JP3967439B2 - 毛髪化粧用具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、毛髪化粧料容器に貯蔵される毛髪化粧料を櫛歯の周囲に吐出し、この櫛歯を用いて毛髪化粧料を毛髪に塗布する毛髪化粧用具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、毛髪化粧料容器に貯蔵される毛髪化粧料を櫛歯の周囲に吐出し、この櫛歯を用いて毛髪化粧料を毛髪に塗布する毛髪化粧用具としては、図5、6に示す様なものが知られている。図5は、従来の毛髪化粧用具の側面図であり、図6は、従来の毛髪化粧用具の塗布部の側面断面図である。この毛髪化粧用具1は、櫛歯22を有する塗布部20と、毛髪化粧料容器40とを備える。櫛歯22の内部には、毛髪化粧料を櫛歯22の表面に供給するための細孔26が設けられており、塗布部20の内部には、細孔26と連通する主通路24が設けられている。毛髪化粧料容器40は、周知のエアゾール容器であり、その内部には、毛髪化粧料が貯蔵されている。そして、毛髪化粧料の噴射釦として機能する肩部42が押下されると、毛髪化粧料は、毛髪化粧料容器40から噴出され、塗布部20内部の主通路24を経由して細孔入口26aから細孔26に入り、細孔出口26bから吐出される。細孔出口26bは櫛歯22の上側及び下側に開口しているので、毛髪化粧料は、櫛歯22の上側及び下側に吐出される。そして、吐出された毛髪化粧料を隣合う櫛歯22の間に保持した状態で毛髪を梳かすことにより、毛髪に毛髪化粧料を塗布する。
【0003】
この様に、毛髪化粧用具1は、毛髪化粧料を手軽に塗布することができるため、広く用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、毛髪化粧用具1においては、全ての細孔出口26bから同時に均一な量の毛髪化粧料が吐出されることが望ましいのであるが、一般に、毛髪化粧料容器40に最も近い櫛歯22の細孔出口26bから最も早い時期に吐出が開始され、その結果最も多くの毛髪化粧料が吐出され、毛髪化粧料容器40から遠ざかるに連れて吐出量が少なくなる、という傾向がある。即ち、櫛歯22の周囲に供給される毛髪化粧料の量は均一ではなく、場所によって異なる。そして、この様な状態で毛髪をとかして毛髪化粧料を塗布すると、場合によっては毛髪化粧料を髪全体に均一に塗布することができず、ムラが発生してしまうことがある。
【0005】
本発明は、この様な問題を解決するためになされたものであり、櫛歯の周囲に均一に毛髪化粧料を供給し、毛髪化粧料を毛髪にムラなく塗布することができる毛髪化粧用具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段、及び発明の効果】
この様な目的を達成するため、本発明にかかる毛髪化粧用具は、請求項1に記載した様に、毛髪化粧料を貯蔵する毛髪化粧料容器と、櫛歯を有し、装着部によって前記毛髪化粧料容器の開口部に装着され、前記毛髪化粧料容器から供給される毛髪化粧料を毛髪に塗布する塗布部とを備え、該塗布部には、前記櫛歯の周囲に前記毛髪化粧料を吐出することができる様に開口された複数の細孔と、前記装着部から前記複数の細孔まで前記毛髪化粧料を導く主通路とが設けられた毛髪化粧用具において、前記塗布部は、前記櫛歯として、内部に前記細孔が設けられた吐出櫛歯と、前記細孔が設けられていない非吐出櫛歯とを有しており、前記毛髪化粧料容器から遠い領域における前記櫛歯全体に対する前記吐出櫛歯の比率は、前記毛髪化粧料容器に近い領域における比率より高く設定されていることを特徴とする。
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
