JPH0819418A - 毛髪化粧料塗布用具 - Google Patents

毛髪化粧料塗布用具

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JPH0819418A
JPH0819418A JP15457794A JP15457794A JPH0819418A JP H0819418 A JPH0819418 A JP H0819418A JP 15457794 A JP15457794 A JP 15457794A JP 15457794 A JP15457794 A JP 15457794A JP H0819418 A JPH0819418 A JP H0819418A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 毛髪化粧料が櫛部本体から飛散することがな
く、毛髪化粧料が櫛部本体の基台上に均一に分散する使
用性に優れた毛髪化粧料塗布用具を提供する。 【構成】 毛髪化粧料を収容した容器10の噴出口部1
1に着脱自在に取り付けられる櫛部本体20を備え、該
櫛部本体20の基台21に複数本の櫛歯23、23…を
立設し、前記櫛部本体20内には前記噴出口部11に連
通する毛髪化粧料導入路24を設けると共に、該毛髪化
粧料導入路24から前記基台21面に連通する複数の毛
髪化粧料吐出孔25、25…を設けた毛髪化粧料塗布用
具Aにおいて、前記各毛髪化粧料吐出孔25、25…の
上部には毛髪化粧料の飛散を防止する飛散防止体27を
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液状、ムース状の整髪
料や毛染め料等の毛髪化粧料を収容した容器の噴出口部
に着脱自在に取り付けられる櫛部本体を備えた毛髪化粧
料塗布用具に関する。
【0002】
【従来の技術】このような毛髪化粧料塗布用具は、従来
より数多く案出されており、例えば、図22に示すよう
に、ムース状の整髪料や毛染め料等の毛髪化粧料を収容
した容器1の噴出口部に着脱自在に取り付けられる櫛部
本体2を備えてなるものであり、該櫛部本体2の基台2
aに多数の櫛歯3、3…が立設され、基台2aに直接容
器1内に収容される毛髪化粧料を吐出する吐出孔4、4
…を設けたものが知られている(実開昭62−1090
02号公報等)。しかしながら、この毛髪化粧料塗布用
具は、各吐出孔4が櫛部本体2の基台2aの外部にでて
おり、特に、ムース状の毛髪化粧料に発泡性がある場合
は、櫛部本体2外への毛髪化粧料の飛散を防止すること
ができなかった。たとえ、ムース状の毛髪化粧料が吐出
孔4の上に滞留していても発泡しながら吐出孔4より吐
出する毛髪化粧料は、このムース状の泡をつき抜け櫛部
本体2外へ飛散してしまい、毛髪化粧料が櫛歯3の基台
2a面上に均一に供給されないという問題点があった。
【0003】このような問題点を解決した毛髪化粧料塗
布用具5としては、図23に示すように、ブラシ部5a
と、該ブラシ部5aと一体化した毛髪化粧料容器の内部
から前記ブラシ部5aの内部を経由し、ブラシ歯5b近
傍に開口した連通管5cと、該連通管5cの噴出口5d
から噴出する毛髪化粧料が衝突することにより減勢する
流動抵抗板5eとを備えたものであり、吐出した液は単
一の噴出口5dより液を吐出し流動抵抗板5eにより吐
出の勢いを減勢してブラシ歯5bの基部に液を供給する
ものが知られている(実開平5−93252号公報)。
【0004】また、図24に示すように、泡状化粧料を
収容し、該泡状化粧料を噴出させる噴出口6a及び該噴
出口6aから該泡状化粧料を噴出させる噴出操作部6b
を有する化粧料容器6cに、複数本の中空櫛歯6dを有
し且つその基台6e内に化粧料充填室6fを設けた櫛本
