JPH0818601A - 中継転送システム - Google Patents

中継転送システム

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JPH0818601A
JPH0818601A JP15021794A JP15021794A JPH0818601A JP H0818601 A JPH0818601 A JP H0818601A JP 15021794 A JP15021794 A JP 15021794A JP 15021794 A JP15021794 A JP 15021794A JP H0818601 A JPH0818601 A JP H0818601A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 より効率的な通信条件を確保するフレーム
リレー交換網を構築することである。 【構成】 データの順序確認、再送制御を可能とする
データリンク制御プロコトルを持つ中継フレーム情報を
定義し、そのフレーム情報に基づいて再送監視カウンタ
36で監視を行う交換局2ないし4のデータリンク区間
と、データの廃棄フレームカウンタ39で廃棄フレーム
の計数を行う交換局2ないし4のデータリンク区間を決
め、これらのデータリンク区間を選択部40で相手先固
定接続サービス部の通信呼単位で選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は特定のデータストリーム
を認識して蓄積交換を行うデータ通信システムにおい
て、特にフレームリレー通信のように網内の性能及び高
スループットを重視し、通常中継局間でのデータ補正手
順や再送制御を行わないネットワーク上での中継転送シ
ステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、データ系通信においては、パケッ
ト交換方式の延長技術としてフレームリレー交換方式が
市場導入されつつある。
【0003】フレームリレー交換方式とは、フレームの
多重化のみを端末装置と網間で行い、誤り回復手順を端
末装置間で行うようにした交換方式をいい、このフレー
ムリレー交換方式では、ユーザー・網インターフェース
としての規定部分が少なく、種々の誤り回復方式を端末
間で採用することができるなど、自由度が大きくなる特
徴を有している。
【0004】このようなフレームリレー交換方式は、高
速ディジタル回線の普及による伝送路の高品質化ダウン
サイジングによる電算機の高能力化等の通信環境を背景
に、ネットワーク内での通信プロコトルを簡略化し、L
AN間通信やイメージ伝送等の高速、大容量通信を目的
とする通信方式として確立されてきた。
【0005】このフレームリレー交換方式とパケット交
換方式との間には、大き相違点がある。すなわち、フレ
ームリレー交換方式は、パケット交換方式のように端末
装置からネットワーク内の交換局間で送受信されるデー
タの順序制御やデータ欠如時の再送処理を各区間で行な
わず、ネットワーク内の交換局がエラーデータを検出し
た時、該当するデータを廃棄する点である。
【0006】このフレームリレー交換方式では、順序制
御及び網内で欠如したデータの再送制御を通信するエン
ド端末装置からエンド端末装置間で行っている。図12
は、フレームリレー交換網を用いた従来の中継転送シス
テムの概要を説明する図である。
【0007】この図12において、フレームリレー交換
網1内には、フレームリレー交換局2,3,4が設置さ
れている。変換装置5,6は、FRAD(Frame Relay Assem
bly Disassembly)である。
【0008】この変換装置5,6は、フレームリレーイ
ンターフェースを持たない端末をフレームリレー交換網
に収容するフレームの分解から組立までを行う装置であ
り、この変換装置5,6を経由してX.25パケット交換端
末やHDLC手順端末装置等の既存端末装置が収容可能
である。
【0009】これらの端末装置には、フレームリレー手
順を持つ各端末装置100,110,200、X.25パケ
ット通信端末装置120,220がある。図12におい
て、A,B,Cは各端末装置間で設定されるフレームリ
レーの相手固定接続サービス部(PVC)の呼を示す。
【0010】この相手固定接続サービス部(PVC)は、パ
ーマネント・バーチャル・サーキット(permanent virtu
al circuit)のことで、通信相手を常に特定の一つの相
手に固定した接続サービスを行う。
【0011】また図13に従来の中継転送システムにお
いて、フレームリレー手順上で送受されるフレーム構成
の例を示す。図13において(F)はフレーム間の同期符
号を示すフラグを示し、(FCS)はフレームの誤りを検出
するためのフラグチェックシーケンスを示す。
【0012】このフレームリレー通信では、通信相手を
選択するための発呼手順を持たず、あらかじめ決められ
た通信相手と固定的な接続サービスを行う相手固定接続
サービス部(PVC)のみの構成をとる。
【0013】また、端末装置から交換局間での加入回線
上で送信されるフレーム内のアドレス部には、相手固定
接続サービス部(PVC)の接続相手先を識別するための
データリンク識別子(DLCI)が付与されている。
【0014】一方、端末装置からのフレームを受信する
交換局では、受信したフレーム内のデータリンク識別子
(DLCI)により、通信相手を検索し、該当する通信相手ま
でのフレーム送出を行う。
【0015】該当する通信相手までのフレーム送出を行
うときは、次の交換局への中継フレーム内に相手固定接
続(PVC)の通信呼の識別情報を含む中継付加情報(NH)を
付与し、それ以降に転送される各交換局に引き継がれ
る。
【0016】このときフレームを受信する各交換局で
は、フレーム内のフラグチェックシーケンス(FCS)によ
り該当フレームの正常性をチェックして、エラー時には
該当フレームを廃棄する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上に
