JPH0819593B2 - 厚地ベルト及びその製造装置 - Google Patents
厚地ベルト及びその製造装置Info
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- JPH0819593B2 JPH0819593B2 JP5159302A JP15930293A JPH0819593B2 JP H0819593 B2 JPH0819593 B2 JP H0819593B2 JP 5159302 A JP5159302 A JP 5159302A JP 15930293 A JP15930293 A JP 15930293A JP H0819593 B2 JPH0819593 B2 JP H0819593B2
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Description
造装置に関するものであり、詳しくは、高所作業用の安
全帯に使用されるロープやフレキシブルコンテナー等の
吊り手として使用されるロープ等を代替し得る厚地ベル
ト、及びスリングベルトに代表される要求強力の高い厚
地ベルトに関するものである。
金具にロープの一端を取付け、別の一端にはフックを取
付けてあるのが一般的である。又、フレキシブルコンテ
ナーの吊り手は、コンテナー本体に取付けた金具にロー
プが連結されている。これらロープと金具の連結は、ロ
ープの端末をほぐしてストランドをロープ本体に組み込
む、所謂、さつま加工を手作業で行うのが通常である。
この加工は熟練を必要とし、更に、非常に力が要る作業
であるため、近年は作業者を確保するのが困難な状況と
なっている。細幅織物であれば縫製加工が可能で連結が
容易であるが、幅が比較的に広いのでハンドリングの点
でロープに劣ることが欠点である。
れる織物では、一定の幅に多くの経糸を織込む必要があ
り、その為に3層構造にしたり2層構造の場合は多数の
芯糸を織込む等で対応している。幅が50mm前後のスリ
ングベルトについて、各社の市販品8点を調査したとこ
ろ、厚さは平均4.17mmでありmax 5.2mm(ナイロ
ン)であった。そして、これらの織物構成を精査した結
果から推定すると、強力利用率を80%として算出する
と破断強力は平均7820Kgf でmax 10680Kgf
(ポリエステル)である。一定の幅に多くの経糸を織込
むには限界があり、従って、より高い強力を要求される
場合は止むを得ずに幅を拡げて対応せざるを得なかった
のが実情である。勿論、特別の高強力糸、例えば、アラ
ミド繊維糸を使用して対応することも行われているが、
このような種類の糸は価格が非常に高いので一般の用途
には採用されていない。
多くの経糸を織込む限界は、主として製織する織機の制
約に基づくものであり、この制約の範囲で設計して製織
したものが前記スリングベルトであって、従来技術の最
高極限に近いものである。以下に、上記の織機の制約に
どのようなものが有るか具体的に述べる。
からウェフトニードルにより緯糸を挿入して、反対側に
位置するラッチニードルでこれを受けて編み耳を形成す
る。編み耳の形成に際し、緯糸はまずラッチニードルの
フックに引掛けられるが、この時、多層織の厚地織物で
は裏層からフックに掛けられる場合は問題がない。しか
し、表層からフックに掛けられる場合はフックの先端よ
り上に緯糸が位置するとフックから緯糸が外れてしま
う。その為に、安定して製織できるのは生機で5mm前
後、ヒートセット後で4.5mm前後の厚さが限界であ
る。
は、経糸の開口部中央をシャトルが挟まれて通過するの
で経糸が多くても比較的に織り易いが次の問題点があ
る。即ち、シャトルがシャトルボックスを出て織窓部を
通過し、反対側のシャトルボックスのピニオンにシャト
ルのラックが乗るまで、シャトルは元のシャトルボック
スに保持されていなければならず、織窓の寸法に対して
シャトルとシャトルボックスの長さを比較的に長くする
必要がある。このことは、結果的に織機の回転速度を落
し、又、スペースを広く取るので通常の織機は安全にシ
ャトルが通過できる、ぎりぎりの寸法に抑えて設計され
ている。この為に、極端な厚地ベルトの製織時に開口運
動が少し乱れてもシャトルの通過が妨げられて故障が起
き易い。
シャトルレースの一部に左右に移動するスライドバーが
