JPH08186430A - アンテナユニット及びアンテナユニットの製造方法 - Google Patents

アンテナユニット及びアンテナユニットの製造方法

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JPH08186430A
JPH08186430A JP32660894A JP32660894A JPH08186430A JP H08186430 A JPH08186430 A JP H08186430A JP 32660894 A JP32660894 A JP 32660894A JP 32660894 A JP32660894 A JP 32660894A JP H08186430 A JPH08186430 A JP H08186430A
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JP
Japan
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antenna
antenna unit
electrode
radome
resin
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JP32660894A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Kuboi
良行 窪井
Yoshihiro Maeda
芳博 前田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明に係るアンテナユニットは、組み立て
部品及び製造工程を削減し、かつ、アンテナエレメント
用プリント配線板を必要とせずに製造することにより、
製造コストの低減が可能なマイクロストリップアンテナ
を備えたアンテナユニット及びアンテナユニットの製造
方法を提供することである。 【構成】 本発明のアンテナユニットは、給電部4を備
えるアンテナ電極1及びこのアンテナ電極1と絶縁層2
を介して対向している接地電極3と、この接地電極3に
隣接しているアンプ回路部10を、樹脂製のレドーム7
により封入してなることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衛星通信、移動体通信
等に使用されるマイクロストリップアンテナを備えるア
ンテナユニット及びアンテナユニットの製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】車両、船舶等の移動体用のナビゲーショ
ンシステムでは、衛星からの送信電波を受信する小型ア
ンテナが使用されている。この小型アンテナに適するア
ンテナの一種としてマイクロストリップアンテナがあ
り、実用化されている。
【0003】このマイクロストリップアンテナは、通
常、受信する波長の1/2の寸法のアンテナ電極とそれ
より大きい接地電極を備えていて、アンテナ電極の形状
には角形、円形等があり、その形状を工夫することによ
り受信周波数の広帯域化が図られている。
【0004】従来のマイクロストリップアンテナは、図
7に示すように、絶縁層22の上面にアンテナ電極2
1、下面に接地電極23を形成したアンテナエレメント
用プリント配線板30を、保護カバー27に収納し、ネ
ジ28で固定して構成されている。そして、アンテナ電
極21と接続している給電ピン24により受信した信号
が外部に伝送できるように構成されている。そして、増
幅機能を持たせたい場合には、図8に示すように、上記
の図7に示したアンテナエレメント用プリント配線板3
0の下面にアンプ回路31を備えるアンプ用プリント配
線板32をネジ28で固定したものがある。この図8の
場合、アンテナ電極21と導通している給電ピン24の
下端26を半田付けによりアンプ回路31に接続し、さ
らに、アンプ回路31に給電線33を接続して、受信し
た信号を増幅してから外部に伝送するよう構成されてい
る。図7及び図8の保護カバー27はレドームとよば
れ、環境からアンテナ電極21、接地電極23等を保護
する役割をしていて、電波を通す材質で作られている。
【0005】このような、従来のマイクロストリップア
ンテナでは、プリント配線板を、別途製造された保護カ
