JPH08191278A - 高感度光受信機 - Google Patents

高感度光受信機

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JPH08191278A
JPH08191278A JP7002546A JP254695A JPH08191278A JP H08191278 A JPH08191278 A JP H08191278A JP 7002546 A JP7002546 A JP 7002546A JP 254695 A JP254695 A JP 254695A JP H08191278 A JPH08191278 A JP H08191278A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
preamplifier
optical receiver
photodiode
impedance
frequency
Prior art date
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Pending
Application number
JP7002546A
Other languages
English (en)
Inventor
正彦 ▲高▼地
Masahiko Takachi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 伝送周波数の上限値を低下させることなく良
好な雑音特性および歪特性を得ると同時に、安定した生
産供給を可能にした高感度光受信機を提供する。 【構成】 フォトダイオードPDを受光素子とする光受
信機において、フォトダイオードPDのRF出力端子に
静電容量Cd ,可変コンデンサCx およびインダクタン
スLを有するトランスTで周波数同調回路を形成し、光
の変調周波数の高周波領域に於けるRF信号出力を増強
し、その後段に緩衝抵抗Rを直列に接続して、入出力イ
ンピーダンスが共に低いプリアンプAに入力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、受光素子としてフォト
ダイオードを用いた高感度光受信機に関するものであ
る。
【0002】更に詳述すれば本発明は、光受信系におい
て、光変調信号の同調をとることによって、光変調波の
高域周波数成分を増強するようにした高感度受信機に関
するものである。
【0003】
【従来の技術】図1ないし図3は、フォトダイオードを
受光素子として用いた光受信機の従来例をそれぞれ示し
た図である。
【0004】図1は、この種の光受信機における第1の
従来例を示す。本図において、PDはフォトダイオー
ド、Cd はフォトダイオードの電極間容量、R1は負荷
抵抗、Cc は結合コンデンサ、A1は入力インピーダン
スZinが小である前置増幅器(以下、プリアンプとい
う)、DCは電源である。本図に示す通り、第1の従来
例では、負荷抵抗R1の端子間に生じた電圧降下ぶんを
結合コンデンサCc により抽出し、プリアンプA1で増
幅している。
【0005】図2は、この種の光学受信機における第2
の従来例を示す。本図においてR2は負荷抵抗、A2は
入力インピーダンスZinが大(Zin≒∞)であるプリア
ンプである。この従来例は、図1に示した従来例と異な
り、プリアンプA2として入力インピーダンスが大であ
るものを用い、それと同時に結合コンデンサを不要とし
たものである。
【0006】図3は、この種の光受信機における第3の
従来例を示す。本図において、Cxは調整用コンデン
サ、Lはコイルである。また、プリアンプには、図1の
場合と同じく、低入力インピーダンスのプリアンプA1
を用いている。
【0007】すなわち図3に示した第3の従来では、フ
ォトダイオードPDを受光素子とし、このフォトダイオ
ードPDのRF出力端子に結合コンデンサCc を介して
周波数同調回路を接続し、光の変調周波数の高周波領域
におけるRF信号出力を増強し、低入力インピーダンス
のプリアンプAに入力している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図1〜図3に示した各
々の従来例には、以下に列挙する問題点がある。
【0009】まず、図1に示した第1の従来例では、光
情報を受信したフォトダイオードPDにより光電変換さ
れた信号電流は負荷抵抗R1に流れ、その負荷抵抗の端
子間電圧がプリアンプA1にて増幅され出力される。こ
の場合、受光感度を上げるためには負荷抵抗R1の値を
大きくする必要がある。
【0010】ところが、フォトダイオードPDの電極間
容量Cd に起因して伝送周波数上限:f0 は次式で与え
られることから、
【0011】
【数1】f0 =1/2π√(RCd ) により、負荷抵抗R1の増加に伴って伝送周波数上限:
0 が低下していくという問題がある。
【0012】また、図2に示した第2の従来例では、一
般的に高インピーダンス入力・低インピーダンス出力の
プリアンプは歪特性が低インピーダンス入出力プリアン
プに比べて劣るため、この形態の光受信機はその歪特性
が悪いという問題がある。
【0013】さらに、図3に示した第3の従来例では、
雑音特性および歪特性の両面で良好な特性が得られる
