JPH08194449A - プラズマディスプレイおよびその駆動方法 - Google Patents

プラズマディスプレイおよびその駆動方法

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JPH08194449A
JPH08194449A JP7020896A JP2089695A JPH08194449A JP H08194449 A JPH08194449 A JP H08194449A JP 7020896 A JP7020896 A JP 7020896A JP 2089695 A JP2089695 A JP 2089695A JP H08194449 A JPH08194449 A JP H08194449A
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JP
Japan
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discharge
display
electrode
address
pulse voltage
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Application number
JP7020896A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Mikoshiba
茂生 御子柴
Akira Kani
章 可児
Sumuto Sago
澄人 左合
Hideyuki Asai
秀之 浅井
Yoshifumi Amano
芳文 天野
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Noritake Co Ltd
Original Assignee
Noritake Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プラズマディスプレイにおけるコントラス
ト、輝度、および動作マージンを改善させる。 【構成】 AC放電維持パルス電圧を印加することによ
り情報表示のための放電、すなわち表示放電を生起せし
めるプラズマディスプレイにおいて、上記表示放電を点
灯したい放電セル内にあらかじめ表示アドレス放電を発
生せしめることにより上記AC放電維持パルス電圧を印
加すると表示放電が点灯するような状態に上記放電セル
を設定し、さらに上記表示放電を点灯したくない放電セ
ル内にあらかじめ消去アドレス放電を発生せしめること
により上記AC放電維持パルス電圧を印加しても表示放
電が点灯しないような状態に上記放電セルを設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、AC放電維持パルス電
圧を印加することにより情報表示のための放電、すなわ
ち表示放電を生起せしめるプラズマディスプレイおよび
その駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このようなプラズマディスプレイ
においては、プラズマディスプレイパネル(以下、PD
Pという)内の全セルを一括消去した後に表示アドレス
放電を発生させ、あるいはパネル内全セルを一括点灯し
た後に消去アドレス放電を発生させている。
【0003】図18は、一括消去した後に表示アドレス
放電を発生させる方法で駆動する場合の駆動波形を例示
する波形図である。この駆動波形は、水平方向に配置さ
れたX維持電極、やはり水平Y方向に配置されたY維持
電極、ならびに垂直方向に配置されたアドレス電極を有
するいわゆる図7に示した3電極AC型PDPを駆動す
るものである。この駆動波形は図18に示されるよう
に、1サブフィールドがアドレス期間と放電維持期間と
で構成され、アドレス期間はステップ1〜4の期間によ
り構成されている。そしてこの駆動波形によれば、ステ
ップ1〜3においてはそれぞれ、消去パルス、点灯パル
ス、および消去パルスをすべてのX維持電極およびY維
持電極間に印加して、パネル全面に対する一括消去、一
括点灯、および一括消去を行う。このように一括消去、
一括点灯を繰り返すのは、全画素における壁電荷の状態
を均一にして、次のステップ4における表示アドレス放
電を安定化させるためである。ステップ4においては、
アドレス電極にアドレスパルスを印加するとともにY維
持電極に走査パルスを印加して表示アドレス放電を行
い、表示したい画素のアドレスを選択する。そして放電
維持期間において、X維持電極およびY維持電極に放電
維持パルスを印加することにより表示放電を行い、選択
されたアドレスの表示セルを点灯させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来技術によれば、ステップ1〜3において一括消
去および一括点灯を繰り返すため、これがコントラスト
を低下させるという問題がある。また、選択放電を安定
化させるためのステップ1〜3の期間が長く、これが放
電維持期間を短縮し、輝度を低下させるという問題もあ
る。また、図18の駆動波形の場合のように、一括消去
後に表示アドレス放電を行う場合は、壁電荷が周囲にも