バー(レドーム)に収納し、ネジ等の組み立て部品を用
いて組み立てる工程が必要であり、また、上面にアンテ
ナ電極、下面に接地電極を形成したアンテナエレメント
用プリント配線板を準備する必要があった。このプリン
ト配線板は、両面金属箔張り絶縁基板を用いて、孔明
け、めっき、エッチング等の複雑な製造工程により製造
されるため、そのコストは高くならざるをえなかった。
このように従来のマイクロストリップアンテナでは、組
み立て工程、組み立て部品及びアンテナエレメント用プ
リント配線板が必要であるために、その製造コストが高
くなるという問題があった。
【0006】なお、上記の問題を解決する手段の一つと
して、本発明者らは特願平6−64194号において、
アンテナ電極及び接地電極を有するアンテナエレメント
用プリント配線板を樹脂で封入し、かつ、この樹脂によ
りレドームを形成してなるアンテナユニットを提案して
いるが、上記提案では、依然としてアンテナエレメント
用プリント配線板を使用しているため、製造コストの低
減が不十分であるという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の事情に
鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、
組み立て部品及び製造工程を削減し、かつ、アンテナエ
レメント用プリント配線板を必要とせずに製造すること
により、製造コストの低減が可能なマイクロストリップ
アンテナを備えたアンテナユニット及びアンテナユニッ
トの製造方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明のア
ンテナユニットは、給電部4を備えるアンテナ電極1及
びこのアンテナ電極1と絶縁層2を介して対向している
接地電極3と、この接地電極3に隣接しているアンプ回
路部10を、樹脂製のレドーム7により封入してなるこ
とを特徴としている。
【0009】請求項2に係る発明のアンテナユニット
は、請求項1記載のアンテナユニットにおいて、アンプ
回路部10にアンプ回路部10を覆う金属シャーシ11
を、樹脂製のレドーム7に封入してなることを特徴とす
る。
【0010】請求項3に係る発明のアンテナユニット
は、請求項1又は請求項2記載のアンテナユニットにお
いて、レドーム7の最下部に、外部機器に取り付けるこ
とができる取付け部材12を、樹脂製のレドーム7に封
入してなることを特徴とする。
【0011】請求項4に係る発明のアンテナユニット
は、給電部4を備えるアンテナ電極1と、このアンテナ
電極1と絶縁層2を介して上面に対向している遮蔽導体
13及びこのアンテナ電極1と絶縁層2を介して下面に
対向している接地電極3を、樹脂製のレドーム7に封入
してなることを特徴とする。
【0012】請求項5に係る発明のアンテナユニット
は、請求項4記載のアンテナユニットにおいて、接地電
極3に隣接してアンプ回路部10を備えることを特徴と
する。
【0013】請求項6に係る発明のアンテナユニット
は、請求項5記載のアンテナユニットにおいて、アンプ
回路部10にアンプ回路部10を覆う金属シャーシ11
を、樹脂製のレドーム7に封入してなることを特徴とす
る。
【0014】請求項7に係る発明のアンテナユニット
は、請求項5記載のアンテナユニットにおいて、レドー
ム7の最下部に、外部機器に取り付けることができる取
付け部材12を、樹脂製のレドーム7に封入してなるこ
とを特徴とする。
【0015】請求項8に係る発明のアンテナユニット
は、請求項1乃至請求項7いずれか記載のアンテナユニ
ットにおいて、アンテナ電極1が断面湾曲していること
を特徴とする。
【0016】請求項9に係る発明のアンテナユニット
は、請求項1乃至請求項7いずれか記載のアンテナユニ
ットにおいて、アンテナ電極1の周縁部14が下方に屈
折していることを特徴とする。
【0017】請求項10に係る発明のアンテナユニット
の製造方法は、給電部4を備えるアンテナ電極1が連続
して形成されたリードフレームと接地電極3が連続して
形成されたリードフレームとを、一定の間隔を維持して
対向し、この対向したリードフレームを成形機に送り込
み、この成形機を構成する金型内に樹脂を充填して封入
し、樹脂製のレドーム7を構成してアンテナユニットを
製造することを特徴とする。
【0018】
