JPH08192157A - 電解装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 原水路と処理水吐出路及び電力接続部がワン
タッチで着脱でき、組み込み及び取り外しが容易で、各
接続ホースと入力線などが破損や損傷することのない安
全でメンテナンスフリーの電解装置を提供することを目
的とする。 【構成】 本発明の電解装置１は、電解槽１ａの周囲に
原水供給用の第１接続口２ａと処理水吐出用の第２接続
口３ａ、４ａ及び電力入力用の電力接続部５ａをそれぞ
れの接続方向を一致させて設け、第１接続口２ａと外部
原水路２ｃを連結する第１連絡部２ｂと、第２接続口３
ａ、４ａと外部吐出路３ｃ、４ｃを連結する第２連絡部
２ｂ、及び電力接続部５ａと外部電源２ｃを接続する電
力中継部５ｂを備えた電解槽取り付けアダプタ１ｂを設
け、電解槽１ａの電解槽取り付けアダプタ１ｂへの脱着
によって各接続口と各連絡部及び電力接続部５ａと電力
中継部５ｂとがそれぞれ同時に脱着されることを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、原水を電気分解して電
解水を生成する電解装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】近年、水道水などを電解装置で電気分解
して生成する電解液を利用することが普及しつつある。
これは電解装置で水道水などを電気分解し、陽極側に生
成する酸性イオン水は殺菌や消毒に利用し、陰極側に生
成するアルカリイオン水は飲料用に利用するものであ
る。

【０００３】そこで従来の連続電解方式の電解装置につ
いて説明する。図５は従来の電解装置の概略全体図であ
る。電解装置１の下部に設けられた原水路２から水道水
などの原水が電解装置１に流入する。電解装置１に流入
した原水は電解装置１に内設して隔膜６を介して設けら
れた一対の電極７によって電気分解され、陰極側に生成
したアルカリ性水はアルカリ性水吐出路３から吐出さ
れ、陽極側に生成した酸性水は酸性水吐出路４から吐出
される。通常電解装置１はイオン水生成装置や殺菌装置
などに組み込まれて使用されることが多く、その場合に
はイオン水生成装置本体に予め設けられた外部原水路２
ｃ及び、外部吐出路３ｃ、４ｃにそれぞれ原水路２、ア
ルカリ性水吐出路３及び酸性水吐出路４を挿入して連結
したり、パッキンを介してネジで固定するなどして連結
し、原水や電解水が洩れないようにして移送していた。
また電力接続部５ａは外部電源線５ｃに接続された入力
線８をネジなどで固定し一対の電極７に電力を供給して
いた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電解装置は交換したりすることを前提にしておらず、原
水路とアルカリ性水吐出路及び酸性水吐出路はそれぞれ
違った方向に向けて取り付けられ連結されることが多
く、また電力接続部への入力線への接続は更に違った方
向に接続されていることが多かった。このように従来の
電解装置の原水路とアルカリ性水吐出路と酸性水吐出路
及び電力接続部を別々の方向に向けて設け連結又は接続
したりしているので、電解装置の組み込み及び取り外し
時にはそれぞれ別々に着脱することから、着脱時間に多
くの時間を要するという問題点を有している。またユー
ザーが着脱すると、着脱時のねじ込み動作などによって
原水路、アルカリ性水吐出路、酸性水吐出路及び電力接
続部や各々の接続ホースと入力線などが破損したり、損
傷し易くなり漏水が生じたり通電しなくなるなどの問題
点も有していた。