本発明にかかる毛髪化粧用具では、櫛歯の周囲に毛髪化粧料を吐出するための細孔は、毛髪化粧料容器から遠い領域、即ち塗布部の先端に近い領域(以下「先端側領域」という。)においては高い密集度で設けられており、毛髪化粧料容器に近い領域(以下「基端側領域」という。)においては、低い密集度で設けられている。基端側領域は、先端側領域に比べて毛髪化粧料容器からの距離は短いが、毛髪化粧料を吐出するための細孔の数は少ないので、先端側領域と基端側領域とにおける毛髪化粧料の吐出量の差を小さくすることができる。各領域における最適な細孔の密集度は、毛髪化粧料の種類(特に粘度)や塗布部の形状等の諸要素によって種々異なるので、毛髪化粧用具毎に設定する必要があるが、当業者であれば、例挙した2要素、即ち毛髪化粧料の種類及び塗布部の形状を特定すれば、全ての櫛歯の周囲に略均一に毛髪化粧料が吐出される様に設定することは容易である。また、塗布部の領域を3つ、4つと細かく分割するとよい。この様にした場合には、毛髪化粧料を全ての櫛歯の周囲により均一に吐出させることができる。また、隣合う細孔の間隔を、塗布部の先端から毛髪化粧料容器に向かって徐々に広くなる様に設定するとさらによい。この様に設定した場合には、より一層均一に吐出させることができる。
【0012】
この様に、本発明にかかる毛髪化粧用具においては、毛髪化粧料を全ての櫛歯の周囲に均一に供給することができるので、毛髪化粧料を毛髪にムラなく塗布することができる、という効果が得られる。
【0013】
特に、本発明にかかる毛髪化粧用具では、櫛歯全体に対する吐出櫛歯の比率が基端側領域より先端側領域の方が高くなる様に構成されているので、細孔の密集度は、基端側領域より先端側領域の方が高くなっている。そして、先端側領域と基端側領域との間で櫛歯全体に対する吐出櫛歯の比率に差を生じさせる方法としては、具体的には、先端側領域の櫛歯を全て吐出櫛歯とし、基端側領域においては吐出櫛歯と非吐出櫛歯とを交互に設ける方法、先端側領域においては吐出櫛歯と非吐出櫛歯とを交互に設け、基端側領域においては1本の吐出櫛歯と2本の非吐出櫛歯とを交互に設ける方法等を挙げることができる。また、特に、塗布部の領域を3つ、4つと細かく分割し、吐出櫛歯の比率が塗布部の先端から毛髪化粧料容器に向かって徐々に低くなる様に構成すると、毛髪化粧料を全ての櫛歯の周囲により均一に吐出させることができる。
【0014】
この様に、毛髪化粧料を全ての櫛歯の周囲に均一に供給することができるので、毛髪化粧料を毛髪にムラなく塗布することができる、という効果が得られる。
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
また、請求項2に記載した様に、請求項1に記載した発明にかかる毛髪化粧用具において、前記塗布部は、透明あるいは半透明であり、前記毛髪化粧料が前記塗布部内部を流動する様子を外部から視認可能に構成されていてもよい。
【0020】
この様に構成されている場合には、毛髪化粧料を吐出する際、毛髪化粧料が塗布部のどの辺りまで供給されているかを容易に把握することができるので、適量の毛髪化粧料を吐出させることができ、吐出し過ぎて周囲を汚すおそれがない。また、塗布部を洗浄する際、残存している毛髪化粧料の位置や量を容易に把握することができ、洗い残すおそれがない。さらに、毛髪化粧料がヘアマニキュア等の酸性染毛料である場合には、鮮やかな色調の毛髪化粧料が美しく流動する様子を外部から見ることができるので、視覚的に楽しむことができる。
【0021】
なお、毛髪化粧料としては、酸性染毛料、ヘアマニキュア、酸化染毛剤、毛髪脱色剤、パーマネントウェーブ用剤、ヘアセッティング剤、ヘアスタイリング剤等が挙げられる。また、その剤型としては、クリーム状、ゲル状、ジェリー状、エアゾールフォーム状等が挙げられる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[参考例1]
【0023】
まず本参考例の毛髪化粧用具の構成について説明する。
図1は、本参考例の毛髪化粧用具の塗布部の構造を説明するための側面断面図である。
本参考例の毛髪化粧用具は、従来の毛髪化粧用具1と同様に塗布部20と毛髪化粧料容器40とを備える。