【作用】請求項1に係る発明のアンテナユニットは、給
電部4を備えるアンテナ電極1及びこのアンテナ電極1
と絶縁層2を介して対向している接地電極3と、この接
地電極3に隣接しているアンプ回路部10を、樹脂製の
レドーム7に封入してなるので、従来のマイクロストリ
ップアンテナでは必要であったネジ等の組み立て部品が
不要である。また、成形のみで製造できるので、従来の
組み立て工程が削減できる。さらに、アンテナ電極と接
地電極間の絶縁層を樹脂により形成しているので、アン
テナエレメント用プリント配線板を必要とせずに製造す
ることができる。
【0019】請求項2に係る発明のアンテナユニット
は、請求項1記載のアンテナユニットにおいて、アンプ
回路部10にアンプ回路部10を覆う金属シャーシ11
を備えるので、アンプ回路部10に影響する外部電波を
遮断することができる。
【0020】請求項3に係る発明のアンテナユニット
は、請求項1又は請求項2記載のアンテナユニットにお
いて、レドーム7を外部機器に取り付ける取付け部材1
2を備えるので、アンテナユニットを容易に外部機器に
取り付けることができる。
【0021】請求項4に係る発明のアンテナユニット
は、給電部4を備えるアンテナ電極1と絶縁層2を介し
て互いに対向している遮蔽導体13及び接地電極3を、
樹脂製のレドーム7に封入してなるので、従来のマイク
ロストリップアンテナでは必要であったネジ等の組み立
て部品が不要で、成形のみで製造できるので、従来の組
み立て工程が削減できる。さらに、アンテナ電極と接地
電極間の絶縁層を樹脂により形成しているので、アンテ
ナエレメント用プリント配線板を必要とせずに製造する
ことができる。
【0022】請求項5に係る発明のアンテナユニット
は、請求項4記載のアンテナユニットにおいて、接地電
極3に隣接してアンプ回路部10を備えるので、アンプ
回路部10を接続する工程を削減することができる。
【0023】請求項6に係る発明のアンテナユニット
は、請求項5記載のアンテナユニットにおいて、アンプ
回路部10にアンプ回路部10を覆う金属シャーシ11
を備えるので、アンプ回路部に影響する外部電波を遮断
することができる。
【0024】請求項7に係る発明のアンテナユニット
は、請求項5記載のアンテナユニットにおいて、レドー
ム7を外部機器に取り付ける取付け部材12を備えるの
で、アンテナユニット容易に外部機器に接続することが
できる。
【0025】請求項8及び請求項9に係る発明のアンテ
ナユニットは、請求項1乃至請求項7いずれか記載のア
ンテナユニットにおいて、信号を受信するアンテナ電極
面がフラットなアンテナ電極に比べ、低い角度で人工衛
星から送られる信号を受信することができる。
【0026】請求項10に係る発明のアンテナユニット
の製造方法は、給電部4を備えるアンテナ電極1が連続
して形成されたリードフレームと接地電極3が連続して
形成されたリードフレームとを、一定の間隔を維持して
対向し、この対向したリードフレームを成形機に送り込
み、この成形機を構成する金型内に樹脂を充填して封入
し、レドーム7を構成してアンテナユニットを製造して
いるので、従来のマイクロストリップアンテナでは必要
であったネジ等の組み立て部品が不要であるとともに、
成形のみで製造できるので、従来の組み立て工程が削減
できる。さらに、アンテナ電極と接地電極が連続してリ
ードフレームにより形成されているので、このリードフ
レームを成形機に送ることにより連続してアンテナユニ
ットを製造することができる。
【0027】
【実施例】以下、本発明を実施例として示した図面に基
づいて説明する。
【0028】図1は本発明のマイクロストリップアンテ
ナの一実施例を示す断面図である。図1にみるように、
この実施例のマイクロストリップアンテナは、給電部4
を備えるアンテナ電極1及びこのアンテナ電極1と絶縁
層2を介して対向している接地電極3と、この接地電極
3に隣接しているアンプ回路部10とを、樹脂製レドー
ム7に封入し、前記絶縁層2もこのレドーム7を構成す
る樹脂により形成されている。
【0029】また、本実施例のマイクロストリップアン
テナでは、給電部4はアンテナ電極1の切り起こし片9
により形成されており、給電部4とアンテナ電極1を接
続する工程が省略できる。そして、この給電部4が絶縁
層2を貫通し、さらに接地電極3に設けられた開口部5
