JPH08195190A - 電池用封口材およびそれを用いた二次電池 - Google Patents
電池用封口材およびそれを用いた二次電池Info
- Publication number
- JPH08195190A JPH08195190A JP7007235A JP723595A JPH08195190A JP H08195190 A JPH08195190 A JP H08195190A JP 7007235 A JP7007235 A JP 7007235A JP 723595 A JP723595 A JP 723595A JP H08195190 A JPH08195190 A JP H08195190A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- battery
- sealing material
- group
- epoxy resin
- polysulfide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Epoxy Resins (AREA)
- Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】水蒸気分圧が1kg/cm2 以下である場合
に、水蒸気ガス透過速度が、2000cm3 /(cm2
・1000時間)以下であるポリマーを主成分としてな
ることを特徴とする電池用封口材。 【効果】本発明により、保存特性などの耐久性やサイク
ル特性に優れた電池を提供することができた。
に、水蒸気ガス透過速度が、2000cm3 /(cm2
・1000時間)以下であるポリマーを主成分としてな
ることを特徴とする電池用封口材。 【効果】本発明により、保存特性などの耐久性やサイク
ル特性に優れた電池を提供することができた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小型密閉式電池の封口
材およびそれを用いた二次電池に関するものである。
材およびそれを用いた二次電池に関するものである。
【0002】
【従来の技術】小形密閉式電池は、正極、負極、および
電解液を電池缶に収納し、封口材を用いて封口すること
によって製造される。封口材は、正・負極缶の絶縁を保
持すると同時に、電池の1密性、液密性も保持しなけれ
ばならず、その材質が極めて重要となる。従来、封口材
としては、耐薬品性、弾力性、耐クリープ性、成形性な
どから、ポリアミド樹脂、ポリプロピレン樹脂あるいは
ポリエチレン樹脂が使用されている。しかしながら、ポ
リアミド樹脂では吸湿性が高いという問題点があり、一
方、ポリプロピレン樹脂やポリエチレン樹脂では良い密
閉性を保つことが難しいという問題点がある。また、こ
れらのポリマーは水蒸気透過率が大きいため、特に非水
電解液を使用する密閉式電池においては、水蒸気透過率
の小さな耐湿性に優れた封口材が望まれていた。
電解液を電池缶に収納し、封口材を用いて封口すること
によって製造される。封口材は、正・負極缶の絶縁を保
持すると同時に、電池の1密性、液密性も保持しなけれ
ばならず、その材質が極めて重要となる。従来、封口材
としては、耐薬品性、弾力性、耐クリープ性、成形性な
どから、ポリアミド樹脂、ポリプロピレン樹脂あるいは
ポリエチレン樹脂が使用されている。しかしながら、ポ
リアミド樹脂では吸湿性が高いという問題点があり、一
方、ポリプロピレン樹脂やポリエチレン樹脂では良い密
閉性を保つことが難しいという問題点がある。また、こ
れらのポリマーは水蒸気透過率が大きいため、特に非水
電解液を使用する密閉式電池においては、水蒸気透過率
の小さな耐湿性に優れた封口材が望まれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
を改良しようとするものであり、水蒸気透過率の小さな
ポリマーを封口材として使用することにより、耐湿性を
