JPH08194708A - 自然言語処理装置 - Google Patents
自然言語処理装置Info
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- JPH08194708A JPH08194708A JP7005878A JP587895A JPH08194708A JP H08194708 A JPH08194708 A JP H08194708A JP 7005878 A JP7005878 A JP 7005878A JP 587895 A JP587895 A JP 587895A JP H08194708 A JPH08194708 A JP H08194708A
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- analysis unit
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 自然言語処理装置において、形態素解析、構
文解析、意味解析、応答処理、のそれぞれを1つ以上の
単独で実行可能なモジュールで構成することにより、誰
にでも容易に機能の変更や拡張が実施できる自然言語処
理装置を提供する。 【構成】 各々単独で実行可能な、1つ以上の形態素解
析手段011、012と、1つ以上の構文解析手段02
1、022と、1つ以上の意味解析手段031、03
2、033と、1つ以上の応答処理手段041、04
2、043と、以上の各自然言語処理手段同士の情報交
換を仲介する通信制御手段050と、前記情報交換の手
順および前記各自然言語処理手段を自動実行するための
情報を管理する構成情報管理手段060とから構成され
る。
文解析、意味解析、応答処理、のそれぞれを1つ以上の
単独で実行可能なモジュールで構成することにより、誰
にでも容易に機能の変更や拡張が実施できる自然言語処
理装置を提供する。 【構成】 各々単独で実行可能な、1つ以上の形態素解
析手段011、012と、1つ以上の構文解析手段02
1、022と、1つ以上の意味解析手段031、03
2、033と、1つ以上の応答処理手段041、04
2、043と、以上の各自然言語処理手段同士の情報交
換を仲介する通信制御手段050と、前記情報交換の手
順および前記各自然言語処理手段を自動実行するための
情報を管理する構成情報管理手段060とから構成され
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自然言語で計算機の操
作指示を行う自然言語処理装置に関する。
作指示を行う自然言語処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自然言語処理装置を図5を用いて
説明する。
説明する。
【0003】従来の日本語を対象とした自然言語処理で
は、まず、日本語で記述された入力文201を形態素解
析部202が日本語文の基本単位である形態素に分割す
る。前記入力文を形態素に分割した結果は構文解析部2
03に送られ、前記構文解析部203が入力文の統語的
な構造を解析した後、解析結果を意味解析部204に渡
す。意味解析部204は、前記構文解析部203の解析
結果から入力文が表す意味を解析し、解析結果を応答処
理部205に渡す。応答処理部205は、前記意味解析
部204の解析結果に応じた応答処理を行い、処理結果
206を出力する。
は、まず、日本語で記述された入力文201を形態素解
析部202が日本語文の基本単位である形態素に分割す
る。前記入力文を形態素に分割した結果は構文解析部2
03に送られ、前記構文解析部203が入力文の統語的
な構造を解析した後、解析結果を意味解析部204に渡
す。意味解析部204は、前記構文解析部203の解析
結果から入力文が表す意味を解析し、解析結果を応答処
理部205に渡す。応答処理部205は、前記意味解析
部204の解析結果に応じた応答処理を行い、処理結果
206を出力する。
【0004】自然言語処理装置の構成には、上記以外に
も、構文解析部と意味解析部が明確に分離されていない
ものなどいくつかの種類があるが、いずれの自然言語処
理装置においても、一度構築されると、前記構文解析部
など装置内部の部分的な要素を交換、もしくは拡張する