体6gを、取り付け部材6hを介して取り付けた泡状化
粧料塗布用具6において、上記化粧料充填室6fの内部
断面積に対し、30〜70%の断面積を有する泡放出管
6iを、その基端6jを上記噴出口6aに連通させ且つ
その先端6kを上記化粧料充填室6f内に該化粧料充填
室の長さに対して35〜65%の位置に存させて配設す
ると共に、上記中空櫛歯6dに、該中空櫛歯の長さに対
しその先端から0〜40%の位置に開口部6mを設け、
泡状化粧料を中空櫛歯6d全体に噴出してなるものも知
られている(特開平5−15407号公報)。
【0005】しかしながら、上記実開平5−93252
号公報に開示の毛髪化粧料塗布用具5では、毛髪化粧料
がブラシ歯5bの根本に均一に供給されないという問題
があった。すなわち、吐出された毛髪化粧料は流動抵抗
板5eにあたり、ブラシ歯5bから外への直接の飛び出
しは防げるが、容器の保持する方向によりブラシ歯5b
の根本に均一に供給されない場合がある。また、吐出さ
れた毛髪化粧料がブラシ歯5bの根本の空間部に多量に
滞留するため、ムース状になっている場合はまだしも時
間の経過と共に液化しブラシ歯5bより垂れることがあ
り、特に、毛染め料の場合、肌に付着してしまう等の課
題がある。また、ムース状でない毛髪化粧料でも上記と
同様の問題がありその使用が難しい点に課題がある。
【0006】また、上記特開平5−15407号公報に
開示の泡状化粧料塗布用具6では、櫛歯6dは、中空に
形成されたものであり、しかも、中空櫛歯の長さに対し
その先端から0〜40%の位置に開口部6mを設ける構
造であるので、先端から近い位置に形成した開口部では
未だ吐出された泡状毛髪化粧料が、直接櫛歯6dから外
へ飛散し、周囲を汚すなどの課題があり、また、中空櫛
歯及びその開口部の成形は金型が複雑化し、さらに、使
用後の洗浄も櫛歯が中空構造であるため、中空内に残存
する泡状毛髪化粧料の洗浄作業も煩雑となり、しかも、
泡状化粧料塗布用具6では部品点数が多く、製造コスト
が高くなる点に課題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
課題を解決することにあり、毛髪化粧料の飛散を確実に
防止して毛髪化粧料を櫛部本体の基台に均一に分散する
ことができると共に、使用性に優れ、しかも、低コスト
で製造することができる毛髪化粧料塗布用具を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記従来
の課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、櫛部本
体に特定の構造を備えることにより上記目的の毛髪化粧
料塗布用具を得ることに成功し、本発明を完成するに至
ったのである。すなわち、本発明の毛髪化粧料塗布用具
は、毛髪化粧料を収容した容器の噴出口部に着脱自在に
取り付けられる櫛部本体を備え、該櫛部本体の基台に複
数本の櫛歯を立設し、前記櫛部本体内には前記噴出口部
に連通する毛髪化粧料導入路を設けると共に、該毛髪化
粧料導入路から前記基台面に連通する複数の毛髪化粧料
吐出孔を設けた毛髪化粧料塗布用具において、前記各毛
髪化粧料吐出孔の上部には毛髪化粧料の飛散を防止する
飛散防止体を設けたことを特徴とする。前記各毛髪化粧
料吐出孔は基台の中央部長手方向に設けると共に、前記
各櫛歯は基台の幅方向両端縁の長手方向に設け、該毛髪
化粧料吐出孔と両端縁の櫛歯との間に多数の毛からなる
植毛部を長手方向に配設することが好ましい。前記各櫛
歯は板状体から構成され、かつ、前記各毛髪化粧料吐出
孔は該板状体から構成される各櫛歯間に設けることが好
ましい。前記各毛髪化粧料吐出孔の上部と飛散防止体と
の間に吐出流路を設けると共に、該各吐出流路の吐出口
