JPH08190540A - 地域冷暖房プラントの運転支援装置 - Google Patents

地域冷暖房プラントの運転支援装置

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JPH08190540A
JPH08190540A JP62095A JP62095A JPH08190540A JP H08190540 A JPH08190540 A JP H08190540A JP 62095 A JP62095 A JP 62095A JP 62095 A JP62095 A JP 62095A JP H08190540 A JPH08190540 A JP H08190540A
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heat load
actual
heat
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day
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JP62095A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Iwasaki
善彦 岩崎
Noritsugu Yamazaki
功貢 山崎
Osamu Sakai
治 酒井
Akihiro Nagaiwa
明弘 長岩
Nobuhito Fujita
信人 藤田
Takuya Arakawa
卓也 荒川
Yukihiro Yamada
幸弘 山田
Koichi Ikeda
耕一 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Tokyo Electric Power Co Holdings Inc
Original Assignee
Toshiba Corp
Tokyo Electric Power Co Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、専門的知識の少ない運転員でも運転
スケジュ―ルの設定を容易に行なえると共に、作業負担
の軽減を図れることを最も主要な目的とする。 【構成】地域冷暖房プラントの設備条件を設定する設備
条件設定手段と、熱負荷機器に供給する熱量を予測する
熱負荷予測手段と、地域冷暖房プラントの熱負荷実績値
・設備条件実績値を保存する実績デ―タ保存手段と、設
備条件と設備条件実績値、および熱負荷予測値と熱負荷
実績値を基に、設備条件が一致している条件一致類似日
を選定する条件一致類似日選定手段と、熱負荷予測値と
熱負荷実績値とを基に、熱負荷実績値が熱負荷予測値と
近似している熱負荷類似日を選定する熱負荷類似日選定
手段と、条件一致類似日・熱負荷類似日の日付と共に、
必要に応じて類似日の曜日,熱負荷実績値,蓄熱量等の
運転スケジュ―ル設定のための参考デ―タを出力する類
似日デ―タ出力手段とを備えて成ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱源機によって冷水,
温水を生成して蓄熱槽に蓄え、必要に応じて熱負荷機器
に供給するようにした地域冷暖房プラントにおける前記
熱源機の運転制御を行なう際の運転スケジュ―ルの設定
を支援する運転支援装置に係り、特に専門的知識の少な
い運転員でも運転スケジュ―ルの設定を容易に行なうこ
とができると共に、専門的知識を有する運転員の作業負
担の軽減を図れるようにした地域冷暖房プラントの運転
支援装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、蓄熱槽を有する地域冷暖房プ
ラントにおいては、ヒ―トポンプ等の熱源機によって冷
水,温水を生成してこれを蓄熱槽に蓄え、必要に応じて
冷暖房機器等の熱負荷機器に供給するようにしている。
【0003】一般に、電気による地域冷暖房プラントで
は、夜間に電力を用いて熱を生成して蓄熱し、昼間は蓄
熱した熱を放熱することにより、夜間電力を利用したピ
―クカットを行ない、また夜間蓄熱でまかなえない昼間
の熱負荷に対して、昼間に熱源機の運転を行なってい
る。
【0004】そして、現在では、複数台の熱源機、蓄熱
槽等を備えた地域冷暖房プラントでは、前述の電力ピ―
