JPH08237025A - 複合型平面アンテナ - Google Patents

複合型平面アンテナ

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Publication number
JPH08237025A
JPH08237025A JP3510795A JP3510795A JPH08237025A JP H08237025 A JPH08237025 A JP H08237025A JP 3510795 A JP3510795 A JP 3510795A JP 3510795 A JP3510795 A JP 3510795A JP H08237025 A JPH08237025 A JP H08237025A
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JP
Japan
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antenna
metal
folded monopole
short
loading plate
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Application number
JP3510795A
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English (en)
Inventor
Katsuya Tsukamoto
活也 塚本
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08237025A publication Critical patent/JPH08237025A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】見かけ上1つのアンテナで多種類の通信サービ
スに対応できる複合型平面アンテナを提供する。 【構成】円盤状の地導体板1及び装荷板2を金属製のス
ペーサ4で短絡し、その略中心にコネクタ3を介して給
電し金属装荷折り返しモノポールアンテナAが構成して
ある。装荷板2の上面には誘電体基板7にパッチ素子8
を形成して成るパッチアンテナBが配設してある。この
パッチアンテナBに給電するための同軸ケーブル12は
地導体板1と装荷板2とに設けた孔93 ,103 を貫通
させてある。したがって、パッチアンテナBによりGP
S受信に対応した円偏波アンテナが、金属装荷折り返し
モノポールアンテアAにより移動体通信に対応した直線
偏波アンテナが構成され、見かけ上1つのアンテナで複
数の通信サービスに対応できる低姿勢な複合型平面アン
テナが実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主にマルチメディア移
動体通信に用いられ、デジタル電話を初めとする移動体
通信システムの送受信用アンテナ、グローバルポジショ
ニングシステム(以下、「GPS」と略す。)の受信用
アンテナ等を見かけ上1つの平面アンテナで実現させた
複合型平面アンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、移動体通信システムに用いられる
アンテナとしては、モノポールアンテナが広範囲に用い
られてきた。ところが、物理長が使用波長の約1/4以
上必要な場合が多く、特に高速の移動体に搭載する場合
や、可搬型のパーソナル用途には適さない場合があっ
た。そのため、これらの用途にはより低姿勢化が望まれ
ていた。
【0003】さらに、セルラー、GPS、VICS(道
路交通情報通信システム)、データ通信などのサービス
の多様化が進展し、その用途毎にアンテナの設置台数が
増加し、移動体には不適であるのみならず、美観上の問
題も指摘されている。ところで、低姿勢なアンテナとし
てはモノポールアンテナの長さを短くし、円盤などのデ
ィスクを装荷したディスク装荷モノポールアンテナが以
下の文献等により公知である。 〔関根、宇野、澤谷、安達:”円盤装荷折返しモノポー
ルアンテナの理論解析”,信学論(B)、J71−B、
11、pp.1244−1247(1988−11)〕 〔金田、近藤、安藤、後藤:”軸対称モード円環パッチ
アンテナとその給電法”,信学技報、AP87−53
(1987−07)〕
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなディスク装荷モノポールアンテナは、単独では1
つの共振周波数にて垂直偏波を発生するだけであり、多
数の共振周波数を持たせることは困難であり、また、偏
波を多重化することも不可能である。つまり、上述のよ
