JPH08193700A - ガス容器保持装置 - Google Patents

ガス容器保持装置

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JPH08193700A
JPH08193700A JP5968995A JP5968995A JPH08193700A JP H08193700 A JPH08193700 A JP H08193700A JP 5968995 A JP5968995 A JP 5968995A JP 5968995 A JP5968995 A JP 5968995A JP H08193700 A JPH08193700 A JP H08193700A
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Mitsuo Kanazawa
光雄 金澤
Yasuhiro Ando
泰宏 安藤
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Kanazawa Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガスボンベの安全管理作業を簡易化する。 【構成】 ガスボンベ14(15)をガス容器収納箱9
に収納することする一方、そのガス容器収納箱9の開口
9aを開閉扉10a、10bにより閉じてロックするこ
とにより、ガスボンベ14(15)の転倒と該ガスボン
ベ14(15)に直射日光が当たることを同時に防止す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスボンベ等のガス容
器の使用時に、該ガス容器を起立状態に保持するガス容
器保持装置に関する。
【0002】
【従来技術】高圧ガスを使用して、溶接、切断作業を行
うに際して、現場作業の安全を確保するため、法規制に
より、ガス容器(ボンベ)が転倒しないように保持する
こと、ガス容器の温度を40℃以下に保つこと、異種の
物が接触することにより発火又は爆発するおそれがある
ときは、接触防止のための措置が講じられていること等
を守ることが求められる。このため、このような内容を
考慮した運搬車付きガス容器保持装置が開発されてい
る。このガス容器保持装置の本体は、具体的には、骨格
として、フレ−ム体を設け、そのフレ−ム体に、その下
部において2個のガス容器を載置する載置台を突出して
設けると共に、異種の物の接触防止のための措置とし
て、載置台から上方を仕切るように仕切壁を取付けるこ
ととされている。そして、使用時において、ガス容器が
転倒しないようにするため、該ガス容器を載置台に立て
た状態で、鎖をもってフレ−ム体に縛ることとされ、ガ
ス容器の温度を40℃以下に保つために、各ガス容器に
ボンベカバーを個々に被せて直射日光を避けることとさ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記ガス容器
保持装置においては、ガス容器が転倒しないようにする
ために鎖を用いてガス容器を縛ることと、直射日光を避
けるためにボンベカバーをガス容器に被せることとは、
別個独立の作業であり、その各作業は個々に行わなけれ
ばならない。
【0004】本発明は上記実情を鑑みてなされたもの
で、その目的は、安全管理作業を簡易化できるガス容器
保持装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段、作用】上記目的を達成す
るために請求項1の発明にあっては、開口が交換作業口
として前方に向けられ、内部が仕切壁により第1収納空
間と第2収納空間とに区画されるガス容器収納箱と、前
記ガス容器収納箱の開口が開閉可能とされ、閉時には、
ロックされる開閉扉と、を備える、ことを特徴とするガ
ス容器保持装置とした構成としてある。上述の構成によ
り、第1、第2収納空間にガス容器を収納し、開閉扉を
閉じてロックすれば、開閉扉が、ガス容器転倒防止用保
持手段として、ガス容器を支え、同時に、ガス容器収納
箱と相まって、ガス容器を覆う手段として、該ガス容器
に直射日光が当たらないようにすることになり、ガス容
器転倒防止作業と、ガス容器に対する直射日光回避作業
とが、開閉扉を閉じるだけで同時に終えることになる。
このため、ガス容器に関しての安全管理作業を簡易化で
きることになる。
【0006】前述の目的を達成するために請求項2の発
明にあっては、請求項1において、前記開閉扉が左右一
対の扉により構成され、前記左右扉の各開閉基端部が前
記仕切壁の先端部に回動可能にそれぞれ支持されてい
る、構成としてある。上述の構成により、左右一対の各
扉は、開時に、内側に向って回動して、外開きすること
はなく、外開きの場合のように、開閉扉の開時に、ガス
容器収納箱の端部壁よりも外側に、開閉扉を開動させる
ために必要な空間を確保する必要はなくなる。このた
め、開閉扉を開動させるために必要な空間を極力少なく
することができることになる。
【0007】前述の目的を達成するために請求項3の発
明にあっては、請求項1において、前記開閉扉の構成部
が、閉時に、前記第1、第2収納空間の間に進入して前
記仕切壁を構成するように設定されている、構成として
ある。上述の構成により、前述の請求項1の発明と同様
の作用を生じる他に、開閉扉の閉時には、該開閉扉の構
成部が、第1、第2収納空間の仕切壁を構成して、異種
の物が充填されるガス容器の接触防止措置として機能す