を飛散防止体の両側に設け、かつ、該各吐出口の口径を
毛髪化粧料吐出孔よりも大きく形成することが好まし
い。前記各吐出流路の断面積が毛髪化粧料吐出孔から吐
出口まで次第に大きくなるように形成することが好まし
い。また、本発明の毛髪化粧料塗布用具は、毛髪化粧料
を収容した容器の噴出口部に着脱自在に取り付けられる
櫛部本体を備え、該櫛部本体の基台に複数本の櫛歯を立
設し、前記櫛部本体内には前記噴出口部に連通する毛髪
化粧料導入路を設けると共に、該毛髪化粧料導入路から
前記基台面に連通する複数の毛髪化粧料吐出孔を設けた
毛髪化粧料塗布用具において、前記各櫛歯は板状体から
構成され、その中央部に毛髪化粧料の飛散を防止する切
り欠き部を設け、かつ、前記各毛髪化粧料吐出孔は該各
切り欠き部の下方に位置するように設けたことを特徴と
する。
【0009】
【作用】本発明の毛髪化粧料塗布用具は、吐出する毛髪
化粧料が吐出孔の上部に設けられる飛散防止体又は板状
体から構成される切り欠き部によりその飛散が防止され
るので、毛髪化粧料が櫛部本体外に飛散することがな
く、毛髪化粧料は櫛部本体の基台面に均一に分散される
こととなる。
【0010】
【実施例】次に、本発明の毛髪化粧料塗布用具の実施例
を図1〜図21に基づいて説明する。図1〜図3は、本
発明の第1実施例を示すものである。本実施例の毛髪化
粧料塗布用具Aは、ムース状の毛髪化粧料を収容した容
器10の噴出口部11に着脱自在に取り付けられる櫛部
本体20を備えている。
【0011】櫛部本体20の基台21には、図2に示す
ように、長手方向両端縁に側壁部22、22が一体に設
けられ、幅方向両端の側壁部22、22間に複数本の櫛
歯23、23…が長手方向に直列状に立設されている。
櫛部本体20内には、前記噴出口部11に連通する毛髪
化粧料導入路24が設けられると共に、該毛髪化粧料導
入路24から前記基台21面に連通する複数の毛髪化粧
料吐出孔25、25…が設けられている。また、櫛部本
体20の外周下部には、操作部26が設けられている。
【0012】前記各毛髪化粧料吐出孔25、25…は、
櫛部本体20の基台21中央部に設けられ、その上部に
は、毛髪化粧料の飛散を防止する棒状の飛散防止体27
が側壁部22、22間に取り付けられている。この飛散
防止体27の取り付け位置は、吐出孔25、25…真上
であれば基台21面上でどの位置にあっても毛髪化粧料
の飛散は防げるが、飛散防止体27があまり吐出孔2
5、25…に近すぎると、残存する毛髪化粧料が乾燥に
より吐出孔25、25…を塞ぐおそれもあるので、基台
21面より適度に離した位置、少なくとも、0.5mm
以上離隔して設けた方が望ましい。また、飛散防止体2
7の幅寸法は、吐出孔25、25…の幅(直径)寸法よ
り大きく設定されており、該吐出孔25、25…から吐
出する毛髪化粧料を必ず飛散防止体27に当たりその飛
散が防止される構造となっている。本実施例では、断面
丸形状の棒状の飛散防止体27の例を示しているが、こ
の形状は毛髪化粧料の液特性により適宜種々の形状に形
成することができる。
【0013】このように構成される本実施例の毛髪化粧
料塗布用具Aは、その使用に際しては、上記操作部26
を下側へ押圧すると、容器10内に備えたバルブ機構
(図示せず)により、噴出口部11より毛髪化粧料が噴
出され、該毛髪化粧料は櫛本体20内の導入路24に送
り込まれる。導入路24と外部との連絡は吐出孔25、
25…のみのため、毛髪化粧料は吐出孔25、25…よ
り基台21面へ吐出される。吐出された毛髪化粧料は、
吐出孔25、25…上に設けられている飛散防止体27
にあたり勢いを失い、この飛散防止体27の周囲でムー
ス状に発泡膨張して、櫛歯23の周囲にムース状の塊を