【０００５】本発明は前記従来の問題点を解決するもの
で、原水路と処理水吐出路及び電力接続部がワンタッチ
で着脱でき、組み込み及び取り外しが容易で、各接続ホ
ースと入力線などが破損や損傷することのない安全でメ
ンテナンスフリーの電解装置を提供することを目的とす
る。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の電解装置は、電解槽の内部に原水を電気分解
する一対の電極を設けるとともに、電解槽の周囲には原
水供給用の第１接続口と処理水吐出用の第２接続口及び
電力入力用の電力接続部をそれぞれの接続する方向を一
致させて設け、第１接続口と接続され且つ外部原水路と
連絡される第１連絡部と、第２接続口と接続され且つ外
部吐出路と連絡される第２連絡部、及び電力接続部と接
続され且つ外部電源を接続する電力中継部を備えた電解
槽取り付けアダプタを設け、電解槽の電解槽取り付けア
ダプタへの脱着によって第１接続口と第２接続口及び電
力接続部が第１連絡部と第２連絡部及び電力中継部とそ
れぞれ同時に脱着されることを特徴とする。

【０００７】また、第２接続口が互いに方向を一致させ
た複数の接続口を備えていることが望ましい。

【０００８】また、第１接続口が互いに方向を一致させ
た複数の接続口を備えていることが好ましい。

【０００９】また、第１接続口と第２接続口が第１連絡
部と第２連絡部とそれぞれ迅速継ぎ手によって連結され
ることを特徴とする。

【００１０】また、電力接続部が電力中継部と迅速コネ
クタによって接続されることが望ましい。

【００１１】

【作用】本発明の電解装置は、電解槽の内部に原水を電
気分解する一対の電極を設けるとともに、電解槽の周囲
には原水供給用の第１接続口と処理水吐出用の第２接続
口及び電力入力用の電力接続部をそれぞれの接続する方
向を一致させて設け、第１接続口と接続され且つ外部原
水路と連絡される第１連絡部と、第２接続口と接続され
且つ外部吐出路と連絡される第２連絡部、及び電力接続
部と接続され且つ外部電源を接続する電力中継部を備え
た電解槽取り付けアダプタを設け、電解槽の電解槽取り
付けアダプタへの脱着によって第１接続口と第２接続口
及び電力接続部が第１連絡部、第２連絡部及び電力中継
部とそれぞれ同時に脱着されるから、外部原水路と外部
吐出路に同時に連結するとともに外部電源に同時に接続
することができる。また、第２接続口が互いに方向を一
致させた複数の接続口を備えているから、複数の接続口
を同時に第２連絡部に連結して処理水を吐出することが
できる。

【００１２】また、第１接続口が互いに方向を一致させ
た複数の接続口を備えているから、複数の接続口を同時
に第１連絡部に連結して原水を供給することができる。

【００１３】また、第１接続口と第２接続口が第１連絡
部と第２連絡部とそれぞれ迅速継ぎ手によって連結され
ているから、電解槽を電解槽取り付けアダプタにワンタ
ッチで容易に脱着することができる。

【００１４】また、電力接続部が電力中継部と迅速コネ
クタによって接続されているから、電解槽を電解槽取り
付けアダプタにワンタッチで更に容易に脱着することが
できる。

