JPH0818925A - 映像信号変換装置 - Google Patents

映像信号変換装置

Info

Publication number
JPH0818925A
JPH0818925A JP6165882A JP16588294A JPH0818925A JP H0818925 A JPH0818925 A JP H0818925A JP 6165882 A JP6165882 A JP 6165882A JP 16588294 A JP16588294 A JP 16588294A JP H0818925 A JPH0818925 A JP H0818925A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
video signal
write
field
circuit
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6165882A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Kuriiwa
裕之 栗岩
Yoichiro Tauchi
洋一郎 田内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP6165882A priority Critical patent/JPH0818925A/ja
Publication of JPH0818925A publication Critical patent/JPH0818925A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 映像信号をノンインターレース方式からイン
ターレース方式に変換する装置において、画像メモリの
容量を削減すると共に、出力映像信号のフィールド番号
を任意に制御する。 【構成】 フィールド1を2回続けて出力する場合は、
入力されるノンインターレース方式の映像信号の内、イ
ンターレース方式のフィールド1に対応する映像信号を
区間cで1フィールドのVRAMに書きみ、それを区間
f’とfで2回続けて読み出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インターレース方式の
映像信号をノンインターレース方式の映像信号に変換す
る装置、及びノンインターレース方式の映像信号をイン
ターレース方式の映像信号に変換する装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、このような映像信号の走査方式の
変換は、図16に示すように、画像メモリ21に対する
入力映像信号の書き込み/読み出しのアドレッシングを
制御することにより行うことが一般的である。
【0003】例えば、インターレース方式の映像信号を
ノンインターレース方式の映像信号に変換する場合に
は、図17(a)に示すように、フィールド1のデータ
とフィールド2のデータを順次画像メモリの領域A,B
に書き込んでいく。そして、フィールド1のデータは書
き込みを完了した時点から読み出しを開始する。また、
フィールド2のデータは書き込みを開始した直後から読
み出しを開始する。そして、このフィールド1のデータ
とフィールド2のデータの読み出しを同じ1フレームの
期間内で順次行うことにより、ノンインターレース方式
に変換された映像信号を得る。なお、ここで実線は画像
メモリに対する書き込みを示し、破線は読み出しを示
す。
【0004】同様に、ノンインターレース方式の映像信
号をインターレース方式の映像信号に変換する場合に
は、図17(b)に示すように、ノンインターレース方
式の映像信号の1フレームのデータを1ライン毎に領域
Aと領域Bに振り分けて書き込む。そして、領域Aにお
いてはデータを半分書き込んだ時点から読み出しを開始
し、領域Bにおいてはデータの書き込みを完了した時点
から読み出しを開始し、それぞれ1フィールド期間内で
読み出しを終えることにより、インターレース方式に変
換された映像信号を得る。
【0005】しかしながら、前記従来の映像信号変換装
置では、インターレース方式をノンインターレース方式
に変換するため、またはその逆の変換を行うために2フ
ィールド分のメモリが必要であった。
【0006】そこで、本出願の発明者は先に、画像メモ
リの書き込み/読み出しアドレスを工夫することによ
り、画像メモリの容量を(1+1/3)フィールドまで
削減することを可能にした映像信号変換装置を提案した
(特願平5−251775号)。
【0007】図18(a)は、この映像信号変換装置に
おいて、インターレース方式の映像信号をノンインター
レース方式の映像信号に変換する場合の画像メモリの書
き込み/読み出しのアドレッシング制御の一例を示す図
であり、図18(b)は、ノンインターレース方式の映
像信号をインターレース方式の映像信号に変換する場合