はじめとする保存特性に優れた電池を提供することを目
的とする。
を改良しようとするものであり、水蒸気透過率の小さな
ポリマーを封口材として使用することにより、耐湿性を
はじめとする保存特性に優れた電池を提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために以下の構成を有するものである。
決するために以下の構成を有するものである。
【0005】「(1) 水蒸気分圧が1kg/cm2 以下で
ある場合に、水蒸気ガス透過速度が、2000cm3 /
(cm2 ・1000時間)以下であるポリマーを主成分
としてなることを特徴とする電池用封口材。
ある場合に、水蒸気ガス透過速度が、2000cm3 /
(cm2 ・1000時間)以下であるポリマーを主成分
としてなることを特徴とする電池用封口材。
【0006】(2) 上記(1) 項記載の封口材を用いた二次
電池。」 本発明における封口材としては、水蒸気ガス透過速度
が、水蒸気の分圧が1kg/cm2 以下である場合に2
000cm3 /(cm2 ・1000時間)以下であるポ
リマーを使用する。2000cm3 /(cm2 ・100
0時間)以下とするのは、保存特性に優れるからであ
る。かかるポリマーとしては、ポリサルファイド変性エ
ポキシ樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリイミ
ドなどが挙げられ、中でも、下記一般式で示されるポリ
サルファイド変性エポキシ樹脂が好ましく用いられる。
電池。」 本発明における封口材としては、水蒸気ガス透過速度
が、水蒸気の分圧が1kg/cm2 以下である場合に2
000cm3 /(cm2 ・1000時間)以下であるポ
リマーを使用する。2000cm3 /(cm2 ・100
0時間)以下とするのは、保存特性に優れるからであ
る。かかるポリマーとしては、ポリサルファイド変性エ
ポキシ樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリイミ
ドなどが挙げられ、中でも、下記一般式で示されるポリ
サルファイド変性エポキシ樹脂が好ましく用いられる。
【0007】
【化2】 (式中、R1 及びR2 は、それぞれ有機基を表し、X及
びYは、それぞれ−S−基、−O−基及び−NH−基か
ら選ばれる置換基を表し、R3 及びR4 は、それぞれ分
子内に2個以上のエポキシ基を有するエポキシプレポリ
マーの残基を表し、aは0〜5の整数(ただし、a=0
の場合X及びYの少なくとも1つは−S−基である)
を、bは1〜50の整数を表す。)で示される高分子化
合物が好適に用いられる。
びYは、それぞれ−S−基、−O−基及び−NH−基か
ら選ばれる置換基を表し、R3 及びR4 は、それぞれ分
子内に2個以上のエポキシ基を有するエポキシプレポリ
マーの残基を表し、aは0〜5の整数(ただし、a=0
の場合X及びYの少なくとも1つは−S−基である)
を、bは1〜50の整数を表す。)で示される高分子化
合物が好適に用いられる。
【0008】上記一般式中のR1 及びR2 の有機基とし
ては、例えば、
ては、例えば、
【化3】 (式中、mは1以上、好ましくは1〜10の整数を表
す。)で示されるものなどを挙げることができる。特に
R1 が、−CH2 CH2 OCH2 OCH2 CH2 −であ
る場合、製造の容易さと物性の点で好ましい。
す。)で示されるものなどを挙げることができる。特に
R1 が、−CH2 CH2 OCH2 OCH2 CH2 −であ
る場合、製造の容易さと物性の点で好ましい。
【0009】R3 及びR4 として、例えば、
【化4】 (式中、nは1以上、好ましくは1〜5の整数を、R5
はH又はCH3 をそれぞれ表す。)で示されるものなど
を挙げることができる。
はH又はCH3 をそれぞれ表す。)で示されるものなど
を挙げることができる。
【0010】このような一般式で示される化合物は、例
えば、−S−基、−S−S−基、−S−S−S−基、−