を貫通し、給電部4の下端6は前記開口部5より下に突
出していて、かつ、給電部4と接地電極3とは前記開口
部5において樹脂により絶縁されている。さらに、この
接地電極3に隣接してアンプ回路部10が設けられ、上
記開口部5より突出している給電部4の下端6がアンプ
回路部10に設けられた導通孔17に挿入され、アンプ
回路部10に形成されたアンプ回路18に接続されてい
る。このアンプ回路部10には、アンテナ電極1で受信
した信号を該アンテナユニット外部に電送する給電路1
9が設けられいる。この給電路19として、例えば同軸
ケーブルが一般に使用されている。また、レドーム7を
一体成形するため、同軸ケーブルを直接アンプ回路部1
0に接続せず、同軸ケーブルを接続するための接続端子
を設けることもある。
【0030】上記アンプ回路部10の下面には、ノイズ
電波を遮断する金属シャーシ11が取り付けられてい
る。この金属シャーシ11は、ノイズ電波を遮断するも
のであれば特に限定はされず、例えば、アルミニウム、
鉄。銅等の金属板を用いることができる。
【0031】また、上記アンテナユニットを形成する樹
脂製のレドーム7の最下部には、外部機器にこのアンテ
ナユニットを取り付けることができる取付け部材12が
樹脂内に封入されているので、この取付け部材12を利
用してアンテナユニットを設置することができる。この
取付け部材12としては、磁石、ナット、ボルト等を用
いることができ、設置する場所に応じて取付け部材12
を選択することができる。
【0032】このように本実施例では、アンテナを構成
するアンテナ電極1と給電部4と接地電極3とアンプ回
路部10とを一体に成形することができるので、それぞ
れ組み立てる工程を省略することができる。
【0033】上記給電部4は、アンテナ電極1の一部を
切断し切り起こし片9により形成されているが、アンテ
ナ電極1に通孔を穿設してこの通孔に金属ピンを挿入し
て形成することもできる。
【0034】本実施例における、アンテナ電極1及び接
地電極3の材質は、導電性があれば特に限定はされず、
例えば、アルミニウム、鉄、銅、ステンレス鋼等の金属
板を用いることができる。また、樹脂製のレドーム7を
構成する樹脂は、電波を遮断しないものであれば特に限
定はされないが、受信周波数、低誘電損失、成形性等の
点から、フッ素樹脂、ポリカーボネート、ポリフェニレ
ンオキサイド(PPO)、ポリプロピレン(PP)、ポ
リブチレンテレフタレート(PBT)、ABS等の熱可
塑性樹脂が好ましい。
【0035】図2は、本発明のアンテナユニットの他の
実施例を示す断面図である、この実施例は、給電部4を
備えるアンテナ電極1と、このアンテナ電極1の上下に
絶縁層2を介して対向している遮蔽導体13と接地電極
3とを備えるアンテナユニットである。
【0036】このアンテナユニットは、図1のアンテナ
ユニットの構成に加えて、アンテナ電極1の上部に、絶
縁層2を介して遮蔽導体13が対向している。この遮蔽
導体13は輻射ビーム成形用の電極板で、このように遮
蔽電極13を設けることにより、天頂方向の輻射波を抑
え、アンテナ特性である低仰角特性を向上することがで
きる。
【0037】また、上記図1と同様に、アンテナを構成
するアンテナ電極1と給電部4と接地電極3とアンプ回
路部10とを一体に成形することができるので、それぞ
れ組み立てる工程を省略することができ、樹脂製のレド
ーム7に封止することにより、これらのアンテナを構成
する構成要素を固持することができる。
【0038】図3は、本発明に係るアンテナユニットを
構成する一実施例のアンテナの断面図であり、図4は、
他の一実施例のアンテナ電極の断面図である。
【0039】図3に示すアンテナは、図にしめすごと
く、アンテナ電極1に給電部4が接続され、このアンテ
ナ電極1に対向して接地電極2を備えている。このアン
テナ電極1は、円形の金属板で形成され、断面が湾曲し
ている。このように、アンテナ電極1が湾曲することに
より、天空を移動する人工衛星から送られる信号を、人
工衛星の位置が低くなっても受信することができる。
【0040】また、図4に示すアンテナは、図3と同様
に、アンテナ電極1に給電部4が接続され、このアンテ
ナ電極1に対向して接地電極2を備えている。このアン
テナ電極1は、方形の金属板で形成され、この金属板の