クカット、夜間電力利用等のために、運転員が運転スケ
ジュ―ルを設定し、この運転スケジュ―ルにしたがって
熱源機を運転している。また、地域冷暖房プラントにお
ける熱供給の信頼性を向上するために、運転も運転員が
設定した運転スケジュ―ルの良否によるところが大き
い。
【0005】この場合、実際には、運転員は経験的知識
に基づいて運転スケジュ―ルの設定を行なっている。し
かしながら、このような方法では、前述の電力ピ―クカ
ット、夜間電力利用等のための地域冷暖房プラントの運
転スケジュ―ルの設定には、運転員の専門的知識が必要
となるが、近年、専門的な知識を有する運転員の確保が
難しいことから、運転員の作業を代替する支援装置の出
現が必要となってきている。
【0006】また、専門的知識を有する運転員が運転ス
ケジュ―ルを設定する場合においても、熱負荷機器等の
日々異なる状況を考慮して運転スケジュ―ルを設定する
ことは、容易な作業ではないことから、やはりこれを支
援する支援装置の出現が必要となってきている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来で
は、運転員が経験的知識に基づいて運転スケジュ―ルの
設定を行なっていることから、専門的知識の少ない運転
員は運転スケジュ―ルの設定を容易に行なえないばかり
でなく、専門的知識を有する運転員でも作業負担が重い
という問題があった。
【0008】本発明の目的は、運転スケジュ―ル設定に
際しての運転員の専門的知識に基づく作業の代替を行な
うことにより、専門的知識の少ない運転員でも運転スケ
ジュ―ルの設定を容易に行なうことができると共に、専
門的知識を有する運転員の作業負担の軽減を図ることが
可能な極めて信頼性の高い地域冷暖房プラントの運転支
援装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、熱源機によって冷水,温水を生成して蓄熱槽に蓄
え、必要に応じて熱負荷機器に供給するようにした地域
冷暖房プラントにおける熱源機の運転制御を行なう際の
運転スケジュ―ルの設定を支援する運転支援装置におい
て、まず、請求項1に係る発明では、熱負荷機器に供給
する熱量を予測する熱負荷予測手段と、地域冷暖房プラ
ントの熱負荷実績値を保存する実績デ―タ保存手段と、
熱負荷予測手段により予測された熱負荷予測値と、実績
デ―タ保存手段に保存されている熱負荷実績値とに基づ
いて、熱負荷実績値が熱負荷予測値と近似している日を
熱負荷類似日として選定する熱負荷類似日選定手段と、
熱負荷類似日選定手段により選定された熱負荷類似日の
日付を出力する類似日デ―タ出力手段とを備えて成る。
【0010】また、請求項2に係る発明では、地域冷暖
房プラントの設備条件を設定する設備条件設定手段と、
熱負荷機器に供給する熱量を予測する熱負荷予測手段
と、地域冷暖房プラントの熱負荷実績値および設備条件
実績値を保存する実績デ―タ保存手段と、設備条件設定
手段により設定された設備条件と実績デ―タ保存手段に
保存されている設備条件実績値、および熱負荷予測手段
により予測された熱負荷予測値と実績デ―タ保存手段に
保存されている熱負荷実績値に基づいて、設備条件が一
致している日を条件一致類似日として選定する条件一致
類似日選定手段と、条件一致類似日選定手段により選定
された条件一致類似日の日付を出力する類似日デ―タ出
力手段とを備えて成る。
【0011】さらに、請求項3に係る発明では、地域冷
暖房プラントの設備条件を設定する設備条件設定手段
と、熱負荷機器に供給する熱量を予測する熱負荷予測手
段と、地域冷暖房プラントの熱負荷実績値および設備条
件実績値を保存する実績デ―タ保存手段と、設備条件設
定手段により設定された設備条件と実績デ―タ保存手段
に保存されている設備条件実績値、および熱負荷予測手
段により予測された熱負荷予測値と実績デ―タ保存手段
に保存されている熱負荷実績値に基づいて、設備条件が
一致している日を条件一致類似日として選定する条件一
致類似日選定手段と、熱負荷予測手段により予測された
熱負荷予測値と、実績デ―タ保存手段に保存されている
熱負荷実績値とに基づいて、熱負荷実績値が熱負荷予測
値と近似している日を熱負荷類似日として選定する熱負
荷類似日選定手段と、条件一致類似日選定手段および熱
負荷類似日選定手段により選定された条件一致類似日お