うな通信サービスの多様化に適応するためには、多種類
の公知の平面アンテナを設置する必要があり、スペース
やコストがかかるという問題があった。
【0005】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、見かけ上1つのアンテナで多種類の通信サー
ビスに対応できる複合型平面アンテナを提供しようとす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、地導体板と金属製の装荷板とを
短絡手段により短絡して成る金属装荷折り返しモノポー
ルアンテナと、上記装荷板の上方に配置支持される1乃
至複数のアンテナと、金属装荷折り返しモノポールアン
テナを貫通して上記1乃至複数のアンテナに給電する給
電手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、内部に空洞を有する導体にて短絡手段を構成し、こ
の短絡手段の内部に給電手段を挿通して成ることを特徴
とする。請求項3の発明は、上記目的を達成するため
に、地導体板と金属製の装荷板とを短絡手段により短絡
して成る金属装荷折り返しモノポールアンテナと、上記
装荷板の上方に配置支持される1乃至複数のアンテナ素
子と、金属装荷折り返しモノポールアンテナを貫通して
上記1乃至複数のアンテナ素子に給電する給電手段とを
備えたことを特徴とする。
【0008】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、上記給電手段を上記短絡手段の内部に貫通させたこ
とを特徴とする。請求項5の発明は、請求項1乃至4の
発明において、上記1乃至複数のアンテナの内の少なく
とも1つのアンテナの受信電力を増幅する増幅手段を上
記地導体板の下方に配設したことを特徴とする。
【0009】請求項6の発明は、請求項3乃至5の発明
において、上記アンテナ素子を金属製の装荷板としたこ
とを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1の発明の構成では、地導体板と金属製
の装荷板とを短絡手段により短絡して成る金属装荷折り
返しモノポールアンテナと、上記装荷板の上方に配置支
持される1乃至複数のアンテナと、金属装荷折り返しモ
ノポールアンテナを貫通して上記1乃至複数のアンテナ
に給電する給電手段とを備えたので、多種類の通信サー
ビスに対応した別々のアンテナを見かけ上1つのアンテ
ナとして複合し、多数種のアンテナを別々に設置する場
合に比較して設置スペースを縮小することができるとと
もにコストダウンが図れ、設置場所の制限や美観上の問
題の改善も可能となり、アンテナ自体は低姿勢な平面ア
ンテナを実現でき、移動体の内部でも外部でも取り付け
が可能であり、マルチメディアでの移動体通信の用途に
幅広く対応できる。
【0011】請求項2の発明の構成では、内部に空洞を
有する導体にて短絡手段を構成し、この短絡手段の内部
に給電手段を挿通して成るので、地導体板と導通する短
絡手段によって給電手段がシールドされることになり、
金属装荷折り返しモノポールアンテナへの給電手段の影
響を殆どなくすることができる。請求項3の発明の構成
では、地導体板と金属製の装荷板とを短絡手段により短
絡して成る金属装荷折り返しモノポールアンテナと、上
記装荷板の上方に配置支持される1乃至複数のアンテナ
素子と、金属装荷折り返しモノポールアンテナを貫通し
て上記1乃至複数のアンテナ素子に給電する給電手段と
を備えたので、多種類の通信サービスに対応した別々の
アンテナを見かけ上1つのアンテナとして複合し、多数
種のアンテナを別々に設置する場合に比較して設置スペ
ースを縮小することができるとともにコストダウンが図
れ、設置場所の制限や美観上の問題の改善も可能とな
り、アンテナ自体は低姿勢な平面アンテナを実現でき、
移動体の内部でも外部でも取り付けが可能であり、マル
チメディアでの移動体通信の用途に幅広く対応できる。
【0012】請求項4の発明の構成では、上記給電手段
を上記短絡手段の内部に貫通させたので、地導体板と導
通する短絡手段によって給電手段がシールドされること
になり、金属装荷折り返しモノポールアンテナへの給電
手段の影響を殆どなくすることができる。請求項5の発
明の構成では、上記1乃至複数のアンテナの内の少なく
とも1つのアンテナの受信電力を増幅する増幅手段を上
記地導体板の下方に配設したので、接地効果の確保やシ
ールド部材の設置が容易になり、また、アンテナあるい
はアンテナ素子から増幅手段に至る経路を最短にするこ
とができ、損失の低減やS/Nの改善が図れ、信頼性の
高い複合型平面アンテナが実現できるとともに、全体の
薄型化も可能となる。
