JPH08192057A - 金属触媒担体およびその製造方法 - Google Patents

金属触媒担体およびその製造方法

Info

Publication number
JPH08192057A
JPH08192057A JP7004508A JP450895A JPH08192057A JP H08192057 A JPH08192057 A JP H08192057A JP 7004508 A JP7004508 A JP 7004508A JP 450895 A JP450895 A JP 450895A JP H08192057 A JPH08192057 A JP H08192057A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carrier
metal
flat plate
corrugated plate
tubular member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7004508A
Other languages
English (en)
Inventor
Tamotsu Sugimoto
保 杉本
Fumiyuki Suzuki
文行 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Calsonic Corp filed Critical Calsonic Corp
Priority to JP7004508A priority Critical patent/JPH08192057A/ja
Publication of JPH08192057A publication Critical patent/JPH08192057A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、金属製の波板と平板とを巻回して
なる金属触媒担体およびその製造方法に関し、中心部の
波板が潰れることを確実に解消することを目的とする。 【構成】 本発明の金属触媒担体は、金属製の筒状部材
21の外周に、金属製の波板23と平板25とを重ね多
重に巻回してなる外側担体27を被嵌し、筒状部材21
の内周に、金属製の波板29と平板31とを重ね多重に
巻回してなる内側担体33を嵌挿して構成される。ま
た、本発明の金属触媒担体の製造方法は、金属製の筒状
部材21の外周に、外側担体27を形成した後、筒状部
材21の内側に、内側担体33を嵌挿し、この後、外側
担体27および内側担体33の波板23,29と平板2
5,31とを相互にろう付けまたは拡散接合し、同時
に、外側担体27および内側担体33を筒状部材21に
ろう付けまたは拡散接合するように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車およびコージェ
ネ用定置発電機等の内燃機関の触媒コンバータに用いら
れる金属触媒担体に係わり、特に、金属製の波板と平板
とを巻回してなる金属触媒担体およびその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車の排気系には、排ガスを
浄化するため、例えば、金属製の波板と平板とを多重に
巻回してなる金属触媒担体を収容した触媒コンバータが
配置されている。そして、従来、金属触媒担体の製造方
法として、例えば、実開平2−70829号公報に開示
されるものが知られている。
【0003】図4は、この種の金属触媒担体の製造方法
の一例を示すもので、この製造方法では、金属製の波板
11と平板13との端部が巻取芯15に固定され、波板
11と平板13とに張力Tを作用させた状態で、巻取芯
15を回転することにより波板11と平板13とが多重
に巻回され所定の担体素子17が製造される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の製造方法では、巻取径が大きくなるに従って
担体素子17の慣性重量が大きくなり、波板11と平板
13とに張力Tを作用しているにもかかわらず、外側の
波板11と平板13とが全体的に緩むバックラッシュ、
あるいは部分的な緩みが生じ、波板11と平板13とを
確実に巻回することが困難になるという問題があった。
【0005】そこで、従来、波板11と平板13とに作
用させる張力Tを、巻取径が大きくなるに従って大きく
することが行われているが、この場合には、巻取芯15
の回転トルクを増大する必要があり、中心部の波板11
に潰れが発生する。そして、この潰れを回避するため
に、巻取芯15の径を大きくした担体素子が製造されて
いるが、このような担体素子では、中心に大きな空洞が
形成され、排ガスの浄化が困難になる。
【0006】なお、上述した問題は、担体素子17の幅
および外径が大きくなるに従って顕著になる。本発明
は、かかる従来の問題を解決するためになされたもの
で、中心部の波板が潰れることを確実に解消することが
できる金属触媒担体およびその製造方法を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の金属触媒担体
は、金属製の筒状部材の外周に金属製の波板と平板とを
重ね多重に巻回してなる外側担体を被嵌し、前記筒状部
材の内周に、金属製の波板と平板とを重ね多重に巻回し
てなる内側担体を嵌挿してなるものである。請求項2の
金属触媒担体の製造方法は、金属製の筒状部材の外周
に、金属製の波板と平板とを重ね多重に巻回し外側担体
を形成した後、前記筒状部材の内側に、金属製の波板と
平板とを重ね多重に巻回してなる内側担体を嵌挿し、こ
の後、前記外側担体および内側担体の波板と平板とを相
互にろう付けまたは拡散接合し、同時に、前記外側担体
および内側担体を前記筒状部材にろう付けまたは拡散接
合するものである。
【0008】
【作用】請求項1の金属触媒担体では、筒状部材の外周
に、波板と平板とが巻回され外側担体が形成されるた
め、筒状部材の径を比較的大きくすることにより、巻回
時に波板が潰れることが防止される。また、筒状部材の
内周に、波板と平板とを巻回してなる内側担体が嵌挿さ
れるため、筒状部材の径を比較的大きくした場合にも、
中心に大きな空洞が形成されることがなく、排ガスの浄
化が確実に行われる。
【0009】請求項2の金属触媒担体の製造方法では、
ろう付けまたは拡散接合のための一回の熱処理により、
外側担体および内側担体の波板と平板とが相互にろう付
けまたは拡散接合され、また、外側担体および内側担体
が筒状部材にろう付けまたは拡散接合される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の詳細を図面に示す実施例につ
いて説明する。図1は、本発明の金属触媒担体の一実施
例を示しており、図において、符号21は、例えば、ス
テンレス等の金属からなる円筒状の筒状部材を示してい
る。この筒状部材21の外周には、例えば、ステンレス
等の金属からなる波板23と平板25とを重ね多重に巻
回してなる外側担体27が被嵌されている。
【0011】また、筒状部材21の内周には、例えば、
ステンレス等の金属からなる波板29と平板31とを重
