JPH0818637B2 - エンジンオイルの注入方法および装置 - Google Patents

エンジンオイルの注入方法および装置

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JPH0818637B2
JPH0818637B2 JP4646287A JP4646287A JPH0818637B2 JP H0818637 B2 JPH0818637 B2 JP H0818637B2 JP 4646287 A JP4646287 A JP 4646287A JP 4646287 A JP4646287 A JP 4646287A JP H0818637 B2 JPH0818637 B2 JP H0818637B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はエンジンオイルの注入方法および装置に関
し、一層詳細には、エンジンの組立ラインにおいて、前
記エンジン内に形成されるオイル流通路のリークテスト
と、このエンジン内にオイルを供給するオイル注入工程
とを単一の装置で自動的に且つ連続して行うことによ
り、前記エンジンの組立並びに検査を一挙に効率よく遂
行し、しかも組立ライン全体の自動化を可能にしたエン
ジンオイルの注入方法および装置に関する。
[従来の技術] 一般に、自動車産業において、大量生産並びに作業の
効率化を達成すべくライン生産工程が広汎に採用されて
いる。この場合、前記ライン生産工程として、例えば、
エンジンの組立ラインが知られている。
すなわち、前記エンジンの組立ラインでは、搬送装置
を介してライン上を搬送させてくるエンジンを順次所定
のステーションに位置決めし、種々の部品を自動的に、
あるいは作業者の入手により組み込むと共に、そのライ
ン途上において種々の検査工程を介在させることにより
エンジンの組立作業を遂行している。
ところで、前記検査工程としては、エンジンにエンジ
ンオイルを注入する前に行われるオイル流通路のリーク
テストがある。前記リークテストは実質的にはエンジン
のオイル流通路内に圧縮空気を供給し、ピストンとシリ
ンダ内周面との間から燃焼室内に基準範囲内の空気が流
入するか否かを検査するものである。そして、前記燃焼
室内への空気の導入量が基準範囲外であれば、そのエン
ジンは不良品と判断し、一方、前記導入量が基準範囲内
であれば、前記エンジンは良品としてエンジンオイルが
注入されて後、次なるステーションへと搬送される。
そこで、従来から行われている前記リークテストとオ
イル注入作業とについて以下に具体的に例示する。
第1図において、参照符号2は組立ラインにおいて各
ステーションを搬送されるエンジンを示す。この場合、
エンジン2の上部にはオイル注入口4が設けられてお
り、このオイル注入口4は前記エンジン2内のオイル流
通路5に連通している。また、エンジン2に夫々外方に
突出してオイルレベルパイプ6とブリーザパイプ8とが
形成されており、前記オイルレベルパイプ6とブリーザ
パイプ8とはオイル注入口4と同様に前記オイル流通路
5に連通している。
そこで、オイル注入作業の際には、前記エンジン2に
おいて、先ず、オイル注入口4およびブリーザパイプ8
をシール治具S1、S2により閉塞すると共に、オイルレベ
ルパイプ6にノズルN1を挿入する。次いで、前記ノズル
N1に接続される圧縮空気供給源(図示せず)からエンジ
ン2内のオイル流通路5に圧縮空気を供給すると、前記
圧縮空気の一部はピストン7とこれが摺接するシリンダ
内周面9との間隙から燃焼室を通過し、図示しないプラ
グ取付孔から外部に導出される。その際、前記圧縮空気
供給源とノズルN1との間にはエアフロメータが接続され
ており、前記エアフロメータを介して前記ピストン7と
シリンダ内周面9との間から外部に流出する圧縮空気の
流出量を検出している。そして、前記流出量が基準範囲
外であれば、エンジン2は不良品と判断され、一方、流
出量が範囲内であれば前記エンジン2にはエンジンオイ
ルが注入される。
すなわち、オイルレベルパイプ6およびオイル注入口
4から夫々ノズルN1およびシール治具S1を取り外し、前
記オイルレベルパイプ6には負圧用ノズルN2を挿入する
と共に、前記オイル注入口4に注入用ノズルN3を配設す
る。そこで、負圧用ノズルN2に接続されている真空発生
器を駆動してエンジン2内の空気を吸引した状態で注入
用ノズルN3から前記エンジン2内にエンジンオイルを注
入している。
然しながら、前記の従来技術では、オイル流通路5の
リークテストとオイル注入作業とを夫々独立して行って
いる。すなわち、前述したように、リークテストを行う
際には、オイル注入口4およびブリーザパイプ8にシー
ル治具S1、S2を配設すると共に、オイルレベルパイプ6
に圧縮流体供給用ノズルN1を挿通している。次いで、リ
ークテスト終了後、オイル注入口4からシール治具S1
取り外してこれに注入用ノズルN3を挿通し、一方、オイ
ルレベルパイプ6からノズルN1を取り外してこのオイル
レベルパイプ6に負圧用ノズルN2を挿入してエンジンオ
イルの注入作業を行っている。このため、エンジン2の
組立ラインにおいて、オイル流通路5のリークテストか
らエンジンオイル注入作業を終了するまでに多くの工程
を要してしまい、前記組立ライン全体の効率化を達成す
ることが出来ないという欠点が指摘される。
さらに、この場合、夫々の同一種類のエンジン2であ
っても、特に、オイル注入口4、オイルレベルパイプ6
並びにブリーザパイプ8が正確に同一の場所に形成され
てはおらず、しかも、種々の異なるエンジン2において
は前記オイル注入口4、オイルレベルパイプ6およびブ
リーザパイプ8の位置が大きく相違している。従って、
前述したシール治具S1、S2やノズルN1乃至N3の取り付
け、取り外し作業を自動化することが困難であり、通
常、前記作業は作業者の人手により行われている。
この結果、オイル流通路のリークテストからオイル注