【0013】請求項6の発明の構成では、上記アンテナ
素子を金属製の装荷板としたので、アンテナ素子である
装荷板と金属装荷折り返しモノポールアンテナの装荷板
とで別の金属装荷折り返しモノポールアンテナを構成
し、2つの金属装荷折り返しモノポールアンテナを全体
として一体に、且つ低姿勢に構成することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。 (実施例1)図1は本実施例の一部省略した分解斜視図
を示し、図2は本実施例の一部省略したアンテナ構成の
断面図を示している。本実施例においては、携帯電話の
ような移動体通信システムに使用される垂直偏波の電波
を送受信するアンテナとしては低姿勢で且つ垂直偏波を
発生するアンテナが必要であることから、このようなア
ンテナとして金属装荷折り返しモノポールアンテナAを
採用し、一方GPSなどに使用される円偏波の電波を受
信するためのパッチアンテナBを金属装荷折り返しモノ
ポールアンテナAに一体的に取り付けて複合し、見かけ
上1つの平面アンテナを構成している。
【0015】金属装荷折り返しモノポールアンテナA
は、地導体板1と、装荷板2と、同軸線一体型Nコネク
タから成るコネクタ3と、短絡用支柱となる略円筒状の
スペーサ4と、ポリカーボネートなどのプラスティック
材料で形成されたボルト5及びナット6とを主要構成部
材として用いており、パッチアンテナBは、セラミック
製の誘電体基板7と、パッチ素子8とを主要構成部材と
して用いている。
【0016】地導体板1は市販のアルミニウム(1mm
厚さ)を略直径90mmの円盤状に打抜き加工して形成
したもので、中心を通る直線近傍に3つの孔91 〜93
を所定間隔で開けてある。また、装荷板2は市販のアル
ミニウム(0.5mm厚さ)を略直径80mmの円盤状
に打抜き加工して形成したもので、中心を通る直線近傍
に地導体板1の孔91 〜93 の位置と対応させて3つの
孔101 〜103 を開けてある。
【0017】地導体板1の中心位置にある真ん中の孔9
1 には下面に固定されたコネクタ3の軸部3aを上方に
貫通させるとともにコネクタ3と一体になった同軸線3
bを装荷板2の中心位置にある孔101 に挿通して装荷
板2に半田などで結合してあり、装荷板2の中心位置に
ある孔101 の部分が装荷板2への給電点11となる。
【0018】一般に金属装荷折り返しモノポールアンテ
ナでは、インピーダンスマッチングのために地導体板の
給電部分の近傍を折り返し、その折り返し部分(短絡部
分)の上部に金属製の装荷板を装荷する構成になってお
り、本実施例では、地導体板1の他方の孔92 に下方よ
りボルト5を貫通させるとともに、このボルト5にアル
ミニウム製のスペーサ4(長さ約15mm、略直径6m
m)を被挿し、ボルト5の先端部分を装荷板2の孔10
2 に挿通してナット6で締め付け固定してあり、このス
ペーサ4によって上記折り返し部分を構成している。な
お、装荷板2における給電点11とスペーサ4の固定位
置(ナット6の略中心)までの間隔は約10mmとして
ある。
【0019】また、給電点11に対して反対側に位置す
る残りの孔93 ,103 と中心位置の孔91 ,101
の間隔は、給電点11とスペーサ4の固定位置までの上
記間隔(約10mm)と等しくしてあり、これらの孔9
3 ,103 に表面が絶縁体で被覆された同軸ケーブル1
2を貫通させ、この同軸ケーブル12の装荷板2側の先
端にパッチアンテナBを接続するとともに、地導体板1
側の後端にはパッチアンテナBへの給電を行なうための
給電端子13が設けてある。なお、この給電端子13は
地導体板1の下面に固定してある。
【0020】パッチアンテナBを構成するセラミック製
の誘電体基板7は比誘電率が約10であって、その表面
に設けた円偏波用のパッチ素子8は略直径が30mmの
円形パッチに縮退分離部分を設けて形成してある。上記
のように構成した本実施例は、地導体板1と、装荷板2
と、給電用のコネクタ3と、この地導体板1と装荷板2
とを短絡するスペーサ4とで金属装荷折り返しモノポー
ルアンテナAを構成し、その給電点11付近において地
導体板1及び装荷板2を貫通させて配設された同軸ケー
ブル12によって給電されるパッチアンテナBを、装荷
板2の上面に取り付けるようにして、全体を複合した多
層の複合型平面アンテナを構成することになる。
【0021】このようにして得られた本実施例を構成す
る金属装荷折り返しモノポールアンテナAにおいて、給
電点11から折り返し部分(スペーサ4の固定位置)ま
での間隔と使用される電波の波長との比と、水平面内に
おけるアンテナのゲインリップルとの関係を測定してみ
たところ、図3に示すような結果が得られた。すなわ
ち、給電点11から0.03λの距離(本実施例と同じ
