JPH08196128A - 刈払い機用のチップソー - Google Patents

刈払い機用のチップソー

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JPH08196128A
JPH08196128A JP2996095A JP2996095A JPH08196128A JP H08196128 A JPH08196128 A JP H08196128A JP 2996095 A JP2996095 A JP 2996095A JP 2996095 A JP2996095 A JP 2996095A JP H08196128 A JPH08196128 A JP H08196128A
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JP
Japan
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thread blade
tip
base metal
thread
hole
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Pending
Application number
JP2996095A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Miyazaki
力 宮崎
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Miyaden Co Ltd
Original Assignee
Miyaden Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小石等が接触しても、これを効果的に跳ね飛
ばしてチップの欠けの発生を防止し得ると共に、隅部の
雑草の刈り取りも容易に行え、かつ糸刃の取り付け及び
交換が容易な、刈払い機用のチップソーを提供する。 【構成】 円盤状の台金の外周縁に複数個のチップ取付
部を形成し、この取付部にチップがそれぞれロウ付け固
定された刈払い機用のチップソーにおいて、台金の外周
縁部の円周方向の略等間隔位置に糸刃取付部を形成し、
この糸刃取付部に先端がチップの先端より突出する長さ
の糸刃を脱着可能に取り付ける。糸刃は、孔に貫通させ
て縛り付けたり、複数の孔を縫う如く貫通させたり、ネ
ジによって台金に取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、刈払い機の刈刃として
使用される、刈払い機用のチップソーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、雑草又は立木等の刈払い作業に使
用する刈払い機には、エンジン付きの刈払い機が使用さ
れ、その刈刃としてチップソーが使用されている。この
チップソーは、一般的に均一した厚さの鋼板をプレスで
打ち抜いて台金を成形し、この台金の外周縁に形成され
た複数個の凹部もしくは段部からなるチップ取付部に、
超硬合金からなるチップをそれぞれロウ付け固定したも
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このチ
ップソーにあっては、チップが欠け易く、切れ味の低下
が早くなると共に、隅部の雑草等の刈り取りが難しいと
いう問題点があった。すなわち、超硬合金からなるチッ
プが、チップ取付部に、一定の取付角度でロウ付け固定
されているため、チップソーの回転時に、小石等がチッ
プに当たると、チップの先端部が欠ける。
【0004】特に、全てのチップの先端部が、回転方向
に向く角度でロウ付けされているため、小石等の接触に
よって、このチップの先端部が容易に欠けることにな
る。また、例えば、大きな石の回りとか、レンガの垣根
部等の隅部の雑草を刈り取る場合、チップソー外周端、
すなわちチップの先端部を隅部に近づけることが難し
く、隅部の雑草の刈り取りが困難になる。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、その目的は、小石等が接触しても、これを効
果的に跳ね飛ばしてチップの欠けの発生を防止し得ると
共に、隅部の雑草の刈り取りも容易に行え、かつ糸刃の
取り付け及び交換が容易な、刈払い機用のチップソーを
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、請求項1記載の刈払い機用のチップソーは、円盤状
の台金の外周縁に複数個のチップ取付部を形成し、該取
付部にチップがそれぞれロウ付け固定された刈払い機用
のチップソーにおいて、台金の外周縁部の円周方向の略
等間隔位置に糸刃取付部を形成し、この糸刃取付部に先
端がチップの先端より突出する長さの糸刃を脱着可能に
取り付けることを特徴とする。
【0007】また、請求項2記載のチップソーは、糸刃
取付部が孔で形成され、該孔に合成成樹脂製の糸刃を貫
通させて糸刃を台金に縛り付けて取り付けることを特徴
とし、請求項3記載のチップソーは、糸刃取付部を複数
個の孔で形成し、該孔に糸刃を縫う如く貫通させて台金
に取り付けることを特徴とする。
【0008】また、請求項4記載のチップソーは、糸刃
取付部がネジ孔で形成され、該ネジ孔にネジを螺合させ
て糸刃を台金に取り付けることを特徴とし、請求項5記
載のチップソーは、糸刃を金属線で形成すると共に糸刃