説明した従来の中継転送システムでは、例えば、図12
における交換局3から交換局4間の中継回線が一時的に
品質悪化した場合、該当中継線上で転送される通信例
A,B,Cで再送データが発生する。
【0018】例えば該当する中継回線上でデータの廃棄
が継続的に発生する場合には、端末装置からの再送デー
タがさらに廃棄される可能性があり、両端末装置間でデ
ータ送達時間が著しく悪化する虞がある。
【0019】たとえば、通信例A,B,Cのように、上
位のプロコトルが異なる手順の通信が同一のフレームリ
レー中継線に多重化された場合に、廃棄条件が一律にな
る。この通信例A,Bでは同じフレームリレー端末装置
間での通信を行い、通信例Aでは短いデータを単発的に
やりとりする照会業務を行い、通信例Bではサーバ、ク
ライアント間での大量データの一括ファイル転送業務を
行う。
【0020】このとき通信例Aは比較的短い時間での再
送により業務を完了させても、通信例Bのようなファイ
ル転送では、上位手順レベルのデータセグメントを複数
の伝送フレームに分割して送信することになる。
【0021】また、その中の一部が紛失した場合には、
セグメントの先頭データからの再送が必要となり、極端
に業務完了のレスポンスが悪化する虞がある。さらに、
たとえば、特定の中継回線における回線品質が悪く、
データ廃棄が多発する場合、上位アプリケーションが
ファイル転送等の大量データ送信の場合で、たとえば複
数のデータの一つのデータに廃棄がある場合に、廃棄さ
れたデータを含めたすべてのデータを再送する必要があ
る場合、異なる手順によって通信を行う際に、他のフ
レームリレー通信と同一回線上に多重化する場合に効率
が悪くなる。
【0022】本発明は以上に説明した不具合に鑑みてな
されたもので、より効率的な通信条件を確保するフレー
ムリレー交換網を構築することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決するため以下の手段から成る。 <第1の発明の概要>第1の発明では、HDLC手順で行わ
れるデータの順序確認、再送制御を可能とするデータリ
ンク制御プロコトルを持つためのフレーム情報を記憶す
るフレームメモリと、交換局の再送制御・データ廃棄区
間を相手先固定接続サービス部(pvc)の呼単位に選択す
る対象選択部からなる。 <第1の発明の構成> [フレームメモリ]このフレームメモリは、フレームリ
レー交換網における通信データの通番管理・再送制御を
行うデータリンク手順を交換局内に有する場合と、通信
データの誤り検出時に誤りが検出された通信データを廃
棄してデータリンクの管理を行うデータリンク管理手順
を交換局内に有しない場合の,両者に共通して使用可能
なメモリである。具体的には、図9に示すフレームフォ
ーマットで構成されるメモリである。
【0024】[対象選択部]この対象選択部は、フレー
ムメモリより読み出された通信データを、各中継交換局
内の自局から相手局に転送して再送制御を行う対象とな
る交換局の区間と、データの廃棄のみを行う対象となる
交換局の区間を,相手先固定接続サービス部(pvc)の呼
単位に選択する。 <第2の発明の概要>第2の発明では、フレームメモリ
の具体的構成を示す。 <第2の発明の構成> [フレーム属性情報部]フレーム属性情報部では、交換
局間で合意される任意のフレームの属性情報を記憶す
る。
【0025】[制御フィールド部]この制御フィールド
部では、フレームの通番管理・再送制御をするフィール
ドを記憶する。
【0026】[局間中継情報部]局間中継情報部では、
該当するフレームの発着元および網内の前記相手先固定
接続サービス部(pvc)の呼を識別する情報を記憶する。
【0027】<第3の発明の概要>第3の発明では、フ
レームのエラーチェックにより廃棄した無効フレームを
カウントし、その値が予じめ規定されたしきい値を越え
る場合にデータリンク設定手順を開始する。 <第3の発明の構成> [カウンタ]このカウンタは、フレームのエラーチェッ
クにより廃棄した無効フレームをカウントする。
【0028】たとえば、カウンタが所定の時間内に予じ
め規定されたしきい値を越える場合に、相手交換局にフ
レーム属性情報部内に通常と異なる値を設定したフレー
ムを使用してデータリンク設定手順を開始する。
【0029】すなわち、フレームを受信する側の交換局
で、フレーム廃棄事象をカウントするプロセスを持つこ
とにより、特定時間内にフレーム廃棄が集中した場合
に、動的に通常のフレーム廃棄のみの制御から交換局間
での再送制御を行う手順に移行するとともに、特定の時
間内にフレーム再送条件が発生しなかった場合には、通
常のフレーム廃棄のみの制御に移行可能にする。 <第4の発明の概要>第4の発明では、所定の時間内に
データの再送が相手交換局にされなかった場合に、デー
タリンクの開放手順を行う。 <第4の発明の内容>交換局との間で送受信されるフレ
ームのエラー発生時に、フレームの通番情報に従って、
該当する区間で交換局からデータの再送を行い、所定の
時間内にデータの再送が相手交換局にされなかった場合
に、データリンクの開放手順を行う。 <第5の発明の概要>第5の発明では、通常のエラー時
にはフレーム廃棄のみの制御をする。 <第5の発明の内容>交換局の間で送受信されるフレー
ムのエラー発生時に、データリンク解放手順を行いその
のち通常の属性を使用したフレーム転送を行い、通常の
エラー時にはフレーム廃棄のみの制御をする。 <第6の発明の概要>第6の発明では、中間フレームを
受信する各交換局で該当する情報に基づき、特定の相手
先固定接続サービス部(pvc)に特別な属性を付与する。 <第6の発明の内容>相手先固定接続サービス部(pvc)
の識別情報を中間局間に転送することにより、フレーム
を受信する各交換局で該当する情報に基づき、特定の相
手先固定接続サービス部(pvc)に特別な属性を付与す
る。 <第7の発明の概要>第7の発明では、フレームの廃棄