【0024】
塗布部20は、半透明の樹脂によって形成されており、櫛歯22と、主通路24と、細孔26とを備える。
櫛歯22は、毛髪を梳かすための周知のものであり、毛髪を良好に梳かすことができる形状及び間隔で塗布部20に配置されている。そして、櫛歯22には、吐出櫛歯22aと非吐出櫛歯22bの2種類があり、吐出櫛歯22aの内部には後述する細孔26が設けられており、非吐出櫛歯22bの内部には何も設けられていない。
【0025】
主通路24は、毛髪化粧料容器40から噴出される毛髪化粧料を、後述する細孔入口26aに導くためのものである。
細孔26は、吐出櫛歯22aの内部に設けられており、細孔入口26aによって主通路24と連通している。そして、主通路24を介して毛髪化粧料容器40から供給される毛髪化粧料を、吐出櫛歯22aの上側及び下側に開口した細孔出口26bから吐出櫛歯22aあるいは非吐出櫛歯22bの周囲に供給するためのものである。
【0026】
そして、図1に示す様に、塗布部20には櫛歯22として吐出櫛歯22aと非吐出櫛歯22bとが交互に設けられている。
なお、本参考例の毛髪化粧用具の外観は、従来の毛髪化粧用具と同一であるので、本参考例の毛髪化粧用具についての側面図等は省略する。また、毛髪化粧料容器40及び肩部42の構造も従来の毛髪化粧用具と同一であるので、毛髪化粧料容器40及び肩部42についての詳細な説明も省略する。
【0027】
次に、本参考例の毛髪化粧用具の作用について説明する。
本参考例の毛髪化粧用具では、従来の毛髪化粧用具と同様に、毛髪化粧料は、肩部42を押下することによって毛髪化粧料容器40から噴出される。すると、毛髪化粧料は、主通路24を通って細孔入口26aへ向かう。そして、毛髪化粧料容器40に最も近い細孔入口26aから順に塗布部20の先端に設けられた細孔入口26aに到達する。そして、細孔26を通って細孔出口26bから吐出される。
【0028】
本参考例の毛髪化粧用具においては、吐出櫛歯22aと非吐出櫛歯22bとが交互に設けられているので、従来の毛髪化粧用具1に比べて塗布部20全体としての毛髪化粧料の吐出抵抗は大きくなり、毛髪化粧料を吐出し難くなる。このため、基端側領域における毛髪化粧料の吐出量も従来に比べて減少し、減少した分は、先端側領域に供給される。すると、先端側領域における吐出量が相対的に増加するので、先端側領域と基端側領域とにおける毛髪化粧料の吐出量の差が小さくなり、全ての櫛歯22の周囲に略均一な量の毛髪化粧料が供給される。
【0029】
次に、本参考例の毛髪化粧用具の効果について説明する。
本参考例の毛髪化粧用具は、毛髪化粧料を全ての櫛歯22の周囲に均一に供給することができるので、毛髪化粧料を毛髪にムラなく塗布することができる、という効果が得られる。
【0030】
また、塗布部20は半透明の樹脂によって形成されているので、毛髪化粧料が塗布部20の内部を流動する様子を外部から視認することができる。従って、毛髪化粧料を吐出する際、毛髪化粧料が塗布部20のどの辺りまで供給されているかを容易に把握することができるので、適量の毛髪化粧料を吐出させることができ、吐出し過ぎて周囲を汚すおそれがない、という効果が得られる。また、塗布部20を洗浄する際、残存している毛髪化粧料の位置や量を容易に把握することができ、洗い残すおそれがない、という効果も得られる。さらに、毛髪化粧料がヘアマニキュア等の酸性染毛料である場合には、鮮やかな色調の毛髪化粧料が美しく流動する様子を外部から見ることができるので、視覚的に楽しむことができる、という効果も得られる。
【0031】
ところで、細孔出口26bは、一般に、櫛歯を加熱成型する際に棒状金属によって櫛歯を串刺し状態にし、固化してからこの棒状金属を引き抜くことにより形成される。このため、非吐出櫛歯22bに細孔出口26bを形成しないこととすると、細孔出口26bを形成する櫛歯と形成しない櫛歯とが混在することになるので、櫛歯を成型する工程が複雑になってしまう。そこで、櫛歯を成型する工程を簡略化するため、全ての櫛歯を棒状金属によって串刺し状態にし、非吐出櫛歯22bにも細孔出口26bが形成される様にしてもよい。ただし、細孔26は吐出櫛歯22aのみに形成する。また、細孔入口26aを1つおきに設ける様にしてもよい。