入工程へと移行する際に、その段取り作業に相当な時間
を要すると共に、作業者にかなりの負担を強いるという
欠点が生ずる。さらに、前記段取り作業を作業者の手作
業に依存しているため、エンジンの組立ライン全体の自
動化並びに効率化を達成することが困難となる不都合が
露呈している。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は前記の不都合を克服するためになされたもの
であって、検査用流体供給源と真空発生器とに切り換え
自在に接続される第1のノズル手段と、エンジンオイル
供給源に接続されるエンジンオイル供給用通路を閉塞可
能に構成した第2のノズル手段と、開口部閉塞用シール
治具とを夫々変位自在に設け、エンジン内のオイル流通
路に連通する第1および第2の開口部に前記第1および
第2ノズル手段を係合すると共に、他の開口部をシール
治具で閉塞し、第2ノズル手段で第2開口部を閉塞した
状態で第1ノズル手段から前記エンジン内に圧縮空気を
供給してオイル流通路における圧力洩れを検査し、次い
で、前記第1ノズル手段を真空発生器に接続してエンジ
ン内の空気を吸引しながら第2ノズル手段からエンジン
オイルを供給することにより、エンジンのリークテスト
とオイル注入工程とを単一の装置で自動的に連続して行
うことが出来、これによってエンジンの組立作業を可及
的に効率よく達成することを可能としたエンジンオイル
の注入方法および装置を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 前記の目的を達成するために、本発明はエンジン内部
に形成されるオイル流通路と外部とを連通する複数の開
口部の中、少なくとも一以上の第1の開口部に第1のノ
ズル手段を挿入し、少なくとも一以上の第2の開口部に
第2のノズル手段を挿入すると共に、残余の開口部をシ
ール部材で閉塞し、次いで、第2ノズル手段で第2開口
部を閉塞した状態で第1ノズル手段を介してオイル流通
路内に検査用流体を供給して前記オイル流通路のリーク
テストを行い、さらに、前記リークテストの結果が許容
範囲内であれば前記第1ノズル手段を介してオイル流通
路内の空気を外部に導出しながら前記第2ノズル手段か
ら前記オイル流通路内にオイルを供給することを特徴と
する。
さらにまた、本発明はエンジン内に形成されるオイル
流通路内に検査用流体を供給して前記オイル流通路のリ
ークテストを行って後、前記オイル流通路内にエンジン
オイルを供給するエンジンオイルの注入装置であって、
エンジンに画成された開口部を閉塞するためのシール手
段と、検査用流体供給源と負圧発生器とに接続自在な第
1のノズル手段と、オイル供給源に連通する通路を有し
前記通路を開閉自在に構成する第2のノズル手段とを含
むと共に、前記シール手段並びに第1および第2ノズル
手段をエンジンに対し所定方向に変位可能に構成するこ
とを特徴とする。
[実施態様] 次に、本発明に係るエンジンオイルの注入方法につい
てこれを実施するための装置との関係において好適な実
施態様を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説
明する。
第2図において、参照符号10は本発明に係るエイジン
オイルの注入装置を示す。前記注入装置10はエンジンの
組立ラインの途上において一のステーションを構成して
おり、搬送装置12を介して搬送されてくるエンジン2の
オイル流通路のリークテスト並びに前記エンジン2への
エンジンオイルの注入作業を自動的に行う。
この場合、当該注入装置10は前記エンジン2のオイル
レベルパイプ6から圧縮空気を供給して前記エンジン2
内の圧力洩れ検査を行うと共に、オイル注入時にはこの
エンジン2内の空気を外部に導出する第1のノズル機構
14と、エンジン2のオイルレベルパイプ6に係合し前記
第1ノズル機構14を介してリークテストを行う際にこの
オイルパイプレベル6を閉塞し、さらに、前記オイルレ
ベルパイプ6を介してエンジン2内にオイルを注入する
第2のノズル機構16と、ブリーザパイプ8を閉塞自在な
シール治具機構18とを含む。
前記第1ノズル機構14は枠20に変位自在に装着され
る。前記枠20を構成する支柱22a、22bが搬送装置12の両
外方に立設され、夫々の支柱22a、22bの上端部に横架部
材24が橋架される。第3図に示すように、横架部材24の
一側面にエンジン2の搬送方向(矢印Y方向)に直交す
る方向に指向して一対のレール26a、26bが固着されると
共に、横架部材24の一端部に夫々のレール26a、26bと平
行してシリンダ28が装着される。前記シリンダ28から水
平方向に指向してピストンロッド30が延在しており、こ
ピストンロッド30に第1ノズル機構14を構成する移動台
32が係着される。
前記移動台32は鉛直方向に指向する第1の板体34aと
前記第1板体34aの下端部から水平方向に延在する第2
の板体34bとを含み、前記第1板体34aに夫々のレール26
a、26bに係合するガイド36a、36bが固着される。一方、
第2板体34bに鉛直方向に指向してシリンダ38を配設
し、前記シリンダ38から鉛直下方向に延在するピストン
ロッド40に支持板42が支承される。また、第2板体34b
にはシリンダ38の両側に夫々円筒体44a、44bを立設し、
前記円筒体44a、44bに嵌合するガイドバー46a、46bを端
部を支持板42に固着しておく。
支持板42の端部に鉛直下方向に指向して取付板48を固
着し、この取付板48にシリンダ50を係着する。前記シリ
ンダ50から水平方向に延在するピストンロッド52にはそ
の途中に円筒状のストッパ54を係合すると共に、その先
端部で可動板56を保持する。
すなわち、前記可動板56の一側面には保持部58を立設
し、この保持部58にピストンロッド52を挿通して前記ピ
ストンロッド52の先端部にナット60を螺着する。その
際、ストッパ54と保持部58との間にコイルスプリング62
