JPH08194057A - 埋設物探査装置 - Google Patents
埋設物探査装置Info
- Publication number
- JPH08194057A JPH08194057A JP1986695A JP1986695A JPH08194057A JP H08194057 A JPH08194057 A JP H08194057A JP 1986695 A JP1986695 A JP 1986695A JP 1986695 A JP1986695 A JP 1986695A JP H08194057 A JPH08194057 A JP H08194057A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- level
- random noise
- circuit
- receiving
- noise
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来のこの種の埋設物探査装置では、測定結
果が外来電波によるランダムノイズの影響を受けるため
評価誤りが生じる。 【構成】 装置本体からの送信波による反射信号が受信
される時間以外の受信レベルをランダムノイズのレベル
として検出するノイズ検出手段を付加したことを特徴と
する。
果が外来電波によるランダムノイズの影響を受けるため
評価誤りが生じる。 【構成】 装置本体からの送信波による反射信号が受信
される時間以外の受信レベルをランダムノイズのレベル
として検出するノイズ検出手段を付加したことを特徴と
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、構造体や大地に埋設さ
れている物体をレーダを用いて探査する埋設物探査装置
に関するものである。
れている物体をレーダを用いて探査する埋設物探査装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来のこの種の埋設物探査装置
の概略の構成を示す図であり、図において、1は装置本
体、2は表示部、3は装置本体1と表示部2とを接続し
ているケーブル、4は地中、41は地中の埋設物であ
る。装置本体1は移動可能なように車輪11が取り付け
られ、測距部12でその移動距離が計測され、所定移動
距離ごとに送信回路14で生成された電磁波(パルスビ
ーム)が送信アンテナ13を介して地中4に向けて発信
され、埋設物41等で反射された反射波が受信アンテナ
15を介して受信回路16で受信され、この受信情報が
ケーブル3を介して表示部2へ送られる。
の概略の構成を示す図であり、図において、1は装置本
体、2は表示部、3は装置本体1と表示部2とを接続し
ているケーブル、4は地中、41は地中の埋設物であ
る。装置本体1は移動可能なように車輪11が取り付け
られ、測距部12でその移動距離が計測され、所定移動
距離ごとに送信回路14で生成された電磁波(パルスビ
ーム)が送信アンテナ13を介して地中4に向けて発信
され、埋設物41等で反射された反射波が受信アンテナ
15を介して受信回路16で受信され、この受信情報が
ケーブル3を介して表示部2へ送られる。
【0003】表示部2には全体を制御する制御回路21
と受信情報を探査映像として視覚表示するための表示回
路22とが設けられており、例えばCRT等の表示装置
上に、横軸を移動距離,縦軸を深度,反射信号の強度を
色別あるいは明度差として映像表示する。従って表示装
置上の映像表示により、埋設物41が存在すれば、その
存在する方角および距離,深度が計測でき、埋設物が何
であるかのある程度の想定を行うことができる。
と受信情報を探査映像として視覚表示するための表示回
路22とが設けられており、例えばCRT等の表示装置
上に、横軸を移動距離,縦軸を深度,反射信号の強度を
色別あるいは明度差として映像表示する。従って表示装
置上の映像表示により、埋設物41が存在すれば、その
存在する方角および距離,深度が計測でき、埋設物が何
であるかのある程度の想定を行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の埋設物探査装置
は以上のように構成され、反射信号の時間的差異によ
り、地表等の表面で反射する表面反射波は除去する構成
となっているが、受信タイミングに入ってくる外来電波
はそのまま受信してしまうため、探査結果が外来電波に
よるランダムノイズの影響を受けるという問題点があっ
た。
は以上のように構成され、反射信号の時間的差異によ
り、地表等の表面で反射する表面反射波は除去する構成
となっているが、受信タイミングに入ってくる外来電波
はそのまま受信してしまうため、探査結果が外来電波に
よるランダムノイズの影響を受けるという問題点があっ
た。
【0005】本発明はかかる問題点を解決するためにな
されたものであり、簡単な構成で外来電波によるランダ
ムノイズのレベルを事前に測定し、これにより探査結果
の正確な評価を行うことができる埋設物探査装置を提供
することを目的としている。
されたものであり、簡単な構成で外来電波によるランダ
ムノイズのレベルを事前に測定し、これにより探査結果
の正確な評価を行うことができる埋設物探査装置を提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる埋設物探
査装置は、装置本体からの送信波による反射信号が受信
される時間以外の受信レベルをランダムノイズのレベル
として検出するノイズ検出手段を備えたことを特徴とす
る。また、ノイズ検出手段で検出されるノイズレベルに
応じて送信出力を自動調整する手段を備えたことを特徴
とする。さらに、ノイズ検出手段で検出されるノイズレ
ベルに応じて上記装置本体の車高を自動調整する手段を
備えたことを特徴とする。
査装置は、装置本体からの送信波による反射信号が受信