拡散し、放電セル間のクロストークを生じるため、これ
がPDPの動作マージンを小さくしているという問題も
ある。
【0005】本発明の目的は、このような従来技術の問
題点に鑑み、プラズマディスプレイにおけるコントラス
ト、輝度、および動作マージンを改善させることにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明では、AC放電維持パルス電圧を印加することに
より情報表示のための放電、すなわち表示放電を生起せ
しめるプラズマディスプレイにおいて、上記表示放電を
点灯したい放電セル内にあらかじめ表示アドレス放電を
発生せしめることにより、上記AC放電維持パルス電圧
を印加すると表示放電が点灯するような状態に上記放電
セルを設定し、さらに上記表示放電を点灯したくない放
電セル内にあらかじめ消去アドレス放電を発生せしめる
ことにより上記AC放電維持パルス電圧を印加しても表
示放電が点灯しないような状態に上記放電セルを設定す
るようにしている。
【0007】
【作用】この構成において、表示放電を点灯したい放電
セル内に予め表示アドレス放電を発生させると、その放
電セルにAC放電維持パルス電圧を印加した場合に表示
放電が点灯するように、その放電セル内の壁面上に壁電
荷が蓄積される。また、表示放電を点灯したくない放電
セル内にあらかじめ消去アドレス放電を発生させると、
その放電セルにAC放電維持パルス電圧を印加した場合
に表示放電が点灯しないように、その放電セル内の壁面
上に壁電荷が蓄積される。したがって、このような表示
アドレス放電または消去アドレス放電を行った後にAC
放電維持パルス電圧を印加すると、あらかじめ表示アド
レス放電を行った放電セルには表示放電が点灯し、あら
かじめ消去アドレス放電を行った放電セルには表示放電
が点灯しない。
【0008】これによれば、従来のような全セルの一括
消去や一括点灯が不要であるため、表示画像のコントラ
ストが向上する。また、従来のようなアドレス放電を安
定して行うための一括消去および一括点灯の繰返し期間
が不要であるため、その分、表示放電期間が長くなり輝
度が向上する。
【0009】また、表示アドレス放電を消去アドレス放
電より先に発生させることにより、表示アドレス放電に
よる周囲の放電セルへのクロストークが防止される。表
示アドレス放電は強いため周囲の放電セルへも壁電荷が
拡散されるが、消去アドレス放電は弱いため周囲の放電
セルへの壁電荷の拡散が小さいからである。したがっ
て、PDPの駆動マージンが広がる。以下、図面を用い
て本発明の実施例を説明する。
【0010】
【実施例】
[実施例1]図9は本発明の第1の実施例に係るプラズ
マディスプレイにおけるAC/DCハイブリッド型プラ
ズマディスプレイパネル(以下、AC/DC−PDPと
いう)の部分的な斜視図である。同図において、1は背
面ガラス、2は背面ガラス1上に形成された平面厚膜A
C電極、3はAC電極2上を覆う誘電体層、4は誘電体
層3上においてX方向に形成された水平方向に走るカソ
ード電極(DC電極)、5はさらにその上に形成された
メッシュ状のAC電極、6はAC電極5を覆う誘電体
層、7は前面ガラス板、8は前面ガラス板7の下面にお
いてY方向に設けられた垂直方向に走るアノード電極
(DC電極)、9は前面ガラス板7の下面においてAC
電極5のメッシュ形状の開口部分に対応させて形成され
た蛍光体である。誘電体層3および6はMgO層で覆わ
れていてもよい。
【0011】AC電極5は、たとえばバリヤーリブと電
極を兼ねるメッシュ状の426合金の板で構成され、各
メッシュ開口部分が放電セルとなっている。AC電極2
はたとえば厚膜印刷により形成される。いずれのAC電
極も誘電体層およびMgO薄膜で覆われているが、リー
ド線はそれぞれ1本である。任意の放電セルをAC電極
で選択することはできないため、XYマトリクス状に設
けたDC電極すなわち電極4および8により、任意の放
電セルを選択するようになっている。
【0012】PDP内に発生するAC放電には壁電荷が
重要な役割を果すが、本実施例のようなAC/DC−P
DPでは、DC放電で壁電荷を生成し、AC放電で表示
を行う。このため、この2つの機能が分離されており壁
電荷の効果を容易に測定することができる。この測定の
結果、壁電荷の蓄積および拡散にはDC放電期間にAC
電極に印加する(直流)電位差が重要な役割を果たすこ
とが確認できている。あらかじめAC電極2、および5
間に直流電位差を与えておくと、その値に依存した量の
壁電荷がDC放電により蓄積される。その後AC電極
2、および5間に交流電圧を印加すると、そのセルでA
Cサステイン放電が発生する。
【0013】次に、本発明による方法で図9のAC/D
C−PDPを駆動させて種々の測定を行なった結果に基
き、DC放電によるAC放電の制御作用について説明す
る。放電セルの寸法は縦3.3mm×横0.9mm×高
さ0.46mm、セルピッチは縦3.6mm×横1.2
mmであり、放電セルにはHe−Xe(0.2%)を1
3kPa(100Torr)封入する。
【0014】図12は、消灯したいセル(点灯したくな
いセル)の周囲に点灯したいセルを配置し、点灯したい
セルのみのDC電極に電圧を印加して表示アドレス放電
を生起させ、両種セルのACサステイン放電開始電圧を
