JPH08192103A - 長尺金属管の粉体塗装方法およびその装置 - Google Patents

長尺金属管の粉体塗装方法およびその装置

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JPH08192103A
JPH08192103A JP565195A JP565195A JPH08192103A JP H08192103 A JPH08192103 A JP H08192103A JP 565195 A JP565195 A JP 565195A JP 565195 A JP565195 A JP 565195A JP H08192103 A JPH08192103 A JP H08192103A
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pipe
coated
powder
synthetic resin
metal
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JP565195A
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Takao Handa
隆夫 半田
Hiroyuki Saito
博之 斉藤
Kenichi Takai
健一 高井
Toshio Takahashi
俊夫 高橋
Toshinobu Ueda
利信 上田
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NTT Advanced Technology Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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N T T ADVANCE TECHNOL KK
NTT Advanced Technology Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、長尺金属管の内面または外面を均一
に塗装することができ、また粉体の回収効率を高くで
き、また塗装時間を短縮できる長尺金属管の粉体塗装方
法及びその装置を提供すること目的とする。 【構成】本発明は、被塗装鋼管4をその塗装温度より高
い温度に加熱後、回転用ローラ5及び押えローラ6によ
り略水平に保持し、前記被塗装鋼管4内に定量の合成樹
脂粉体を充填した内面塗装用粉体コンテナ2を接触しな
いように挿通し、前記被塗装鋼管4をその軸心を中心と
して連続回転させた状態で、前記被塗装鋼管4が所定の
温度になったときに、前記内面塗装用粉体コンテナ2よ
り前記被塗装鋼管4内に管の長手方向に略均一に前記合
成樹脂粉体を落下させて、前記被塗装鋼管4の内面を塗
装する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は長尺の金属管の内外面を
合成樹脂粉体を用いて一面、または同時に内外両面を粉
体塗装する方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、粉体塗料を吸引して金属管内面に
塗装する技術は存在しているが、同時に外面にも塗装す
る経済的方法はない。一般の流動浸漬法によると短尺の
金属管の内外面の同時の粉体塗装は可能であるが最大
5.5mの長尺となると内面に均一な塗装をすることは
不可能である。その理由は粉体が管内部の閉じられた空
間を十分に流動できないため、管端からの限られた距離
しか到達できないことによる。
【0003】ところで本発明者らは「金属管の内外面を
同時に塗装する方法および装置」を流動浸漬槽で、浸漬
した管の一端より他端に管内に空気流で搬送した粉体を
送り内面塗装と同時に外面に塗装する方法を提案した。
しかしこの方法では、内面と外面に異なった2種類の粉
体塗料で塗装することは不可能であり、また所定の膜厚
でかつ均一な厚さに制御することが困難である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
(1) 金属管の内面に粉体塗装する多種類の合成樹脂
の膨張係数は10×10-5/℃程度で金属の膨張係数に
比較して2桁大きい。従って両者の間に接着力が働かな
いとすると焼き付け後、塗装膜の冷却時の収縮によっ
て、例えば内径80mmでは約1mm弱のギャップが両
者間に生じる。このように金属管の内面の粉体焼き付け
塗装には物理的に困難な問題があり膜の密着力が不足す
る。
【0005】一方外面の塗装については、逆に好都合な
こととなる。 (2) 流動浸漬槽では、2メートル以上の深さの浴槽
を製作するのが困難で長尺管を縦に浸漬することができ
ない。従って横置きとする必要がある。横置き管の内面
の粉体塗装には、前述した先願の方法とか粉体噴射ノズ
ルを挿入するとかが考えられる。しかし前述した通り膜
厚の制御が困難であり、膜厚をコントロールするための
制御回路等が複雑かつ高圧となるため、粉体噴射等は一
般に装置コストが高い。
【0006】(3) 塗装膜厚は均一で、計画した定量
的厚さが実現される必要がある。とくに粉体コストが高
い場合この必要性が大きい。流動浸漬槽による塗装では
浸漬時の温度と浸漬時間を制御して必要な膜厚とする。
一般には数秒内の処理時間である。しかし長尺管、例え
ば前述の内径80mm,外形89mm,長さ5.5mm
では重量約46kgであり、数秒内の塗装作業は困難で
ある。
【0007】(4) さらに内面と外面にそれぞれ異な
った種類の膜を形成したい時、流動浸漬槽では2槽を必
要とし、かつ移動操作が困難である。また粉体噴射等他
の粉体塗装でも長尺の場合長さ方向での温度の不均一に
より適温での塗装が困難となり、塗装装置、作業工程が
複雑となり、経済的でない。
【0008】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、長尺金属管の内面または外面を均一に粉体塗装し
得、また粉体の回収効率を高くし得、また塗装時間を短
縮し得る長尺金属管の粉体塗装方法およびその装置を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するために本発明の長尺金属管の粉体塗装方法は、金属
の被塗装円管を塗装温度より高い温度に加熱後、略水平
に保持し、前記被塗装円管内に定量の合成樹脂粉体を充
填した粉体供給管を接触しないように挿通し、前記被塗
装円管を軸心を中心として連続回転させた状態で前記被
塗装円管が所定の温度になったときに前記粉体供給管よ
り前記被塗装円管内に管の長手方向に略均一に前記合成
樹脂粉体を落下させて、前記被塗装円管の管内全面を塗
