JPH08192791A - 引込み式フインスタビライザの油圧回路 - Google Patents

引込み式フインスタビライザの油圧回路

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JPH08192791A
JPH08192791A JP2479595A JP2479595A JPH08192791A JP H08192791 A JPH08192791 A JP H08192791A JP 2479595 A JP2479595 A JP 2479595A JP 2479595 A JP2479595 A JP 2479595A JP H08192791 A JPH08192791 A JP H08192791A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 油圧ポンプ,リリーフ弁,電磁弁等の数が少
なく、したがって、経済性,保全性及び操作性に優れた
引込み式フインスタビライザの油圧回路を図る。 【構成】 1台の油圧ポンプ1からチルトシリンダ用サ
ーボ弁014に接続された第1の油圧供給管路に順次挿
入された第1のチエック弁010,第2のチエック弁0
10aと、上記第1の油圧供給管路の第1のチエック弁
010と第2のチエック弁010aとの間の位置から分
岐してそれぞれリギングシリンダ用電磁弁023,ロッ
クシリンダ用電磁弁020,タンク017に接続された
第2の油圧供給管路,第3の油圧供給管路,油圧排出管
路と、上記油圧排出管路に挿入されたリリーフ弁3と、
上記第1の油圧供給管路の第2のチエック弁010aの
下流位置に順次分岐されたアキユムレータ013の接続
管路,3位置切換式リリーフ弁ベント切換用電磁弁2の
接続管路,圧力スイッチ015の接続管路等を具えたこ
と。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は引込み式フインスタビラ
イザの油圧回路に関する。
【0002】
【従来の技術】大型船に装備されるフインスタビライザ
では、接岸時にこれと岸壁とが衝突するので、従来、例
えば、図3(A) 平面図に示すように、船体01央部の左
右舷下部にそれぞれ張出したフイン02を支軸の周り
に、破線矢印に示すように、旋回して、船体01内に格
納できるような引込み式のものが一般的に使用されてお
り、この際の張出し,格納操作をリギングという。ま
た、図3(B) 斜視図に示すように、船体横搖れを軽減す
るために、フイン02をその軸線の周りに回動して水流
に対する迎角を調節する操作をチルトという。
【0003】このような引込み式フインスタビライザの
油圧回路は、図4(A) 油圧系統図に示すように、フイン
の張出し,格納をするリギングシリンダ03,リギング
の動作をロックするロックシリンダ04及びチルト操作
をするチルトシリンダ05といった3つの油圧シリンダ
を駆動する回路で構成されている。その際、チルト系の
油圧は油圧ポンプ06により常時供給され、リギング系
に油圧が必要である張出し,格納操作以外のときは、油
圧ポンプ07からも電磁弁08のG側09の励磁によっ
て供給される。
【0004】供給されたチルト系の作動油は第1のチエ
ック弁010,チエック弁011にによって逆流するこ
となく、リリーフ弁012によって調圧され、アキユム
レータ013に蓄えられる。ここに、蓄えられた作動油
と3位置切換式のサーボ弁014の働きでチルトシリン
ダ05を駆動するが、作動油の蓄圧が下がってくると、
これを圧力スイッチ015で検出し、電磁弁016の
A’側017aを作動させることによってリリーフ弁0
12を制御し、アキユムレータ013の蓄圧を一定範囲
に保つ。
【0005】一方で、アキユムレータ013に作動油が
十分に蓄圧されているときは、電磁弁016はノーマル
ポジションのままとなるので、リリーフ弁012は、完
全にバイパス状態になり、油圧ポンプ06,07からの
作動油は昇圧しないままタンク017に放出され、いわ
ゆるアンロード状態となる。また、張出し,格納操作が
必要なときは、電磁弁08のH側018を励磁して、リ
ギング系に油圧ポンプ07の作動油を送る。ここで、0
10aは第1のチエック弁010の下流に挿入された第
2のチエック弁である。
【0006】このとき、リリーフ弁019によってリギ
ング系のシステム圧力が決まり、3位置切換式ロックシ
リンダ用電磁弁020のC側021とD側022の作動
でロックシリンダ04を操作し、3位置切換式リギング