測定した結果を示すグラフである。このDC放電期間
中、AC電極には前述の直流電圧を印加する。この値が
図の横軸である。DCパルス電圧は240V、幅は20
0μsである。消去アドレス放電は、生起させていな
い。また図にはDC電圧OVのときの、セルの放電開始
電圧も比較のため記入してある。図12より、点灯した
いセルのACサスティン放電開始電圧はDC放電により
大幅に低下し、これよりAC放電制御が可能であること
が分かる。しかし、DC放電が発生しない、消灯したい
セルのAC放電開始電圧も大幅に低下する結果となっ
た。これはメッシュ状AC電極5と平面厚膜AC電極2
の間の隙間を通して、点灯したいセルの壁電荷が隣接セ
ルに拡散したためと考えられる。DC電圧が0VでもA
C電極電位差が180V以上になるとACサステイン放
電開始電圧の大幅な低下が見られるが、これはAC電極
電位差による放電が起こるためと考えられる。また、A
C電極間電位差が低い場合は動作マージン(点灯したい
セルが消灯したいセルよりも、低いACサスティン放電
開始電圧となりACサステイン放電が制御可能となる範
囲)が存在するが、AC電極電位差が大きくなるとマー
ジンは消滅する。図12によれば、AC電極電位差が1
00V以上になると、マージンは消滅する。また、図に
は示されていないが100V以下でも点灯したいセルが
消灯したいセルに囲まれる等の様々な条件下では、壁電
荷のセル間のクロストークでマージンが狭くなる。した
がって消去アドレス放電が無いと、パネルの正常動作は
困難である。
【0015】次に、図9のAC/DC−PDPに適用で
きるDC表示アドレス−消去アドレス放電方式について
説明する。非選択セル、あるいは半選択セルにACサス
テイン放電を発生させないためには、前フィールドの残
留壁電荷、あるいは隣接セルのDCアドレス放電からの
拡散壁電荷を消去する必要がある。AC電極の壁電荷消
去方式には、幅の狭いサステインパルスを印加するAC
消去放電方式と、次に述べる、AC電極に電位差を与え
ずに、DC放電を印加するDC消去アドレス放電方式が
ある。消灯したいセルのAC電極上の余分な壁電荷を消
去するには、DC表示アドレス放電の後にDC消去アド
レス放電を行えばよい。これをDC表示アドレス−消去
アドレス放電方式と呼ぶことにする。
【0016】図6はこの方式による駆動波形を示す。1
サブフィールドは表示アドレス期間(AC電極に電位差
を与える)、消去アドレス期間(AC電極を同電位とす
る)、および放電維持期間(ACサステイン期間)に分
けられる。図6はその挿入図に示すように、斜線を施し
た部分の表示セルを点灯したいセルとし、他のセルを消
灯したいセルとした場合の各電極に印加するパルスを示
す。カソード電極4(K1,K2,K3)には点灯した
いセルのデータに関わらず走査パルスを常に印加する。
これに対してアノード電極8(A1,A2,A3)には
表示アドレス期間において点灯したいセル、消去アドレ
ス期間において消灯したいセルのデータ(点灯したいセ
ルのデータを逆転したもの)をそれぞれ表示アドレスパ
ルスHおよび消去アドレスパルスEとして電極K1,K
2,K3の走査パルスと同期させて印加する。表示アド
レス期間と消去アドレス期間のアノード印加パルスのデ
ータはネガとポジの関係になるのが特徴である。
【0017】図10はこのような表示アドレスパルスお
よび消去アドレスパルスを発生する回路の構成を示すブ
ロック回路図の1例である。図中、104は入力信号を
表示アドレス期間と同じだけ遅延させて出力する遅延回
路、112は表示アドレスパルスの幅に対応する幅を有
するパルスを走査パルスに同期させてアンドゲート10
3に出力するパルス発生回路、113は消去アドレスパ
ルスの幅に対応する幅を有するパルスを走査パルスに同
期させてアンドゲート106に出力するパルス発生回路
である。同図に示すように、入力画像信号は、シフトレ
ジスタ101を介して各アノード電極8に振り分けられ
るが、そのうち、例えば1番目の電極A1に対するもの
は、アンドゲート103および遅延回路104に入力さ
れる。遅延回路104が出力する遅延信号は反転回路1
05を経てアンドゲート106に入力される。そしてア
ンドゲート103および106の出力はオアゲート10
8を経て加えられ、高圧駆動回路109を経てプラズマ
ディスプレイパネル115の電極A1に、表示アドレス
パルスおよび消去アドレスパルスとして供給される。
【0018】図9のAC/DC−PDPにおいて点灯し
たいセルを消灯したいセルで囲み、DC表示アドレス−
消去アドレス放電方式で駆動したところ、点灯した隣接
セルからの壁電荷拡散のために消灯したいセルのACサ
ステイン放電開始電圧は低下するが、この消去アドレス
放電により再び上昇し、動作マージンが確保された。消
灯したいセルのACサステイン放電開始電圧の上昇分
を、DC電圧0Vの場合を基準にとり図13に示す。な
おDC消去アドレスパルスとDC表示アドレスパルスは
同電圧、パルス幅はそれぞれ200、100μsであ
る。また、消去アドレス期間中のAC電極間電位差は0
Vである。図13より、DC電圧が220V以上であれ
ば、拡散壁電荷は十分消去されることが分かる。
【0019】図14は実際にDC表示アドレス−消去ア
