JPH08195620A - アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置

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JPH08195620A
JPH08195620A JP7003195A JP319595A JPH08195620A JP H08195620 A JPH08195620 A JP H08195620A JP 7003195 A JP7003195 A JP 7003195A JP 319595 A JP319595 A JP 319595A JP H08195620 A JPH08195620 A JP H08195620A
Authority
JP
Japan
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antenna
microstrip
antennas
lines
line
Prior art date
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Pending
Application number
JP7003195A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaji Hirabe
正司 平部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Publication of JPH08195620A publication Critical patent/JPH08195620A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造の簡易化と小型化を図る。 【構成】 1は周波数f1で動作するパッチアンテナ、
3は周波数f2で動作する導波管ホーンアンテナであ
る。これら両アンテナ1、3には、導通部材6、プロー
グ7を介してマイクロストリップ線路8,9がそれぞれ
接続されている。そして、マイクロストリップ線路8は
f2で180°の電気長を有し、マイクロストリップ線
路9はf1で180°の電気長を有する。また、これら
マイクロストリップ線路8,9はマイクロストリップ分
岐線路10により一つにまとめられ、共通の給電ポート
12に接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアンテナ装置に関し、特
に異なる2周波数帯を用いる無線システムのアンテナ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のアンテナ装置は、2つ
の異なる動作周波数帯のアンテナと、これら2つの異な
る動作周波数帯に対応した2つのフィルタで構成される
分波器からなり、前記2つのアンテナの給電ポートは分
波器を介して1つの共通の給電ポートにまとめられてい
る。図3は従来のアンテナ装置の概略構成を示す図で、
(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図であ
る。これらの図において、1は低い周波数帯f1で動作
する円環状のパッチアンテナで、円環状の誘電体2の表
面に導体によってパターン形成されている。3は誘電体
2、円環状のグランド板4および円環状の誘電体5の中
央孔に、貫通するようにして圧入固定された高い周波数
f2で動作する薄肉円筒状の導波管ホーンアンテナであ
る。6は誘電体2、グランド板4および誘電体5を貫通
するパッチアンテナ給電用導通部材であって、一端がパ
ッチアンテナ1の裏面に接触し、他端が誘電体5の裏面
にパターン形成されたマイクロストリップ線路30に接
続されている。7はホーンアンテナ給電用プローブであ
って、誘電体5の裏面にパターン形成されたマイクロス
トリップ線路31に接続されている。
【0003】32はマイクロストリップ線路30が接続
されたパッチアンテナ給電ポート、33はマイクロスト
リップ線路31が接続されたホーンアンテナ給電ポート
である。34は分波器であって、パッチアンテナ給電ポ
ート32に接続されたロー・パス・フィルタ(以下、L
PFという)35とホーンアンテナ給電ポート33に接
続されたハイ・パス・フィルタ(以下、HPFという)
36とで構成され、前記2つのアンテナのパッチアンテ
ナ給電ポート32とホーンアンテナ給電ポート33は、
この分波器34を介して共通の給電ポート12にまとめ
られている。このような構成において、給電ポート12
から給電される信号のうち、比較的低い周波数の信号は
LPF35を通過し、比較的高い周波数の信号は、HP
F36を通過して分波され、それぞれパッチアンテナ給
電ポート32とホーンアンテナ給電ポート33からパッ
チアンテナ1とホーンアンテナ3に給電される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のアンテナ装置では、2つのアンテナ給電ポート
32とホーンアンテナ給電ポート33とを1つの共通し
た給電ポート12にまとめるのに分波器34を必要とす
るため、部品点数が増加するだけでなく、大型化すると
いった問題があった。また、これらアンテナを複数個並
べてアレイ化する場合、LPF35とHPF36に接続
するアレイ給電回路を、2つのアンテナそれぞれに対応
して2つ設けなければならないため、アレイ給電回路に
まとめる回路構成が複雑となり、大型化するといった問
題もあった。
【0005】したがって、本発明は上記した従来の問題
に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、構造を簡易化し、かつ小型化を図ったアンテナ装置
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明に係るアンテナ装置は、単一の周波数帯で動
作する第1のアンテナと、この第1のアンテナとは異な
る単一の周波数帯で動作する第2のアンテナとを備え、
これら第1および第2のアンテナのそれぞれに、互いの
アンテナの動作周波数で180°の電気長を有する一対
の伝送線路を接続し、これら伝送線路を前記両アンテナ
に共通に給電する給電回路が配設された一つの分岐線路
に接続したものである。また、本発明に係るアンテナ装
置は、第1および第2のアンテナをマイクロストリップ
アンテナとするとともに、一対の伝送線路および分岐線
路をマイクロストリップ線路として、これらアンテナ、
伝送線路および分岐線路を誘電体の一表面上に形成した
ものである。
【0007】
【作用】本発明によれば、それぞれのアンテナに動作す
る周波数と異なる周波数の信号が給電された場合には、
アンテナに到達した信号はアンテナで180°位相が反
転された状態で反射されて、互いに相殺し合うように干
渉する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図に基づいて説明
する。図1は本発明に係るアンテナ装置を示し、(a)