装することを特徴とする。この粉体塗装方法により長尺
管の内面を均一に粉体塗装できる。
【0010】又、本発明の長尺金属管の粉体塗装方法
は、金属の被塗装円管を塗装温度より高い温度に加熱
後、略水平に保持し、前記被塗装円管内に保護管を接触
しないように粉体流出口を下向きにして挿通し、さらに
該保護管内に定量の合成樹脂粉体を充填した粉体供給管
を挿通し、前記被塗装円管を軸心を中心として連続回転
させた状態で前記被塗装円管が所定の温度になったとき
に前記保護管の粉体流出口より前記被塗装円管内に管の
長手方向に略均一に前記粉体供給管内の合成樹脂粉体を
落下させて、前記被塗装円管の管内全面を塗装すること
を特徴とする。この粉体塗装方法では、塗装用の粉体を
一斉に落下させることにより、長尺管の内面をより均一
に粉体塗装でき、より実用的である。
【0011】又、本発明の長尺金属管の粉体塗装方法
は、金属の被塗装円管を塗装温度より高い温度に加熱
後、略水平に保持して連続回転させ、その状態で、前記
被塗装円管が所定の温度になったときに前記被塗装円管
の外面の上部より定量の合成樹脂粉体を前記被塗装円管
の長手方向に略均一に落下させて、前記被塗装円管の外
面を塗装することを特徴とする。この粉体塗装方法によ
り長尺管の外面を均一に粉体塗装できる。
【0012】又、本発明の長尺金属管の粉体塗装方法
は、金属の被塗装円管を塗装温度より高い温度に加熱
後、略水平に保持して連続回転させ、その状態で、前記
被塗装円管が所定の温度になったときに前記被塗装円管
の外面の下部より流動粉体を当該被塗装円管の長手方向
に略均一に連続して吹き当てて、前記被塗装円管の全外
面を塗装することを特徴とする。この粉体塗装方法によ
り長尺管の外面を均一に粉体塗装でき、併せて、流動浸
漬槽から吹き上がらせた粉体の未使用分が浸漬槽内に戻
るので粉体の回収効率が本質的に高いため経済化が図れ
る。
【0013】又、本発明の長尺金属管の粉体塗装方法
は、金属の被塗装円管を塗装温度より高い温度に加熱
後、略水平に保持して連続回転させ、その状態で、前記
被塗装円管が所定の温度になったときに、前記被塗円管
の外面の上部より合成樹脂粉体を前記被塗装円管の長手
方向に略均一に落下させるとともに前記被塗装円管の外
面の下部より流動粉体を当該被塗装円管の長手方向に略
均一に連続して吹き当てて、前記被塗装円管の外面を塗
装することを特徴とする。この粉体塗装方法では、上下
の両側から粉体を供給するので長尺管の外面の塗装時間
が短縮できる(塗装効率の向上)とともにこれにより被
塗装管の温度変化の影響が軽減されて長尺管の外面をよ
り均一に粉体塗装できる。加えて、上側から供給される
塗装用の粉体を下側の浸漬槽内に回収できるので回収効
率が高められ一層の経済化が図れる。
【0014】又、本発明の長尺金属管の粉体塗装方法
は、金属の被塗装円管を塗装温度より高い温度に加熱
後、略水平に保持し、前記被塗装円管内に定量の第1の
合成樹脂粉体を充填した粉体供給管を接触しないように
挿通し、前記被塗装円管を軸心を中心として連続回転さ
せた状態で、前記被塗装円管が第1の所定の温度になっ
たときに、前記粉体供給管より前記被塗装円管内に管の
長手方向に略均一に前記第1の合成樹脂粉体を落下さ
せ、前記被塗装円管が第2の所定の温度になったとき
に、前記被塗装円管の外面の上部より定量の第2の合成
樹脂粉体を前記被塗装円管の長手方向に略均一に落下さ
せて、前記被塗装円管の内面と外面とを同時に塗装する
ことを特徴とする。この粉体塗装方法により長尺管の内
面と外面とを同時に均一に粉体塗装できる。また、内面
と外面とを異なる粉体で同時に均一の塗装を行い得る。
【0015】又、本発明の長尺金属管の粉体塗装方法
は、金属の被塗装円管を塗装温度より高い温度に加熱
後、略水平に保持し、前記被塗装円管内に定量の第1の
合成樹脂粉体を充填した粉体供給管を接触しないように
挿通し、前記被塗装円管を軸心を中心として連続回転さ
せた状態で、前記被塗装円管が第1の所定の温度になっ
たときに、前記粉体供給管より前記被塗装円管内に管の
長手方向に略均一に前記第1の合成樹脂粉体を落下さ
せ、前記被塗装円管が第2の所定の温度になったとき
に、前記被塗装円管の外面の下部より第2の合成樹脂粉
体からなる流動粉体を当該被塗装円管の長手方向に略均
一に連続して吹き当てて、前記被塗装円管の内面と外面
とを同時に塗装することを特徴とする。
【0016】又、本発明の長尺金属管の粉体塗装方法
は、金属の被塗装円管を塗装温度より高い温度に加熱
後、略水平に保持し、前記被塗装円管内に定量の第1の
合成樹脂粉体を充填した粉体供給管を接触しないように
挿通し、前記被塗装円管を軸心を中心として連続回転さ
せた状態で、前記被塗装円管が第1の所定の温度になっ
たときに、前記粉体供給管より前記被塗装円管内に管の
長手方向に略均一に前記第1の合成樹脂粉体を落下さ
せ、前記被塗装円管が第2の所定の温度になったとき
に、前記被塗装円管の外面の上部より第2の合成樹脂粉
体を前記被塗装円管の長手方向に略均一に落下させると
ともに前記被塗装円管の外面の下部より前記第2の合成
樹脂粉体からなる流動粉体を当該被塗装円管の長手方向
に略均一に連続して吹き当てて、前記被塗装円管の内面
と外面とを同時に塗装することを特徴とする。
【0017】又、本発明の長尺金属管の粉体塗装方法
は、前記内側粉体供給管が、前記被塗装円管内に接触し
ないように粉体流出口を下向きにして前もって挿通され
た保護管内に挿通され、また、前記内側粉体供給管から
前記被塗装円管内への前記第1の合成樹脂粉体の落下
が、前記保護管の粉体流出口を通して行われることを特
徴とする。
【0018】又、本発明の長尺金属管の粉体塗装方法
は、前記第1の合成樹脂粉体と前記第2の合成樹脂粉体
とが同種もしくは異種の材料であり、少なくても前記両
者の材料が同種の場合には、前記第1の所定温度と前記
第2の所定温度とが同一に設定されたことを特徴とす
る。
【0019】又、本発明の長尺金属管の粉体塗装方法
は、前記被塗装円管への塗装が焼き付け塗装であること
を特徴とする。又、本発明の長尺金属管の粉体塗装装置
は、加熱した金属の被塗装円管を略水平に保持する手段
と、内部に定量の合成樹脂を充填し、少なくとも前記被
塗装円管の長さを有し、長手方向に前記合成樹脂粉体を
略均一に流出可能に構成された流出口を設けた金属製の
内側粉体供給管と、該内側粉体供給管を前記被塗装円管
内に接触しないように挿通して保持する手段と、前記被
塗装円管を軸心を中心として連続回転させる手段と、前
記内側粉体供給管を前記粉体流出口を下向きになるよう
に軸心を中心として回転させる手段とを備えたことを特
徴とするものである。
【0020】又、本発明の長尺金属管の粉体塗装装置
は、加熱した金属の被塗装円管を略水平に保持する手段
