JPH08186990A - ねじり振動変換アクチュエータ - Google Patents

ねじり振動変換アクチュエータ

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JPH08186990A
JPH08186990A JP6339200A JP33920094A JPH08186990A JP H08186990 A JPH08186990 A JP H08186990A JP 6339200 A JP6339200 A JP 6339200A JP 33920094 A JP33920094 A JP 33920094A JP H08186990 A JPH08186990 A JP H08186990A
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JP
Japan
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rotor
force
torsional vibration
torsional
vibration conversion
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JP6339200A
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English (en)
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Masaharu Shiotani
雅治 塩谷
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はねじり振動変換アクチュエータに係
り、高い加工精度を要求することなく安定した駆動力を
伝達すると共に、装置のコストダウンを図ることを可能
としたねじり振動変換アクチュエータを提供することを
目的とする。 【構成】 ねじり振動子2が矢印ω’方向にねじれを生
じるタイミングで制御電極12に電圧を印加し、回転子
4と共振子5a間に静電吸着力を生じさせ、共振子5a
の矢印ω’方向のねじれ力を滑りを生じることなく確実
に回転子4に伝達し、シャフト10を介して安定した回
転駆動力を伝達するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ねじり振動を回転駆動
力に変換するねじり振動変換アクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】物体の振動には様々な形式のものがあ
り、例えば、縦振動、横振動、ねじり振動、等である。
ここで、円柱の場合の例を挙げると、ねじり振動とは長
軸に直交し、重心点を含む基準平面に対し、対象な円周
運動の振動をいう。図7はこの場合の例を示す図であ
り、電気信号によりねじり振動を誘起するねじり振動子
を用いた圧電体の例である。すなわち、基準平面の位置
に電気−機械変換機能を有する圧電素子40が配置さ
れ、その上面及び下面に振動子全体の共振周波数を設定
する為の共振体41a、41bが設けられている。尚、
圧電素子40への電圧の印加は、同図に示す様に、圧電
素子40の上下の周面に形成された電極42a、42b
を介して供給される。ここで、電極42a、42bに所
定の電圧を印加すると、圧電体の本体は強誘電体であっ
て、その分極処理方向は円周方向であり、また印加する
電圧による電界が分極方向と直交する様に電極42a、
42bを設けることにより、同図に矢印ω、ω’で示す
方向にねじり変位を発生する。
【0003】従来、上述の様なねじり振動を動力源(動
力源振動子)として利用する提案がなされている。例え
ば、上述の図7に示す共振体41aの上面41a’に上
下方向に振動する不図示の振動子(クラッチ用振動子)
を配設し、更にその上面に不図示の回転体を配設する。
そして、上下方向に振動する振動子により共振体41a
と回転体の接続/非接続を繰り返し、共振体41aに発
生する矢印ω、又はω’方向へのねじり振動の一方を取
り出し、回転体の回転駆動力の発生に利用するものであ
る。例えば、共振体41aが矢印ω方向に振動するタイ
ミングでクラッチ用振動子を上下方向に伸ばし(歪ま
せ)、共振体41aとクラッチ用振動子間の摩擦力、及
びクラッチ用振動子と回転体間の摩擦力に基づき、動力
