
装置を個々に調整しても、ギブやアプライトに無理な残
留応力が発生することがないと共に、ギブやライナの取
付け面や、アプライトやスライドに形成された取付け孔
の位置に高い精度を必要としないため、これらの加工が
容易である。
【0016】さらに稼動中プレス荷重によりアプライト
が伸縮しても、移動駒がギブやライナの長手方向へ移動
してこれを吸収するため、ギブやライナが変形したり、
湾曲することがなく、これによって精度の高いスライド
のガイドが可能となるため、精度の高い成形ができるよ
うになると共に、ギブやライナの取付け部に過大な応力
が発生することがないため、この部分が破損したり、固
定手段が緩むなどの心配もない。しかも荷重条件に応じ
て調整装置の個数を増減した場合でも、個々に調整する
ことが可能なため、より剛性の高いギブやライナが容易
に得られるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例になるプレス機械の横断面
図である。
【図2】図1のA円内の拡大断面図である。
【図3】図2のB−B線に沿う断面図である。
【図4】図3のC−C線に沿う断面図である。
【符号の説明】
2…アプライト 3…スライド 5…ギブ 5c…長孔 6…ライナ 10a…移動駒 11…偏心スリーブ 11a…偏心部 12…固定手段。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スライド3の上下動を、アプライト2に
    布設されたギブ5とスライド3に取付けられたライナ6
    を互に摺接させることによりガイドするようにしたプレ
    ス機械において、上記ギブ5及びライナ6の少なくとも
    一方に、スライド3の移動方向に移動自在な複数個の移
    動駒10aを設け、かつこれら移動駒10aに、偏心ス
    リーブ11の偏心部11aを回転自在に嵌合すると共
    に、上記偏心スリーブ11に嵌挿した固定手段12によ
    り、偏心スリーブ11を介してギブ5及びライナ6の少
    なくとも一方を、アプライト2及びスライド3の少なく
    とも一方に固定したことを特徴とするプレス機械のスラ
    イドガイド調整装置。
  2. 【請求項2】 ギブ5及びライナ6の少なくとも一方に
    長孔5cを設けて、これら長孔5cの少なくとも一方に
    移動駒10aを摺動自在に嵌合してなる請求項1記載の
    プレス機械のスライドガイド調整装置。
JP719795A 1995-01-20 1995-01-20 プレス機械のスライドガイド調整装置 Pending JPH08197296A (ja)

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