10mmの間隔に相当)に表面を絶縁体で被覆された同
軸ケーブル12を貫通させても、それによるゲインリッ
プルの増加は少なくアンテナ特性が殆ど変化しないの
で、同軸ケーブル12による影響は無視できることが明
らかとなった。
【0022】これにより、本実施例を構成する金属装荷
折り返しモノポールアンテナAが800MHz帯域で水
平面内無指向性の良好な直線偏波アンテナとして動作
し、同軸ケーブル12を介して給電されるパッチアンテ
ナBが1.5GHz帯域の良好な円偏波アンテナとして
動作することが確認できた。つまり、携帯電話のような
移動体通信システムと、GPSとの両方に見かけ上1つ
の複合型平面アンテナで対応することができるようにな
るのである。
【0023】また、本実施例を構成する複合された金属
装荷折り返しモノポールアンテナAとパッチアンテナB
とを、プラスティック成形により形成される平面型の図
示しないレドーム(2mm厚さ)に収納してもよい。こ
の場合、例えば自動車内(リヤウインドウの横など)に
容易に設置することができ、GPSを応用したナビゲー
ションシステムと自動車電話とに1つの複合型平面アン
テナで対応することができる。
【0024】上述のように本実施例によれば、垂直偏波
の電波に対応した低姿勢の金属装荷折り返しモノポール
アンテナAに、円偏波の電波に対応したパッチアンテナ
Bを一体的に取り付けて複合し見かけ上1つの複合型平
面アンテナを構成したため、多種類の通信サービス(本
実施例では2種類)に対応して別々にアンテナを設置す
る場合に比較し、設置スペースを縮小することができる
とともにコストダウンが図れ、設置場所の制限や美観上
の問題の改善も可能となり、アンテナ自体は低姿勢な平
面アンテナを実現でき、移動体の内部でも外部でも取り
付けが可能であり、マルチメディアでの移動体通信の用
途に幅広く対応できる。
【0025】なお、本実施例では金属装荷折り返しアン
テナAとパッチアンテナBの2種類のアンテナを複合す
る場合について説明したが、3種類以上のアンテナを複
合する場合にも本発明の技術的思想は適用可能であっ
て、複数本の同軸ケーブルを使用するなど給電機構を多
重化することで容易に実現することができる。 (実施例2)図4は本実施例の一部省略した分解斜視図
を示し、図5は本実施例の一部省略したアンテナ構成の
断面図を示している。本実施例の基本構成は実施例1と
共通であるので、共通する部分には同一の符号を付して
説明は省略し、本実施例の特徴となる部分についてのみ
説明する。
【0026】本実施例においては、金属装荷折り返しモ
ノポールアンテナAの構造上の特徴に着目し、その折り
返し部分(スペーサ4)の少なくとも表面で短絡してい
ればその内部はアンテナの特性に無関係であることか
ら、パッチアンテナBに給電するための同軸ケーブル1
2を略円筒状のスペーサ4内部に挿通した点に特徴を有
するものである。なお、本実施例では地導体板1と装荷
板2との固定のため、スペーサ4の近傍に約5mmの間
隔をおいてプラスティック製の略円筒状の誘電体スペー
サ14(約15mm長さ、略直径6mm)を地導体板1
と装荷板2との間に介装し、この誘電体スペーサ14内
部を貫通させたボルト5にナット6を締結している。
【0027】したがって、本実施例ではパッチアンテナ
Bに給電するための同軸ケーブル12を金属製のスペー
サ4内部に挿通させたことにより、同軸ケーブル12の
影響をさらに低減することができ、これにより金属装荷
折り返しモノポールアンテナAの指向性を実施例1の場
合に比較して約2dBの変動が改善できることが実験的
に確認できた。なお、その他の性能は実施例1と略同等
の結果が得られ、円偏波に関しても実施例1と同様の良
好な発生結果が得られた。
【0028】(実施例3)図6は本実施例の一部省略し
た分解斜視図を示し、図7は本実施例の一部省略したア
ンテナ構成の断面図を示している。ただし、金属装荷折
り返しモノポールアンテナAの構成については上記実施
例2と共通であるので同一の符号を付して説明は省略す
る。
【0029】上記実施例1,2では金属装荷折り返しモ
ノポールアンテナAとパッチアンテナBという独立した
アンテナを一体的に複合していたが、本実施例において
は、金属装荷折り返しモノポールアンテナAを構成する
金属製の装荷板2をこれと異なる他のアンテナの地導体
板に兼用して、2種類のアンテナを全体として一体に構
成している。
【0030】すなわち、実施例2におけるパッチアンテ
ナBの代わりに、略直径1mmの銅線を略半径30mm
で2ターンして形成したヘリカル素子15を使用し、ヘ
リカル素子15のターンさせていない直線状の導線部1
5bを金属装荷折り返しモノポールアンテナAを構成す