が、後段のプリアンプの入力反射特性に対する制約が厳
しくなるため、安定した生産ができないという問題があ
る。
【0014】よって本発明の目的は上述の点に鑑み、伝
送周波数の上限値を低下させることなく良好な雑音特性
および歪特性を得ると同時に、安定した生産供給を可能
にした高感度光受信機を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、受光素子としてフォトダイオードを用
いた光受信機において、前記フォトダイオードのRF出
力信号を入力する周波数同調回路と、前記周波数同調回
路の同調出力端と、後段の増幅器における入力端との間
に接続した緩衝抵抗とを具備したものである。
【0016】ここで、前記後段の増幅器は、低入力イン
ピーダンスおよび低出力インピーダンスを有する前置増
幅器を用いるのが好適である。さらに、前記受光素子と
して、斜め研磨コネクタ付きフォトダイオードを用いる
のが好適である。
【0017】
【作用】本発明の上記構成によれば、フォトダイオード
のRF出力端子に周波数同調回路を形成することにより
光の変調周波数の高周波領域におけるRF信号出力を増
強し、さらにプリアンプの入力側に緩衝抵抗を直列接続
することにより、インピーダンスの不整合に起因して生
じたプリアンプ入力端での反射電力を吸収することがで
きる。
【0018】この反射電力についてさらに詳述すると、
以下の通りである。
【0019】プリアンプの入力インピーダンスと同調回
路側のインピーダンスには差異が生じているため、プリ
アンプの入力端で反射波が生じ、その反射波が同調回路
に戻る。しかし、上記反射波は同調回路でほとんど反射
されて再びプリアンプの入力端に戻り、そこに不要な定
在波を生じさせる。
【0020】ところが本願発明の如く緩衝抵抗をプリア
ンプと直列に挿入した場合には、反射波のエネルギー
(反射電力)がこの抵抗で吸収されることになる。より
具体的には、プリアンプから同調回路側へ反射波が進行
するときに、その反射電力が吸収され、さらに、同調回
路からプリアンプ側へ上記反射波が進行するときに再び
反射電力が吸収され、その結果として、反射電力による
悪影響を著しく抑制することが可能になる。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。
【0022】図4は、本発明の一実施例による高感度光
受信機を示す。本図において、PDはフォトダイオー
ド、Cc は結合コンデンサ、Cx は調整用可変コンデン
サ、Aは入出力インピーダンスが共に小であるプリアン
プ、Cd はフォトダイオードの電極間容量、Tはインダ
クタンスがLであって巻数比n:1のトランス、Rは緩
衝抵抗、DCは電源である。
【0023】このように本実施例では、フォトダイオー
ドPDを受光素子とする光受信機において、フォトダイ
オードPDのRF出力端子に静電容量Cd ,調整用可変
コンデンサCx およびインダクタンスLを有するトラン
スTで周波数同調回路を形成し、光の変調周波数の高周
波領域に於けるRF信号出力を増強し、その後段に緩衝
抵抗Rを直列に接続して、入出力インピーダンスが共に
低いプリアンプAに入力している。
【0024】次に、本実施例の動作を説明する。
【0025】図4に示した構成による光受信機では、フ
ォトダイオードPD側よりプリアンプA側を見たときの
インピーダンスZは、
【0026】
【数2】
【0027】ここで、CはCx +Cd 、ωは光の変調角
周波数、nはトランスTの巻数比である。
【0028】従って、C=1/ω2 Lを満たすようにC
(=Cx +Cd )を調整することにより、|Z|=n2
inとすることができる。すなわち、コンデンサCx
よびインダクタンスLのトランスTを付加して静電容量
d を含む共振回路を形成することにより、フォトダイ
オードPDの静電容量Cd に起因したインピーダンス低
下を抑えることができる。更にトランスの巻数比を調整
することにより、歪特性が良好な低入力インピーダンス
・低出力インピーダンスを有するアンプをプリアンプと
して採用できるので、高感度且つ低歪な光受信機を構成
できる。
【0029】更に本実施例では、インピーダンスの微小
な緩衝抵抗RをプリアンプAの入力段に挿入してあるの
で、トランスTとプリアンプAとの間で往復する反射電
力を緩衝抵抗Rで消費することにより、反射によるプリ
アンプへの影響を抑制でき、安定した帯域特性が獲得で
きる。
【0030】この反射電力についてさらに詳述すると、
以下の通りである。
【0031】プリアンプAの入力インピーダンスと同調
回路側のインピーダンスには差異が生じているため、プ
リアンプAの入力端で反射波が生じ、その反射波が同調
回路に戻る。しかし、上記反射波は同調回路でほとんど
反射されて再びプリアンプの入力端に戻り、そこに不要
な定在波を生じさせる。
【0032】ところが本実施例の如く緩衝抵抗Rをプリ
アンプと直列に挿入した場合には、反射波のエネルギー
(反射電力)がこの抵抗Rで吸収されることになる。よ
り具体的には、プリアンプAから同調回路側へ反射波が
進行するときに、その反射電力が吸収され、さらに、同
調回路からプリアンプ側へ上記反射波が進行するときに
再び反射電力が吸収され、その結果として、反射電力に