源振動子の駆動力を回転体に出力する構成である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
様なねじり振動変換アクチュエータでは以下の様な問題
がある。
【0005】すなわち、(イ)回転体と共振体41a
(動力源振動子)との間の動力伝達に、上述の如く摩擦
力を用いているが、動力伝達力は振動子の発生する応力
による為、上述の共振体41aとクラッチ用振動子間等
の間隔は極めて小さく、両者間の対面密着度を高める
為、極めて高精度の加工が要求される。したがって、こ
の精度が低ければ、すべりは避けられず、回転駆動力は
不安定なものとなる。
【0006】(ロ)また、従来のねじり振動変換アクチ
ュエータは、上述の様に、動力源振動子とクラッチ用振
動子の2個の振動子を用いており、これらの振動子は高
価であることから装置のコストアップの原因となってい
る。
【0007】本発明は、高い加工精度を要求することな
く、安定した駆動力を伝達すると共に、装置のコストダ
ウンを図ることを可能としたねじり振動変換アクチュエ
ータを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、被固定部に対
し電気信号により一端がねじり振動を行うねじり振動子
と、該ねじり振動子の前記一端と係合すべく設けられた
回転可能なロータと、前記一端における振動エネルギー
のうち所定のねじれ方向のエネルギーのみを前記ロータ
に伝達すべく制御するエネルギー変換伝達制御手段とを
有する振動変換アクチュエータに適用され、前記エネル
ギー変換伝達制御手段は、前記ねじり振動子の振動に対
応して電位制御に基づいて前記ロータとの連結力を作用
させる連結力制御手段を備え、前記一端と前記ロータと
の連結力により前記ねじり振動子の所定のねじれ方向の
エネルギーを伝達すべく構成することにより達成され
る。
【0009】また、前記連結力制御手段は、例えば静電
気を作用させる手段で構成する。また、前記連結力は例
えば前記一端と前記ロータとの静電吸着力によるもので
ある。
【0010】また、前記ねじり振動変換アクチュエータ
は、例えば該アクチュエータ本体に対して固定され、前
記ロータと係合可能な固定子を備え、前記連結力は前記
ロータと前記固定子との静電反発力による構成である。
【0011】また、前記連結力制御手段は、例えば前記
一端と前記ロータとの静電吸着力を作用させるべく制御
する構成であり、また、前記連結力制御手段は、前記一
端と前記ロータとの静電反発力を作用させるのと同時
に、前記ロータと前記固定子との静電吸着力を作用させ
るべく制御する構成である。
【0012】また、前記連結力制御手段は、例えば流体
摩擦力を作用させる手段で構成され、前記連結力は前記
一端と前記ロータとの間に高粘性流体摩擦力を作用させ
る構成である。
【0013】また、前記連結力制御手段は、前記一端と
前記ロータとの間に高粘性流体摩擦力を作用させるのと
同時に、前記ロータと前記固定子との間に低粘性流体摩
擦力を作用させるべく制御する構成である。
【0014】さらに、前記連結力制御手段は、前記一端
と前記ロータとの間に低粘性流体摩擦力を作用させるの
と同時に、前記ロータと前記固定子との間に高粘性流体
摩擦力を作用させるべく制御する構成である。
【0015】
【作用】本発明のねじり振動変換アクチュエータは、従
来のクラッチ用振動子に代えて、前記連結力制御手段に
より回転体と動力源振動子との接離を行い、回転体と動
力源振動子とを確実に接合するものである。
【0016】例えば、前記連結力制御手段として静電気
の作用を使用し、動力源振動子が所定方向にねじりを生
じるタイミングで静電吸着力を作用させ、滑りを生じる
ことなく確実に回転力を回転体に伝達する。また、前記
連結力制御手段として流体摩擦力の作用を使用し、動力
源振動子が所定方向にねじりを生じるタイミングで流体
摩擦力を高粘性の状態とし、滑りを生じることなく確実
に回転力を回転体に伝達する。
【0017】
【実施例】以下、本発明を適用した一実施例について、
図面を参照しながら説明する。図1は一実施例のねじり
振動変換アクチュエータの全体構成図であり、図2はそ
の分解図である。両図において、本実施例のアクチュエ
ータ1は、ねじり振動子2、固定子3、回転子4で構成
されている。ねじり振動子2は共振子5a、5bと、共
振子5a、5b間に配設された圧電素子6で構成されて
いる。また、圧電素子6の両側には電極7a、7bが形