つくる。なお、操作部25を離すことにより、バルブ機
構は、閉塞する構造となっており、また、該操作部25
の押圧操作を調節することにより毛髪化粧料の吐出量を
コントロールすることができる。
【0014】上記櫛歯23の周囲にムース状の塊がある
状態で毛髪に対して櫛歯23でとかすように塗布するこ
とで、このムース状の毛髪化粧料をきわめて容易に毛髪
全体に均一に塗布することができ、従って、ムース状の
毛髪化粧料が、時間がたち液状になった場合でも基台2
1面に多量の毛髪化粧料が残存することがなく液ダレも
防止されることとなる。本実施例では、飛散防止体27
により吐出の勢いを調節することができ、また、大気中
に出て液体中の気化しやすい成分の急激な気化による膨
張の勢いによる空中への飛散を防止することができるの
で、櫛部本体20外への飛散による周囲の汚れを防ぎ、
基台21面に均一に毛髪化粧料を分散させ、その使用性
を向上させることができる。
【0015】図4〜図6は、本発明の第2実施例を示す
ものである。なお、前記第1実施例と同様の構成は同一
符号をもって示し、その説明は省略する(以下の実施例
においても同様)。本実施例の毛髪化粧料塗布用具B
は、前記第1実施例の毛髪化粧料塗布用具Aに更に、櫛
部本体20の毛髪化粧料吐出孔25、25…の周囲、す
なわち、両端の直列状の櫛歯23と直列状の吐出孔25
との間に多数の毛からなる植毛部28、28…を設けた
点でのみ前記第1実施例の毛髪化粧料塗布用具Aと異な
るものであり、同様に使用されるものである。
【0016】本実施例の毛髪化粧料塗布用具Bでは、吐
出孔25、25…から出た毛髪化粧料が、飛散防止体2
7に触れ飛散防止体27を被覆するように、かつ、吐出
孔25、25…と直角方向にも拡がり、また、吐出する
毛髪化粧料が液体のときは各植毛部28、28…に液が
ふくまれ、液の櫛歯23、23方向への液ダレを防止し
かつ毛髪への塗布を容易にすることとなる。また、液が
ムース状の場合、発泡、膨張した毛髪化粧料が、植毛部
28、28…に触れ、植毛部28内に留まり膨張するた
め櫛歯23やその他へ毛髪化粧料が出ることがない。こ
の植毛部28を設けることにより、ムース状の毛髪化粧
料を多く吐出させたとしても、ムース状の毛髪化粧料
は、この植毛部28にとらえられて櫛歯23側に流出し
難いものとなる。このため、吐出のためのバルブ機構開
閉のタイミング(開時間)を厳密に行なう必要がなくな
り、また、ムース状の毛髪化粧料が時間と共に気体が抜
け、液状状態になったときでも、この植毛部28に毛髪
化粧料が保持され液ダレで手や周囲を汚すことがなくな
る利点を有する。なお、この植毛部28を設けた場合で
も、各植毛部28、28…を適度の間隔と毛量で行なう
ことで毛髪に塗布したとき毛髪のとおりも良く塗布性も
向上させることとなる。
【0017】また、本実施例の毛髪化粧料塗布用具B
は、容器10の毛髪化粧料がムース状である場合に特に
有効であり、また、吐出力が強く、吐出孔25、25…
より毛髪化粧料が飛散する可能性の有るものに対しても
効果がある。また、櫛歯23の長さと植毛部28の高さ
方向の長さの関係では、特に、毛髪化粧料が毛染め料の
場合、肌への毛髪化粧料の接触を防ぐため、櫛歯23の
先端より植毛部28の毛の先端が低くなるように設定す
ることが望ましい。さらに、櫛歯23の形状について
は、全周にわたり細い櫛歯を設けることも可能である。
【0018】図7〜図8は、本発明の第3実施例を示す
ものである。本実施例の毛髪化粧料塗布用具Cは、各櫛
歯23が板状体から構成された点、各毛髪化粧料吐出孔
25、25…は板状体から構成される各櫛歯23、23
間に設けられた点及び飛散防止体27が各櫛歯23、2
3を貫通して取り付けられた点でのみ前記第1実施例の
