JPH08190118A - カメラの防振用補正レンズの支持構造 - Google Patents

カメラの防振用補正レンズの支持構造

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JPH08190118A
JPH08190118A JP347995A JP347995A JPH08190118A JP H08190118 A JPH08190118 A JP H08190118A JP 347995 A JP347995 A JP 347995A JP 347995 A JP347995 A JP 347995A JP H08190118 A JPH08190118 A JP H08190118A
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JP
Japan
Prior art keywords
lens
optical axis
camera
photographing optical
lens barrel
Prior art date
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Pending
Application number
JP347995A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Takeda
俊明 武田
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Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】撮影レンズの鏡胴内に撮影光軸と平行に平行運
動機構を配設し、該平行運動機構によって補正レンズを
撮影光軸に対して直交方向に移動自在に支持することに
より、鏡胴を大型にすることなく防振効果を十分に得
る。 【構成】平行運動機構22を鏡胴10内に撮影光軸20
と平行に配置する。平行運動機構22を2本のリンク2
4、26から構成し、リンク24、26の固定支持端で
ある略中央部を鏡胴10の側面にピン28、30を介し
て支持する。リンク24、26の一方側の回動支持端に
ピン32、34を介してレンズ枠体18を枢支する。リ
ンク24がピン28を支点として、そしてリンク26が
ピン30を支点として揺動されると、レンズ枠体18は
撮影光軸22に対して直交する方向に移動する。リンク
24、26の他方側の回動支持端に、ピン36、38を
介してバランス部材40を枢支する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカメラの防振用補正レン
ズの支持構造に係り、特にカメラに加わった振動によっ
て生じる像ぶれを補正する補正レンズの支持構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の補正レンズは、撮影レン
ズ鏡胴に撮影光軸に対して直交方向に移動自在に支持さ
れており、例えば、その支持構造として特開平3−30
4535号公報、特開平6−35022号公報に開示さ
れたものがある。これらの支持構造は図3に示すよう
に、補正レンズ1を保持したレンズ枠体2の舌状部2A
にピン2Bを植設し、このピン2Bを図示しない鏡胴に
枢支させている。即ち、前記支持構造によれば、補正レ
ンズ1はピン2Bを中心に光軸Pに対して直交方向に回
動して移動する。
【0003】しかしながら、前記支持構造では、補正レ
ンズ1がピン2Bを中心に回動して移動するため、補正
レンズ1の移動量がピン2Bに近い側から離れるに従っ
て大きくなるという現象が生じる(図3中A部の移動量
a<B部の移動量b)。これにより、前記支持構造で
は、補正レンズ1の光軸Pを中心とした左右の移動量が
不均一となるので、補正レンズ1が像ぶれを補正する方
向に移動したとしても、補正レンズ1による防振効果を
十分に得ることができないという欠点がある。
【0004】そこで、このような不具合を解消するもの
として図4に示す支持構造が考えらえる。同図に示す支
持構造は、補正レンズ3を保持したレンズ枠体4を2本
のリンク5A、5Bから成る平行運動機構によって支持
し、この平行運動機構により補正レンズ3を光軸Pに対
して直交方向に移動させるものである。前記リンク5
A、5Bは撮影光軸Pと直交方向に配設されると共に固
定支持端6A、6Bが図示しない鏡胴に枢支され、また
回動支持端7A、7Bにレンズ枠体4が枢支されてい
る。平行運動機構によって補正レンズ3を移動させる
と、補正レンズ3は全てのポイントにおいて移動量が等
しくなるので、防振効果を得ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示した補正レンズの支持構造では、補正レンズ3による
