JPH08189624A - 焼却装置 - Google Patents

焼却装置

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JPH08189624A
JPH08189624A JP126095A JP126095A JPH08189624A JP H08189624 A JPH08189624 A JP H08189624A JP 126095 A JP126095 A JP 126095A JP 126095 A JP126095 A JP 126095A JP H08189624 A JPH08189624 A JP H08189624A
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waste
dry
incinerator
dry distillation
gas
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Buyu Sai
武 雄 催
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SAI TAKEO
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SAI TAKEO
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  • Incineration Of Waste (AREA)
  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の乾溜式焼却炉において、炉の密廃構造
を維持したままに廃棄物の供給と灰の排出ができるよう
にして廃棄物の焼却効率を向上させ、乾溜ガスの完全燃
焼をなしてガスの臭いのような2次公害を防止する。 【構成】 桶体11内へ投入された廃棄物を反復押圧し
て廃棄物を乾溜焼却炉21へ供給させるようにして乾溜
焼却炉21の底面に積もる灰は排出ブレード32によっ
て灰受容シリンダー37へ落下させ、押圧板39bの圧
搾力によって灰を灰タンクへ排出させ、燃焼タンク42
内には間接乾溜焼却タンク5を受容させ、水分含有率の
高い特定廃棄物や廃電線を焼却処理できるようにする。
そして、乾溜ガスは多段に燃焼させ、完全燃焼できるよ
うにして2次公害を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般の廃棄物とか特定
廃棄物を乾溜焼却するための焼却装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】焼却炉は廃棄物の焼却の方法によって、
直連焼却炉と乾溜焼却炉の2種類で区分される。直連焼
却炉は、炉内に廃棄物が火炎を起こしながら燃焼される
程度の熱と空気を供給して廃棄物を焼却するもので焼却
時間が短いので今まで幅広く利用されたのです。しか
し、直連焼却炉による廃棄物の焼却のときには、廃棄物
が表面燃焼するので完全燃焼が難しいし、水分含有率の
高い廃棄物の焼却は不可能で、煤煙、臭い、粉塵が多量
に発生する問題点があるとともに、集塵装置のような環
境汚染の防止の施設が必須的に要求されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような直連焼却
炉の問題点を解決するために、近頃は、炉内に廃棄物が
火炎を起こさないで燃焼される程度の熱と空気を供給し
て廃棄物を乾溜焼却する乾溜焼却炉が利用されている。
この乾溜焼却炉による焼却は廃棄物の完全な焼却ができ
るので、煤煙、臭い、粉塵などの2次公害が発生しない
し、水分含有率の高い廃棄物を焼却できるし、焼却処理
中に発生するたくさんの廃熱を利用して、温水及び電力
生産などで実用化ができる利点がある。しかし、乾溜焼
却炉においても、直連焼却炉と同じ廃棄物の供給を運転
初期に一括投入するもので一括投入された廃棄物が焼却
された後には、炉が自然冷却するまで運転を中止しなけ
ればならないし、炉が冷却した後には炉内の灰を人力で
排出運搬し、そして、再び該炉内に廃棄物を人力で投入
して運転を開始するので、焼却時間に長時間を要し効率
的な焼却ができなかったのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のように