処理を行う。 <第7の発明の内容>相手先固定接続サービス部pvc)の
中で特定の相手先固定接続サービス部pvc)のみフレーム
は再送制御の対象とせず、廃棄処理の対象となる。 <第8の発明の概要>第8の発明では、通信呼あるいは
条件単位に交換局間での再送制御の有りまたは無しを選
択する。 <第8の発明の内容>ネットワーク内の特定区間で、通
信呼あるいは条件単位に交換局間での再送制御の有りま
たは無しを選択する。
【0030】すなわち、ネットワーク内でのフレームリ
レーPVCを識別する呼番号を中継局間で転送することに
より、特定の呼番号の通信は所定の交換局間でフレーム
の順序制御、再送制御を行うことを可能とし同一中継回
線上に多重された複数の通信において、交換局間での順
序確認、再送制御のあり/なしの分別化を行う。
【0031】
【作用】
<第1の発明の作用>第1の発明では、フレームメモリ
をフレームリレー交換網における通信データの通番管理
・再送制御を行うデータリンク手順を交換局内に有する
とき、および通信データの誤り検出時に誤りが検出され
た通信データを廃棄してデータリンクの管理を行うデー
タリンク管理手順を交換局内に有しないときの両者に共
通に使用できる。
【0032】また第1発明の対象選択部では、フレーム
メモリから読み出された通信データを、各中継交換局内
の自局から相手局に転送して再送制御を行う対象となる
交換局のデータリンク区間と、データの廃棄のみを行う
対象となる交換局のデータリンク区間を,相手先固定接
続サービス部(pvc)の通信呼単位に選択する。
【0033】従って、たとえば障害が多発するような回
線を含む場合や、通信により再送が発生すると端末装置
間の応答性に影響を与える場合には、データリンク区間
を相手先固定接続サービス部(pvc)の通信呼単位に選択
してより効率的な通信条件を確保することができる。 <第2の発明の作用>第2の発明では、フレーム属性情
報部で交換局間で合意される任意のフレームの属性情報
を記憶し、制御フィールド部では、フレームの通番管理
・再送制御をするフィールドを記憶する。
【0034】また局間中継情報部では、該当するフレー
ムの発着元および網内の前記相手先固定接続サービス部
(pvc)の呼を識別する情報を記憶する。 <第3の発明の作用>第3の発明では、フレームのエラ
ーチェックにより廃棄した無効フレームをカウントし、
その値が予じめ規定されたしきい値を越える場合にデー
タリンク設定手順を開始する。
【0035】すなわち、フレームを受信する側の交換局
で、フレーム廃棄事象をカウントするプロセスを持つこ
とにより、特定時間内にフレーム廃棄が集中した場合
に、動的に通常のフレーム廃棄のみの制御から交換局間
での再送制御を行う手順に移行するとともに、特定の時
間内にフレーム再送条件が発生しなかった場合には、通
常のフレーム廃棄のみの制御に移行可能にする。 <第4の発明の作用>第4の発明では、所定の時間内に
データの再送が相手交換局にされなかった場合に、デー
タリンクの開放手順を行う。
【0036】交換局との間で送受信されるフレームのエ
ラー発生時に、フレームの通番情報に従って、該当する
区間で交換局にデータの再送を行い、所定の時間内にデ
ータの再送が相手交換局にされなかった場合に、データ
リンクの開放手順を行う。 <第5の発明の作用>第5の発明では、通常のエラー時
には前記フレーム廃棄のみの制御をする。
【0037】すなわち、交換局の間で送受信されるフレ
ームのエラー発生時に、データリンク解放手順を行いそ
ののち通常の属性を使用したフレーム転送を行い、通常
のエラー時には前記フレーム廃棄のみの制御をする。 <第6の発明の作用>第6の発明では、中間フレームを
受信する各交換局で該当する情報に基づき、特定の相手
先固定接続サービス部(pvc)に特別な属性を付与する。
【0038】このときには、相手先固定接続サービス部
(pvc)の識別情報を中間局間に転送することにより、中
間フレームを受信する各交換局で該当する情報に基づ
き、特定の相手先固定接続サービス部(pvc)に特別な属
性を付与する。 <第7の発明の作用>第7の発明では、廃棄のみの処理
を行う。
【0039】このときには、相手先固定接続サービス部
pvc)の中で特定の相手先固定接続サービス部pvc)のみフ
レームは再送制御の対象とせず、廃棄のみの処理を行
う。 <第8の発明の作用>第8の発明では、通信呼あるいは
条件単位に交換局間での再送制御の有りまたは無しを選
択する。
【0040】このときには、ネットワーク内の特定区間
で、通信呼あるいは条件単位に交換局間での再送制御の
有りまたは無しを選択する。すなわち、ネットワーク内
でのフレームリレーPVCを識別する呼番号を中継局間で
転送することにより、特定の呼番号の通信は所定の交換
局間でフレームの順序制御、再送制御を行うことを可能
とし同一中継回線上に多重された複数の通信において、
交換局間での順序確認、再送制御のあり/なしの分別化
を行うことができる。
【0041】
【実施例】以下に実施例を基に本発明の転送システムを
説明する。 (第1実施例) <第1実施例の概要>第1実施例は、LAPB手順制御部も
しくはLAPF手順制御部を設けた中継フレームの転送シス
テムである。 <第一実施例の内容>図8は本発明の第1実施例のフレ
ーム送受信制御部の構成を示すブロック図、図9はフレ
ームリレー手順上で送受されるフレーム構成を示す図で
ある。
【0042】なお、この転送システムの説明において
は、先に従来技術のところで説明した図12のフレーム
リレー交換網の例を参照して説明する。図8において、
フレーム受信処理部30では、交換局間中継回線300
からのフレーム情報の受信を行い、フレーム内の図9に
示すデータリンク識別子DLC1を精査して、LAPB手順
制御部32もしくはLAPF手順制御部33に引き渡す。
【0043】ここで、LAPB手順制御部32とは、リンク
アクセス手順タイプB(Link AccessProcedure-Balnced
mode)を制御する制御部のことで、CCITT勧告x.