ためには、装置全体の再構築が必要であった。
も、構文解析部と意味解析部が明確に分離されていない
ものなどいくつかの種類があるが、いずれの自然言語処
理装置においても、一度構築されると、前記構文解析部
など装置内部の部分的な要素を交換、もしくは拡張する
ためには、装置全体の再構築が必要であった。
【0005】自然言語処理装置は、その用途によって、
必要とされる自然言語解析能力、辞書の内容、知識、お
よび応答処理能力がいずれも異なる。
必要とされる自然言語解析能力、辞書の内容、知識、お
よび応答処理能力がいずれも異なる。
【0006】特開平03−018969号公報「日本語
文法登録エディタ装置」では、構文解析のための文法辞
書および語彙辞書を容易に登録できるが、構文解析装置
の処理能力自体は固定されている。
文法登録エディタ装置」では、構文解析のための文法辞
書および語彙辞書を容易に登録できるが、構文解析装置
の処理能力自体は固定されている。
【0007】用途によっては、辞書または知識の書き換
えや追加のみでは対応できない場合もあるが、自然言語
処理の適用が予想される用途全てに対応した自然言語処
理能力を、単一の自然言語処理装置に初めから備えてお
くことは現実的ではない。したがって、用途や局面の変
化に応じた機能の変更や拡張は避けられない。
えや追加のみでは対応できない場合もあるが、自然言語
処理の適用が予想される用途全てに対応した自然言語処
理能力を、単一の自然言語処理装置に初めから備えてお
くことは現実的ではない。したがって、用途や局面の変
化に応じた機能の変更や拡張は避けられない。
【0008】特開平03−129469号公報「自然言
語処理装置」においては、各々が異なる解析処理を行う
複数の意味解析部を備え、意味解析能力の部分的な削除
を容易にしているが、一旦自然言語処理装置が構築され
た後に、1つ以上の新たな意味解析部を追加するために
は、前記意味解析部の処理手順を制御する制御部の修正
が避けられないため、前記自然言語処理装置全体の再構
築が必要となる。
語処理装置」においては、各々が異なる解析処理を行う
複数の意味解析部を備え、意味解析能力の部分的な削除
を容易にしているが、一旦自然言語処理装置が構築され
た後に、1つ以上の新たな意味解析部を追加するために
は、前記意味解析部の処理手順を制御する制御部の修正
が避けられないため、前記自然言語処理装置全体の再構
築が必要となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、多様な
用途に対して各々専用の自然言語処理装置を構築するこ
とは、時間的にも費用的にも効率が悪い。機能や構成が
固定された自然言語処理装置では、ユーザが既に導入し
ている自然言語処理装置を新規の用途に適用したい場合
や、処理速度や装置の大きさの制限などから不要な機能
を削除したい場合に対応できない。また、機能の追加や
削除が可能であっても、自然言語処理装置内部の修正
や、自然言語処理装置全体の再構築を伴なう作業をユー
ザ自身が行うことは困難である。
用途に対して各々専用の自然言語処理装置を構築するこ
とは、時間的にも費用的にも効率が悪い。機能や構成が
固定された自然言語処理装置では、ユーザが既に導入し
ている自然言語処理装置を新規の用途に適用したい場合
や、処理速度や装置の大きさの制限などから不要な機能
を削除したい場合に対応できない。また、機能の追加や
削除が可能であっても、自然言語処理装置内部の修正
や、自然言語処理装置全体の再構築を伴なう作業をユー
ザ自身が行うことは困難である。
【0010】本発明の目的は、上述の点に鑑み、自然言
語処理装置の内部構成やその変更方法に詳しくないユー
ザでも、用途や局面に応じて容易に機能拡張および機能
変更が行える自然言語処理装置を提供することにある。
語処理装置の内部構成やその変更方法に詳しくないユー
ザでも、用途や局面に応じて容易に機能拡張および機能
変更が行える自然言語処理装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、自然言語
で記述された入力文を形態素解析する形態素解析手段を
1つ以上含む形態素解析部と、前記入力文の構文解析を
行う構文解析手段を1つ以上含む構文解析部と、前記入