取付部を孔で形成し、糸刃の後端部を孔に係止させて取
り付けることを特徴とする。
【0009】
【作用】まず、請求項1記載の刈払い機用のチップソー
によれば、台金の外周円部に形成した糸刃取付部に、例
えば合成樹脂製糸からなる糸刃を取り付ける。チップソ
ーが回転すると、糸刃もチップと共に回転し、チップの
先端から突出する長さの糸刃によって、小石等が跳ね飛
ばされると共に、隅部の雑草の刈り込みが可能になる。
【0010】また、請求項2記載のチップソーによれ
ば、合成樹脂製の糸刃を台金の孔に貫通させて縛り付け
ることにより、台金に取り付けることができ、糸刃の取
り付け及び交換が容易になる。また、請求項3記載のチ
ップソーによれば、台金の複数個の孔に糸刃を縫うよう
に貫通させることにより、台金に取り付けることがで
き、糸刃の取り付け及び糸刃の長さ調整が容易になる。
【0011】また、請求項4記載のチップソーによれ
ば、ネジ孔に螺合されるネジによって糸刃が取り付けら
れ、糸刃を台金に強固に固定できる。また、請求項5記
載のチップソーによれば、例えばピアノ線等の糸刃の端
部を、台金の孔に係止させることにより、台金に取り付
けることができ、取り付け等が容易になると共に、金属
線の糸刃によって刈り取り効果がより向上する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1及び図2は、本発明に係わる刈払い
機用のチップソーを示し、図1がその平面図、図2が要
部の断面図である。図1において、チップソー1は、円
盤状の台金2を有している。この台金2は、例えばSK
材、SKS材等の鋼板で円盤状に形成され、その中心部
には、図示しない刈払い機への取付孔3が穿設されてい
る。
【0013】また、台金2の外周部には、刃部4が形成
されている。この刃部4には、複数個のガレット5が形
成され、このガレット5間には、チップ取付部6が形成
されている。このチップ取付部6には、チップ固定用の
凹部7(段部も含む)が形成され、この凹部7に、例え
ば超硬合金からなるチップ8がそれぞれ嵌合されてロウ
付け固定されている。
【0014】そして、台金2の外周縁には、円周方向の
等間隔(例えば角度が90度)位置に、4個の糸刃取付
部としての孔10が穿設されている。この孔10には、
図2に示すように、例えば合成樹脂製の糸からなる糸刃
11が貫通させられ、ガレット5の底部に縛り付けられ
ている。この糸刃11の結び目の一方の先端が、チップ
8の先端8aより、所定長さL突出する如く延設されて
いる。
【0015】なお、糸刃11の結び目の他方は短く形成
されているが、図2の二点鎖線で示すように、糸刃11
の他方を延設させても良く、このようにすれば2本の糸
刃11として使用し得る。また、糸刃11が取り付けら
れるガレットの反回転方向側のチップ8は、場合によっ
ては取り外すこともできるし、糸刃11をガレット5部
ではなく、チップ取付部6に対応する位置に設けること
も勿論可能である。
【0016】このチップソー1は、取付孔3を図示しな
い刈払い機に装着して、図1の矢印イ方向に回転させる
と、回転方向に向いて取り付られているチップ8の先端
8aによって雑草等が刈り取られる。この時、例えば小
石等がチップソー1に当たろうとした場合、チップ8の
先端8aから突出している糸刃11によって、チップ8
に当たる前に、この小石等が跳ね飛ばされる。また、糸
刃11自体も、チップソー1の回転によって回転して、
隅部の雑草等を刈り取る。この時、図2の二点鎖線で示
すように、糸刃11が2本の場合は、刈り取り効果がよ
り向上すると共に、糸刃11が長持ちすることになる。
【0017】このように、上記実施例においては、台金
2の孔10に縛り付けられた糸刃11が、チップ8の先
端8aより突出しているため、草刈作業時に小石等があ
っても、この糸刃11によって跳ね飛ばすことができ
る。これにより、チップ8の欠けが少なくなり、チップ
8の欠けによる切れ味の低下等が防止される。
【0018】また、糸刃11により、例えば大きな石の
回りの隅部とか、レンガの垣根の隅部等の、チップソー
1のチップ8を近づけ難い隅部の雑草等の刈り取りを行
うこともできる。さらに、糸刃11は、台金2の孔10
に貫通させて縛るだけで良く、取り付け作業が容易にな
ると共に、短くなった糸刃11の交換も作業現場等で容
易に行うことができる。
【0019】図3及び図4は、本発明に係わる刈払い機
用のチップソー1の、他の実施例を示す要部の平面図及
び断面図である。この実施例のチップソー1は、台金2
の外周縁部に、糸刃取付部して、台金2の中心から外方
に向かう方向に、一定間隔の一対の孔12a、12bを
穿設し、この孔12a、12bに糸刃11を係止させ
る。
【0020】すなわち、糸刃11の端部を台金2の表面
側から孔12aに通し、裏面側に沿わして、台金2の裏
面側から孔12bに通す。これにより、糸刃11が台金
2の一対の孔12a、12bを縫うようにして取り付け
られ、その抜けが防止される。このように構成すれば、
上記実施例の作用効果の他に、糸刃11の取り付けがよ
り容易になると共に、糸刃11の突出長さLの調整が容
易になる。
【0021】なお、この実施例においては糸刃取付部と
して2個の孔12a、12bを穿設したが、例えば図5
に示すように、3個の孔12a〜12cを穿設しても良
く、その場合、第3の孔12cを、孔12bに対して反