シリンダ用電磁弁023のE側024とF側025の作
動でリギングシリンダ03を操作して、ロック解除,ロ
ックや張出し,格納を行う。そして、それぞれの作動速
度を制御したり、外部負荷の影響を防止するために、絞
り弁026,027,028,029を挿入している。
ここで、029aは油圧ポンプ06と油圧ポンプ07の
駆動用モータである。
【0007】これらの油圧系を制御するリレーシーケン
スとしては、図4(B) リレーシーケンス線図に示すよう
なものを用いている。すなわち、運転指令030が入る
ことによって、各電磁弁が作動可能となり、電磁弁03
1は本条件だけでB’側032を励磁してアキユムレー
タ013に蓄圧できるようにする。運転指令030が切
れるとすべての電磁弁の作動は停止し、電磁弁031
は、↓位置に戻るので、アキユムレータ013に蓄圧さ
れた作動油は、絞り弁033を通って油タンク017に
戻り、その結果、適度な時間をもって圧力が下がる。
【0008】圧力スイッチ015は圧力が高いときオン
するので、電磁弁016のA’側017aは励磁され
ず、その結果、リリーフ弁012はアンロード状態とな
る。また、圧力スイッチ015は圧力が低いときオフす
るので、電磁弁016のA’側017aは励磁され、そ
の結果、リリーフ弁012は設定圧に昇圧しオンロード
状態となる。
【0009】リギング指令のないときは、電磁弁08の
G側09が励磁するので、油圧ポンプ07の吐出した作
動油はすべてチルト系で用いることができ、リギング指
令のあるときは、電磁弁08のH側018が励磁するの
で、ポンプ07の吐出した作動油はすべてリギング系で
用いることができる。リギング指令中のチルト系は、フ
インの中立保持だけをすれば良いので、ポンプ06の吐
出量のみでまかなっているが、ポンプ07をチルト系に
用いたり、リギング系に用いたりするので、部品点数が
多くなっている。
【0010】なお、リギングに当っては、単純にロック
解除(D側022)→張出し(E側024)→ロック
(C側021)、又はロック解除(D側022)→格納
(F側025)→ロック(C側021)と順に操作する
ことで張出しと格納を実施することができる。
【0011】しかしながら、このような装置では、チル
ト操作とリギン操作とは並行して行われることがないの
に、チルト操作専用の油圧ポンプ06とチルト操作リギ
ング操作兼用の油圧ポンプ07とを並設しているので、
下記のような欠点がある。 (1) 油圧ポンプ06と油圧ポンプ07とが並設される結
果、ポンプ台数が嵩み、したがって、経済性及び保全性
が低下する。 (2) リリーフ弁012とリリーフ弁019とが並設され
る結果、リリーフ弁個数が嵩むとともに、制御が複雑に
なり、したがって、経済性,保全性及び操作性が低下す
る。 (3) 系統切換用電磁弁08と、ベント制御(オンロー
ド)用電磁弁016と、アキユムレータ閉用電磁弁03
1が並設される結果、電磁弁個数が嵩むとともに制御が
複雑となり、したがって、経済性,保全性及び操作性が
低下する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて提案されたもので、油圧ポンプ,リリーフ
弁,電磁弁等の数が少なく、したがって、経済性,保全
性及び操作性に優れた引込み式フインスタビライザの油
圧回路を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明は3
位置切換式リギングシリンダ用電磁弁,3位置切換式ロ
ックシリンダ用電磁弁及び3位置切換式チルトシリンダ
用サーボ弁を有する引込み式フインスタビライザの油圧
回路において、1台の油圧ポンプから上記チルトシリン
ダ用サーボ弁に接続された第1の油圧供給管路に順次挿
入された第1のチエック弁,第2のチエック弁と、上記
第1の油圧供給管路の上記第1のチエック弁と上記第2
のチエック弁との間の位置から分岐してそれぞれ上記リ
ギングシリンダ用電磁弁,上記ロックシリンダ用電磁
弁,タンクに接続された第2の油圧供給管路,第3の油
圧供給管路,油圧排出管路と、上記油圧排出管路に挿入
されたリリーフ弁と、上記第1の油圧供給管路の上記第
2のチエック弁の下流位置に順次分岐されたアキユムレ
ータの接続管路,3位置切換式リリーフ弁ベント切換用
電磁弁の接続管路,圧力スイッチの接続管路と、上記リ
リーフ弁ベント切換電磁弁の接続管路に挿入された絞り
弁と、上記リリーフ弁のベント管路に挿入されたチエッ