成され、圧電素子6に電圧を印加している。電極7bに
は所定周波数の信号(電圧信号)が印加され、電極7a
は接地されている。ねじり振動子2は圧電素子6に電極
7a、7bを介して所定周波数の信号が印加されると、
共振子5a、5bに対してねじり振動を発生させ、例え
ば共振子5aは、図1、図2に示す矢印ω、ω’方向に
交互にねじり振動を繰り返す。また、その振動周波数
は、電極7bに印加する信号の周波数と同じである。
【0018】尚、ねじり振動子2の一端(回転子4と当
接する側の一端)には電極9が配設されている。この電
極9は接地されている。回転子4はシャフト10に取り
付けられ、回転子4の一端(ねじり振動子2と当接する
側の端面)には絶縁膜11aが形成され、回転子4の他
端(固定子3が当接する側の端面)には絶縁膜11bが
形成されている。また、回転子4の周面には制御電極1
2が当接し、この制御電極12にも電極7bに印加する
信号と同じ周期の制御信号が印加される。
【0019】固定子3は、本実施例のねじり振動変換ア
クチュエータ1の框体13に固設されており、一定電圧
+VD が印加されている。尚、回転子4に取り付けられ
たシャフト10は、框体13に固設された軸受け14に
より回転自在に保持されている。
【0020】以上の構成のアクチュエータ1において、
以下にその動作を説明する。ここで、図3(a)、
(b)は、アクチュエータ1の動作を説明する図であ
る。尚、同図(a)、(b)に示す制御回路16は、前
述の回転子4に制御信号を供給する回路であり、直流電
源17とスイッチ18で構成されている。尚、スイッチ
18はトランジスタ等の無接点スイッチで構成されてい
る。
【0021】先ず、ねじり振動子2の電極7bに所定周
波数の信号を印加し、ねじり振動子2に所定周期の“ね
じれ”を発生させる。この“ねじれ”は、例えば上述の
図2に示す矢印ω、ω’方向への“ねじれ”である。ね
じり振動子2に所定周期の“ねじれ”が発生した状態に
おいて、上述のスイッチ18を上述の“ねじれ”の周期
に合わせて駆動する。以下、上述の図3(a)、(b)
を用いて具体的な動作を説明する。
【0022】先ず、同図(a)は、ねじり振動子2の共
振子5a、5bが矢印方向(同図(a)に示す矢印ω、
ω’方向)に“ねじれ”た場合を示すものであり、この
時スイッチ18には電極7bに供給される制御信号に対
応する信号が供給される。そして、スイッチ18のコモ
ン端子Cを接点S1側に接続し、電極9と制御電極12
( 回転子4)を電気的に接続する(接地する)と共
に、固定子3に電圧VDを印加する。この為、固定子3
と回転子4間に電圧VD が印加され、固定子3と回転子
4は静電気力により絶縁膜11bを介して吸着し、固定
子3と共振子5a間には隙間が形成される。したがって
この場合、共振子5aの矢印ω方向へのねじれ力は回転
子4に伝達されない。
【0023】一方、同図(b)は共振子5aが逆方向、
すなわち、矢印ω’方向(負方向)に“ねじれ”た場合
を示す状態であり、この時スイッチ18には電極7bに
印加される信号に対応する制御信号が印加される。すな
わち、この時には、スイッチ18のコモン端子Cが接点
S2側に接続し、固定子3と制御電極12(回転子4)
を同電位にすると共に、制御電極12(回転子4)に電
圧VD を印加する。この為、回転子4と電極9間には電
圧VD が印加され、回転子4と電極9(共振子5a(ね
じり振動子2))は静電気力により絶縁膜11aを介し
て吸着する。したがって、共振子5aの矢印ω’方向の
ねじれ力は回転子4に伝達され、回転子4を矢印ω’方
向に回転する。
【0024】したがって、共振子5aが矢印ω’方向に
回転するタイミングでスイッチ18を接点S2に切り換
えることにより、共振子5aの矢印ω’方向への回転力
のみ回転子4に伝達され、シャフト10を介してこの回
転力は他の装置に伝達される。しかも、本実施例のねじ
り振動変換アクチュエータ1は、回転子4と共振子5a
が静電吸着力で接合しているので、確実に結合し、回転
に滑りを生じることがない。したがって、確実な回転力
の伝達を行うことができる。
【0025】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。図4は他の実施例のアクチュエータの全体構成図で
あり、図5はその分解図である。両図において、他の実
施例のアクチュエータ21は、ねじり振動子22、固定