力文の意味解析を行う意味解析手段を1つ以上含む意味
解析部と、前記入力文に対する応答処理を行う応答処理
手段を1つ以上含む応答処理部と、前形態素解析部と前
記構文解析部と前記意味解析部と前記応答処理部の各々
が出力するデータを受取り、前記形態素解析部と前記構
文解析部と前記意味解析部と前記応答処理部の各々に必
要なデータを渡す通信制御手段と、前記形態素解析部と
前記構文解析部と前記意味解析部と前記応答処理部との
各々の間の情報交換手順を管理する構成情報管理手段と
を備えたことを特徴とする。
で記述された入力文を形態素解析する形態素解析手段を
1つ以上含む形態素解析部と、前記入力文の構文解析を
行う構文解析手段を1つ以上含む構文解析部と、前記入
力文の意味解析を行う意味解析手段を1つ以上含む意味
解析部と、前記入力文に対する応答処理を行う応答処理
手段を1つ以上含む応答処理部と、前形態素解析部と前
記構文解析部と前記意味解析部と前記応答処理部の各々
が出力するデータを受取り、前記形態素解析部と前記構
文解析部と前記意味解析部と前記応答処理部の各々に必
要なデータを渡す通信制御手段と、前記形態素解析部と
前記構文解析部と前記意味解析部と前記応答処理部との
各々の間の情報交換手順を管理する構成情報管理手段と
を備えたことを特徴とする。
【0012】第2の発明は、第1の発明において、前記
形態素解析部の1つ以上の形態素解析手段が、前記通信
制御手段と直接通信する基本形態素解析手段と、前記通
信制御手段と直接通信しない1つ以上の拡張形態素解析
手段とから構成され、前記拡張形態素解析手段は、前記
基本形態素解析手段または他の前記拡張形態素解析手段
と通信し、前記構文解析部の1つ以上の構文解析手段
が、前記通信制御手段と直接通信する基本構文解析手段
と、前記通信制御手段と直接通信しない1つ以上の拡張
構文解析手段とから構成され、前記拡張構文解析手段
は、前記基本構文解析手段または他の前記拡張構文解析
手段と通信し、前記意味解析部の1つ以上の意味解析手
段が、前記通信制御手段と直接通信する基本意味解析手
段と、前記通信制御手段と直接通信しない1つ以上の拡
張意味解析手段とから構成され、前記拡張意味解析手段
は、前記基本意味解析手段または他の前記拡張意味解析
手段と通信することを特徴とする。
形態素解析部の1つ以上の形態素解析手段が、前記通信
制御手段と直接通信する基本形態素解析手段と、前記通
信制御手段と直接通信しない1つ以上の拡張形態素解析
手段とから構成され、前記拡張形態素解析手段は、前記
基本形態素解析手段または他の前記拡張形態素解析手段
と通信し、前記構文解析部の1つ以上の構文解析手段
が、前記通信制御手段と直接通信する基本構文解析手段
と、前記通信制御手段と直接通信しない1つ以上の拡張
構文解析手段とから構成され、前記拡張構文解析手段
は、前記基本構文解析手段または他の前記拡張構文解析
手段と通信し、前記意味解析部の1つ以上の意味解析手
段が、前記通信制御手段と直接通信する基本意味解析手
段と、前記通信制御手段と直接通信しない1つ以上の拡
張意味解析手段とから構成され、前記拡張意味解析手段
は、前記基本意味解析手段または他の前記拡張意味解析
手段と通信することを特徴とする。
【0013】第3の発明は、第2の発明において、前記
形態素解析手段と、前記構文解析手段と、前記意味解析
手段と、前記応答処理手段と、前記通信制御手段と、を
全て互いに独立に実行可能なモジュールとすることを特
徴とする。
形態素解析手段と、前記構文解析手段と、前記意味解析
手段と、前記応答処理手段と、前記通信制御手段と、を
全て互いに独立に実行可能なモジュールとすることを特
徴とする。
【0014】第4の発明は、第3の発明において、前記
形態素解析部が2つ以上の互いに異なる処理を行う前記
形態素解析手段を有する場合、各々の前記形態素解析手
段が互いに相手をサブルーチンとして利用し、前記形態
素解析手段のうち1つのみが通信制御手段と直接情報交
換を行うことを特徴とする。
形態素解析部が2つ以上の互いに異なる処理を行う前記
形態素解析手段を有する場合、各々の前記形態素解析手
段が互いに相手をサブルーチンとして利用し、前記形態
素解析手段のうち1つのみが通信制御手段と直接情報交
換を行うことを特徴とする。