ね多重に巻回してなる内側担体33が嵌挿されている。
そして、外側担体27および内側担体33の波板23,
29と平板25,31とが相互にろう付けされ、また、
外側担体27および内側担体33が、筒状部材21にろ
う付けされている。
【0012】上述した金属触媒担体は、以下述べるよう
にして製造される。先ず、図2に示すように、筒状部材
21の内周に、マンドレル状の巻取治具35が嵌挿さ
れ、図示しない拡径機構により巻取治具35の外径が拡
径され、巻取治具35が筒状部材21の内周に強固に固
定される。この状態で、巻取治具35を回転することに
より、筒状部材21が回転され、筒状部材21の外周
に、波板23と平板25とが巻回され、外側担体27が
形成される。
【0013】この後、筒状部材21から巻取治具35が
取り外され、図3に示すように、筒状部材21の内側
に、金属製の波板29と平板31とを重ね多重に巻回し
てなる内側担体33が嵌挿される。なお、この実施例で
は、内側担体33の外周には、ろう付けを確実にするた
めに、粉ろうが塗布され、あるいは、箔ろうが巻装され
る。
【0014】そして、この状態で外側担体27,筒状部
材21および内側担体33が真空炉内に収容され、所定
の温度で熱処理することにより、外側担体27および内
側担体33の波板23,29と平板25,31とが相互
にろう付けされ、同時に、外側担体27および内側担体
33が、筒状部材21にろう付けされ、図1に示した金
属触媒担体が得られる。
【0015】以上のように構成された金属触媒担体で
は、筒状部材21の外周に、波板23と平板25とが巻
回され外側担体27が形成されるため、筒状部材21の
径を比較的大きくすることにより、内側の波板23に作
用する圧縮力が低減され、巻回時に波板23が潰れるこ
とを確実に防止することができ、例えば、外径が100
0mm程度の大型の金属触媒担体を製造することが可能に
なる。
【0016】また、筒状部材21の内周に、波板29と
平板31とを巻回してなる内側担体33が嵌挿されるた
め、筒状部材21の径を比較的大きくした場合にも、中
心に大きな空洞が形成されることがなく、排ガスの浄化
を確実に行なうことができる。そして、上述した金属触
媒担体の製造方法では、外側担体27および内側担体3
3の波板23,29と平板25,31との接合、およ
び、外側担体27および内側担体33の筒状部材21へ
の接合を、一回の熱処理により行うことができ、熱処理
工数を低減することができる。
【0017】なお、以上述べた実施例では、外側担体2
7および内側担体33の波板23,29と平板25,3
1とをろう付けにより接合し、また、外側担体27およ
び内側担体33を、筒状部材21にろう付けにより接合
した例について述べたが、本発明は、かかる実施例に限
定されるものではなく、例えば拡散接合により接合して
も良い。
【0018】また、以上述べた実施例では、筒状部材2
1を一つのみ配置した例について述べたが、本発明は、
かかる実施例に限定されるものではなく、複数の筒状部
材を同心状に配置し、これ等の筒状部材の間および最内
側の筒状部材の内側に、波板と平板とを巻回した担体を
配置しても良い。さらに、以上述べた実施例では、外側
担体27と内側担体33とのセル密度を同一にした例に
ついて述べたが、例えば、内側担体33のセル密度を大
きくしても良い。
【0019】また、以上述べた実施例では、断面円形形
状の金属触媒担体に本発明を適用した例について述べた
が、本発明は、かかる実施例に限定されるものではな
く、例えば、断面楕円形状等の金属触媒担体にも適用で
きる。さらに、平板25,31は、完全に平坦なものに
限定されずに、例えば、小波がついた物でも良い。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の金属触媒
担体では、筒状部材の外周に、波板と平板とが巻回され
外側担体が形成されるため、筒状部材の径を比較的大き
くすることにより、内側の波板に作用する圧縮力が低減
され、巻回時に波板が潰れることを確実に防止すること
ができる。
【0021】また、筒状部材の内周に、波板と平板とを
巻回してなる内側担体が嵌挿されるため、筒状部材の径
を比較的大きくした場合にも、中心に大きな空洞が形成
されることがなく、排ガスの浄化を確実に行なうことが
できる。請求項2の金属触媒担体の製造方法では、外側
担体および内側担体の波板と平板との接合、および、外
側担体および内側担体の筒状部材への接合を、一回の熱
処理により行うことができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の金属触媒担体の一実施例を示す斜視図
である。
【図2】筒状部材の外側に波板と平板とを巻回している
状態を示す斜視図である。
【図3】筒状部材の内側に内側担体を挿入する状態を示
す斜視図である。
【図4】従来の金属触媒担体の製造方法を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
21 筒状部材 23,29 波板 25,31 平板 27 外側担体 33 内側担体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製の筒状部材(21)の外周に、金
    属製の波板(23)と平板(25)とを重ね多重に巻回
    してなる外側担体(27)を被嵌し、前記筒状部材(2
    1)の内周に、金属製の波板(29)と平板(31)と
    を重ね多重に巻回してなる内側担体(33)を嵌挿して
    なることを特徴とする金属触媒担体。
  2. 【請求項2】 金属製の筒状部材(21)の外周に、金
    属製の波板(23)と平板(25)とを重ね多重に巻回
    し外側担体(27)を形成した後、前記筒状部材(2
    1)の内側に、金属製の波板(29)と平板(31)と
    を重ね多重に巻回してなる内側担体(33)を嵌挿し、
    この後、前記外側担体(27)および内側担体(33)
    の波板(23,29)と平板(25,31)とを相互に
    ろう付けまたは拡散接合し、同時に、前記外側担体(2
    7)および内側担体(33)を前記筒状部材(21)に
    ろう付けまたは拡散接合することを特徴とする金属触媒
    担体の製造方法。
JP7004508A 1995-01-13 1995-01-13 金属触媒担体およびその製造方法 Pending JPH08192057A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7004508A JPH08192057A (ja) 1995-01-13 1995-01-13 金属触媒担体およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7004508A JPH08192057A (ja) 1995-01-13 1995-01-13 金属触媒担体およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08192057A true JPH08192057A (ja) 1996-07-30