と、少なくとも前記被塗装円管の長さを有し、長手方向
に流出量が略均一となるように構成された流出口を設け
た金属製の保護管と、内部に定量の合成樹脂粉体を充填
し、少なくとも前記保護管の長さを有し、長手方向に前
記合成樹脂粉体を略均一に流出可能に構成された流出口
を設けた金属製もしくはプラスチック製の内側粉体供給
管と、前記保護管を前記被塗装円管内に接触しないよう
に挿通して当該保護管の流出口を下向きにして保持する
手段と、前記内側粉体供給管を前記保護管内に挿通して
保持する手段と、前記被塗装円管をその軸心を中心とし
て連続回転させる手段と、前記内側粉体供給管を当該内
側粉体供給管の流出口を下向きにして前記保護管の流出
口と一致するように軸心を中心として回転させる手段と
を備えたことを特徴とするものである。
【0021】又、本発明の長尺金属管の粉体塗装装置
は、加熱した金属の被塗装円管を略水平に保持する手段
と、内部に定量の合成樹脂粉体を充填し、少なくとも前
記被塗装円管の長さを有し、長手方向に前記合成樹脂粉
体を略均一に流出可能に構成された流出口を設けた金属
製の外側粉体供給管と、該外側粉体供給管を前記被塗装
円管の外側上部に当該被塗装円管と両軸心が略平行に延
在するように保持する手段と、前記被塗装円管を軸心を
中心として連続回転させる手段と、前記外側粉体供給管
を粉体流出口を下向きになるように軸心を中心として回
転させる手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0022】又、本発明の長尺金属管の粉体塗装装置
は、加熱した金属の被塗装円管を略水平に保持する手段
と、前記被塗装円管を軸心を中心として連続回転させる
手段と、前記被塗装円管の外面の下側に設けられ、内側
に貯められた流動性の合成樹脂粉体を該流動粉体中に設
置された空気吹き出し手段によって連続的に前記被塗装
円管の外下面に到達して吹き上げるように構成された流
動浸漬槽とを備えたことを特徴とするものである。
【0023】又、本発明の長尺金属管の粉体塗装装置
は、加熱した金属の被塗装円管を略水平に保持する手段
と、前記被塗装円管を軸心を中心として連続回転させる
手段と、内部に定量の合成樹脂粉体を充填し、少なくと
も前記被塗装円管の長さを有し、長手方向に前記合成樹
脂粉体を略均一に流出可能に構成された流出口を設けた
金属製の外側粉体供給管と、該外側粉体供給管を前記被
塗装円管の外側上部に当該被塗装円管と両軸心が略平行
に延在するように保持する手段と、前記外側粉体供給管
を粉体流出口を下向きになるように軸心を中心として回
転させる手段と、前記被塗装円管の外面の下側に設けら
れ、内部に貯められた流動性の合成樹脂粉体を該流動粉
体中に設置された空気吹き出し手段によって連続的に前
記被塗装円管の外下面に到達して吹き上げるように構成
された流動浸漬槽とを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0024】又、本発明の長尺金属管の粉体塗装装置
は、加熱した金属の被塗装円管を略水平に保持する手段
と、前記被塗装円管を軸心を中心として連続回転させる
手段と、内部に定量の第1の合成樹脂粉体を充填し、少
なくとも前記被塗装円管の長さを有し、その長手方向に
前記第1の合成樹脂粉体を略均一に流出可能に構成され
た流出口を設けた金属製の内側粉体供給管と、該内側粉
体供給管を前記被塗装円管内に接触しないように挿通し
て保持する手段と、前記内側粉体供給管を粉体流出口を
下向きになるように軸心を中心として回転させる手段
と、内部に定量の第2の合成樹脂粉体を充填し、少なく
とも前記被塗装円管の長さを有し、長手方向に前記第2
の合成樹脂粉体を略均一に流出可能に構成された流出口
を設けた金属製の外側粉体供給管と、該外側粉体供給管
を前記被塗装円管の外側上部に当該被塗装円管と両軸心
が略平行に延在するように保持する手段と、前記外側粉
体供給管を粉体流出口を下向きになるように軸心を中心
として回転させる手段とを備えたことを特徴とするもの
である。
【0025】又、本発明の長尺金属管の粉体塗装装置
は、加熱した金属の被塗装円管を略水平に保持する手段
と、前記被塗装円管を軸心を中心として連続回転させる
手段と、内部に定量の第1の合成樹脂粉体を充填し、少
なくとも前記被塗装円管の長さを有し、長手方向に前記
第1の合成樹脂粉体を略均一に流出可能に構成された流
出口を設けた金属製の内側粉体供給管と、該内側粉体供
給管を前記被塗装円管内に接触しないように挿通して保
持する手段と、前記内側粉体供給管を粉体流出口を下向
きになるように軸心を中心として回転させる手段と前記
被塗装円管の外面の下側に設けられ、内部に貯められた
流動性の第2の合成樹脂粉体を該流動粉体中に設置され
た空気吹き出し手段によって連続的に前記被塗装円管の
外下面に到達して吹き上げるように構成された流動浸漬
槽とを備えたことを特徴とするものである。
【0026】又、本発明の長尺金属管の粉体塗装装置
は、加熱した金属の被塗装円管を略水平に保持する手段
と、前記被塗装円管を軸心を中心として連続回転させる
手段と、内部に定量の第1の合成樹脂粉体を充填し、少
なくとも前記被塗装円管の長さを有し、長手方向に前記
第1の合成樹脂粉体を略均一に流出可能に構成された流
出口を設けた金属製の内側粉体供給管と、該内側粉体供
給管を前記被塗装円管内に接触しないように挿通して保
持する手段と、前記内側粉体供給管を前記粉体流出口を
下向きになるように軸心を中心として回転させる手段
と、内部に定量の第2の合成樹脂粉体を充填し、少なく
とも前記被塗装円管の長さを有し、長手方向に前記第2
の合成樹脂粉体を略均一に流出可能に構成された流出口
を設けた金属製の外側粉体供給管と、該外側粉体供給管
を前記被塗装円管の外側上部に当該被塗装円管と両軸心
が略平行に延在するように保持する手段と、前記外側粉
体供給管を粉体流出口を下向きになるように軸心を中心
として回転させる手段と、前記被塗装円管の外面の下側
に設けられ、内部に貯められた流動性の前記第2の合成
樹脂粉体を該流動粉体中に設置された空気吹き出し手段
によって連続的に前記被塗装円管の外下面に到達して吹
き上げるように構成された流動浸漬槽とを備えたことを
特徴とするものである。
【0027】又、本発明の長尺金属管の粉体塗装装置
は、少なくとも前記被塗装円管の長さを有し、長手方向
に流出量が略均一となるように構成された流出口を設け
た金属製の保護管が、前記内側粉体供給管と前記被塗装
円管との間に、前記被塗装円管内に接触しないように粉
体流出口を下向きにして挿通されて保持されていること
を特徴とするものである。
【0028】又、本発明の長尺金属管の粉体塗装装置
は、前記第1の合成樹脂粉体と前記第2の合成樹脂粉体
とが同種もしくは異種の材料であることを特徴とするも