【0015】第5の発明は、第3、第4の発明におい
て、前記構文解析部が、2つ以上の互いに異なる処理を
行う前記構文解析手段を有する場合、各々の前記構文解
析手段が互いに相手をサブルーチンとして利用し、前記
構文解析手段のうち1つのみが通信制御手段と直接情報
交換を行うことを特徴とする。
て、前記構文解析部が、2つ以上の互いに異なる処理を
行う前記構文解析手段を有する場合、各々の前記構文解
析手段が互いに相手をサブルーチンとして利用し、前記
構文解析手段のうち1つのみが通信制御手段と直接情報
交換を行うことを特徴とする。
【0016】第6の発明は、第3、第4、第5の発明に
おいて、前記意味解析部が2つ以上の互いに異なる処理
を行う前記意味解析手段を有する場合、各々の前記意味
解析手段が互いに相手をサブルーチンとして利用し、前
記意味解析手段のうち1つのみが通信制御手段と直接情
報交換を行うことを特徴とする。
おいて、前記意味解析部が2つ以上の互いに異なる処理
を行う前記意味解析手段を有する場合、各々の前記意味
解析手段が互いに相手をサブルーチンとして利用し、前
記意味解析手段のうち1つのみが通信制御手段と直接情
報交換を行うことを特徴とする。
【0017】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0018】図1は、本発明の自然言語処理装置の一実
施例を示す構成図である。
施例を示す構成図である。
【0019】図1において、本実施例の自然言語処理装
置は、自然言語で記述された入力文101が入力される
と、構成情報管理手段060が情報の送り先を通信制御
手段050に伝え、通信制御手段050は、入力文10
1の文字列情報111を形態素解析手段011に送る。
置は、自然言語で記述された入力文101が入力される
と、構成情報管理手段060が情報の送り先を通信制御
手段050に伝え、通信制御手段050は、入力文10
1の文字列情報111を形態素解析手段011に送る。
【0020】構成情報管理手段060は、通信制御手段
が受け取った各種情報の送り先と、形態素解析部01
0、構文解析部020、意味解析部030、応答処理部
040、の各々にどのような解析手段もしくは処理手段
が含まれているかを管理する。
が受け取った各種情報の送り先と、形態素解析部01
0、構文解析部020、意味解析部030、応答処理部
040、の各々にどのような解析手段もしくは処理手段
が含まれているかを管理する。
【0021】文字列情報111に形態素解析手段011
で形態素解析ができない部分があれば、その部分情報1
13を形態素解析手段011が形態素解析手段012に
送る。
で形態素解析ができない部分があれば、その部分情報1
13を形態素解析手段011が形態素解析手段012に
送る。
【0022】本実施例では、形態素解析手段011およ
び形態素解析手段012以外の形態素解析手段を備えて
いないため、形態素解析手段012は、処理結果114
を形態素解析手段011に送る。同様に形態素解析手段
011は前記処理結果114と形態素解析手段011自
身による解析結果とを合わせた処理結果112を通信制
御手段050に送る。
び形態素解析手段012以外の形態素解析手段を備えて
いないため、形態素解析手段012は、処理結果114
を形態素解析手段011に送る。同様に形態素解析手段
011は前記処理結果114と形態素解析手段011自
身による解析結果とを合わせた処理結果112を通信制
御手段050に送る。
【0023】通信制御手段050は、前記処理結果11
2を受け取ると、構成情報管理手段から得る情報によ
り、形態素解析部010の処理と同様に、構文解析部0
20および意味解析部030の各解析手段と、応答処理
部040の各応答処理手段に対して情報を送り、処理結
果を受け取る。通信制御手段050が応答処理部の最終
処理結果142を受け取ると、これを構成情報管理部0
60から得た適切な出力先に出力する。
2を受け取ると、構成情報管理手段から得る情報によ
り、形態素解析部010の処理と同様に、構文解析部0
20および意味解析部030の各解析手段と、応答処理
部040の各応答処理手段に対して情報を送り、処理結
果を受け取る。通信制御手段050が応答処理部の最終
処理結果142を受け取ると、これを構成情報管理部0