周縁部14が下方に屈折している。このアンテナも上記
図3に示すアンテナと同様、天空を移動する人工衛星か
ら送られる信号を、人工衛星の位置が低くなっても受信
することができる。
【0041】つぎに、本発明に係るマイクロストリップ
アンテナの製造方法について詳細に説明する。
【0042】本実施例のマイクロストリップアンテナの
製造方法は、図5に示すようにテープ状に形成された第
1及び第2のリードフレーム15、16に、それぞれア
ンテナ電極1、接地電極3を形成し、アンテナ電極1に
は給電部4を形成する。この給電部4は、図5では第1
のリードフレーム15の加工が容易であるため切り起こ
し片9で形成されたものを使用したが、アンテナ電極1
に通孔を形成し、この通孔に金属ピンを挿入したものや
金属ネジを螺合したものでもよい。
【0043】また、接地電極3が形成された第2のリー
ドフレーム16には、アンプ回路部10や金属シャーシ
11を搭載接続したものを使用しても良い。
【0044】上記第1のリードフレーム15に形成され
たアンテナ電極1の給電部4を、第2のリードフレーム
16に形成された接地電極3に接触しないよう開口部5
に挿入し、アンテナ電極1と接地電極3との間隔を一定
に維持した状態で成形機に送り込む。そして、この成形
機を構成する所定の成形金型内に第1及び第2のリード
フレーム15、16をセットし、成形金型内に樹脂を充
填してレドーム7を形成して封止する。
【0045】このようにして得られたアンテナユニット
は、図6に示す如く、この樹脂製のレドーム7内に、ア
ンテナ電極1、給電部4、接地電極3、アンプ回路部1
0、及び、金属シャーシ11等が封入されている。この
アンテナ電極1と接地電極3は、該レドーム7を構成す
る樹脂により互いに絶縁されてアンテナを形成する。こ
のアンテナユニットは、第1及び第2のリードフレーム
15、16に形成されたアンテナ電極1、給電部4、接
地電極3等を使用しているため、レドーム7の側壁より
上記第1及び第2のリードフレーム15、16が突出し
ている。さらに、アンテナユニットが成形された第1及
び第2のリードフレーム15、16を一定量送りだし、
上記成形作業を繰り返し、次のアンテナユニットを成形
する。
【0046】そして、成形機より連続的に成形されたア
ンテナユニットは、上記リードフレーム15、16によ
りそれぞれ接続されているので、切断して単体のアンテ
ナユニットを形成する。
【0047】上記成形方法としては、射出成形、直圧成
形、トランスファー成形、ブロー成形等の成形方法を採
用することができる。
【0048】また、成形に使用する樹脂としては、フッ
素樹脂、ポリカーボネート、ポリフェニレンオキサイド
(PPO)、ポリプロピレン(PP)、ポリブチレンテ
レフタレート(PBT)、ABSを用い、電極材質とし
て銅または鉄を用いて、図1に示す構成のマイクロスト
リップアンテナを作製したところ、従来のマイクロスト
リップアンテナと同等のアンテナ利得等のアンテナ性能
が得られることが確認できた。
【0049】このようにして、リードフレーム上にアン
テナユニットを構成する部品を搭載し、連続的に成形加
工してアンテナユニットを製造することにより、生産効
率を大きく向上することができる。また、リードフレー
ムの数を増やすことにより、図2で示した遮蔽板を備え
るアンテナユニットも容易に成形することができる。
【0050】
【発明の効果】本発明に係るアンテナユニットは、上記
のように構成されているので、従来のマイクロストリッ
プアンテナでは必要であったネジ等の組み立て部品が不
要であり、事前にアンプ回路部等を接地電極に接続する
ことにより、成形のみで製造でき、従来の組み立て工程
を削減できる。さらに、アンテナ電極と接地電極間の絶
縁層を樹脂により形成しているので、アンテナエレメン
ト用プリント配線板を必要とせずに製造することがで
き、アンテナ電極、接地電極、アンプ回路部等のアンテ
ナユニットを構成する部品を樹脂で固定することがで
き、部品の緩みがなくなり信頼性を向上することができ
る。また、部品を固定するためのネジ等を使用しないの
で、製造コストの削減が可能となる。
【0051】さらに、請求項8又は請求項9に係るアン
テナユニットは、アンテナユニットを構成するアンテナ
電極が、湾曲、周縁部が下方に屈折しているので、低い