よび熱負荷類似日の日付をそれぞれ出力する類似日デ―
タ出力手段とを備えて成る。
【0012】ここで、特に上記類似日デ―タ出力手段と
しては、類似日の日付と共に、必要に応じて当該類似日
の曜日,熱負荷実績値,蓄熱量等の運転スケジュ―ル設
定のための参考デ―タを出力するようにしている。
【0013】また、上記類似日デ―タ出力手段として
は、類似日の日付と共に、必要に応じて運転スケジュ―
ル設定のための参考デ―タを、表示出力、または印字出
力、あるいは音声出力のいずれかもしくはこれらの組み
合わせにより出力するようにしている。
【0014】
【作用】従って、請求項1に係る発明の地域冷暖房プラ
ントの運転支援装置においては、熱負荷予測値を用い
て、過去の熱負荷実績デ―タの中から、熱負荷実績値が
熱負荷予測値と近い日を熱負荷類似日として選定し、こ
の熱負荷類似日の日付、および必要に応じてこの熱負荷
類似日の曜日,熱負荷実績値,蓄熱量等の参考デ―タを
出力することにより、運転員に対する運転スケジュ―ル
設定の支援が行なわれる。
【0015】また、請求項2に係る発明の地域冷暖房プ
ラントの運転支援装置においては、熱負荷予測値および
地域冷暖房プラントの設備条件を用いて、過去の設備条
件実績データの中から、設備条件が一致している日を条
件一致類似日として選定し、この条件一致類似日の日
付、および必要に応じてこの条件一致類似日の曜日,熱
負荷実績値,蓄熱量等の参考デ―タを出力することによ
り、熱負荷機器等の日々異なる状況を考慮しなくともよ
いため、運転員に対する運転スケジュ―ル設定の支援が
行なわれる。
【0016】さらに、請求項3に係る発明の地域冷暖房
プラントの運転支援装置においては、熱負荷予測値およ
び地域冷暖房プラントの設備条件を用いて、過去の熱負
荷実績デ―タおよび設備条件実績データの中から、熱負
荷実績値が熱負荷予測値と近い日および設備条件が一致
している日を熱負荷類似日および条件一致類似日として
それぞれ選定し、これらの類似日の日付、および必要に
応じてこれらの類似日の曜日,熱負荷実績値,蓄熱量等
の参考デ―タを出力することにより、熱負荷機器等の日
々異なる状況を考慮しなくともよいため、運転員に対す
る運転スケジュ―ル設定の支援が行なわれる。
【0017】以上により、運転スケジュ―ル設定に際し
ての運転員の専門的知識に基づく作業の代替を行なうこ
とが可能になるため、専門的知識の少ない運転員でも運
転スケジュ―ルの設定を容易に行なうことができる、ま
た専門的知識を有する運転員の作業負担の軽減を図るこ
とができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して詳細に説明する。図1は、本発明による運転支援装
置を適用した地域冷暖房プラントの全体構成例を示すブ
ロック図である。
【0019】図1において、地域冷暖房プラント1は、
複数の各種熱源機2と、冷水槽,温水槽等の複数の蓄熱
槽3と、空調,冷却,給湯機器等の複数の熱負荷機器4
とを備えており、各種熱源機2により冷水,温水等が生
成されて各蓄熱槽3に蓄熱され、この蓄熱された冷水,
温水等は、各熱負荷機器4に供給されるようになってい
る。
【0020】そして、この地域冷暖房プラント1におけ
る熱源機2は、運転スケジュ―ル設定手段5より出力さ
れた運転スケジュ―ルを入力する熱源制御コントロ―ラ
6から出力される熱源機運転・停止指令により制御され
るようになっている。
【0021】一方、運転支援装置は、運転支援装置本体
7と、設備条件設定手段8と、熱負荷予測手段10と、
実績デ―タ保存手段12とから構成している。ここで、
設備条件設定手段8は、蓄熱槽3容量や熱源機2の故
障,保守情報等の地域冷暖房プラント1の設備条件9を
設定するものである。
【0022】また、熱負荷予測手段10は、熱負荷機器
4に供給する熱量を予測して、熱負荷予測値11を出力
するものである。さらに、実績デ―タ保存手段12は、
地域冷暖房プラント1の熱負荷実績値および設備条件実
績値等の実績デ―タ13を保存するものである。
【0023】一方、運転支援装置本体7は、設備条件設
定手段8から出力される設備条件9、熱負荷予測手段1
0から出力される熱負荷予測値11、および実績デ―タ
保存手段12から出力される実績デ―タ13をそれぞれ
入力し、実績デ―タ13の中から類似日選定を行ない、