を介装する。さらに、可動板56には前記保持部58の上方
に位置して係止ピン64を植設すると共に、その先端部側
に前記保持部58と同一方向に膨出して夫々突起部66a、6
6bを形成する。この場合、前記突起部66aは鉛直方向に
対して所定角度傾斜しており、この突起部66aと鉛直方
向に延在する突起部66bとに夫々ストッパ用ボルト68a、
68bを所定長さだけ螺入しておく。
そこで、夫々の突起部66a、66bの間に位置して可動板
56に支持ピン70を介してアーム部材72を揺動自在に装着
する。第4図に示すように、前記アーム部材72は略T字
状を呈しており、略水平方向に延在する第1棒体74の端
部にバランス部76を形成する。前記第1棒体74に対し直
交する方向に延在する第2棒体78の両端部には夫々大径
な孔部80a、80bを形成すると共に、この第2棒体78の中
央部にピン部材84を嵌合係着しておく。
次いで、前記アーム部材72に筐体86が変位自在に配設
される。前記筐体86は矩形状の平面部88と、前記平面部
88の長手方向に延在する側面部90a、90bと、この平面部
88の短手方向に延在する側面部90c、90dとを含む。前記
側面部90a、90bの所定位置に夫々ガイドバー92a、92bの
両端部を貫通支持し、前記ガイドバー92a、92bはアーム
部材72の孔部80a、80bに嵌合する。また、側面部90a、9
0bに前記ガイドバー92a、92bの中間部に位置して短尺な
ピン部材94a、94bを固着し、前記ピン部材94a、94bとア
ーム部材72のピン部材84との間に夫々コイルスプリング
96a、96bを介装する。
前記筐体86の側面部90dに把持手段98が装着される。
前記把持手段98はガイド板100を含み、前記ガイド板100
の先端部にはV溝102が形成される。また、ガイド板100
の上方に図示しないアクチュエータの作用下に互いに近
接並びに離間変位する一対の爪片部材104a、104bが設け
られ、前記爪片部材104a、104bの先端部側には互いに対
向する部分に夫々V溝106a、106bが形成される。
一方、側面部90cに取付板108を固着し、前記取付板10
8の一側部に係止ピン110を植設すると共に、前記係止ピ
ン110と可動板56に設けられた係止ピン64との間にコイ
ルスプリング112を張設する。取付板108の一端部側には
シリダ114が係着され、このシリンダ114から鉛直下方向
に延在するピストンロッド116に移動台120が係合する。
すなわち、前記移動台120は筐体86の平面部88に固着
されたレール122に係合して変位自在に配設されてお
り、この移動台120の水平方向に屈曲する平板部にピス
トンロッド116が嵌合し、前記ピストンロッド116の端部
に形成された図示しない螺子部にナット124を螺入す
る。なお、このピストンロッド116に円筒状ストッパ125
が係着され、前記ストッパ125と移動台120との間にコイ
ルスプリング126を介装しておく。
さらに、移動台120に前記ピストンロッド116と平行し
て球面軸受127を介してノズル128が装着される。第10図
aおよびbに示すように、ノズル128には管路130の一端
が接続され、この管路130の他端は切換弁132に接続され
る。前記切換弁132には夫々管路134a、134bが接続さ
れ、前記管路134aはエアフロメータ136を介して圧縮空
気供給源138に連通する。一方、前記管路134bには真空
発生器140が接続される。
次に、第2ノズル機構16およびシール治具機構18につ
いて以下に詳細に説明する。
すなわち、前記第2ノズル機構16とシール治具機構18
は枠142に装着される。第2図に示すように、前記枠142
を構成する支柱144a、144bが前述した支柱22a、22bと同
様に搬送装置12の両外方に立設されると共に、前記支柱
144a、144bの上端部に横架部材146が橋架されている。
前記横架部材146の一側面には平行な一対のレール148
a、148bが固着されており、前記横架部材146の上端部に
はラック150が前記レール148a、148bと平行に延在して
いる。
そこで、前記横架部材146に第2ノズル機構16が移動
自在に装着される。
第5図に示すように、第2ノズル機構16は移動台152
を含み、前記移動台152を構成し鉛直方向に延在する第
1の板体154に前記レール148a、148bに係合するガイド
部156a、156bが形成される。また、前記第1板体154の
上端部に取付板158を固着し、この取付板158にモータ16
0が設けられる。このモータ160から鉛直下方向に延在す
る回転駆動軸162に第1の歯車164が軸着され、この第1
歯車164はこれより大径な第2の歯車166に噛合する。さ
らに、前記第2歯車166を軸着する回転軸168には第3の
歯車174が係着され、この第3歯車174はラック150に噛
合している。
第1板体154の下端部には水平方向に延在する第2の
板体176の一端部が固着され、前記第2板体176に所定間
隔離間して一対の平行なレール178a、178bが設けられ
る。前記レール178a、178bの間に螺子軸180が回転自在
に配設され、前記螺子軸180の端部に第1のプーリ182a
が軸着される。この場合、第2板体176にモータ184が固
着され、このモータ184から延在する図示しない回転駆
動軸に軸着される第2のプーリ182bと前記第1プーリ18
2aとにベルト185が張設される。
なお、第2板体176の下部に取付板体186を介してシリ
ンダ187が装着され、このシリンダ187のピストンロッド
187aにオイル受部材188が係着される。その際、前記オ
イル受部材188にガイドバー189の一端部が係着され、こ
のガイドバー189は取付板体186に設けられる円筒体190
に嵌合している。
そして、移動台152にスライドベース191が装着され
る。前記スライドベース191は夫々のレール178a、178b
に係合するガイド部192a、192bを有し、前記ガイド部19