あり、スライドバーにはフックが上下する縦溝が設けら
れていて、さらに、筬框内部にはカムがあってこれによ
りフックが溝の中を上下する構造である。この細幅織機
ではシャトルの底面にフックが入り込む穴を左右2箇所
に設けてあり、フックはシャトルボックス内ではシャト
ル底面の穴に入り込みスライドバーの移動に伴いシャト
ルを走行させベルト織窓部分はフックを下げて通過す
る。そして、シャトルが織窓を通過すると再びシャトル
底面の穴にフックが入り込んでシャトルの移動をする織
機である。
開口した経糸の下側はレース上に接しており、シャトル
はその上を走行する。極端な厚地ベルトで、経糸のボリ
ュームが或程度以上に大きくなるとシャトルがこれを乗
り越えられず浮き上がって走行が不安定になり故障が起
き易い。その他に、各種織機に共通の問題点として、織
機フレーム、モーター出力、緯糸打込装置、ドビーその
他の開口装置、巻取装置等の全ての部品が高強力に耐え
られる必要があるが、従来の織機は必ずしも十分とは言
えずこの面での制約もあった。
の範囲を超えた、厚さと破断強力を持つ細幅織物を提供
し、更に、その細幅織物の製造装置を提供することを目
的とする。以下に具体的に述べる。目的の第一は、ロー
プの形状にできる限り近付けた厚地ベルトを製造するこ
とである。
技術では得ることができなかった、6mm以上の厚さがあ
り、且つ高い破断強力を持つ細幅織物を製造することで
ある。目的の第三は、第一の目的のベルトの端末を、縫
製加工が可能なように、広い幅と適当な厚さに製織し
て、ロープの場合のさつま加工に代える連結手段を得る
ことにある。
とする織機の装置を提供することである。
達成するため、次の様な技術構成を採用するものであ
る。即ち織組織が4層以上で構成されていて、外側2層
は共通の緯糸で袋状に織り、別の緯糸で外側2層以外の
内層を織ったベルトであって、ベルト幅のほぼ中央部の
厚さが、ベルト幅寸法の4分の1以上であることを特徴
とする厚地ベルト或は、織組織が2層以上で構成されて
いて、使用する全経糸のデニール数合計から下記の本願
において規定する計算式に基づき算出する経糸束の厚さ
が2.5mm以上であって、且つ、製織されたベルトの耳
部以外の厚さが6.0mm以上であることを特徴とする厚
地ベルトであり、より具体的には、上記した厚地ベルト
からなる基本部分と該基本部分より厚さが薄くかつ幅が
広くなっている扁平部分とが、長手方向に配列されて構
成されており、該扁平部分は該基本部分とは異なる織組
織で構成され、該基本部分と比較して厚さが薄く、幅が
該基本部分の幅より50%以上広くなる様に構成されて
いる厚地ベルトである。
構成を採用しているので、従来に於けるロープの様に、
複数本の糸条を編組して製造すると言う効率の悪い製造
工程を経ずに、高密度、高多重積層構成の織組織を主体
とする構成を持ち、且つ織機を用いて効率的に従来のロ
ープと同等の強力を有するロープ代替可能な厚地ベルト
を製造する事が可能となるのであり、又、係る新規な構
成の厚地ベルトを用いる事によって、従来ロープを使用
する場合に必ず必要とされていたさつま加工を用いる事
なく、通常の縫製加工を用いて所定のロープ構造を形成
させる事が可能となる。
いて詳細に説明する。説明中で“層”は、本願において
は経糸と緯糸が交錯して形成する1織構造単位を1層と
する。芯糸群のように緯糸と交錯しないものは“層”と
して数えない。図1は、1帯に2丁のシャトルを使用し
た厚地ベルトの1具体例の構成を示す断面模型図であ
る。図の例で厚地ベルト1は、外層2・3と、内層5・
6の4層で構成されている。図は簡明にする為各層を1
/1の織組織に表わしたが同一幅内に多くの経糸を織込
むには2/1・2/2・3/1・3/3等の組織を採用
する方が好ましい。
緯糸41により内層5・6を包み込むように袋状に織ら
れていて、更に、内層5・6はその経糸51・61を共
通の緯糸42によりこれも芯糸群7を包み込むように袋
状に織られている。内層は3層以上とすることも可能で
あり、この場合は内層は袋状にならないが差し支えはな
い。通常の多層織では、全層を接結する接結糸が使用さ
れるが、この種の接結糸はこの具体例では使用しない。
21・31は接結糸に拘束されないので袋状になり易
く、ベルトは図1のようにほぼ楕円形の断面形状にな
る。このような形状にする為には、外層2・3を共通の