の画像メモリの書き込み/読み出しのアドレッシング制
御の一例を示す図である。
【0008】このアドレッシング制御の原理について説
明すると、図17(a)において網掛けをした部分はデ
ータが読み出された後、次に書き込まれるまでの部分、
つまり利用されていない部分である。そこで、領域Bの
下2/3フィールド分を領域Aの前記利用されていない
部分にシフトしたのが図18(a)である。図18
(a)では1フィールド分を領域Aとし、1/3フィー
ルド分を領域B’とした。このようにシフトすると、入
力されるインターレース方式の映像信号のフィールド2
の内、始めの1/3フィールド分のデータと最後の1/
3フィールド分のデータは領域B’に書き込まれ、中央
の1/3フィールド分のデータは領域Aに書き込まれ
る。
【0009】同様に、図17(b)において網掛けをし
た部分に領域Aの上2/3フィールド分をシフトしたの
が図18(b)である。図18(b)では1フィールド
分を領域Bとし、1/3フィールド分を領域A’とし
た。このようにシフトすると、入力されるノンインター
レース方式の映像信号の内、インターレース方式のフィ
ールド1に対応する始めの1/3フィールド分のデータ
と最後の1/3フィールド分のデータは領域A’に書き
込まれ、中央の1/3フィールド分のデータは領域Bに
書き込まれる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、特願平5
−251775号に係る映像信号変換装置は、画像メモ
リの容量を削減できるため、装置の小型化、低コスト
化、低消費電力化が実現できる優れた映像信号変換装置
であるが、ノンインターレース方式をインターレース方
式に変換する場合に、任意の一方のフィールドの映像信
号を連続して読み出すことはできない。
【0011】例えば、図18(b)において、a区間の
データはd区間で読み出された後、b区間後半のデータ
で重ね書きされ、b区間前半のデータはe区間で読み出
された後、c区間後半のデータで重ね書きされる。この
ため、a〜b区間(フィールド1)のデータは壊されて
しまい、この区間のデータを連続して読み出すことはで
きない。
【0012】同様に、例えばフィールド1のデータとフ
ィールド2のデータの順序を入れ換えようとしても、フ
ィールド1のデータは壊されているため、フィールド2
のデータの後からフィールド1のデータを読み出すこと
はできない。
【0013】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたものであって、映像信号をノンインターレー
ス方式からインターレース方式に変換する装置におい
て、画像メモリの容量を削減すると共に、インターレー
ス方式に変換され出力される映像信号のフィールド番号
を任意に制御できるようにした映像信号変換装置を提供
することを目的とする。
【0014】また、本発明は、映像信号の走査方式をイ
ンターレース方式からノンインターレース方式及びノン
インターレース方式からインターレース方式に変換する
装置において、画像メモリの容量の削減と回路規模の低
減を可能にした映像信号変換装置を提供することを目的
とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、映像信号の(1+α)フィールド分の記
憶容量(ただし、1/3≦α<1)を有する記憶手段を
用いて、ノンインターレース方式の映像信号の1フレー
ムをインターレース方式の映像信号の2フィールドに変
換する映像信号変換装置において、ノンインターレース
方式の映像信号の内、インターレース方式の所定のフィ
ールド番号に対応する信号の書き込み/読み出しタイミ
ングを制御することにより、インターレース方式の映像
信号のフィールド番号を制御することを特徴とするもの
である。
【0016】記憶手段に対する映像信号の書き込み/読
み出しは、例えば水平方向の所定サンプルと垂直方向の
所定ラインからなるブロックを単位として行う。また、
本発明は、映像信号の(1+α)フィールド分の記憶容
量(ただし、1/3≦α<1)を有する記憶手段を用い
て映像信号の走査方式を変換する映像信号変換装置にお
いて、記憶手段に対してフィールド単位で映像信号の書
き込み/読み出しを行う第1の書き込み/読み出し制御
手段と、記憶手段に対してフレーム単位で映像信号の書
き込み/読み出しを行う第2の書き込み/読み出し制御
手段とを設け、インターレース方式をノンインターレー
ス方式に変換する場合には、第1の書き込み/読み出し
制御手段が書き込み処理を行うと共に第2の書き込み/
読み出し制御手段が読み出し処理を行い、ノンインター
レース方式をインターレース方式に変換する場合には、
第2の書き込み/読み出し制御手段が書き込み処理を行
うと共に第1の書き込み/読み出し制御手段が読み出し
処理を行うことを特徴とするものである。
【0017】この映像信号変換装置は、例えば映像信号
