JPH08194984A - 回転シリンダのアース装置 - Google Patents
回転シリンダのアース装置Info
- Publication number
- JPH08194984A JPH08194984A JP7003316A JP331695A JPH08194984A JP H08194984 A JPH08194984 A JP H08194984A JP 7003316 A JP7003316 A JP 7003316A JP 331695 A JP331695 A JP 331695A JP H08194984 A JPH08194984 A JP H08194984A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotary cylinder
- coil spring
- brought
- central shaft
- rotary
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 部品点数の少ない、組立て作業性の良い、小
スペースの小型化に適した回転シリンダをアース電位に
設定する構造。 【構成】 中心軸2を有する固定シリンダ1と、磁気ヘ
ッド7を備え中心軸にベアリング15を介して回転自在
に軸支された回転シリンダ4とからなり、中心軸に弾性
コイルバネ16を巻回して、一端16aを該中心軸に固
着導通させ、他端16bを回転シリンダの回転内周面3
aに圧接させ、回転シリンダをアース接続する構成とす
る。又、回転シリンダに高耐摩耗性材料よりなるボス1
7を固着して、該ボスの回転内周面17aにコイルバネ
の他端を圧接させる。又、中心軸に切欠平面2aを設
け、該切欠平面にコイルバネを巻回すると共に一端を固
着導通させる。回転内周面に無端条溝2a,17aを設
け、該無端条溝に前記コイルバネの他端を圧接させる。
スペースの小型化に適した回転シリンダをアース電位に
設定する構造。 【構成】 中心軸2を有する固定シリンダ1と、磁気ヘ
ッド7を備え中心軸にベアリング15を介して回転自在
に軸支された回転シリンダ4とからなり、中心軸に弾性
コイルバネ16を巻回して、一端16aを該中心軸に固
着導通させ、他端16bを回転シリンダの回転内周面3
aに圧接させ、回転シリンダをアース接続する構成とす
る。又、回転シリンダに高耐摩耗性材料よりなるボス1
7を固着して、該ボスの回転内周面17aにコイルバネ
の他端を圧接させる。又、中心軸に切欠平面2aを設
け、該切欠平面にコイルバネを巻回すると共に一端を固
着導通させる。回転内周面に無端条溝2a,17aを設
け、該無端条溝に前記コイルバネの他端を圧接させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本案はビデオテープレコーダ(V
TR)等の磁気記録再生装置に用いられる回転磁気ヘッ
ド型シリンダのアース装置に関する。
TR)等の磁気記録再生装置に用いられる回転磁気ヘッ
ド型シリンダのアース装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ヘッドを搭載した従来の回転シリン
ダのアース装置は、図4に示すような構成のものがある
(例えば公開特許公報 特開平2−9041号(G11
B 15/00)参照)。同図において、回転シリンダ
装置は、磁気テープを走行案内する固定シリンダ1、ベ
アリング一体型の中心軸2、ベアリング15の外輪15
aに嵌合接着されるディスク3、回転シリンダ4、回転
側トランス5、固定側トランス6、磁気ヘッド7、駆動
モータ8により構成される。
ダのアース装置は、図4に示すような構成のものがある
(例えば公開特許公報 特開平2−9041号(G11
B 15/00)参照)。同図において、回転シリンダ
装置は、磁気テープを走行案内する固定シリンダ1、ベ
アリング一体型の中心軸2、ベアリング15の外輪15
aに嵌合接着されるディスク3、回転シリンダ4、回転
側トランス5、固定側トランス6、磁気ヘッド7、駆動
モータ8により構成される。
【0003】組立ては、先ずディスク3に回転側トラン
ス5を接着する。予め、固定側トランス6が接着固定さ
れた固定シリンダ1、ベアリング一体型の軸2を挿入
し、回転側トランス5と固定側トランス6との空隙を所
定間隔に設定配置した後、接着剤等で固定する。回転シ
リンダ4には、磁気ヘッド7がネジ止め固定されてお
り、ディスク3にネジ止め固定される。又、回転シリン
ダ4の内部に駆動モータ8を組み込み、該回転シリンダ
4の回転力を得る。
ス5を接着する。予め、固定側トランス6が接着固定さ
れた固定シリンダ1、ベアリング一体型の軸2を挿入
し、回転側トランス5と固定側トランス6との空隙を所
定間隔に設定配置した後、接着剤等で固定する。回転シ
リンダ4には、磁気ヘッド7がネジ止め固定されてお
り、ディスク3にネジ止め固定される。又、回転シリン
ダ4の内部に駆動モータ8を組み込み、該回転シリンダ
4の回転力を得る。
【0004】このような構成の回転シリンダ装置におい
ては、回転シリンダ4をアースする必要がある。図4に
示すものは、ピン9をカシメ等の方法で固定した取付け
板10を回転シリンダ4の内部にネジ11で固定する。
弾性コイルバネ12をピン9に巻回配置し、その一端を
取付け板10に接続して回転シリンダ4に電気的に導通
