JPH08188267A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JPH08188267A
JPH08188267A JP7000810A JP81095A JPH08188267A JP H08188267 A JPH08188267 A JP H08188267A JP 7000810 A JP7000810 A JP 7000810A JP 81095 A JP81095 A JP 81095A JP H08188267 A JPH08188267 A JP H08188267A
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JP
Japan
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cassette
paper
gear
rack
feeding device
Prior art date
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Pending
Application number
JP7000810A
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English (en)
Inventor
Masanori Yamanaka
正徳 山中
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空きスペースを有効利用して小サイズの用紙
積載量を増加させ、用紙を痛めることなく予備紙を自動
的に給送可能とする給紙装置を提供する。 【構成】 給紙トレイ1内にカセット10を揺動可能か
つ回転可能に設ける。呼出しコロ51に面した用紙収納
部13内の用紙が終了すると、モータ7により揺動レバ
ー4と共にカセット10を揺動させ、カセットに一体的
に形成されたギヤ17aをレバー20のラック20aに
噛み合わせて90度回転させる。そして、モータ7を逆
転させてカセットを戻すときにはソレノイド30により
ラック20aをギヤ17aから離間させる。これによ
り、90度回転した状態でカセット10が当初位置に復
帰し、給紙位置には別の用紙収納部13が位置して予備
の用紙が給紙可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ等の
画像形成装置に装着され、シート状記録用紙を給送する
給紙装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画
像形成装置に装着される給紙装置において、トレイ又は
カセットに収納したシート状記録用紙を給送する給紙装
置は周知である。従来の給紙装置においては、トレイ又
はカセットを用紙サイズに応じて複数個用意するか、ト
レイ又はカセットの外形サイズは同じでも内部を仕切り
板等で仕切ったものを用紙サイズに応じて複数個用意す
る必要が有り、コストが上昇するとともに小サイズの用
紙の場合にはスペースの無駄が有り、空きスペースがあ
る場合でも用紙積載量を増やすことはできなかった。
【0003】この様な不具合を解消するために、給紙装
置にセットする用紙が小サイズの場合に生じるデッドス
ペースを有効に利用するための装置が特開平4−164
30号公報に示されている。また、小サイズの用紙積載
量を増加させた給紙カセットが実開昭58−31545
号公報に示されている。あるいは、トレイ又はカセット
内に収納した用紙の送り方向を変更できるようにした装
置が特開平2−276730号公報に示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
4−16430号公報に記載された装置の場合、スペー
スの有効利用を図ることはできるが、カセットの個数が
増えるとともに、カセット内の用紙が終了したときには
手動でカセットの入替えをしなければならず面倒であ
り、空きスペースを利用して搭載した予備の用紙を自動
的に給送することはできない。
【0005】また、実開昭58−31545号公報に記
載された給紙装置の場合、カセット内に搭載した予備紙
を自動的に給送することが可能であるが、カセット内に
用紙束を並列載置して、先の用紙束が終了したときに予
備の用紙束(用紙束を載置したキャリー)をスライドさ
せて給紙位置に移動させるものであるため、用紙がカセ