回転方向側もしくは二点鎖線で示す回転方向側に設ける
ようにしても良い。
【0022】このように構成すれば、チップソー1の回
転力に対して抜けようとする力の糸刃11への作用が低
減され、糸刃11の抜けが確実に防止される。また、こ
の実施例の場合、円形の孔12a〜12cの内周縁に、
糸刃11の外形と同一の直径を有する円弧状の凹部(図
示せず)を形成し、この凹部に糸刃11を係止させて抜
けをより確実に防止ようにしても良い。
【0023】図6及び図7は、本発明に係わる刈払い機
用のチップソー1のさらに他の実施例を示す要部の平面
図及び断面図である。この実施例は、糸刃取付部とし
て、台金2にネジ孔14を穿設し、このネジ孔14にワ
ッシャ15付きのネジ16を螺合させることにより糸刃
11を取り付ける。
【0024】すなわち、台金2の外周縁部にネジ孔14
を穿設し、このネジ孔14にネジ16を若干螺合させ、
このネジ16の周囲に糸刃11を巻回させて、ネジ16
をさらに螺合させる。これにより、糸刃11が台金2と
ネジ16のワッシャ15間で挟持されて取り付けられ
る。このように構成しても、上記実施例と同様の作用効
果が得られる他に、ネジ16の締め付け力によって、糸
刃11をより強固に取り付けることができる。
【0025】図8及び図9は、本発明に係わる刈払い機
用のチップソー1のさらに他の実施例を示す要部の断面
図である。図8は、台金2の外周縁部に、糸刃取付部と
しての2個の孔18a、18bを穿設し、この孔18
a、18bに、例えばピアノ線からなる糸刃19の端部
を係止する。すなわち、糸刃19の端部を孔18bに貫
通させて、台金2の裏面に沿って屈曲させ、孔18aに
台金2の裏面側から挿入して取り付ける。
【0026】また、図9は、図8の変形例を示すもの
で、台金2の外周縁部に1個の孔20を穿設し、この孔
20に糸刃19の端部を貫通させて台金2の裏面側に折
り曲げる。この図8及び図9に示すように構成しても、
上記実施例と同様の作用効果が得られると共に、糸刃1
9がピアノ線であるため、隅部の刈り込み効果がより向
上するという作用効果が得られる。
【0027】なお、上記各実施例においては、糸刃取付
部を台金2の外周縁部に4個設けた場合について説明し
たが、この発明はこれに何等限定されず、例えば4個以
上の多数個設けても良いし、4個以下の個数でも良い。
また、上記各実施例を適宜に組み合わせても良いし、上
記各実施例における台金の形状、チップの形状、糸刃取
付部の形状、糸刃の材質等は一例であって、本発明の要
旨を逸脱しない範囲において、種々変更可能であること
は言うまでもない。
【0028】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の刈払い機
用のチップソーにあっては、台金の外周縁部の糸刃取付
部に取り付けた糸刃によって、小石等を跳ね飛ばしてチ
ップの欠けを防止することができると共に、チップソー
のチップを近づけ難い隅部の雑草の刈り込みも容易にで
き、さらに、糸刃の取り付け及び交換を極めて容易に行
うことができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる刈払機用のチップソーの一実施
例を示す平面図
【図2】同その要部の断面図
【図3】本発明に係わる刈払い機用のチップソーの他の
実施例を示す要部の平面図
【図4】同その断面図
【図5】同その変形例を示す平面図
【図6】本発明に係わる刈払い機用のチップソーのさら
に他の実施例を示す要部の平面図
【図7】同その断面図
【図8】本発明に係わる刈払い機用のチップソーのさら
に他の実施例を示す要部の断面図
【図9】同その変形例を示す断面図
【符号の説明】
1 チップソー 2 台金 3 取付孔 4 刃部 5 ガレット 6 チップ取付部 7 凹部 8 チップ 8a 先端 10、12a、12b、18a、18b、20 孔 11、19 糸刃 14 ネジ孔 16 ネジ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円盤状の台金の外周縁に複数個のチップ取
    付部を形成し、該取付部にチップがそれぞれロウ付け固
    定された刈払い機用のチップソーにおいて、前記台金の
    外周縁部の円周方向の略等間隔位置に糸刃取付部を形成
    し、該糸刃取付部に先端が前記チップの先端より突出す
    る長さの糸刃を脱着可能に取り付けることを特徴とす
    る、刈払い機用のチップソー。
  2. 【請求項2】前記糸刃取付部を孔で形成し、該孔に糸刃
    を貫通させて台金に縛り付けて取り付けることを特徴と
    する、請求項1記載の刈払い機用のチップソー。
  3. 【請求項3】前記糸刃取付部を複数個の孔で形成し、該
    孔に糸刃を縫う如く貫通させて台金に取り付けることを
    特徴とする、請求項1記載の刈払い機用のチップソー。
  4. 【請求項4】前記糸刃取付部をネジ孔で形成し、該ネジ
    孔にネジを螺合させて糸刃を台金に取り付けることを特
    徴とする、請求項1記載の刈払い機用のチップソー。
  5. 【請求項5】前記糸刃を金属線で形成すると共に糸刃取
    付部を孔で形成し、糸刃の後端部を孔に係止させて取り
    付けることを特徴とする、請求項1記載の刈払い機用の
    チップソー。
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