S−S−S−S−S−基などのような硫黄結合基を有し
(ただし、a=0の場合を除く)、かつその両端が−O
H基、−NH2 基、−NRH基(Rは有機基)、−SH
基のようなエポキシ基と反応可能な官能基で閉じられて
いる硫黄含有ポリマーまたは硫黄含有オリゴマーと分子
内に2個以上のエポキシ基を有するエポキシプレポリマ
ーとの付加反応によって合成する事ができる。上記エポ
キシプレポリマーとしては、脂肪族ポリオールや芳香族
ポリオールと、エピクロルヒドリンとの縮合反応によっ
て合成され、分子内に2個以上のエポキシ基を有するも
ので、例えばビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフ
ェノールF型エポキシ樹脂、ハロゲン化ビスフェノール
A型エポキシ樹脂などのビスフェノール骨格型エポキシ
樹脂、またはこれらと類似の分子構造を有するエポキシ
樹脂等を挙げることができる。
えば、−S−基、−S−S−基、−S−S−S−基、−
S−S−S−S−S−基などのような硫黄結合基を有し
(ただし、a=0の場合を除く)、かつその両端が−O
H基、−NH2 基、−NRH基(Rは有機基)、−SH
基のようなエポキシ基と反応可能な官能基で閉じられて
いる硫黄含有ポリマーまたは硫黄含有オリゴマーと分子
内に2個以上のエポキシ基を有するエポキシプレポリマ
ーとの付加反応によって合成する事ができる。上記エポ
キシプレポリマーとしては、脂肪族ポリオールや芳香族
ポリオールと、エピクロルヒドリンとの縮合反応によっ
て合成され、分子内に2個以上のエポキシ基を有するも
ので、例えばビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフ
ェノールF型エポキシ樹脂、ハロゲン化ビスフェノール
A型エポキシ樹脂などのビスフェノール骨格型エポキシ
樹脂、またはこれらと類似の分子構造を有するエポキシ
樹脂等を挙げることができる。
【0011】上記一般式中の化合物の合成に際しては、
上述したエポキシプレポリマーを、硫黄含有ポリマー又
は硫黄含有オリゴマーに対して、2当量またはそれ以上
の割合で加えて反応させる。このようなポリサルファイ
ド変性エポキシ樹脂としては、例えば東レチオコール
(株)製「FLEP−10」、「FLEP−50」、
「FLEP−60」等を挙げることができる。
上述したエポキシプレポリマーを、硫黄含有ポリマー又
は硫黄含有オリゴマーに対して、2当量またはそれ以上
の割合で加えて反応させる。このようなポリサルファイ
ド変性エポキシ樹脂としては、例えば東レチオコール
(株)製「FLEP−10」、「FLEP−50」、
「FLEP−60」等を挙げることができる。
【0012】なお、上述したようなポリサルファイド変
性エポキシ樹脂は、1種類のみを用いても、複数の化合
物を併用してもよい。
性エポキシ樹脂は、1種類のみを用いても、複数の化合
物を併用してもよい。
【0013】ポリサルファイド変性エポキシ樹脂硬化物
成型体は、上記ポリサルファイド変性エポキシ樹脂に、
硬化剤を配合し、得られた配合物を所望の型枠に流し込
みプレス成型した後、常温放置または加熱することによ
り、形成することができる。上記硬化剤としては、主と
してアミン類、酸無水物などを使用する。アミン類とし
ては、常温硬化型のもの、中温硬化型のもの、高温硬化
型のもの、いずれも用いることができる。また、アミン
類は、第1級アミン、第2級アミン、第3級アミンのい
ずれも用いることができる。上述したようなアミン類と
しては、トリエチレンテトラミンのような脂肪族ポリア
ミン、ダイマー酸とポリエチレンポリアミンとの縮合物
のようなポリアミド、m−キシレンジアミンのような芳
香族ポリアミン等を挙げることができる。また、ポリア
ミンと、フェニルグリシジルエーテルやエチレンオキサ
イドとの付加物のような変性ポリアミンも用いることが
できる。この変性ポリアミンは、揮発性や毒性が少ない
ので好ましい。