60から得た適切な出力先に出力する。
【0024】図1に示した構成例では、形態素解析手段
が2つ、構文解析手段が2つ、意味解析手段が3つ、応
答処理手段が3つ、となっているが、勿論、各解析手段
および処理手段の数は、上記の数より多くとも良く、1
つ以上であれば上限はない。
が2つ、構文解析手段が2つ、意味解析手段が3つ、応
答処理手段が3つ、となっているが、勿論、各解析手段
および処理手段の数は、上記の数より多くとも良く、1
つ以上であれば上限はない。
【0025】次に、モジュールの追加について、より具
体的な例で説明する。図2は、図1に示した本発明の自
然言語処理装置の一実施例を、各解析手段および応答処
理手段についてより具体的な例を示した図である。
体的な例で説明する。図2は、図1に示した本発明の自
然言語処理装置の一実施例を、各解析手段および応答処
理手段についてより具体的な例を示した図である。
【0026】形態素解析部010に含まれる最長一致分
割手段311は、「自然言語解析の基礎」(田中穂積
著、産業図書、1989年)138ページより記載の右
方向最長一致法による形態素解析を行なう。ただし、自
然言語処理装置001に未登録の文字列が入力文中に含
まれている場合には、未登録語分割手段312により、
前記未登録の文字列の最初の文字から始まり、次に見つ
かった登録済みの文字列の先頭から1つ前の文字までの
文字列を1つの未登録語として切り出す。切り出された
未登録語は、最長一致分割手段311により分割された
登録済みの文字列とともに形態素解析結果として構文解
析部020に送られる。
割手段311は、「自然言語解析の基礎」(田中穂積
著、産業図書、1989年)138ページより記載の右
方向最長一致法による形態素解析を行なう。ただし、自
然言語処理装置001に未登録の文字列が入力文中に含
まれている場合には、未登録語分割手段312により、
前記未登録の文字列の最初の文字から始まり、次に見つ
かった登録済みの文字列の先頭から1つ前の文字までの
文字列を1つの未登録語として切り出す。切り出された
未登録語は、最長一致分割手段311により分割された
登録済みの文字列とともに形態素解析結果として構文解
析部020に送られる。
【0027】構文解析部020に含まれる構文パタン照
合手段321および意味解析部030に含まれる意味パ
タン照合手段331はいずれも自然言語処理装置001
が持つ知識と入力情報とのパタン照合のみを行い、定型
的な入力文に対する解析を行う。非定型的な文が入力さ
れると、構文解析部020では、再帰構造解析手段32
2を用いて、複文のような再帰的な構造にも対応した構
文解析を行う。
合手段321および意味解析部030に含まれる意味パ
タン照合手段331はいずれも自然言語処理装置001
が持つ知識と入力情報とのパタン照合のみを行い、定型
的な入力文に対する解析を行う。非定型的な文が入力さ
れると、構文解析部020では、再帰構造解析手段32
2を用いて、複文のような再帰的な構造にも対応した構
文解析を行う。
【0028】同様に意味解析部030では、指示代名詞
や省略表現に対して、文脈解析手段332による文脈を
利用した意味解析を行う。応答処理部040では、入力
文の示す意図がある特定のシステムに対するコマンド処
理であればコマンド発行手段341で適切なコマンドを
発行し、同様にマクロコマンドの実行であればマクロ検
索手段342を用いて適切なマクロコマンドを呼び出
す。
や省略表現に対して、文脈解析手段332による文脈を
利用した意味解析を行う。応答処理部040では、入力
文の示す意図がある特定のシステムに対するコマンド処
理であればコマンド発行手段341で適切なコマンドを
発行し、同様にマクロコマンドの実行であればマクロ検
索手段342を用いて適切なマクロコマンドを呼び出
す。
【0029】以上のように、本発明の自然言語処理装置
は、入力文の内容の種類や複雑さによって、また応答処
理の用途によって様々な構成を採ることができる。
は、入力文の内容の種類や複雑さによって、また応答処
理の用途によって様々な構成を採ることができる。
【0030】図3は、図2に示した本発明の自然言語処
理装置の一実施例に対して、データベース検索に対応さ
せるために機能の追加を行った例である。