類似日、および類似日の曜日,熱負荷実績値,蓄熱量等
の運転スケジュ―ル設定のための参考デ―タを出力する
ものである。
【0024】すなわち、運転支援装置本体7は、図2に
その詳細な構成例を示すように、条件一致類似日選定手
段14と、類似日デ―タ出力手段である類似日デ―タ表
示手段15と、熱負荷類似日選定手段16とからなって
いる。
【0025】ここで、条件一致類似日選定手段14は、
設備条件設定手段8により設定された設備条件9と実績
デ―タ保存手段12に保存されている実績デ―タ13で
ある設備条件実績値、および熱負荷予測手段10により
予測された熱負荷予測値11と実績デ―タ保存手段12
に保存されている実績デ―タ13である熱負荷実績値に
基づいて、設備条件が一致している日を条件一致類似日
として選定するものである。
【0026】また、熱負荷類似日選定手段16は、熱負
荷予測手段10により予測された熱負荷予測値11と、
実績デ―タ保存手段12に保存されている実績デ―タ1
3である熱負荷実績値とに基づいて、熱負荷実績値が熱
負荷予測値11と近似している日を熱負荷類似日として
選定するものである。
【0027】さらに、類似日デ―タ表示手段15は、条
件一致類似日選定手段14および熱負荷類似日選定手段
16により選定された条件一致類似日および熱負荷類似
日の日付と共に、運転スケジュ―ル設定のための参考デ
―タを表示出力するものである。
【0028】次に、以上のように構成した本実施例の地
域冷暖房プラントの運転支援装置の作用について説明す
る。まず、設備条件設定手段8において設定された、冷
水、および温水の蓄熱容量,熱源機2の運転モ―ド,故
障した熱源機2や保守を行なう熱源機2があるか、ピ―
クカット運転を行なうか否か、ピ―クカットの時間帯は
いつか、という地域冷暖房プラント1の設備条件9を、
運転支援装置本体7に入力する。
【0029】また、熱負荷予測手段10により予測され
た冷暖房機器等の熱負荷機器4に供給する冷水、および
温水の時間単位の熱負荷予測値11を、運転支援装置本
体7に入力する。
【0030】次に、運転支援装置本体7における条件一
致類似日選定手段14では、これらの地域冷暖房プラン
ト1の設備条件9、および熱負荷予測値11を入力し、 ・冷水、および温水蓄熱槽容量 ・熱源機2運転モ―ド ・故障した熱源機2や保守を行なう熱源機2があるか ・ピ―クカット運転を行なうか否か、時間帯はいつか という、地域冷暖房プラント1の設備条件9を満足する
過去の実績デ―タ13の中から、例えば午前8時から午
後10時(昼間)までの熱負荷実績値が熱負荷予測値1
1と近い日を、以下のような(1)式の方法で得られる
rの小さい順に、類似日m日(例えば、mは3である)
として選定する。
【0031】
【数1】
【0032】そして、条件一致類似日選定手段14で
は、これらの類似日m日を、条件を満足する条件一致類
似日として類似日デ―タ表示手段15に出力する。次
に、熱負荷類似日選定手段16では、熱負荷予測値11
を入力し、実績デ―タ13の中から、例えば午前8から
午後10時までの熱負荷実績値が熱負荷予測11と近い
日を、上記(1)式のような方法で得られるrの小さい
順に、類似日n日(例えば、nは5である)として選定
する。
【0033】そして、熱負荷類似日選定手段16では、
これらの類似日n日を、熱負荷類似日として類似日デ―
タ表示手段15に出力する。次に、類似日デ―タ表示手
段15では、条件一致類似日選定手段14から出力され
る条件を満足する条件一致類似日m日、および熱負荷類
似日選定手段16から出力される熱負荷類似日n日の日
付を、各々rの小さい順に表示すると共に、それら類似
日の参考デ―タ、例えば、 ・曜日 ・冷水,および、温水の、午前8時から午後10時熱負
荷実績値 ・冷水,および、温水の、ピ―ク時間帯熱負荷実績値 (例えば午前0時から午後16時) ・午前7時の冷水,および、温水蓄熱量 ・気象条件(例えば、最高気温,最低気温) ・運転管理値(供給COP) 等を、運転スケジュ―ル設定のための参考デ―タとして
表示する。
【0034】上述したように、本実施例では、熱源機2
によって冷水,温水を生成して蓄熱槽3に蓄え、必要に
応じて熱負荷機器4に供給するようにした地域冷暖房プ
ラント1における熱源機2の運転制御を行なう際の運転