記録再生装置の記録系と再生系に共通に用いるように構
成されており、かつ、記録時にはインターレース方式を
ノンインターレース方式に変換し、再生時にはノンイン
ターレース方式をインターレース方式に変換するもので
ある。
【0018】
【作用】本発明によれば、入力されるノンインターレー
ス方式の映像信号の内、インターレース方式の所定のフ
ィールド番号に対応する信号の書き込み/読み出しタイ
ミングを制御することにより、出力されるインターレー
ス方式の映像信号のフィールド番号を制御することがで
きる。
【0019】また、本発明によれば、インターレース方
式をノンインターレース方式に変換する場合には、第1
の書き込み/読み出し制御手段が書き込み処理を行うと
共に第2の書き込み/読み出し制御手段が読み出し処理
を行い、ノンインターレース方式をインターレース方式
に変換する場合には、第2の書き込み/読み出し制御手
段が書き込み処理を行うと共に第1の書き込み/読み出
し制御手段が読み出し処理を行う。
【0020】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照しな
がら、 〔1〕本発明を適用したデジタルVTRの構成 〔2〕走査方式の変換 (2−1)走査方式の変換の概略 (2−2)記録時のインターレース/ノンインターレー
ス変換 (2−3)通常再生時のノンインターレース/インター
レース変換 (2−4)変速再生時のノンインターレース/インター
レース変換 の順序で詳細に説明する。
【0021】〔1〕本発明を適用したデジタルVTRの
構成 図1は本発明を適用したデジタルVTRのビデオ信号処
理系の基本構成を示すブロック図である。まず、この図
を参照しながら本発明を適用したデジタルVTRについ
て説明する。
【0022】Y,U(=B−Y),V(=R−Y)の各
信号から構成される入力コンポーネントビデオ信号は、
A/D変換器1〜3へ供給され、525/60方式の場
合、Y信号は13.5MHz、色差信号は(13.5/
4)MHzのサンプリング周波数で、また625/50
方式の場合、Y信号は13.5MHz、色差信号は(1
3.5/2)MHzのサンプリング周波数でA/D変換
が行われる。これらのA/D変換出力の内、有効エリア
(525/60方式では、フィールド1における23H
〜262Hの240ライン及びフィールド2における2
85H〜524Hの240ラインの各ラインにおける有
効走査期間、また625/50方式では、フィールド1
における23H〜310Hの288ライン及びフィール
ド2における335H〜622Hの288ラインの各ラ
インにおける有効走査期間)のデータY1,U1,V1
のみがブロッキング・シャフリング回路4へ供給され
る。
【0023】このブロッキング・シャフリング回路4に
おいて、Y1,U1,V1の各々の水平方向8サンプ
ル、垂直方向4サンプルを1つのブロックとするデータ
Y2,U2,V2にまとめ、さらにY2を4個、U2と
V2を1個ずつ、計6個のブロックを単位として画像デ
ータの圧縮効率を上げ、かつ再生時のエラーを分散させ
るためのシャフリングを行い、バッファリング回路5へ
供給する。
【0024】バッファリング回路5は入力映像信号のフ
ィールド1から形成した水平方向8サンプル、垂直方向
4ラインのブロックデータとフィールド2から形成した
水平方向8サンプル、垂直方向4ラインのブロックデー
タをまとめて、水平方向8サンプル、垂直方向8ライン
を1つのブロックとするブロックデータY3,U3,V
3を形成し、4個のY3に対して1個ずつのU3とV3
を時分割に画像圧縮符号化回路6へ供給する。
【0025】画像圧縮符号化回路6は、入力された水平
方向8サンプル、垂直方向8ラインのブロックデータに
対してDCT(離散コサイン変換)及び可変長符号化を
用いたデータ圧縮を行い、変調回路7へ供給する。変調
回路7は入力されたデータに対して所定の記録変調処理
を行い、記録増幅器8へ出力する。記録増幅器8の出力
は、記録ヘッド9により磁気テープ10に記録される。
【0026】再生時は、再生ヘッド11により磁気テー
プ10から再生されたデータが再生増幅器12により増
幅され、復調回路13へ供給される。復調回路13によ
り記録復調処理を受けたデータは画像圧縮復号化回路1
4へ供給される。画像圧縮復号化回路14は入力された
データに対して可変長符号の復号及びIDCT(逆離散
コサイン変換)を行い、バッファリング回路15へ供給
する。
【0027】バッファリング回路15は入力された水平
方向8サンプル、垂直方向8ラインのブロックデータY
3,U3,V3を、各々水平方向8サンプル、垂直方向
4ラインのフィールド1とフィールド2のブロックデー
タY2,U2,V2に分離し、デブロッキング・デシャ
フリング回路16へ供給する。
【0028】デブロッキング・デシャフリング回路16
は、記録側で施されたシャフリングを元に戻し、かつブ