2a、192bの間に螺子軸180を螺入するナット部材194が設
けられる。さらに、スライドベース191に鉛直方向に指
向して一対の平行なレール195a、195bが係着されると共
に、前記スライドベース191の上端部側に取付板196が形
成される。この取付板196にシリンダ198が支持され、前
記シリンダ198から鉛直下方向に延在するピストンロッ
ド200に昇降台202が支承される。
昇降台202は前記レール195a、195bに係合するガイド
部206a、206bを設けており、前記昇降台202の下端部に
は支持板208が固着されてこの支持板208にシリンダ210
が係着される。第6図に示すように、シリンダ210から
延在するピストンロッド212には柱体214が軸着され、こ
の柱体214の外周部に周溝216が画成される。この場合、
前記周溝216には可動型の第1の押圧部材218が係合す
る。前記第1押圧部材218はその一端縁部をピン220を介
して揺動自在に支持され、前記ピン220を設ける端部に
柱体214側に突出する係止部222が膨出形成される。な
お、第1押圧部材218に対向して固定型の第2の押圧部
材224が設けられる。
次いで、夫々の押圧部材218、224を介してエンジンオ
イル注入用ノズル226が着脱自在に把持される。
第7図に示すように、ノズル226は円筒状の本体228を
含み、前記本体228の先端部にエンジンオイル導出口230
aが形成され、この導出口230aの端部に傾斜孔部230bを
介して孔部230cが連通する。前記孔部230cは本体228の
外周部に穿設されるオイルポート232に連通すると共
に、前記オイルポート232は図示しないエンジンオイル
供給源に連通している。また、本体228内にピストン室2
34が画成され、このピストン室234は前記本体228の外周
部に形成される第1のポート236aと第2のポート236bと
に連通する。前記ピストン室234にピストン部238が配設
され、このピストン部238の端部から鉛直下方向に延在
するロッド240の先端部に円錐状の弁体部242が形成され
ると共に、この弁体部242の端部に導出口230aに嵌合す
る柱体部244が設けられる。なお、ピストン部238と本体
228との間にコイルスプリング246を介装しておく。
次いで、シール治具機構18について以下詳細に説明す
る。
第8図に示すように、前記シール治具機構18は固定板
260を含み、前記固定板260は横架部材146の夫々のレー
ル148a、148bを係着した側面に対応する側面に係着され
る。前記固定板260の下部に水平方向に指向して係着さ
れる板体262にシリンダ264を係着すると共に、このシリ
ンダ264の両側に夫々ガイド用円筒体266a、266bを立設
する。前記シリンダ264から鉛直下方向にピストンロッ
ド268が延在し、このピストンロッド268に略L字状を呈
する昇降台270が係着される。この場合、前記昇降台270
にはガイドバー272a、272bの端部が係着され、前記ガイ
ドバー272a、272bは夫々円筒体266a、266bに嵌合して案
内される。昇降台270の鉛直方向に指向する面部に長尺
な矩形状の開口部274が形成されると共に、この開口部2
74な短手方向両外方に夫々平行な一対のレール276a、27
6bが固着される。そこで、前記レール276a、276bにスラ
イドテーブル278a乃至278cが変位自在に配設される。
前記スライドテーブル278aの一面部にレール276a、27
6bに係合するガイド部280a、282aが形成され、前記ガイ
ド部280a、282aの間には昇降台270の開口部274を貫通す
る係止板284aが立設される。この場合、前記係止板284a
は昇降台270に固着されるシリンダ286aのピストンロッ
ド288aに係着されている。
一方、スライドテーブル278aの他方の面部に板状のア
ーム290aが立設され、このアーム290aには取付板292aを
介してシリンダ294aが係着される。前記シリンダ294aの
ピストンロッド296aに可動部材298aが保持されており、
この場合、前記可動部材298aはアーム290aに固着されて
いるレール300aに係合する。そして、前記可動部材298a
にシール治具302aが配設される。
第9図に示すように、シール治具302aは円筒状のケー
シング304aを含み、前記ケーシング304aは可動部材298a
に固着される。このケーシング304a内には傾斜孔部306a
が形成されてその出口側を小径に構成している。ケーシ
ング304a内に保持部材308aが収納され、この保持部材30
8aの端部に形成される小径なロッド310aの先端部には球
面部312aが設けられる。さらに、ケーシング304a内にシ
ール部材314aの端部が収納される。
前記シール部材314aは柱体状を呈し、その外周端部に
ケーシング304aの傾斜孔部306aに対応して傾斜する傾斜
面316aが形成される。前記傾斜面316aを設ける端部側か
らシール部材314aの中央部に孔部318aが所定深さだけ穿
設され、この孔部318aを画成する壁面320aにロッド310a
の球面部312aより大きな曲率を有する球面状凹部322aを
形成する。そして、前記孔部318aと保持部材308aとの間
にコイルスプリング324aを介装すると共に、前記シール
部材314aの他端部側にシール用ゴム部材326aを装着して
おく。この場合、凹部322aはロッド310aの球面部312aよ
り大きな曲率を有しておればよく、例えば、壁面320aを
平面状に形成してもよい。
なお、他のスライドテーブル278bおよび278cは前述し
たスライドテーブル278aと同様に構成されるものであ
り、同一の構成要素には同一の参照数字にbおよびcを
付してその詳細な説明は省略する。
本発明に係るエンジンオイルの注入方法を実施するた
めの装置は基本的には以上のように構成されるものであ
り、次にその作用並びに効果について説明する。