ることになり、開閉扉を、前述のガス容器転倒防止用保
持手段、ガス容器を覆う手段の他に、仕切壁としても有
効に利用できることになる。このため、別途、異種の物
が充填されるガス容器の接触防止措置として、仕切壁を
用意する必要はなくなる。
【0008】前述の目的を達成するために請求項4の発
明にあっては、請求項3において、前記開閉扉が一枚の
扉により構成され、該扉の開閉基端部が、前記ガス容器
収納箱の外側端部壁に回動可能に支持されている、構成
としてある。上述の構成により、前述の請求項3の発明
と同様の作用を生じる他に、第1、第2収納空間があっ
ても、一枚の扉を閉じてロックするだけで、該第1、第
2収納空間を閉じることになる。このため、ロック作業
を簡易化することができることになる。
【0009】前述の目的を達成するために請求項5の発
明にあっては、請求項1〜4のいずれかにおいて、前記
開閉扉の開閉基端部が、前記ガス容器収納箱の外側端部
壁に回動可能に支持され、前記開閉扉の内面下端部に底
板が設けられている、構成としてある。上述の構成によ
り、ガス容器交換作業は、第1、第2収納空間において
の通常の交換作業の他に、開閉扉の下端部における底板
を利用して、開閉扉の開閉動に伴って、底板にガス容器
を載せた状態で、該ガス容器を第1、第2収納空間に収
納し、或いは取り出すことができることになり、ガス容
器交換作業の多様化を図ることができるばかりか、開閉
扉の開状態において、第1、第2収納空間、開閉扉にお
ける底板の一方で、ガス容器の積み(収納)作業を行
い、他方でガス容器の降ろし作業を行うことができるこ
とになり、ガス容器の積み降ろし作業を同時進行させる
ことができることになる。このため、ガス容器の交換作
業を迅速に行うことができることになる。
【0010】前述の目的を達成するために請求項6の発
明にあっては、請求項5において、前記開閉扉の底板が
奥部と揺動部とに分けられ、前記奥部が前記開閉扉に固
定されている一方、前記揺動部が該奥部の先端部に上下
方向に揺動可能に支持されている、構成としてある。上
述の構成により、前述の請求項5の発明と同様の作用を
生じる他に、開閉扉の開時には、揺動部先端部が自重に
より路面等に当接して、該揺動部が路面等と底板の奥部
との間に傾斜状態で掛け渡されることになり、開閉扉の
底板に対してガス容器を積み降ろすときには、揺動部の
斜面を利用することができ、しかも、特に、開閉扉の底
板からガス容器を降ろすときには、揺動部の上方領域に
おけるガス容器部分が浮いて、ガス容器を引き降ろし易
くすることができることになる。このため、開閉扉の底
板に対するガス容器の積み降ろし作業を容易にすること
ができることになる。
【0011】前述の目的を達成するために請求項7の発
明にあっては、請求項6において、前記底板の揺動部下
面にロ−ラが回転可能に支持され、前記ガス容器収納箱
の底部に、前記開閉扉の開閉動に伴う前記ロ−ラの移動
領域であって該開閉扉の閉時の位置において、ロック穴
が形成されている、構成としてある。上述の構成によ
り、開閉扉を閉動さえすれば、ロ−ラが路面等を走行し
つつガス容器収納箱の底壁に円滑に乗り上げ、この後、
ロ−ラがロック穴に落ち込んで、開閉扉は閉状態でロッ
クされることになる。このため、開閉扉のロック作業を
極めて容易に行うことができることになる。
【0012】前述の目的を達成するために請求項8の発
明にあっては、請求項5において、前記底板が前記開閉
扉の内面下端部に回動可能に支持され、前記底板の回動
軸心が、該底板を奥部と該奥部よりも先端側の先端部と
に分けるように設定され、前記開閉扉の内面下端部に、
前記底板における奥部の回動領域であって該奥部の水平
状態位置において、該奥部の下方への回動を規制する回
動規制手段が設けられている、構成としてある。上述の
構成により、前述の請求項5の発明と同様の作用を生じ
る他に、開閉扉の底板にガス容器を積むときには、ガス
容器の底部の一部を、先端部から回動軸心を越えて奥部
に至るように載せ、ガス容器の上部を開閉扉の内面に向
って起こすようにすれば、そのガス容器の自重を、底板
における奥部側を下方へ回動させて該底板を水平状態に
する力として利用できることになり、路面等と開閉扉の
底板との間に多少の段差(高さ)があったとしても、ガ
ス容器を簡単に底板に載せることができることになる。
一方、開閉扉の底板からガス容器を降ろすときには、ガ
ス容器の上部を開閉扉の内面から離間する方向に若干、
倒せば、そのガス容器の自重を、底板における先端部を
下方へ回動させる力として利用でき、底板は、先端部が
奥部よりも低くなるように傾斜することになり、その傾
斜状態の底板を利用してガス容器を降ろすことができる
ことになる。このため、この場合にも、開閉扉の底板に
対するガス容器の積み降ろし作業を容易にすることがで
きることになる。
【0013】前述の目的を達成するために請求項9の発
明にあっては、請求項1又は3において、前記開閉扉
は、開時に、前記ガス容器収納箱内に収納されるように
設定されている、構成としてある。上述の構成により、
開閉扉の開時に、該開閉扉が外開きとなるようなことは
なくなり、ガス容器の積み降ろし作業領域に開閉扉が突
出することはなくなる。このため、ガス容器の交換作業
に際して、開閉扉が該作業の邪魔をすることを防止でき
ることになる。
【0014】前述の目的を達成するために請求項10の
発明にあっては、請求項1〜9のいずれかにおいて、前