ロックデータY2,U2,V2を有効エリアのデータY
1,U1,V1に戻し、D/A変換器17〜19へ供給
する。D/A変換器17〜19は有効エリアのデータY
1,U1,V1をD/A変換すると共に、このD/A変
換した信号に基準信号発生器(図示せず)から出力され
た同期信号等を付加してコンポーネントビデオ信号Y,
U,Vを出力する。
【0029】〔2〕走査方式の変換 (2−1)走査方式の変換の概略 以上説明したように、このデジタルVTRではバッファ
リング回路5において、インターレース方式のフィール
ド1の8サンプル×4ラインとフィールド2の8サンプ
ル×4ラインをノンインターレース方式の8サンプル×
8ラインに合成し、バッファリング回路15において、
ノンインターレース方式の8サンプル×8ラインをイン
ターレース方式のフィールド1の8サンプル×4ライン
とフィールド2の8サンプル×4ラインに分離してい
る。
【0030】図2にこの合成・分離処理の概略を示す。
これをY,U,Vの各成分について分解して説明したの
が図3である。図3において、(a)はフィールド1の
8サンプル×4ラインを時系列的に示したものであり、
(b)はフィールド2の8サンプル×4ラインを時系列
的に示したものである。また、(c)はノンインターレ
ース方式の8サンプル×8ラインを時系列的に示したも
のであり、(d)は(c)の8サンプル×8ラインの中
身を示したものである。
【0031】(2−2)記録時のインターレース/ノン
インターレース変換 次に、これらの変換処理を行うバッファリング回路5,
15の構成及び動作を説明する。本実施例において、図
1に示したデジタルVTRは記録と再生を同時に行わな
いので、記録側のバッファリング回路5と再生側のバッ
ファリング回路15は、1個の回路を切り換えて用いる
ことができる。以下この場合の構成及び動作を説明す
る。
【0032】まず、図4〜図6を参照しながら記録時の
動作について説明する。図4に示すように、バッファリ
ング回路は1フィールドのビデオRAM(以下「VRA
M」という。)31、1/3フィールドのVRAM3
2、及びこれらのVRAM31,32に対して書き込み
/読み出し制御を行う第1,第2の書き込み/読み出し
制御回路33,34から構成されている。第1の書き込
み/読み出し制御回路33は、記録時にはフィールド単
位の書き込み処理を行う。また、第2の書き込み/読み
出し制御回路34は、記録時にはフレーム単位の読み出
し処理を行う。
【0033】図5(a)に、第1の書き込み/読み出し
制御回路33が生成する書き込み制御信号を示す。この
図のWrite1は1フィールドのVRAM31に対す
る書き込み制御信号であり、Write2は1/3フィ
ールドのVRAM32に対する書き込み制御信号であ
る。ここで、Write1又はWrite2がローレベ
ルの時に書き込みが行われる。
【0034】同様に、図5(b)に、第2の書き込み/
読み出し制御回路34が生成する読み出し制御信号を示
す。この図のRead1は1フィールドのVRAM31
に対する読み出し制御信号であり、Read2は1/3
フィールドのVRAM32に対する読み出し制御信号で
ある。ここでも、Read1又はRead2がローレベ
ルの時に読み出しが行われる。
【0035】図5(c)は、図5(b)においてRea
d1又はRead2がローレベルの期間を詳細に記載し
たものである。このように、図5(b)のフィールド1
とフィールド2の書き込みデータに対する読み出し制御
信号は8ライン×4サンプルずつ交互にローレベルにな
る。
【0036】図6に書き込み/読み出しのアドレッシン
グ制御を示す。ここで、実線は第1の書き込み/読み出
し制御回路33が生成する書き込みアドレスであり、破
線は第2の書き込み/読み出し制御回路34が生成する
読み出しアドレスである。なお、この書き込み/読み出
しのアドレッシングは、1/3フィールドの単位で見た
場合には、先に提案した映像信号変換装置におけるアド
レッシング(図18(a))の変形である。
【0037】(2−3)通常再生時のノンインターレー
ス/インターレース変換 次に、図7〜図9を参照しながら通常再生時の動作につ
いて説明する。前記したように、本実施例では、1個の
バッファリング回路を記録時と再生時で切り換えて用い
ているので、図7に示すバッファリング回路の構成は図
4と同じである。ただし、第2の書き込み/読み出し制
御回路34がフレーム単位の書き込み処理を行い、第1
の書き込み/読み出し制御回路33がフィールド単位の
読み出し処理を行う点が記録時と相違する。
【0038】図8(a)に、第2の書き込み/読み出し
制御回路34が生成する書き込み制御信号を示す。この
図のWrite1は1フィールドのVRAM31に対す
る書き込み制御信号であり、Write2は1/3フィ
ールドのVRAM32に対する書き込み制御信号であ