補正移動範囲を広くとろうとすると、やはり図3に示し
た支持構造と同様に補正レンズ3の移動量が固定支持端
6A、6B側から離れるに従って大きくなるので、防振
効果を十分に得られないという欠点がある。
【0006】このような不具合は、平行運動機構のリン
ク5A、5Bの支持端距離Lを長めに設定することで解
消できるが、前記支持端距離Lを長くとると、リンク5
A、5Bが鏡胴から出っ張ってしまうので、鏡胴が大型
になるという欠点がある。本発明はこのような事情に鑑
みてなされたもので、鏡胴を大型にすることなく防振効
果を十分に得ることができるカメラの防振用補正レンズ
の支持構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、カメラの防振用補正レンズを保持したレ
ンズ枠体を、鏡胴内にカメラの撮影光軸に対して直交方
向に移動自在に支持すると共に、カメラのぶれを検知す
る検知手段によって得られる像ぶれ検知情報に基づき、
前記レンズ枠体を移動制御する駆動部を備えたカメラに
於いて、前記鏡胴内に撮影光軸と平行な一対のリンク部
材を有する平行運動機構を配置し、該平行運動機構によ
って前記防振用補正レンズを撮影光軸に対して直交方向
に移動自在に支持したことを特徴としている。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明によれば、平行運動機構を
鏡胴内に撮影光軸と平行に配置しているため、平行運動
機構を撮影光軸に対して直交方向に配設した従来の支持
構造と比較して、鏡胴を大型にすることなく平行運動機
構を長めに設定することが可能となり、これによって、
補正レンズによる補正移動範囲を広げても補正レンズの
全てのポイントにおいて移動量が等しくなるので防振効
果を十分に得ることができる。
【0009】請求項2記載の発明は、前記平行運動機構
のリンク部材の一端側に前記補正レンズを支持し、そし
て、他方側に揺動時のバランスをとるバランス部材を取
り付けたもので、補正レンズの揺動時に駆動部にかかる
付加を前記バランス部材によって均一にしたものであ
る。これにより、本発明では、補正レンズのみを揺動さ
せるよりも小さな駆動力で補正レンズを揺動させること
ができるので、駆動部を小型化できる。
【0010】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係るカメラの
防振用補正レンズの支持構造の好ましい実施例を詳述す
る。図1は、本発明に係るカメラの防振用補正レンズの
支持構造が適用された鏡胴の要部を示す側断面図であ
る。
【0011】同図はリレーレンズ部近傍の鏡胴10を示
す断面図であり、その鏡胴10内には図2中点線で示す
リレーレンズ12を保持したレンズ枠体14と、補正レ
ンズ16を保持したレンズ枠体18とが撮影光軸20に
沿って配置されている。前記レンズ枠体14は鏡胴10
に固定され、また、前記レンズ枠体18は、その上部と
下部とに取り付けられたスプリング21A、21Bによ
って鏡胴10内に保持されると共に、本実施例の支持構
造である平行運動機構22によって支持されている。
【0012】前記平行運動機構22は図1、図2に示す
ように、鏡胴10内に撮影光軸20と平行に配置される
と共にレンズ枠体14、18を挟んで両側に配設され
る。平行運動機構22は2本のリンク24、26から構
成され、これらのリンク24、26は等しい長さに形成
されると共に、固定支持端である略中央部が鏡胴10の
側面にピン28、30を介して支持される。また、リン
ク24、26の一方側の回動支持端である図1中右端部
は、リンク24とリンク26とが平行となるようにピン
32、34を介してレンズ枠体18に枢支されている。
ピン28とピン32との距離(支持端距離)Lと、ピン
30とピン32との距離(支持端距離)Lとは等しく設
定され、これにより本実施例の支持構造は4節回転連鎖
の平行クランク機構(平行運動機構)となっている。本
実施例の支持構造では、リンク24がピン28を支点と
して、そしてリンク26がピン30を支点として揺動さ
れると、レンズ枠体18は撮影光軸22に対して直交す
る方向で、且つ、図1中鉛直方向に移動する。前記2本
のリンク24、24のうち図2中下側のリンク24のピ
ン28には、後述するアクチュエータ42のスピンドル
44が連結されている。
【0013】前記リンク24、26の他方側の回動支持
端である図1中左端部には、バランス部材40がピン3
6、38を介して枢支される。前記バランス部材40
は、レンズ枠体18の上下移動時、即ち揺動時における
バランスをとるものである。一方、鏡胴10の外周部に
は図2に示すように加速度センサ46が固着され、この
加速度センサ46によって、鏡胴10に加わった振動の
大きさ及びその方向が検知される。また、鏡胴10が取
り付けられる図示しないテレビカメラには制御部48が