【0032】
[実施例]
まず本実施例の毛髪化粧用具の構成について説明する。
【0033】
図2は、本実施例の毛髪化粧用具の塗布部の構造を説明するための側面断面図である。
本実施例の毛髪化粧用具は、参考例1の毛髪化粧用具と同様に半透明の樹脂によって形成された塗布部20と毛髪化粧料容器40とを備える。
【0034】
塗布部20は、参考例1の毛髪化粧用具と同様に、櫛歯22と、主通路24と、細孔26とを備える。そして、塗布部20の先端側領域には櫛歯22として吐出櫛歯22aだけが設けられており、基端側領域には吐出櫛歯22aと非吐出櫛歯22bとが交互に設けられている。主通路24及び細孔26は参考例1と同様であるため、これらについての詳細な説明は省略する。
【0035】
なお、本実施例の毛髪化粧用具の外観も、参考例1と同様に従来の毛髪化粧用具と同一であるので、側面図は省略する。また、毛髪化粧料容器40等についても省略する。
次に、本実施例の毛髪化粧用具の作用について説明する。
【0036】
本実施例の毛髪化粧用具においては、先端側領域については吐出櫛歯22aだけが設けられており、基端側領域については吐出櫛歯22aと非吐出櫛歯22bとが交互に設けられているので、基端側領域の細孔26の密集度は、先端側領域の細孔26の密集度より低い。この様に、毛髪化粧料の吐出量が少ない先端側領域の細孔26は、吐出量が多い基端側領域の細孔26よりも密に設けられているので、全ての櫛歯22の周囲に略均一な量の毛髪化粧料が供給される。
【0037】
次に、本実施例の毛髪化粧用具の効果について説明する。
本実施例の毛髪化粧用具は、上記の様な構成であり、上記の様に作用するので、前述した参考例1の効果と略同様の効果が得られる。
なお、図3に示す変形例の様に、先端側領域においては吐出櫛歯22aと非吐出櫛歯22bとを交互に設け、基端側領域においては1本の吐出櫛歯22aと2本の非吐出櫛歯22bとを交互に設ける構成としてもよい。この様に構成した場合にも、前述した効果を得ることができる。
【0038】
[参考例2]
まず本参考例の毛髪化粧用具の構成について説明する。
【0039】
図4は、本参考例の毛髪化粧用具の塗布部の構造を説明するための側面断面図である。
本参考例の毛髪化粧用具は、参考例1の毛髪化粧用具と同様に半透明の樹脂によって形成された塗布部20と毛髪化粧料容器40とを備える。
【0040】
塗布部20は、櫛歯22と、主通路24と、細孔26と、フィルタ28とを備える。
櫛歯22は、全て参考例1にいう吐出櫛歯となっており、主通路24及び細孔26は参考例1と同様であるため、これらについての詳細な説明は省略する。
【0041】
フィルタ28は、本参考例の毛髪化粧用具における特徴的構成要素であり、ステンレススチール繊維を焼結して形成した3次元構造フィルタである。そして、図3に示す様に、塗布部20の基端側領域の細孔入口26aを覆う様に取り付けられている。
【0042】
なお、本参考例の毛髪化粧用具の外観も、参考例1と同様に従来の毛髪化粧用具と同一であるので、側面図は省略する。また、毛髪化粧料容器40等についても省略する。
次に、本参考例の毛髪化粧用具の作用について説明する。
【0043】
本参考例の毛髪化粧用具においては、基端側領域の細孔入口26aはフィルタ28によって覆われている。このため、毛髪化粧料容器40に近い基端側領域の細孔26を通過する毛髪化粧料は、毛髪化粧料容器40から遠い先端側領域の細孔26を通過する毛髪化粧料よりも大きな抵抗を受ける。従って、先端側領域から毛髪化粧料容器40までの距離と、基端側領域から毛髪化粧料容器40までの距離との差によって生じる毛髪化粧料の吐出量の差を相殺するように、フィルタ28の通過抵抗値を適宜選択すれば、全ての櫛歯22の周囲に略均一な量の毛髪化粧料が供給される。
