JPH08193937A - 電子機器および腐食モニタ装置 - Google Patents

電子機器および腐食モニタ装置

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JPH08193937A
JPH08193937A JP470695A JP470695A JPH08193937A JP H08193937 A JPH08193937 A JP H08193937A JP 470695 A JP470695 A JP 470695A JP 470695 A JP470695 A JP 470695A JP H08193937 A JPH08193937 A JP H08193937A
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Japan
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corrosion
electrically insulating
electronic device
refrigerant
corrosiveness
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JP470695A
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Hiromi Gohara
ひろみ 轟原
Rintaro Minamitani
林太郎 南谷
Toshio Hatsuda
俊雄 初田
Kenichi Kasai
憲一 笠井
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】電気絶縁性冷媒10を用いて機器の冷却または
加熱を行う電子機器において、気液二相に分離された電
気絶縁性冷媒の両相のうちどちらか一方に、冷媒10の
腐食性を評価するための腐食モニタ装置26を具備す
る。 【効果】電気電子部品の電気絶縁性冷媒中で腐食モニタ
装置を安定に作動させることが可能であり、冷媒の腐食
性、または、装置を形成する材料の腐食度を正確かつ容
易に測定できるので、微細化された電気電子機器の故障
防止を図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気電子機器の腐食モニ
タ装置に係り、特に、直接液冷コンピュータ,サイリス
タ,変圧器など、電気絶縁性冷媒を用い、かつ、長期間
運転される電気電子機器の腐食モニタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電気絶縁性冷媒を用いた電子機器
装置では、電気絶縁性冷媒に接する金属材料の腐食の問
題を解決するため、溶解水分やその他の腐食因子を冷媒
から除去することが必要不可欠である。例えば、液冷コ
ンピュータの場合には、文献(IEEE,1993,3,
「SUPERCOMPUTER COOLING SYSTEM」頁218〜237)に
記載されているように、電気絶縁性冷媒中に溶存する水
分や酸素などの腐食因子を抑制するため、電気絶縁性冷
媒の流路に各種フィルタを設置している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術により電
気絶縁性冷媒を用いた電子機器において、腐食や短絡な
どの問題を解決するため、各種フィルタを設置し、冷媒
中から腐食因子を除去することにより電子機器の腐食信
頼性を確保している。しかし、フィルタは可逆性の吸着
剤のものが多く、冷媒の温度が通常の運転時に比べ高く
なると腐食因子の流出源となりうる。そのうえ電気電子
機器を長期運転する場合、フィルタ性能の悪化や冷媒温
度の急激な変化,冷媒の分解による酸の発生、また、密
閉シール部からの腐食因子の混入などの要因により電気
絶縁性冷媒の腐食性が高くなり、電気電子機器の接液材
料の腐食が加速する事も考えられ、これは機器の故障の
原因となる。このため冷媒の腐食性、または、接液材料
の腐食量をin−situでモニタリングする必要がある。
【0004】本発明の目的は、電気絶縁性冷媒を用いた
電子機器において、電気絶縁性冷媒中の実環境がどのよ
うに変化したか、またその環境中の材料がどれだけ腐食
したかを、正確かつ容易にin−situで知ることができ、
接液材料の腐食による故障の心配がない電子機器を提供
することにある。
【0005】本発明の他の目的は、高圧環境の電気絶縁