25やx.75に採用されているハイレベルデータリン
ク制御手順(HLDC)を制御する。
【0044】このLAPB手順制御部32には、受信フレー
ムのプロトコルを制御する受信フレームプロトコル制御
部34、送信フレームのプロトコルを制御する送信フレ
ームプロトコル制御部35および再送を監視するカウン
タである再送監視カウンタ36が設けられている。
【0045】一方、LAPF手順制御部33とは、リンクア
クセス手順タイプF(Link AccessProcedure-Frame mod
e)を制御する制御部のことである。このLAPF手順制御部
33には、受信フレームのプロトコルを制御する受信フ
レームプロトコル制御部37、送信フレームのプロトコ
ルを制御する送信フレームプロトコル制御部38および
廃棄を監視するカウンタである廃棄フレームカウンタ3
9が設けられている。
【0046】このLAPF手順制御部33では、フレームフ
ォーマットの認識を行う途上で検出したエラーフレーム
は、廃棄するとともに、LAPF手順制御部32内に設けら
れた廃棄フレームカウンタ39を加算する。
【0047】フレーム送信処理部33では、LAPB手順制
御部31あるいはリンクアクセス手順タイプB(LAPB)の
手順制御から転送されるフレームを該当する中継回線へ
送出する処理を行う。
【0048】LAPB手順制御部31では、該当する中継線
上で送受されるフレームのうち、フレーム受信処理部3
0、送信回線選択制御部40から引き渡されたフレーム
データのリンクアクセス手順タイプB(LAPB)プロトコル
制御を行い、該当する中継線により接続される相手交換
局との間でのデータリンク制御プロトコルを有する。
【0049】本実施例における順序制御、再送制御の対
象となるフレームは、LAPB手順制御部31において処理
され、該当するデータリンク制御用の制御フレームの生
成、中継回線上でのフレームヘッダ部の精査、生成など
が本プロセスにおいて行われる。
【0050】また、LAPB手順制御部31内には、該当プ
ロセス上で再送が発生した場合には再送監視カウンタ3
6で再送発生回数をカウントする。なお、再送監視カウ
ンタ36の役割については後述する。
【0051】一方、LAPF手順制御部32は、該当する中
継線上で送受されるフレームのうち、フレーム受信処理
部30、送信回線選択制御部40から引き渡されたフレ
ームデータに対しては、通常のフレームリレー中継時の
転送制御を行う。
【0052】つまり、フレーム受信処理部から引き渡さ
れたデータについては、フレームのヘッデ情報の正常性
のみをチェックし、リンクアクセス手順タイプB(LAPB)
制御のような状態管理は行わない。
【0053】また、LAPF手順制御部32内には、該当す
るプロセス上もしくは、前段のフレーム受信処理部30
において、交換局間中継回線300から受信したフレー
ムでエラーとして廃棄対象となったフレームをカウント
するための廃棄フレームカウンタ39を有する。
【0054】なお、廃棄フレームカウンタ39の役割に
ついては後述する。また送信回線選択制御部40は、LAP
B手順制御部31、あるいはLAPF手順制御部32を経て
交換局間中継回線300から受信した正常フレーム内の
中継情報(NH)により、送出回線の選択を行い、相手回線
の制御プロセスへ適切な中継情報(NH)を付与して転送す
る。
【0055】また、他の回線制御プロセスより受信した
フレームデータは所定の中継情報を付加して、LAPB手順
制御部31あるいはLAPF手順制御部32へ転送する。}
図9はフレームリレー手順上で送受されるフレーム構成
を示す。
【0056】この図9において(F)はフレーム間の同期
符号を示すフラグを示し、(FCS)はフレームの誤りを検
出するためのフラグチェックシーケンスを示す。また、
図9に端末装置から交換局間での加入回線上で送信され
るフレーム内のアドレス部には、相手固定接続サービス
(PVC)の接続相手先を識別するためのデータリンク識
別子(DLCI)が付与される。
【0057】端末装置からのフレームを受信する交換局
では、受信したフレーム内のデータリンク識別子(DLCI)
により、通信相手を検索し、該当通信相手までのフレー
ム送出を行う。
【0058】この際には、次の交換局への中継フレーム
内に網内での相手固定接続サービス(PVC)の通信呼の識
別情報を含む中継付加情報(NH)を付与し、以降転送され
る各交換局に引き継がれる。
【0059】フレームを受信する各交換局では、フレー
ム内のフラグチェックシーケンス(FCS)により該当フレ
ームの正常性をチェックして、エラー時には該当フレー
ムを廃棄する。
【0060】また各交換局間で転送される中継フレーム
情報は、通常のフレームリレーにおける転送フレーム内
に、中継局間でのデータリンクプロトコル制御を可能と
するための制御フィールドを有する。
【0061】ここでフレーム内の制御フィールドには、
特定のフレーム種別を識別する要素及び情報転送用フレ
ームにおける送信/受信フレームの通番を管理する送受
信用シーケンス番号を持っている。
【0062】たとえば、端末装置からホストコンピュー
タ間の通信手順としては、一般的に普及しているHDL
C手順や、X.25パケット交換手順LAPB(HDLC-ABM)等、国
際的に標準化された通信手順を用いている。
【0063】また、中継情報用の(NH)内には、該当フレ
ームの発端末装置、着端末装置及びその組合せに対し
て、交換網内で一意に付与される相手固定接続サービス
部(PVC)の識別番号を含むものである。
【0064】相手固定接続サービス部(PVC)識別情報
は、交換網内で相手固定接続サービス部(PVC)を設定す
る際にあらかじめ各交換局に登録される情報であり、端
末よりフレームを受信した交換局において付与され、以
降の中継される交換局に引き継がれる。