毛髪化粧料塗布用具Aと異なるものであり、同様に使用
されるものである。なお、各櫛歯23、23間に上記第
2実施例の植毛部28を設けてもよい。
【0019】図9〜図10は、本発明の第4実施例を示
すものである。本実施例の毛髪化粧料塗布用具Dは、毛
髪化粧料吐出孔25、25…を一列から二列に並列にし
た点及び飛散防止体27が基台21aから一体に設けら
れるく字状の飛散防止体からなる点でのみ前記第1実施
例の毛髪化粧料塗布用具Aと異なるものであり、同様に
使用されるものである。なお、吐出孔25、25…の周
囲に上記第2実施例の植毛部28を設けてもよい。
【0020】図11〜図15は、本発明の第5実施例を
示すものである。本実施例の毛髪化粧料塗布用具Eは、
図15に示すように、各毛髪化粧料吐出孔25の上部と
飛散防止体27との間に吐出流路28、28を設けると
共に、該吐出流路28、28の吐出口29、29を飛散
防止体27の両側に設け、かつ、該吐出口29、29の
口径を毛髪化粧料吐出孔25よりも大きく形成した点、
該吐出口29、29と基台21とを同一面とした点、噴
出口部11に噴出アダプター12を取り付けた点及び側
壁部22、22を櫛歯とした点でのみ前記第1実施例の
毛髪化粧料塗布用具Aと異なるものであり、同様に使用
されるものである。前記吐出流路28、28は、飛散防
止体27の内壁傾斜面27a、27aと基台21内に形
成した傾斜面21a、21aにより構成されるものであ
る。
【0021】本実施例の毛髪化粧料塗布用具Eでは、容
器10から噴出した毛髪化粧料は導入路24をとおり吐
出孔25に至る。該吐出孔25を出た毛髪化粧料は飛散
防止体27に当たり、吐出流路28、28をとおって吐
出口29、29に出て基台21面に均一に分散されるこ
ととなる。本実施例では、毛髪化粧料吐出孔25の大き
さよりも拡大した吐出口29、29を二つ設けたもので
あるので、その毛髪化粧料の吐出力を更に抑制すること
ができ、前記第1実施例の毛髪化粧料塗布用具Aよりも
基台21面に更に均一に分散されることとなる。
【0022】図16は、本発明の第6実施例を示すもの
である。本実施例の毛髪化粧料塗布用具Fは、基台21
内に形成した傾斜面21a、21aの傾斜角度を更に低
くして前記吐出流路28、28の断面積を毛髪化粧料吐
出孔25から吐出口29、29まで次第に大きくなるよ
うに形成した点でのみ前記第5実施例の毛髪化粧料塗布
用具Eと異なるものであり、同様に使用されるものであ
る。本実施例の毛髪化粧料塗布用具Eでは、特に、気体
を含んだムース状の毛髪化粧料の場合、吐出孔25を出
て飛散防止体27に当たり、吐出流路28、28を通過
している間も発泡膨張しているので、体積が増大する。
そのため、前記吐出流路29、29の断面積を毛髪化粧
料吐出孔25から吐出口29、29まで次第に大きくな
るに形成したものであり、その毛髪化粧料の吐出力を更
に抑制することができることとなる。
【0023】図17〜図19は、本発明の第7実施例を
示すものである。本実施例の毛髪化粧料塗布用具Gは、
櫛歯23が板状体から構成され、その中央部に毛髪化粧
料の飛散を防止する切り欠き部30を設けた点、前記毛
髪化粧料吐出孔25に円筒状吐出口部31を設けた点、
上記切り欠き部30の下方に該円筒状吐出口部31を配
設した点でのみ前記第1実施例の毛髪化粧料塗布用具A
と異なるものであり、同様に使用されるものである。本
実施例の毛髪化粧料塗布用具Gは、飛散散防止体と櫛歯
とを一体としたものであるので、部品点数を削減するこ
とができ、その製造コストを更に低減できる利点を有す
る。
【0024】図20〜図21は、本発明の第8実施例を
示すものである。本実施例の毛髪化粧料塗布用具Hは、
円筒状吐出口部31を削除して毛髪化粧料吐出孔25を