記ガス容器収納箱に運搬車が備えられている、構成とし
てある。上述の構成により、運搬車によって移動が容易
となり、前述の高度な機能をあらゆる個所で発揮させる
ことができることになる。このため、機動性を高めたガ
ス容器保持装置を提供できることになる。
【0015】前述の目的を達成するために請求項11の
発明にあっては、請求項1〜9のいずれかにおいて、前
記ガス容器収納箱の下部にパレットが固定され、前記パ
レットの側部に、運搬車用フォ−クを挿入する挿入孔が
開口されている、構成としてある。上述の構成により、
フォ−ク付き運搬車の使用によって円滑な運搬が確保で
きる一方、その運搬については、独自の運搬手段を備え
ないことから、ガス容器保持装置を必要最小限の大きさ
とすることができることになる。このため、円滑な運搬
を可能にしつつ、ガス容器保持装置をできるだけ簡素に
できると共に、使用、貯蔵時において、ガス容器保持装
置の占有空間を極力少なくすることができることにな
る。また、パレットによってガス容器保持装置の接地面
積を増大させることができると共に、複数のガス容器保
持装置の運搬に対して1台のフォ−ク付き運搬車を利用
できることになる。このため、ガス容器保持装置の安定
性を高めると共に、1台のフォ−ク付き運搬車の利用率
を高めることができることになる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図4は第1実施例を示すものである。この
第1実施例においては、ガス容器保持装置1に運搬車2
が備えられており、その運搬車2によりガス容器保持装
置1は運搬可能となっている。
【0017】先ず、運搬車2について説明する。この運
搬車2は、図1〜図3に示すように、フレ−ム体3と、
載置台4と、車輪5とを備えている。フレ−ム体3は、
運搬車2の骨格をなすもので、一定の幅を有して直線的
に延びる背部6と、その背部6上部から連続的に後方側
(図2中、左側)に屈曲される把手部7と、を備えてお
り、背部6には、その後方側において、ガスホ−スを巻
回するホ−スリ−ル、消化器等(図示略)の法定装備品
が適宜、取付けられることになっている。載置台4は、
前記フレ−ム体3の下部に前方(図2中、右側)に突出
するように取付けられており、その載置台4が水平な
床、路面等(以下路面等8と称す)の上面に降ろされた
とき、路面等8に対してフレ−ム体3における背部6が
起立し、載置台4の上面が水平となるように設定されて
いる(図2参照)。車輪5は、前記フレ−ム体3におけ
る背部6に回転可能に支持されており、該背部6を路面
等8に対して傾斜させたときには、載置台4が路面等8
から浮く一方、車輪5は路面等8に接触して運搬可能と
なり、該背部6を路面等8に対して起立させて載置台4
を路面等8に降ろしたときには、車輪5は路面等8に接
触ないしは浮くように設定されている。
【0018】次に、ガス容器保持装置1について説明す
る。このガス容器保持装置1は、図1〜図3に示すよう
に、ガス容器収納箱9と、開閉扉10とを備えている。
【0019】上記ガス容器収納箱9は、起立された状態
で前記載置台4及び前記背部6に固定されていて、該載
置台4上には、本実施例においては、該ガス容器収納箱
9と該載置台4とにより、開口9aを前方である載置台
4の突出方向に向けた収納空間Sが形成されている。こ
のガス容器収納箱9内の収納空間Sには仕切壁11が設
けられており、その仕切壁11によりガス容器収納箱9
は左右室12、13に区画されている。この左右室1
2、13は、ガス容器としてのガスボンベを収納できる
空間をそれぞれ確保しており、本実施例においては、右
室13には、可燃性ガスとしてのアセチレンガスが充填
されたアセチレンガスボンベ14が収納され、左室12
には、支燃性ガスとしての酸素ガスが充填された酸素ガ
スボンベ15が収納されることになっている。特に、本
実施例においては、左右各室12、13をガスボンベ収
納空間として最小限の空間とするべく、ガス容器収納箱
9における上壁部9b及び載置台4(本実施例において
は、ガス容器収納箱9の下壁部に相当する)の角部はガ
スボンベ14、15の周面に対応して丸みが付けられ、
側壁部9dは前記背部6から上壁部9b及び載置台4の
丸み部の手前までしか延ばされていない。
【0020】前記開閉扉10は、左右各室12、13毎
に設けられて、左右一対の開閉扉10a、10bにより
構成されている。この各開閉扉10a、10bは、前記
仕切壁11の先端部にヒンジ等(図示略)を介して揺動
可能に支持されており、この各開閉扉10a、10b
は、左右各室12、13の開口を前記上壁部9b及び載
置台4の周縁部に沿うようにしてそれぞれ閉じることが
できることになっている。また、上記各開閉扉10a、
10bには、通気孔16が、各ガスボンベ14、15の
上部に対応するようにして形成されている。この通気孔
16は、前述の各ガスボンベ14、15からのガスホ−
スの取り出し口として機能すると共に、ガス容器収納箱
9の下壁部としての載置台4に形成される図外の通気孔
と協働して、左右各室12、13において通気を行う機
能を有している。この場合、ファンを用いて強制通風を
行ってもよく、そのときには、動力源として、太陽電池
を用いてもよい。
【0021】前記各開閉扉10a、10b及びガス容器
収納箱9には、図4に示すように、ロック機構17が設
けられている。このロック機構17は、本実施例におい
ては、各開閉扉10a、10bにそれぞれ設けられる係