【0065】したがって、端末装置から交換局間の加入
回線上で転送されるフレームのアドレス部内のデータリ
ンク識別子DLC1は、特定の通信毎に異なるが、交換
局の中継手順上では、前記の中継情報(NH)により識別が
可能であるため、交換局間で転送されるフレームのデー
タリンク識別子DLC1は、交換局間での合意により任
意の値を使用できる。
【0066】本実施例では、交換局間で転送されるフレ
ームF内のデータリンク識別子DLC1に属性を持たせ
て、該当するデータリンク識別子DLC1単位に交換局
内の中継手順制御部を選択する制御が行なわれる。
【0067】このときには、各交換局では、回線が「使
用可」の状態になった場合に、前記の登録条件により、
該当する回線がリンクアクセス手順タイプB(LAPB)手順
制御を行うか、リンクアクセス手順タイプF(LAPF)手順
制御を行うかのいずれかの送受信制御を行う。<データ
の順序補正、再送制御を行う場合の動作例>次に、図8
及び図9に示した交換局内でのフリーム転送処理を用
い、フレームリレー交換網内の特定の交換局間で、デー
タの順序補正、再送制御を行う場合の動作例を図10に
示す。
【0068】端末装置100,200からのフレームを
受信する交換局10,20,30では、受信したフレー
ム内のデータリンク識別子(DLCI)により、通信相手を検
索し、該当通信相手までのフレーム送出を行う。
【0069】図10は、図12における端末装置100
から端末装置200間の通信を対象として、端末装置1
00から連続する4つのデータフレームが送信された場
合を示している。
【0070】端末装置100から端末装置200間の通
信において、端末装置100、端末装置200との通信
を行う場合のデータリンク識別子はDLCI=Aを使用し、端
末200が端末100と通信を行う場合のデータリンク
識別子はDLCI=Bをそれぞれ使用することが、あらかじめ
加入する交換網との間で取り決められているものとす
る。
【0071】また、各交換局2,3,4はそれぞれ自局
に収容されている端末装置とその通信相手までのルーテ
ィング情報を登録する過程において、端末装置100か
ら端末装置200間での相手先固定接続サービス(PVC)
の呼A を識別するコードを図9の中継情報(NH)内に設定
可能となる旨のデータ定義を図8の送信回線選択制御部
40に所定の登録手順であらかじめ登録しておく。
【0072】また、各転送経路の中継回線を収容する回
線制御プロセスに、該当する回線上で利用するデータリ
ンクの種別を前記の登録手段の中に有する。このように
することにより、例えば、本実施例ではリンクアクセス
手順タイプF(LAPF)手順上で送受されるフレームは中継
回線上のデータリンク識別子としてDLCI=Xが使用され、
リンクアクセス手順タイプB(LAPB)手順制御上で送受さ
れるフレームはDLCI=Yが使用されることが、交換局間で
任意に合意されることになる。
【0073】図10においては、交換局2から交換局3
間の区間がリンクアクセス手順タイプF(LAPF)手順で動
作するように設定され、交換局3から交換局4の間の区
間がリンクアクセス手順タイプB(LAPB)手順で動作する
ように設定された場合であり、交換局2から交換局3の
間の各回線制御部では、リンクアクセス手順タイプF(L
APF)手順の起動とともに、直ちにフレームの転送が可能
となる状態に移行する。
【0074】交換局3から交換局4の間の回線制御部で
は、所定の設定条件によりリンクアクセス手順タイプB
(LAPB)手順の起動とともにデータリング確立の制御シー
ケンスを実行させる。
【0075】図10内のSABMフレーム、UAフレームのや
りとりは公知の技術で、以降の図9に示すフレーム内の
制御フィールドを参照して転送フレームの通番管理と再
送制御を行う。
【0076】これにより、端末100からの送信フレーム
は、交換局2から交換局3の間では、フレーム内の制御
部はその内容を精査されず、交換局3では受信するフレ
ームのエラーチェックを行い、正常であれば図8に示す
送信回線選択制御部40において、フレーム内の中継情
報を参照することにより、交換局4向け中継回線の制御
プロセスへ転送を行うことができる。
【0077】また交換局3において、交換局4への図8
に示す中継回線制御部50では、送信回線選択制御部4
0を通じて転送されたフレームが、あらかじめ設定され
た動作条件に従い、LAPB手順制御部31に引き渡され
る。
【0078】LAPB手順制御部31では、フレームフォー
マット内の制御部に、所定のシーケンス番号を付与して
交換局43に転送するとともに、リンクアクセス手順タ
イプB(LAPB)手順上で規定されるフロー制御の範囲内
で、交換局4からの応答確認を待つ。
【0079】交換局3を経由して端末装置100からの
フレームを受信する交換局4では、受信した各フレーム
の正常性チェックをLAPB手順制御部31で行い、正常で
あれば該当フレームを送信回線選択制御部40に引き渡
す。
【0080】送信回線選択制御部40では、フレーム内
の中継情報(NH)内に示される相手先固定接続サービス
(PVC)識別情報より、相手が端末装置200であること
を知り、端末200を収容する回線制御部500へ転送
する。
【0081】図10では、交換局20から送信された3つ
めのフレームデータが誤りとして検出された場合を示し
ている。この場合、交換局3からのフレームデータを受
信する交換局4側の回線制御部50では、LAPB手順制御
部31においてフレームデータがエラーとして未到着
の状態で、交換局3からのフレームデータを受信する
ことにより、フレームデータの制御フィールド内に示
される送信シーケンス番号が誤りであることを認識す
る。
【0082】すなわち、交換局4側ではフレームデータ
を未受信であるため、フレームの通番が飛び越したこ
とになる。リンクアクセス手順タイプB(LAPB)手順上で