子23、回転子24、及びERF(電気粘性流体、Elec
tro Rheological Fluid)34a、34bで構成されて
いる。ねじり振動子22は、前述の実施例と同様、共振
子25a、25bと、共振子25a、25b間に配設さ
れた圧電素子26で構成されている。また、圧電素子2
6の両側には電極27a、27bが形成され、電極27
bには所定周波数の信号(電圧信号)が印加され、電極
27aは接地されている。また、ねじり振動子22の一
端(回転子24と当接する側の一端)には電極29が配
設されている。
【0026】回転子24はシャフト24’に取り付けら
れ、回転子4の両面には絶縁膜31a、31bが形成さ
れ、回転子24の周面には制御電極32が当接して形成
されている。また、固定子23は、本実施例のアクチュ
エータ21の框体33に固設されており、所定のタイミ
ングで電源電圧+VD が印加される。
【0027】一方、本実施例が前述の実施例と異なる構
成は、ERF34aがねじり振動子22と回転子24間
に配設され、ERF34bが固定子23と回転子24間
に配設されていることである。ERF34a、34b
は、所定電圧の印加、非印加により粘性が変化する材料
であり、所定電圧を印加しない状態では粘性の低い状態
であるが、所定電圧を印加するとERF内の微粒子が凝
固し柱状(クラスタ)構造となり、高粘性の電気粘性流
体となる。
【0028】したがって、ERF34a、34bに電圧
を印加するか、又はしないかにより、ERF34a、3
4bの状態を低粘性状態と高粘性状態に可変することが
できる構成である。
【0029】以上の構成のアクチュエータ21におい
て、以下にその動作を説明する。図6(a)、(b)
は、アクチュエータ21の動作を説明する図であり、制
御回路39は直流電源37とスイッチ38で構成されて
いる。また、スイッチ38はトランジスタ等の無接点ス
イッチで構成されていることは前述の実施例と同じであ
る。
【0030】先ず、前述の実施例と同様、電極27bに
所定周波数の信号を印加し、ねじり振動子22に所定周
期の“ねじれ”を発生させる。この“ねじれ”は、前述
の実施例と同様、矢印ω方向、矢印ω’方向への交互の
ねじれである。
【0031】同図(a)は、ねじり振動子22の共振子
25a、25bが同図(a)に示す方向(矢印ω方向)
に“ねじれ”た時を示し、この時スイッチ38には電極
27bに印加される信号に対応する制御信号が印加さ
れ、スイッチ38を接点S1側に接続し、電極29と制
御電極32(回転子24)を電気的に接続する(接地す
る)と共に、固定子23に電圧VD を印加する。この
為、固定子23と回転子24間のERF34bは高粘性
流体摩擦力を有することとなり、一方、回転子24と電
極29(共振子25a)間のERF34aは低粘性の流
体摩擦力を有することとなる。したがって、共振子25
aの矢印ω方向へのねじれ力は回転子24に伝達されな
い。
【0032】一方、同図(b)は共振子25aが逆方
向、すなわち、矢印ω’方向(負方向)に“ねじれ”た
場合を示すものであり、この時スイッチ38には電極2
7bに印加される信号に対応する制御信号が印加され
る。すなわち、この時には、スイッチ38のコモン端子
Cが接点S2側に接続し、固定子23と制御電極32
(回転子24)を同電位にすると共に、制御電極32に
電圧VD を印加する。この為、回転子24と電極29間
には電圧VD が印加され、ERF34aは高粘性流体摩
擦力を有する状態となり、回転子24と共振子25a
(ねじり振動子22)間には大きな摩擦力が働く。した
がって、共振子25aの矢印ω’方向のねじれ力は回転
子24に伝達され、回転子24を矢印ω’方向に回転す
る。
【0033】したがって、共振子25aが矢印ω’方向
に回転するタイミングでスイッチ38を接点S2に切り
換えることにより、共振子25aの矢印ω’方向への回
転力のみ回転子24に伝達され、シャフト24’を介し
てこの回転力は他の装置に伝達される。
【0034】本実施例のねじり振動変換アクチュエータ
21は、回転子24と共振子25aがERF34aの高
粘性流体摩擦力により確実に結合し、回転に滑りを生じ
ることがなく、確実な回転力の伝達を行うことができ
る。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、ねじり振動子のねじり
振動を静電吸着力、又はERFの流体摩擦力により回転