スケジュ―ルの設定を支援する運転支援装置を、地域冷
暖房プラント1の設備条件9を設定する設備条件設定手
段8と、熱負荷機器4に供給する熱量を予測して熱負荷
予測値11を出力する熱負荷予測手段11と、地域冷暖
房プラント1の熱負荷実績値および設備条件実績値等の
実績データ13を保存する実績デ―タ保存手段12と、
設備条件設定手段8により設定された設備条件9と実績
デ―タ保存手段12に保存されている設備条件実績値、
および熱負荷予測手段10により予測された熱負荷予測
値11と実績デ―タ保存手段12に保存されている熱負
荷実績値に基づいて、設備条件9が一致している日を条
件一致類似日として選定する条件一致類似日選定手段1
4、熱負荷予測手段10により予測された熱負荷予測値
11と、実績デ―タ保存手段12に保存されている熱負
荷実績値とに基づいて、熱負荷実績値が熱負荷予測値1
1と近似している日を熱負荷類似日として選定する熱負
荷類似日選定手段16、条件一致類似日選定手段14お
よび熱負荷類似日選定手段16により選定された条件一
致類似日および熱負荷類似日の日付と共に、これらの類
似日の曜日,熱負荷実績値,蓄熱量等の運転スケジュ―
ル設定のための参考デ―タをそれぞれ表示出力する類似
日デ―タ表示手段15を有する運転支援装置本体7とか
ら構成したものである。
【0035】従って、次のような種々の効果が得られる
ものである。 (a)地域冷暖房プラント1の熱源機2の運転スケジュ
―ルの設定を行なう際に、熱負荷量が類似した日が熱負
荷類似日として表示されるため、この選定された熱負荷
類似日の運転を参考にして、運転スケジュ―ルの設定を
行なうことが可能となる。そして、この場合、熱負荷類
似日のピ―ク時間帯熱負荷や蓄熱量、気象条件等も考慮
して、運転スケジュ―ルの設定を容易に行なうことが可
能となる。
【0036】(b)地域冷暖房プラント1の種々の設備
条件9を満足する日が条件一致類似日として表示される
ため、この選定された条件一致類似日の運転を参考にし
て、運転スケジュ―ルの設定を容易に行なうことが可能
となる。
【0037】(c)さらに、運転スケジュ―ルの設定に
参考となる熱負荷類似日、および条件一致類似日の曜
日、熱負荷実績値、蓄熱量等のデ―タを参考にして、運
転スケジュ―ルの設定を容易に行なうことが可能とな
る。
【0038】以上により、運転スケジュ―ルの設定に際
して、必要な専門的な知識を有する運転員の作業の代替
を行なうことが実現できるため、専門的知識の少ない運
転員でも運転スケジュ―ルの設定を容易に行なうことが
できる。
【0039】また、運転スケジュ―ル設定の支援を行な
うため、運転員の作業負担の軽減化を実現することがで
きる。尚、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、次のようにしても同様に実施できるものである。
【0040】(a)上記実施例では、類似日選定の基準
値を求めるための熱負荷の時間帯としては、午前8時か
ら午後10時とする場合について説明したが、これに限
らず、類似日選定の基準値を求めるための熱負荷の時間
帯として、他の時間帯、例えば熱需要のピークとなる時
間帯(午前0時から午後5時等)を用いるようにしても
よい。
【0041】また、複数の時間帯の和、あるいは、水と
温水の熱負荷の和により求めるようにしてもよい。 (b)上記実施例において、選定される類似日の個数
m、およびnとしては、必要に応じて、より多くして
も、また少なくしてもよい。
【0042】(c)上記実施例において、類似日の参考
デ―タの内容としては、前述のもの以外に、他の計測値
や演算値や設定値、運転効率等の管理値、冷温水熱負荷
比率、あるいは熱源機2運転実績等の項目を加えるよう
にしてもよい。
【0043】(d)上記実施例では、類似日デ―タの出
力内容としては、類似日の日付と共に、運転スケジュ―
ル設定のための参考デ―タを出力する場合について説明
したが、類似日デ―タの出力内容としては、少なくとも
類似日の日付を出力するようにすればよい。
【0044】(e)上記実施例では、類似日デ―タ出力
手段としては、類似日の日付と共に、運転スケジュ―ル
設定のための参考デ―タを、表示出力する場合について
説明したが、これに限らず、類似日デ―タを、印字出
力、または音声出力したり、もしくはこれらの組み合わ