緯糸41で袋状に織ることが必須条件である。図1に示
すように、外層2層の2・3それぞれ1層とこれに接す
る内層5・6とを、即ち外層2と内層5、外層3と内層
6、をそれぞれ別に接結しても、全層を接結しなければ
ほぼ楕円形の断面形状になることを妨げない。この場
合、図1のように独立の接結糸8を使用しても良く、各
層の構成糸の一部を他層に接結させても良い。
厚くする必要から最低2層とする必要がある。外層の経
糸21・31は、全て同じ材質で太さも同じ糸とするこ
とが望ましいが必須条件ではない。内層の経糸は、外側
からは見えないので幅中央部に近い糸ほど太くすると更
に中央部を厚くする効果があるが、この場合は内層だけ
を接結糸で接結した方が好ましい。この場合の接結糸は
伸縮性の大きい糸が好ましい。また、必要であれば各層
の間に所謂芯糸を配置しても良い。
を織込んである。フロントリードへの経糸配分も中央部
に近い部分程多くすることが好ましい。これらの製織手
段を取ることによりロープの形状に近い断面形状の厚地
ベルトが得られる。更に、この厚地ベルトをヒートセッ
トすると断面が円形に近くなり、従来のベルトの概念か
らかけ離れたロープ形状に近い製品となるのである。ハ
ンドリング性の良否の目安として最低の水準を示すと、
ヒートセット後の製品において、ベルト幅のほぼ中央部
の厚さが最低でもベルト幅寸法の四分の一は必要であ
る。“具体的に例を示すと、幅が24mmの場合は中央部
分の厚さは6mm以上であり、幅が32mmの場合は中央部
分の厚さは8mm以上である必要がある。”図2は、スリ
ングベルト類似の厚地ベルトの1具体例の構成を示す断
面模型図である。図の例で厚地ベルト1は、外層(表・
裏)2・3の2層と2層の間の芯糸群7があり、更に、
表裏2層を接結糸8で接結している。緯糸は例えば3層
あるいは4層であっても1本の緯糸41で織られて差し
支えない。しかし、緯糸は1本であることが必須条件で
なく図1のように2本用いても良い。図2は従来の一般
の厚地ベルトに見られる極く普通の構成であるが、従来
の一般の厚地ベルトと比較して、使用されている全経糸
のデニール数合計が多く織込まれていて、その結果、単
位幅当たりの破断強力が高く、ヒートセット後の厚さが
耳部を除き6mm以上である特徴を持つものである。以下
にこの特徴を詳細に述べる。
強力と厚さを決定する要素として次の項目が挙げられ
る。 1.使用する経糸の材質(強度)、繊度と本数(トータ
ルデニール) 2.織組織、使用する緯糸の繊度と打込数 設計は第1に要求される強力から使用する経糸の材質・
繊度・本数が決められて、その後に製織技術面から自ら
ある範囲の織組織と緯糸の繊度及び打込数が決定される
のが通常である。細幅織物で最も強力を要求される分野
であるスリングベルトについて、流通している各社の製
品を分析した結果が表1である。これによれば、下記の
計算式によって使用されている総経糸の断面積を製品幅
で除した経糸束の厚さは平均で2.02mm最も厚いもの
で2.42mmであり、ベルトの厚さは平均で4.17mm
最も厚いもので5.20mmであった。ナイロン・ポリエ
ステル共9g/d強度とし、強力は強力利用率を80%
として算出した。
重)=経糸束を円形としたときの直径(mm) 上記結果に基づき計算される経糸束の断面積(mm2 )÷
ベルト織幅(mm)=経糸束の厚さ(mm)
この分析結果から、本願ではこれを上回る前記経糸束の
厚さを最低でも2.5mmとし、ベルトの厚さを6.0mm
と規定した。表1に於いて参考として記載した数値は、
経糸束の厚さを2.5mmから逆算して算出したものであ
る。図3は、図1に示したロープ形状に近付けた厚地ベ
ルト部10を基本として、ベルト長手方向の両端の幅広
部11と、二つの部分を徐々に幅を変化させるジョイン
ト部12・13を示した図である。厚地ベルト部2は織
組織が4層以上で構成されていて、外側2層は共通の緯
糸で袋状に織り、別の緯糸で外側2層以外の内層を織っ
たベルトであって、ベルト幅のほぼ中央部の厚さが、ベ
ルト幅寸法の4分の1以上となっている。
厚地ベルト部10に比較して幅が50%以上広く、か
つ、厚みが薄く形成されている。図3の左側より右側に
織り進むとした時にジョイント部12は、幅広部11よ
り徐々に幅が狭まり厚さも徐々に薄くなるように、ジョ
イント部13は、厚地ベルト部10より徐々に幅が広が