性冷媒中での腐食のモニタリング可能な装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、電気絶縁性冷媒によって加熱または冷却
する電気電子機器において、気液二相に分離された電気
絶縁性冷媒の両相のどちらか一方に、電気絶縁性冷媒の
腐食性を評価するモニタ手段を有することを特徴とす
る。尚、この場合モニタ手段として共振周波数の変化を
モニタすることが有効である。
【0007】また、本発明の腐食評価システムは、共振
周波数変化を測定する手段(腐食モニタ装置)によって
出力される結果から、材料の腐食速度および電気絶縁性
冷媒環境の腐食性を評価する演算装置において、前記演
算装置は予め求めておいた前記材料の周波数特性と腐食
速度、または周波数特性と環境の腐食性との関係のデー
タベースから、測定時における腐食速度および環境の腐
食性を評価することを特徴とする。
【0008】また、本発明の液質管理システムの制御方
法は、電気絶縁性冷媒の液質をフィルタにより管理する
液質管理システムにおいて、フィルタの前後に前記腐食
モニタ装置を設置し、これら前後の腐食モニタ装置から
の信号差により前記フィルタの運転状況を判定し、冷媒
流路を制御することを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明は、気液二相に完全に分離された電気絶
縁性冷媒の気相または液相のどちらか一方に腐食モニタ
リング用のセンサを設置することにより、センサを安定
に作動させ、冷媒の腐食性モニタリングを正確に行うこ
とができる。
【0010】また、本発明による腐食モニタ装置は、水
晶振動子の共振周波数がその質量の変化によって変化す
ることを利用したものである。すなわち水晶振動子に蒸
着した薄膜が腐食により重量が増加すると、水晶振動子
の質量あるいは厚さが増加したのと同じ効果が生じ、質
量変化に比例した共振周波数の変化が生じる。
【0011】水晶の共振周波数fの変化dfと単位面積
あたりの質量変化dmとの間には次の関係が成立する。
【0012】
【数1】
【0013】ρは水晶の密度(2.26g/cm3)、Nは周
波数定数(167kHz・cm)である。従って、f=6M
Hzの水晶振動子を用いれば、1Hzの変化は12.3
ng/cm2の質量変化に相当する。直径8mmの振動子を
用いると6.2ngの質量変化が1Hzの振動数変化を
生じることになり、極めて高感度に質量変化を測定する
ことができる。
【0014】ATカットで作成された板上の水晶の両側
に電極を取付け、厚み方向に交流電圧をかけると、水晶
の圧電的性質によりせん断方向に共振振動を起こす。こ
の時の共振周波数は水晶の厚さの微小変化、さらにこの
厚さの微小変化に対応する質量に比例する。この原理を
利用した微小質量変化の検出方法が水晶マイクロバラン
ス(Quartz Crystal Microbalance :QCM)法であ
る。
【0015】QCM法は常時水晶振動子に電圧を印加し
て測定する手段であるので、周波数変化の微分値を求め
るとその時間での腐食環境の変化をモニタリングするこ
とが可能である。また、測定開始時からの周波数変化の
積分値を求めると、その時間までの腐食量を求めること
が可能である。これらの出力により、腐食環境の劣化や
接液材料の腐食量を検出し、フィルタの交換,冷媒の交
換,シール部の補強,修復を行うことにより、腐食によ
る電子機器の故障を防ぐことが可能であり、電子機器の
高信頼化が図れる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図により説明する。
【0017】図1は本発明による電気絶縁性冷媒中での
腐食による質量変化を測定する腐食モニタ装置のブロッ
ク図である。また、図2は本発明による腐食モニタ装置
の腐食センサの断面図である。図1,図2において、1
は測定用水晶振動子、2は薄膜、3は水晶振動子を支持
するホルダ、4は冷媒貯槽、5は電圧を印加させる水晶
発振器、6は周波数カウンタ、7はコンピュータ、8は
Oリング、9はとめ具、10は電気絶縁性冷媒、14は
腐食センサ、15は測定制御装置、16は蓋である。電
気絶縁性冷媒10を密閉の冷媒貯槽4に入れたとき内圧
が高くなるため冷媒貯槽4は耐圧構造にする必要があ
り、Oリング8を介して蓋16をとめ具9で固定するこ
とにより密閉、かつ、耐圧構造にすることが可能であ
る。腐食モニタ装置は、腐食センサ14と測定制御装置
15にて構成されている。腐食モニタの対象となる材料