るスペーサ4の内部に貫通させ、ヘリカル素子15の環
状部15aを装荷板2の上方に所定の間隔をあけて配設
してある。
【0031】これにより、装荷板2をヘリカル素子15
の地導体板に兼用して、ヘリカル素子15と装荷板2と
でGPSに対応した送受信アンテナを構成することがで
きる。しかも、ヘリカル素子15の導線部15bはスペ
ーサ4内部を貫通させているので、実施例2と同様にヘ
リカル素子15が金属装荷折り返しモノポールアンテナ
Aに影響することはほとんどないものである。また、ヘ
リカル素子15と金属装荷折り返しモノポールアンテナ
Aとの偏波や共振周波数が大きく異なる場合には、両者
のアイソレーション特性は良好な結果が得られ、しか
も、上記2種類のアンテナを全体として一体に構成する
ことにより、より低姿勢な複合型平面アンテナを実現す
ることができる。
【0032】また、ヘリカル素子15の導線部15bの
下端にはアンプ回路ブロック16が設けてある。このア
ンプ回路ブロック16は、フィルター及び高電子移動ト
ランジスタ(HEMT)から成る増幅回路を略函形のシ
ールドケース16a内に内蔵し、シールドケース16a
の上面に設けた孔からヘリカル素子15の導線部15b
を内部に導入し上記増幅回路に接続して構成してあっ
て、増幅回路によりヘリカル素子15で受信したGPS
信号を増幅するようになっている。さらに、本実施例で
は、アンプ回路ブロック16を金属装荷折り返しモノポ
ールアンテナAを構成する地導体板1の下面に取着して
ある。
【0033】ここで、プリアンプによってアンテナの受
信電力を増幅することは、移動体での受信にとっては非
常に重要であるが、プリアンプの不要発信防止などの信
頼性確保が重要となる。そのため、本実施例のようにプ
リアンプたる増幅回路を備えたアンプ回路ブロック16
を地導体板1の下面に取着すると、接地効果の確保やシ
ールド部材の設置が容易になり、信頼性の高い複合型平
面アンテナが実現できる。また、アンテナを構成するヘ
リカル素子15からアンプ回路ブロック16に至る経路
を最短にすることができ、損失の低減やS/Nの改善を
図ることができ、さらに、全体の薄型化も可能となる。
なお、同様のアンプ回路ブロックを用い、コネクタ3を
介して金属装荷折り返しモノポールアンテナAの受信電
力を増幅するようにすれば、金属装荷折り返しモノポー
ルアンテナAに関しても上記と同様の効果が得られるこ
とは言うまでもない。
【0034】なお、本実施例では金属装荷折り返しモノ
ポールアンテナAにヘリカル素子15を一体的に設ける
構成を例示したが、例えば、ヘリカル素子1の代わりに
パッチ素子を用いてもよく、金属装荷折り返しモノポー
ルアンテナAの装荷板2を地導体板として兼用すること
ができ、金属装荷折り返しモノポールアンテナAと異な
る特性を有するアンテナであれば、本実施例と同様の効
果を得ることができる。
【0035】(実施例4)図8は本実施例の一部省略し
た分解斜視図を示し、図9は本実施例の一部省略したア
ンテナ構成の断面図を示している。ただし、金属装荷折
り返しモノポールアンテナAの構成については上記実施
例2と共通であるので同一の符号を付して説明は省略す
る。
【0036】本実施例は、実施例2におけるパッチアン
テナBの代わりにスペーサ4内部を貫通させた同軸ケー
ブル12の先端を金属製の装荷板17の略中心に半田な
どで固定するとともに、装荷板17と装荷板2との間に
略円筒状の金属製のスペーサ18を介装させ、金属装荷
折り返しモノポールアンテナAの下面より地導体板1,
装荷板2を貫通させたボルト5をこのスペーサ18内部
に貫通させ、ボルト5の先端にナット6を締結すること
により、地導体板1,装荷板2,装荷板17を一体的に
固定してある。
【0037】装荷板17は市販のアルミニウム(0.5
mm厚さ)を略直径50mmの円盤状に打抜き加工して
形成したもので、中心を通る直線上に2つの孔を所定間
隔で開けてあり、中心位置の孔に同軸ケーブル12の先
端が接続されて給電され、また、他方の孔からボルト5
の先端が貫通させてある。上述のように構成した本実施
例では、地導体板1と装荷板2とを有する第1の金属装
荷折り返しモノポールアンテナA1 と、この第1の金属
装荷折り返しモノポールアンテナA1 を構成する装荷板
2を地導体板として兼用し装荷板2と装荷板17とを有
する第2の金属装荷折り返しモノポールアンテナA2
を全体として一体に構成して複合型平面アンテナを実現
している。
【0038】ここで、2種類のアンテナは共に金属装荷
折り返しモノポールアンテナA1 ,A2 であり、両方と
も垂直偏波となるが、両者の共振周波数を異ならせるこ
とによって、上側の第2の金属装荷折り返しモノポール
アンテナA2 でデジタル信号によるセルラー方式(1.