そこで、搬送装置12を介して搬送されてくるエンジン
2は本発明に係る注入装置10の所定の位置において停止
して位置決めされる。次いで、当該注入装置10の駆動作
用下に前記エンジン2のオイルレベルパイプ6に第1ノ
ズル機構14を構成するノズル128を挿入し、オイル注入
口4に第2ノズル機構16を構成するノズル226を係合す
ると共に、シール治具機構18を構成するシール部材314a
でブリーザパイプ8を閉塞する。
すなわち、先ず、第1ノズル機構14において、シリン
ダ28を駆動してピストンロッド30を、第3図中、矢印X
方向に変位させると、このピストンロッド30に係着され
る移動台32はレール26a、26bとこれに係合するガイド36
a、36bを介して矢印X方向に変位する。一方、シリンダ
38を駆動してピストンロッド40を矢印Z方向(鉛直方
向)に変位させると、このピストンロッド40に係着され
た支持板42がガイドバー46a、46bに案内されて矢印Z方
向に変位する。
さらにまた、シリンダ50の駆動作用下にピストンロッ
ド52を矢印Y方向に変位すると、このピストンロッド52
にコイルスプリング62を介して保持されている可動板56
が矢印Y方向に変位する。この結果、ノズル128および
把持手段98を装着した筐体86は矢印X、YおよびZ方
向、すなわち、直交座標系三軸方向に変位してエンジン
2のオイルレベルパイプ6の近傍に位置決めされる。そ
の際、可動板56の突起部66a、66bに螺入するボルト68
a、68bの突出量を選択することにより前記筐体86の傾斜
角度を予め調整しておく。
そこで、シリンダ50を駆動して可動板56をさらにエン
ジン2のオイルレベルパイプ6側に変位させると、筐体
86に設けられている把持手段98を構成するガイド板100
が前記オイルレベルパイプ6に当接する。この場合、可
動板56はその一側面に形成される保持部58とピストンロ
ッド52に係着されるストッパ54との間に介装されている
コイルスプリング62の弾発力を介して押圧されるため、
前記ガイド板100がオイルレベルパイプ6に衝突し、例
えば、前記オイルレベルパイプ6を破損する等の不都合
を生ずることはない。
次いで、ガイド板100のV溝102にオイルパイプ6が係
合して後、把持手段98を構成する図示しないアクチュエ
ータを駆動する。このため、夫々の爪片部材104a、104b
が互いに近接する方向に変位し、前記爪片部材104a、10
4bのV溝106a、106bと前述したガイド板100のV溝102と
に嵌合するようにしてオイルレベルパイプ6を把持す
る。
さらに、シリンダ114を駆動してピストンロッド116を
矢印方向に変位させると、このピストンロッド116に介
装されているコイルスプリング126の弾発力を介して移
動台120がレール122に案内されて同様に矢印方向に変位
する。従って、移動台120に装着されているノズル128は
把持手段98に把持されているオイルレベルパイプ6内に
係合する。その際、移動台120がコイルスプリング126の
弾発力を介してオイルレベルパイプ6側に変位するた
め、ノズル128は必要以上に大きな力で前記オイルレベ
ルパイプ6に当接することがない。
次いで、第2ノズル機構16の動作を以下に詳細に説明
する。
すなわち、第5図において、モータ160を駆動して回
転駆動軸162を所定方向に回転すると、この回転駆動軸1
62に軸着された第1歯車164が回転し、さらに、この第
1歯車164が回転し、さらに、この第1歯車に噛合する
第2歯車166が回転する。そして、前記第2歯車166と一
体的に回転軸168に軸着された第3歯車174が回転し、前
記第3歯車174が噛合するラック150を介して移動台152
が矢印X方向に変位する。
一方、移動台152に設けられるモータ184を駆動して第
2プーリ182bを所定方向に回転すれば、この第2プーリ
182bにベルト185を介して係合する第1プーリ182aが回
転し、前記第1プーリ182aを軸着する螺子軸180が所定
方向に回転する。従って、前記螺子軸180が螺入するナ
ット部材194を装着したスライドベース191は矢印Y方向
に変位するに至る。また、前記スライドベース191に設
けられるシリンダ198を駆動してピストンロッド200を矢
印Z方向(鉛直方向)に変位させれば、このピストンロ
ッド200に係着される昇降台202を介してノズル226が同
様に矢印Z方向に変位する。
このように、モータ160、184およびシリンダ198を駆
動してノズル226を矢印X、YおよびZ方向に変位させ
ることにより、前記ノズル226をエンジン2のオイル注
入口4に係合させる。その際、オイル受部材188はシリ
ンダ187の駆動作用下に前記ノズル226から離間する方向
に退避させておく。
さらにまた、シール治具機構18の動作を第8図および
第9図を参照しながら以下詳細に説明する。
シリンダ264を駆動してピストンロッド268を矢印Z軸
方向に変位させると、このピストンロッド268に係着さ
れる昇降台270は夫々のガイドバー272a、272bに案内さ
れて矢印Z方向に変位する。
そこで、夫々のシール治具302a乃至302cの中、前記シ
ール治具302aでブリーザパイプ8を閉塞しようとすれ
ば、シリンダ286aを駆動してピストンロッド288aを矢印
X方向に変位させ、このピストンロッド288aに係止板28
4aを介して係合するスライドテーブル278aをレール276
a、276bを介して矢印X方向に変位させる。
そして、シール治具302aがエンジン2のブリーザパイ
プ8に対向する位置に至る際に、シリンダ264および286
aの駆動を停止すると共に、シリンダ294aを駆動する。
このため、ピストンロッド296aが矢印Y方向に変位し、
このピストンロッド286aに係着される可動部材298aはレ
ール300aを介して同様に矢印Y方向に変位する。この場
合、前記シリンダ294aの駆動作用下に可動部材298aに設
けられるシール治具302aをエンジン2のブリーザパイプ