り厚さも徐々に薄くなるように形成されている。厚地ベ
ルト部10の長さ及び幅広部11の長さは用途に応じて
任意の長さに設定される。以下に具体的に製織方法を述
べる。
ドを使用してこれを上下させて織幅を変化させる。但
し、本願の厚地ベルト部2は幅中央部の厚さが厚いの
で、厚い部分を幅広部12でできる限り拡げる必要があ
る。その為に幅広部の筬目ピッチは均等としないで、中
央部を粗い目として外側に移るに従い徐々に細かい筬目
となるようにした。
幅部も幅広部も同一の織組織のまま幅を変化させてい
る。これに対して本願では、厚地ベルト部10の織組織
は4層以上の構成でありこれをそのままの組織で幅を拡
げるには不都合なので、厚地ベルト部10の層をジョイ
ント部12で層を減らして幅が広がり易いようにする。
即ち、厚地ベルト部10が4層であればジョイント部1
3では2層とし幅広部に移行する。幅の変化が大きい場
合は更に、ジョイント部13で2層としたものを1層に
組織を変換して幅広部に移行することも可能である。層
の数を減らす他に、各層の織組織自体を例えば2/2綾
から1/1平に変換しても良いが、製品の外観を損なわ
ない為には層の織組織をそのままで糸の引き揃え本数を
変化させながら層の増減をした方が好ましい。幅広部1
1からジョイント部12を織り厚地ベルト部10に移行
する場合は上記と逆の経過で織成する。
計は、層の増減がしやすい構造に設計する。例えば、厚
地ベルト部10に芯糸群を織り込むと織組織変更が困難
になるので芯糸は『幅広部の表面織組織には』使用しな
いようにする方が好ましい。即ち、芯糸は厚地ベルト部
・ジョイント部・幅広部を通じて芯糸として織り込むこ
とが好ましい。 但し、厚地ベルト部10に適当な数の
糸を芯糸状に織り込んでおいて、幅広部11を2層又は
3層にするときにこの糸を接結糸として使用することは
幅広部の安定の為に好ましい。
い変化させるが、これについては従来品でも行われてい
るのて特記しない。次に、図1を用いて説明した厚地ベ
ルト及び図2を用いて説明した厚地ベルト等の従来品よ
りも厚いベルトを製造する為の織機及び装置について説
明する。従来の技術において述べたように、細幅織物で
一定の幅に多くの経糸を織込む限界は、主として織機の
制約に基づくものであり、従来の織機を使用した場合は
本願のような厚地ベルトは製織できない。そこで本発明
者らは本願構想の厚地ベルトを製織できる織機及びその
装置の開発について鋭意検討を行った。
ャトルが2丁必要であるが、ラック、ピニオンモーショ
ンの織機では2丁シャトル機構は上下に移行して交換す
るので複雑な機構を必要とし、且つ、織機の回転数も低
くなる。これに対してスライドフックモーションのシャ
トル織機は、同一杼口に奥行き方向に2丁のシャトルを
設置し、2丁のシャトルを比較的簡易な手段で任意に選
択できるので好ましい。
用いて説明したように、ヒートセット後にベルト幅のほ
ぼ中央部の厚さがベルト幅寸法の四分の一以上の厚地ベ
ルトでは、例えば、製織時にフロントリード35mm幅の
通し幅として、中央部の経糸ボリュームは5mm以上の厚
さになるので、このように経糸のボリュームが極端に大
きいと開口時の下側経糸を乗り越えることができない。
の下側の経糸束がレース上面より下に位置するように段
溝を設けることとした。更に、製織するベルトの幅や厚
さに都度対応できるように、溝の深さと幅を変えた各種
の段溝を設けた交換部品を準備して、製品に適合する段
付き部品を都度使用することとしたものである。段溝付
き交換部品について、図4により以下に詳細に説明す
る。図4は構成例を示したもので、織機筬框20の上面
部分シャトルレース21の織り窓部分に、段溝部22を
設けた交換部品24が固定されている。段溝部22の断
面形状は特に限定されないが、製織する厚地ベルトの断
面形状、使用される経糸の材質、繊度、本数、等から、
織組織により異なる開口時の下側糸束26の最大のボリ
ュームを勘案して、最適な形状の段溝部22を選択して
使用するのが好ましい。
その一例であって、段溝部の全長B、その底部長さA、
最大深さC、及び両端部の深さDとした場合の、各部の
寸法の例を表2に示す。
ることは必須条件ではなく、例えば表2の3.の寸法段
溝部を直接レース本体に設けても差し支えない。即ち、
本発明においては、使用予定の最大の溝形状に設計して