せにより出力するようにしてもよい。
【0045】(f)上記実施例では、運転支援装置本体
7として、条件一致類似日選定手段14、および熱負荷
類似日選定手段16の双方を備える場合について説明し
たが、これに限らず、運転支援装置本体7としては、条
件一致類似日選定手段14、または熱負荷類似日選定手
段16の一方のみを備えるようにしてもよい。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、熱
源機によって冷水,温水を生成して蓄熱槽に蓄え、必要
に応じて熱負荷機器に供給するようにした地域冷暖房プ
ラントにおける熱源機の運転制御を行なう際の運転スケ
ジュ―ルの設定を支援する運転支援装置において、地域
冷暖房プラントの設備条件を設定する設備条件設定手段
と、熱負荷機器に供給する熱量を予測する熱負荷予測手
段と、地域冷暖房プラントの熱負荷実績値および設備条
件実績値を保存する実績デ―タ保存手段と、設備条件設
定手段により設定された設備条件と実績デ―タ保存手段
に保存されている設備条件実績値、および熱負荷予測手
段により予測された熱負荷予測値と実績デ―タ保存手段
に保存されている熱負荷実績値に基づいて、設備条件が
一致している日を条件一致類似日として選定する条件一
致類似日選定手段と、熱負荷予測手段により予測された
熱負荷予測値と、実績デ―タ保存手段に保存されている
熱負荷実績値とに基づいて、熱負荷実績値が熱負荷予測
値と近似している日を熱負荷類似日として選定する熱負
荷類似日選定手段と、条件一致類似日選定手段および熱
負荷類似日選定手段により選定された条件一致類似日お
よび熱負荷類似日の日付と共に、必要に応じて当該類似
日の曜日,熱負荷実績値,蓄熱量等の運転スケジュ―ル
設定のための参考デ―タをそれぞれ出力する類似日デ―
タ出力手段とを備えて構成したので、運転スケジュ―ル
設定に際しての運転員の専門的知識に基づく作業を代替
して、専門的知識の少ない運転員でも運転スケジュ―ル
の設定を容易に行なうことができると共に、専門的知識
を有する運転員の作業負担の軽減を図ることが可能な極
めて信頼性の高い地域冷暖房プラントの運転支援装置が
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による地域冷暖房プラントの運転支援装
置の一実施例を示すブロック図。
【図2】同実施例における運転支援装置本体の詳細な構
成例を示すブロック図。
【符号の説明】
1…地域冷暖房プラント、2…熱源機、3…蓄熱槽、4
…熱負荷機器、5…運転スケジュ―ル設定手段、6…熱
源制御コントロ―ラ、7…運転支援装置本体、8…設備
条件設定手段、9…設備条件、10…熱負荷予測手段、
11…熱負荷予測値、12…実績デ―タ保存手段、13
…実績デ―タ、14…条件一致類似日選定手段、15…
類似日デ―タ表示手段、16…熱負荷類似日選定手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 酒井 治 東京都千代田区内幸町一丁目1番3号 東 京電力株式会社内 (72)発明者 長岩 明弘 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 藤田 信人 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 荒川 卓也 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 山田 幸弘 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 (72)発明者 池田 耕一 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱源機によって冷水,温水を生成して蓄
    熱槽に蓄え、必要に応じて熱負荷機器に供給するように
    した地域冷暖房プラントにおける前記熱源機の運転制御
    を行なう際の運転スケジュ―ルの設定を支援する運転支
    援装置において、 前記熱負荷機器に供給する熱量を予測する熱負荷予測手
    段と、 前記地域冷暖房プラントの熱負荷実績値を保存する実績
    デ―タ保存手段と、 前記熱負荷予測手段により予測された熱負荷予測値と、
    前記実績デ―タ保存手段に保存されている熱負荷実績値