直連焼却炉の問題を解決しようとするものにその目的が
あるし、本発明が上記のような問題点を解決するための
手段は、桶体内で投入された廃棄物を繰り返し押圧し
て、対状の供給場所に圧送する廃棄物供給装置と、廃棄
物供給装置によって密閉構造の乾溜焼却炉内に供給され
た廃棄物に所定の熱と空気を加え、乾溜焼却するための
乾溜焼却装置と、乾溜焼却炉から発生される灰を自動的
に排出するための灰排出装置と、乾溜焼却装置から発生
される乾溜ガスを燃焼させるための乾溜ガス燃焼装置
と、乾溜ガス燃焼装置内に受容され、水分含有率の高い
特定の廃棄物とか廃電線を乾溜焼却するための間接乾溜
タンクで構成したものにある。
【0005】
【実施例及び作用】以下、本発明の実施例を図に従って
詳述する。図に於て1は所定の間隔をおいて平行に配置
され廃棄物を反復押圧して対状の供給場所に圧送する廃
棄物供給装置であり、該廃棄物供給装置1は円筒状にな
った廃棄物受容桶体11上部に形成されている廃棄物投
入口11aの上部にホッパ12が設置されており、シリ
ンダー13に結合されたピストンロッド14の先端に
は、押圧板15が固定されて成る。而して、該押圧板1
5はその外周面が廃棄物受容桶体11の内周面に接する
ように設置され、ピストンロッド14の往復運動によっ
て廃棄物受容桶体11の内部を往復運動するようになっ
ている。また、廃棄物の受容桶体11の他側には、廃棄
物の受容桶体11内の廃棄物が対状の供給場所に移動で
きるようにガイドパイプ16の一段が固定されている。
【0006】2は廃棄物供給装置1,1と所定の間隔を
おいて平行に設置され、廃棄物供給装置1,1により密
閉構造の炉内へ供給された廃棄物を乾溜焼却する乾溜焼
却装置であり、該乾溜焼却装置2,2の乾溜焼却炉2
1,21は、上部にタップキャップ22aが固定された
円筒状の桶体22の内面に耐火煉瓦23がライニングさ
れた構造になっており、上記のタップキャップ22aは
ガイドパイプ16の他段に連結されている。また、該乾
溜焼却炉21の下側には、後述する空気パイプ25の熱
変形を防止するために図3に図示されたように、複数の
冷却水パイプ24が一定の間隔をおいて配置されてお
り、之等の冷却水パイプ24はエルボ24aで相互に連
結されており、該冷却水パイプ24の内部には前記空気
パイプ25が挿入されている。そして、該空気パイプ2
5の上部に所定の間隔をおいて、粗密に固定されたノズ
ル25aは図4に図示されたように、冷却水パイプ24
の上面に形成されたノズル孔24bを通じて冷却水パイ
プ24の上部に突出されており、該空気パイプ25の両
先端は冷却水パイプ24を連結しているエルボ24aの
先端から少し突出され、一側の先端は中間に開閉弁25
aを掲載させ、コネクターパイプ25cで相互に連結さ
れ、図示してない送風機と連結させており、他側の先端
はエンドキャップ25dで閉鎖されている。また、空気
パイプ25の先端部外周面と上記エルボ24aの先端部
の内周面の間はアンドシル(図示せず)で閉鎖されてい
る。そして、図5に図示せる中間部と両外側に配置され
た冷却水パイプ24,24,24,24の先端は、エル
ボ24cと主冷却水パイプ26,26,26,26を通
じて集水タンクWTと連結されており、前記の中間部ま
たは両外側の冷却水パイプ24,24から引出された二
つの主冷却水パイプ26,26には、ポンプpが設置さ
れている。従って、冷却水の循環領域は乾溜焼却炉21
の内部の断面積に対して両分されて冷却効率を向上させ
るようになっている。
【0007】上記乾溜焼却炉21の下部の外側にはバー
ナ27が設置され、該バーナ27と連結された火炎噴射
パイプ27aが乾溜焼却炉21の内部へ伸張されてい
る。このように構成された乾溜焼却装置2,2は支持プ
レイム28によって支持されており、該支持プレイム2
8は、直立支柱28aと横ビーム28bと縦ビーム28
cが四角の枠の形状を成すように相互に連結された構造
になっている。
【0008】3は乾溜焼却炉21で発生される灰を自動
排出するための灰排出装置であり、図6に図示したよう
に乾溜焼却炉21の底面に形成されている排出孔31の
上部には、排出ブレード32が配置されており、排出孔
31の端部には”V”状の桶体になった排出ガイド桶体
33の一段が固定されている。そして排出ブレード32
は、減速機34の出力軸34aと結合されており、減速