ドレス放電方式を用いた際の、ACサステイン電圧マー
ジンを測定した結果を示す。縦軸は消灯したいセルおよ
び点灯したいセルのACサステイン放電開始電圧の差で
ある。DC電圧が220V以上であれば、AC電極電位
差を適当な値に選ぶことにより安定した駆動が可能にな
る。
【0020】次に、DC放電による壁電荷の生成とAC
放電制御機能について説明する。点灯したいセルのAC
およびDC直流電圧と、DC放電電流ピーク値の関係を
図15に示す。DC放電パルス幅は200μsとした。
DC放電電流ピーク値は、AC電極電位差の上昇に伴い
増加している。これは放電空間内の電界は、DC電極お
よびAC電極の印加電圧に影響されるためである。
【0021】図14よりサステイン電圧マージンは、D
C電圧が240Vの場合に、表示アドレス期間のAC電
極電位差が100V以上で飽和し、DC電圧が260V
ではAC電極電位差が20V以上で飽和する。しかしD
C電圧が220Vでは飽和しない。これらの値を図15
と照らし合わせると、DC放電電流ピーク値が0.26
mA以上になると、ACサステイン電圧マージンが飽和
することになる。またDC放電電流ピーク値が0.20
mA以下になるとマージンは負の値になる。
【0022】測定に用いた放電セルの、AC電極面積の
うちDC放電に接している部分は非常に小さく、DC放
電経路外の部分が大勢を占める。このため、DC放電と
AC電極との間は高インピーダンスとなる。ゆえにDC
放電電流ピーク値が高い場合にはDC電極近傍には十分
な空間電荷が存在するが、AC電極には、その電位に無
関係に電子温度で定まる浮遊電位以上には壁電荷が蓄積
しない。また、DC放電電流ピーク値が小さい場合に
は、十分な空間電荷が無いため、壁電荷蓄積量は少な
い。なお後述のように壁電荷蓄積に要する時間はAC電
極電位差が大きい程短い。
【0023】図16にDC表示アドレスおよび消去アド
レス放電パルス幅を5μsから300μsまで変化させ
た場合の、点灯したいセルのACサステイン放電開始電
圧を示す。DC電圧は240Vであり、点灯したいセル
の周囲には消灯したいセルを配置した。DCアドレスパ
ルス幅が狭い場合はDC放電電荷量も少ないため、AC
サステイン放電開始電圧は高い。しかし、表示アドレス
期間中のAC電極の電位差が160V以上になると、測
定した範囲内ではDCアドレスパルス幅に無関係になっ
ている。また、DCアドレスパルス幅が100μs以上
になると、表示アドレス放電期間のAC電極電位差が低
くても、ACサステイン放電開始電圧は低い。図より、
ACサステイン放電開始電圧の変化は、DCアドレス放
電パルス幅と表示アドレス期間のAC電極電位差に依存
することが分かる。
【0024】次に、表示アドレス期間中のAC電極電位
差の影響について述べる。DC放電パルス幅が300μ
sの場合に、ACサステイン放電開始電圧は表示アドレ
ス期間中のAC電極電位差と無関係に低い値をとる。し
かし、DC放電パルス幅が5μsの場合には、表示アド
レス期間中のAC電極電位差の上昇にともない、ACサ
ステイン放電開始電圧は低下する。このため、表示アド
レス期間中のAC電極電位差は放電空間中の総電荷をA
C電極に蓄積する割合を決定するが、壁電荷の蓄積量を
決定はしないということが言える。換言するとDC放電
電流値が低くても、表示アドレス期間のAC電極の電位
差が高ければ壁電荷は多くなる。逆にDC放電電流値が
大きければ、表示アドレス期間のAC電極の電位差が低
くとも壁電荷量は多くなると考えられる。
【0025】図17は1サブフィールド内のDC表示ア
ドレス期間と消去アドレス期間を等しく保ち、消灯した
いセルおよび点灯したいセルに対するACサステイン放
電開始電圧の差を測定した結果である。表示および消去
アドレスパルス幅はそれぞれ200、100μsとし
た。AC電極に電位差を与える時間は3ms、すなわち
DC表示パルス幅の15倍までの範囲では長い方が効果
的である。アドレス期間がそれ以上になるとAC電極電
位差が低い時にマージンが減少する。これより、AC電
極上の一部に多量の壁電荷が蓄積するよりも、少量でも
全体に蓄積している方が、ACサステイン放電開始電圧
は低い値になると考えることができる。すなわち、DC
放電により発生した電荷はまずカソード電極近傍の誘電
体表面に集中して蓄積されるが、放電セル全体では壁電
荷蓄積面積は小さいためACサステイン放電開始電圧は
あまり下がらない。AC電極に電位差があれば壁電荷の
移動が容易になるが、AC電極全面に壁電荷が拡散する
にはある程度の時間が必要であるため、時間とともにA
Cサステイン放電開始電圧は低下する。一方、AC電極
に電位差を与える時間が長すぎると、壁電荷の多くが隣
接セルに移動するため、ACサステイン放電開始電圧は
逆に小さくなる。
【0026】次に、中間調表示のためのパルス印加方法
について説明する。中間調表示を行うために多く用いら
れているアドレス−サステイン期間分離サブフィールド
方式では、全面同時書き込み、壁電荷反転サステイン、
消去アドレス、表示サステインが1組になり1サブフィ
ールドを形成している。アドレス期間とサステイン期間
が分離されているため、サステインパルス周期を自由に
選択することが可能である。例えば、HDTV方式で2