される時間以外の受信レベルをランダムノイズのレベル
として検出するノイズ検出手段を備えたことを特徴とす
る。また、ノイズ検出手段で検出されるノイズレベルに
応じて送信出力を自動調整する手段を備えたことを特徴
とする。さらに、ノイズ検出手段で検出されるノイズレ
ベルに応じて上記装置本体の車高を自動調整する手段を
備えたことを特徴とする。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1は本発明の一実施例に係わる埋設物探査装置の
概略の構成を示すブロック図であり、図において図3と
同一符号は同一または相当部分を示し、21は制御回
路、22は表示回路、23はランダムノイズ検出回路で
ある。
る。図1は本発明の一実施例に係わる埋設物探査装置の
概略の構成を示すブロック図であり、図において図3と
同一符号は同一または相当部分を示し、21は制御回
路、22は表示回路、23はランダムノイズ検出回路で
ある。
【0008】次に動作について説明する。装置本体1は
移動可能なように車輪11が取り付けられ、測距部12
でその移動距離が計測され、所定移動距離ごとに送信回
路14で生成された電磁波(パルスビーム)が送信アン
テナ13を介して地中4に向けて発信され、埋設物41
等で反射された反射波が受信アンテナ15を介して受信
回路16で受信され、この受信情報がケーブル3を介し
て表示部2へ送られる。
移動可能なように車輪11が取り付けられ、測距部12
でその移動距離が計測され、所定移動距離ごとに送信回
路14で生成された電磁波(パルスビーム)が送信アン
テナ13を介して地中4に向けて発信され、埋設物41
等で反射された反射波が受信アンテナ15を介して受信
回路16で受信され、この受信情報がケーブル3を介し
て表示部2へ送られる。
【0009】図2は、受信した反射信号50を示す図で
あるが、図2に示すように、受信タイミングに入ってく
る外来電波はそのまま受信してしまうため、外来電波に
よるランダムノイズ51が反射信号50に重畳されてし
まう。また、外来電波によるランダムノイズ51のレベ
ルは、時間的なばらつきがあるため、測定結果も時間的
なばらつきが生じる。従って本実施例では外来電波によ
るランダムノイズ51のレベルを事前に測定し、例えば
ノイズレベルの小さい時に探査計測を行う等により、ノ
イズレベルの影響をできるだけ回避した測定結果を得
る。
あるが、図2に示すように、受信タイミングに入ってく
る外来電波はそのまま受信してしまうため、外来電波に
よるランダムノイズ51が反射信号50に重畳されてし
まう。また、外来電波によるランダムノイズ51のレベ
ルは、時間的なばらつきがあるため、測定結果も時間的
なばらつきが生じる。従って本実施例では外来電波によ
るランダムノイズ51のレベルを事前に測定し、例えば
ノイズレベルの小さい時に探査計測を行う等により、ノ
イズレベルの影響をできるだけ回避した測定結果を得
る。
【0010】このため本実施例の表示部2には、装置の
動作全体を制御する制御回路21と、受信情報を視覚表
示するための表示回路22と、ランダムノイズ検出回路
23とが設けられており、このランダムノイズ検出回路
23で反射信号が受信される時間以外の受信レベルを計
測し、ランダムノイズ51のレベルとして表示装置上に
表示する。このランダムノイズの計測は、この種の埋設
物探査装置が所定間隔毎にパルスビームを発信し、その
反射信号を受信する構成となっているため、その間の反
射信号が受信されない時間毎に計測する構成とすれば良
いが、ノイズ計測時に制御回路21により送信回路14
をOFFする構成としても良い。本実施例ではこのよう
にランダムノイズ51のレベルを事前に計測することに
より、外来電波の時間的なばらつきによる探査結果の誤
りを回避する。また、ノイズレベルを事前に知ることが
できるので、外来電波の混入の度合いが少ない時を選ん
で探査を行うことにより、S/N比の高いデータが得ら
れ、微小な反射信号も検出できるようになり、小さな埋
設物や深い深度の埋設物の探査が可能となる。
動作全体を制御する制御回路21と、受信情報を視覚表
示するための表示回路22と、ランダムノイズ検出回路
23とが設けられており、このランダムノイズ検出回路
23で反射信号が受信される時間以外の受信レベルを計
測し、ランダムノイズ51のレベルとして表示装置上に
表示する。このランダムノイズの計測は、この種の埋設
物探査装置が所定間隔毎にパルスビームを発信し、その
反射信号を受信する構成となっているため、その間の反
射信号が受信されない時間毎に計測する構成とすれば良
いが、ノイズ計測時に制御回路21により送信回路14
をOFFする構成としても良い。本実施例ではこのよう
にランダムノイズ51のレベルを事前に計測することに
より、外来電波の時間的なばらつきによる探査結果の誤
りを回避する。また、ノイズレベルを事前に知ることが
できるので、外来電波の混入の度合いが少ない時を選ん
で探査を行うことにより、S/N比の高いデータが得ら
れ、微小な反射信号も検出できるようになり、小さな埋
設物や深い深度の埋設物の探査が可能となる。
【0011】また、外来電波によるノイズレベルを検出
して、このノイズレベルに応じて送信出力を自動的に調
整し、ノイズレベルが高いときには高出力でレーダビー
ムを発信する構成としても良く、このような構成とすれ
ばノイズレベルのばらつきをカバーできるようになる。
して、このノイズレベルに応じて送信出力を自動的に調
整し、ノイズレベルが高いときには高出力でレーダビー
ムを発信する構成としても良く、このような構成とすれ
ばノイズレベルのばらつきをカバーできるようになる。
【0012】また、外来電波によるノイズレベルを検出
して、このノイズレベルに応じて装置本体1の車高を自
動的に調整し、ノイズレベルが高いときには車高を低く
して受信感度を高める構成とすることもできる。
して、このノイズレベルに応じて装置本体1の車高を自