のである。又、本発明の長尺金属管の粉体塗装装置は、
前記内側粉体供給管が円管もしくは角管もしくはそれら
の複合管であることを特徴とするものである。
【0029】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に
説明する。図1〜図3は本発明の一実施例を示し、図1
は正面図、図2(a)は斜視図、図2(b)は断面図、
図3(a)は一部切欠正面図、図3(b)は一部切欠上
面図、図3(c)は一部切欠側面図である。図中、1は
内部に定量の第2の合成樹脂粉体を充填し、少なくとも
被塗装円管の長さを有し、その長手方向に前記第2の合
成樹脂粉体を略均一に流出可能に構成された流出口を設
けた金属製の外側粉体供給管である例えば外面塗装用粉
体コンテナ、101は外面塗装用粉体コンテナ1に設け
られた粉体流出口、2は内部に定量の第1の合成樹脂を
充填し、少なくとも被塗装円管の長さを有し、その長手
方向に前記第1の合成樹脂粉体を略均一に流出可能に構
成された流出口を設けた金属製の内側粉体供給管である
例えば内面塗装用粉体コンテナ、201は内面塗装用粉
体コンテナ2に設けられた粉体流出口、この粉体流出口
201は下向きになるように内面塗装用粉体コンテナ2
の軸心を中心として回転される。3は少なくとも被塗装
円管の長さを有し、その長手方向に流出量が略均一とな
るように構成された流出口を設けた金属製の保護管であ
る例えば保持用ガイドパイプ、この保持用ガイドパイプ
3が、前記内面塗装用粉体コンテナ2と前記被塗装円管
との間に、前記被塗装円管内に接触しないようにその粉
体流出口を下向きにして挿通されて保持されている。3
01は保持用ガイドパイプ3に設けられた粉体流出口、
4は金属の被塗装円管である例えば被塗装鋼管、5は被
塗装鋼管4の回転用ローラで、モータ回転軸に連結され
ている。6は押えローラ(ターン機構)、回転用ローラ
5及び押えローラ6は加熱した被塗装鋼管4を略水平に
保持すると共に前記被塗装鋼管4をその軸心を中心とし
て連続回転させる。7は保持用ガイドパイプ3の押え
台、8は外面塗装用粉体コンテナ1に設けられた粉体流
出口101からの落下粉体、9は被塗装鋼管4が回転中
に長手方向に移動するのを防止するローラである。前記
外面塗装用粉体コンテナ1は被塗装鋼管4の外側上部に
当該被塗装鋼管4と両軸心が略平行に延在するように保
持されると共に粉体流出口101が下向きになるように
その軸心を中心として回転される。
【0030】即ち、被塗装鋼管4をその塗装温度より高
い温度に加熱後、回転用ローラ5及び押えローラ6によ
り略水平に保持する。前記被塗装鋼管4内に定量の第1
の合成樹脂粉体を充填した内面塗装用粉体コンテナ2を
接触しないように挿通し、前記被塗装鋼管4をその軸心
を中心として連続回転させた状態で、前記被塗装鋼管4
が第1の所定の温度になったときに、前記内面塗装用粉
体コンテナ2より前記被塗装鋼管4内に管の長手方向に
略均一に前記第1の合成樹脂粉体を落下させる。一方、
前記被塗装鋼管4が第2の所定の温度になったときに、
前記被塗装鋼管4の外面の上部の外面塗装用粉体コンテ
ナ1より定量の第2の合成樹脂粉体を前記被塗装鋼管4
の長手方向に略均一に落下させて、前記被塗装鋼管4の
内面と外面を塗装する。
【0031】ここで、被塗装鋼管4の温度コントロール
について説明すると、温度コントロールは、通常、加熱
後自然放冷によって行う。従って、加熱温度と放冷時間
とが制御要因となる。温度の検出方法は、温度計で行
い、制御をする。対象が同一物品など限定される場合に
は、予め加熱温度と放冷時間との相関関係を検定してお
き、例えば最適条件の関係により時間管理によっても十
分な精度を得られる。
【0032】また、長手方向の温度不均一については、
予め早く冷める箇所(管端部など)について特性を把握
しておくことにより、バーナー等で適宜加熱することに
より解決できる。逆に、温度の冷め難い箇所を強制的に
空冷等することによっても解決できる。
【0033】尚、前記第1の合成樹脂粉体と前記第2の
合成樹脂粉体として同種または異種の材料を用いること
ができ、少なくても前記両者の材料が同種の場合には、
前記第1の所定温度と前記第2の所定温度とが同一に設
定される。
【0034】又、前記被塗装鋼管4への塗装として焼き
付け塗装を用いることができる。又、前記内面塗装用粉
体コンテナ2として円管または角管またはそれらの複合
管を用いることができる。
【0035】図4は本発明の他の実施例を示す構成図で
ある。40は金属の被塗装円管である例えば被塗装鋼
管、この被塗装鋼管40は加熱され略水平に保持される
と共にその軸心を中心として連続回転される。10は前
記被塗装鋼管40の外面の下側に設けられ、その内側に
貯められた流動性の合成樹脂粉体を該流動粉体中に設置
された空気吹き出し手段によって連続的に前記被塗装鋼
管40の外下面に到達して吹き上げるように構成された
流動浸漬槽、11は空気、12は流動粉体、13は空気
吹き出し口である。
【0036】即ち、被塗装鋼管40をその塗装温度より
高い温度に加熱後、略水平に保持して連続回転させ、そ
の状態で、前記被塗装鋼管40が所定の温度になったと
きに前記被塗装鋼管40の外面の下部の流動浸漬槽10
より流動粉体12を当該被塗装鋼管40の長手方向に略
均一に連続して吹き当てて、前記被塗装鋼管40の全外
面を塗装する。
【0037】図5は本発明の異なる他の実施例を示す構
成図である。図1の外面塗装用粉体コンテナ1の代りに
図4の流動浸漬槽10を用いたものであり、同一部分は
同一符号を付してその説明を省略する。
【0038】図6は本発明の異なる他の実施例を示す構
成図である。図1の粉体塗装装置と図4の流動浸漬槽1
0とを組み合わせたものであり、同一部分は同一符号を
付してその説明を省略する。
【0039】次に、亜鉛メッキ鋼管外径89mm、内径
80mm、長さ5.5mの内外面同時に粉体塗装する具
体的実施例を述べる。塗装粉体には外面は耐蝕性に優れ
た飽和ポリエステル、内面には潤滑性が付与される小量
の弗化エチレンを添加した飽和ポリエステルを使用し
た。前者の塗装温度は、280〜320℃、後者では3
50〜370℃が適当である。
【0040】亜鉛メッキ鋼管はまず外面をサンドブラス
トし、内面は円筒形のワイヤブラシで研磨した。これを
加熱炉で加熱し取り出した後、5.5m鋼管の両端を保
持、回転装置に設置した。次に外径34mm、内径30
mm、長さ6mのステンレス管を鋼管に挿入した。
【0041】このステンレス管には、鋼管の長さ範囲に
わたって、長さ260mm〜270mm、幅12mmの
粉体流出口としての溝穴を作製した。溝穴間隔は10m
mである。
【0042】これを両端支持し、流出口を上向きとし、