位置にある人工衛星より送られる信号を受信する低仰角
特性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアンテナユニットの一実施例を示
す断面図である。
【図2】本発明に係るアンテナユニットの他の一実施例
を示す断面図である。
【図3】本発明に係るアンテナユニットを構成するアン
テナの断面図である。
【図4】本発明に係るアンテナユニットを構成する他の
アンテナの断面図である。
【図5】本発明に係るアンテナユニットの製造方法を説
明する斜視図である。
【図6】本発明に係るアンテナユニットの製造方法を使
用たアンテナユニットを説明する断面図である。
【図7】従来のアンテナユニットを示す断面図である。
【図8】従来の他のアンテナユニットを示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 アンテナ電極 2 絶縁層 3 接地電極 4 給電部 5 開口部 6 下端 7 レドーム

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給電部(4)を備えるアンテナ電極
    (1)及びこのアンテナ電極(1)と絶縁層(2)を介
    して対向している接地電極(3)と、この接地電極
    (3)に隣接しているアンプ回路部(10)を、樹脂製
    のレドーム(7)により封入してなることを特徴とする
    アンテナユニット。
  2. 【請求項2】 上記アンプ回路部(10)にアンプ回路
    部(10)を覆う金属シャーシ(11)を、樹脂製のレ
    ドーム(7)に封入してなることを特徴とする請求項1
    記載のアンテナユニット。
  3. 【請求項3】 レドーム(7)の最下部に、外部機器に
    取り付けることができる取付け部材(12)を、樹脂製
    のレドーム(7)に封入してなることを特徴とする請求
    項1又は請求項2記載のアンテナユニット。
  4. 【請求項4】 給電部(4)を備えるアンテナ電極
    (1)と、このアンテナ電極(1)と絶縁層(2)を介
    して上面に対向している遮蔽導体(13)及びこのアン
    テナ電極(1)と絶縁層(2)を介して下面に対向して
    いる接地電極(3)を、樹脂製のレドーム(7)に封入
    ししてなることを特徴とするアンテナユニット。
  5. 【請求項5】 接地電極(3)に隣接してアンプ回路部
    (10)を備えることを特徴とする請求項4記載のアン
    テナユニット。
  6. 【請求項6】 上記アンプ回路部(10)にアンプ回路
    部(10)を覆う金属シャーシ(11)を、樹脂製のレ
    ドーム(7)に封入してなることを特徴とする請求項5
    記載のアンテナユニット。
  7. 【請求項7】 レドーム(7)の最下部に、外部機器に
    取り付けることができる取付け部材(12)を、樹脂製
    のレドーム(7)に封入してなることを特徴とする請求
    項4乃至請求項6いずれか記載のアンテナユニット。
  8. 【請求項8】 アンテナ電極(1)が断面湾曲している
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項7いずれか記載の
    アンテナユニット。
  9. 【請求項9】 アンテナ電極(1)の周縁部(14)が
    下方に屈折していることを特徴とする請求項1乃至請求
    項7いずれか記載のアンテナユニット。
  10. 【請求項10】 給電部(4)を備えるアンテナ電極
    (1)が連続して形成されたリードフレームと接地電極
    (3)が連続して形成されたリードフレームとを、一定
    の間隔を維持して対向し、この対向したリードフレーム
    を成形機に送り込み、この成形機を構成する金型内に樹
    脂を充填して封入し、樹脂製のレドーム(7)を構成し
    てアンテナユニットを製造することを特徴とするアンテ
    ナユニットの製造方法。
JP32660894A 1994-12-28 1994-12-28 アンテナユニット及びアンテナユニットの製造方法 Pending JPH08186430A (ja)

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