8に対し近接する方向(第9図中、矢印Y1方向)に変位
させると、前記シール治具302aを構成するシール部材31
4aがブリーザパイプ8に当接する。
シリンダ294aを駆動してシール治具302aをさらに矢印
Y1方向に変位させると、シール部材314aはコイルスプリ
ング324aの弾発力に抗してケーシング304a内に臨入する
ことになり、このシール部材314aの壁面320aに形成され
る凹部322aにロッド310aの球面部312aが係合して前記シ
ール部材314aが保持される。
このようにして、エンジン2のオイル注入口4、オイ
ルレベルパイプ6およびブリーザパイプ8に夫々ノズル
226、ノズル128およびシール治具302aを係合し、前記オ
イル注入口4並びにブリーザパイプ8を閉塞した状態で
オイルレベルパイプ6からエンジン2内に検査用圧縮空
気を供給する。
すなわち、第7図において、ノズル226を構成する本
体228の第1ポート236aからピストン室234内に圧縮流体
を供給し、ピストン部238をコイルスプリング246の弾発
力と共に鉛直下方向に押圧してこれに一体的に形成され
るロッド240の弁体部242で傾斜孔部230bを強固に閉塞し
ておく。
次いで、第10図aに示すように、切換弁132を駆動し
て管路134aを管路130に連通させる。このため、圧縮空
気供給源138からエアフロメータ136を介して前記管路13
4aに供給される圧縮空気は管路130からノズル128を介し
てオイルレベルパイプ6に供給される。従って、エンジ
ン2内のオイルパンを含むオイル流通路5内に圧縮空気
が導入され、この圧縮空気は前記オイル流通路5内に充
填される。その際、前記圧縮空気の一部はシリンダ内周
面9とピストン7との間隙から燃焼室内に流入し、図示
しないプラグ取付孔から外部に流出する。そして、前記
ピストン7とシリンダ内周面9との間隙を介して外部に
導出された圧縮空気の量をエアフロメータ136を介して
測定し、その測定結果が基準範囲外であればエンジン2
は不良品と判断され、一方、前記圧縮空気の流出量が所
定範囲内であればこのエンジン2にはオイルの注入が行
われることになる。
すなわち、第10図bに示すように、切換弁132を駆動
して管路130を真空発生器140に接続されている管路134b
に連通する。このため、前記管路134bおよびノズル128
を介してエンジン2のオイル流通路5内の空気が吸引さ
れ、このオイル流通路5内が負圧状態となる。その際、
ノズル226から前記エンジン2内にエンジンオイルが注
入される。
第7図において、第1ポート236aからの圧縮流体の供
給を停止し、第2ポート236bからピストン室234内に圧
縮流体を供給すると、このピストン室234内に摺動自在
に配設されているピストン部238がコイルスプリング246
の弾発力に抗して鉛直上方向に変位し、このピストン部
238に一体的に形成されるロッド240が同様に上昇する。
従って、前記ロッド240の先端部に設けられる弁体部242
が傾斜孔部230bから離間し、オイルポート232がオイル
導出口230aと連通する。そこで、前記オイルポート232
を介して図示しないオイル供給源から孔部230cにエンジ
ンオイルを供給すれば、前記エンジンオイルは導出口23
0aからオイル注入口4を介してエンジン2内のオイル流
通路5内に供給されることになる。この場合、前記オイ
ル流通路5内は真空発生器140に接続されるノズル128を
介して負圧状態となっており、従って、ノズル226から
供給されるエンジンオイルは効果的にオイル流通路5内
に注入される。これによって、エンジン2内へのオイル
注入工程が終了する。
そして、真空発生器140の駆動を停止すると共に、シ
リンダ114を駆動して移動台120と一体的にノズル128を
オイルレベルパイプ6から離間変位させ、把持手段98の
駆動作用下に爪片部材104a、104bを互いに離間する方向
に変位させて前記把持手段98によるオイルレベルパイプ
6の把持作用を解除する。さらに、夫々のシリンダ28、
38および50を駆動して第1ノズル機構14をエンジン2か
ら離間させる。
一方、第2ノズル機構16において、ノズル226の第2
ポート236bからピストン室234内への圧縮流体の供給を
停止し、コイルスプリング246の弾発力を介してロッド2
40の弁体部242で傾斜孔部230bを閉塞する。さらに、シ
リンダ198を駆動してピストンロッド200を鉛直上方向に
変位させ、これに係着される昇降台202を介してノズル2
26をオイル注入口4から離脱させると共に、モータ160
および184を駆動して第2ノズル機構16をエンジン2か
ら好適に離間させておく。
その際、シリンダ187を駆動してシリンダロッド187a
をノズル226側へと変位させ、オイル受部材188を前記ノ
ズル226の鉛直下方向に配設する。このため、ノズル226
の導出口230aから滴下し易いエンジンオイルはオイル受
部材188内に収容されてエンジン2や他の装置等に前記
エンジンオイルが付着することを阻止している。
なお、ノズル226を他のノズルと交換する際には、第
6図に示すように、シリンダ210を駆動してピストンロ
ッド212を矢印方向に変位させる。従って、柱体214が同
様に矢印方向に変位し、その周溝216に係合している係
止部222が押圧され、第1押圧部材218はピン220を中心
にして第2押圧部材224から離間する方向に揺動する。
結果的に、夫々の押圧部材218と224とによるノズル226
の把持作用が解除される。次いで、夫々の押圧部材218
と224との間に新たなノズルを配置し、シリンダ210を駆
動してピストンロッド212を矢印とは逆方向に変位させ
て前記押圧部材218を矢印とは逆方向に揺動させること
により、前記新たなノズルを把持すればよい。
さらにまた、シール治具機構18において、シリンダ29
4aの駆動作用下にシール治具302aをプリーザパイプ8か