よる悪影響を著しく抑制することが可能になる。
【0033】なお、調整用コンデンサCx は必要に応じ
て省略し、トランスT内在のインダクタンスLと静電容
量Cd との間で共振させてもよい。この場合、トランス
Tの巻数を変えて、トランスT内在のインダクタンスL
を可変とすることも可能である。
【0034】また、フォトダイオードPDの光入射端に
斜め研磨コネクタを採用することにより、光系での反射
光の影響も抑制でき、更に高感度な光受信機を構成する
ことができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したとおり本発明によれば、フ
ォトダイオードから得られた出力信号を抽出するにあた
り、光の変調周波数に同調させることによって高い感度
を得ることができると共に、発光素子の高調波歪,変調
特性,光ファイバーの伝送特性などの改善を図ることが
できる。さらに、周波数軸上の測定に於いて高精度な測
定が行える等の利点が得られる。
【0036】よって、従来の光受信機にコンデンサ,コ
イル,抵抗あるいは斜め研磨コネクタを付加するだけ
で、極めて簡単に高感度特性が得られ、あるいは低価格
の光受信機を市場に広く提供できる。また、緩衝抵抗の
付加により特性のばらつきを抑制できるので、高感度受
信機の安定供給が可能になる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術の一例を示した回路図である。
【図2】従来技術のその他の例を示した回路図である。
【図3】従来技術のさらにその他の例を示した回路図で
ある。
【図4】本発明の一実施例を示した回路図である。
【符号の説明】
A 入出力インピーダンスが共に小であるプリアンプ Cc 結合コンデンサ Cd フォトダイオードの電極間容量 Cx 調整用可変コンデンサ DC 電極 PD フォトダイオード R 緩衝抵抗 T インダクタンスがLであって巻数比n:1のトラン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 10/04 10/06 H01L 31/10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受光素子としてフォトダイオードを用い
    た光受信機において、 前記フォトダイオードのRF出力信号を入力する周波数
    同調回路と、 前記周波数同調回路の同調出力端と、後段の増幅器にお
    ける入力端との間に接続した緩衝抵抗とを具備したこと
    を特徴とする高感度光受信機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記後段の増幅器
    は、低入力インピーダンスおよび低出力インピーダンス
    を有する前置増幅器であることを特徴とする高感度光受
    信機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記受光素
    子として、斜め研磨コネクタ付きフォトダイオードを用
    いたことを特徴とする高感度光受信機。
JP7002546A 1995-01-11 1995-01-11 高感度光受信機 Pending JPH08191278A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7002546A JPH08191278A (ja) 1995-01-11 1995-01-11 高感度光受信機

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JP7002546A JPH08191278A (ja) 1995-01-11 1995-01-11 高感度光受信機

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2378334A (en) * 2001-03-26 2003-02-05 Agilent Technologies Inc Fibre optic receiver with adjustable bandwidth post-amplifier

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2378334A (en) * 2001-03-26 2003-02-05 Agilent Technologies Inc Fibre optic receiver with adjustable bandwidth post-amplifier
GB2378334B (en) * 2001-03-26 2004-11-03 Agilent Technologies Inc Fiber optic receiver
US7072590B2 (en) 2001-03-26 2006-07-04 Avago Technologies General Ip Pte. Ltd. Fiber optic receiver with an adjustable bandwidth post-amplifier

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