【００１５】

【実施例】以下、本発明の一実施例の電解装置について
図面に基づいて詳細に説明する。

【００１６】図１は本発明の一実施例における電解装置
の概略全体図である。図２（ａ）は本発明の一実施例に
おける固定リング式迅速継ぎ手の連結前の構造断面図、
図２（ｂ）は本発明の一実施例における固定リング式迅
速継ぎ手の連結後の構造断面図である。図３（ａ）は本
発明の一実施例における差し込み式迅速継ぎ手の連結前
の構造断面図で、図３（ｂ）は本発明の一実施例におけ
る差し込み式迅速継ぎ手の連結後の構造断面図である。
図４（ａ）は本発明の一実施例におけるネジ込み式迅速
継ぎ手の連結前の構造断面図で、図４（ｂ）は本発明の
一実施例におけるネジ込み式迅速継ぎ手の連結後の構造
断面図である。図１、図２（ａ）、（ｂ）、図３
（ａ）、（ｂ）、図４（ａ）、（ｂ）において、１は電
解装置、１ａは電解槽、１ｂは電解槽取り付けアダプ
タ、２ａは原水供給用の第１接続口、３ａ、４ａは処理
水吐出用の第２接続口、２ｂは外部原水路２ｃに連結し
た第１連絡部、３ｂ、４ｂは外部吐出路３ｃ及び４ｃに
連結した第２連絡部、５ａ電力入力用の電力接続部、５
ｂは外部電源線５ｃに接続された電力中継部、１１は接
続口、１２は連絡部、１２ａは拡大連絡部、１３は固定
リング、１４は迅速継ぎ手、１５は止めボール、１６は
Ｏリング、１７は固定具、１８は押さえリング、１９は
回転リング、２０はパッキンである。従来例と同じ符号
のものについては、基本的な動作、機能が同じであるの
で説明を省略する。電解槽１ａの側面には原水を供給す
る第１接続口２ａと陰極室（図示せず）に連通してアル
カリ性水を吐出する第２接続口３ａと陽極室（図示せ
ず）に連通して酸性水を吐出する第２接続口４ａ及び一
対の電極に電力を供給する電力接続部５ａが、それぞれ
の接続方向を一致させて設けられている。すなわち各接
続口と各接続部がそれぞれ接続する方向を揃えて平行に
なるように設けられている。各接続口にはそれぞれ迅速
継ぎ手が設けられ、電解槽取り付けアダプタ１ｂに設け
られた各連結部とワンタッチで脱着自在になっている。
図１に示した実施例の場合は各接続口と各連絡部は圧入
によりワンタッチで連結される。また電力接続部５ａに
はプラグ等の迅速コネクタが設けられ、電解槽取り付け
アダプタ１ｂに設けられた電力中継部５ｂとワンタッチ
で脱着自在になっている。

【００１７】電解槽取り付けアダプタ１ｂには、第１接
続口２ａと外部原水路２ｃを連絡する第１連絡部２ｂ
と、第２接続口３ａ、４ａと外部吐出路３ｃ、４ｃを連
絡する第２連絡部３ｂ、４ｂ及び電力接続部５ａと外部
電源線５ｃを接続する電力中継部５ｂが設けられてお
り、電解槽１ａに設けられた第１接続口２ａ、第２接続
口３ａ、４ａ及び電力接続部５ａのそれぞれといずれも
接続方向を一致させるように対向して設けられている。
外部原水路２ｃは水道などで電解槽１ａに電解用の原水
を供給するものである。外部吐出路３ｃ、４ｃはアルカ
リ成水器などでは処理水の吐出管、配水管などである。
電力中継部５ｂには外部電源線５ｃが接続され、電力接
続部５ａが電力中継部５ｂに接続されることで電解槽１
ａに設けた一対の電極に電力を供給することができる。
各連絡部にはそれぞれ迅速継ぎ手が設けられ、電解槽１
ａに設けられた各接続口とワンタッチで脱着自在になっ
ている。また電力中継部５ｂにはソケット等の迅速コネ
クタが設けられ、電解槽１ａに設けられた電力接続部５
ａとワンタッチで脱着自在になっている。このように電
解槽１ａに設けた各接続口及び電力接続部５ａと、電解
槽取り付けアダプタ１ｂに設けた各連絡部及び電力中継
部５ｂとを接続方向を互いに揃えて設けることによっ
て、それぞれの連結及び接続が確実にでき電解槽１ａの
電解槽取り付けアダプタ１ｂへの脱着が容易になるので
ある。電解槽１ａに設けた各接続口はそれぞれに対応す
る各連絡部に連結されると同時に、この連結によって電
解槽１ａが電解槽取り付けアダプタ１ｂに保持されるよ
うになっている。そしてこれらの剛性が十分でなければ
補助的に保持部材を設ければよい。各接続口の内周部又
は各連絡路の外周部にゴムやプラスチックなどの機密性
のあるパッキンなどを設け、漏水を防ぐと同時に密着し
て保持するのである。図１に示した実施例では電解槽１
ａが電解槽取り付けアダプタ１ｂに保持されて電解装置
１を形成する。