【0044】
次に、本参考例の毛髪化粧用具の効果について説明する。
本参考例の毛髪化粧用具は、上記の様な構成であり、上記の様に作用するので、前述した参考例1の効果と略同様の効果が得られる。
[参考例3]
【0045】
本参考例の毛髪化粧用具においては、全ての櫛歯22が内部に細孔26を有する吐出櫛歯であり、毛髪化粧料容器40に最も近い細孔26の径が最も小さく、毛髪化粧料容器40から離れるに従って徐々に大きくなる様に形成されている。具体的には、全ての細孔から均一な量の毛髪化粧料が吐出される様に設定されている。そして、毛髪化粧料は全ての櫛歯22の周囲に均一に供給される。なお、これ以外は、図5、6に示した従来の毛髪化粧用具と同一であるので、図示及び詳細な説明は省略する。
【0046】
本参考例の毛髪化粧用具は、上記の様な構成であり、上記の様に作用するので、前述した参考例1の効果と略同様の効果が得られる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、前述した実施例に何等限定されるものではなく、さらに種々なる態様において実施してもよいことはもちろんである。
【0047】
例えば、実施例及び参考例2においては、塗布部の領域を2つに分割したが、3つ以上の領域に細かく分割し、吐出櫛歯の密集度あるいはフィルタの通過抵抗値を段階的に変化させる様に構成すると、毛髪化粧料を塗布部全体により均一に吐出させることができる。
【0048】
また、参考例2においては、ステンレススチール繊維を焼結して形成したフィルタを採用したが、合成繊維等を編むことによって形成されるフィルタ、あるいは天然樹脂や合成樹脂を発泡させることによって形成されるフィルタを採用してもよい。材質等については特に限定しないが、毛髪化粧料の通過を妨げることができ、毛髪化粧料を変質させず、かつ毛髪化粧料によって侵食されないものであることが好ましい。
【0049】
さらに、実施例及び参考例1〜3においては、エアゾール式の毛髪化粧用具について説明したが、所謂スクイズ式の毛髪化粧用具についても同様に本発明を適用し、本発明の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 参考例1の毛髪化粧用具の塗布部の側面断面図である。
【図2】 実施例の毛髪化粧用具の塗布部の側面断面図である。
【図3】 実施例の変形例の毛髪化粧用具の塗布部の側面断面図である。
【図4】 参考例2の毛髪化粧用具の塗布部の側面断面図である。
【図5】 従来の毛髪化粧用具の側面図である。
【図6】 従来の毛髪化粧用具の塗布部の側面断面図である。
【符号の説明】
1…毛髪化粧用具
20…塗布部 22…櫛歯 22a…吐出櫛歯 22b…非吐出櫛歯
24…主通路 26…細孔 26a…細孔入口 26b…細孔出口
28…フィルタ
40…毛髪化粧料容器 42…肩部。
Claims (2)
- 毛髪化粧料を貯蔵する毛髪化粧料容器と、
櫛歯を有し、装着部によって前記毛髪化粧料容器の開口部に装着され、前記毛髪化粧料容器から供給される毛髪化粧料を毛髪に塗布する塗布部と
を備え、該塗布部には、前記櫛歯の周囲に前記毛髪化粧料を吐出することができる様に開口された複数の細孔と、前記装着部から前記複数の細孔まで前記毛髪化粧料を導く主通路とが設けられた毛髪化粧用具において、
前記塗布部は、前記櫛歯として、内部に前記細孔が設けられた吐出櫛歯と、前記細孔が設けられていない非吐出櫛歯とを有しており、
前記毛髪化粧料容器から遠い領域における前記櫛歯全体に対する前記吐出櫛歯の比率は、前記毛髪化粧料容器に近い領域における比率より高く設定されていることを特徴とする毛髪化粧用具。 - 前記塗布部は透明あるいは半透明であり、前記毛髪化粧料が前記塗布部内部を流動する様子を外部から視認可能であることを特徴とする請求項1に記載の毛髪化粧用具。
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