動的に調整し、ノイズレベルが高いときには車高を低く
して受信感度を高める構成とすることもできる。
【0013】
【発明の効果】本発明は以上説明したように外来電波に
よるランダムノイズのレベルを事前に計測できる構成を
付加することで、探査結果の正確な評価が可能となり、
またノイズレベルに応じた自動調整が可能な埋設物探査
装置が得られるという効果がある。
よるランダムノイズのレベルを事前に計測できる構成を
付加することで、探査結果の正確な評価が可能となり、
またノイズレベルに応じた自動調整が可能な埋設物探査
装置が得られるという効果がある。
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】埋設物探査装置における外来電波の影響を説明
するための図である。
するための図である。
【図3】従来のこの種の装置を説明するためのブロック
図である。
図である。
1 装置本体 2 表示部 21 制御回路 23 ランダムノイズ検出回路
Claims (3)
- 【請求項1】 移動可能なように車輪を設け電磁波を送
受信する装置本体と表示部とで構成され、構造体や大地
に埋設されている埋設物をレーダを用いて探査する埋設
物探査装置において、 装置本体からの送信波による反射信号が受信される時間
以外の受信レベルをランダムノイズのレベルとして検出
するノイズ検出手段を備えたことを特徴とする埋設物探
査装置。 - 【請求項2】 上記ノイズ検出手段で検出されるノイズ
レベルに応じて送信出力を自動調整する手段を備えたこ
とを特徴とする請求項第1項記載の埋設物探査装置。 - 【請求項3】 上記ノイズ検出手段で検出されるノイズ
レベルに応じて上記装置本体の車高を自動調整する手段
を備えたことを特徴とする請求項第1項記載の埋設物探
査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986695A JPH08194057A (ja) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | 埋設物探査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986695A JPH08194057A (ja) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | 埋設物探査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08194057A true JPH08194057A (ja) | 1996-07-30 |
Family
ID=12011153
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986695A Pending JPH08194057A (ja) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | 埋設物探査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08194057A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021012154A (ja) * | 2019-07-09 | 2021-02-04 | オムロン株式会社 | 埋設物検出装置および埋設物検出方法 |
JP2021012160A (ja) * | 2019-07-09 | 2021-02-04 | オムロン株式会社 | 埋設物検出装置および埋設物検出方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6165176A (ja) * | 1984-09-07 | 1986-04-03 | Japan Radio Co Ltd | 埋設物探査装置 |
JPH0244276A (ja) * | 1988-08-04 | 1990-02-14 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | 送信パルス可変型インパルス地下レーダ装置 |
JPH0527012A (ja) * | 1991-07-25 | 1993-02-05 | Mitsubishi Electric Corp | レーダ装置 |
-
1995
- 1995-01-13 JP JP1986695A patent/JPH08194057A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6165176A (ja) * | 1984-09-07 | 1986-04-03 | Japan Radio Co Ltd | 埋設物探査装置 |
JPH0244276A (ja) * | 1988-08-04 | 1990-02-14 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | 送信パルス可変型インパルス地下レーダ装置 |
JPH0527012A (ja) * | 1991-07-25 | 1993-02-05 | Mitsubishi Electric Corp | レーダ装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021012154A (ja) * | 2019-07-09 | 2021-02-04 | オムロン株式会社 | 埋設物検出装置および埋設物検出方法 |
JP2021012160A (ja) * | 2019-07-09 | 2021-02-04 | オムロン株式会社 | 埋設物検出装置および埋設物検出方法 |
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