合ピン18と、ガス容器収納箱9に設けられて前記係合
ピン18に係止可能な鉤片19とにより構成されてお
り、係合ピン18に鉤片19が係止されたときには、各
開閉扉10a、10bは、左右各室12、13の開口を
閉じた状態でロックされることになっている。
【0022】したがって、ガス容器収納箱9の左右室1
2、13にアセチレンガスボンベ14、酸素ガスボンベ
15を収納し、各開閉扉10a、10bを閉じてロック
すれば、開閉扉10a、10bが、ガスボンベ転倒防止
用保持手段として、アセチレンガス(可燃性ガス)ボン
ベ14、酸素ガス(支燃性ガス)ボンベ15を支え、同
時に、ガス容器収納箱9と相まって、ガスボンベ14、
15を覆う手段として、該アセチレンガスボンベ14、
酸素ガスボンベ15に直射日光が当たらないようにする
ことになり、ガス容器転倒防止作業と、ガスボンベ1
4、15に対する直射日光回避作業とが、開閉扉10
a、10bを閉じるだけで同時に終えることになる。こ
のため、安全管理作業を簡易化できることになる。
【0023】また、左右一対の各開閉扉10a、10b
は、開時に、内側に向って回動して、外開きすることは
なく、外開きの場合のように、開閉扉10a、10bの
開時に、ガス容器収納箱9の外側端部壁としての側壁部
9dよりも外側に、開閉扉10a、10bを開動させる
ために必要な空間を確保する必要はなくなり、開閉扉1
0a、10bを開動させるために必要な空間を極力少な
くすることができることになる。
【0024】図5〜図7は第2実施例を示すものであ
る。この第2実施例において、前記第1実施例と同一構
成要素については同一符号を付してその説明を省略す
る。
【0025】この第2実施例は、開閉扉10a、10b
の回動先端部10cを仕切壁11の一部として利用した
ものである。すなわち、この第2実施例においては、ガ
ス容器収納箱9として、アセチレンガスボンベ14が収
納可能な有底円筒体を軸心方向に半割した半割体20
と、酸素ガスボンベ15が収納可能な有底円筒体を軸心
方向に半割した半割体21とを並設して用意し、それら
を、載置台4上において、その各開口20a、21a側
を前方に向くようにすると共に各底部20b、21b側
を上側になるようにして前記背部6に固定している。一
方、各開閉扉10a、10bは、ガス容器収納箱9にお
ける各半割体20、21に対応する半割体として構成さ
れており、この各開閉扉10a、10bとガス容器収納
箱9における対応半割体20、21とは、協働して円筒
体を構成できることになっている。この各開閉扉10
a、10bは、外開きとなるように、ガス容器収納箱9
の両側壁部9dにヒンジ22を介して回動可能にそれぞ
れ取付けられており、該各開閉扉10a、10bが閉じ
られたときには、該各開閉扉10a、10bの回動先端
部10cが、前記アセチレンガスボンベ14と前記酸素
ガスボンベ15との間に進入して、該各開閉扉10a、
10bとガス容器収納箱9における対応半割体20、2
1とは、協働して円筒体を構成することになっている。
【0026】尚、本実施例においては、ロック機構の図
示が略されているが、前述の係合ピンと鉤片との組合わ
せ等により、開閉扉10a、10b個々について、或は
開閉扉10a、10b両方を同時に、ロックできること
になっている。また、図5、図6中、23は載置台4に
形成される通気孔であるが、それに代えて、載置台4
を、ガスボンベ14(15)を支持するために最小限の
面積とし、各開閉扉10a、10bを閉じたときに、該
各開閉扉10a、10bと載置台4との間に隙間が形成
されるようにし、その隙間をもって通気孔23としても
よい。
【0027】したがって、この第2実施例においては、
ガス容器転倒防止作業と、ガスボンベ14、15に対す
る直射日光回避作業とが、開閉扉10a、10bを閉じ
るだけで同時に終えるだけでなく、開閉扉10a、10
bの閉時には、該開閉扉10a、10bの回動先端部1
0cがアセチレンガスボンベ14と酸素ガスボンベ15
との間に進入して、ガス容器収納箱9における半割体2
0、21の隣接部と共に仕切壁11を形成し、異種の物
が充填されるアセチレンガスボンベ14と酸素ガスボン
ベ15の接触を防止することになり、該開閉扉10a、
10bは、仕切壁11の一部として有効に利用されるこ
とになる。
【0028】図8は第3実施例を示すものである。この
第3実施例において、前記第1、第2実施例と同一構成
要素については同一符号を付してその説明を省略する。
【0029】この第3実施例は、開閉扉10a、10b
のロック作業の簡略化と、ガスボンベ14、15の積み
降ろし作業等の向上とを図ったものである。すなわち、
この第3実施例は、前述の第2実施例と基本的に同一構
成とされているものの、各開閉扉10a、10bは、ガ
ス容器収納箱9における対応半割体20、21にそれぞ
れ取付けられているのではなく、互いがヒンジ22を介
して連結されて一体化され、その一体化されたもののう
ち、一方の開閉扉10bだけがガス容器収納箱9におけ
る対応半割体21(側壁部9d)にヒンジ22を介して
取付けられている。これにより、開閉扉10a、10b
の閉じ作業は、一体的に行うことができると共に、その
ロック作業についても、前述のロック機構(本実施例に
おいては図示略)を用いて、他方の開閉扉10aをガス
容器収納箱9における対応半割体20にロックすれば、
開閉扉10a、10bは同時にロックされることにな
る。