機34はモーター35と連結して回動されるようになっ
ていると同時に、支持プレイム36を通じて排出ガイド
桶体33に支持されている。また、排出ガイド桶体33
の下端は円筒状になった灰受容桶体37の上部に形成さ
れている灰落下孔37aの端部に固定されており、前記
の灰受容桶体37の一側はガイドパイプ38を通じて図
示していない灰タンクと連通されていると共に、他側に
はシリンダー39が設置されている。また、シリンダー
39に結合されたピストンロッド39aの先端には押圧
板39bが固定されていると共に、この押圧板39bは
この外周面が灰受容桶体37の内周面と接するように設
置されている。
【0009】4は乾溜焼却装置で発生される乾溜ガスを
燃焼させるための乾溜ガス燃焼装置であり、該乾溜ガス
燃焼装置4は乾溜ガスを予熱着火させるための予熱着火
機41と、該予熱着火機41から着火された乾溜ガスが
所定の空間内で燃焼できるようにする燃焼タンク42で
構成されている。予熱着火機41は、桶体41aの一側
にガンバーナ41bが設置されていると共に、桶体41
aの内部は空気パイプ41cを通じて図示していない送
風機と連結された構成からなり、桶体41aの一側は開
閉弁41dが設置された乾溜ガスパイプ41eを通じて
乾溜焼却炉21の内部の上部と連通されており、他側は
後述する燃焼タンク42の流入側と連通されている。
【0010】円筒状の燃焼タンク42は、図7に図示さ
れたように流入側と排出側の直径が円錐形状で縮小され
た長さの長い桶体42aで形成され、その内側に耐火煉
瓦42bがライニングされた構成からなり、一側の燃焼
タンク42の排出側の上部が他側の燃焼タンク42の流
入側とリターンパイプ43で連通されており、リターン
パイプ43には該リターンパイプ43より内径が拡張さ
れた筒形状の減圧タンク44が設置されており、減圧タ
ンク44の下部には開閉弁45が設置されている。
【0011】上記のような乾溜ガス燃焼装置4,4は支
持プレイム46によって支持されており、該支持プレイ
ム46は下部支持プレイム47と該下部支持プレイム4
7の上に乗せられた上部支持プレイム48で構成されて
いる。下部支持プレイム47は、直立支柱47aと横ビ
ーム47bと縦ビーム(図示せず)が四角の枠の形状を
成すように相互に連結された構造でなっており、上部支
持プレイム48は図7に図示されたように直立支柱48
aと縦ビーム48b,48cと傾斜支柱48dが”M”
状の枠の形状を成すように相互に連結された構造になっ
ている。また、この上部支持プレイム48の上部に燃焼
タンク42がのせられ固定されている。
【0012】5は乾溜ガス燃焼装置4の燃焼タンク内に
受容されて水分含有率の高い特定廃棄物とか、廃電線を
間接乾溜焼却するための間接乾溜焼却タンクであり、該
間接乾溜焼却タンク5,5は図8に図示されたように外
桶体51の内部に、該外桶体51と所定間隔を維持する
ように内桶体52が受容されており、外桶体51の上部
の録板51aにのせられた内桶体52の録板52aには
カバー53が締結具54で着脱可能に固定された構造で
なっている。このように、該間接乾溜焼却タンク5,5
を外桶体51と内桶体52の二重の構造にしたのは、燃
焼タンク42内の高温が過度に内桶体52内へ伝達され
るのを防止して該内桶体52での乾溜焼却の過程を徐々
に進行させるためである。一方、このような間接乾溜焼
却タンク5,5を燃焼タンク42内に着脱可能に装着す
るための構造として、燃焼タンク42の上面に外桶体5
1が挿入されることができる大きさの装着孔42cが形
成されている。また、上部支持プレイム48の直立支柱
48a及び挿入孔42cと近接な燃焼タンク42の上面
には支持ビーム55,56が平行に固定されており、こ
の支持ビーム55,56の上面は連結型鋼57で連結さ
れていると共に、支持ビーム56と連結型鋼57の上に
サポート板58が固定された構造となり、上記の装着孔
42cに間接乾溜焼却タンク5の外桶体51が挿入さ
れ、外桶体51の録板51aがサポート板58にのせら
れており、外桶体51の録板51aはクランプ59と締
結具59aでサポート板58に着脱できるように固定さ
れている。
【0013】上記のように設置された間接乾溜焼却タン
ク5,5は内桶体52の内部が連結パイプ6と乾溜ガス
パイプ7を通じて、予熱着火機41の桶体41aが連通