理装置の一実施例に対して、データベース検索に対応さ
せるために機能の追加を行った例である。
【0031】データベース検索を自然言語で行うため
に、文脈解析手段332に対して新たなDB知識参照手
段433を追加している。前記DB知識参照手段433
は、特定のデータベースに依存した入力表現に関する知
識を参照するモジュールである。DB知識参照手段43
3は、自然言語処理装置001を構成する他のモジュー
ルと同様に、単体での実行が可能である。DB知識参照
手段433を自然言語処理装置001に追加するために
は、例えば、自然言語処理装置001のユーザが、DB
知識参照手段433の位置情報である相対パス名もしく
は絶対パス名と、DB知識参照手段433の情報交換相
手である文脈解析手段332のファイル名とを対にし
て、構成情報管理手段060が参照するファイルにテキ
ストエディタなどを用いて追加記入するだけでよい。
に、文脈解析手段332に対して新たなDB知識参照手
段433を追加している。前記DB知識参照手段433
は、特定のデータベースに依存した入力表現に関する知
識を参照するモジュールである。DB知識参照手段43
3は、自然言語処理装置001を構成する他のモジュー
ルと同様に、単体での実行が可能である。DB知識参照
手段433を自然言語処理装置001に追加するために
は、例えば、自然言語処理装置001のユーザが、DB
知識参照手段433の位置情報である相対パス名もしく
は絶対パス名と、DB知識参照手段433の情報交換相
手である文脈解析手段332のファイル名とを対にし
て、構成情報管理手段060が参照するファイルにテキ
ストエディタなどを用いて追加記入するだけでよい。
【0032】構成情報管理手段060に対する前記情報
の記入後、前記自然言語処理手段001の実行を指示す
ると、DB知識参照手段433が、前記自然言語処理装
置001を構成する他の全てのモジュールと共に実行さ
れる。また、構成情報管理手段060から形態素解析部
010、構文解析部020、意味解析部030、応答処
理部040、の各モジュールへ、通信制御部050を介
して、各モジュールが他のどのモジュールと通信し合う
のかという情報が通知される。これで、自然言語処理装
置001に対するデータベース知識参照機能の追加は完
了する。同様に、前記データベースの検索式を生成する
検索式生成手段443を応答処理部040に追加するこ
とにより、自然言語処理装置001はデータベース検索
に対応することができる。
の記入後、前記自然言語処理手段001の実行を指示す
ると、DB知識参照手段433が、前記自然言語処理装
置001を構成する他の全てのモジュールと共に実行さ
れる。また、構成情報管理手段060から形態素解析部
010、構文解析部020、意味解析部030、応答処
理部040、の各モジュールへ、通信制御部050を介
して、各モジュールが他のどのモジュールと通信し合う
のかという情報が通知される。これで、自然言語処理装
置001に対するデータベース知識参照機能の追加は完
了する。同様に、前記データベースの検索式を生成する
検索式生成手段443を応答処理部040に追加するこ
とにより、自然言語処理装置001はデータベース検索
に対応することができる。
【0033】図4は、本発明の自然言語処理装置の他の
実施例を示す構成図である。
実施例を示す構成図である。
【0034】図4に示した実施例では、図1に示した実
施例に対し、応答処理部040においてのみ、各々の応
答処理手段041、042、043と通信制御手段05
0との間で互いに直接情報交換を行っている。前記各応
答処理手段の処理内容が互いに独立している場合には、
図4のような構成にすることで、意味解析部030の解
析結果に基づき、通信制御手段050から適切な応答処
理手段に情報を直接送ることができる。
施例に対し、応答処理部040においてのみ、各々の応
答処理手段041、042、043と通信制御手段05
0との間で互いに直接情報交換を行っている。前記各応
答処理手段の処理内容が互いに独立している場合には、
図4のような構成にすることで、意味解析部030の解
析結果に基づき、通信制御手段050から適切な応答処
理手段に情報を直接送ることができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、構成情報管理手段