成型体は、上記ポリサルファイド変性エポキシ樹脂に、
硬化剤を配合し、得られた配合物を所望の型枠に流し込
みプレス成型した後、常温放置または加熱することによ
り、形成することができる。上記硬化剤としては、主と
してアミン類、酸無水物などを使用する。アミン類とし
ては、常温硬化型のもの、中温硬化型のもの、高温硬化
型のもの、いずれも用いることができる。また、アミン
類は、第1級アミン、第2級アミン、第3級アミンのい
ずれも用いることができる。上述したようなアミン類と
しては、トリエチレンテトラミンのような脂肪族ポリア
ミン、ダイマー酸とポリエチレンポリアミンとの縮合物
のようなポリアミド、m−キシレンジアミンのような芳
香族ポリアミン等を挙げることができる。また、ポリア
ミンと、フェニルグリシジルエーテルやエチレンオキサ
イドとの付加物のような変性ポリアミンも用いることが
できる。この変性ポリアミンは、揮発性や毒性が少ない
ので好ましい。
【0014】また、酸無水物としては、例えば無水フタ
ル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、クロレンド酸などを
挙げることができる。
ル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、クロレンド酸などを
挙げることができる。
【0015】上記硬化剤の使用量は、ポリサルファイド
変性エポキシ樹脂のエポキシ当量(エポキシ基1モル当
たりのポリサルファイド変性エポキシ樹脂の重量)と末
端にアミノ基を有する化合物の活性水素当量(活性水素
1モル当たりの化合物の重量)とに応じて変化するが、
エポキシ基1モル当たりの活性水素の化学当量(1モ
ル)の0.7〜1.4倍とするのが好ましい。
変性エポキシ樹脂のエポキシ当量(エポキシ基1モル当
たりのポリサルファイド変性エポキシ樹脂の重量)と末
端にアミノ基を有する化合物の活性水素当量(活性水素
1モル当たりの化合物の重量)とに応じて変化するが、
エポキシ基1モル当たりの活性水素の化学当量(1モ
ル)の0.7〜1.4倍とするのが好ましい。
【0016】これらの硬化剤に、さらに公知の硬化促進
剤、または硬化遅延剤等を配合する事ができる。
剤、または硬化遅延剤等を配合する事ができる。
【0017】なお、ポリサルファイド変性エポキシ樹脂
には、その合成時に過剰に加えられたエポキシプレポリ
マーが重合してなるエポキシ樹脂やその他のエポキシ樹
脂モノマー、オリゴマー等が含まれていてもよく、また
ポリサルファイド変性エポキシ樹脂と相溶性を有する樹
脂(例えば、アルキド基、ポリビニルホルマール、フェ
ノール樹脂、ポリビニルアセタール、尿素樹脂、メラミ
ン樹脂などや、各種の脂肪酸など)が50重量%以下程
度含まれていても良い。
には、その合成時に過剰に加えられたエポキシプレポリ
マーが重合してなるエポキシ樹脂やその他のエポキシ樹
脂モノマー、オリゴマー等が含まれていてもよく、また
ポリサルファイド変性エポキシ樹脂と相溶性を有する樹
脂(例えば、アルキド基、ポリビニルホルマール、フェ
ノール樹脂、ポリビニルアセタール、尿素樹脂、メラミ
ン樹脂などや、各種の脂肪酸など)が50重量%以下程
度含まれていても良い。
【0018】また、上記ポリサルファイド変性エポキシ
樹脂の混合液には、必要に応じて塗布時における混合液
の粘度を低下させて成膜性を高め、もって、硬化被膜の
性能を向上させることを目的として、さらに各種の溶剤
を添加することができる。
樹脂の混合液には、必要に応じて塗布時における混合液
の粘度を低下させて成膜性を高め、もって、硬化被膜の
性能を向上させることを目的として、さらに各種の溶剤
を添加することができる。
【0019】上記溶剤としては、例えばメチルエチルケ
トンのようなケトン系、1,2−ジクロロエタンのよう
な塩素化炭化水素系、トルエンのような芳香族系、ジエ
チルエーテルのようなエーテル系などのものを挙げるこ
とができる。