内蔵される。制御部48は、加速度センサ46からの情
報に基づいて補正レンズ16に与えるべき補正移動量を
演算する演算部50を有しており、演算部50で演算さ
れた補正移動量を示す信号を前記アクチュエータ42に
出力する。アクチュエータ42は、前記制御部48から
前記信号が出力されると、その信号に応じた量だけ回動
されるように制御されている。例えば、アクチュエータ
42によってピン28が図1中時計回り方向に回動され
るとレンズ枠体18は、スプリング21Bの付勢力に抗
して下方に移動され、また、ピン28が反時計回り方向
に回動されるとレンズ枠体18は、スプリング21Aの
付勢力に抗して上方に移動される。この動作によって補
正レンズ16が像ぶれを補正する。
【0014】次に、前記の如く構成されたカメラの防振
用補正レンズの支持構造の作用について説明する。加速
度センサ46で振れが検出されると、その情報に基づい
て制御部48がアクチュエータ42を作動し、補正レン
ズ16を像ぶれを補正する量だけ移動させる。例えば、
補正レンズ16を図1中下方向に移動して像ぶれを補正
する場合には、アクチュエータ42でピン28を時計回
り方向に回動する。これにより、レンズ枠体18はリン
ク24、26の平行運動動作によって撮影光軸20に対
し直交した下方に移動するので、前記像ぶれを補正する
ことができる。また、補正レンズ16を図1中上方向に
移動して像ぶれを補正する場合には、アクチュエータ4
2でピン28を反時計回り方向に回動する。これによ
り、レンズ枠体18は、リンク24、26の平行運動動
作によって撮影光軸20に対し直交した上方に移動する
ので、前記像ぶれを補正することができる。
【0015】本実施例では、補正レンズ16を支持する
平行運動機構22を鏡胴10内に撮影光軸20と平行に
配置しているので、平行運動機構を撮影光軸に対して直
交方向に配設した従来の支持構造と比較して、鏡胴10
を大型にすることなく平行運動機構の支持端距離Lを長
めに設定することが可能となる。従って、本実施例の支
持構造では、補正レンズ16の補正移動範囲を広げても
補正レンズ16の全てのポイントにおいて移動量が等し
くなるので防振効果を十分に得ることができる。
【0016】また、本実施例では、補正レンズ16とバ
ランス部材40とをピン28、30を支点として対称方
向に移動させ、補正レンズ16の揺動時におけるバラン
スを前記バランス部材40でとるようにしている。これ
により、本実施例では、補正レンズ16の上下移動時に
アクチュエータ42にかかる付加が均一になるので、ア
クチュエータ42の駆動力が小さくて済みアクチュエー
タ42を小型化できる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るカメラ
の防振用補正レンズの支持構造によれば、補正レンズを
支持する平行運動機構を鏡胴内に撮影光軸と平行に配置
したので、鏡胴を大型にすることなく防振効果を十分に
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカメラの防振用補正レンズの支持
構造が適用された鏡胴の側断面図
【図2】図1に示した鏡胴の上断面図
【図3】従来のカメラの防振用補正レンズの支持構造の
第1実施例を示す構造図
【図4】従来のカメラの防振用補正レンズの支持構造の
第2実施例を示す構造図
【符号の説明】
10…鏡胴 16…補正レンズ 18…レンズ枠体 20…撮影光軸 22…平行運動機構 24、26…リンク 42…アクチュエータ 46…加速度センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カメラの防振用補正レンズを保持したレン
    ズ枠体を、鏡胴内にカメラの撮影光軸に対して直交方向
    に移動自在に支持すると共に、カメラのぶれを検知する
    検知手段によって得られる像ぶれ検知情報に基づき、前
    記レンズ枠体を移動制御する駆動部を備えたカメラに於
    いて、 前記鏡胴内に撮影光軸と平行な一対のリンク部材を有す
    る平行運動機構を配置し、該平行運動機構によって前記
    防振用補正レンズを撮影光軸に対して直交方向に移動自
    在に支持したことを特徴とするカメラの防振用補正レン
    ズの支持構造。
  2. 【請求項2】前記平行運動機構は、前記リンク部材の一
    端側に前記防振用補正レンズを支持し、他端側に揺動時
    のバランスをとるバランス部材が取り付けられることを
    特徴とする請求項1記載のカメラの防振用補正レンズの
    支持構造。
JP347995A 1995-01-12 1995-01-12 カメラの防振用補正レンズの支持構造 Pending JPH08190118A (ja)

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