【００１８】そこでワンタッチで容易に脱着できる迅速
継ぎ手構造について図２（ａ）、（ｂ）、図３（ａ）、
（ｂ）、図４（ａ）、（ｂ）に基づいて説明する。図２
（ａ）は固定リング式迅速継ぎ手の連結前の状態を示
し、弾力性のあるパイプなどの接続口１１に連絡部１２
の先端に設けた拡大連絡部１２ａを挿入し、さらに固定
リング１３を接続口１１の方向に所定の位置まで摺動さ
せて、図２（ｂ）のように拡大連絡部１２ａと固定リン
グ１３で接続口１１を挟持して連結し保持する。接続口
１１は固定リング１３の内周面で圧接され連絡部１２へ
の連結は確実となり、漏水することなく簡便に保持でき
る。さらに固定リング１３を連絡部１２の方向に摺動し
接続口１１を引き抜くことで容易に取り外すことができ
るのである。図３（ａ）は差し込み式迅速継ぎ手の連結
前の状態を示し、接続口１１の外周部に止めボール１５
が噛み合う凹部を設け、さらにその先端部にＯリング溝
を設けてＯリング１６を装着しておく。一方、連絡部１
２の先端には止めボール１５を収容した固定具１７が設
けられ、この止めボール１５は固定具１７に挿入した押
さえリング１８の先端の段付き部で押し込められて、挿
入される接続口１１の凹部に噛み合わされて図３（ｂ）
のように連結する。この連結方法によれば漏水はＯリン
グ１６で防ぐことができるし、止めボール１５の押圧に
よって接続口１１と連絡部１２を確実に連結し強固に保
持することができる。取り外すときには押さえリング１
８を逆に摺動し、止めボール１５の押圧を解除して接続
口１１を引き抜くだけでよい。図４（ａ）はネジ込み式
迅速継ぎ手の連結前の状態を示し、接続口１１の先端の
外周部にネジ溝を設けて、連絡部１２に設けたパッキン
２０を介して連絡部１２に圧接し、内周にネジ溝を設け
た回転リング１９を回転してネジ込んで図４（ｂ）のよ
うに連結して保持するものである。ここではパッキン２
０で漏水が防げるし、ネジの噛み合わせによって強固な
保持が可能である。一方取り外すには回転リング１９を
逆に回転してネジの噛み合わせを解除するだけでよい。
この方法は剛性の高いパイプなどに適した連結法で、電
解槽１ａを電解槽取り付けアダプタ１ｂに保持するとき
に挿入動作が不要なことから、電解槽１ａの各部に不要
な力が加わらないし、また挿入移動間隔を要しないため
電解槽１ａの取り付けスペースが小さくてよい。また保
持が強固であることから他に保持する保持部材を設ける
必要がない。

【００１９】電力接続部５ａと電力入力を中継する電力
中継部５ｂに設けられる迅速コネクタは差し込み式のプ
ラグとソケットやジャックなどでもよく、脱着自在で摺
動部などを設けて接触抵抗を小さくして効率的に電力を
入力できるものがよい。さらに電解槽取り付けアダプタ
１ｂにガイドを設けることで各連絡部への連結が容易に
することができ、電解槽１ａの電解槽取り付けアダプタ
１ｂへの取り付けがさらに簡単にできる。そして電解槽
１ａが大型で重量が大きく電解槽取り付けアダプタ１ｂ
に設けた各連結部との連結だけでは保持できない場合の
補助的な保持手段としては、金属やゴムなどのベルトな
どで電解槽１ａと電解槽取り付けアダプタ１ｂを卷く
か、電解槽１ａの支持台を設けることなどがある。また
図１の実施例では電解槽取り付けアダプタ１ｂを単独で
設けているが、電解槽１ａを取り付けるイオン水生成装
置などの箱体の内壁部に一体にして設けるのがよい。こ
の場合にはイオン水生成装置などを小型化し軽量にする
ことができる。