5GHz帯域、垂直偏波)の送受信を行い、下側の第1
の金属装荷折り返しモノポールアンテナA1 でアナログ
信号によるセルラー方式(800MHz帯域、垂直偏
波)の送受信を行なうことができるのを確認できた。す
なわち、2種類の電話サービスにおける電波の送受信が
本実施例の複合型平面アンテナで可能となり、しかも、
本実施例の構成の複合型平面アンテナをレドームに収納
し自動車内に設置した場合でも良好に動作することが確
認できた。
【0039】なお、本実施例における第2の金属装荷折
り返しモノポールアンテナA2 を構成する装荷板17の
上方に実施例1,2と同様にしてGPS受信用のパッチ
アンテナBを取付け、全体として3種類のアンテナを一
体に構成することも可能であり、この場合には、GP
S、デジタルのセルラー方式、アナログのセルラー方式
の3つの通信サービスへの対応が可能となることが確認
できた。
【0040】また、上記実施例1〜4において、地導体
板1の下面に実施例3と同様のアンプ回路ブロック16
を配設し、装荷板2やパッチアンテナBに給電するよう
にすれば受信電力のS/N比が改善できることが確認で
きた。さらに、パッチアンテナBを構成する誘電体基板
7の裏面側にアンプ回路を一体に設けるようにすれば、
GPS受信用のアンテナとしてアンプ一体型のパッチア
ンテナを構成することができ、この場合には複合型平面
アンテナとしての全体の高さは高くなるが、パッチアン
テナの単独(分離)製造が可能となり、製造歩留りを改
善することができる。すなわち、アンテナの条件に依存
することなく多種類のアンテナを複合して有効な複合型
平面アンテナを実現できることが確認できたことにな
る。
【0041】ただし、上述の実施例1〜4における構成
以外にも種々の組み合わせで複数種のアンテナを複合す
ることが可能であり、その場合にも良好に動作すること
は言うまでもない。
【0042】
【発明の効果】請求項1の発明は、地導体板と金属製の
装荷板とを短絡手段により短絡して成る金属装荷折り返
しモノポールアンテナと、上記装荷板の上方に配置支持
される1乃至複数のアンテナと、金属装荷折り返しモノ
ポールアンテナを貫通して上記1乃至複数のアンテナに
給電する給電手段とを備えたので、多種類の通信サービ
スに対応した別々のアンテナを見かけ上1つのアンテナ
に複合し、多数種のアンテナを別々に設置する場合に比
較して設置スペースを縮小することができるとともにコ
ストダウンが図れ、設置場所の制限や美観上の問題の改
善も可能となり、アンテナ自体は低姿勢な平面アンテナ
を実現でき、移動体の内部でも外部でも取り付けが可能
であり、マルチメディアでの移動体通信の用途に幅広く
対応できるという効果がある。
【0043】請求項2の発明は、内部に空洞を有する導
体にて短絡手段を構成し、この短絡手段の内部に給電手
段を挿通して成るので、地導体板と導通する短絡手段に
よって給電手段がシールドされることになり、金属装荷
折り返しモノポールアンテナへの給電手段の影響を殆ど
なくすることができるという効果がある。請求項3の発
明は、地導体板と金属製の装荷板とを短絡手段により短
絡して成る金属装荷折り返しモノポールアンテナと、上
記装荷板の上方に配置支持される1乃至複数のアンテナ
素子と、金属装荷折り返しモノポールアンテナを貫通し
て上記1乃至複数のアンテナ素子に給電する給電手段と
を備えたので、多種類の通信サービスに対応した別々の
アンテナを見かけ上1つのアンテナに複合し、多数種の
アンテナを別々に設置する場合に比較して設置スペース
を縮小することができるとともにコストダウンが図れ、
設置場所の制限や美観上の問題の改善も可能となり、ア
ンテナ自体は低姿勢な平面アンテナを実現でき、移動体
の内部でも外部でも取り付けが可能であり、マルチメデ
ィアでの移動体通信の用途に幅広く対応できるという効
果がある。
【0044】請求項4の発明は、上記給電手段を上記短
絡手段の内部に貫通させたので、地導体板と導通する短
絡手段によって給電手段がシールドされることになり、
金属装荷折り返しモノポールアンテナへの給電手段の影
響を殆どなくすることができるという効果がある。請求
項5の発明は、上記1乃至複数のアンテナの内の少なく
とも1つのアンテナの受信電力を増幅する増幅手段を上
記地導体板の下方に配設したので、接地効果の確保やシ
ールド部材の設置が容易になり、また、アンテナあるい
はアンテナ素子から増幅手段に至る経路を最短にするこ
とができ、損失の低減やS/Nの改善が図れ、信頼性の
高い複合型平面アンテナが実現できるとともに、全体の
薄型化も可能となるという効果がある。
【0045】請求項6の発明は、上記アンテナ素子を金
属製の装荷板としたので、アンテナ素子である装荷板と
金属装荷折り返しモノポールアンテナの装荷板とで別の
金属装荷折り返しモノポールアンテナを構成し、2つの
金属装荷折り返しモノポールアンテナを全体として一体
に、且つ低姿勢に構成することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1を示す一部省略した分解斜視図であ
る。
【図2】同上の断面図である。
【図3】同上の給電点から短絡位置までの距離と使用波
長との比と、水平面内のゲインリップルとの関係を示す
特性図である。
【図4】実施例2を示す一部省略した分解斜視図であ
る。
【図5】同上の断面図である。
【図6】実施例3を示す一部省略した分解斜視図であ
る。
【図7】同上の断面図である。
【図8】実施例4を示す一部省略した分解斜視図であ
る。
【図9】同上の断面図である。
【符号の説明】