は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図である。同
図において、図3を使って説明した同一の構成部材につ
いては同一の符号を付し詳細な説明を省略する。本発明
の特徴とするところは、パッチアンテナ給電用導通部材
6に接続されたマイクロストリップ線路8が、ホーンア
ンテナ3が動作する周波数帯f2で180°の電気長を
有しているとともに、ホーンアンテナ給電用プローブ7
に接続されたマイクロストリップ線路9が、パッチアン
テナ1が動作する周波数帯f1で180°の電気長を有
している点にある。また、これらマイクロストリップ線
8,9が、給電回路11を備えたマイクロストリップ分
岐線路10によって一つにまとめられて、共通の給電ポ
ート12に接続されている。
【0009】このような構成において、共通の給電ポー
ト12から給電された信号のうち、f2の信号がマイク
ロストリップ分岐線路10から一方のマイクロストリッ
プ線路8へ伝送された場合、周波数帯f1のみで動作す
るパッチアンテナ1でマイクロストリップ線路8へ反射
される。このとき、マイクロストリップ線路8がf2で
180°の電気長を有しているので、反射された信号は
位相が180°反転した状態となり、この反射信号とパ
ッチアンテナ1へ到達する信号とが互いに相殺するよう
に干渉するため、結果的にマイクロストリップ線路8に
f2の信号が給電されない状態となって、マイクロスト
リップ線路8とパッチアンテナ1とがLPSとして機能
することとなる。同様に、他方のマイクロストリップ線
路9に給電されたf1の信号は、HPSとして機能する
マイクロストリップ線路9と導波管アンテナ3との協働
によって、マイクロストリップ線路9に給電されない状
態となる。
【0010】このように、アンテナ1,3とマイクロス
トリップ線路8,9とが分波器として機能するので、従
来のような分波器を必要とせず、このため部品点数が削
減されるとともに、装置を大幅に小型化することができ
る。また、マイクロストリップ分岐線路10によって、
両マイクロストリップ線路8,9が一つにまとめられて
給電回路11を一つとすることができるので、アレイ化
する場合、従来のように二つの給電回路を必要としてい
た場合と比較して、回路構成が簡易化されるとともに小
型化を図ることができる。
【0011】図2は本発明の第2の実施例を示す正面図
と側面図である。同図において、動作周波数帯が異なる
2つのマイクロストリップアンテナ20,21が誘電体
22の表面にパターン形成されている。23はマイクロ
ストリップアンテナ21の動作周波数で180°の電気
長を有するマイクロストリップ線路で、マイクロストリ
ップアンテナ20に接続されている。24はマイクロス
トリップアンテナ20の動作周波数で180°の電気長
を有するマイクロストリップ線路で、マイクロストリッ
プアンテナ21に接続されており、共に誘電体22の表
面にパターン形成されている。25は給電回路26を備
え、両マイクロストリップ線路23,24を一つにまと
めるマイクロストリップ分岐線路で、誘電体22の表面
にパターン形成され共通の給電ポート27に接続されて
いる。28はグランド基板である。
【0012】このように構成されたアンテナ装置は、上
述した第1の実施例と同様に、両アンテナ20,21の
バンド・パス・フィルタ(以下、BPFという)機能
と、両マイクロストリップ線路23,24との協動によ
り、分波器を不要としたものである。また、この第2の
実施例では、両アンテナ20,21、両マイクロストリ
ップ線路23,24およびマイクロストリップ分岐線路
25を誘電体22の同一表面にパターン形成したことに
より、これらを一体形成することができ、このため製作
が容易となり、しかも量産性に優れ、かつコストの低減
を図ることができる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、単
一の周波数帯で動作する第1のアンテナと、この第1の
アンテナとは異なる単一の周波数帯で動作する第2のア
ンテナとを備え、これら第1および第2のアンテナのそ
れぞれに、互いのアンテナの動作周波数で180°の電
気長を有する一対の伝送線路を接続し、これら伝送線路
を前記両アンテナに共通に給電する給電回路が配設され
た一つの分岐線路に接続したことにより、両アンテナの
BPF機能と、両伝送線路との協動により、分波器が不
要となり、このため、部品点数が削減されて構造が簡易
になるとともに、小型化を図ることができる。
【0014】また、本発明によれば、第1および第2の
アンテナをマイクロストリップアンテナとするととも
に、一対の伝送線路および分岐線路をマイクロストリッ
プ線路として、これらアンテナ、伝送線路および分岐線
路を誘電体の一表面上に形成したことにより、製作が容
易となり、しかも量産性に優れ、かつコストの低減を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るアンテナ装置を示し、(a)は
正面図、(b)は側面図、(c)は背面図である。
【図2】 本発明に係るアンテナ装置の第2の実施例を
示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図3】 従来のアンテナ装置を示し、(a)は正面
図、(b)は側面図、(c)は背面図である。
【符号の説明】
1…パッチアンテナ、3…導波管ホーンアンテナ、8,
9…マイクロストリップ線路、10…マイクロストリッ
プ分岐線路、12…共通の給電ポート、20,21…マ
イクロストリップアンテナ、23,24…マイクロスト
リップ線路、25…マイクロストリップ分岐線路、27
…共通の給電ポート。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単一の周波数帯で動作する第1のアンテ
    ナと、この第1のアンテナとは異なる単一の周波数帯で
    動作する第2のアンテナとを備え、これら第1および第
    2のアンテナのそれぞれに、互いのアンテナの動作周波
    数で180°の電気長を有する一対の伝送線路を接続
    し、これら伝送線路を前記両アンテナに共通に給電する
    給電回路が配設された一つの分岐線路に接続したことを
    特徴とするアンテナ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のアンテナ装置において、
    第1および第2のアンテナをマイクロストリップアンテ
    ナとするとともに、一対の伝送線路および分岐線路をマ
    イクロストリップ線路として、これらアンテナ、伝送線
    路および分岐線路を誘電体の一表面上に形成したことを
    特徴とするアンテナ装置。
JP7003195A 1995-01-12 1995-01-12 アンテナ装置 Pending JPH08195620A (ja)

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