トンのようなケトン系、1,2−ジクロロエタンのよう
な塩素化炭化水素系、トルエンのような芳香族系、ジエ
チルエーテルのようなエーテル系などのものを挙げるこ
とができる。
【0020】上記溶剤の添加量は、ポリサルファイド変
性エポキシ樹脂100重量部に対して0.5〜500重
量部程度であるのが好ましい。
性エポキシ樹脂100重量部に対して0.5〜500重
量部程度であるのが好ましい。
【0021】また、溶剤の揮発が問題となる場合や、硬
化被膜の性能を変化させたい場合などには、その目的に
適合した各種の反応性希釈剤を添加してもよい。このよ
うな反応性希釈剤としては、例えば分子内に反応性のエ
ポキシ基を1個以上有するものが好ましい。
化被膜の性能を変化させたい場合などには、その目的に
適合した各種の反応性希釈剤を添加してもよい。このよ
うな反応性希釈剤としては、例えば分子内に反応性のエ
ポキシ基を1個以上有するものが好ましい。
【0022】さらに、上述したような均一混合液には、
顔料、増量材、補強材などを添加してもよい。顔料とし
ては、例えばタルク、炭酸カルシウム、カオリン、ポリ
エチレン、ポリスチレンのような無機質、有機質の微粉
末や、着色のために添加する有機、無機の顔料(土性、
金属紛、レーキ、ピグメントカラー、カーボンなど)や
トリフェニルメタン系、アントラキノン系、ナフトール
系などの溶解性の染料などを挙げることができる。
顔料、増量材、補強材などを添加してもよい。顔料とし
ては、例えばタルク、炭酸カルシウム、カオリン、ポリ
エチレン、ポリスチレンのような無機質、有機質の微粉
末や、着色のために添加する有機、無機の顔料(土性、
金属紛、レーキ、ピグメントカラー、カーボンなど)や
トリフェニルメタン系、アントラキノン系、ナフトール
系などの溶解性の染料などを挙げることができる。
【0023】また増量材及び補強材としては、例えばシ
リカヒューム、マイカ、ガラスフレーク、等の無機微粉
末、細骨材、及びポリオレフィン繊維、ポリアクリロニ
トリル繊維、カーボン繊維、ガラス繊維等の繊維状物な
どを挙げることができる。
リカヒューム、マイカ、ガラスフレーク、等の無機微粉
末、細骨材、及びポリオレフィン繊維、ポリアクリロニ
トリル繊維、カーボン繊維、ガラス繊維等の繊維状物な
どを挙げることができる。
【0024】上記添加剤の配合割合については、ポリサ
ルファイド変性エポキシ樹脂100重量部に対して、顔
料の場合は0.001〜300重量部、増量材の場合は
1〜400重量部、補強材の場合0.1〜30重量部で
あるのが好ましい。
ルファイド変性エポキシ樹脂100重量部に対して、顔
料の場合は0.001〜300重量部、増量材の場合は
1〜400重量部、補強材の場合0.1〜30重量部で
あるのが好ましい。
【0025】このような増量材を添加することは、樹脂
の使用量を減少させることにもなるので、コストの面で
も有効である。
の使用量を減少させることにもなるので、コストの面で
も有効である。
【0026】このようなポリサルファイド変性エポキシ
樹脂を電池の封口材として使用する場合、電池のサイズ
や容量などにより適宜の厚さにすることが好ましく、通
常0.05〜3mmであることが好ましく、特に0.0
6〜2.0mmであることが好ましい。
樹脂を電池の封口材として使用する場合、電池のサイズ
や容量などにより適宜の厚さにすることが好ましく、通
常0.05〜3mmであることが好ましく、特に0.0
6〜2.0mmであることが好ましい。
【0027】上記のポリマーは、密閉式の一次電池、二
次電池に広く使用可能であり、特に、繰り返し使用され
る二次電池、その中でも非水電解液を使用する二次電池
に使用する場合に、保存性、耐久性、サイクル性向上の
点で効果が大きい。
次電池に広く使用可能であり、特に、繰り返し使用され
る二次電池、その中でも非水電解液を使用する二次電池
に使用する場合に、保存性、耐久性、サイクル性向上の
点で効果が大きい。
【0028】
【実施例】本発明の具体的実施態様を以下に実施例をも