たわみ発生させ、このたわみにほぼ等しく逆方向にたわ
みを与えた。この変形加工で流出口を下向きにしたと
き、ステンレス管はほぼ直線となった。この状態で鋼管
に挿入するが、ステンレス管の先端に取り付けたローラ
によって鋼管内に傷を付けず、スムーズに挿入できる。
【0043】鋼管に挿入された後、片端に回転止めのピ
ンを挿入し、かつ両端をVブロック上にバイスで固定し
た。これによって管のたわみはさらに矯正され確実に鋼
管に触れることなく保持される。
【0044】この後、鋼管温度を測定、上記塗装適温に
近くなって鋼管を回転する。以上の粉体塗装方法は図1
〜図3に示す通りである。内面塗装用コンテナ管として
は黄銅管、外径22mm、内径20mm、長さ6.5m
を使用した。また先のステンレス管の溝穴と同様に粉体
流出口を作製した。
【0045】また外面塗装用粉体コンテナ管としては鋼
管、外径27.2mm、内径23mm、長さ7mを使用
した。これにも前述同様の粉体流出口を作製した。これ
らに前もって塗装用粉体を充填し準備した。
【0046】設定した内面の塗装膜厚は0.2mm、外
面の膜厚は0.3mmである。この設定に従い内面用に
弗化エチレンを添加した飽和ポリエステル400g、外
面用に飽和ポリエステル600gをそれぞれ充填した。
【0047】効果をさきに述べると、形成された膜厚は
内面では平均0.22mm、外面では平均0.26mm
であった。外面膜厚は管面外に落下したロスのためであ
った。
【0048】炉内より取り出された鋼管は、次第に冷却
する。とくに鋼管両端は図に示す3点押さえローラ、駆
動ローラ等によって冷却速度が比較的大きい。このため
ガスバーナで加熱を必要とする場合もある。ここでロー
ラによって両端外面は、塗装面が荒れるが、この部分は
ネジ切りされるため問題でない。またバーナで補修する
ことが可能な範囲である。
【0049】塗装開始は鋼管の長さ方向で温度が前記の
塗装に適当な範囲になって粉体の散布を始める。炉内温
度は500℃に設定、塗装すべき鋼管を取り出した時の
温度は430℃であった。以後測温しつつ塗装温度まで
冷却を待った。内面の塗装温度は外面より高いため、先
ず内面に行なった。この時の鋼管回転数10rpm,温
度370℃である。
【0050】そこで弗化エチレンを添加した飽和ポリエ
ステルを充填してあった黄銅管を180°回転させ粉体
を管内に散布した。粉体は約2〜3秒で溶融した。この
時点で回転数を200rpmとし密着性と膜厚均一化を
はかった。
【0051】次に飽和ポリエステルを充填してあったコ
ンテナ鋼管を回転し、粉体を鋼管外面に散布した。この
時回転数を10rpmとし、粉体全量を10秒間にわた
って順次流出させた。この時の鋼管温度は320℃であ
った。
【0052】以上で塗装作業は終了するが、自然冷却を
またず鋼管内面に挿入されている黄銅管に水道ホースを
接続し、鋼管の冷却を行なった。均一な冷却にもこの粉
体コンテナは役立った。冷却後、塗装鋼管内に挿入した
黄銅管、ステンレス管の順に引き抜くが、ローラによる
きずは発生しなかった。
【0053】上の実施例で述べた亜鉛メッキ鋼管は、再
加熱して粉体塗装した例である。メッキのない鋼管にも
同様な方法で実施できる。また溶融亜鉛メッキ直後、鋼
管の余熱を利用してただちに同様な方法で実施できる。
この場合には亜鉛メッキ面が新生面であるから清浄で、
前述した内外面の研磨等の工程を除くことができ、また
再加熱を省略できる。この工程は経済性が最も優れてい
た。
【0054】尚、図4〜図6の外側塗装の手順について
は、加熱工程の代わりに溶融めっき直後の余熱を利用
し、所定の温度まで放冷後、前述した所定の手順で粉体
塗装を行う。この場合、上述の実施例のようにブラスト
処理等を行う必要はない。即ち、めっき直後のため、め
っき面の酸化の度合いが少ないためである。
【0055】次に、従来の問題点と本実施例の解決策に
ついて説明する。 (1) 鋼管の膨張係数は1.17×10-7/℃でPE
(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)などは11
×10-5/℃、PET(ポリエチレンテレフタレート)
はやや小さい7×10-5/℃で、他の合成樹脂もほぼこ
の間の値である。鋼管とこれらの膨張係数比はPE,P
Pでは、1:940,PETでは1:407である。も
し鋼管に溶融亜鉛メッキの皮膜がある場合、亜鉛の膨張
係数は7×10-7/℃で膨張係数比は1:260となり
密着力が改善される。このように膨張係数差が大きい
時、前述したように鋼管内面の皮膜は収縮量が大きくな
り剥がれやすくなる。
【0056】ここで本実施例では、以上の物理的問題点
に対して、塗膜の軟化時点に回転による遠心力を与え、
密着力を付与した状態で固化することで解決した。この
回転は低比重の塗料であるから高速が望ましいが5.5
mの鋼管のたわみは約1mmであり、数100rpm以
下に制限される。しかしこの回転は粉体が溶融軟化し凝
固を始めるまでの時間内でよく、高速回転の運転は短時
間でよく、また密着性は十分えられる。
【0057】この他、溶融状態の塗料は回転により移動
し点状の未塗装部分を補修するとともに均一膜厚化を進
める顕著な効果をもたらす。またこの回転により、散布
直後の粉体は溶融まで壁面を流れ、均一に塗装面に散布
され、一定厚さとなる効果をもたらせる。また、この回
転速度とコンテナから流出する粉体量を制御すれば、厚
さの均一化はより確実に達成される。
【0058】(2) 次に塗装する鋼管に粉体の流出口
を設けた円管、角管、楕円管またはこれらの複合管を挿
入する際、例えば長さ5.5mの塗装すべき鋼管に対
し、挿入管は両端を保持する都合から6m程度以上の長
さで、かつ塗装すべき鋼管の内径より小さいものでなく
てはならない。
【0059】ここで、管を水平な管内に通し、管に設け
た流出口より粉体を落下する方法は、簡単な構成で操作
性を容易でしかも低コストである。しかし、長尺の管
は、たわみによって被塗装管内で内面に接触するおそれ
がある。
【0060】両端支持される管は、たわみを生じ、その
大きさは断面2次モメント、弾性率に逆比例する。従っ
て小径、薄肉では塗装すべき鋼管に接触し不適当であ
る。しかしこのような場合でも次の方法で接触する問題
を避けられることを確認した。
【0061】(a) 粉体の流出口を設けた円管の両端
を旋盤で使用されているようなチャックで保持し、これ
をVブロック上に置き、回転可能とし、かつチャックに
引っ張り力を付加する。引っ張り力はチャックの一端を
固定し、他端を旋盤のベッド上の刃物台を利用しこれを
移動させることで可能となる。また回転可能な張線器を
利用して、前記のチャックに固定したワイヤを引っ張る
ことでも可能である。
【0062】次に挿入管を噛ませたチャックを180°