56階調を表示するためには、飛び越し走査もしくは上
下2分割走査方法を用い、1階調分のサステインを4周
期とした場合に、アドレス周期は2.7μs、サステイ
ン周期は5.4μs、サステイン周波数は185kHz
となる。また、アドレス期間は11.4ms、サステイ
ン期間は5.3msであり、1フィールド中の32%し
か使用できない。さらにNTSC方式ではアドレス周期
は4.0μs、サステイン周期は8.0μs、サステイ
ン周波数は124kHzとなる。また、アドレス期間は
8.5ms、サステイン期間は8.2msとなり、1フ
ィールド中の約50%が表示発光に使用される。
【0027】AC/DC−PDPでは構造的にアドレス
放電とサステイン放電は分離されており、サステイン周
波数に制限はない。このため、アドレス−サステイン期
間分離サブフィールド方式が適している。また、DCア
ドレスパルス幅が狭まれば、ACサステイン放電時間が
増加する。HDTV方式で256階調を表示するために
は、先程と同様に飛び出し走査もしくは上下2分割走査
方法を用い、1階調分のサステインを4周期とした場合
に、DC表示アドレスと消去アドレスのパルス幅を共に
1μsとすると、アドレス期間は8.3ms、サステイ
ン期間は8.4msとなり1フィールドの約50%を表
示発光に用いることができる。NTSC方式ではアドレ
ス期間は4.0ms、サステイン期間は12.7msと
なり1フィールド中の約76%を表示発光に用いること
ができる。以上のことから、AC/DC−PDPは、D
C表示アドレス−消去アドレス放電方式を用いること
で、サステイン期間の約1.5倍の延長が可能になる。
【0028】従来のアドレス−サステイン期間分離サブ
フィールド方式を用いたAC型PDPの消灯したいセル
の発光では、例えば全面書き込みパルスを1周期、壁電
荷反転サステインパルスを4周期、消去アドレスパルス
を半周期印加し、これを8サブフィールド分繰り返す場
合、合計88回の放電が必要になる。この放電による発
光はパネルのバックグランド光となる。これに対して、
本実施例のAC/DC−PDPに対して消灯したいセル
に印加されるパルスは、消去アドレス放電のための1回
のみで壁電荷を安定させ、これを8サブフィールド分繰
り返すために8回の放電になる。これより、放電回数が
10分の1に減少し、コントラスト比の上昇が見込める
ことになる。
【0029】本実施例のようにDCアドレス放電による
壁電荷消去方法を用いることにより消灯したいセルのA
Cサステイン放電開始電圧が上昇し、ACサステイン放
電制御が容易になる。また消灯したいセルの放電回数
は、通常のAC型PDPを駆動する場合、全面書き込
み、壁電荷反転サステイン、消去アドレスを用い88回
の放電が必要であるのに対し、AC/DC−PDPはD
C消去アドレスの1回のみで壁電荷を安定させるため、
放電回数が10分の1に減少しコントラスト比の上昇と
なり、またサステイン期間の約1.5倍の延長の可能性
が見込めることになる。 [実施例2]図1は本発明の第2の実施例に係るプラズ
マディスプレイパネルの駆動波形を示す波形図である。
また、図7はこの駆動波形で駆動することができる3電
極AC型PDPを示す斜視図である。図7において、7
6は前面ガラス板、71aおよび71bは前面ガラス板
6上に平行に設けられた電極であって、それら電極の間
に気体を介してAC放電を生じさせるAC電極、74は
電極1aおよび1bを覆う誘電体層、75は誘電体層7
4を保護するMgO等の保護層、73は背面ガラス、7
1cは背面ガラス73上に形成したアドレス選択用の電
極、78は各電極71c間に設けた隔壁、77は隔壁7
8により区画された各電極71c上に配置した赤色
(R)、緑色(G)、青色(B)発光蛍光体である。電
極71aおよび71bと電極71cとは相互に直交する
ように配置されており、電極71aは選択用の電極とし
て兼用され、電極71bはACサステイン放電専用に用
いられる。
【0030】図1の駆動波形は、1サブフィールドが表
示アドレス期間、消去アドレス期間および放電維持期間
(ACサステイン期間)に分けられている。表示アドレ
ス期間においては、プラズマディスプレイ115中の各
電極71a(S1,S2,S3)に走査パルスを順次印
加するとともに、これに同期させて、各電極71c(A
1,A2,A3)に表示アドレスパルスを印加すること
により、表示放電を点灯したい放電セル内に表示アドレ
ス放電を発生させる。これにより、表示アドレス放電が
行われた放電セル(図の斜線を施したセル)の壁面上に
は、AC放電維持パルス電圧を印加すると表示放電が点
灯するように、壁電荷が蓄積される。消去アドレス期間
においては、同様に電極71aに走査パルスを印加する
とともに、電極71cには消去アドレスパルスを印加す
ることにより、表示放電を点灯したくない放電セル(す
なわち直前の表示アドレス期間において表示アドレス放
電を生起させなかったセル)内に消去アドレス放電を発
生させる。これにより、消去アドレス放電が行われた放
電セル(図の斜線を施していないセル)の壁面上には、
AC放電維持パルス電圧を印加しても表示放電が点灯し
ないように、壁電荷が蓄積される。そして、放電維持期
間においてはすべての電極71aとすべての電極71b