の薄膜2が測定用水晶振動子1の両面に蒸着されてお
り、薄膜2は電極の役割も兼ねている。薄膜2は、装置
内の材料で最も腐食する単一材料あるいは、複合材料で
もよい。電気絶縁性冷媒10中に腐食センサ14を浸せ
きし、水晶発振器5により薄膜2に電圧を印加する。周
波数カウンタ6により共振周波数を測定し、コンピュー
タ7により質量変化が計算されるとともにメモリ部に記
憶される。
【0018】電気絶縁性冷媒10に溶存する水や酸素な
どの腐食因子により薄膜2が腐食し、腐食生成物の質量
が増加すると、水晶振動子1の共振周波数が低下する。
この低下の大きさは質量変化に比例する。6MHzの水
晶振動子を用いた場合、1Hzの変化は12.3ng/cm2
の質量変化に相当し、極めて感度がよい。例えば、電気
絶縁性冷媒中で銅は腐食し一千時間で数μg/cm2重量
が増加するので、12.3ng/cm2の感度を持つこの腐食
モニタ方法は有効である。
【0019】ここで、周波数変化の微分値を求めるとそ
の時間での腐食環境の変化をモニタリングすることが可
能である。また、測定開始時からの周波数変化の積分値
を求めると、その時間までの腐食量を求めることが可能
である。これらの出力により、腐食環境の劣化や接液材
料の腐食量を検出し、フィルタの交換,冷媒の交換,シ
ール部の補強,修復をする時期を知ることができる。
【0020】また、水晶発振器5は、水晶振動子1を気
相中に設置する場合には低消費電力のC−MOS型発振
回路を、水晶振動子1を液中に浸せきさせる場合にはパ
ワーの大きいTTL発振回路を用いる。
【0021】水晶振動子を電気絶縁性冷媒中で使用する
場合には、水晶振動子ホルダ3は溶出や腐食の心配の無
いステンレス製が望ましい。液が電気絶縁性冷媒である
ときは、電解質溶液とは異なり電極の絶縁の必要が無
く、両面を液中に浸せきさせることができるので、水晶
振動子ホルダ測定の感度が片面使用の場合の2倍にな
る。しかし、腐食センサ14からの導線13と冷媒貯槽
4との接触部は絶縁する必要があり、これはセラミック
やプラスチックを用いることにより実現する。
【0022】また、測定に用いる水晶振動子は温度に対
して共振周波数が極めて安定なATカットの水晶が最も
望ましい。また共振周波数は感度の面からより高周波の
ものが有利であるが、発振の安定性,取扱い易さなどか
ら考えて6〜10MHzのもの望ましい。
【0023】図3は、本発明による電気絶縁性冷媒中で
の腐食による質量変化を測定する腐食モニタ装置の他の
ブロック図である。図3において11は参照用水晶振動
子、12は参照用薄膜である。水晶振動子を液中で使用
する場合には、温度変化により液の粘度および密度が変
化するため、水晶振動子への負荷加重が変化し周波数変
化に影響を及ぼす。そこで、図3に示すようにこれら腐
食以外の因子による周波数変化を校正するための参照用
水晶振動子11を設ければよい。参照用水晶振動子11
に蒸着する薄膜12は電気絶縁性冷媒中で腐食する心配
の無い材料、たとえば金などの耐食性の高い材料であ
る。測定用水晶振動子1の周波数変化から参照用水晶振
動子11の周波数変化を差し引くことによって、腐食以
外の因子による周波数変化を除外することができ、腐食
モニタ装置中の電気絶縁性冷媒の温度や水晶振動子に加
わる圧力が変化した場合でも腐食量の正確な値を知るこ
とが可能である。
【0024】図4は本発明による腐食モニタ装置を用い
た液冷コンピュータの一実施例を示すブロック図であ
る。図4において、コンピュータの筐体内部の集積回路
基板22上には一つないし複数個の半導体素子23が搭
載されており、半導体素子23を冷却するために電気絶
縁性冷媒10に浸せきされている。絶縁性冷媒10は、
ポンプ27によって、冷却モジュール21,熱交換器2
5、そしてフィルタ28を循環している。冷却モジュー
ル21内の半導体素子23の発熱によって、一部が気化
し気液二相が混在した状態の電気絶縁性冷媒10は、熱
交換器25により再び液化される。熱交換器25からフ
ィルタ28に至る配管途中に腐食モニタ装置26が設置
されている。腐食モニタ装置26の腐食センサ14を、
気液二相に分離された電気絶縁性冷媒10のうち液相1
0aに設置したものである。腐食モニタ装置26により
この冷媒環境中での冷却系の腐食損傷または冷媒の腐食
性をモニタすることが可能である。また、フィルタに流
入する前の、冷却系内で冷媒の腐食性が最も高い場所で
腐食をモニタリングできるので、安全側の評価ができ
る。