ク弁とを具え、上記リリーフ弁ベント切換用電磁弁によ
り上記1台の油圧ポンプの油圧を選択的に上記リギング
シリンダ用電磁弁,上記ロックシリンダ用電磁弁又は上
記チルトシリンダ用サーボ弁へ供給可能としたことを特
徴とする。
【0014】
【作用】このような構成によれば、3位置切換式リギン
グシリンダ用電磁弁,3位置切換式ロックシリンダ用電
磁弁及び3位置切換式チルトシリンダ用サーボ弁を有す
る引込み式フインスタビライザの油圧回路において、1
台の油圧ポンプから上記チルトシリンダ用サーボ弁に接
続された第1の油圧供給管路に順次挿入された第1のチ
エック弁,第2のチエック弁と、上記第1の油圧供給管
路の上記第1のチエック弁と上記第2のチエック弁との
間の位置から分岐してそれぞれ上記リギングシリンダ用
電磁弁,上記ロックシリンダ用電磁弁,タンクに接続さ
れた第2の油圧供給管路,第3の油圧供給管路,油圧排
出管路と、上記油圧排出管路に挿入されたリリーフ弁
と、上記第1の油圧供給管路の上記第2のチエック弁の
下流位置に順次分岐されたアキユムレータの接続管路,
3位置切換式リリーフ弁ベント切換用電磁弁の接続管
路,圧力スイッチの接続管路と、上記リリーフ弁ベント
切換電磁弁の接続管路に挿入された絞り弁と、上記リリ
ーフ弁のベント管路に挿入されたチエック弁とを具え、
上記リリーフ弁ベント切換用電磁弁により上記1台の油
圧ポンプの油圧を選択的に上記リギングシリンダ用電磁
弁,上記ロックシリンダ用電磁弁又は上記チルトシリン
ダ用サーボ弁へ供給可能としたので、下記の作用が行わ
れる。 (1) 2台の油圧ポンプが1台で済む結果、ポンプ台数が
半減する。 (2) 2台のリリーフ弁が1台で済む結果、弁数が半減す
るとともに制御が容易となる。 (3) 各シリンダ用電磁弁を除き、3台の回路切換用電磁
弁が1台で済む結果、弁数が1/3に減少するとともに
制御が容易となる。
【0015】
【実施例】本発明を図4(A) 及び同図(B) に示した公知
の引込み式フインスタビライザの油圧回路に適用した一
実施例を図面について説明すると、図4と同一の符号は
それぞれ同図と同一の部材を示し、まず、図1(A) 油圧
系統図において、1はフインスタビライザのチルト系と
リギング系に共用される1台の油圧ポンプ、2はチルト
系の圧力制御を行うリリーフ弁3のベント圧切換用の3
位置切換式電磁弁である。5は電磁弁2がB側6励磁の
とき、リリーフ弁3のベント圧を抜いて油ポンプ1を無
負荷にするためのチエック弁、7はアキユムレータ01
3に蓄圧された油が一気に流出することを防止して電磁
弁2の作動を良好にする絞り弁である。なお、010a
はリリーフ弁3が無負荷、すなわち、アンロード状態に
なったときのチルト系圧力保持用の第2のチエック弁で
ある。
【0016】このような装置において、図1(A) 及び同
図(B) リレーシーケンス線図に示すように、システムの
圧力を制御するリリーフ弁3は、電磁弁2によって操作
され、運転指令8がない「装置の休止中」は、電磁弁2
のB側6が励磁され、アキユムレータ013の蓄圧油を
絞り弁7を通して油タンク017に排出する。また、リ
リーフ弁3のベント圧もチエック弁5を通って油タンク
017に逃げるので、リリーフ圧力が低下し無負荷状態
となる。装置を使うときは、運転指令8が出されてお
り、特に張出,格納操作を行うリギング指令9が出され
ていると、電磁弁2のA側10、B側6とも無励磁とな
って、アキユムレータ013の蓄圧油はチエック弁5で
ブロックされ、リリーフ弁3のベント圧が立つので、シ
ステムの圧力は上昇し、リリーフ弁3の設定圧力を上限
として圧力が制御される。
【0017】この状態では、チルト系はアキユムレータ
013に蓄圧され、サーボ弁014の操作によってチル
トシリンダ05がフインを中立保持する。リギング系は
ロック解除指令11,ロック指令12によって電磁弁0
20のD側022,C側021を励磁してロックシリン
ダ04を操作し、その作動速度は絞り弁026,027
にて調整される。また、格納指令13,張出し指令14
によって電磁弁023のF側025,E側024を励磁
してリギング用シリンダ03を操作し、その作動速度は
絞り弁028,029にて調整される。
【0018】一方、運転指令8が出されており、リギン
グ指令9が解除されている状態、すなわち、フインスタ
ビライザの通常の使用状態では、圧力スイッチ015の
圧力高の接点15に従って油圧が制御される。すなわ
ち、リギング指令9がオフなので、電磁弁020,02
3は励磁されず、その結果、油路をブロックした状態に