A 金属装荷折り返しモノポールアンテナ B パッチアンテナ 1 地導体板 2 装荷板 3 コネクタ 4 スペーサ 5 ボルト 6 ナット 7 誘電体基板 8 パッチ素子 12 同軸ケーブル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年6月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、地導体板と金属製の装荷板とを
短絡手段により短絡して成る金属装荷折り返しモノポー
ルアンテナと、上記装荷板の上方に配置支持される1乃
至複数のアンテナと、金属装荷折り返しモノポールアン
テナの給電点から折り返し部分までの距離とほぼ等しい
間隔で上記給電点から隔離され金属装荷折り返しモノポ
ールアンテナを貫通して上記1乃至複数のアンテナに給
電する給電手段とを備えたことを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、内部に空洞を有する導体にて短絡手段を構成し、こ
の短絡手段の内部に給電手段を挿通して成ることを特徴
とする。請求項3の発明は、上記目的を達成するため
に、地導体板と金属製の装荷板とを短絡手段により短絡
して成る金属装荷折り返しモノポールアンテナと、上記
装荷板の上方に配置支持される1乃至複数のアンテナ素
子と、金属装荷折り返しモノポールアンテナを貫通して
上記1乃至複数のアンテナ素子に給電する給電手段とを
備え、金属装荷折り返しモノポールアンテナの上記装荷
板を上記1乃至複数のアンテナ素子の地導体板として成
ことを特徴とする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【作用】請求項1の発明の構成では、地導体板と金属製
の装荷板とを短絡手段により短絡して成る金属装荷折り
返しモノポールアンテナと、上記装荷板の上方に配置支
持される1乃至複数のアンテナと、金属装荷折り返しモ
ノポールアンテナの給電点から折り返し部分までの距離
とほぼ等しい間隔で上記給電点から隔離され金属装荷折
り返しモノポールアンテナを貫通して上記1乃至複数の
アンテナに給電する給電手段とを備えたので、多種類の
通信サービスに対応した別々のアンテナを見かけ上1つ
のアンテナとして複合し、多数種のアンテナを別々に設
置する場合に比較して設置スペースを縮小することがで
きるとともにコストダウンが図れ、設置場所の制限や美
観上の問題の改善も可能となり、アンテナ自体は低姿勢
な平面アンテナを実現でき、移動体の内部でも外部でも
取り付けが可能であり、マルチメディアでの移動体通信
の用途に幅広く対応できる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】請求項2の発明の構成では、内部に空洞を
有する導体にて短絡手段を構成し、この短絡手段の内部
に給電手段を挿通して成るので、地導体板と導通する短
絡手段によって給電手段がシールドされることになり、
金属装荷折り返しモノポールアンテナへの給電手段の影
響を殆どなくすることができる。請求項3の発明の構成
では、地導体板と金属製の装荷板とを短絡手段により短
絡して成る金属装荷折り返しモノポールアンテナと、上
記装荷板の上方に配置支持される1乃至複数のアンテナ
素子と、金属装荷折り返しモノポールアンテナを貫通し
て上記1乃至複数のアンテナ素子に給電する給電手段と
を備え、金属装荷折り返しモノポールアンテナの上記装
荷板を上記1乃至複数のアンテナ素子の地導体板とし
ので、多種類の通信サービスに対応した別々のアンテナ
を見かけ上1つのアンテナとして複合し、多数種のアン
テナを別々に設置する場合に比較して設置スペースを縮
小することができるとともにコストダウンが図れ、設置
場所の制限や美観上の問題の改善も可能となり、アンテ
ナ自体は低姿勢な平面アンテナを実現でき、移動体の内
部でも外部でも取り付けが可能であり、マルチメディア
での移動体通信の用途に幅広く対応できる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】また、給電点11に対して反対側に位置す
る残りの孔93 ,103 と中心位置の孔91 ,101
の間隔は、給電点11とスペーサ4の固定位置までの上
記間隔(約10mm)と等しくしてあり、これらの孔9
3 ,103 に表面が絶縁体で被覆された同軸ケーブル1
2を貫通させ、この同軸ケーブル12の装荷板2側の先
端にパッチアンテナBを接続するとともに、地導体板1
側の後端にはパッチアンテナBへの給電を行なうための
給電端子13が設けてある。すなわち、給電端子13は
金属装荷折り返しモノポールアンテナAの給電点11か
ら折り返し部分(スペーサ4)までの距離とほぼ等しい
間隔で給電点11から隔離されることになる。なお、こ
の給電端子13は地導体板1の下面に固定してある。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】
【発明の効果】請求項1の発明は、地導体板と金属製の
装荷板とを短絡手段により短絡して成る金属装荷折り返
しモノポールアンテナと、上記装荷板の上方に配置支持
される1乃至複数のアンテナと、金属装荷折り返しモノ
ポールアンテナの給電点から折り返し部分までの距離と
ほぼ等しい間隔で上記給電点から隔離され金属装荷折り
返しモノポールアンテナを貫通して上記1乃至複数のア
ンテナに給電する給電手段とを備えたので、多種類の通
信サービスに対応した別々のアンテナを見かけ上1つの
アンテナに複合し、多数種のアンテナを別々に設置する
場合に比較して設置スペースを縮小することができると
ともにコストダウンが図れ、設置場所の制限や美観上の
問題の改善も可能となり、アンテナ自体は低姿勢な平面