されており、上記の連結パイプ6は中間部がソケット6
aで分離可能に連結されていると共に、ソケット6aの
前後側には開閉弁6bが設置されている。
【0014】上記の乾溜ガス燃焼装置4,4の燃焼タン
ク42は、その排出側の先端部の内面が耐火煉瓦8bで
ライニングされたソケットパイプ8で公知の水冷式熱交
換機9の流入側と連結されている。そして、この連結構
成においてソケットパイプ8のソケット部8aには、図
10に図示されたように燃焼タンクの先端部がスライデ
ィング可能に結合された構成となって燃焼タンク42の
熱膨張による伸張に対応できるようになっている。ま
た、熱交換機9は冷却水管WT′で集水タンクWTと連
結され、集水タンクWTから冷却水の供給を受けるよう
になっており、熱交換機9の排出側は排出パイプMと連
結桶体Kを通じて煙突Cと連結されており、前記一つの
排出パイプMには該排出パイプMを開閉できるようにデ
ンパDが設置されている。尚、図中符号MCは乾溜焼却
炉21と燃焼タンク42内を掃除、または補修できるよ
うに形成したメンホールのメンホールカバーである。
【0015】以下、上記本発明の一実施例を用いて廃棄
物を焼却する過程について説明する。先に、廃棄物供給
装置1のホッパ12を通じて廃棄物受容桶体11に焼却
物を詰めた後、シリンダー13に押油を供給してピスト
ンロッド14を伸張させると、廃棄物受容桶体11内の
廃棄物は、押圧板15の押圧力によってガイドパイプ1
6へ移動され、このような作動を反復するとガイドパイ
プ16に詰まる廃棄物はガイドパイプ16の上側の端部
から抜け出して乾溜焼却装置2の乾溜焼却炉21内に落
下して冷却水パイプ24の上に積もるようになる。
【0016】このように、乾溜焼却炉21内に廃棄物を
供給して所定量の廃棄物が冷却水パイプ24の上に積も
ると、廃棄物の供給を中断して開閉弁25a,41dを
開放した状態でポンプpと送風機(図示せず)を駆動し
て冷却水パイプ24に冷却水を循環させると共に、乾溜
焼却炉21内に廃棄物が火災を起こさないで燃焼できる
程度の空気を供給しながらバーナ27を利用して廃棄物
を着火させる。廃棄物が燃焼され乾溜焼却炉21から発
生する乾溜ガスが乾溜燃焼装置4,4の燃焼タンク42
へ流入され始めると、空気パイプ41cを通じて桶体4
1a内に空気を供給しながらガンバーナ41bで燃焼タ
ンク42内に流入される乾溜ガスを着火させて、燃焼タ
ンク42内で乾溜ガスの燃焼が行われるようにする。
【0017】このように、燃焼タンク42内に流入され
る乾溜ガスが一旦着火されると、後に続いて燃焼タンク
42内へ流入される乾溜ガスも燃焼タンク42内で着火
燃焼されるようになり、燃焼タンク42で発生される燃
焼ガスはソケットパイプ8を通じて熱交換機9を通過す
るあいだ冷却され、排出パイプMと連結桶体Kと煙突C
を経て排出される。そして、このように燃焼タンク42
で乾溜ガスの燃焼が遂げられ、燃焼タンク42が加温さ
れると燃焼タンク42は熱膨張するが燃焼タンク42の
排出側とソケットパイプ8のソケット部8aとはスライ
ディングできるように結合させているので、燃焼タンク
42の前後の連結構成には何の損傷も起きない。一方、
上記のような焼却過程が進行されると所定の時間ごとに
乾溜焼却炉21の底面に積もる灰を排出し、更に、乾溜
焼却炉21に廃棄物を再供給することによって廃棄物の
乾溜焼却が続けられることになるが、該廃棄物の供給と
灰の排出周期は乾溜焼却炉21の焼却能力と排出量を考
慮して決める。そして、廃棄物の供給は先に説明した方
法によって為されるが、灰の排出過程は以下の通りであ
る。
【0018】まず、モーター35を駆動させると排出ブ
レード32は乾溜焼却炉21の底面に積もった灰を掻き
ながら回転するので、灰は排出孔31から落下して排出
ガイドの桶体33を通じて灰受容桶体37の内に受容さ
れる。従って、シリンダー39に押油を供給して押圧板
39bを灰受容桶体37内で往復させることによって灰
受容桶体37に受容された灰はガイドパイプ38を通じ
て図示してない灰タンクへ排出される。
【0019】又、本発明で廃棄物を焼却するにおいて間
接乾溜タンク5,5を利用して水分含有率の高い特定廃
棄物とか廃電線を焼却する程度は次の通りである。図8
に示すように、ソケット6aを一側で回動させて連結パ
イプ6を分離すると共に締結具59aを緩めてカバー5