なりチルト系の油圧制御回路だけが有効に作動する。
【0019】チルト系の圧力が圧力スイッチ015の設
定圧より低いとき、圧力高の接点15は作動しないの
で、電磁弁2はA側10,B側6とも無励磁となり、リ
リーフ弁3のベント圧は上昇し、リリーフ圧力はリリー
フ弁3の設定圧まで上昇する。したがって、アキユムレ
ータ013への蓄圧はリリーフ弁3の設定圧まで上昇
し、この蓄圧された作動油を使ってサーボ弁014を介
してチルトシリンダ05が駆動される。
【0020】チルト系の油圧は、チルトシリンダ05で
使った分だけ補充するように、十分な蓄圧となったとき
に圧力スイッチ015がこれを検出し、圧力高の接点1
5をオンとするので、電磁弁2のA側10が励磁しリリ
ーフ弁3のベント圧が油タンク017側に開放され、全
油量がリリーフして油圧ポンプ1が無負荷状態となる代
わりに第2のチエック弁010aが、チルト系の油圧を
保持する
【0021】次に、図2表図は電磁弁2,020,02
3の作動条件とリリーフ圧力との関係を示し、電磁弁2
は運転指令8のないときは、アンロードするとともに、
アキユムレータ013の蓄圧を逃がし、リギング指令9
のあるときは、リリーフ圧を高く、リギング指令9のな
いときは、リリーフ圧が高いとアンロードさせ、低いと
オンロードさせてアキユムレータ013に油圧をチヤー
ジする。
【0022】ちなみに、リリーフ弁3のベント制御の作
動は、ベント圧が零のとき、ポペットはパイロット側圧
力に対し、ばね力しか反力が存在しないので、圧力はほ
ぼ零となる。また、ベント圧を安全弁圧以下で制御する
とき、ばね力に加え、ベント圧がポペットを押し返す反
力となるので、圧力はほぼベント圧と一致する。さら
に、ベントポートを閉め殺したとき、パイロットリリー
フ弁のばね力で設定した圧力にベント圧力が設定され、
この圧力がリリーフ圧力となる。
【0023】このような、実施例の装置によれば、3位
置切換式リギングシリンダ用電磁弁,3位置切換式ロッ
クシリンダ用電磁弁及び3位置切換式チルトシリンダ用
サーボ弁を有する引込み式フインスタビライザの油圧回
路において、1台の油圧ポンプから上記チルトシリンダ
用サーボ弁に接続された第1の油圧供給管路に順次挿入
された第1のチエック弁,第2のチエック弁と、上記第
1の油圧供給管路の上記第1のチエック弁と上記第2の
チエック弁との間の位置から分岐してそれぞれ上記リギ
ングシリンダ用電磁弁,上記ロックシリンダ用電磁弁,
タンクに接続された第2の油圧供給管路,第3の油圧供
給管路,油圧排出管路と、上記油圧排出管路に挿入され
たリリーフ弁と、上記第1の油圧供給管路の上記第2の
チエック弁の下流位置に順次分岐されたアキユムレータ
の接続管路,3位置切換式リリーフ弁ベント切換用電磁
弁の接続管路,圧力スイッチの接続管路と、上記リリー
フ弁ベント切換電磁弁の接続管路に挿入された絞り弁
と、上記リリーフ弁のベント管路に挿入されたチエック
弁とを具え、上記リリーフ弁ベント切換用電磁弁により
上記1台の油圧ポンプの油圧を選択的に上記リギングシ
リンダ用電磁弁,上記ロックシリンダ用電磁弁又は上記
チルトシリンダ用サーボ弁へ供給可能としたので、下記
効果が奏せられる。 (1) 2台の油圧ポンプが1台で済む結果、ポンプ台数が
半減し、したがって、装置の経済性及び保全性が向上す
る。 (2) 2台のリリーフ弁が1台で済む結果、弁数が半減す
るとともに制御が容易となり、したがって、装置の経済
性,保全性及び操作性が向上する。 (3) 各シリンダ用電磁弁を除き、3台の回路切換用電磁
弁が1台で済む結果、弁数が1/3に減少するとともに
制御が容易となり、したがって、経済性,保全性及び操
作性が向上する。
【0024】
【発明の効果】要するに本発明によれば、3位置切換式
リギングシリンダ用電磁弁,3位置切換式ロックシリン
ダ用電磁弁及び3位置切換式チルトシリンダ用サーボ弁
を有する引込み式フインスタビライザの油圧回路におい
て、1台の油圧ポンプから上記チルトシリンダ用サーボ
弁に接続された第1の油圧供給管路に順次挿入された第
1のチエック弁,第2のチエック弁と、上記第1の油圧
供給管路の上記第1のチエック弁と上記第2のチエック
弁との間の位置から分岐してそれぞれ上記リギングシリ
ンダ用電磁弁,上記ロックシリンダ用電磁弁,タンクに
接続された第2の油圧供給管路,第3の油圧供給管路,
油圧排出管路と、上記油圧排出管路に挿入されたリリー
フ弁と、上記第1の油圧供給管路の上記第2のチエック