基台21面に設けた点及び上記切り欠き部30の大きさ
を小さくした点でのみ前記第7実施例の毛髪化粧料塗布
用具Eと異なるものであり、同様に使用されるものであ
る。
【0025】本発明は、上述のように構成され、使用さ
れるものであるが、上記実施例に限定されるものではな
く、本発明の要旨を変更しない範囲内で種々の態様に設
計変更等できるものである。本発明の毛髪化粧料塗布用
具は、毛髪化粧料を収容した容器の噴出口部に着脱自在
に取り付けられる櫛部本体を備え、該櫛部本体の基台に
複数本の櫛歯を立設し、前記櫛部本体内には前記噴出口
部に連通する毛髪化粧料導入路を設けると共に、該毛髪
化粧料導入路から前記基台面に連通する複数の毛髪化粧
料吐出孔を設け、該各毛髪化粧料吐出孔の上部に毛髪化
粧料の飛散を防止する飛散防止体等を設けたものであれ
ば、その他の構造は特に限定されるものではなく、例え
ば、櫛部を構成する櫛歯の形状、本数は特に限定され
ず、また、導入路24の断面積を噴出口部11から離れ
る程、縮径するようにしたものでもよく、更に、導入路
24を大きく形成してその中に噴出口部11に接続され
る放出管を導入路24の中央部付近に配置してもよく、
更にまた、容器の噴出口部11と櫛体20とを支持部材
を介して取り付けたものであってもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、各毛髪化粧料吐出孔の
上部には毛髪化粧料の飛散を防止する飛散防止体が設け
られているので、各毛髪化粧料吐出孔から吐出された毛
髪化粧料は飛散防止体に当たることとなるので、櫛部本
体外への飛散が防止され、しかも、毛髪化粧料が櫛部本
体の基台上に均一に分散する使用性に優れた毛髪化粧料
塗布用具が提供される。また、各毛髪化粧料吐出孔を基
台の中央部長手方向に設けると共に、各櫛歯を基台の幅
方向両端縁の長手方向に設け、該毛髪化粧料吐出孔と両
端縁の櫛歯との間に多数の毛からなる植毛部を長手方向
に配設した毛髪化粧料塗布用具では、毛髪化粧料を多く
吐出させたとしても、毛髪化粧料は、この植毛部にとら
えられて櫛歯側に流出し難いものとなり、毛髪化粧料が
保持され液ダレで手や周囲を汚すことがなくなる利点を
有する。さらに、各櫛歯を板状体から構成し、かつ、各
毛髪化粧料吐出孔を板状体から構成される各櫛歯間に設
けた毛髪化粧料塗布用具では、その成形を容易にするこ
とができる利点を有する。更にまた、各毛髪化粧料吐出
孔の上部と飛散防止体との間にそれぞれ吐出流路を設け
ると共に、該各吐出流路の吐出口を飛散防止体の両側に
設け、かつ、該各吐出口の口径を毛髪化粧料吐出孔より
も大きく形成した毛髪化粧料塗布用具では、その毛髪化
粧料の吐出力を抑制することができ、基台面に毛髪化粧
料を更に均一に分散させることができる利点を有する。
また、上記各吐出流路の断面積を毛髪化粧料吐出孔から
吐出口まで次第に大きくなるように形成すれば、更にそ
の毛髪化粧料の吐出力を抑制することができる利点を有
する。さらに、各櫛歯を板状体から構成し、その中央部
に毛髪化粧料の飛散を防止する切り欠き部を設け、か
つ、各毛髪化粧料吐出孔を該各切り欠き部の下方に位置
するように設けた毛髪化粧料塗布用具では、複雑な金型
を必要とせず、部品点数を更に削減することができ、そ
の製造コストを低減できる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す平面図である。
【図3】本発明の第1実施例を示す斜視図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す斜視図である。
【図5】本発明の第2実施例を示す断面図である。
【図6】本発明の第2実施例を示す平面図である。