ら離間させると共に、シリンダ264および286aを駆動し
て前記シール治具機構18を所定の退避位置に位置決めし
ておく。
このように、リークテスト並びにオイル注入工程を終
了したエンジン2は搬送装置12を介して次なるステーシ
ョンへと搬送され、当該注入装置10には新たなエンジン
が搬入され、この新たなエンジンに前述した工程により
リークテスト並びにオイル注入作業が行われることにな
る。
この場合、本発明によれば、エンジン2内のオイル流
通路5におけるリークテストとこのオイル流通路5内へ
のエンジンオイルの注入工程とを自動的に且つ連続して
行うことが出来る。
すなわち、前述したように、先ず、エンジン2のオイ
ルレベルパイプ6、オイル注入口4並びにブリーザパイ
プ8に夫々ノズル128、226およびシール治具302aを係合
させる。そこで、前記ノズル226の導出口230aを弁体部2
42で閉塞した状態で、圧縮空気供給源138からノズル128
を介してエンジン2のオイル流通路5内に圧縮空気を供
給し、オイル流通路5内におけるリークテストを行う。
次いで、切換弁132を駆動してノズル128を真空発生器14
0に接続してオイル流通路5内の空気を吸引すると共
に、ノズル226において弁体部242を傾斜孔部230bから離
間させ、図示しないオイル供給源から導出口230aを介し
てエンジン2内のオイル流通路5内にエンジンオイルを
供給する。
このように、夫々のノズル128、226をオイルレベルパ
イプ6およびオイル注入口4に一旦係合するだけで、エ
ンジン2のオイル流通路5のリークテストと前記オイル
流通路5内へのエンジンオイルの注入工程とを連続して
行うことが可能となる。この結果、従来のように、リー
クテストとオイル注入工程とを個別に行っていたものに
比べ、ノズルの交換作業等を不要として準備作業を一挙
に簡素化し、極めて効果的なリークテストとオイル注入
作業とを行うことが出来る。
さらにまた、ノズル128、226およびシール治具302aを
直交座標系を構成する三軸方向、すなわち、矢印X、Y
およびZ方向に変位自在に構成するため、エンジン2に
おいてオイルレベルパイプ6、オイル注入口4およびブ
リーザパイプ8の取り付け位置等が夫々のエンジン2で
異なっても容易に対応することが可能となる。しかも、
特に、本発明では第1ノズル機構14とシール治具機構18
とに特別な工夫を施しているため、オイルレベルパイプ
6およびブリーザパイプ8の傾きや位置が大きく異なっ
ても前記オイルレベルパイプ6並びにブリーザパイプ8
にノズル128およびシール治具302aを効果的に係合する
ことが出来る。
すなわち、第3図および第4図に示すように、前記ノ
ズル128および把持手段98を装着した筐体86はアーム部
材72を介して可動板56に対し揺動自在に配設されてい
る。さらに、前記筐体86はアーム部材72に対しガイドバ
ー92a、92bおよびコイルスプリング96a、96bを介して矢
印X方向に変位自在に構成されている。従って、シリン
ダ50を駆動して可動板56をエンジン2のオイルレベルパ
イプ6に対し近接変位させる際に、このオイルレベルパ
イプ6の取り付け位置が異なっていても筐体86が矢印X
方向に移動してガイド板100のV溝102に前記オイルレベ
ルパイプ6が嵌合するに至る。
また、ガイド板100がオイルレベルパイプ6に当接す
る際に、このオイルレベルパイプ6の傾斜に沿って筐体
86がアーム部材72と一体的にコイルスプリング112の引
張力に抗して揺動変位する。この結果、夫々のエンジン
2においてオイルレベルパイプ6の傾斜角度並びに取り
付け位置が異なってもガイド板100を前記オイルレベル
パイプ6に対応して自動的に位置調整することが可能と
なり、ノズル128をこのオイルレベルパイプ6に正確に
係合することが出来るという効果が得られる。
しかも、その際、前記ノズル128が球面軸受127を介し
て揺動自在に移動台120に装着されており、従って、オ
イルレベルパイプ6へのノズル128の取り付け作業をよ
り一層確実に達成することが出来る。
一方、第9図に示すように、シール治具302aにおいて
ブリーザパイプ8に当接するシール部材314aはケーシン
グ304aに遊嵌すると共に、このシール部材314aの壁面32
0aに形成した凹部322aはロッド310aの球面部312aよりも
大きな曲率半径を有している。このため、シール部材31
4aは前記球面部312aにより恰も点接触で支持されること
になる。従って、ブリーザパイプ8がシール部材314aの
面に直交する方向に対し傾斜していても、このブリーザ
パイプ8の傾斜に沿って前記シール部材314aが傾動可能
となり、ゴム部材326aを介して前記ブリーザパイプ8を
完全に閉塞することが出来る。
結果的に、同一種類のエンジン2において夫々のオイ
ルレベルパイプ6、オイル注入口4およびブリーザパイ
プ8の位置にばら付きが生じていても、さらに種々の異
なるエンジンであってもオイル流通路におけるリークテ
ストとオイル注入工程とを自動的に且つ効率よく行うこ
とが可能となる。従って、当該注入装置10を組み込む組
立ラインを容易に自動化すると共に、作業工程数を減少
させることが出来、これによって前記組立ラインの効率
化を達成することが可能となる。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、エンジン内において
オイルパンに供給されるエンジンオイルを所定の部位に
供給するためのオイル流通路のリークテストと前記エン
ジン内へのオイル注入作業とを単一の装置で自動的に且
つ連続して行っている。このため、従来、前記リークテ
ストとオイル注入作業とを独立して行っていた際に作業
者の入手によりなされていたノズルの交換作業等を不要
とすることが出来、これによって、作業者の負担を低減
すると共に、リークテストからオイル注入作業を終了す
るまでに要していた作業時間を一挙に短縮することが可
能となる。しかも、ノズル手段やシール治具を夫々のエ