【0025】図5は本発明による腐食モニタ装置を用い
た液冷コンピュータの他の実施例を示すブロック図であ
る。本実施例は図4と同様の構成において、腐食モニタ
装置26の腐食センサ14を電気絶縁性冷媒10の気相
部10bに設置し腐食モニタリングをするものであり、
図4に示す実施例と同様の効果が得られる。
【0026】図6は本発明による腐食モニタ装置を用い
た液冷コンピュータのさらに他の実施例を示すブロック
図である。本実施例は腐食モニタ装置26をフィルタ2
8から冷却モジュール21に至る配管途中に設置し、腐
食モニタ装置26は、腐食センサ14を電気絶縁性冷媒
10の液相10aに浸せきしたものである。腐食モニタ
装置26をフィルタ28から冷却モジュール21に至る
配管途中に設置することにより、最も腐食を抑制する必
要のある冷却モジュール内と同様の液質の冷媒をモニタ
リングすることができる。
【0027】図7は本発明による腐食モニタ装置を用い
た液冷コンピュータのさらに他の実施例を示すブロック
図である。本実施例は図6と同様の構成において腐食モ
ニタ装置26の腐食センサ14を電気絶縁性冷媒10の
気相部10bに設置し、腐食のモニタリングをするもの
であり、図6に示す実施例と同様の効果が得られる。
【0028】図4ないし図7では、腐食モニタ装置26
の構成として図1の場合を図示したが、図3の腐食モニ
タ装置に置き換えてもよい。
【0029】図8は本発明による腐食モニタ装置を用い
た液冷コンピュータの他の実施例を示すブロック図であ
る。本実施例は腐食モニタ装置26をフィルタ28の前
後両方に設置したものである。腐食モニタ装置26から
の出力により、冷媒の腐食性または材料の腐食度が一定
レベル以下であるかが判断される。腐食性または腐食度
が満足すべき値であれば、冷媒10は冷却モジュール2
1に流れ込み、満足すべき値でなければ、切り替えバル
ブ29により冷媒流路が切り替わり再びフィルタにかけ
られる。本実施例により冷却モジュール21内に供給さ
れる冷媒10は、常に腐食性を低く保つことができ、半
導体素子23の腐食による故障を防ぐことができる。
【0030】図9は本発明による腐食モニタ装置を用い
た液冷コンピュータの他の実施例を示すブロック図であ
る。本実施例は腐食モニタ装置26をフィルタ28の前
後両方に設置したものである。腐食モニタ装置26から
の出力により、冷媒の腐食性または材料の腐食度が一定
レベル以下であるかが判断される。腐食性または腐食度
が満足すべき値であれば、冷媒10はフィルタを通らず
に冷却モジュール21に流れ込み、満足すべき値でなけ
れば、切り替えバルブ29により冷媒流路が切り替わり
フィルタを通ってから冷却モジュール21に流入する。
本実施例により冷却モジュール21内に供給される冷媒
10は、常に腐食性を低く保つことができ、半導体素子
23の腐食による故障を防ぐことができる。
【0031】図10に本発明による腐食モニタ装置を用
いた冷凍機の実施例を示す。図10において、101は
圧縮機、102は凝縮器、103は容量可変の膨張装置
としての電動膨張弁、104は蒸発器で、これらは順に
配管により接続されて冷凍サイクルが構成されており、
冷媒が循環している。圧縮器101で圧縮された高温高
圧の冷媒ガスは、凝縮器102で送風ファン105によ
り送風されてくる空気へ放熱して凝縮し、電動膨張弁1
03で減圧され、蒸発器104で送風ファン106によ
り送風されてくる空気から吸熱して蒸発し、再び圧縮器
101へ戻る。電動膨張弁103の下流に腐食モニタ装
置26を設置する。冷媒の腐食性の悪化は、測定試料表
面の腐食を加速させるため、本実施例により容易に監視
できる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、測定材料の腐食前後の
共振周波数の差から質量の変化を求め、電気電子部品の
電気絶縁性冷媒の腐食性、または冷媒中での装置を形成
する材料の腐食量を正確かつ容易にin−situで検出する
ことができる。また、本発明の腐食モニタ装置を大形コ
ンピュータや冷凍サイクル等の電気絶縁性冷媒の気液二
相に分離した両相のうちどちらか一方に設置することに
より、腐食モニタ装置を安定に作動することが可能であ
る。従って、コンピュータや冷凍サイクルの異常を検知
でき、電気電子機器の故障防止を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】腐食モニタ装置のブロック図。
【図2】腐食モニタ装置のセンサの断面図。