【図7】本発明の第3実施例の要部を示す斜視図ある。
【図8】図7の縦断面図である。
【図9】本発明の第4実施例の要部を示す斜視図であ
る。
【図10】図9の横断面図である。
【図11】本発明の第5実施例を示す断面図である。
【図12】本発明の第5実施例を示す平面図である。
【図13】本発明の第5実施例を示す左側面図である。
【図14】本発明の第5実施例の要部を示す部分拡大斜
視図である。
【図15】図12のa−a線拡大断面図である。
【図16】本発明の第6実施例の要部を示す拡大断面図
である。
【図17】本発明の第7実施例を示す断面図である。
【図18】本発明の第7実施例を示す左側面図である。
【図19】本発明の第7実施例の要部を示す部分拡大斜
視図ある。
【図20】本発明の第8実施例の要部を示す斜視図であ
る。
【図21】図20の縦断面図である。
【図22】従来例を示す斜視図である。
【図23】従来の他例を示す断面図である。
【図24】従来の他例を示す断面図である。
【符号の説明】
A 第1実施例の毛髪化粧料塗布用具 10 毛髪化粧料容器 11 噴出口部 20 櫛部本体 21 基台 23 櫛歯 24 毛髪化粧料導入路 25 毛髪化粧料吐出孔 27 飛散防止体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 毛髪化粧料を収容した容器の噴出口部に
    着脱自在に取り付けられる櫛部本体を備え、該櫛部本体
    の基台に複数本の櫛歯を立設し、前記櫛部本体内には前
    記噴出口部に連通する毛髪化粧料導入路を設けると共
    に、該毛髪化粧料導入路から前記基台面に連通する複数
    の毛髪化粧料吐出孔を設けた毛髪化粧料塗布用具におい
    て、前記各毛髪化粧料吐出孔の上部には毛髪化粧料の飛
    散を防止する飛散防止体を設けたことを特徴とする毛髪
    化粧料塗布用具。
  2. 【請求項2】 前記各毛髪化粧料吐出孔は基台の中央部
    長手方向に設けられると共に、前記各櫛歯は基台の幅方
    向両端縁の長手方向に設けられ、該毛髪化粧料吐出孔と
    両端縁の櫛歯との間に多数の毛からなる植毛部を長手方
    向に配設した請求項1記載の毛髪化粧料塗布用具。
  3. 【請求項3】 前記各櫛歯は板状体から構成され、か
    つ、前記各毛髪化粧料吐出孔は該板状体から構成される
    各櫛歯間に設けた請求項1又は2記載の毛髪化粧料塗布
    用具。
  4. 【請求項4】 前記各毛髪化粧料吐出孔の上部と飛散防
    止体との間に吐出流路を設けると共に、該各吐出流路の
    吐出口を飛散防止体の両側に設け、かつ、該各吐出口の
    口径を毛髪化粧料吐出孔よりも大きく形成した請求項1
    又は2記載の毛髪化粧料塗布用具。
  5. 【請求項5】 前記各吐出流路の断面積が毛髪化粧料吐
    出孔から吐出口まで次第に大きくなるように形成した請
    求項4記載の毛髪化粧料塗布用具。
  6. 【請求項6】 毛髪化粧料を収容した容器の噴出口部に
    着脱自在に取り付けられる櫛部本体を備え、該櫛部本体
    の基台に複数本の櫛歯を立設し、前記櫛部本体内には前
    記噴出口部に連通する毛髪化粧料導入路を設けると共
    に、該毛髪化粧料導入路から前記基台面に連通する複数
    の毛髪化粧料吐出孔を設けた毛髪化粧料塗布用具におい
    て、前記各櫛歯は板状体から構成され、その中央部に毛
    髪化粧料の飛散を防止する切り欠き部を設け、かつ、前
    記各毛髪化粧料吐出孔は該各切り欠き部の下方に位置す
    るように設けたことを特徴とする毛髪化粧料塗布用具。
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