とに交互にAC放電維持パルスを印加して表示放電を行
う。このとき、表示アドレス放電が行われた放電セルの
みACサステイン放電が生じる。
【0031】この駆動波形における表示アドレスパルス
と消去アドレスパルスを発生する回路としては、図10
のものを用いることができる。 [実施例3]図2は本発明の第3の実施例に係るプラズ
マディスプレイパネルの駆動波形を示す波形図である。
この駆動波形も図7の3電極AC型PDPに適用できる
ものである。この駆動波形は1サブフィールドが表示/
消去アドレス期間と放電維持期間とからなり、表示/消
去アドレス期間において表示アドレスパルスと消去アド
レスパルスとを同時に印加するものである。すなわち、
1つの走査パルスに同期して表示アドレスパルスと消去
アドレスパルスとが同時に印加される。これによれば、
表示および消去アドレス放電をより短期間で行うことが
でき、その分、放電維持期間をより多くとることができ
る。
【0032】図11はこの駆動波形における表示アドレ
スパルスと消去アドレスパルスを発生する回路の構成を
示すブロック回路図である。図中、111はシフトレジ
スタ101からの入力信号に基きオンまたはオフの2値
信号をアンドゲート103および106に出力するBC
D−バイナリ変換器であり、点灯データについては、ア
ンドゲート103にオン信号を、消去データについては
アンドゲート106にオン信号を同時に出力するもので
ある。他の構成は図10の回路と同様である。したがっ
て、走査パルスに同期して表示アドレスパルスまたは消
去アドレスパルスが順次連続的に供給される。 [実施例4]図3は本発明の第4の実施例に係るプラズ
マディスプレイパネルの駆動波形を示す波形図である。
この駆動波形も図7の3電極AC型PDPに適用できる
ものである。この駆動波形は表示/消去アドレス期間と
放電維持期間とが混在している。電極71a(S1,S
2,S3)に走査パルスPを順次印加し、これに同期さ
せて表示アドレスパルスと消去アドレスパルスとを同時
に印加する点で実施例3のものと共通するが、各走査パ
ルスPの印加後(例えば電極S1に印加した後)にその
走査パルスを印加した以外の電極71a(例えばS2お
よびS3)および対応する電極71b(例えばM2,M
3)に放電維持パルスを印加して対応する表示セルに表
示放電を発生させるようにしている点で実施例3のもの
と相違する。
【0033】この駆動波形における表示アドレスパルス
と消去アドレスパルスを発生する回路としては、図11
のものを用いることができる。 [実施例5]図4は本発明の第5の実施例に係るプラズ
マディスプレイパネルの駆動波形を示す波形図である。
この駆動波形も図7の3電極AC型PDPに適用できる
ものである。この駆動波形は電極71a(S1,S2,
S3)に順次印加する各走査パルスを2つの走査パルス
P1およびP2に分離し、先に印加される走査パルスP
1に同期させて表示アドレスパルスを印加し、後に印加
される走査パルスP2に同期させて消去アドレスパルス
を印加するようにした点で実施例4のものと異なり、各
走査パルスを印加する以外の電極71aおよび対応する
電極71bに放電維持パルスを印加して対応する表示セ
ルに表示放電を発生させるようにしている点で実施例4
のものと共通する。
【0034】この駆動波形における表示アドレスパルス
と消去アドレスパルスを発生する回路としては、図10
のものを用いることができる。ただし、遅延回路104
における遅延期間は、走査パルスP1とP2とのタイミ
ング差に相当する。 [実施例6]図5は本発明の第6の実施例に係るプラズ
マディスプレイパネルの駆動波形を示す波形図である。
この駆動波形は図8の2電極AC型PDPに適用できる
ものである。図8において、83は背面ガラス板、81
aは背面ガラス板83上に設けられたAC電極、86は
前面ガラス板、81bは前面ガラス板86上にAC電極
81aと交差するように設けられたAC電極、85はA
C電極81aおよび81bを覆う誘電体層およびMgO
等の保護層、87はシール用ガラスである。
【0035】図5の駆動波形は、表示/消去アドレス期
間に放電維持期間を混在させている。各電極81a(S
1,S2,S3)に走査パルスPを順次印加し、これに
同期させて表示アドレスパルスと消去アドレスパルスと
を同時に印加するが、各走査パルスの印加後(例えば電
極S1に印加した後)に、すべての電極81aとすべて
の電極81bに放電維持パルスを印加するようにしてい
る。
【0036】この駆動波形における表示アドレスパルス
と消去アドレスパルスを発生する回路としては、図11
のものを用いることができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、表
示したい表示セルについては表示アドレス放電を行いか
つ消去したい放電セルについては消去アドレス放電を行
った後にAC放電維持パルス電圧を印加するようにした
ため、従来のような全セルの一括消去や一括点灯を不要
とし、表示画像のコントラストを向上させることができ
る。
【0038】また、従来のようなアドレス放電を安定し
て行うための一括消去および一括点灯の繰返し期間を不
要とし、その分、表示放電期間を長くし、輝度を向上さ