【００２０】以上のように構成された電解装置につい
て、以下その動作を説明する。予め組み立てられたイオ
ン水生成装置などの所定の箇所に電解槽取り付けアダプ
タ１ｂが設けてある。次に別に組み立てられた電解槽１
ａを電解槽取り付けアダプタ１ｂと対向させ、第１接続
口２ａは第１連絡部２ｂに、第２接続口３ａ、４ａはそ
れぞれ第２連絡部３ｂ、４ｂに連結し、そして電力接続
部５ａは電力中継部５ｂのそれぞれ所定の位置に接続す
る。この動作は電解槽取り付けアダプタ１ｂに電解槽１
ａを略水平に当接もしくは挿入して装着することでワン
タッチで同時に連結される。ところでこの同時というの
は図１に示したもののように各接続口と各連絡部を圧入
するような全く同時の場合と、図３、図４、及び図５の
実施例の場合のように、当接もしくは挿入した後に固定
を確実にするための手段をそれぞれ操作するような場合
も含むものである。各連結部にはパッキンなどが設けて
あるので漏水することはない。また電力接続部５ａは確
実に電力中継部５ｂに接続されて電解槽１ａに電力を供
給することができる。このようにしてイオン水生成装置
などへの電解槽１ａの取り付けが完了する。ついで原水
が第１連絡部２ｂから供給されて電解槽１ａ内を移送さ
れ、つづいて一対の電極に入力された電力によって電気
分解され、第２連絡部３ｂが陰電極を設けた陰極室に連
結されているときにはアルカリ性水が第２連絡部３ｂか
ら吐出され、酸性水は第２連絡部４ｂから吐出される。

【００２１】以上の実施例は第１接続口２ａと第１連絡
路２ｂがそれぞれ１つと、第２接続口３ａ、４ａと第２
連絡路３ｂ、４ｂがそれぞれ２つのものについて説明し
たが、それぞれそれ以上設けてもよい。

【００２２】ところでイオン水生成装置などを長時間使
用すると先ず電解槽１ａ内の一対の電極が消耗し、次に
電解槽１ａ内に水垢やスケールなどが付着してくる。こ
れによって電気分解能力が低下して無駄に電力を消費し
たり、イオン水に細菌などが混入しやすくなって衛生的
でなくなる。このような場合には原水と電力の供給を止
めて電解槽１ａを略水平に引き離脱させて、各接続口と
各連絡部の連結を解き、また同時に電力接続部５ａと電
力中継部５ｂの接続を断って電解槽１ａを取り外せばよ
い。そしてこの取り外した電解槽１ａから１対の電極を
取り出して新たな１対の電極に取り替えたり、電解槽１
ａ内を清掃するなどしてから再び電解槽取り付けアダプ
タ１ｂに装着すればよい。このように本実施例の電解槽
１ａは容易に脱着が可能であり、イオン水生成装置など
では使用時のメンテナンスを容易にし、衛生的な処理水
を生成することができる。

【００２３】

【発明の効果】以上の実施例から明らかなように本発明
によれば、電解槽の内部に原水を電気分解する一対の電
極を設けるとともに、電解槽の周囲には原水供給用の第
１接続口と処理水吐出用の第２接続口及び電力入力用の
電力接続部をそれぞれの接続する方向を一致させて設
け、第１接続口と接続され且つ外部原水路と連絡される
第１連絡部と、第２接続口と接続され且つ外部吐出路と
連絡される第２連絡部、及び電力接続部と接続され且つ
外部電源を接続する電力中継部を備えた電解槽取り付け
アダプタを設け、電解槽の電解槽取り付けアダプタへの
脱着によって第１接続口と第２接続口及び電力接続部が
第１連絡部と第２連絡部及び電力中継部とそれぞれ同時
に脱着されるから、電解槽の取り付け、取り外しが容易
にでき、衛生的でメンテナンスフリーな電解装置を提供
することができる。