回転させ管内の粉体を散布させる。 (b) 前述のほかに、たわみと逆方向に同程度の永久
変形を挿入管に与え、単に両端を固定することだけでも
塗装する鋼管内壁に触れなくすることが可能である。こ
の場合の管は粉体流出口を下向きにした状態で固定さ
れ、この管にさらに粉体の流出口を設けた第3の円管を
挿入しこれを180°回転させ固定した管の流出口と一
致させて粉体を散布する。
【0063】以上のように塗装する鋼管の内面に塗装す
る際に問題となる点を解決した。 (3) 粉体塗装品の膜厚は、被塗装品の余熱温度と流
動浸漬槽の浸漬時間によって0.1〜約1.0mmまで
変化する。このさい膜厚は厚いほど剥がれやすく、一方
薄いほど防食膜として不十分になる。このように大きい
影響を及ぼす膜厚を確実に制御するためには、塗料粉体
を形成膜厚に必要な量のみを供給することである。この
方法として、コンテナ管内に必要量を装填することによ
って容易に膜厚が制御できることを確認した。また、装
填した粉体は、コンテナ管に振動を与えることにより管
内での分布量が均一になる。これによって、均一膜厚の
塗膜が形成できた。
【0064】(4) 流動浸漬槽では2種の性質の異な
った粉体を内、外面に塗装する時、少なくとも2槽を必
要とし、重い鋼管の移動や浸漬作業も複雑となり、コス
ト高になる。
【0065】例えば、鋼管内面には、布設するケーブル
の引っ張り荷重を減少させる潤滑性の膜を形成させ、外
面には耐蝕性の高い膜を形成させるようなとき、本実施
例では、外面塗装用の粉体コンテナと内面用のコンテナ
にそれぞれ異なった粉体を装填し、同時または粉体の異
なった焼き付け温度に対応して、時間をずらして個別に
粉体塗装することができる。これによって、各種の膜を
容易にほぼ同時に塗装できる。
【0066】また粉体を充填するコンテナ管内に長さ方
向に2種類以上の粉体を充填すれば、縞状に各種の粉体
からなる塗装面が得られる。上記のように、塗装方法は
簡易であり、装置は経済性に優れていることが明らかで
ある。
【0067】以上のように本実施例の塗装方法および装
置では、粉体量を制御して塗装膜厚を設定値にすること
が容易である。また塗装粉体を鋼管内外面および長さ方
向に同時に散布できるから、塗装時間が非常に短縮さ
れ、かつ長さ方向で均一な膜厚が確保される。さらに被
塗装管が回転しているため、円周方向においても塗装面
に粉体が順次堆積し、溶融後も回転方向に流動するから
膜厚が均一になる。同時に粉体溶融時には、回転にとも
なう遠心力が働くから塗料が管壁に押しつけられ密着性
の良い膜となる。
【0068】このような優れた粉体塗装膜が得られる
が、これらの塗装装置は、モータとロールからなる回転
装置と最大3個のパイプからなる安価な装置構成で経済
性に優れている。
【0069】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、長尺
金属管の内面または外面を均一に塗装することができ、
また粉体の回収効率を高くでき、また塗装時間を短縮で
きる長尺金属管の粉体塗装方法及びその装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す正面図である。
【図2】本発明の一実施例を示し、(a)は斜視図、
(b)は断面図である。
【図3】本発明の一実施例を示し、(a)は一部切欠正
面図、(b)は一部切欠上面図、(c)は一部切欠側面
図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す構成図である。
【図5】本発明の異なる他の実施例を示す構成図であ
る。
【図6】本発明の異なる他の実施例を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
1…外面塗装用粉体コンテナ、101…粉体流出口、2
…内面塗装用粉体コンテナ、201…粉体流出口、3…
保持用ガイドパイプ、301…粉体流出口、4,40…
被塗装鋼管、5…回転用ローラ、6…押えローラ、7…
押え台、8…落下粉体、9…ローラ、10…流動浸漬
槽、11…空気、12…流動粉体、13…空気吹き出し
口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 博之 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 高井 健一 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 高橋 俊夫 東京都武蔵野市御殿山一丁目1番3号 エ ヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株 式会社内 (72)発明者 上田 利信 東京都武蔵野市御殿山一丁目1番3号 エ ヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株 式会社内

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属の被塗装円管を塗装温度より高い温
    度に加熱後、略水平に保持し、前記被塗装円管内に定量
    の合成樹脂粉体を充填した粉体供給管を接触しないよう
    に挿通し、前記被塗装円管を軸心を中心として連続回転
    させた状態で前記被塗装円管が所定の温度になったとき
    に前記粉体供給管より前記被塗装円管内に管の長手方向
    に略均一に前記合成樹脂粉体を落下させて、前記被塗装
    円管の管内全面を塗装することを特徴とする長尺金属管
    の粉体塗装方法。
  2. 【請求項2】 金属の被塗装円管を塗装温度より高い温
    度に加熱後、略水平に保持し、前記被塗装円管内に保護
    管を接触しないように粉体流出口を下向きにして挿通
    し、さらに該保護管内に定量の合成樹脂粉体を充填した
    粉体供給管を挿通し、前記被塗装円管を軸心を中心とし
    て連続回転させた状態で前記被塗装円管が所定の温度に
    なったときに前記保護管の粉体流出口より前記被塗装円
    管内に管の長手方向に略均一に前記粉体供給管内の合成
    樹脂粉体を落下させて、前記被塗装円管の管内全面を塗
    装することを特徴とする長尺金属管の粉体塗装方法。
  3. 【請求項3】 金属の被塗装円管を塗装温度より高い温
    度に加熱後、略水平に保持して連続回転させ、その状態
    で、前記被塗装円管が所定の温度になったときに前記被
    塗装円管の外面の上部より定量の合成樹脂粉体を前記被
    塗装円管の長手方向に略均一に落下させて、前記被塗装
    円管の外面を塗装することを特徴とする長尺金属管の粉
    体塗装方法。
  4. 【請求項4】 金属の被塗装円管を塗装温度より高い温