アンテナを実現でき、移動体の内部でも外部でも取り付
けが可能であり、マルチメディアでの移動体通信の用途
に幅広く対応できるという効果がある。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】請求項2の発明は、内部に空洞を有する導
体にて短絡手段を構成し、この短絡手段の内部に給電手
段を挿通して成るので、地導体板と導通する短絡手段に
よって給電手段がシールドされることになり、金属装荷
折り返しモノポールアンテナへの給電手段の影響を殆ど
なくすることができるという効果がある。請求項3の発
明は、地導体板と金属製の装荷板とを短絡手段により短
絡して成る金属装荷折り返しモノポールアンテナと、上
記装荷板の上方に配置支持される1乃至複数のアンテナ
素子と、金属装荷折り返しモノポールアンテナを貫通し
て上記1乃至複数のアンテナ素子に給電する給電手段と
を備え、金属装荷折り返しモノポールアンテナの上記装
荷板を上記1乃至複数のアンテナ素子の地導体板とし
ので、多種類の通信サービスに対応した別々のアンテナ
を見かけ上1つのアンテナに複合し、多数種のアンテナ
を別々に設置する場合に比較して設置スペースを縮小す
ることができるとともにコストダウンが図れ、設置場所
の制限や美観上の問題の改善も可能となり、アンテナ自
体は低姿勢な平面アンテナを実現でき、移動体の内部で
も外部でも取り付けが可能であり、マルチメディアでの
移動体通信の用途に幅広く対応できるという効果があ
る。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地導体板と金属製の装荷板とを短絡手段
    により短絡して成る金属装荷折り返しモノポールアンテ
    ナと、上記装荷板の上方に配置支持される1乃至複数の
    アンテナと、金属装荷折り返しモノポールアンテナを貫
    通して上記1乃至複数のアンテナに給電する給電手段と
    を備えたことを特徴とする複合型平面アンテナ。
  2. 【請求項2】 内部に空洞を有する導体にて短絡手段を
    構成し、この短絡手段の内部に給電手段を挿通して成る
    ことを特徴とする請求項1記載の複合型平面アンテナ。
  3. 【請求項3】 地導体板と金属製の装荷板とを短絡手段
    により短絡して成る金属装荷折り返しモノポールアンテ
    ナと、上記装荷板の上方に配置支持される1乃至複数の
    アンテナ素子と、金属装荷折り返しモノポールアンテナ
    を貫通して上記1乃至複数のアンテナ素子に給電する給
    電手段とを備えたことを特徴とする複合型平面アンテ
    ナ。
  4. 【請求項4】 上記給電手段を上記短絡手段の内部に貫
    通させたことを特徴とする請求項3記載の複合型平面ア
    ンテナ。
  5. 【請求項5】 上記1乃至複数のアンテナの内の少なく
    とも1つのアンテナの受信電力を増幅する増幅手段を上
    記地導体板の下方に配設したことを特徴とする請求項1
    乃至4記載の複合型平面アンテナ。
  6. 【請求項6】 上記アンテナ素子を金属製の装荷板とし
    たことを特徴とする請求項3乃至5記載の複合型平面ア
    ンテナ。
JP3510795A 1995-02-23 1995-02-23 複合型平面アンテナ Pending JPH08237025A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6917341B2 (en) 2002-06-11 2005-07-12 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Top-loading monopole antenna apparatus with short-circuit conductor connected between top-loading electrode and grounding conductor
US7193571B2 (en) 2004-02-09 2007-03-20 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Composite antenna
US8803749B2 (en) 2011-03-25 2014-08-12 Kwok Wa Leung Elliptically or circularly polarized dielectric block antenna
JPWO2014034490A1 (ja) * 2012-08-27 2016-08-08 日本電業工作株式会社 アンテナ
JP2020005198A (ja) * 2018-06-29 2020-01-09 シャープ株式会社 無線通信装置

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US7193571B2 (en) 2004-02-09 2007-03-20 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Composite antenna
US8803749B2 (en) 2011-03-25 2014-08-12 Kwok Wa Leung Elliptically or circularly polarized dielectric block antenna
JPWO2014034490A1 (ja) * 2012-08-27 2016-08-08 日本電業工作株式会社 アンテナ
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