【0030】また、この第3実施例においては、載置台
4(本実施例においても、ガス容器収納箱9の底壁部を
構成)が、前記ガス容器収納箱9の断面形状に対応した
ものとされて、左右各室12、13毎に半円形状とされ
ている一方、各開閉扉10a、10bの下端部に、該各
開閉扉10a、10bの断面形状に対応した半円形状の
底板24がそれぞれ設けられており、この各底板24と
載置台4とは、開閉扉10a、10bが閉じられたと
き、ガスボンベ14(15)の底面全体を支えることが
できる円形形状の支持面を形成することになる。これに
より、ガス容器収納箱9の左右各室12、13にガスボ
ンベ14(15)を直接的に収納するときには、ガスボ
ンベ14(15)底面の半分だけを載置台4に載せて開
閉扉10a、10bを閉じればよく、手が入りにくいほ
ど深いところまでガスボンベ14(15)を入れる必要
がなくなり、ガスボンベ14(15)の積み作業は容易
となる。一方、ガス容器収納箱9の左右各室12、13
からガスボンベ14(15)を降ろすときには、開閉扉
10a、10bを開いたとき、ガスボンベ14(15)
の底面の半分が載置台4から外方に突出することにな
り、ガスボンベ14(15)を左右各室12、13から
引き出し易くなって、ガスボンベ14(15)の降ろし
作業も容易となる。
【0031】さらに、この第3実施例においては、ガス
ボンベ14(15)交換作業は、開閉扉10a、10b
の下端部における底板24を利用して、開閉扉10a、
10bの開閉動に伴って、底板24にガスボンベ14
(15)を載せた状態で、該ガスボンベ14(15)を
左右室12、13に収納し、或いは取り出すことができ
ることになり、ガスボンベ14(15)交換作業の多様
化を図ることができるばかりか、開閉扉10a、10b
の開状態において、左右室12、13、開閉扉10a、
10bにおける底板24の一方で、ガスボンベの積み
(収納)作業を行い、他方でガスボンベの降ろし作業を
行うことができることになり、ガスボンベの積み降ろし
作業を同時進行させることができることになる。このた
め、ガスボンベの交換作業を迅速に行うことができるこ
とになる。
【0032】図9〜図12は第4実施例を示すものであ
る。この第4実施例において、前記第1、第2、第3実
施例と同一構成要素については同一符号を付してその説
明を省略する。
【0033】この第4実施例は、前記第3実施例に改良
を加えて、ガスボンベ14(15)の積み降ろし作業の
さらなる向上と、ロック作業の容易化とを図ったもので
ある。すなわち、この第4実施例においては、半割状の
各開閉扉10a、10bがガス容器収納箱9における対
応半割体20、21にヒンジ22を介してそれぞれ取付
けられてそれぞれ外開きとされ、その各開閉扉10a、
10bの下端部には、奥部24aと揺動部24bとに分
けられた底板24がそれぞれ設けられている。奥部24
aは略半円状の板体とされ、その奥部24aの周面が各
開閉扉10a、10bの内周面に固定されており、揺動
部24bは、上記奥部24aよりも小さめの略半円状の
板体とされて、その曲面側を外側にしてヒンジ22を介
して上下方向に揺動可能に支持されている。この揺動部
24bの下面には、回転ローラ25が回転可能に支持さ
れており、その回転ロ−ラ25は、各開閉扉10a、1
0bを開いたとき、揺動部24b、回転ロ−ラ25等の
自重により、図11に示すように、路面等8に接触する
ことになっている。
【0034】一方、ガス容器収納箱9の底壁部としての
載置台4は、図9、図10、図12に示すように、内部
空間を有する構成とされ、その載置台4の上面にはロッ
ク穴26が内外を連通するようにして形成されている。
このロック穴26は、回転ロ−ラ25が進入できる大き
さとされ、その位置は、開閉扉10a(10b)の開閉
動に伴う回転ロ−ラ25の移動領域内であって該開閉扉
10a(10b)の閉時の位置とされており、開閉扉1
0a(10b)が閉じられたとき、回転ロ−ラ25は、
載置台4上に乗り上がってロック穴26に落ち込むこと
になっている。
【0035】また、載置台4の内部空間には、図12に
示すように、長尺の押し上げ部材27が配設されてい
る。この押し上げ部材27は、その途中で、載置台4の
底面に支持部材28を介して上下方向に揺動可能に支持
され、その一端部側が前記ロック穴26に臨まされてい
る一方、その他端部側は、ガス容器収納箱9の前方にま
で延びて踏込み部29を構成することになっている。
尚、図10中、30はガスボンベ14(15)の底部凹
所に嵌り込むボンベ固定用突起である。
【0036】このような第4実施例においては、開閉扉
10a(10b)の底板24にガスボンベ14(15)
を載せた状態で、該開閉扉10a(10b)を開閉する
ことにより、ガス容器収納箱9に対して、収納、取り出
しを行うことができるが、このガスボンベ交換作業の一
環の作業としての底板24に対してのガスボンベ積み降
ろし作業においては、揺動部24bの自重により、該揺
動部24bが路面等8と底板奥部24aとの間に傾斜状
態で掛け渡されることになり、底板24からガスボンベ
14(15)を降ろすときには、ガスボンベ14(1
5)の底部半分に相当する部分が、揺動部24bの下方
への傾斜に基づいて、浮くことになり、該ガスボンベ1
4(15)を容易に引き出すことができることになる。
しかも、その後、揺動部24bが路面等8と底板奥部2
4aとの間で傾斜されていることを利用して、ガスボン