3を分離した後、内桶体52内に焼却せられる廃棄物を
入れてカバー53を結合すると共に、ソケット6aを回
動させて連結パイプ6を連結した状態で前のように乾溜
焼却21での乾溜焼却と燃焼タンク42での燃焼を進行
させると内桶体52内の廃棄物は燃焼タンク42内で燃
焼される乾溜ガスの燃焼熱によって乾燥熱分解される。
そして、このように内桶体52内の廃棄物が熱分解され
ながら発生する乾溜ガスは連結パイプ6と乾溜ガスパイ
プ7と桶体41aを通じて燃焼タンク42内へ送られて
乾溜焼却炉21から流入される乾溜ガスと共に燃焼され
る。従って、このように廃棄物を乾溜焼却する場合は廃
棄物に含有された水分を蒸発させた後、廃棄物を熱分解
して焼却するものですから水分含有率の高い廃棄物を効
率的に焼却でき、特に廃電線を焼却する場合には良質の
銅を得ることができる。また、上記のようなこの発明に
おいて、排出パイプMに設置されたデンパDで一側排出
パイプMを閉鎖する場合には、一側燃焼タンク42で不
燃焼された乾溜ガスをリターンパイプ43を通じて他側
燃焼タンク42へ流入させ、再び燃焼させることができ
るので乾溜ガスを完全燃焼させることができる。
【0020】
【発明の効果】上記一実施例にて詳述せる如く、乾溜焼
却炉の密閉状態を維持したまま乾溜焼却炉に焼却せられ
る廃棄物を連続して供給することができるし、乾溜焼却
炉で発生される灰は自動的に排出させることができるの
で、従来の乾溜焼却炉による効果はもちろん、焼却装置
の運転を長時間続けられ、多量の廃棄物を迅速且つ効率
良く焼却することができる。また、本発明は燃焼タンク
内で乾溜ガスの燃焼熱を利用して水分含有率の高い廃棄
物を乾燥熱分解して焼却できるようにしたので、水分含
有率の高い廃棄物を効果的に焼却できると共に良質の銅
を回収できる。また、本発明は燃焼タンクで不燃焼され
た乾溜ガスを再び燃焼させ、完全燃焼させるようにした
ので、煤煙と臭害等の2次公害を防止することができる
等、正に著大なる効果を奏する発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の正面図。
【図2】図1の平面図。
【図3】図1のI−I線断面図。
【図4】空気パイプと冷却水パイプの結合状態を表す拡
大断面図。
【図5】図3のII−II線の拡大断面図。
【図6】排出装置の断面図。
【図7】図2のIII−III線の拡大断面図。
【図8】図2のIV−IV線の拡大断面図。
【図9】図8の”A”部拡大図。
【図10】図1の”B”部拡大断面図。
【符号の説明】
1 廃棄物供給装置 2 乾溜焼却装置 3 灰排出装置 4 乾溜ガス燃焼装置 5 間接乾溜焼却タンク 6 連結パイプ 7 乾溜ガスパイプ 8 ソケットパイプ 9 熱交換機 11 廃棄物受容桶体 21 乾溜焼却炉 22 桶体 23 耐火煉瓦 24 冷却水パイプ 25 空気パイプ 32 排出ブレード 33 排出ガイド桶体 41 予熱着火機 42 燃焼タンク 51 外桶体 52 内桶体 WT 集水タンク M 排出パイプ D ダンパ K 連結桶体 C 煙突
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F23J 1/02 ZAB B

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 桶体内に投入された廃棄物を反復押圧し
    対状の供給場所に押送する廃棄物供給装置と、廃棄物供
    給装置によって密閉構造の炉内に供給された廃棄物に所
    定の熱と空気を加え乾溜焼却する乾溜焼却装置と、乾溜
    焼却装置から発生される廃棄物の灰を排出させるための
    排出装置で構成され、廃棄物を連続的に乾溜焼却できる
    ように構成されたことを特徴とする焼却装置。
  2. 【請求項2】 上記廃棄物供給装置は、廃棄物投入口1
    1aが形成された廃棄物受容桶体11の内部に油圧によ
    って作動される押圧板15が設置され、且つ、該廃棄物
    受容桶体11の一側端にはガイドパイプ16が連結され
    て成り、前記押圧板が廃棄物受容桶体の内に投入される
    廃棄物を反復押圧することにより、廃棄物がガイドパイ
    プを通じ、対状の供給場所に供給されるように構成され
    たことを特徴とする請求項1記載の焼却装置。
  3. 【請求項3】 上記乾溜焼却装置は、桶体22の内面に