規定される再送要求フレーム(REJ)内にフレームデー
タからの再送要求を示し、交換局3に送信する。
【0083】これにより、交換局3から交換局4の間の
中継回線上では、回線のエラー等によりフレーム化けが
発生した場合でも、端末装置からの再送を行うことな
く、交換局間でのローカル再送が可能となる。 (動的制御例)次に、前記の図8に示す回線制御におい
て、動的にリンクアクセス手順タイプF(LAPF)手順から
リンクアクセス手順タイプB(LAPB)手順に交換局間での
中継手順が移行する場合の動的制御例を図11の制御シ
ーケンスにより説明する。
【0084】図11は、図10で示した交換局2ないし
交換局3間でのフレーム転送において、通常はフレーム
リレーの中継手順である図8に示すLAPF転送制御部31
を使用するが、回線品質の一時的な悪化等で、同一の中
継交換局間で再送手順を持つ場合の方法として、図8内
に示した廃棄フレームカウンタ39とLAPB手順制御部3
1の内部に示した再送監視カウンタ36を利用した場合
の制御例を示すものである。
【0085】図10において、交換局2及び交換局3の
図8に示す各回線制御部50には、あらかじめ該当交換
局間でのフレーム転送を、データリング識別子(DLCI=
X)を使用して通常のエラーフレームは廃棄のみの動作
を行うように登録されているものとする。
【0086】図10のシーケンスフローに示すように、
端末100から端末200へ転送されるフレームが交換
局2から交換局3に連続して送信される場合、交換局3
では該当フレームを図8に示すフレーム受信処理部30
にて受信し、LAPF手順制御部31の制御プロセスにおい
て、該当フレームのフォーマットチェックを行い正常フ
レームかどうかの判断を行う。
【0087】この際には、フレーム受信処理部30及LA
PF手順制御部32のいずれかにおいてエラーと検出され
たフレームは廃棄されるとともに、図8に示した廃棄フ
レームカウンタ39を1だけ加算する。
【0088】このときの過程が<過程i>である。ま
た、図8に示すLAPF手順制御部32には所定のタイミン
グで破棄フレームカウンタ39の破棄フレームカウンタ
3値を参照し、該当タイミング内に破棄フレームが特定
数を越えているかどうかの監視を行う。
【0089】本実施例では特定数となるしきい値を2と
した場合を例示しており、所定のタイミング内のカウン
タ内値が該当しきい値を越えていない場合は、カウンタ
内の数値を初期値に設定し、次のタイミングの監視へと
移る。
【0090】このときの過程が<過程ii>である。ここ
で、所定の周期内のカウンタ値がしきい値を越えた場合
が過程iiiである。 このときには、フレームの送受信
制御部をLAPF手順制御部32からLAPB手順制御部31に
切り替え、交換局2に対してはLAPB手順制御部31より
リンクアクセス手順タイプB(LAPB)データリングの確立
シーケンスをデータリング識別子(DLCI=Y)を使用して
転送するとともに、以降自局から交換局3への送信フレ
ームはLAPB手順制御部31によりDLCI=Yを付与したフレ
ームで転送するとともに、フレーム内の制御フィールド
に適切なシーケンス番号を設定して交換局3との間で送
受されるフレームの通番管理と再送制御を開始する。
【0091】このときの過程が<過程iv>である。同様
に交換局4からのデータリング確立要求フレームを受信
する交換局3では、受信したフレームのデータリング識
別子がDLCI=Yに設定されていることにより、該当フレー
ムが通常のLAPF中継転送フレームでないことを認識し、
LAPB制御部31においてフレーム内の制御フィールドを
参照し、以降はリンクアクセス手順タイプB(LAPB)のデ
ータリング確立シーケンスに従った状態制御を行う。
【0092】このようにな過程を経てリンクアクセス手
順タイプB(LAPB)のデータリングが確立した後に送受さ
れるフレームは、アドレス部DLCI=Yを設定し、制御フィ
ールドには所定の送信シーケンス番号が付与される。
【0093】そのため、リンクアクセス手順タイプB(L
APB)データリンク確立シーケンスの途上でフレームを受
信した各交換局では該当フレームを廃棄し、リンクアク
セス手順タイプB(LAPB)のデータリンク確立後に送受さ
れるフレームに制御フィールド内のシーケンス番号の初
期値を設定する。
【0094】リンクアクセス手順タイプB(LAPB)データ
リンク確立により、リンクアクセス手順タイプB(LAPB)
の制御手順でフレームの送受を行う各交換局では、所定
の時間内にフレームの再送を行ったかどうかを精査する
ため、図9に示すような再送監視カウンタ36を有す
る。
【0095】各交換局では所定のタイミングで再送監視
カウンタ36を参照し、該値があらかじめ設定されたし
きい値(本実施例では1回)を越えていないかどうかを
チェックし、前記のタイミング内に規定回数以上の再送
が行われていた場合にはリンクアクセス手順タイプB(L
APB)のデータリンクを保持し、カウンタ内の値を初期値
に設定し、次タイミングの監視へと移る。
【0096】このときの過程は<過程v>である。また
再送監視カウンタ36では、再送監視カウンタ値が特定
のタイミング内に規定回数以下の値であった場合が<過
程vi>である。
【0097】該当交換局では、相手交換局に対してリン
クアクセス手順タイプB(LAPB)データリンクの開放要求
(DISCフレーム)を送出する。リンクアクセス手順タイ
プB(LAPB)データリンク開放要求を受信した交換局は、
相手局からのリンクアクセス手順タイプB(LAPB)データ
リンクの開放が行われたことを、受信フレームの制御フ
ィールドより認識し、以降所定の応答フレーム(UA)を
返送し、以降のフレーム送受信制御をLAPB手順制御部か
らLAPF制御部に切り替える。
【0098】このときの過程が<過程vii>である。こ