ットの部材等に引っ掛かり易く変形しやすいという問題
が有った。用紙が変形すると紙詰まりが発生しやすくな
ってしまう。
【0006】そして、特開平2−276730号公報に
記載された装置の場合、トレイ又はカセット内の空きス
ペースを利用して用紙の送り方向を変更することはでき
るが、用紙搭載量を増加させるものではなく、用紙が終
了した場合には用紙補給を手動により行なわなければな
らない。
【0007】本発明は、従来の給紙装置における上述し
たような不具合を解消し、用紙が小サイズの場合に生じ
る空きスペースを有効利用して用紙積載量を増加させる
とともに、予備紙を自動的に給送可能とする際に用紙を
痛めることのない給紙装置を提供することを課題とす
る。
【0008】また、予備紙を自動的に給送可能とする構
成をより低コストで簡単な構成で実現することも本発明
の課題である。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の課題は、本発明に
より、画像形成装置に装着されシート状用紙を給送する
ための給紙装置であって、シート状用紙を収納する給紙
トレイを備えた給紙装置において、前記給紙トレイは、
複数の用紙収納部を有してトレイ内で回転可能に支持さ
れたカセットと、該カセットを回転させる手段とを具備
し、前記複数の用紙収納部のうち給紙位置にある用紙収
納部内の用紙の有無を検知する用紙検知手段と、該用紙
検知手段が用紙の無いことを検知した場合に前記カセッ
トを回転させ他の用紙収納部を給紙位置に移動させるよ
う制御する制御手段とを設けることにより解決される。
【0010】また、本発明は、前記の課題を解決するた
めに、前記カセットは一端を給紙トレイに枢着されて揺
動可能な揺動部材の自由端に回転可能に支持され、該揺
動部材をトレイ内で揺動させる手段を設け、前記カセッ
トを回転させる手段は、前記揺動部材に支持されたカセ
ットの揺動角度が所定範囲内のときはカセットを回転さ
せず、揺動角度が所定範囲を越えたときにカセットを回
転させることを提案する。
【0011】さらに、本発明は、前記の課題を解決する
ために、前記カセットを回転させる手段が、カセットに
一体的に形成されたギヤと、該ギヤに噛み合うラックを
有するとともに一端を支点として揺動可能なレバー部材
と、該レバー部材を揺動させて前記ラックを前記ギヤに
噛み合い及び噛み合い解除させる手段とから構成され、
前記ラックの歯数が前記ギヤの歯数の1/4に設定さ
れ、前記カセットの揺動角度が所定範囲を越えたときの
往復時の一方で前記ラックを前記ギヤに噛み合わせ他方
で噛み合いを解除させることによりカセットを90度回
転させることを提案する。
【0012】さらに、本発明は、前記の課題を解決する
ために、前記カセットを回転させる手段が、カセットに
一体的に形成されたギヤと、該ギヤに噛み合うラックを
有するとともに一端を支点として揺動可能なレバー部材
と、該レバー部材を揺動させて前記ラックを前記ギヤに
噛み合い及び噛み合い解除させる手段とから構成され、
前記ラックの歯数が前記ギヤの歯数の1/2に設定さ
れ、前記カセットの揺動角度が所定範囲を越えたときの
往復時の一方で前記ラックを前記ギヤに噛み合わせ他方
で噛み合いを解除させることによりカセットを180度
回転させることを提案する。
【0013】
【作用】給紙トレイ内に回転可能に支持されたカセット
は複数の用紙収納部を有している。また、トレイ内には
そのカセットを回転させる手段が具備されている。そし
て、用紙検知手段により給紙位置にある用紙収納部内に
用紙が無いことを検知した場合、カセットを回転させて
複数の用紙収納部のうちの他の用紙収納部を給紙位置に
移動させる。これにより、当初給紙位置にあった用紙収
納部内の用紙が終了した場合でも、自動的に他の用紙収
納部から給紙することが可能となる。
【0014】その他の作用については、以下の実施例の
説明で明らかとなるであろう。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0016】図1及び図2に示すように、本実施例の給
紙トレイ1は、その内部にカセット10を有しており、
カセット10には隔壁12により仕切られた4つの用紙
収納部13が形成されている。従って、小サイズの用紙
に関しては従来の4倍近い用紙収納量を有し、一つの用
紙収納部13内の用紙が終了した場合には、トレイ1内
でカセット10を90度ずつ回転させることにより別の