せることができる。
【0039】また、表示アドレス放電を消去アドレス放
電より先に発生させることにより、表示アドレス放電に
よる周囲の放電セルへのクロストークを防止し、動作マ
ージンを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第2の実施例に係るプラズマディス
プレイパネルの駆動波形を示す波形図である。
【図2】 本発明の第3の実施例に係るプラズマディス
プレイパネルの駆動波形を示す波形図である。
【図3】 本発明の第4の実施例に係るプラズマディス
プレイパネルの駆動波形を示す波形図である。
【図4】 本発明の第5の実施例に係るプラズマディス
プレイパネルの駆動波形を示す波形図である。
【図5】 本発明の第6の実施例に係るプラズマディス
プレイパネルの駆動波形を示す波形図である。
【図6】 図9のPDPに適用できる駆動波形を示す波
形図である。
【図7】 図1〜4の駆動波形が適用できる3電極AC
型PDPを示す斜視図である。
【図8】 図5の駆動波形が適用できる2電極AC型P
DPを示す斜視図である。
【図9】 本発明の第1の実施例に係るプラズマディス
プレイにおけるAC/DCハイブリッド型プラズマディ
スプレイパネルの部分的な斜視図である。
【図10】 図1、4、6の駆動波形における表示アド
レスパルスおよび消去アドレスパルスを発生する回路の
構成を示すブロック回路図である。
【図11】 図2、3、5の駆動波形における表示アド
レスパルスおよび消去アドレスパルスを発生する回路の
構成を示すブロック回路図である。
【図12】 図9のPDPにおいて消灯したいセルの周
囲に点灯したいセルを配置し、点灯したいセルのみのD
C電極に電圧を印加し、両種セルのACサステイン放電
開始電圧を測定した結果を示すグラフである。
【図13】図9のPDPにおいて消灯したいセルのAC
サステイン放電開始電圧の上昇分を示すグラフである。
【図14】 図9のPDPにおいて実際にDC表示アド
レス−消去アドレス放電方式を用いた際の、ACサステ
イン電圧マージンを測定した結果を示すグラフである。
【図15】 図9のPDPにおいて点灯したいセルのA
CおよびDC電極に印加する直流電圧と、DC放電電流
ピーク値の関係を示すグラフである。
【図16】 図9のPDPにおいて点灯したいセルのA
C電極に印加する直流電圧と、DC放電パルス幅と、A
Cサステイン放電開始電圧の関係を示すグラフである。
【図17】 図9のPDPにおいて表示アドレス期間お
よび消去アドレス放電期間を変化させた場合の、消灯し
たいセルと点灯したいセルのACサステイン放電開始電
圧の差を示すグラフである。
【図18】 一括消去した後に表示アドレス放電を発生
させる方法で駆動する従来の駆動波形を例示する波形図
である。
【符号の説明】
1:背面ガラス、2,71a,71b:AC電極、3:
誘電体層、4:カソード電極(DC電極)、5,81
a,81b:AC電極、6,74:誘電体層、7,7
6,86:前面ガラス板、8:アノード電極(DC電
極)、9,77:蛍光体、75,85:保護層、73:
背面ガラス、71c:電極、78:隔壁、83:背面ガ
ラス板、87:シール用ガラス、102:幅広パルス発
生回路、101:シフトレジスタ、104:遅延回路、
105:反転回路、103,106:アンドゲート、1
07:幅狭パルス発生回路、108:オアゲート、10
9:高圧駆動回路、112,113:パルス発生回路、
111:BCD−バイナリー変換回路、115:プラズ
マディスプレイパネル。
フロントページの続き (72)発明者 左合 澄人 愛知県名古屋市西区則武新町三丁目1番36 号株式会社ノリタケカンパニーリミテド内 (72)発明者 浅井 秀之 愛知県名古屋市西区則武新町三丁目1番36 号株式会社ノリタケカンパニーリミテド内 (72)発明者 天野 芳文 神奈川県鎌倉市小町2−19−14

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 AC放電維持パルス電圧を印加すること
    により情報表示のための放電、すなわち表示放電を生起
    せしめるプラズマディスプレイにおいて、上記表示放電
    を点灯したい放電セル内にあらかじめ表示アドレス放電
    を発生せしめることにより上記AC放電維持パルス電圧
    を印加すると表示放電が点灯するような状態に上記放電
    セルを設定し、さらに上記表示放電を点灯したくない放
    電セル内にあらかじめ消去アドレス放電を発生せしめる
    ことにより上記AC放電維持パルス電圧を印加しても表
    示放電が点灯しないような状態に上記放電セルを設定す
    るアドレス放電発生手段を具備することを特徴とするプ
    ラズマディスプレイ。
  2. 【請求項2】 アドレス放電発生手段は、表示アドレス
    放電を消去アドレス放電より先に発生せしめるものであ
    ることを特徴とする請求項1記載のプラズマディスプレ
    イ。
  3. 【請求項3】 前記表示放電を発生させるための第1お
    よび第2の電極、ならびに第1電極との間で前記表示ア
    ドレス放電および消去アドレス放電を生じさせるための
    第3の電極を備え、アドレス放電発生手段は第1あるい