れにより、初期設定時と同様に交換局間での中継手順が
フレームの廃棄制御のみを対象とする通常のリンクアク
セス手順タイプF(LAPF)手順に再移行する。
【0099】このように、本発明ではフレームの送受信
を管理するプロトコル制御部があらかじめ再送制御を対
象とする制御プロセスと再送制御の対象としないプロセ
スの両者を具備しておき、転送するフレームのアドレス
部内に示されるデータリンク識別子で判断する方式を挙
げている。従って、フレーム送信側の交換局では、あら
かじめ登録された特定の相手先固定接続サービス(PVC)
に対して、図9に示す送信回線選択制御部40で他の回
線制御部50Bから転送されたフレームデータの中継情
報(NH)を参照することにより、特定のフレームは図1
1に示したLAPB手順制御部31のデータリンク上で相手
交換局との間のフレーム転送が行われている場合にもそ
の対象とせずLAPF手順制御部32に転送することによ
り、DLCI=Xで相手局に送信することによりLAPF手順での
転送が可能となり、つまり一つの中継回線上にリンクア
クセス手順タイプF(LAPF)手順とリンクアクセス手順タ
イプB(LAPB)手順の両データリンクが混在して、そのど
ちらを使用するかは相手固定接続サービス部(PVC)通信
呼単位に選択が可能となる。
【0100】以上みてきたように本実施例では、フレー
ムリレー交換局間で転送される中継フレーム情報と、各
交換局での該当フレームの送受信動作を示し、以下の中
継転送を実現することが可能になる。
【0101】すなわち、ネットワーク内で複数の中継交
換局が介在する通信の場合に、特定の交換局では中継回
線上で転送されるフレームの順序確認と、再送を行うこ
とにより、該当する区間での転送フレームの保証を可能
にすることができる。
【0102】また、従来のフレームリレー中継の範囲内
で、フレーム受信時にエラーの場合は廃棄のみを行う
が、特定時間内にフレームの廃棄が多発する場合に、該
当区間でのフレームの保証を可能とする動作に移行する
ことができる。
【0103】さらに、相手先固定接続サービス(PVC)
単位に、端末間での再送に任せる場合と、網内でフレー
ムデータを保証する場合との差別化を行い、中継回線上
には2つのデータリンクが存在し、各データリンク毎に
対象とする相手先固定接続サービス(PVC)通信の振り分
けを可能にすることができる。
【0104】よって、本実施例では、フレームリレー交
換網内で、障害が多発するような回線を含む場合や、通
信により再送が発生すると端末間のレスポンスに影響す
るようなケースにも対応し、より効率的な通信条件を確
保するフレームリレー交換網を構築することができる。
【0105】(本実施例の変形実施例1)上記のフレー
ム受信処理部30及びフレーム送信処理部33は、通信
用の回線LSI ハードウェア、一部ソフトウェア制御も含
む構成からなり、各LAPF手順制御部32、送信回線選択
制御部40は、各交換局での動作を行うファームウェア
として、ソフトウェア上のプログラムで構成することが
可能である。
【0106】これらの詳細な構成については、本発明の
内容による所ではなく、広く一般的な通信機器のプログ
ラムに適用可能である。 (本実施例の変形実施例2)また、本実施例では、中継
交換局間でデータの保証を可能とするため、データリン
ク管理を公知の技術であるリンクアクセス手順タイプB
(LAPB)手順を使用して行うことを例に挙げたが、図9に
示す制御フィールドとそれに付随する制御手順を持つこ
とにより、リンクアクセス手順タイプB(LAPB)手順以外
の手順によって適用することが可能である。
【0107】
【発明の効果】以上に説明したように本発明では、フレ
ームリレー交換局間で、複数の中継交換局が介在する通
信の場合に、特定の交換局では中継回線上で転送される
フレームの順序確認と、再送を行うことにより、該当区
間での転送フレームの保証を可能にすることができる。
【0108】また本発明によれば、従来のフレームリレ
ー中継の範囲内で、フレーム受信時にエラーの場合は廃
棄のみを行うが、特定時間内にフレームの廃棄が多発す
る場合に、一時的に該当区間でのフレームの保証を可能
とする動作に移行することができる。
【0109】さらに本発明によれば、ネットワーク内で
複数存在する相手先固定接続サービス(PVC)単位に、
端末間での再送に任せる場合と、網内でフレームデータ
を保証する場合との差別化を行うことにより、中継回線
上には2つのデータリンクが存在し、各データリンク毎
に対象とする相手先固定接続サービス(PVC)を振り分け
ることができる。
【0110】よって、フレームリレー交換網内では、特
定の中継区間に上記転送方式を併用することにより、障
害が多発するような回線を含む場合や、通信により再送
が発生すると端末間のレスポンスに影響するようなケー
スにも対応し、より効率的な通信条件を確保するフレー
ムリレー交換網を構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1および第2の発明の原理を示すブロック図
である。
【図2】第3発明の原理を示す図である。
【図3】第4発明の原理を示す図である。
【図4】第5発明の原理を示す図である。
【図5】第6発明の原理を示す図である。
【図6】第7発明の原理を示す図である。
【図7】第8発明の原理を示す図である。
【図8】本発明中継転送システムにおける各交換機の回
線制御部の制御ブロック図を示す。
【図9】本発明中継転送システムにおける中継回線上の
転送フレームフォーマットを示す図である。
【図10】本発明の中継転送システムを利用し、特定の
中継区間でフレーム再送手順を持つ場合のフレーム転送
例を示す。
【図11】本発明の中継転送システムにより、過渡的に
中継区間でのフレーム転送制御を変化させる場合の流れ
を示すシーケンス図である。