ンジンの形状に対応して変位自在に構成するため、種々
の異なるエンジンであっても、リークテスト並びにオイ
ル注入作業を確実に行うことが出来、前記リークテスト
並びにオイル注入作業の自動化が容易に達成されるとい
う効果が得られる。特に、当該注入装置を組立ラインに
組み込めば、前記組立ラインを可及的に自動化すること
が出来、前記組立ラインの効率化が可能となるという利
点も挙げられる。
以上、本発明について好適な実施態様を挙げて説明し
たが、本発明はこの実施態様に限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良
並びに設計の変更が可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は組立ラインを搬送されてくるエンジンの概略説
明図、 第2図は本発明に係るエンジンオイルの注入装置の概略
を示す斜視図、 第3図は本発明に係る注入装置を構成する第1ノズル機
構の一部省略斜視図、 第4図は第3図に示す第1ノズル装置の一部縦断面図、 第5図は本発明に係る注入装置を構成する第2ノズル機
構の一部省略斜視図、 第6図は第5図に示す第2ノズル機構の一部平面図、 第7図は第5図に示す第2ノズル機構に組み込まれるノ
ズルの縦断面図、 第8図は本発明に係る注入装置を構成するシール治具機
構の一部省略斜視図、 第9図は第8図に示すシール治具機構の要部縦断面図、 第10図aおよびbは本発明に係る注入装置によりリーク
テストおよびオイル注入作業を行う際の説明図である。 2……エンジン、4……オイル注入口 6……オイルレベルパイプ、8……ブリーザパイプ 10……注入装置、12……搬送装置 14、16……ノズル機構、18……シール治具機構 32……移動台、56……可動板 86……筐体、98……把持手段 128……ノズル、152……移動台 191……スライドベース、202……昇降台 226……ノズル、260……固定板 302a……シール治具、304a……ケーシング 314a……シール部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン内部に形成されるオイル流通路と
    外部とを連通する複数の開口部の中、少なくとも一以上
    の第1の開口部に第1のノズル手段を挿入し、少なくと
    も一以上の第2の開口部に第2のノズル手段を挿入する
    と共に、残余の開口部をシール部材で閉塞し、次いで、
    第2ノズル手段で第2開口部を閉塞した状態で第1ノズ
    ル手段を介してオイル流通路内に検査用流体を供給して
    前記オイル流通路のリークテストを行い、さらに、前記
    リークテストの結果が許容範囲内であれば前記第1ノズ
    ル手段を介してオイル流通路内の空気を外部に導出しな
    がら前記第2ノズル手段から前記オイル流通路内にオイ
    ルを供給することを特徴とするエンジンオイルの注入方
    法。
  2. 【請求項2】エンジン内に形成されるオイル流通路内に
    検査用流体を供給して前記オイル流通路のリークテスト
    を行って後、前記オイル流通路内にエンジンオイルを供
    給するエンジンオイルの注入装置であって、エンジンに
    画成された開口部を閉塞するためのシール手段と、検査
    用流体供給源と負圧発生器とに接続自在な第1のノズル
    手段と、オイル供給源に連通する通路を有し前記通路を
    開閉自在に構成する第2のノズル手段とを含むと共に、
    前記シール手段並びに第1および第2ノズル手段をエン
    ジンに対し所定方向に変位可能に構成することを特徴と
    するエンジンオイルの注入装置。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第2項記載の装置におい
    て、第1ノズル手段は実質的にはエンジンのオイルレベ
    ルパイプ用把持部と、前記オイルレベルパイプに挿入自
    在なノズルとを含み、前記エンジンのオイル流通路に連
    通する他の開口部を第2ノズル手段とシール手段とで閉
    塞した状態で前記ノズルから検査用流体を供給し、前記
    ノズルに接続される検出手段を介して前記オイル流通路
    のリークテストを行い、次いで、前記ノズルに負圧発生
    器を接続してオイル流通路内を吸引すると共に、前記第
    2ノズル手段から前記オイル流通路内にエンジンオイル
    を供給するよう構成してなるエンジンオイルの注入装
    置。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第3項記載の装置におい
    て、把持部を設けた筐体にアクチュエータの作用下に前
    記把持部に対し進退自在にノズルを装着すると共に、前
    記筐体は弾性体を介して少なくとも揺動自在に構成して
    なるエンジンオイルの注入装置。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲第2項または第3項記載の
    装置において、シール手段はアクチュエータの作用下に
    エンジンに対し進退自在なケーシングと、前記ケーシン
    グ内に係着され球面状端部を形成した保持部材と、前記
    ケーシング内に一端が臨み前記端部より大きな曲率を有
    する曲面あるいは平面を形成したシール部材とを含み、
    前記アクチュエータの作用下にケーシングをエンジンの
    ブリーザパイプに対し近接変位させ前記シール部材を前
    記ブリーザパイプに圧接させて閉塞すると共に、弾性体
    の弾発力に抗して前記シール部材の端部を前記曲面ある
    いは平面に係合させて前記シール部材を保持するよう構
    成してなるエンジンオイルの注入装置。
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