用紙収納部13から給紙を行なわせるようにしている。
【0017】給紙トレイ1の左右両側には、トレイを図
示しない画像形成装置に装着するときのガイド部2,3
が形成されている。このガイド部2,3を画像形成装置
のガイドレール60,61(図2に示す)に嵌合させて
給紙トレイ1を画像形成装置に装着する。図1及び2
は、給紙トレイ1が画像形成装置に装着された状態を示
しているが、図1においては図面の下から上方向にトレ
イが画像形成装置に挿入され、図2においては図面に垂
直な方向の手前側から奥側にトレイが挿入されることに
なる。
【0018】給紙トレイ1内の底部には、揺動レバー
(揺動部材)4が軸5によりトレイ底部に軸支され揺動
可能となっている。この揺動レバー4の長手方向の両端
部は半円形となっているが、軸5側の端部にはラック4
aが形成されている。また、給紙トレイ1内の底部には
モータ7が設置され、モータの軸8の先端部にウォーム
ギヤ9が嵌合固定されている。このウォームギヤ9と前
述のレバー4のラック4aとが係合され、モータ7の回
転によりレバー4が揺動するようになっている。そし
て、揺動レバー4の他端側にはピン6がレバー4を貫通
して固着されている。従って、レバー4が揺動すると
き、ピン6の底部が給紙トレイ1の底面上を摺動するこ
とになる。
【0019】また、給紙トレイ1内にはカセット10が
配置される。このカセットの底部中央に円筒形の凸部1
1が下方に向けて突設され、前述のピン6に嵌合されて
いる。ただし、凸部11とピン6とは硬く固定されては
おらず、互いに回転可能な程度に嵌合されている。カセ
ット10の用紙載置部は隔壁12により4つに仕切られ
ている。各用紙収納部13内には、図2に示すように用
紙載置板14が配設される。この用紙載置板14は支軸
15を中心に揺動可能であり、カセット10の底板16
に開けられた穴から用紙収納部13内に突入する押し上
げレバー54により押し上げられ、用紙載置板14上に
搭載された用紙束Pが給紙位置に押し上げられる。押し
上げレバー54は画像形成装置側に設けられたものであ
り、軸55を支点として揺動可能となっている。そし
て、用紙束Pの消費に伴い、用紙載置板14が押し上げ
レバー54により徐々に押し上げられ、用紙束Pの最上
位が常に給紙位置に維持される。
【0020】給紙トレイ1が画像形成装置に装着される
と、給紙機構が給紙トレイに相対する。すなわち、呼び
出しコロ51が一つの用紙収納部13の上に位置し、給
紙位置に押し上げられた用紙束Pの最上位から用紙を呼
び出す。呼び出しコロ51により呼び出された用紙は給
紙コロ52及びそれに圧接された分離コロ53方向へと
送られる。そして、給紙コロ52及び分離コロ53によ
り一枚に分離された用紙が矢印S方向に給送される。
【0021】また、呼び出しコロ51と給紙コロ52と
の間の上方に用紙の有無検知手段が設けられている。す
なわち、フィラー56が軸57により揺動自在に支持さ
れている。フィラー56の上端側には遮蔽部58が形成
され、その遮蔽部58がセンサ59のスリット間に進入
及び退避可能となっている。カセット10の用紙載置板
14上に用紙が有るときには、フィラー56の下端は用
紙の上に載っており、このとき遮蔽部58はセンサ59
のスリット間に位置して、光学的センサ59の光を遮蔽
している。従って、センサ59は信号を出力しない。用
紙がなくなると、フィラー56の下端が用紙載置板14
の切欠き(図示せず)に落ち込み、フィラー56が図2
において反時計回りに回動する。すると、遮蔽部58が
センサ59のスリット間から退避し、センサが検知信号
を発して紙無しが検出される。センサ59からの検出信
号が送出されると、用紙収納部13内に突入している押
し上げレバー54が図示しないモータにより退避され
る。
【0022】ところで、カセット10の底部中央に設け
られた凸部11の外側に、凸部11を囲むようにして円
筒形の外輪部17が下方に向けて突設されている。この
外輪部17の外周面にはギヤ17aが形成されている。
一方、給紙トレイ1内の底部にはカセット回動レバー2
0が設置されている。このカセット回動レバー20は、
その一端がカセット10の外輪部17に近接した位置に
設けられた軸21により支持され、揺動自在となってい
る。カセット回動レバー20の他端側には直角形状のス
トッパ部22が形成されている。また、外輪部17に面
した辺の中央部付近にはラック20aが形成されてい
る。ラック20aの歯数はギヤ17aの歯数の1/4に