【００２４】また、第２接続口が互いに方向を一致させ
た複数の接続口を備えているから、複数の接続口の着脱
が短時間にでき、複数の接続口から処理水を吐出でき
る。

【００２５】また、第１接続口が互いに方向を一致させ
た複数の接続口を備えているから、複数の接続口の着脱
が短時間にでき、複数の接続口から原水を供給できる。

【００２６】また、第１接続口と第２接続口が第１連絡
部と第２連絡部とそれぞれ迅速継ぎ手によって連結され
ているから、電解槽を容易に脱着することができる。

【００２７】また、電力接続部が電力中継部と迅速コネ
クタによって接続されているから、電力の供給のための
接続を容易に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例における電解装置の概略全体
図

【図２】（ａ）本発明の一実施例における固定リング式
迅速継ぎ手の連結前の構造断面図 （ｂ）本発明の一実施例における固定リング式迅速継ぎ
手の連結後の構造断面図

【図３】（ａ）本発明の一実施例における差し込み式迅
速継ぎ手の連結前の構造断面図 （ｂ）本発明の一実施例における差し込み式迅速継ぎ手
の連結後の構造断面図

【図４】（ａ）本発明の一実施例におけるネジ込み式迅
速継ぎ手の連結前の構造断面図 （ｂ）本発明の一実施例におけるネジ込み式迅速継ぎ手
の連結後の構造断面図

【図５】従来の電解装置の概略全体図

【符号の説明】

１ 電解装置 １ａ 電解槽 １ｂ 電解槽取り付けアダプタ ２ 原水路 ２ａ 第１接続口 ２ｂ 第１連絡部 ２ｃ 外部原水路 ３ａ、４ａ 第２接続口 ３ｂ、４ｂ 第２連絡部 ３ｃ、４ｃ 外部吐出路 ３ アルカリ性水吐出路 ４ 酸性水吐出路 ５ａ 電力接続部 ５ｂ 電力中継部 ５ｃ 外部電源線 ６ 隔膜 ７ 電極 ８ 入力線 １１ 接続口 １２ 連絡部 １２ａ 拡大連絡部 １３ 固定リング １４ 迅速継ぎ手 １５ 止めボール １６ Ｏリング １７ 固定具 １８ 押さえリング １９ 回転リング ２０ パッキン

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】電解槽の内部に原水を電気分解する一対の
   電極を設けるとともに、前記電解槽の周囲には原水供給
   用の第１接続口と処理水吐出用の第２接続口及び電力入
   力用の電力接続部をそれぞれの接続する方向を一致させ
   て設け、前記第１接続口と接続され且つ外部原水路と連
   絡される第１連絡部と、前記第２接続口と接続され且つ
   外部吐出路と連絡される第２連絡部、及び前記電力接続
   部と接続され且つ外部電源を接続する電力中継部を備え
   た電解槽取り付けアダプタを設け、前記電解槽の前記電
   解槽取り付けアダプタへの脱着によって前記第１接続口
   と前記第２接続口及び前記電力接続部が前記第１連絡部
   と前記第２連絡部及び前記電力中継部とそれぞれ同時に
   脱着されることを特徴とする電解装置。
2. 【請求項２】前記第２接続口が互いに方向を一致させた
   複数の接続口を備えていることを特徴とする請求項１記
   載の電解装置。
3. 【請求項３】前記第１接続口が互いに方向を一致させた
   複数の接続口を備えていることを特徴とする請求項１ま
   たは２記載の電解装置。
4. 【請求項４】前記第１接続口と前記第２接続口が、前記
   第１連絡部と前記第２連絡部とそれぞれ迅速継ぎ手によ
   って連結されることを特徴とする請求項１記載の電解装
   置。
5. 【請求項５】前記電力接続部が前記電力中継部と迅速コ
   ネクタによって接続されることを特徴とする請求項１記
   載の電解装置。