る。ここで、Write1又はWrite2がローレベ
ルの時に書き込みが行われる。そして、図示を省略した
が、ここでも図5(c)と同様、フィールド1とフィー
ルド2の書き込みデータに対する書き込み制御信号は8
ライン×4サンプルずつ交互にローレベルになる。
【0039】図8(b)に、第1の書き込み/読み出し
制御回路33が生成する読み出し制御信号を示す。この
図のRead1は1フィールドのVRAM31に対する
読み出し制御信号であり、Read2は1/3フィール
ドのVRAM32に対する読み出し制御信号である。こ
こでも、Read1又はRead2がローレベルの時に
読み出しが行われる。
【0040】図9に書き込み/読み出しのアドレッシン
グ制御を示す。ここで、実線は第2の書き込み/読み出
し制御回路34が生成する書き込みアドレスであり、破
線は第1の書き込み/読み出し制御回路33が生成する
読み出しアドレスである。なお、この書き込み/読み出
しのアドレッシングは、1/3フィールドの単位で見た
場合には、先に提案した映像信号変換装置におけるアド
レッシング(図17(b))と同じである。
【0041】このように、本実施例では、走査方式をノ
ンインターレース方式に変換するかインターレース方式
に変換するかに応じて、第1及び第2の書き込み/読み
出し制御回路33,34の書み込み/読み出し動作を切
り換えるように構成している。これにより、走査方式の
変換モード毎に書き込み制御回路及び読み出し制御回路
を設ける場合と比較すると、本実施例ではアドレッシン
グ制御を行うためのカウンタ(図示せず)等を共通に用
いることができるので、回路規模を低減できる。
【0042】(2−4)変速再生時のノンインターレー
ス/インターレース変換 ここでは、変速再生の例として、1/2倍速再生と−1
倍速再生について説明する。
【0043】図10(a)は、1/2倍速度再生時にバ
ッファリング回路へ入力される映像信号とバッファリン
グ回路から出力される映像信号の関係を示す。ここで
は、フレーム2とフレーム3を1/2倍速で再生したも
のとする。フレーム1とフレーム4,5は通常再生が行
われているので、入力されたフレームからフィールド1
とフィールド2を分離し、出力する。これに対して、1
/2倍速再生時には、同一のフレームを2回ずつ再生す
るので、1回目はフィールド1を2回出力し、2回目は
フィールド2を2回出力する。なお、この図の出力信号
に付した番号の内、前半はフレーム番号、後半はフィー
ルド番号である。すなわち、例えば2−2はフレーム2
のフィールド2を示す。
【0044】図11は、フィールド1を2回出力する場
合の書き込み/読み出しのアドレッシング制御を示す。
この場合、1フィールドのVRAMにフィールド1の映
像信号を区間cで書き込むと共に、それを区間f’とf
で2回続けて読み出している。
【0045】この場合の書き込み制御信号は図12
(a)のようになる。これは、図8(a)のフィールド
1とフィールド2を入れ換えたものである。また、読み
出し制御信号は図12(b)のようになる。これは、図
8(b)のRead1を2フィールド期間ローレベルに
し、Read2を2フィールド期間ハイレベルにしたも
のである。
【0046】図13は、フィールド2を2回出力する場
合の書き込み/読み出しのアドレッシング制御を示す。
この場合、1フィールドのVRAMにフィールド2の映
像信号を区間cで書き込むと共に、それを区間f’とf
で2回続けて読み出している。この場合の書き込み制御
信号は図8(a)と同じであり、読み出し制御信号は図
12(b)と同じである。
【0047】このように、本実施例では、1/2倍速度
再生時には書き込み制御信号を入れ換えるだけでよく、
一方のフィールドの書き込みを禁止する必要はない。図
10(b)に示すように、−1倍速再生時には、フレー
ムの再生順序を反転すると共に各フレーム内のフィール
ド1とフィールド2の出力順序を反転する。図14に、
各フレーム内のフィールドの出力順序を反転する場合の
アドレッシング制御を示す。このように、区間aと区間
bでフィールド2の映像信号を書き込み、区間dと区間
eで読み出す。また、区間cでフィールド1の映像信号
を書き込み、区間fで読み出す。つまり、フィールド1
とフィールド2の書き込み/読み出しアドレスが図9の
通常再生時と反対になるわけである。この場合の書き込
み/読み出し制御信号を図15に示す。
【0048】このように、本実施例では、−1倍速再生
時には書き込み制御信号を入れ換えればよく、読み出し
制御信号は通常再生時と同じでよい。なお、フィールド
1とフィールド2の順序を入れ換えると、画面上で1ラ
インずれた画像になるので、次段のデブロッキング・デ
シャフリング回路のメモリー制御で1ライン下方へずら
すこと等により対応する。
【0049】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能