弁の下流位置に順次分岐されたアキユムレータの接続管
路,3位置切換式リリーフ弁ベント切換用電磁弁の接続
管路,圧力スイッチの接続管路と、上記リリーフ弁ベン
ト切換電磁弁の接続管路に挿入された絞り弁と、上記リ
リーフ弁のベント管路に挿入されたチエック弁とを具
え、上記リリーフ弁ベント切換用電磁弁により上記1台
の油圧ポンプの油圧を選択的に上記リギングシリンダ用
電磁弁,上記ロックシリンダ用電磁弁又は上記チルトシ
リンダ用サーボ弁へ供給可能としたことにより、油圧ポ
ンプ,リリーフ弁,電磁弁等の数が少なく、したがっ
て、経済性,保全性及び操作性に優れた引込み式フイン
スタビライザの油圧回路を得るから、本発明は産業上極
めて有益なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を図4に示すフインスタビライザの油圧
回路に適用した一実施例を示し、(A) ,(B) はそれぞれ
油圧系統図,リレーシーケンス線図である。
【図2】図1の各電磁弁の作動条件とリリーフ圧力との
関係を示す表図である。
【図3】公知の引込み式フインスタビライザの操作要領
を示し、(A) ,(B) はそれぞれリギング状態平面図,チ
ルト状態斜視図である。
【図4】公知の引込み式フインスタビライザの油圧回路
を示し、(A) ,(B) はそれぞれ油圧系統図,リレーシー
ケンス線図である。
【符号の説明】
1 油圧ポンプ 2 電磁弁 3 リリーフ弁 5 チエック弁 6 B側 7 絞り弁 8 運転指令 9 リギング指令 10 A側 11 ロック解除指令 12 ロック指令 13 格納指令 14 張出し指令 15 圧力高の接点 03 リギングシリンダ 04 ロックシリンダ 05 チルトシリンダ 010 第1のチエック弁 010a 第2のチエック弁 013 アキユムレータ 014 サーボ弁 015 圧力スイッチ 017 油タンク 020 電磁弁 021 C側 022 D側 023 電磁弁 024 E側 025 F側 026 絞り弁 027 絞り弁 028 絞り弁 029 絞り弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3位置切換式リギングシリンダ用電磁
    弁,3位置切換式ロックシリンダ用電磁弁及び3位置切
    換式チルトシリンダ用サーボ弁を有する引込み式フイン
    スタビライザの油圧回路において、1台の油圧ポンプか
    ら上記チルトシリンダ用サーボ弁に接続された第1の油
    圧供給管路に順次挿入された第1のチエック弁,第2の
    チエック弁と、上記第1の油圧供給管路の上記第1のチ
    エック弁と上記第2のチエック弁との間の位置から分岐
    してそれぞれ上記リギングシリンダ用電磁弁,上記ロッ
    クシリンダ用電磁弁,タンクに接続された第2の油圧供
    給管路,第3の油圧供給管路,油圧排出管路と、上記油
    圧排出管路に挿入されたリリーフ弁と、上記第1の油圧
    供給管路の上記第2のチエック弁の下流位置に順次分岐
    されたアキユムレータの接続管路,3位置切換式リリー
    フ弁ベント切換用電磁弁の接続管路,圧力スイッチの接
    続管路と、上記リリーフ弁ベント切換電磁弁の接続管路
    に挿入された絞り弁と、上記リリーフ弁のベント管路に
    挿入されたチエック弁とを具え、上記リリーフ弁ベント
    切換用電磁弁により上記1台の油圧ポンプの油圧を選択
    的に上記リギングシリンダ用電磁弁,上記ロックシリン
    ダ用電磁弁又は上記チルトシリンダ用サーボ弁へ供給可
    能としたことを特徴とする引込み式フインスタビライザ
    の油圧回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013203205A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 船舶用フィンスタビライザの制御システムおよびそれを備えたフィンスタビライザ並びに船舶
CN110206771A (zh) * 2019-05-20 2019-09-06 广州宝力特液压密封有限公司 一种用于游艺设施的液压系统
CN117948310A (zh) * 2024-03-25 2024-04-30 四平市顺邦农机制造有限公司 秸秆饲料打捆机液压系统、液压方法及切换方法

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