させ、他端の先端部に接触子13を接続して、該接続子
13を軸2又は、そのボス部14の外周部に接触させる
ことにより、回転シリンダ4をアース電位に設定してい
る。
ては、回転シリンダ4をアースする必要がある。図4に
示すものは、ピン9をカシメ等の方法で固定した取付け
板10を回転シリンダ4の内部にネジ11で固定する。
弾性コイルバネ12をピン9に巻回配置し、その一端を
取付け板10に接続して回転シリンダ4に電気的に導通
させ、他端の先端部に接触子13を接続して、該接続子
13を軸2又は、そのボス部14の外周部に接触させる
ことにより、回転シリンダ4をアース電位に設定してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の構成では、アー
スの為の部品として、取付け板、ピン、コイルバネ、止
めネジが必要であり、部品点数が多い。又、回転シリン
ダの内部にアース装置と駆動モータを構成する場合、ア
ース装置部分に大きなスペースを要するため、駆動モー
タ部分に十分なスペースが取れず、回転シリンダ小型化
に対して障害になっている。駆動モータに充分なトルク
が得られないと云った弊害が生じている。
スの為の部品として、取付け板、ピン、コイルバネ、止
めネジが必要であり、部品点数が多い。又、回転シリン
ダの内部にアース装置と駆動モータを構成する場合、ア
ース装置部分に大きなスペースを要するため、駆動モー
タ部分に十分なスペースが取れず、回転シリンダ小型化
に対して障害になっている。駆動モータに充分なトルク
が得られないと云った弊害が生じている。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本案では、中心軸
を有する固定シリンダと、磁気ヘッドを備え中心軸にベ
アリングを介して回転自在に軸支された回転シリンダと
からなり、中心軸に弾性コイルバネを巻回して、一端を
該中心軸に固着導通させ、他端を回転シリンダの回転内
周面に圧接させ、回転シリンダをアース接続する構成と
する。
を有する固定シリンダと、磁気ヘッドを備え中心軸にベ
アリングを介して回転自在に軸支された回転シリンダと
からなり、中心軸に弾性コイルバネを巻回して、一端を
該中心軸に固着導通させ、他端を回転シリンダの回転内
周面に圧接させ、回転シリンダをアース接続する構成と
する。
【0007】又、回転シリンダに高耐摩耗性材料よりな
るボスを固着して、該ボスの回転内周面にコイルバネの
他端を圧接させる。更には、コイルバネの他端に接触子
を接続し、該接触子を回転内周面に圧接させる。又、中
心軸に切欠平面を設け、該切欠平面にコイルバネを巻回
すると共に一端を固着導通させる。回転内周面に無端条
溝を設け、該無端条溝に前記コイルバネの他端を圧接さ
せる。
るボスを固着して、該ボスの回転内周面にコイルバネの
他端を圧接させる。更には、コイルバネの他端に接触子
を接続し、該接触子を回転内周面に圧接させる。又、中
心軸に切欠平面を設け、該切欠平面にコイルバネを巻回
すると共に一端を固着導通させる。回転内周面に無端条
溝を設け、該無端条溝に前記コイルバネの他端を圧接さ
せる。
【0008】
【作用】上述の構成により、磁気ヘッドを搭載した回転
シリンダは、弾性コイルバネを介して中心軸に電気的に
接続され、アース電位に設定される。
シリンダは、弾性コイルバネを介して中心軸に電気的に
接続され、アース電位に設定される。
【0009】
【実施例】以下、本案の具体的な一実施例について図面
を参照しながら説明する。図1は平面図及び断面図、図
2は主要部の外観斜視図、図3は他の実施例の平面図及
び断面図である。図において同一部分には同一番号を付
けてその説明を省略する。
を参照しながら説明する。図1は平面図及び断面図、図
2は主要部の外観斜視図、図3は他の実施例の平面図及
び断面図である。図において同一部分には同一番号を付
けてその説明を省略する。
【0010】図1及び図2(a)において、中心軸2に
は切欠平面2aを設け、弾性コイルバネ16の一端を係
止して、該中心軸2にコイルバネ16を数回巻き付け、
他端を円弧状に形成する。切欠平面2aの形状は、中心
軸2を半径方向に対して直角の溝状に切り欠いている。
又、図2(b)に示すように、中心軸2に対して半径方
向に直角の平面2a’に切り欠いてもよい。即ち、コイ
ルバネ16の一端を内側に直線状接触部16aとなるよ
うに折曲げて切欠平面2a又は2a’に当接させ、導電
性接着剤17で固定し、コイルバネ16の位置決め及び
回転シリンダ4の回転時の供回りを防止する構造にして
いる。他端は外方向に接線方向に伸びた円弧状の接触部
16bとする。
は切欠平面2aを設け、弾性コイルバネ16の一端を係
止して、該中心軸2にコイルバネ16を数回巻き付け、
他端を円弧状に形成する。切欠平面2aの形状は、中心
軸2を半径方向に対して直角の溝状に切り欠いている。
又、図2(b)に示すように、中心軸2に対して半径方
向に直角の平面2a’に切り欠いてもよい。即ち、コイ
ルバネ16の一端を内側に直線状接触部16aとなるよ
うに折曲げて切欠平面2a又は2a’に当接させ、導電
性接着剤17で固定し、コイルバネ16の位置決め及び
回転シリンダ4の回転時の供回りを防止する構造にして
いる。他端は外方向に接線方向に伸びた円弧状の接触部
16bとする。
【0011】コイルバネ16の他端接触部16bは、回
転シリンダ4の回転部に接触させる。図1ではディスク