ベ14(15)に揺動部24bの傾斜方向の力(重力の
分力)を作用させることができ、ガスボンベ14(1
5)を比較的小さな力をもって静かに路面等8に降ろす
ことができることになる。一方、開閉扉10a(10
b)の底板24にガスボンベ14a(15)を積むとき
には、揺動部24bが路面等8と底板奥部24aとの間
で傾斜されていることを利用して、重力ではなく、重力
の分力に抗して、ガスボンベ14a(15)を揺動部2
4b上面に沿わせつつ徐々に奥部24aまで持ち上げる
ことができ、この方が、重力に抗して直接、ガスボンベ
14a(15)を奥部に持ち上げるよりも容易にするこ
とができることになる。
【0037】また、この第4実施例においては、開閉扉
10a(10b)の底板24にガスボンベ14(15)
を積んだ後、開閉扉10a(10b)を閉じれば、それ
に伴って、回転ロ−ラ25は、円滑に載置台4上に乗り
上がってロック穴26に落ち込み、回転ロ−ラ25は押
し上げ部材27上に乗る。このため、回転ロ−ラ25と
ロック穴26とが係止関係となって、開閉扉10a(1
0b)が閉状態をもってロックされると共に、揺動部2
4bが水平状態にまで揺動され、底板24の揺動部24
bと奥部24aの両方がガスボンベ14(15)の支持
面を構成することになる。一方、開閉扉10a(10
b)を開くときには、図12に示すように、踏込み部2
9を下方に踏込めば、押し上げ部材27の一端部側が上
方側に揺動されて、回転ロ−ラ25は載置台4上に乗
り、以後、開閉扉10a(10b)は容易に開くことに
なる。したがって、開閉扉10a(10b)のロック作
業は、開閉扉10a(10b)の開閉作業の一環として
終えることになり、しかも、開閉扉10a(10b)の
ロック解除作業も、足による踏込み部29の踏込み作業
ですむことになる。この結果、開閉扉10a(10b)
のロック、ロック解除作業は著しく向上されることにな
る。尚、本実施例においては、運搬車については図示は
略してある。
【0038】図13、図14は第5実施例を示すもので
ある。この第5実施例において、前記第1、第2、第
3、第4実施例と同一構成要素については同一符号を付
してその説明を省略する。
【0039】この第5実施例は、前記第2〜第4実施例
と同様に、円筒体の半割状のものを用いて、ガス容器収
納箱9と開閉扉10a(10b)とを構成し、開閉扉1
0a(10b)の開時には、該開閉扉10a(10b)
が、図外のガイドレ−ル、ガイド溝等を利用して、左右
各室12、13毎に、ガス容器収納箱9における半割体
20(21)内に該半割体20(21)の内周面に沿い
つつスライドして収納されることになっている。また、
この第5実施例においては、開閉扉10a、10bが閉
じられたとき、ガス容器収納箱9の上壁部と開閉扉10
a(10b)の上壁部とが協働して、ガスホ−ス取り出
し口31を形成することになっており、このガスホ−ス
取り出し口31は、ガス容器保持装置1上部における通
気孔16も兼ねることになっている。
【0040】これにより、開閉扉10a(10b)の開
時に、該開閉扉10a(10b)が外開きとなるような
ことはなくなり、ガスボンベ14(15)の積み降ろし
作業領域に開閉扉10a(10b)が突出して、該開閉
扉10a(10b)がガスボンベ14(15)の積み降
ろし作業の邪魔をすることはなくなる。
【0041】図15、図16は第6実施例を示すもので
ある。この第6実施例において、前記第1〜第5実施例
と同一構成要素については同一符号を付してその説明を
省略する。この第6実施例においては、開閉扉10b
(開閉扉10aについては図示を略し、開閉扉10bを
もって説明する)が外開きとなるようにガス容器収納箱
(図15、図16においては図示略)に支持されている
一方、開閉扉10bの内面下端部には、、第1、第2の
底板40、41が設けられている。
【0042】第1の底板40は、前記第3実施例同様、
開閉扉10bの断面形状に対応した半円形状とされ、そ
の円弧部分が開閉扉10bの内面に固定されていて、こ
の第1底板40が回動規制手段を構成することになる。
【0043】第2の底板41は、第1の底板40の曲率
半径よりもやや小さい曲率半径をもった円板形状とされ
て、第1の底板40上に重ねるようにして配設されてお
り、開閉扉10bが閉じられたときには、第2の底板4
1は、載置台4(ガス容器収納箱9の底壁部)上に重な
るように位置することになっている。この第2の底板4
1の底面には回動軸42が固定されている。この回動軸
42は、上記第1の底板40の先端部に沿うようにして
延びて、第2の底板41を奥部41aと先端部41bと
に分けるように配設されており、その回動軸42の両端
部は、開閉扉10bの側壁部10dに回動可能に支持さ
れている。
【0044】本実施例においては、上記回動軸42は、
第2の底板41を、先端部41bの面積が奥部41aの
面積よりも大きくなるように区画しており、このため、
開閉扉10bの開時において、第2の底板41に外力が
作用しない限り、その自重に基づき、第2の底板41
は、奥部41aが第1の底板40から離間する方向(図
16の矢印方向)に回動して、第2の底板41が傾斜す
ることになっている。勿論、上記場合とは逆に、先端部
41bの面積よりも奥部41aの面積を大きくして、開
閉扉10bが開いているときであって、第2の底板41
に外力が作用しないときには、第2の底板41が自重に
より水平状態となるようにしてもよい。