子に伝達するので、回転駆動力の確実な伝達を行うこと
ができる。
【0036】また、複数の振動子を使用する必要がない
ので、装置のコストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例のねじり振動変換アクチュエータの全
体構成図である。
【図2】一実施例のねじり振動変換アクチュエータの分
解図である。
【図3】(a)、(b)は、一実施例のねじり振動変換
アクチュエータの動作を説明する図である。
【図4】他の実施例のねじり振動変換アクチュエータの
全体構成図である。
【図5】他の実施例のねじり振動変換アクチュエータの
分解図である。
【図6】(a)、(b)は、他の実施例のねじり振動変
換アクチュエータの動作を説明する図である。
【図7】ねじり振動変換アクチュエータの原理を説明す
る図である。
【符号の説明】
1、21 ねじり振動変換アクチュエータ 2、22 ねじり振動子 3、23 固定子 4、24 回転子 5a、5b、25a、25b 共振子 6、26 圧電素子 7a、7b、27a、27b 電極 9、29 電極 10、30 シャフト 11a、11b、31a、31b 絶縁膜 12、32 制御電極 13、33 框体 16、36 制御回路 17、37 直流電源 18、38 スイッチ 34a、34b ERF

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被固定部に対し電気信号により一端がね
    じり振動を行うねじり振動子と、該ねじり振動子の前記
    一端と係合すべく設けられた回転可能なロータと、前記
    一端における振動エネルギーのうち所定のねじれ方向の
    エネルギーのみを前記ロータに伝達すべく制御するエネ
    ルギー変換伝達制御手段とを有する振動変換アクチュエ
    ータにおいて、 前記エネルギー変換伝達制御手段は、前記ねじり振動子
    の振動に対応して電位制御に基づいて前記ロータとの連
    結力を作用させる連結力制御手段を備え、 前記一端と前記ロータとの連結力により前記ねじり振動
    子の所定のねじれ方向のエネルギーを伝達すべく構成し
    たことを特徴とするねじり振動変換アクチュエータ。
  2. 【請求項2】 前記連結力制御手段は、静電気を作用さ
    せる手段である請求項1記載のねじり振動変換アクチュ
    エータ。
  3. 【請求項3】 前記連結力は前記一端と前記ロータとの
    静電吸着力による請求項2記載のねじり振動変換アクチ
    ュエータ。
  4. 【請求項4】 前記アクチュエータの本体に対して固定
    され、前記ロータと係合可能な固定子を備え、前記連結
    力は前記ロータと前記固定子との静電反発力による請求
    項2記載のねじり振動変換アクチュエータ。
  5. 【請求項5】 前記連結力制御手段は、前記一端と前記
    ロータとの間に静電吸着力を作用させるのと同時に、前
    記ロータと前記固定子との静電反発力を作用させるべく
    制御する請求項4記載のねじり振動変換アクチュエー
    タ。
  6. 【請求項6】 前記連結力制御手段は、前記一端と前記
    ロータとの静電反発力を作用させるのと同時に、前記ロ
    ータと前記固定子との静電吸着力を作用させるべく制御
    する請求項4記載のねじり振動変換アクチュエータ。
  7. 【請求項7】 前記連結力制御手段は、流体摩擦力を作
    用させる手段である請求項1記載のねじり振動変換アク
    チュエータ。
  8. 【請求項8】 前記連結力は前記一端と前記ロータとの
    間の高粘性流体摩擦力による請求項7記載のねじり振動
    変換アクチュエータ。
  9. 【請求項9】 前記連結力制御手段は、前記一端と前記
    ロータとの間に高粘性流体摩擦力を作用させるのと同時
    に、前記ロータと前記固定子との間に低粘性流体摩擦力
    を作用させるべく制御する請求項7記載のねじり振動変
    換アクチュエータ。
  10. 【請求項10】 前記連結力制御手段は、前記一端と前
    記ロータとの間に低粘性流体摩擦力を作用させるのと同
    時に、前記ロータと前記固定子との間に高粘性流体摩擦
    力を作用させるべく制御する請求項7記載のねじり振動
    変換アクチュエータ。
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