JPH08191036A - ダイオード内蔵有極コンデンサ及びその接続状態検出方法 - Google Patents

ダイオード内蔵有極コンデンサ及びその接続状態検出方法

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JPH08191036A
JPH08191036A JP7016410A JP1641095A JPH08191036A JP H08191036 A JPH08191036 A JP H08191036A JP 7016410 A JP7016410 A JP 7016410A JP 1641095 A JP1641095 A JP 1641095A JP H08191036 A JPH08191036 A JP H08191036A
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JP
Japan
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capacitor
diode
inverse
polarized
connection state
Prior art date
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Pending
Application number
JP7016410A
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English (en)
Inventor
Masahiro Ouchi
正弘 大内
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Toyo Communication Equipment Co Ltd
Original Assignee
Toyo Communication Equipment Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyo Communication Equipment Co Ltd filed Critical Toyo Communication Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 逆接続されてもその状態を電気的に検出可能
であると共に逆接続時の破損を防止する有極コンデンサ
を提供する。 【構成】 ダイオードをコンデンサに対して並列且つ逆
方向接続すると共にこれらを一体的に構成するので、逆
接続時に流れる電流はダイオード側を通って流れ、コン
デンサを破損させることはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、逆極性接続を容易に検
出可能にすると共に逆接続による機器の故障等を防止す
るダイオード内蔵有極コンデンサに関し、特に前記ダイ
オード内蔵有極コンデンサの構造及びその接続状態を検
出する接続状態検出方法に関する。
【0002】
【従来技術】アルミ電解コンデンサ、タンタルコンデン
サ等の有極コンデンサは電子機器の電源ライン間に多く
使用されている。これらの有極コンデンサはそのリード
端子の極性が分かりにくく、よって逆極性接続による事
故は毎年発生しており、しかも減少する傾向にもない現
状にある。この原因としては前記リード端子が逆にも接
続可能な構造であるからであって、また逆接続防止対策
はコンデンサ自体に極性表示をしているだけで、該極性
表示を見落とした場合には逆接続される可能性が大き
い。更に基板上に逆接続されたコンデンサを電気的に見
つけだすことは非常に困難であるため、一度逆接続され
たコンデンサは破損するまで発見しづらい。逆接続状態
で通電中のコンデンサの破損する条件は、印加電圧のば
らつきや環境などによって異なり、通電後いつ破損する
かはわからない。特に有極コンデンサは主に電源ライン
に使用されるため、突然の機器の故障、停止、最悪時は
発火などの大きな事故を引き起こす可能性がある。そこ
で上記問題に対する従来の解決策としては、特開平5−
275285に開示された手段、即ち図4のように可視
光発生回路を具える有極性コンデンサや、図5のように
導通遮断回路を備えた有極性コンデンサが実施されてい
た。
【0003】しかしながら、上述したような従来の可視
光発生回路を具える有極性コンデンサにおいては、逆接
続時に発光ダイオード(LED)が点灯して警報する一
方、有極性コンデンサに並列接続する可視光発生回路は
LEDと抵抗Rを直列接続して構成しているので、コン
デンサには印加電圧がそのまま加わりコンデンサが破損
する可能性がある。よってLEDが点灯する前にコンデ
ンサが破損して警報が発せられない場合も考えられる。
また導通遮断回路を備えた有極性コンデンサはコンデン
サと直列にダイオードが接続しているので、逆接続時に
は完全に電流を遮断するものの、本来コンデンサの持っ
ている充放電機能のうち充電のみの機能しか果たさない
といった問題点があった。
【0004】
【発明の目的】本発明は上記問題点に鑑みてなされたも
のであって、逆接続されてもその状態を電気的に検出可
能であると共に逆接続時の破損を防止する有極コンデン
サを提供することを目的とする。
【0005】
【発明の概要】この目的を達成するために本発明に係る
ダイオード内蔵有極コンデンサは、ダイオードをコンデ