【0045】上記第2の底板41の上面には、複数の回
転ボ−ル43が回転可能に取付けられている。この複数
の回転ボ−ル43は、摺動抵抗低減手段として機能する
ことになっており、ガスボンベ14(15)が第2の底
板41上に載せられた場合には、該ガスボンベ14(1
5)は第2の底板41上を円滑に摺動することになって
いる。この摺動抵抗低減手段としては、複数の回転ボ−
ル43に代えて、複数の突起を第2の底板41上面に設
けて、接触面積の低減を図るものであってもよい。
【0046】したがって、上記第6実施例においては、
開閉扉10bの底板にガスボンベ14(15)を積むと
きには、開閉扉10bを開けば、第2の底板41が自重
により傾斜状態になり、ガスボンベ14(15)の底部
の一部を簡単に第2の底板41上に載せることができる
ことになる。そして、この後、そのガスボンベ14(1
5)の底部の一部を、さらに、第2の底板41上におい
て、先端部41bから回動軸42を越えて奥部41aに
至るようにし、ガスボンベ14(15)の上部を開閉扉
10bの内面に向って起こすようにすれば、そのガスボ
ンベ14(15)の自重が、第2の底板41における奥
部41a側を下方へ回動させる力として作用することに
なり、これに基づき、第2の底板41は、その奥部41
aが第1の底板40に当接するまで回動して、水平状態
に維持されることになる。このため、路面等8と開閉扉
10bの底板との間に多少の段差(高さ)があったとし
ても、ガスボンベ14(15)を簡単に底板に載せるこ
とができ、しかも、この後、開閉扉10bを閉じるとし
ても、第2の底板41の先端部41bは、載置台4上に
円滑に滑り込むことになる。一方、開閉扉10bの底板
からガスボンベ14(15)を降ろすときには、ガスボ
ンベ14(15)の上部を開閉扉10bの内面から離間
する方向に若干、倒せば、そのガスボンベ14(15)
の自重が、第2の底板41における先端部41bを下方
へ回動させる力として作用することになり、第2の底板
41は、先端部41bが奥部41aよりも低くなるよう
に傾斜することになる。このため、ガスボンベ14(1
5)を降ろすに際しては、第2の底板41の傾斜状態を
利用できることになり、ガスボンベ14(15)を簡単
に降ろすことができることになる。勿論、回転ボ−ル4
3は、上記ガスボンベ14(15)の積み降ろしを一層
容易なものとする。
【0047】図17は第7実施例を示すものである。こ
の第7実施例において、前記第1〜第6実施例と同一構
成要素については同一符号を付してその説明を省略す
る。この第7実施例においては、運搬車が省かれ、ガス
容器収納箱9の下部にパレット44が溶接等により固定
されている。このパレット44には、フォ−ク付き運搬
車45のフォ−ク46が挿入できる挿入孔47が開口さ
れており、その挿入孔47は、ガス容器保持装置1の前
後方向に向けられている。
【0048】したがって、フォ−ク付き運搬車45のフ
ォ−ク46をパレット44の挿入孔47に挿入した後、
運搬車45を作業者側にやや傾ければ、ガス容器保持装
置1は路面等8から持ち上がることになり、ガス容器保
持装置1は運搬車45により運搬されることになる。そ
の一方、上述の如く、運搬については、別個独立のフォ
−ク付き運搬車45を利用し、独自の運搬手段を用いな
いことから、ガス容器保持装置1は必要最小限の大きさ
にすることができることになり、ガス容器保持装置1を
できるだけ簡素にできると共に、使用、貯蔵時におい
て、ガス容器保持装置1の占有空間を極力少なくするこ
とができることになる。また、この第7実施例において
は、パレット44の大きさを適宜、調整することによっ
てガス容器保持装置1の接地面積を増大させることがで
きることになり、ガス容器保持装置1の安定性を高める
ことができることになる。さらに、複数のガス容器保持
装置1の運搬に対して1台のフォ−ク付き運搬車45を
利用できることになり、1台のフォ−ク付き運搬車45
の利用率を高めることもできることになる。尚、フォ−
ク付き運搬車としては、手作業式のものに限らず、フォ
−クリフト等を用いてもよい。
【0049】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1〜11の発
明にあっては、安全管理作業を簡易化できるガス容器保
持装置を提供できる。請求項2の発明にあっては、開閉
扉を回動させるために必要な空間を極力少なくすること
ができる。請求項3において、別途、異種の物が充填さ
れるガス容器の接触防止装置として、仕切壁を用意する
必要性をなくすことができる。請求項4の発明にあって
は、開閉扉のロック作業を簡易化できる。請求項5の発
明にあっては、ガス容器の交換作業を迅速に行うことが
できる。請求項6、8の発明にあっては、開閉扉の底板
に対するガス容器の積み降ろし作業を容易にすることが
できる。請求項7の発明にあっては、開閉扉のロック作
業を極めて容易に行うことができる。請求項9の発明に
あっては、ガス容器の交換作業に際して、開閉扉が該作
業の邪魔をすることを防止できる。請求項10の発明に
あっては、機動性を高めたガス容器保持装置を提供でき
る。請求項11の発明にあっては、ガス容器保持装置1
をできるだけ簡素にできると共に、使用、貯蔵時におい
て、ガス容器保持装置1の占有空間を極力少なくするこ
とができ、さらには、ガス容器保持装置1の安定性と1
台のフォ−ク付き運搬車の利用率を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係るガス容器保持装置を示す正面