設定されている。
【0023】さらに、給紙トレイ1内の底部には、カセ
ット回動レバー20に隣接して解除レバー23が設置さ
れている。解除レバー23は軸24により揺動自在に支
持されている。解除レバー23のレバー20側端部には
ストップピン25が植設されている。このストップピン
25は、カセット回動レバー20のストッパ部22と係
合することにより、カセット回動レバー20の揺動を規
制するものである。そして、カセット回動レバー20と
解除レバー23とは、係止部26に一端を係止されたス
プリング27及び28により夫々引張力が与えられてい
る。しかし、解除レバー23の側方にピン29が設けら
れており、これに解除レバー23が当接することによ
り、図1における時計回りの解除レバー23の回動範囲
が規制される。そして、解除レバーのストップピン25
にカセット回動レバー20のストッパ部22が当接する
ことにより、図1における反時計回りのカセット回動レ
バー20の回動範囲が規制される。
【0024】また、同じく給紙トレイ1内の底部にソレ
ノイド30が設置されている。このソレノイドのアーム
31と、解除レバー23のストップピン25と反対側の
端部とが、リンク部材32により連結されている。ソレ
ノイド30に通電されると、アーム31がソレノイド内
に引き込まれ、スプリング28の引張り力に抗して解除
レバーを図1において反時計回りに回動させる。する
と、ストップピン25とストッパ部22の係合が外れ、
スプリング27の引張り力によりカセット回動レバー2
0はピン29に当接するまで図1において反時計回りに
回動する。そして、ソレノイド30への通電が遮断され
ると、解除レバー23がスプリング28の引張り力によ
り図1において時計回りに回動する。その結果、ストッ
プピン25がカセット回動レバー20に摺動して回動レ
バー20を時計回りに回動させて図に示す位置へと復帰
させる。
【0025】次に、本実施例の給紙トレイにおける、一
つの用紙収納部13に収納された用紙束が全て消費され
た場合の動作について図3,4を参照して説明する。
【0026】モータ7を回転させるとウォームギヤ9が
回転し、これに係合しているラック4aが送られて、揺
動レバー4が軸5を支点として図3において時計回りに
回動する。揺動レバー4とカセット10とは、ピン6及
び凸部11(図2参照)とが嵌合しているので、揺動レ
バー4の回動に伴ってカセット10も移動することにな
るが、図3ではカセット10の移動は省略されている。
揺動レバー4の回動に伴いカセット10が移動すると、
外輪部17も同様に移動する。
【0027】揺動レバー4が図3に実線で示す位置から
一点鎖線で示す位置まで回動するとき、揺動レバー4の
長手方向の中心がC1からC2へ移動する間は外輪部17
のギヤ17aはカセット回動レバーのラック20a(図
1参照)とは噛み合わず、揺動レバー4とカセット10
とは互いの位置関係を保ったまま軸5を支点として回動
する。そして、揺動レバー4の長手方向の中心がC2
らC3へ移動するとき、外輪部17のギヤ17aがカセ
ット回動レバーのラック20aと噛み合い、カセット1
0は、軸5を支点として回動(公転)しながらピン6を
中心として図3において反時計回りに90度回転(自転
する)。
【0028】図4により、カセット10の公転と自転と
を説明すると、揺動レバー4の反時計回りの回動により
レバー長手方向の中心線CLが支点5を中心としてC1
からC2へ移動するとき、カセット10の右下のコーナ
ー10aは矢印Aの如く時計回りに移動するが、カセッ
トの右下隅の位置にあることに変わりはない。しかし、
中心線CLが支点5を中心としてC2からC3へ移動する
ときには、前述したようにカセット10が反時計回りに
回転するので、カセット10の右下のコーナー10aは
矢印Bの如くに移動し、もはや右下隅の位置ではなく、
右上隅の位置へと変わっている。すなわち、カセット1
0においては、中心線CLがC1からC2へ移動する間は
支点5を中心とした公転のみが行なわれ、中心線CLが
2からC3へ移動する間は支点5を中心とした公転に加
えてピン6を中心とした90度(四分の一回転)の自転
も行なわれることになる。
【0029】揺動レバー4の長手方向の中心がC3 迄移
動すると、ソレノイド30に通電が行なわれる。その結
果、解除レバー23が実線で示す位置から一点鎖線で示
す位置へと回動する。これにより、解除レバー23の前
述したストップピン25がカセット回動レバー20のス