【図3】腐食モニタ装置の他のブロック図。
【図4】腐食モニタ装置を用いた液冷コンピュータの一
実施例を示すブロック図。
【図5】腐食モニタ装置を用いた液冷コンピュータの他
の実施例を示すブロック図。
【図6】腐食モニタ装置を用いた液冷コンピュータのさ
らに他の実施例を示すブロック図。
【図7】腐食モニタ装置を用いた液冷コンピュータのさ
らに他の実施例を示すブロック図。
【図8】腐食モニタ装置を用いた液冷コンピュータのさ
らに他の実施例を示すブロック図。
【図9】腐食モニタ装置を用いた液冷コンピュータのさ
らに他の実施例を示すブロック図。
【図10】腐食モニタ装置を用いた冷凍サイクルの一実
施例を示すブロック図。
【符号の説明】
10…電気絶縁性冷媒、10b…電気絶縁性冷媒の気
相、13…導線、14…腐食センサ、15…測定制御装
置、21…冷却モジュール、22…集積回路基板、23
…半導体素子、24…配管、25…熱交換器、26…腐
食モニタ装置、27…ポンプ、28…フィルタ。
フロントページの続き (72)発明者 笠井 憲一 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立製作所汎用コンピュータ事業部内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気絶縁性冷媒を用いて機器の冷却または
    加熱を行う電子機器において、気液二相に分離された電
    気絶縁性冷媒の両相のどちらか一方に、前記電気絶縁性
    冷媒の腐食性を評価するモニタ手段を有することを特徴
    とする電子機器。
  2. 【請求項2】発熱体である半導体素子を有する冷却モジ
    ュールと熱交換器とを電気絶縁性冷媒が循環するように
    配管で接続して成る電子機器において、前記熱交換器か
    ら前記冷却モジュールに至る配管途中に前記電気絶縁性
    冷媒環境の腐食性を評価するモニタ手段を有することを
    特徴とする電子機器。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記熱交換器からフィ
    ルタに至る配管途中に前記電気絶縁性冷媒の環境の腐食
    性を評価するモニタ手段を有する電子機器。
  4. 【請求項4】請求項2において、フィルタに至る配管途
    中に前記電気絶縁性冷媒の環境の腐食性を評価するモニ
    タ手段を有する電子機器。
  5. 【請求項5】請求項1,2,3または4において、前記
    モニタ手段が共振周波数変化をモニタする電子機器。
  6. 【請求項6】請求項5において、前記モニタ手段が水晶
    マイクロバランス法を用いた機器である電子機器。
  7. 【請求項7】請求項6における前記水晶マイクロバラン
    ス法で、水晶の表面に電子機器と同一材料を有する電子
    機器。
  8. 【請求項8】請求項6における前記水晶マイクロバラン
    ス法で、測定用の水晶振動子の他に参照用の水晶振動子
    を少なくとも一つ有する電子機器。
  9. 【請求項9】共振周波数変化を測定する手段によって出
    力される結果から、材料の腐食速度および電気絶縁性冷
    媒の環境の腐食性を評価する演算装置において、前記演
    算装置は予め求めておいた前記材料の周波数特性と腐食
    速度、または周波数特性と環境の腐食性との関係のデー
    タベースから、測定時における腐食速度および環境の腐
    食性を評価することを特徴とする腐食評価システム。
  10. 【請求項10】電気絶縁性冷媒の液質をフィルタにより
    管理する液質管理システムにおいて、フィルタの前後に
    前記腐食モニタ装置を設置し、これら前後の腐食モニタ
    装置からの信号差により前記フィルタの運転状況を判定
    し、冷媒流路を制御することを特徴とする電気絶縁性冷
    媒の液質管理システムの制御方法。
  11. 【請求項11】請求項1ないし10の前記腐食モニタ装
    置を用いた液冷コンピュータ。
  12. 【請求項12】請求項1ないし10の前記腐食モニタ装
    置を用いたサイリスタ。
  13. 【請求項13】請求項1ないし10の前記腐食モニタ装
    置を用いた変圧器。
  14. 【請求項14】請求項1ないし10の前記腐食モニタ装
    置を用いた冷凍器。
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