ンサに対して並列且つ逆方向接続すると共にこれらを一
体的に構成するので、逆接続時に流れる電流はダイオー
ド側を通って流れ、コンデンサを破損させることはな
い。従って、電気的に逆接続を検出でき、また事故を防
止することもできる。
【0006】
【実施例】以下本発明を図面に示した実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は本発明に係るダイオード内蔵有
極コンデンサの構成を示す図である。同図に於いて、1
はコンデンサ本体、2は有極コンデンサ、3はダイオー
ドであり、有極コンデンサ2及びダイオード3をコンデ
ンサ本体1内に納めた構造である。前記ダイオード3は
前記有極コンデンサ2に対して並列且つ逆方向に接続し
ている。
【0007】以上のような構造のダイオード内蔵有極コ
ンデンサにおいて、図2(a)の如く正しい極性で接続
した場合には、電流は点線で示したようにコンデンサ3
側に流れ込み、電流に対して逆方向接続であるダイオー
ド3はコンデンサ2の特性に全く影響を与えることな
く、全体としては従来のダイオード無しの有極コンデン
サと同じ動作をする。一方、図2(b)の如く逆極性で
接続した場合には、電流は点線で示したようにダイオー
ド3を通って流れる。従って逆接続のコンデンサに対し
て電流が流れることはない。
【0008】また、基板上に接続したダイオード内蔵有
極コンデンサの接続状態を試験する場合には、次のよう
な方法で行う。ダイオード内蔵有極コンデンサに直流電
圧を印加すると、正しい極性で印加した場合には定常時
にダイオードの逆方向特性が得られ、逆極性で印加した
場合には定常時にダイオードの順方向特性が得られる。
この特性を利用して、まず、ダイオードの順方向立上り
電圧VF より大きな電圧をコンデンサの両端子間に印加
する。前記ダイオード内蔵有極コンデンサが正極性で接
続している場合はダイオードの逆方向飽和電流が得ら
れ、前記印加電圧をVF より少し大きくしても前記電流
値は変化しない。また、逆極性で接続している場合はダ
イオードの順方向電流が得られ、前記印加電圧をVF
り大きくすると出力電流値も大きくなる。この電圧−電
流特性の違いを測定することで、容易に正・逆接続の状
態を判定できる。また、前記コンデンサ2にはダイオー
ド3の順方向立上り電圧VF より若干大きい電圧(例え
ばVF =0.7Vであれば1V程度)しか印加しないの
で、前記コンデンサが破損することはない。さらに接続
状態の試験を行わない場合でも電源ラインの電圧の低
下、ヒューズの溶断等による異常事態をもたらすので、
逆接続を発見することができる。
【0009】
【発明の効果】本発明は上述の如く有極コンデンサにダ
イオードを内蔵することによって、本来のコンデンサの
機能を損なうことなく逆接続によるコンデンサの破損を
防止し、また無駄な電力を消費することなく確実に逆極
性接続を発見できるので、特に安全性の面で絶大な効果
を奏するものである。
【0010】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る逆接続防止コンデンサの構成を示
す正面図及び底面図である。
【図2】本発明に係る逆接続防止コンデンサを正・逆接
続で実装した場合を示す図である。
【図3】従来の可視光発生回路を具える有極性コンデン
サの構成を示す図である。
【図4】従来の導通遮断回路を備えた有極性コンデンサ
の構成を示す図である。
【符号の説明】
1・・・ダイオード内蔵有極コンデンサ本体 2、6
・・・コンデンサ 3・・・ダイオード 4・・
・発光ダイオード 5・・・抵抗 6・・
・コンデンサ 7・・・ダイオード

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダイオードを有極コンデンサに対して並列
    且つ逆方向接続すると共にこれらを一体的に構成するダ
    イオード内蔵有極コンデンサ。
  2. 【請求項2】基板上に接続された前記ダイオード内蔵有
    極コンデンサの端子間に前記ダイオードの順方向立上り
    電圧より大きな電圧を印加し、その定常時の電圧−電流
    特性に基づいてダイオード内蔵有極コンデンサの正・逆
    接続状態を検出する請求項1に記載のダイオード内蔵有
    極コンデンサの接続状態検出方法。
JP7016410A 1995-01-06 1995-01-06 ダイオード内蔵有極コンデンサ及びその接続状態検出方法 Pending JPH08191036A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017076752A (ja) * 2015-10-16 2017-04-20 東都興業株式会社 二端子定電流制御装置
WO2020065767A1 (ja) * 2018-09-26 2020-04-02 本田技研工業株式会社 チャージコイルユニット、パワーユニットおよび作業機

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JPWO2020065767A1 (ja) * 2018-09-26 2021-08-30 本田技研工業株式会社 チャージコイルユニット、パワーユニットおよび作業機
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