である。例えば、インターレース方式をノンインターレ
ース方式に変換する場合の書き込み/読み出しのアドレ
ッシング制御は、(1)本願の図18(a)のようにす
る、(2)図18(a)の上半分と下半分を入れ換えて
前記特願平5−251775号の図5(a)のようにす
る、(3)図18の上2/3と下1/3を入れ換えて前
記特願平5−251775号の図6(a)のようにす
る、等の変形が可能である。
【0050】同様に、インターレース方式をノンインタ
ーレース方式に変換する場合の書き込み/読み出しのア
ドレッシングは、(1)本願発明の図11の上半分と下
半分を入れ換えて前記特願平5−251775号の図5
(b)のようにする、(2)本願発明の図11の上2/
3と下1/3を入れ換えて前記特願平5−251775
号の図6(b)のようにする、等の変形が可能である。
【0051】さらに、VRAMの容量を例えば1フィー
ルドと1/2フィールドにし、特願平5−251775
号の図7のようにアドレッシング制御を行ってもよい。
【0052】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、映像信号をノンインターレース方式からインター
レース方式に変換する装置において、画像メモリの容量
を削減すると共に、インターレース方式に変換され出力
される映像信号のフィールド番号を任意に制御する、例
えば同一のフィールドを繰り返し出力したり、フィール
ド番号を逆転したりすることができる。
【0053】また、本発明によれば、映像信号の走査方
式変換モードに応じて、第1,第2の書き込み/読み出
し制御回路の動作が切り換わるので、走査方式変換モー
ド毎に書き込み/読み出し制御回路を設ける場合に比較
して、回路規模を削減できる。
【0054】したがって、本発明をデジタルVTRに適
用した場合、部品点数の削減による小型化、低コスト
化、消費電力の低減が可能になると共に、スロー再生、
逆転再生等が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したデジタルVTRのビデオ信号
処理系の基本構成を示すブロック図である。
【図2】図1のデジタルVTRにおけるバッファリング
回路の動作の概略を示す図である。
【図3】図1のデジタルVTRにおけるバッファリング
回路の動作を信号成分毎に分解して示した図である。
【図4】図1のバッファリング回路の構成及び記録時の
概略動作を示す図である。
【図5】図4のバッファリング回路における書き込み/
読み出し制御信号を示す図である。
【図6】図4のバッファリング回路におけるアドレッシ
ング制御を示す図である。
【図7】図1のバッファリング回路の構成及び通常再生
時の概略動作を示す図である。
【図8】図7のバッファリング回路における書き込み/
読み出し制御信号を示す図である。
【図9】図7のバッファリング回路におけるアドレッシ
ング制御を示す図である。
【図10】変速再生の例を示す図である。
【図11】フィールド1を2回出力する場合のアドレッ
シンング制御を示す図である。
【図12】フィールド1を2回出力する場合の書き込み
/読み出し制御信号を示す図である。
【図13】フィールド2を2回出力する場合のアドレッ
シンング制御を示す図である。
【図14】フィールド順序を逆転して出力する場合のア
ドレッシンング制御を示す図である。
【図15】フィールド順序を逆転して出力する場合の書
き込み/読み出し制御信号を示す図である。
【図16】従来の一般的な映像信号変換装置の構成を示
すブロック図である。
【図17】従来の一般的な映像信号変換装置におけるア
ドレッシング制御の一例を示す図である。
【図18】本出願の発明者が先に提案したアドレッシン
グ制御の一例を示す図である。
【符号の説明】
31…1フィールドのビデオRAM、32…1/3フィ
ールドのビデオRAM、33…第1の書き込み/読み出
し制御回路、34…第2の書き込み/読み出し制御回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号の(1+α)フィールド分の記
    憶容量(ただし、1/3≦α<1)を有する記憶手段を
    用いて、ノンインターレース方式の映像信号の1フレー
    ムをインターレース方式の映像信号の2フィールドに変
    換する映像信号変換装置において、 ノンインターレース方式の映像信号の内、インターレー
    ス方式の所定のフィールド番号に対応する信号の書き込
    み/読み出しタイミングを制御することにより、インタ
    ーレース方式の映像信号のフィールド番号を制御するこ
    とを特徴とする映像信号変換装置。
  2. 【請求項2】 水平方向の所定サンプルと垂直方向の所
    定ラインからなるブロックを単位として書き込み/読み
    出しを行う請求項1記載の映像信号変換装置。
  3. 【請求項3】 映像信号の(1+α)フィールド分の記