って述べるが、本発明はこれに限定されるものではな
い。
って述べるが、本発明はこれに限定されるものではな
い。
【0029】実施例1 変性エポキシ樹脂として東レチオコール(株)製“フレ
ップ−60”100重量部に、硬化剤である大都産業
(株)製“ダイトクラールX2392”28重量部を配
合し、これを離型処理したフィルム上に流し込み、シー
ト状の厚みのことなるポリサルファイド変性エポキシ樹
脂シートを調整した。
ップ−60”100重量部に、硬化剤である大都産業
(株)製“ダイトクラールX2392”28重量部を配
合し、これを離型処理したフィルム上に流し込み、シー
ト状の厚みのことなるポリサルファイド変性エポキシ樹
脂シートを調整した。
【0030】柳本ガス透過率測定装置(型式GTR−1
0)を用いて、4種類のポリサルファイド平成エポキシ
樹脂シートの水蒸気透過率を測定した。測定結果を下記
表1に示す。
0)を用いて、4種類のポリサルファイド平成エポキシ
樹脂シートの水蒸気透過率を測定した。測定結果を下記
表1に示す。
【0031】
【表1】 1)測定装置:柳本(株)製、ガス透過率測定装置(型
式GTR−10) 2)測定温度:水蒸気23℃ 3)測定圧力:水蒸気1kg/cm2 ・G 4)測定膜サイズ:6.0cmφ 次に封口材に上記ポリマーを用いた電池の1例として、
コイン型のリチウム二次電池を作成した。正極にはLi
CoO2 90重量部、導電剤の黒鉛粉末5重量部、結着
剤のフッ素樹脂5重量部からなるからなるシート状成型
体を、負極にはリチウムシートを、セパレータにはポリ
プロピレン製不織布を、電解液にはPC/1モルLiC
lO4 を用いて作成した電池は、電解液の漏液もなく、
長期保存による劣化やサイクルによる劣化も極めてすく
なかった。
式GTR−10) 2)測定温度:水蒸気23℃ 3)測定圧力:水蒸気1kg/cm2 ・G 4)測定膜サイズ:6.0cmφ 次に封口材に上記ポリマーを用いた電池の1例として、
コイン型のリチウム二次電池を作成した。正極にはLi
CoO2 90重量部、導電剤の黒鉛粉末5重量部、結着
剤のフッ素樹脂5重量部からなるからなるシート状成型
体を、負極にはリチウムシートを、セパレータにはポリ
プロピレン製不織布を、電解液にはPC/1モルLiC
lO4 を用いて作成した電池は、電解液の漏液もなく、
長期保存による劣化やサイクルによる劣化も極めてすく
なかった。
【0032】
【発明の効果】本発明により、保存特性などの耐久性や
サイクル特性に優れた電池を提供することができた。
サイクル特性に優れた電池を提供することができた。
Claims (8)
- 【請求項1】水蒸気分圧が1kg/cm2 以下である場
合に、水蒸気ガス透過速度が、2000cm3 /(cm
2 ・1000時間)以下であるポリマーを主成分として
なることを特徴とする電池用封口材。 - 【請求項2】該ポリマーがポリサルファイド変性エポキ
シ樹脂であることを特徴とする請求項1記載の電池用封
口材。 - 【請求項3】該電解液として、非水電解液を用いること
を特徴とする請求項1または請求項2記載の電池用封口
材。 - 【請求項4】該電池が二次電池である請求項1〜3のい
ずれかに記載の電池用封口材。 - 【請求項5】該ポリサルファイド変性エポキシ樹脂が、
下記一般式で示されることを特徴とする請求項2記載の
電池用封口材。 【化1】 (式中、R1 及びR2 は、それぞれ有機基を表し、X及
びYは、それぞれ−S−基、−O−基及び−NH−基か
ら選ばれる置換基を表し、R3 及びR4 は、それぞれ分
子内に2個以上のエポキシ基を有するエポキシプレポリ
マーの残基を表し、aは0〜5の整数(ただし、a=0
の場合X及びYの少なくとも1つは−S−基である)
を、bは1〜50の整数を表す。) - 【請求項6】該一般式で示されるポリサルファイド変性
エポキシ樹脂におけるR1 が、−CH2 CH2 OCH2
OCH2 CH2 −であり、aの平均値が1.5以上2.