    度に加熱後、略水平に保持して連続回転させ、その状態
    で、前記被塗装円管が所定の温度になったときに前記被
    塗装円管の外面の下部より流動粉体を当該被塗装円管の
    長手方向に略均一に連続して吹き当てて、前記被塗装円
    管の全外面を塗装することを特徴とする長尺金属管の粉
    体塗装方法。
  5. 【請求項5】 金属の被塗装円管を塗装温度より高い温
    度に加熱後、略水平に保持して連続回転させ、その状態
    で、前記被塗装円管が所定の温度になったときに、前記
    被塗円管の外面の上部より合成樹脂粉体を前記被塗装円
    管の長手方向に略均一に落下させるとともに前記被塗装
    円管の外面の下部より流動粉体を当該被塗装円管の長手
    方向に略均一に連続して吹き当てて、前記被塗装円管の
    外面を塗装することを特徴とする長尺金属管の粉体塗装
    方法。
  6. 【請求項6】 金属の被塗装円管を塗装温度より高い温
    度に加熱後、略水平に保持し、 前記被塗装円管内に定量の第1の合成樹脂粉体を充填し
    た粉体供給管を接触しないように挿通し、 前記被塗装円管を軸心を中心として連続回転させた状態
    で、 前記被塗装円管が第1の所定の温度になったときに、前
    記粉体供給管より前記被塗装円管内に管の長手方向に略
    均一に前記第1の合成樹脂粉体を落下させ、 前記被塗装円管が第2の所定の温度になったときに、前
    記被塗装円管の外面の上部より定量の第2の合成樹脂粉
    体を前記被塗装円管の長手方向に略均一に落下させて、 前記被塗装円管の内面と外面とを同時に塗装することを
    特徴とする長尺金属管の粉体塗装方法。
  7. 【請求項7】 金属の被塗装円管を塗装温度より高い温
    度に加熱後、略水平に保持し、 前記被塗装円管内に定量の第1の合成樹脂粉体を充填し
    た粉体供給管を接触しないように挿通し、 前記被塗装円管を軸心を中心として連続回転させた状態
    で、 前記被塗装円管が第1の所定の温度になったときに、前
    記粉体供給管より前記被塗装円管内に管の長手方向に略
    均一に前記第1の合成樹脂粉体を落下させ、 前記被塗装円管が第2の所定の温度になったときに、前
    記被塗装円管の外面の下部より第2の合成樹脂粉体から
    なる流動粉体を当該被塗装円管の長手方向に略均一に連
    続して吹き当てて、 前記被塗装円管の内面と外面とを同時に塗装することを
    特徴とする長尺金属管の粉体塗装方法。
  8. 【請求項8】 金属の被塗装円管を塗装温度より高い温
    度に加熱後、略水平に保持し、 前記被塗装円管内に定量の第1の合成樹脂粉体を充填し
    た粉体供給管を接触しないように挿通し、 前記被塗装円管を軸心を中心として連続回転させた状態
    で、 前記被塗装円管が第1の所定の温度になったときに、前
    記粉体供給管より前記被塗装円管内に管の長手方向に略
    均一に前記第1の合成樹脂粉体を落下させ、 前記被塗装円管が第2の所定の温度になったときに、前
    記被塗装円管の外面の上部より第2の合成樹脂粉体を前
    記被塗装円管の長手方向に略均一に落下させるとともに
    前記被塗装円管の外面の下部より前記第2の合成樹脂粉
    体からなる流動粉体を当該被塗装円管の長手方向に略均
    一に連続して吹き当てて、 前記被塗装円管の内面と外面とを同時に塗装することを
    特徴とする長尺金属管の粉体塗装方法。
  9. 【請求項9】 前記内側粉体供給管が、前記被塗装円管
    内に接触しないように粉体流出口を下向きにして前もっ
    て挿通された保護管内に挿通され、 また、前記内側粉体供給管から前記被塗装円管内への前
    記第1の合成樹脂粉体の落下が、前記保護管の粉体流出
    口を通して行われることを特徴とする請求項6、7また
    は8記載の長尺金属管の粉体塗装方法。
  10. 【請求項10】 前記第1の合成樹脂粉体と前記第2の
    合成樹脂粉体とが同種もしくは異種の材料であり、少な
    くても前記両者の材料が同種の場合には、前記第1の所
    定温度と前記第2の所定温度とが同一に設定されたこと
    を特徴とする請求項6、7、8または9記載の長尺金属
    管の粉体塗装方法。
  11. 【請求項11】 前記被塗装円管への塗装が焼き付け塗
    装であることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、
    6、7、8、9または10記載の長尺金属管の粉体塗装
    方法。
  12. 【請求項12】 加熱した金属の被塗装円管を略水平に
    保持する手段と、 内部に定量の合成樹脂を充填し、少なくとも前記被塗装
    円管の長さを有し、長手方向に前記合成樹脂粉体を略均
    一に流出可能に構成された流出口を設けた金属製の内側
    粉体供給管と、 該内側粉体供給管を前記被塗装円管内に接触しないよう
    に挿通して保持する手段と、 前記被塗装円管を軸心を中心として連続回転させる手段
    と、 前記内側粉体供給管を前記粉体流出口を下向きになるよ
    うに軸心を中心として回転させる手段とを備えたことを
    特徴とする長尺金属管の粉体塗装装置。
  13. 【請求項13】 加熱した金属の被塗装円管を略水平に
    保持する手段と、 少なくとも前記被塗装円管の長さを有し、長手方向に流
    出量が略均一となるように構成された流出口を設けた金
    属製の保護管と、 内部に定量の合成樹脂粉体を充填し、少なくとも前記保
    護管の長さを有し、長手方向に前記合成樹脂粉体を略均
    一に流出可能に構成された流出口を設けた金属製もしく
    はプラスチック製の内側粉体供給管と、 前記保護管を前記被塗装円管内に接触しないように挿通
    して当該保護管の流出口を下向きにして保持する手段
    と、 前記内側粉体供給管を前記保護管内に挿通して保持する
    手段と、 前記被塗装円管をその軸心を中心として連続回転させる
    手段と、 前記内側粉体供給管を当該内側粉体供給管の流出口を下
    向きにして前記保護管の流出口と一致するように軸心を
    中心として回転させる手段とを備えたことを特徴とする
    長尺金属管の粉体塗装装置。
  14. 【請求項14】 加熱した金属の被塗装円管を略水平に
    保持する手段と、 内部に定量の合成樹脂粉体を充填し、少なくとも前記被
    塗装円管の長さを有し、長手方向に前記合成樹脂粉体を
    略均一に流出可能に構成された流出口を設けた金属製の
    外側粉体供給管と、 該外側粉体供給管を前記被塗装円管の外側上部に当該被