おいても良い。係る構成を採用することにより、厚地ベ
ルトを構成する経糸束が開口時に下側に最大のボリュー
ムになった時でも段溝部22内に収容されるので、シャ
トル23が上側経糸束25と下側経糸束26の間の開口
部27内を容易に摺動することができる。
ョンの構造例と動作を図10(A)〜(C)により以下
に説明する。図10(A)で、筬框20内にシャトルレ
ース21の面に開口したスライドバー90が移動する溝
部94を設けるとともに、その内壁面に長手方向(図1
0(A)の左右方向)に沿いカム92が設けられてい
る。カム92は図示しないシャトルボックスの下面では
シャトルレース21に近く位置し、フック91の先端は
シャトル底面の穴に入り込んでいて、段溝部22の下面
ではシャトルレース21より離れて位置しており、フッ
ク91の先端は段溝部22の下を通過するように設けら
れている。従来のスライドフックモーションでは、シャ
トルレース21の面とほぼ同じ高さにスライドバー上面
があったが、本発明では設定する最大深さの段溝部22
の下面より低い位置にスライドバー90の上面があるよ
うにした。図10(B)は、シャトルボックスの下面で
のシャトルレース21、スライドバー90、フック9
1、カム92、シャトル23の位置関係を示す図であ
り、図10(C)は、段溝部22の下面での前記各部分
の位置関係を示す図である。カム92に入りこむフック
突起部93により、カム92の高さが変わるとフックが
上下する。
段により左右に往復運動している。このような構造によ
って、スライドバー90の移動に伴いフック91の先端
が上に突き出してシャトル23の低部穴にはいり左右に
移動させ、あるいは、織窓部をシャトル23が通過する
ときはフック91の先端が引き込められて、シャトル移
動を確実にしている。
ー90の位置を低くした為にフック91の上下移動寸法
が長くなるのでカム92の斜行部分の長さを従来のもの
より長くし、更に、シャトル23の長さを長くした。こ
れらの手段は、織窓の寸法と段溝部22の最大深さが決
まれば設計できるので詳述しない。次に本発明の厚地ベ
ルトを製織時に巻取る装置について説明する。
とこれに接するプレスローラーを1組とし、少なくとも
2組の巻取装置を設けると共に、対向する巻取ローラー
とプレスローラーの外表面の少なくとも一方の面に、溝
部35又は、36が形成されている装置を設ける。図5
は、本発明に於ける巻取手段の一例を示す図であり、図
5(A)に示すように製織されたベルト1は、第1組の
巻取ローラー30とプレスローラー31、巻取りローラ
ー37を経て、さらに、第2組の巻取ローラー32とプ
レスローラー33で巻取られる例を示している。そし
て、各組の対向する巻取ローラーとプレスローラーの外
表面の少なくとも一方の面に形成される溝部35・36
は、図5(B)及び図5(C)に示すように製織される
厚地ベルトの断面形状に適合するように設計されている
ことが好ましく、その具体例を図6に示す。
ーラーの外表面の双方にそれぞれ各種の形状の溝部が形
成されている例が示されている。図6C〜Dには、巻取
ローラーにのみ、それぞれ各種の形状の溝部が形成され
ている例が示されている。図6E〜Fには、プレスロー
ラーにのみそれぞれ各種の形状の溝部が形成されている
例が示されている。
る際は、巻取ローラー1個に対し異なる溝部の2個のプ
レスローラーを使用するのが好ましい。これらの溝部を
設けた巻取ローラー及びプレスローラーは、実際には交
換部品として各種の溝部を持つものを準備しておき、容
易に交換できるようにしてある。
を巻取る為に比較的に径の大きい150mmとした。その
他に、本願の厚地ベルトを織る為の織機の装置として、
織機フレーム、モーター出力、緯糸打込装置、開口装
置、巻取装置等の各装置を従来の織機に比較して、すべ
てハイパワーに耐えるように設計製作したが、これらの
装置は今回特別に発明されたものでなく全て必要により
設計し選択したものなので特記しない。
最大厚さ 10mm 幅 17mm 表層及び裏層 経糸 1680d/2 71本(ビー
ム2個に整経) 内層(2層) 経糸 1680d/2 64本(ビー
ム2個に整経) 接結糸 1680d/1 15本(ビーム1個に整経) 芯糸 1680d/2 48本(ビーム1個に整経) 緯糸 1680d/2 52pic/3cm 上記の仕様で、厚地ベルト用に製作した2丁シャトルの