に対して、自然言語処理装置を構成するモジュールを実
行するための情報を追加、削除するだけで、状況に応じ
て、ユーザ自身で簡単に機能の追加や削除ができる。
に対して、自然言語処理装置を構成するモジュールを実
行するための情報を追加、削除するだけで、状況に応じ
て、ユーザ自身で簡単に機能の追加や削除ができる。
【0036】また、解析が容易な入力文に対応したモジ
ュールや汎用性の高いモジュールを通信制御手段に直接
接続し、特殊な用途や高度な入力文に対応したモジュー
ルを汎用性の高いモジュールに接続することによって、
簡単な入力文に対しては、長い処理時間を要する高度な
処理を行うモジュールを介さずに、各解析および応答処
理が行えるため、高い処理効率を得ることができる。
ュールや汎用性の高いモジュールを通信制御手段に直接
接続し、特殊な用途や高度な入力文に対応したモジュー
ルを汎用性の高いモジュールに接続することによって、
簡単な入力文に対しては、長い処理時間を要する高度な
処理を行うモジュールを介さずに、各解析および応答処
理が行えるため、高い処理効率を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自然言語処理装置の一実施例を示すブ
ロック図
ロック図
【図2】本発明の自然言語処理装置の別の実施例を示す
ブロック図
ブロック図
【図3】本発明の自然言語処理装置をデータベース検索
に対応させるためにモジュールの追加を行った例を示す
ブロック図
に対応させるためにモジュールの追加を行った例を示す
ブロック図
【図4】本発明の自然言語処理装置の別の実施例を示す
ブロック図
ブロック図
【図5】従来の自然言語処理装置のブロック図
001 自然言語処理装置 010 形態素解析部 011、012 形態素解析手段 020 構文解析部 021、022 構文解析手段 030 意味解析部 031、032、033 意味解析手段 040 応答処理部 041、042、043 応答処理手段 050 通信制御手段 060 構成情報管理手段 101 入力文 102 出力情報 111〜146 各モジュール間の入出力情報 201 入力文 202 形態素解析部 203 構文解析部 204 意味解析部 205 応答処理部 206 処理結果 311 最長一致分割手段 312 未登録語分割手段 321 構文パタン照合手段 322 再帰構造解析手段 331 意味パタン照合手段 332 文脈解析手段 341 コマンド発行手段 342 マクロ検索手段 433 DB知識参照手段 443 検索式生成手段
Claims (6)
- 【請求項1】自然言語で記述された入力文を形態素解析
する形態素解析手段を1つ以上含む形態素解析部と、 前記入力文の構文解析を行う構文解析手段を1つ以上含
む構文解析部と、 前記入力文の意味解析を行う意味解析手段を1つ以上含
む意味解析部と、 前記入力文に対する応答処理を行う応答処理手段を1つ
以上含む応答処理部と、 前記形態素解析部と前記構文解析部と前記意味解析部と
前記応答処理部の各々が出力するデータを受取り、前記
形態素解析部と前記構文解析部と前記意味解析部と前記
応答処理部の各々に必要なデータを渡す通信制御手段
と、 前記形態素解析部と前記構文解析部と前記意味解析部と
前記応答処理部との各々の間の情報交換手順を管理する
構成情報管理手段と、 を備えたことを特徴とする自然言語処理装置。 - 【請求項2】前記形態素解析部の1つ以上の形態素解析
手段が、前記通信制御手段と直接通信する基本形態素解
析手段と、前記通信制御手段と直接通信しない1つ以上
の拡張形態素解析手段とから構成され、前記拡張形態素
解析手段は、前記基本形態素解析手段または他の前記拡
張形態素解析手段と通信し、 前記構文解析部の1つ以上の構文解析手段が、前記通信
制御手段と直接通信する基本構文解析手段と、前記通信
制御手段と直接通信しない1つ以上の拡張構文解析手段
とから構成され、前記拡張構文解析手段は、前記基本構
文解析手段または他の前記拡張構文解析手段と通信し、 前記意味解析部の1つ以上の意味解析手段が、前記通信
制御手段と直接通信する基本意味解析手段と、前記通信
制御手段と直接通信しない1つ以上の拡張意味解析手段
とから構成され、前記拡張意味解析手段は、前記基本意