5以下であることを特徴とする電池用封口材。 - 【請求項7】該ポリマーが、増量材及び/または補強材
を含有することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに
記載の電池用封口材。 - 【請求項8】請求項1〜7のいずれかに記載の電池用封
口材を用いた二次電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7007235A JPH08195190A (ja) | 1995-01-20 | 1995-01-20 | 電池用封口材およびそれを用いた二次電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7007235A JPH08195190A (ja) | 1995-01-20 | 1995-01-20 | 電池用封口材およびそれを用いた二次電池 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08195190A true JPH08195190A (ja) | 1996-07-30 |
Family
ID=11660340
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7007235A Pending JPH08195190A (ja) | 1995-01-20 | 1995-01-20 | 電池用封口材およびそれを用いた二次電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08195190A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019107486A1 (ja) * | 2017-11-29 | 2019-06-06 | 日東電工株式会社 | シーラントシート |
WO2020004487A1 (ja) * | 2018-06-26 | 2020-01-02 | 日東電工株式会社 | シーラントシート |
-
1995
- 1995-01-20 JP JP7007235A patent/JPH08195190A/ja active Pending
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3719097A4 (en) * | 2017-11-29 | 2021-07-28 | Nitto Denko Corporation | SEALING FILM |
CN111417696B (zh) * | 2017-11-29 | 2023-11-10 | 日东电工株式会社 | 密封剂片 |
US11891506B2 (en) | 2017-11-29 | 2024-02-06 | Nitto Denko Corporation | Sealant sheet |
CN111417696A (zh) * | 2017-11-29 | 2020-07-14 | 日东电工株式会社 | 密封剂片 |
JPWO2019107486A1 (ja) * | 2017-11-29 | 2020-12-10 | 日東電工株式会社 | シーラントシート |
WO2019107486A1 (ja) * | 2017-11-29 | 2019-06-06 | 日東電工株式会社 | シーラントシート |
CN112368354A (zh) * | 2018-06-26 | 2021-02-12 | 日东电工株式会社 | 密封剂片 |
JPWO2020004487A1 (ja) * | 2018-06-26 | 2021-07-08 | 日東電工株式会社 | シーラントシート |
WO2020004487A1 (ja) * | 2018-06-26 | 2020-01-02 | 日東電工株式会社 | シーラントシート |
CN112334562A (zh) * | 2018-06-26 | 2021-02-05 | 日东电工株式会社 | 密封剂片 |
JPWO2020004488A1 (ja) * | 2018-06-26 | 2021-07-15 | 日東電工株式会社 | シーラントシート |
WO2020004488A1 (ja) * | 2018-06-26 | 2020-01-02 | 日東電工株式会社 | シーラントシート |
CN112334562B (zh) * | 2018-06-26 | 2024-04-09 | 日东电工株式会社 | 密封剂片 |
CN112368354B (zh) * | 2018-06-26 | 2024-04-09 | 日东电工株式会社 | 密封剂片 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA1220483A (en) | Imidazolides and their use as curing agents for polyepoxide compounds | |
US4421906A (en) | Water-based epoxy resin coating composition | |
EP0229770B1 (en) | Epoxy/aromatic amine resin systems containing aromatic trihydroxy compounds as cure accelerators | |
WO1997042251A1 (en) | Cross-linked solid polyelectrolyte and use thereof | |
US20100130697A1 (en) | Thermosetting Resin Composition | |
CN101821312A (zh) | 一液型氰酸酯-环氧复合树脂组合物、其固化物及其制造方法以及使用该组合物的密封用材料和粘着剂 | |
Tian et al. | A crosslinked polyethyleneglycol solid electrolyte dissolving lithium bis (trifluoromethylsulfonyl) imide for rechargeable lithium batteries | |
Anitha et al. | CO 2 derived hydrogen bonding spacer: enhanced toughness, transparency, elongation and non-covalent interactions in epoxy-hydroxyurethane networks | |
CA1190000A (en) | Latent urethane resin systems | |
Zhang et al. | Synthesis of a self‐emulsifiable waterborne epoxy curing agent based on glycidyl tertiary carboxylic ester and its cure characteristics | |
US4578286A (en) | Electrically conductive coating composition of a chlorosulfonated polyethylene | |
CN108586738B (zh) | 一种线性聚乙烯亚胺嵌段共聚物的合成方法 | |
JPH08195190A (ja) | 電池用封口材およびそれを用いた二次電池 | |
AU710802B2 (en) | Mannich base curing agents | |
EP0020604A1 (en) | METHOD FOR PRODUCING A COATING BASED ON A NESTED POLYMER NETWORK. | |
CA1177197A (en) | Hardenable epoxide resin mixtures | |
US3023190A (en) | Method of amine curing epoxy resins and composition therefor | |
CN116284805A (zh) | 一种非离子型水性环氧固化剂及其制备方法和应用 | |
GB2300187A (en) | Urea cure-accelerators | |
CA1109998A (en) | Curable epoxide resin mixtures | |
CA1205492A (en) | N-cyano amide compositions and adducts thereof | |
TW531553B (en) | Powder coating for cast iron pipe | |
US6946503B2 (en) | Amine blend accelerators for polyoxyalkylenepolyamine cured epoxy resins | |
US3386924A (en) | Curing polyepoxy compounds with tetrahydrotricyclopentadienylene diamine | |
US5075503A (en) | Hydrazine terminated polyoxyalkylene amines |