図。
【図2】図2の左側面図。
【図3】第1実施例に係るガス容器保持装置を示す平面
図。
【図4】第1実施例におけるロック機構を示す図。
【図5】第2実施例に係るガス容器保持装置の開閉扉が
開いた状態を示す図。
【図6】第2実施例に係るガス容器保持装置の開閉扉が
閉じた状態を示す図。
【図7】第2実施例に係るガス容器保持装置の開閉扉が
閉じた状態を平面的に示す図。
【図8】第3実施例に係るガス容器保持装置の開閉扉が
開いた状態を示す図。
【図9】第4実施例に係るガス容器保持装置の開閉扉が
開いた状態を示す図。
【図10】第4実施例に係るガス容器保持装置の底板構
造を説明する説明図。
【図11】第4実施例に係るガス容器保持装置の底板構
造を説明する縦断面図。
【図12】第4実施例に係るガス容器保持装置のロック
機構を説明する縦断面図。
【図13】第5実施例に係るガス容器保持装置を説明す
る説明図。
【図14】第5実施例に係るガス容器保持装置の開閉扉
が閉じた状態を示す図。
【図15】第6実施例に係る開閉扉が開いた状態を示す
図。
【図16】図15のX−X線断面図。
【図17】第7実施例を説明する説明図。
【符号の説明】
1 ガス容器保持装置 2 運搬車 9 ガス容器収納箱 9a 開口 9d 側壁部 10a 開閉扉 10b 開閉扉 10c 回動先端部 12 左室 13 右室 20a 開口 21a 開口 24 底板 24a 奥部 24b 揺動部 25 回転ロ−ラ 26 ロック穴 40 第1の底板 41 第2の底板 41a 奥部 41b 先端部 42 回動軸 44 パレット 46 フォ−ク 47 挿入孔

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口が交換作業口として前方に向けら
    れ、内部が仕切壁により第1収納空間と第2収納空間と
    に区画されるガス容器収納箱と、 前記ガス容器収納箱の開口が開閉可能とされ、閉時に
    は、ロックされる開閉扉と、を備える、ことを特徴とす
    るガス容器保持装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記開閉扉が左右一対の扉により構成され、 前記左右扉の各開閉基端部が前記仕切壁の先端部に回動
    可能にそれぞれ支持されている、ことを特徴とするガス
    容器保持装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記開閉扉の構成部が、閉時に、前記第1、第2収納空
    間の間に進入して前記仕切壁を構成するように設定され
    ている、ことを特徴とするガス容器保持装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記開閉扉が一枚の扉により構成され、 該扉の開閉基端部が、前記ガス容器収納箱の外側端部壁
    に回動可能に支持されている、ことを特徴とするガス容
    器保持装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかにおいて、 前記開閉扉の開閉基端部が、前記ガス容器収納箱の外側
    端部壁に回動可能に支持され、 前記開閉扉の内面下端部に底板が設けられている、こと
    を特徴とするガス容器保持装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記開閉扉の底板が奥部と揺動部とに分けられ、 前記奥部が前記開閉扉に固定されている一方、前記揺動
    部が該奥部の先端部に上下方向に揺動可能に支持されて
    いる、ことを特徴とするガス容器保持装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記底板の揺動部下面にロ−ラが回転可能に支持され、 前記ガス容器収納箱の底部に、前記開閉扉の開閉動に伴
    う前記ロ−ラの移動領域であって該開閉扉の閉時の位置
    において、ロック穴が形成されている、ことを特徴とす
    るガス容器保持装置。
  8. 【請求項8】 請求項5において、 前記底板が前記開閉扉の内面下端部に回動可能に支持さ
    れ、 前記底板の回動軸心が、該底板を奥部と該奥部よりも先
    端側の先端部とに分けるように設定され、 前記開閉扉の内面下端部に、前記底板における奥部の回
    動領域であって該奥部の水平状態位置において、該奥部
    の下方への回動を規制する回動規制手段が設けられてい
    る、ことを特徴とするガス容器保持装置。
  9. 【請求項9】 請求項1又は3において、 前記開閉扉は、開時に、前記ガス容器収納箱内に収納さ
    れるように設定されている、ことを特徴とするガス容器
    保持装置。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかにおいて、 前記ガス容器収納箱に運搬車が備えられている、ことを
    特徴とするガス容器保持装置。
  11. 【請求項11】 請求項1〜9のいずれかにおいて、 前記ガス容器収納箱の下部にパレットが固定され、 前記パレットに、運搬車用フォ−クを挿入する挿入孔が
    開口されている、ことを特徴とするガス容器保持装置。
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