    耐火煉瓦23がライニングされ、上部はガイドパイプ1
    6と連通された密閉構造の乾溜焼却炉21と、乾溜焼却
    炉21の内側の底部に所定の間隔をおいて配置されたノ
    ズル25aを有する空気パイプと、該乾溜焼却炉21の
    内側底部に所定の間隔をおいて配置された冷却水パイプ
    24と、該乾溜焼却炉21の下部の外側面に火炎噴射パ
    イプ27aが乾溜焼却炉21の内部に挿入されるように
    設置されたバーナとによって構成されたことを特徴とす
    る請求項1記載の焼却装置。
  4. 【請求項4】 上記灰排出装置は、乾溜焼却炉21の底
    面上部にモーター35によって回動できるように配置さ
    れた排出ブレード32と、乾溜焼却炉21の底面に形成
    された排出孔31の下側に内部が排出孔31と連通され
    るように設置された灰受容シリンダー37と、該灰受容
    シリンダー37の内部に油圧によって往復運動できるよ
    うに設置された押圧板とによって構成されたことを特徴
    とする請求項1記載の焼却装置。
  5. 【請求項5】 上記乾溜焼却装置の乾溜焼却炉21の上
    部は、乾溜ガス燃焼装置4と連通させ、乾溜ガス燃焼装
    置4は、乾溜ガスを予熱着火させる予熱着火機41と、
    該予熱着火機41から着火された乾溜ガスが所定の空間
    内で燃焼された後排出されるようにする燃焼タンクとに
    よって構成されたことを特徴とする請求項1記載の焼却
    装置。
  6. 【請求項6】 上記空気パイプ25は冷却水パイプ24
    内に受容させ、ノズル25aは冷却水パイプ24の上部
    に突出させたことを特徴とする請求項3記載の焼却装
    置。
  7. 【請求項7】 冷却水パイプ24内に循環される冷却水
    の循環領域は、乾溜焼却炉21の内部断面積に対し両分
    されるようにしたことを特徴とする請求項3記載の焼却
    装置。
  8. 【請求項8】 乾溜ガス燃焼装置は、複数にし燃焼タン
    ク42の排出側を他の燃焼タンク42の流入側と連通さ
    せ乾溜ガスを多段に燃焼させた後、排出できるようにし
    たことを特徴とする請求項5記載の焼却装置。
  9. 【請求項9】 予熱着火機は、一側は乾溜焼却炉21の
    上部と連通され他側は燃焼タンク42と連通された桶体
    41aと、燃焼タンク42に流入される乾溜ガスを着火
    するためのガンバーナ41bで構成されたことを特徴と
    する請求項5記載の焼却装置。
  10. 【請求項10】 燃焼タンク42内には間接乾溜焼却タ
    ンク5を分離可能に受容させ、間接乾溜焼却タンク5は
    外桶体51の内に外桶体51と所定の間隔を維持するよ
    うに内桶体52を受容させてできたことを特徴とする請
    求項5記載の焼却装置。
  11. 【請求項11】 桶体41a内には、空気を供給できる
    ように構成したことを特徴とする請求項9記載の焼却装
    置。
  12. 【請求項12】 間接乾溜焼却タンク5の内桶体52の
    内部は、燃焼タンク42内と連通させ、間接乾溜焼却タ
    ンク5から発生される乾溜ガスを燃焼させた後、排出で
    きるようにしたことを特徴とする請求項10記載の焼却
    装置。
  13. 【請求項13】 燃焼タンク42の排出側は、熱交換機
    9と連結させ、燃焼タンク42から排出される燃焼ガス
    を冷却させた後、排出できるようにしたことを特徴とす
    る請求項5,6,7,8,9,10,11又は12記載
    の焼却装置。
  14. 【請求項14】 燃焼タンク42の排出側と熱交換機9
    は、ソケットパイプ8で連通させるが、燃焼タンク42
    の排出側の先端部はソケットパイプ8のソケット部8a
    とスライディング可能に結合したことを特徴とする請求
    項13記載の焼却装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018189314A (ja) * 2017-05-08 2018-11-29 株式会社キンセイ産業 焼却炉の底扉

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