Family

ID=11586003

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7004508A Pending JPH08192057A (ja) 1995-01-13 1995-01-13 金属触媒担体およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08192057A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6751864B2 (en) Process and apparatus for producing a metallic honeycomb body
JPH08309206A (ja) 排ガス浄化用金属製触媒担体の製造方法
KR950009713B1 (ko) 금속 촉매변환기 지지체와 그 제조방법
JPH08192057A (ja) 金属触媒担体およびその製造方法
JP3375989B2 (ja) 排気ガス浄化用触媒担体
JP3145593B2 (ja) メタル担体におけるハニカム構造体の製造方法
JPH04122418A (ja) 自動車排ガス浄化用触媒コンバータ
JPS63134061A (ja) メタルハニカム担体およびその製造方法
JPS63240952A (ja) メタル担体の製造方法
JP2000061317A (ja) メタル担体とその製造方法
JPH03178338A (ja) 触媒コンバータ用ハニカム体の製造方法
JP2002295249A (ja) 触媒コンバータ
JPH0880441A (ja) 大口径金属触媒担体の製造方法
JPH08131847A (ja) メタル担体の製造方法
JPS6336842A (ja) メタルハニカム担体およびその製造方法
JPH06198198A (ja) 金属触媒担体のハニカム体製造方法
JPH03196844A (ja) 非円形型メタル担体およびその製造法
JP2000061567A (ja) メタル担体の製造方法
JP3079218B2 (ja) 金属触媒担体の製造方法
JPH08281123A (ja) 金属触媒担体ユニット
JPH08196917A (ja) メタル担体とその製造方法
JPH05253494A (ja) 電熱触媒担体及びその製造方法
JPH0788382A (ja) 金属触媒担体ユニットの製造方法
JPH11343843A (ja) メタル触媒担体
JPH07171412A (ja) メタル担体