    は第3電極に対して走査パルス電圧を印加するととも
    に、各走査パルス電圧の印加に同期させて第3あるいは
    第1電極に対して表示アドレス放電および消去アドレス
    放電を行うための信号パルス電圧をほぼ同時に印加する
    ものであることを特徴とする請求項1記載のプラズマデ
    ィスプレイ。
  4. 【請求項4】 前記表示放電を発生させるための第1お
    よび第2の電極、ならびに第1電極との間で前記表示ア
    ドレス放電および消去アドレス放電を生じさせるための
    第3の電極を備え、前記表示アドレス放電または消去ア
    ドレス放電を生じさせるための、各走査パルスの間にお
    いても前記AC放電維持パルス電圧を第1および第2の
    電極に印加して表示放電を発生させるものであることを
    特徴とする請求項1または3記載のプラズマディスプレ
    イ。
  5. 【請求項5】 前記表示放電を発生させるための相互に
    交差する第1および第2の電極を備え、アドレス放電発
    生手段は第1電極に対して走査パルス電圧を印加すると
    ともに、各走査パルス電圧の印加に同期させて第2電極
    に対して表示アドレス放電および消去アドレス放電を行
    うための信号パルス電圧をほぼ同時に印加し、かつ各走
    査パルスの間においても前記AC放電維持パルス電圧を
    第1および第2の電極に印加して表示放電を発生させる
    ものであることを特徴とする請求項1記載のプラズマデ
    ィスプレイ。
  6. 【請求項6】 前記表示放電を発生させるための第1お
    よび第2の電極、ならびに前記表示アドレス放電および
    消去アドレス放電を生じさせるための相互に交差する第
    3および第4の電極を備えたことを特徴とする請求項1
    または2記載のプラズマディスプレイ。
  7. 【請求項7】 AC放電維持パルス電圧を印加すること
    により情報表示のための放電、すなわち表示放電を生起
    せしめるプラズマディスプレイの駆動方法において、上
    記表示放電を点灯したい放電セル内にあらかじめ表示ア
    ドレス放電を発生せしめることにより上記AC放電維持
    パルス電圧を印加すると表示放電が点灯するような状態
    に上記放電セルを設定し、さらに上記表示放電を点灯し
    たくない放電セル内にあらかじめ消去アドレス放電を発
    生せしめることにより上記AC放電維持パルス電圧を印
    加しても表示放電が点灯しないような状態に上記放電セ
    ルを設定することを特徴とするプラズマディスプレイパ
    ネルの駆動方法。
  8. 【請求項8】 AC放電維持パルス電圧を印加すること
    により情報表示のための放電、すなわち表示放電を生起
    せしめるプラズマディスプレイの駆動方法において、上
    記表示放電を点灯したい放電セル内にあらかじめ表示ア
    ドレス放電を発生せしめることにより上記AC放電維持
    パルス電圧を印加すると表示放電が点灯するように上記
    放電セル内壁面上に壁電荷を蓄積し、さらに上記表示放
    電を点灯したくない放電セル内にあらかじめ消去アドレ
    ス放電を発生せしめることにより上記AC放電維持パル
    ス電圧を印加しても表示放電が点灯しないように上記放
    電セル内壁面上に壁電荷を蓄積することを特徴とするプ
    ラズマディスプレイパネルの駆動方法。
  9. 【請求項9】 表示アドレス放電を消去アドレス放電よ
    り先に発生せしめることを特徴とする請求項7または8
    記載のプラズマディスプレイパネルの駆動方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998012728A1 (en) * 1996-09-18 1998-03-26 Technology Trade And Transfer Corporation Plasma display discharge tube and method for driving the same
JP2003108063A (ja) * 2001-09-26 2003-04-11 Nec Corp プラズマディスプレイパネルの駆動方法

Cited By (3)

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WO1998012728A1 (en) * 1996-09-18 1998-03-26 Technology Trade And Transfer Corporation Plasma display discharge tube and method for driving the same
US6900780B1 (en) 1996-09-18 2005-05-31 Technology Trade And Transfer Corporation Plasma display discharge tube and method for driving the same
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