    憶容量(ただし、1/3≦α<1)を有する記憶手段を
    用いて映像信号の走査方式を変換する映像信号変換装置
    において、 前記記憶手段に対してフィールド単位で映像信号の書き
    込み/読み出しを行う第1の書き込み/読み出し制御手
    段と、前記記憶手段に対してフレーム単位で映像信号の
    書き込み/読み出しを行う第2の書き込み/読み出し制
    御手段とを設け、 インターレース方式をノンインターレース方式に変換す
    る場合には、前記第1の書き込み/読み出し制御手段が
    書き込み処理を行うと共に前記第2の書き込み/読み出
    し制御手段が読み出し処理を行い、ノンインターレース
    方式をインターレース方式に変換する場合には、前記第
    2の書き込み/読み出し制御手段が書き込み処理を行う
    と共に前記第1の書き込み/読み出し制御手段が読み出
    し処理を行うことを特徴とする映像信号変換装置。
  4. 【請求項4】 映像信号記録再生装置の記録系と再生系
    に共通に用いるように構成されており、かつ、記録時に
    はインターレース方式をノンインターレース方式に変換
    し、再生時にはノンインターレース方式をインターレー
    ス方式に変換する請求項3記載の映像信号変換装置。
JP6165882A 1994-06-24 1994-06-24 映像信号変換装置 Pending JPH0818925A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6165882A JPH0818925A (ja) 1994-06-24 1994-06-24 映像信号変換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6165882A JPH0818925A (ja) 1994-06-24 1994-06-24 映像信号変換装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0818925A true JPH0818925A (ja) 1996-01-19

Family

ID=15820776

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6165882A Pending JPH0818925A (ja) 1994-06-24 1994-06-24 映像信号変換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0818925A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5444483A (en) Digital electronic camera apparatus for recording still video images and motion video images
JPH0681304B2 (ja) 方式変換装置
US5892882A (en) Moving picture decoding device having a compressed picture data memory
JP3356078B2 (ja) 圧縮ストリーム復号装置および圧縮ストリーム復号方法
JP3381105B2 (ja) 映像信号処理装置
JP4121590B2 (ja) 画像表示装置及びその特殊再生制御装置
JP3548245B2 (ja) 情報記録再生装置、情報再生装置、及び情報再生方法
JPS6337868A (ja) 画像信号記録装置
JPH0818925A (ja) 映像信号変換装置
JP2557624B2 (ja) デイジタルデ−タ記録再生装置
JP3318633B2 (ja) 映像信号変換装置
JP3039416B2 (ja) 映像記憶再生装置
JPH0787448A (ja) デジタル映像信号の符号化回路及び復号化回路
JP2723024B2 (ja) 圧縮画像データ再生装置
KR930009177B1 (ko) 화상재생장치 및 방법
JP3204708B2 (ja) 映像記録再生装置
JP3519846B2 (ja) 静止画生成回路
JP2569553B2 (ja) ビデオテープレコーダ
JP3049835B2 (ja) 映像信号記録再生装置
JP3277506B2 (ja) ディジタル画像信号の記録・再生装置
JPH0970053A (ja) 信号処理装置
JPS61205083A (ja) ビデオテ−プレコ−ダの特殊再生装置
JPS6333080A (ja) 画像再生装置
JPH01256292A (ja) カラーテレビジョン信号記憶再生方式
JPH06214721A (ja) 画像データ格納方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20021217