スライドフックモーション細幅織機を使用して、製織し
た。実施例の詳細を以下に述べる。
しそれぞれ4枚の綜絖に引き込んだ。このようにする
と、それぞれの層はその層が織られるときは半数が開口
の上下に位置し、その他は開口したときに開口部の上か
下に全部の糸があるので経糸張力が少なくても開口し易
い利点がある。 b.図7は上記ベルトの織組織図である。この組織図の
ように織ると、開口時に経糸が上下にすれ違わないので
経糸密度が高くても開口が容易に行える。尚、綜絖1は
第1層と第2層を接結するものであり、綜絖2は第3層
と第4層を接結する組織である。
幅が35mmの交換部品を取付けて製織した。開口時にそ
の下部の糸は、最も多い際には経糸1680d/2が経
糸・芯糸合わせて183本中の165本になるがこの場
合でも段溝に余裕を持って収容されシャトルの走行に支
障は無かった。 d.シャトルは、同一の開口部の手前に1丁、その奥に
1丁が配置されている。手前の1丁(1)は内層2層を
織る為に使用し、奥のシャトル(2)は外層2層を織る
為に使用した。シャトルの走行順序は所謂“追いかけ”
で(1)の次に(2)次に(1)次に(2)のように同
じ方向に続けて織る方法である。図7に示す緯糸織込み
順は、各層に緯糸を織り込む順番とシャトル走行方向を
示したものである。このように織成することにより外層
2層と内層2層はそれぞれが1丁のシャトルで袋状に織
られる。
て外層と内層を接結したがこのようにすると外層と内層
が分離しにくくなる効果がある。必要がなければ外層と
内層は接結をしなくても良いことは勿論である。 f.巻取装置は図5に示した例に準じて構成された装置
で、巻取ローラーとプレスローラーの表面は図6(A)
の形状の溝を設けたものを使用した。
て本数が比較的に少ないので、1層単独で見ると余裕を
もって織られている。この為に織り上げた後にヒートセ
ットが施されると緯糸の収縮が大きくでて、よこ方向に
収縮してしっかりした緻密な織物となる。更に、織り上
がり直後よりもセット品は楕円形状が顕著になりハンド
リング性が向上した。
ぼ中央部の厚さは10.8mmとなり、重量は104g/
mであった。破断強力は4150』Kgf を有していて、
ナイロンロープJIS規格中、同等の三つ打品、線密度
g当たりの強力規格値約32Kgf/gに対して、本実施
例は39.9Kgf/gであり充分に満足する値である。
本実施例では実施例3で、部分的に幅を拡げることを前
提に設計したので上記仕様としたが、外層を1/1平そ
の他の組織にすることは勿論可能であるし、内層を3層
以上にすることも可能であり、その他に芯糸群を各層の
間に配置することもでき、使用する綜絖枚数の範囲内で
あれば、織組織の選択は自由にできる。
法 厚さ 7.2mm 幅 31.5mm 地経糸 1680d/4 102本(耳糸も加えて3
層の各層毎にビーム1個に整経) 耳経糸 1680d/2 16本 接結経糸 1680d/1 18本(ビーム1個に整
経) 芯経糸 1680d/6 34本(ビーム1個に整
経) 緯糸 1680d/1 30pic/3cm 上記の仕様で、厚地ベルト用に製作した2丁シャトルの
スライドフックモーション細幅織機を使用して、製織し
た。実施例の詳細を以下に述べる。
層は別に耳糸を各8本加えて整経した。3層はそれぞれ
2枚の綜絖に引き込まれる。接結糸も2枚の綜絖に引込
み、芯糸も17本ずつ2枚に引き込まれる。ビームの分
割は開口時の経糸張力負担を軽減するようにしたもので
ある。 b.図8は上記ベルトの織組織図である。この組織図の
ように織ると、開口時に経糸が上下にすれ違わないので
(接結糸のみ3ピック毎にすれ違う)経糸密度が高くて
も開口が容易に行える。芯糸群は3層それぞれの中間に
2群に分けて織りこまれる。
することは必須条件でなく、通常の1丁杼でも良い。勿
論緯糸の補給を考慮して2丁のシャトルを使用しても差
し支えない。 d.図2の説明中に記載した計算式による経糸束の厚さ
は、経糸トータルデニール1112160Dで織幅が3
1.5mmなので、3.44mmである。図2の説明中に記
載したように従来品の経糸束の厚さは最高で2.42mm
であり経糸のボリュームが大幅に大きいことが分かる。
幅が40mmの交換部品を取付けて製織した。開口時にそ
の下部の糸は、最も多い際には経糸1680d換算で6