3の内周部に設けられた溝3aに接触させ、中心軸2と
回転シリンダ4を電気的に導通させ、回転シリンダ4を
アース電位に設定する。又、従来例と同様に、コイルバ
ネ16の接触部16bを、コイルバネ16とは別の接触
子(図示せず)を接続して構成することも容易に行え
る。
転シリンダ4の回転部に接触させる。図1ではディスク
3の内周部に設けられた溝3aに接触させ、中心軸2と
回転シリンダ4を電気的に導通させ、回転シリンダ4を
アース電位に設定する。又、従来例と同様に、コイルバ
ネ16の接触部16bを、コイルバネ16とは別の接触
子(図示せず)を接続して構成することも容易に行え
る。
【0012】本案の回転シリンダ装置は、上述のコイル
バネ16によるアース接続部分以外については、その基
本構成は、従来技術と同様の構成であり説明を省略す
る。又、図3に示すように、回転シリンダ4の回転部と
して、駆動モータ8のステータヨーク8aにボス18を
接着剤等で固定し、該ボス18の内周部に設けられた溝
18aにコイルバネ16の接触部16bを当接させても
よい。尚、ボス18の材料は、高耐摩耗性を有する材
料、例えばステンレス鋼(SUS)で形成して摺動によ
る溝18aの摩耗を軽減させることが可能である。
バネ16によるアース接続部分以外については、その基
本構成は、従来技術と同様の構成であり説明を省略す
る。又、図3に示すように、回転シリンダ4の回転部と
して、駆動モータ8のステータヨーク8aにボス18を
接着剤等で固定し、該ボス18の内周部に設けられた溝
18aにコイルバネ16の接触部16bを当接させても
よい。尚、ボス18の材料は、高耐摩耗性を有する材
料、例えばステンレス鋼(SUS)で形成して摺動によ
る溝18aの摩耗を軽減させることが可能である。
【0013】
【発明の効果】上述のように本案の回転シリンダのアー
ス装置の構成は、部品点数が少なく、小スペース、且つ
シャフトにコイルバネを挿入して接着固定するだけの構
成であるため、作業性がよく、回転シリンダ装置の小型
化に適している。
ス装置の構成は、部品点数が少なく、小スペース、且つ
シャフトにコイルバネを挿入して接着固定するだけの構
成であるため、作業性がよく、回転シリンダ装置の小型
化に適している。
【図1】平面図及び断面図である。
【図2】主要部の外観斜視図である。
【図3】他の実施例の平面図及び断面図である。
【図4】従来例の平面図及び断面図である。
1 固定シリンダ 2 中心軸 2a 切欠平面 3a 無端条溝 4 回転シリンダ 16 弾性コイルバネ 16a 一端(直線状の接触部) 16b 他端(円弧状の接触部) 18 ボス 18a 無端条溝
Claims (5)
- 【請求項1】 中心軸を有する固定シリンダと、磁気ヘ
ッドを備え前記中心軸にベアリングを介して回転自在に
軸支された回転シリンダとからなり、前記中心軸に弾性
コイルバネを巻回して、一端を該中心軸に固着導通さ
せ、他端を前記回転シリンダの回転内周面に圧接させ、
前記回転シリンダをアース接続することを特徴とする回
転シリンダのアース装置。 - 【請求項2】 前記回転シリンダに高耐摩耗性材料より
なるボスを固着して、該ボスの回転内周面に前記コイル
バネの他端を圧接させることを特徴とする請求項1の回
転シリンダのアース装置。 - 【請求項3】 前記コイルバネの他端に接触子を接続
し、該接触子を前記回転内周面に圧接させることを特徴
とする請求項1乃至2の回転シリンダのアース装置。 - 【請求項4】 前記中心軸に切欠平面を設け、該切欠平
面に前記コイルバネを巻回すると共に一端を固着導通さ
せることを特徴とする請求項1乃至3の回転シリンダの
アース装置。 - 【請求項5】 前記回転内周面に無端条溝を設け、該無
端条溝に前記コイルバネの他端を圧接させることを特徴
とする請求項1乃至4の回転シリンダのアース装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7003316A JPH08194984A (ja) | 1995-01-12 | 1995-01-12 | 回転シリンダのアース装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7003316A JPH08194984A (ja) | 1995-01-12 | 1995-01-12 | 回転シリンダのアース装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08194984A true JPH08194984A (ja) | 1996-07-30 |
Family
ID=11553959
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7003316A Pending JPH08194984A (ja) | 1995-01-12 | 1995-01-12 | 回転シリンダのアース装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08194984A (ja) |
-
1995
- 1995-01-12 JP JP7003316A patent/JPH08194984A/ja active Pending
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