    塗装円管と両軸心が略平行に延在するように保持する手
    段と、 前記被塗装円管を軸心を中心として連続回転させる手段
    と、 前記外側粉体供給管を粉体流出口を下向きになるように
    軸心を中心として回転させる手段とを備えたことを特徴
    とする長尺金属管の粉体塗装装置。
  15. 【請求項15】 加熱した金属の被塗装円管を略水平に
    保持する手段と、 前記被塗装円管を軸心を中心として連続回転させる手段
    と、 前記被塗装円管の外面の下側に設けられ、内側に貯めら
    れた流動性の合成樹脂粉体を該流動粉体中に設置された
    空気吹き出し手段によって連続的に前記被塗装円管の外
    下面に到達して吹き上げるように構成された流動浸漬槽
    とを備えたことを特徴とする長尺金属管の粉体塗装装
    置。
  16. 【請求項16】 加熱した金属の被塗装円管を略水平に
    保持する手段と、 前記被塗装円管を軸心を中心として連続回転させる手段
    と、 内部に定量の合成樹脂粉体を充填し、少なくとも前記被
    塗装円管の長さを有し、長手方向に前記合成樹脂粉体を
    略均一に流出可能に構成された流出口を設けた金属製の
    外側粉体供給管と、 該外側粉体供給管を前記被塗装円管の外側上部に当該被
    塗装円管と両軸心が略平行に延在するように保持する手
    段と、 前記外側粉体供給管を粉体流出口を下向きになるように
    軸心を中心として回転させる手段と、 前記被塗装円管の外面の下側に設けられ、内部に貯めら
    れた流動性の合成樹脂粉体を該流動粉体中に設置された
    空気吹き出し手段によって連続的に前記被塗装円管の外
    下面に到達して吹き上げるように構成された流動浸漬槽
    とを備えたことを特徴とする長尺金属管の粉体塗装装
    置。
  17. 【請求項17】 加熱した金属の被塗装円管を略水平に
    保持する手段と、 前記被塗装円管を軸心を中心として連続回転させる手段
    と、 内部に定量の第1の合成樹脂粉体を充填し、少なくとも
    前記被塗装円管の長さを有し、その長手方向に前記第1
    の合成樹脂粉体を略均一に流出可能に構成された流出口
    を設けた金属製の内側粉体供給管と、 該内側粉体供給管を前記被塗装円管内に接触しないよう
    に挿通して保持する手段と、 前記内側粉体供給管を粉体流出口を下向きになるように
    軸心を中心として回転させる手段と、 内部に定量の第2の合成樹脂粉体を充填し、少なくとも
    前記被塗装円管の長さを有し、長手方向に前記第2の合
    成樹脂粉体を略均一に流出可能に構成された流出口を設
    けた金属製の外側粉体供給管と、 該外側粉体供給管を前記被塗装円管の外側上部に当該被
    塗装円管と両軸心が略平行に延在するように保持する手
    段と、 前記外側粉体供給管を粉体流出口を下向きになるように
    軸心を中心として回転させる手段とを備えたことを特徴
    とする長尺金属管の粉体塗装装置。
  18. 【請求項18】 加熱した金属の被塗装円管を略水平に
    保持する手段と、 前記被塗装円管を軸心を中心として連続回転させる手段
    と、 内部に定量の第1の合成樹脂粉体を充填し、少なくとも
    前記被塗装円管の長さを有し、長手方向に前記第1の合
    成樹脂粉体を略均一に流出可能に構成された流出口を設
    けた金属製の内側粉体供給管と、 該内側粉体供給管を前記被塗装円管内に接触しないよう
    に挿通して保持する手段と、 前記内側粉体供給管を粉体流出口を下向きになるように
    軸心を中心として回転させる手段と、 前記被塗装円管の外面の下側に設けられ、内部に貯めら
    れた流動性の第2の合成樹脂粉体を該流動粉体中に設置
    された空気吹き出し手段によって連続的に前記被塗装円
    管の外下面に到達して吹き上げるように構成された流動
    浸漬槽とを備えたことを特徴とする長尺金属管の粉体塗
    装装置。
  19. 【請求項19】 加熱した金属の被塗装円管を略水平に
    保持する手段と、 前記被塗装円管を軸心を中心として連続回転させる手段
    と、 内部に定量の第1の合成樹脂粉体を充填し、少なくとも
    前記被塗装円管の長さを有し、長手方向に前記第1の合
    成樹脂粉体を略均一に流出可能に構成された流出口を設
    けた金属製の内側粉体供給管と、 該内側粉体供給管を前記被塗装円管内に接触しないよう
    に挿通して保持する手段と、 前記内側粉体供給管を前記粉体流出口を下向きになるよ
    うに軸心を中心として回転させる手段と、 内部に定量の第2の合成樹脂粉体を充填し、少なくとも
    前記被塗装円管の長さを有し、長手方向に前記第2の合
    成樹脂粉体を略均一に流出可能に構成された流出口を設
    けた金属製の外側粉体供給管と、 該外側粉体供給管を前記被塗装円管の外側上部に当該被
    塗装円管と両軸心が略平行に延在するように保持する手
    段と、 前記外側粉体供給管を粉体流出口を下向きになるように
    軸心を中心として回転させる手段と、 前記被塗装円管の外面の下側に設けられ、内部に貯めら
    れた流動性の前記第2の合成樹脂粉体を該流動粉体中に
    設置された空気吹き出し手段によって連続的に前記被塗
    装円管の外下面に到達して吹き上げるように構成された
    流動浸漬槽とを備えたことを特徴とする長尺金属管の粉
    体塗装装置。
  20. 【請求項20】 少なくとも前記被塗装円管の長さを有
    し、長手方向に流出量が略均一となるように構成された
    流出口を設けた金属製の保護管が、前記内側粉体供給管
    と前記被塗装円管との間に、前記被塗装円管内に接触し
    ないように粉体流出口を下向きにして挿通されて保持さ
    れていることを特徴とする請求項17、18または19
    記載の長尺金属管の粉体塗装装置。
  21. 【請求項21】 前記第1の合成樹脂粉体と前記第2の
    合成樹脂粉体とが同種もしくは異種の材料であることを
    特徴とする請求項17、18、19または20記載の長
    尺金属管の粉体塗装装置。
  22. 【請求項22】 前記内側粉体供給管が円管もしくは角
    管もしくはそれらの複合管であることを特徴とする請求
    項12、13、14、15、16、17、18、19、
    20または21記載の長尺金属管の粉体塗装装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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