【図12】従来および本発明の対象となるフレームリレ
ー交換網の構成を示す図である。
【図13】従来のフレームリレー交換網における端末回
路上、中継回線上の各転送フレームフォーマットを示す
図である。
【符号の説明】
1 フレームリレー交換網 2〜4 フレームリレー交換局 5,6 変換装置 30 フレーム受信処理部 31 LAPB手順制御部 32 LAPF手順制御部 33 フレーム送信処理部 34 受信フレームプロトコル制御部 35 送信フレームプロトコル制御部 36 再送監視カウンタ 37 受信フレームプロトコル制御部 38 送信フレームプロトコル制御部 39 廃棄フレームカウンタ 40 送信回線選択制御部 50 回線制御部 100,110,120 フレームリレー手順端末装置 200,210 X.25パケット通信端末装置 300 交換局間中継回線 PVC 相手先固定接続サービス部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信相手を特定の相手に固定した接続
    を行う相手先固定接続サービス部(pvc)を設けたフレー
    ムリレー交換網内での交換局間の中継システムであっ
    て、 前記フレームリレー交換網における通信データの通番管
    理・再送制御を行うデータリンク手順を前記交換局内に
    有する場合と、前記通信データの誤り検出時に誤りが検
    出された通信データを廃棄してデータリンクの管理を行
    うデータリンク管理手順を前記交換局内に有しない場合
    の,両者に共通して使用可能なフレームメモリと、 このフレームメモリより読み出された通信データを、各
    中継交換局内の自局から相手局に転送して再送制御を行
    う対象となる交換局の区間と、データの廃棄のみを行う
    対象となる交換局の区間を,上記相手先固定接続サービ
    ス部(pvc)の通信呼単位に選択する対象選択部とを備え
    た、中継転送システム。
  2. 【請求項2】 前記フレームメモリは、前記交換局間
    で合意される任意のフレームの属性情報を記憶するフレ
    ーム属性情報部と、 そのフレームの通番管理・再送制御をする制御フィール
    ド部と、 該当するフレームの発着元および網内の前記相手先固定
    接続サービス部(pvc)の呼を識別する局間中継情報部か
    ら成る、 請求項1記載の中継転送システム。
  3. 【請求項3】 前記フレーム受信側の交換局ではフレ
    ームの良否をチェックするエラーチェックにより廃棄し
    た無効フレームを計数するカウンタを有し、そのカウン
    タが所定の時間内に予じめ規定されたしきい値を越える
    場合に、交換局内の前記フレーム属性情報部に通常と異
    なる値を設定したフレームを使用して順序制御・再送制
    御をしてデータリンクの設定手順を決めるデータリンク
    設定手順を開始する、 請求項1または請求項2に記載の中継転送システム。
  4. 【請求項4】 前記交換局との間で送受信されるフレ
    ームのエラー発生時に、前記フレームの通番情報に従っ
    て、該当する交換局の区間でデータの再送を行い、所定
    の時間内にデータの再送が相手交換局にされなかった場
    合に、データリンクの開放を決める手順を行う、 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の中継転送シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記交換局の間で送受信されるフレー
    ムのエラー発生時に、前記データリンク解放手順を行い
    そののち通常の属性を使用したフレーム転送を行い、通
    常のエラー発生時には前記フレーム廃棄のみの制御に移
    行する、 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の中継転送シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 前記フレームリレー交換局間の中継シ
    ステムに関し、前記相手先固定接続サービス部(pvc)の
    識別情報を中間の交換局に転送し、その中間局から相手
    局に送信されたフレーム情報に基づき、特定の相手先固
    定接続サービス部(pvc)に特別な属性を付与する、 請求項1ないし請求項5のいずれかにに記載の中継転送
    システム。
  7. 【請求項7】 前記相手先固定接続サービス部pvc)の
    中で特定の相手先固定接続サービス部pvc)のみフレーム
    の再送制御の対象とせず、廃棄処理の対象とする、 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の中継転送シ
    ステム。
  8. 【請求項8】 前記ネットワーク内の特定区間で、通
    信呼あるいは条件単位に交換局間での再送制御の有りま
    たは無しを選択する再送制御有無選択部を設けた、 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の中継転送シ
    ステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008078715A (ja) * 2006-09-19 2008-04-03 Ricoh Co Ltd 遠隔管理システム、管理装置、及び、送受信制御プログラム
KR100872415B1 (ko) * 2006-03-03 2008-12-05 삼성전자주식회사 중계기를 사용하는 무선 접속 통신시스템에서 패킷 전송장치 및 방법

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