62本中の577本になるがこの場合でも段溝に余裕を
持って収容されシャトルの走行に支障は無かった。
f.巻取装置は図5に示した例に準じて構成された装置
を使用したが、本実施例のように耳部を除き概ね平らな
表面の織物では巻取ローラーとプレスローラーは溝を設
けなくても差し支えない。
厚さは6.5mmで幅が30mmとなり、破断強力は750
0Kgf であった。この破断強力は従来品では50mm程度
の幅でなければ得られなかった強力である。
てベルト長手方向の所定部分即ち扁平部分11を、基本
部分が2/2綾の4層であるのに対して1/1平の2層
とし、更に、基本の部分10の幅15.5mmに対して4
5mmに、又その厚さを3.0mmにした実施例である。実
施例の詳細を以下に述べる。
リードを使用してこれを上下させて幅を変化させる。但
し、本具体例の厚地ベルト部10は幅中央部の厚さが厚
いので、厚い部分を幅広部11で、できる限り拡げる必
要がある。その為に幅広部の筬目ピッチは均等としない
で、中央部を粗い目として外側に移るに従い徐々に細か
い筬目となるようにした。尚、本具体例における厚地ベ
ルト部10は図7に示される織組織で構成されるもので
ある。
くなり始めてから先ず、基本部分の2/2綾の4層を第
1層の糸と第2層の糸を引き揃えの2/2綾1層にまと
め、同時に第3層の糸と第4層の糸を引き揃えの2/2
綾1層にまとめて、2/2綾2層とした。2層部分で幅
が更に広がり最終幅に近くなってから、2/2綾の2層
を1/1平の2層に組織を変化させた。このように組織
を変化させると層が減り、また組織が綾から平織になる
につれて幅が広がり易くなる利点がある。図9に綾2層
部分と平2層部分の織組織図を示した。
(図7)を綾2層に変化させる部分、つまり図3の13
に相当する部分を織成する場合に用いられる織組織図を
示したものであり、又図9(B)は綾2層構造部分から
平2層構造部分に変化させた部分即ち図3の11に相当
する部分を織成する場合に用いられる織組織図を示した
ものである。
分に戻すには、前項に述べた方法と逆の手段を実行す
る。 d.基本部分は実施例1に記載したように2丁のシャト
ルで緯糸は2種を使用するのが必須条件であるが幅広部
では1丁のシャトルを休止させて1丁で織っても良い。
本実施例では全ての部分を2丁のシャトルで交互に織る
ようにした。
に伴い変化させるが、これについては従来技術でも実施
されているので特記しないが、本実施例の幅広部の緯糸
打込数は26pic/3cmである。 f.幅広部の織り上がり幅は46mmで、セット後の幅は
45.0mmとなり、厚さは3.0mmとなった。
な技術構成を用いているので、一定の幅に対して従来の
当業者の常識の範囲を超えた、厚さと破断強力を持つ細
幅織物を提供することを可能としている。更にこのよう
な厚地ベルトを製造することを可能にする織機の装置を
提供する。発明の効果を詳細に説明すると、 a.発明の第1に於いては、従来になかった、断面形状
をロープの形状に近付けたハンドリング性の良いロープ
に代替する細幅織物が得られる。これにより従来のロー
プを使用していた産業分野に細幅織物が新たに進出でき
るという効果がある。
を超えた厚さが6mm以上の厚地ベルトが製造可能とな
り、その結果として、同一材料を使用した同一幅の従来
の厚地ベルトに比較して大幅に高い破断強力を持つ厚地
ベルトが得られる。これにより従来材料を使用して破断
強力が同じでも幅を狭くすることが可能となる効果があ
る。
する厚地ベルトの所定部分を幅広部としたことにより、
この部分を縫製による連結を可能とした。これにより従
来のロープにおける“さつま加工”をする必要がなく作
業性を大幅に改善する効果が得られる。特に高所作業安
全帯に使用するロープ及びフレキシブルコンテナーに使
用されるロープに代替する場合等に最適である。
ルトの製織を可能とする効果を発揮する。この発明がさ
れなければ本願の厚地ベルトの製造は不可能であった。
例を説明する断面図である。
の例を説明する断面図である。
部分と幅広部の配置状態を示す平面図である。
ースに設けられる段溝部の形状の一例を示す断面図であ
る。
構成例を示す側面図である。
手段の巻取ローラーとプレスローラーの形状の例を示す
図である。
織組織の一例を示す織組織図である。
織組織の例を示す織組織図である。