    とに基づいて、熱負荷実績値が熱負荷予測値と近似して
    いる日を熱負荷類似日として選定する熱負荷類似日選定
    手段と、 前記熱負荷類似日選定手段により選定された熱負荷類似
    日の日付を出力する類似日デ―タ出力手段と、 を備えて成ることを特徴とする地域冷暖房プラントの運
    転支援装置。
  2. 【請求項2】 熱源機によって冷水,温水を生成して蓄
    熱槽に蓄え、必要に応じて熱負荷機器に供給するように
    した地域冷暖房プラントにおける前記熱源機の運転制御
    を行なう際の運転スケジュ―ルの設定を支援する運転支
    援装置において、 前記地域冷暖房プラントの設備条件を設定する設備条件
    設定手段と、 前記熱負荷機器に供給する熱量を予測する熱負荷予測手
    段と、 前記地域冷暖房プラントの熱負荷実績値および設備条件
    実績値を保存する実績デ―タ保存手段と、 前記設備条件設定手段により設定された設備条件と前記
    実績デ―タ保存手段に保存されている設備条件実績値、
    および前記熱負荷予測手段により予測された熱負荷予測
    値と前記実績デ―タ保存手段に保存されている熱負荷実
    績値に基づいて、設備条件が一致している日を条件一致
    類似日として選定する条件一致類似日選定手段と、 前記条件一致類似日選定手段により選定された条件一致
    類似日の日付を出力する類似日デ―タ出力手段と、 を備えて成ることを特徴とする地域冷暖房プラントの運
    転支援装置。
  3. 【請求項3】 熱源機によって冷水,温水を生成して蓄
    熱槽に蓄え、必要に応じて熱負荷機器に供給するように
    した地域冷暖房プラントにおける前記熱源機の運転制御
    を行なう際の運転スケジュ―ルの設定を支援する運転支
    援装置において、 前記地域冷暖房プラントの設備条件を設定する設備条件
    設定手段と、 前記熱負荷機器に供給する熱量を予測する熱負荷予測手
    段と、 前記地域冷暖房プラントの熱負荷実績値および設備条件
    実績値を保存する実績デ―タ保存手段と、 前記設備条件設定手段により設定された設備条件と前記
    実績デ―タ保存手段に保存されている設備条件実績値、
    および前記熱負荷予測手段により予測された熱負荷予測
    値と前記実績デ―タ保存手段に保存されている熱負荷実
    績値に基づいて、設備条件が一致している日を条件一致
    類似日として選定する条件一致類似日選定手段と、 前記熱負荷予測手段により予測された熱負荷予測値と、
    前記実績デ―タ保存手段に保存されている熱負荷実績値
    とに基づいて、熱負荷実績値が熱負荷予測値と近似して
    いる日を熱負荷類似日として選定する熱負荷類似日選定
    手段と、 前記条件一致類似日選定手段および熱負荷類似日選定手
    段により選定された条件一致類似日および熱負荷類似日
    の日付をそれぞれ出力する類似日デ―タ出力手段と、 を備えて成ることを特徴とする地域冷暖房プラントの運
    転支援装置。
  4. 【請求項4】 前記類似日デ―タ出力手段としては、前
    記類似日の日付と共に、必要に応じて当該類似日の曜
    日,熱負荷実績値,蓄熱量等の運転スケジュ―ル設定の
    ための参考デ―タを出力するようにしたことを特徴とす
    る請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の地域
    冷暖房プラントの運転支援装置。
  5. 【請求項5】 前記類似日デ―タ出力手段としては、前
    記類似日の日付と共に、必要に応じて運転スケジュ―ル
    設定のための参考デ―タを、表示出力、または印字出
    力、あるいは音声出力のいずれかもしくはこれらの組み
    合わせにより出力するようにしたことを特徴とする請求
    項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の地域冷暖房
    プラントの運転支援装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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