味解析手段または他の前記拡張意味解析手段と通信する
ことを特徴とする請求項1に記載の自然言語処理装置。 - 【請求項3】前記形態素解析手段と、前記構文解析手段
と、前記意味解析手段と、前記応答処理手段と、前記通
信制御手段とが全て独立で実行可能なモジュールとする
ことを特徴とする請求項2に記載の自然言語処理装置。 - 【請求項4】前記形態素解析部が2つ以上の互いに異な
る処理を行う前記形態素解析手段を有する場合、各々の
前記形態素解析手段が互いに相手をサブルーチンとして
利用し、前記形態素解析手段のうち1つのみが通信制御
手段と直接情報交換を行うことを特徴とする請求項3に
記載の自然言語処理装置。 - 【請求項5】前記構文解析部が、2つ以上の互いに異な
る処理を行う前記構文解析手段を有する場合、各々の前
記構文解析手段が互いに相手をサブルーチンとして利用
し、前記構文解析手段のうち1つのみが通信制御手段と
直接情報交換を行うことを特徴とする請求項3または4
に記載の自然言語処理装置。 - 【請求項6】前記意味解析部が2つ以上の互いに異なる
処理を行う前記意味解析手段を有する場合、各々の前記
意味解析手段が互いに相手をサブルーチンとして利用
し、前記意味解析手段のうち1つのみが通信制御手段と
直接情報交換を行うことを特徴とする請求項3、4また
は5に記載の自然言語処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7005878A JPH08194708A (ja) | 1995-01-18 | 1995-01-18 | 自然言語処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7005878A JPH08194708A (ja) | 1995-01-18 | 1995-01-18 | 自然言語処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08194708A true JPH08194708A (ja) | 1996-07-30 |
Family
ID=11623173
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7005878A Pending JPH08194708A (ja) | 1995-01-18 | 1995-01-18 | 自然言語処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08194708A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03266175A (ja) * | 1990-03-16 | 1991-11-27 | Mitsubishi Electric Corp | 翻訳方式 |
JPH05282356A (ja) * | 1992-03-31 | 1993-10-29 | Toshiba Corp | 文書作成装置 |
JPH06103052A (ja) * | 1992-09-21 | 1994-04-15 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 自然言語操作支援装置 |
-
1995
- 1995-01-18 JP JP7005878A patent/JPH08194708A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03266175A (ja) * | 1990-03-16 | 1991-11-27 | Mitsubishi Electric Corp | 翻訳方式 |
JPH05282356A (ja) * | 1992-03-31 | 1993-10-29 | Toshiba Corp | 文書作成装置 |
JPH06103052A (ja) * | 1992-09-21 | 1994-04-15 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 自然言語操作支援装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990105 |