の実施例に使用される織組織の例を示す織組織図であ
る。
スライドフックモーションを説明する図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 織組織が4層以上で構成されていて、外
側2層は共通の緯糸で袋状に織り、別の緯糸で外側2層
以外の内層を織ったベルトであって、ベルト幅のほぼ中
央部の厚さが、ベルト幅寸法の4分の1以上であること
を特徴とする厚地ベルト。 - 【請求項2】 織組織が4層以上で構成されている織物
の、外側2層のそれぞれ1層とこれに接する内層とを、
それぞれに接結したことを特徴とする請求項1の厚地ベ
ルト。 - 【請求項3】 織組織が2層以上で構成されていて、使
用する全経糸のデニール数合計から下記の計算式に基づ
き算出する経糸束の厚さが2.5mm以上であって、且
つ、製織されたベルトの耳部以外の厚さが6.0mm以上
であることを特徴とする厚地ベルト。 経糸束の厚さ(mm)=経糸束の断面積S(mm2 )÷ベル
ト織幅(mm) 但し、経糸束の断面積Sは、経糸束を円形とみなし、そ
の直径(mm)は0.0119√(経糸トータルデニール
数÷繊維の比重)で求めるものとする。 - 【請求項4】 請求項1記載の厚地ベルトからなる基本
部分と該基本部分より厚さが薄くかつ幅が広くなってい
る扁平部分とが、長手方向に配列されて構成されてお
り、該扁平部分は該基本部分とは異なる織組織で構成さ
れ、該基本部分と比較して厚さが薄く、幅が該基本部分
の幅より50%以上広くなる様に構成されていることを
特徴とする厚地ベルト。 - 【請求項5】 スライドフックモーションによるシャト
ル織機において、該織機のシャトルレースに、経糸開口
時の下側に位置する経糸を全部嵌め込め得る段溝部が設
けられていることを特徴とする厚地ベルト製造装置。 - 【請求項6】 細幅織機の巻取り装置において、巻取り
ローラーとプレスローラーの組合せを2組以上設けると
共に、該巻取りローラーとプレスローラーの対向する表
面の少なくとも一方に溝部が形成されていることを特徴
とする厚地ベルト製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5159302A JPH0819593B2 (ja) | 1992-10-12 | 1993-06-29 | 厚地ベルト及びその製造装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27284292 | 1992-10-12 | ||
JP4-272842 | 1992-10-12 | ||
JP5159302A JPH0819593B2 (ja) | 1992-10-12 | 1993-06-29 | 厚地ベルト及びその製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06184857A JPH06184857A (ja) | 1994-07-05 |
JPH0819593B2 true JPH0819593B2 (ja) | 1996-02-28 |
Family
ID=26486147
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5159302A Expired - Fee Related JPH0819593B2 (ja) | 1992-10-12 | 1993-06-29 | 厚地ベルト及びその製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0819593B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2019208262A1 (ja) | 2018-04-26 | 2021-03-18 | 東レ株式会社 | 筒状織物およびこれを用いた医療用基材 |
-
1993
- 1993-06-29 JP JP5159302A patent/JPH0819593B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06184857A (ja) | 1994-07-05 |
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