トッパ部22から外れ、スプリング27に引かれたカセ
ット回動レバー20も実線で示す位置から一点鎖線で示
す位置へと回動する。
【0030】カセット回動レバー20が一点鎖線で示す
位置にあるときには、外輪部17のギヤ17aとカセッ
ト回動レバーのラック20aとは噛み合わない。この状
態でモータ7を逆回転させると、カセット10は自転せ
ずに逆方向の公転のみが行なわれて、90度(四分の一
回転)位相がズレた状態で当初の位置へ復帰する。その
ため、当初給紙位置にあった用紙収納部13aは用紙収
納部13dの位置へと移動し、給紙位置へは用紙収納部
13bが移動してくる。なお、ソレノイド30への通電
が遮断されると、前述したようにスプリング28の作用
により、解除レバー23が実線で示す位置へと復帰し、
同時にカセット回動レバー20も実線で示す位置へと復
帰する。従って、次に一連のカセット10の移動動作が
行なわれるときには、再びカセット10の自転が可能と
なる。
【0031】このカセット10の移動動作、すなわち用
紙収納部13の変更は、前述した用紙の有無検知手段の
検知信号が有ったときに行なわれる。このとき、用紙収
納部13内に突出している押し上げレバー54は退避す
るので、カセット10の移動(公転及び自転)を妨げる
ことはない。
【0032】図5は、本実施例の給紙トレイに用いられ
るカセット10を示す平面図であり、図6はその正断面
図である。前述したようにカセット10には4つの用紙
収納部13が形成されている。各用紙収納部内には用紙
載置板(カセット底板)14が配設されている。この用
紙載置板14は軸15を支点として揺動可能となってい
る。また、用紙載置板14には底板パッド18が取り付
けられており、積載された用紙の最終紙の給紙を安定化
させる。また、カセット10の底面には、前述したよう
に凸部11が形成され、その外側に外輪部17が形成さ
れている。その外輪部17の外周面にはギヤ17aが設
けられる。このカセット10を用いた本実施例の給紙ト
レイによれば、小サイズの用紙を従来の約4倍の量を搭
載して、順次用紙収納部13を切り換えることにより連
続的に用紙を供給することが可能である。
【0033】図7は、カセットの別例を示す平面図であ
る。このカセット110は二つの用紙収納部113を有
しており、図5に示したカセット10よりも大きなサイ
ズの用紙を従来の2倍搭載できるものである。各用紙収
納部113内には、カセット10と同様に用紙載置板
(カセット底板)114が配設されている。この用紙載
置板114は軸115を支点として揺動可能となってい
る。また、用紙載置板114に底板パッド18が取り付
けられている点も同様である。なお、カセット110の
底面に設けられる凸部11及び外輪部17とそのギヤ1
7aは、カセット10と全く同一である。
【0034】このカセット110においては、カセット
移動動作を2度繰り返して、90度ずつの自転を2回行
なわせることにより、用紙収納部113の切換を行なう
ことができる。なお、前述のカセット回動レバー20の
ラック20aの長さを2倍にして、ギヤ17aの半周分
の長さを持たせてやれば、一回のカセット移動動作で用
紙収納部113の切換が可能となる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の給紙装置
によれば、給紙トレイ内のカセットを回転させることに
より、複数の用紙収納部を切り替えて給紙することがで
きるので、小サイズの用紙積載量を増大させて、一つの
用紙収納部の用紙が無くなると他の用紙収納部から自動
的に用紙を給送することが可能となる。従って、スペー
スの有効利用を図るとともに、用紙を痛めることもな
い。
【0036】請求項2の構成により、給紙トレイ内でカ
セットを揺動可能にするとともに、揺動角度が所定の範
囲を越えたときにカセットを回転させるので、トレイの
端部にカセットの端部を密着させてもカセットの回転が
可能であり、従来の給紙機構(呼出しコロ,給紙コロ,
分離コロ)の構成及び配置を変えることなく複数の用紙
収納部の切り替えを行なうことができる。従って、コス
トの上昇を押えることができる。
【0037】請求項3の構成により、単純な構成でカセ
ットを90度回転させることができ、コスト上昇を押え
ることができる。
【0038】請求項4の構成により、単純な構成でカセ
ットを180度回転させることができ、コスト上昇を押
えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例を説明する平面構成
図である。
【図2】図2は、その給紙装置におけるトレイの正断面
図である。
【図3】図3は、その給紙装置の動作を説明するための
部分平面図である。
【図4】図4は、その給紙装置におけるトレイ内のカセ
ットの移動態様を説明する平面図である。
【図5】図5は、その給紙装置のトレイ内に配設される
カセットを示す平面図である。
【図6】図6は、そのカセットの側断面図である。
【図7】図7は、本発明の他の実施例を説明するための
トレイ内のカセットを示す平面図である。
【符号の説明】
1 給紙トレイ 4 揺動レバー 4a,20a ラック 7 モータ 9 ウォームギヤ 10 カセット 12 隔壁 13 用紙収納部 17 外輪部 17a ギヤ 20 カセット回動レバー 23 解除レバー 30 ソレノイド 51 呼び出しコロ 52 給紙コロ 53 分離コロ S 用紙搬送方向

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置に装着されシート状用紙を
    給送するための給紙装置であって、シート状用紙を収納
    する給紙トレイを備えた給紙装置において、 前記給紙トレイは、複数の用紙収納部を有してトレイ内
    で回転可能に支持されたカセットと、該カセットを回転
    させる手段とを具備し、 前記複数の用紙収納部のうち給紙位置にある用紙収納部
    内の用紙の有無を検知する用紙検知手段と、該用紙検知
    手段が用紙の無いことを検知した場合に前記カセットを
    回転させ他の用紙収納部を給紙位置に移動させるよう制
    御する制御手段とを設けたことを特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 前記カセットは一端を給紙トレイに枢着
    されて揺動可能な揺動部材の自由端に回転可能に支持さ
    れ、該揺動部材をトレイ内で揺動させる手段を設け、前
    記カセットを回転させる手段は、前記揺動部材に支持さ
    れたカセットの揺動角度が所定範囲内のときはカセット
    を回転させず、揺動角度が所定範囲を越えたときにカセ
    ットを回転させることを特徴とする、請求項1に記載の
    給紙装置。
  3. 【請求項3】 前記カセットを回転させる手段が、カセ
    ットに一体的に形成されたギヤと、該ギヤに噛み合うラ
    ックを有するとともに一端を支点として揺動可能なレバ
    ー部材と、該レバー部材を揺動させて前記ラックを前記
    ギヤに噛み合い及び噛み合い解除させる手段とから構成
    され、前記ラックの歯数が前記ギヤの歯数の1/4に設
    定され、前記カセットの揺動角度が所定範囲を越えたと
    きの往復時の一方で前記ラックを前記ギヤに噛み合わせ
    他方で噛み合いを解除させることによりカセットを90
    度回転させることを特徴とする、請求項2に記載の給紙
    装置。
  4. 【請求項4】 前記カセットを回転させる手段が、カセ
    ットに一体的に形成されたギヤと、該ギヤに噛み合うラ
    ックを有するとともに一端を支点として揺動可能なレバ
    ー部材と、該レバー部材を揺動させて前記ラックを前記
    ギヤに噛み合い及び噛み合い解除させる手段とから構成
    され、前記ラックの歯数が前記ギヤの歯数の1/2に設
    定され、前記カセットの揺動角度が所定範囲を越えたと
    きの往復時の一方で前記ラックを前記ギヤに噛み合わせ
    他方で噛み合いを解除させることによりカセットを18
    0度回転させることを特徴とする、請求項2に記載の給
    紙装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11964836B2 (en) 2019-10-10 2024-04-23 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Mounting structure of cassette with protruded supporter to main body

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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